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    元スレ勇者「魔王倒すまで何度でも蘇る」

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    102 = 99 :

    105 = 19 :

    106 = 41 :

    寝起き保守

    107 :

    読み終わったら予定時刻前か
    テンション上がるぜ

    108 = 52 :

    109 :

    111 = 15 :

    わざわざ保守してくれたのか。ありがとう
    ぼちぼち書いてく

    113 = 52 :

    待ってたで

    114 = 41 :

    おお、おかえり

    116 = 19 :

    きたな

    117 = 15 :

    盗賊「僧侶姉ちゃん。あの商人の兄ちゃん兄貴の知り合いなのかなぁ?」

    僧侶「さぁ……。でもそんな様子ではありましたよね。もしかしたら昔の仲間の人かも」

    盗賊「昔ってー、兄貴いつから勇者やってんだよ? ぶっちゃけ俺と歳変わらないだろー」

    僧侶「えっと~」

    盗賊「むぅ、まだ俺にだけ隠してる話あるんだな!? そういうのずるいぜ!」

    僧侶「いやずるいって……」

    僧侶「ほらほら、そんな事よりどれが勇者様に合う防具か見てくださいよ」

    盗賊「それならコレだなっ!」

    僧侶「あら、盗賊さんセンスありませんね」

    盗賊「えぇー? わっかんねーなぁ……」

    118 :

    ちょっと話飛んでね?

    119 = 15 :

    商人「久しぶりだな。もうあの頃から3年は経つのかな」

    勇者「そんな実感は俺にはないな。だけど、お前が生きてて良かったよ」

    勇者「町の再建はしっかりいったのか?」

    商人「ああ、お陰様で。だけど悪いな、俺の我儘でお前たちから勝手に離れちゃってよ」

    勇者「気にする事はないよ。こっちこそ俺の勝手でお前には付き合って貰っていたんだからな」

    勇者「……それより、話は聞いていないのか」

    商人「ん? 何の話さ。戦士や魔法使い、それに武闘家ちゃんのことかい?」

    勇者「うっ……」

    商人「仲間は皆死んでいるのに、お前だけは生きてる。だから責めないかと」

    商人「責めるわけねーだろ。お前はみんなの分まで今もこうして旅を続けてるんだろう?」

    商人「気にするなよ!」ニコ

    勇者「商人、お前……」

    120 = 52 :

    商人「(ククク、チョロい奴め…)」

    121 = 41 :

    同じ人のセリフなのに区切られてるのがRPGっぽいな

    122 = 15 :

    商人「ていうか勇者、あの頃と見た目まったく変わってないじゃないか」

    勇者「あ、ああ。お前は老けたな……」

    商人「まだこれでも三十路前半なんですけどね。いや、十分老けたと言っていいか」

    勇者「雰囲気もどこか落ち着いた気がする。あの頃はムードメーカーみたいな奴だったから」

    勇者「武闘家とバカばっかりやっててさぁ、それでいつも戦士に怒られて。懐かしいなぁ……」

    勇者「……でも、もうみんなは俺のせいでいなくなっちまった。商人だけだよ、生きてるの」

    勇者「本当にすまない」

    商人「だ、だから気にするなって話しただろ?お前は悪くないんだよ~」

    商人「それに例えみんなが生きてても、所詮は他人だ。どうってことねーよ……あはは」

    勇者「……本当にそう思ってるのか?」

    商人「ん?」

    勇者「悪い、そろそろ宿屋へ帰るよ。ガキどもが待ってるかもしれない」

    勇者「じゃあ、また明日にでも……」

    商人「……ああ、また明日。勇者」

    123 = 15 :

    がちゃり

    盗賊「おっ、勇者の兄貴。もっと遅い帰りになるかもと思ってたぞー?」

    僧侶「おかえりなさい。あの方は昔の知人ですよね? 久しぶりに知り合いと会えてどうでしたか?」

    勇者「……すぐに村を出るぞ。荷物まとめておけ」

    僧侶「えっ」

    盗賊「兄貴ぃー、気が早すぎだぜぇー! まだ飯も食ってねーのにさぁ……」

    勇者「ここの飯も食うな。いいか、こっそり出て行く。誰にも気づかれるなよ」

    僧侶「本当にどうなされたのですか?様子が変です。焦ってるようにも見えますし……」

    勇者「こんな村、来るんじゃなかった……!」

    勇者「行くぞ」

    盗賊「兄貴どうしちゃったわけぇ?」

    僧侶「さ、さぁ?」

    124 = 70 :

    人の怨みほど怖いものは無い

    125 = 15 :

    盗賊「ちょっと兄貴ぃー!いくら何でもコソコソしすぎじゃねぇのかー?これじゃあ泥棒みたいだぜ」

    勇者「静かにしろ。ここまで来たら一気に村の外れまで逃げるぞ」

    僧侶「本当に今村を出るおつもりなのですか?夜は魔物も活発になっていて、危ないですよ?」

    勇者「人間を相手にするよりましだ。行くぞ」

    盗賊「なんかよくわかんねー。けど、兄貴がそうしたいなら俺は付き合うまでだぜ!地獄の果てまででも行けるし!」

    僧侶「あっ、お二人とも待っ―――」

    がしっ

    僧侶「むぐぅ!?」

    126 :

    「」がしっ

    127 :

    おれ「ぴきぃっ」

    128 :

    私怨

    129 = 15 :

    僧侶「ゆ、ゆうしゃさまっ!!」

    傭兵「大人していろ、女。そして勇者お前も大人しくこちらへ来るんだ、武器は下におけよ」

    盗賊「僧侶姉ちゃん! 兄貴、あいつら何だよ! なんかいっぱい出てきたぜー……!?」

    傭兵たちに かこまれてしまった !

    勇者「お前たちは雇われ兵か。何故こんな真似をする?その女は俺とは関係ないぞ」

    「それならこの娘の首を、お前の前でへし折っても痛くも痒くもねーのかな?」

    盗賊「あっ、あの時の兄ちゃん!!」

    勇者「……や、やめてくれ、商人」

    商人「どうした? もう少し非情を振舞っていろよ、情けなく見えるぞ~勇者くん」

    僧侶「一体これはどういうことですか!」

    勇者「復讐のつもりなら、俺だけにしてくれ。こいつらは何も関係ないんだ……」

    商人「どうせお前殺しても死なないし、それじゃあ面白味がねぇだろ?」

    商人「少しは俺たちの気持ちを勇者サマにも理解いただけるよう、同じ目に合っていただくのもよろしいかと思いましてねぇ」

    傭兵「」シャキーン

    僧侶「ひっ……」

    130 = 15 :

    盗賊「この野郎!! よくわかんねーけど、兄貴の弱みにつけ込みやがって!」

    勇者「よせ、いいんだ。俺が悪いんだから」

    勇者「……おい、これがお前の目的なのか?」

    商人「いや、魔物たちから頼まれてねぇ、お前を暫く拘束しておけと。そしたらこの村は襲わないでいてくれるんだと」

    商人「お前みたいなのでも、魔物たちから脅威だと思われるらしいぜ?」

    商人「だから勇者!俺たちの犠牲になってくれよ!」

    僧侶「そんな勝手を勇者様が吞むわけありません。どうか私のことは気にしないで」

    傭兵「やかましいぞ!」バキィッ

    僧侶「うっ……」

    盗賊「僧侶姉ちゃん!! あ、兄貴……俺我慢の限界だぜ……」

    商人「攻撃してきたら女は殺すぞ」

    盗賊「しなくても殺すつもりだろーがっ!! その前に俺がてめぇら八つ裂きにして殺す!!」

    勇者「よ、よせ……ダメだ……」

    盗賊「兄貴っ!! ダメなんかじゃない、俺を止めるな!!」

    132 = 88 :

    魔王さえ倒せば無限ループから抜け出せるのだろうか
    いっそ勇者が復活する場所に拠点作って魔王側として人類滅ぼそうぜ

    133 = 63 :

    寝返っちまえよ

    134 = 15 :

    商人「腰ぬけ勇者様は俺を傷つけたくないんだろう? お前のことは手に取るように分かるぞ」

    商人「甘い奴だからなぁ。それで何度身を滅ぼしてることか。なぁ?」

    勇者「すまない……みんなは、武闘家も、俺の勝手で殺したようなものだ」

    勇者「何度謝っても許されないとは分かっているさ。でも、その娘には手を出さないで欲しい」

    僧侶「ゆ、勇者様!」

    勇者「俺を何度痛めつけても、拷問でも何でもいいから……好きにしてください。だからお願いします」

    盗賊「兄貴そんなのカッコ悪ィぞ! こんなゲスどもに頭下げる必要ねぇってば!」

    商人「そういう態度が気に食わない。むしろ開き直ってくれた方が清々しいもんだぜ……」

    商人「女を殺せ」

    傭兵「うっす!」

    僧侶「ゆうしゃさま……とうぞくさん……。た、たすけて」ガタガタ

    勇者「!」

    135 = 19 :

    僧侶さんのキャラがぶれた…だと!?

    136 = 127 :

    商人「今、なんでもするって言ったよね?」

    137 = 126 :

    よっしゃケツだせ

    138 = 15 :

    勇者のこうげき! 傭兵をたおした!

    勇者のこうげき! さらに傭兵をたおした!

    勇者のこうげき!

    傭兵「こ、こいつ! 人質がどうなってもいいのか! 滅茶苦茶なことを」

    商人「構うものか、女を殺ればあいつは止まる! 早くしろよ!」

    傭兵「は、はい……っ」

    勇者はメラをとなえた!

    傭兵「ぎゃああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ…」

    僧侶「勇者様!」

    盗賊「姉ちゃん無事だったか! 良かったなぁ殺されずに済んで! やっぱ兄貴はサイコーだぜ!」

    勇者「下っていろ、僧侶、盗賊。俺はこいつと蹴りをつけなきゃいけないんだ」

    商人「その為に俺をわざわざ最後に残したのか……。勇者様がいいのか?傭兵とも言えど、人間を殺したりして」

    勇者「見た目はどうあれ、悪意を持って傷つけてきやがる奴は俺にとって魔物同然だ」

    商人「なら、俺の大切な女を殺したお前だって、俺にとっては魔物みたいなもんだ。憎くて憎くて堪らない!」

    勇者「知ってる。さっきお前と話をした時、ずっと嫌な感じがしていたんだ」

    139 :

    おらしゃぶれよ

    140 = 63 :

    みんな勇者の扱い酷すぎだろ

    141 = 15 :

    勇者「直感で理解できた。「ああ、こいつは俺が嫌いなんだって」な」

    商人「それならどうする? 俺も殺すのか?」

    勇者「できるか、そんな事……。お前を殺せないよ……」

    盗賊「兄貴!そんな屑に何躊躇してんだよ!」

    商人「そうだ。俺はお前の敵だぞ。どこまで甘えてやがるんだよ、ムカつく野郎だぜ!」

    僧侶「勇者様、経緯はどうあれ、彼らは魔物へ加担しようとしたのです。それを忘れないでください」

    盗賊「そうだ兄貴! このままこいつ放っておいても、魔物に俺たちの情報流されるだけだぜぇ!」

    勇者「だからって俺に商人を殺せって?仲間だったんだぞ、仲良かったんだぞ?」

    勇者「い、嫌だぁ……」

    商人「お前、蹴りをつけるとか言ったのはただのカッコ付けかよ。本当に弱くなったんだなお前」

    勇者「うるさい、うるさい……!」

    142 :

    支援
    今こんな漫画あったら超読むのにな

    143 = 63 :

    弱くなったってことは昔は強かったんだな

    144 = 15 :

    勇者「な、なぁ? 俺たちもう一度やり直せないかな!?」

    僧侶・盗賊「!?」

    勇者「ほら、またお前が仲間になってくれてさ……ガキの面倒は俺だけじゃ見きれないんだよ!」

    勇者「だからお前と俺でさ! なぁ、いいだろ? 少し考えてくれてもいいんじゃないか?」

    商人「……お前、俺が死んだらどうなるかな?」

    勇者「えっ」

    商人は ナイフで のどをさした !

    商人「うげぇえええぇぇぇ~……」

    勇者「えっ、何してんだよ……お前、よせよ……!」

    商人「へ、へへ。ざまぁ見ろ、一生苦しめクソ野郎……」

    商人「」ガクッ

    勇者「やめろよぉ……おい……うそだろ」

    145 = 63 :

    勇者頑張れよー

    146 :

    勇者カワイソス

    147 = 15 :

    僧侶(あの出来事から数日が経過しました。勇者様はずっと塞ぎこんでいて、私たちが調子が出ません)

    僧侶(さらに厄介なことに、勇者様は新たに刃物恐怖症を抱えてしまったのです)

    勇者「おい、ナイフはもっと見えないところにしまってくれ。さっきからチラチラって怖いんだ……」

    盗賊「俺ぇ? でもすぐに魔物と戦えるように、出し易いとこ入れてんだ。兄貴、悪いけど~」

    勇者「いい、じゃあお前を俺は見ないでいる……」

    盗賊「えぇ!? 俺を見てくれよ兄貴ぃー! ほら、ほら!」

    勇者「やめろぉー!!」

    僧侶「その歳になってトラウマができるとは珍しい話ですが、まぁ、色々ありましたからね」

    僧侶「それにしても刃物が怖くて結局ひのきのぼうのままだなんて……」

    勇者「うるさい。俺はこれが気に入ったんだ、別にいいだろ……!」

    148 :

    この勇者幼児化してないか

    149 = 15 :

    盗賊「鈍器系使うなら兄貴ハンマーとか斧とか似合うんじゃねぇかなぁー」

    勇者「嫌だね。俺はひのきのぼうが一番しっくり来るんだ。そんな危ないの振り回してたまるものか!」

    僧侶「あ、危ないって……」

    盗賊「まぁ兄貴魔物と戦わないし、それでいっかぁ~。戦闘は俺と僧侶姉ちゃんに任せとけよな!」

    勇者「不服だが、まぁ……ただ、危なくなったら俺を置いてでもいいから逃げろ」

    勇者「いのちをたいせつに。それがお前たちの作戦だ、それだけは絶対守ってくれ」

    僧侶「ええ、わかっていますよ。勇者様も無茶だけはなさらないように!」

    盗賊「おぉ! 魔物の気配が近づいて来たぜぇ!」

    魔物のむれがあらわれた!

    勇者「い、いいか。いのちをたいせつにだぞ……頑張れ……!」

    盗賊「あいよー!」


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