私的良スレ書庫
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アスカ「あっそ。ならいいわ」
それだけ言って、彼女は去っていく。
シンジ「……」
取り巻きA「……」
取り巻きB「……」
取り巻きC「……」
取り巻きから注がれる殺意の目線。
僕と彼女が会話していたのが、気に食わないらしい。
逃げるように、屋上へ向かった。
それだけ言って、彼女は去っていく。
シンジ「……」
取り巻きA「……」
取り巻きB「……」
取り巻きC「……」
取り巻きから注がれる殺意の目線。
僕と彼女が会話していたのが、気に食わないらしい。
逃げるように、屋上へ向かった。
綾波「碇君」
放課後、さっさと家に帰ろうとする僕を呼びとめる声。
綾波レイだった。
シンジ「……なに?」
綾波「日誌のサイン、書いて」
黒板を確認する。
そこには、僕と彼女の名が記されていた。
シンジ「ごめん。今日、日直だったんだね」
綾波「ええ」
シンジ「日直の仕事、一人でやらせちゃったね。本当にごめん」
綾波「いいわ、別に」
放課後、さっさと家に帰ろうとする僕を呼びとめる声。
綾波レイだった。
シンジ「……なに?」
綾波「日誌のサイン、書いて」
黒板を確認する。
そこには、僕と彼女の名が記されていた。
シンジ「ごめん。今日、日直だったんだね」
綾波「ええ」
シンジ「日直の仕事、一人でやらせちゃったね。本当にごめん」
綾波「いいわ、別に」
シンジ「日誌は、もう書き終わってる?」
綾波「いいえ。半分だけ」
シンジ「残りは僕が書くよ。綾波さんはサインだけ書いて、帰っていいよ」
日誌には、その日の出来事を書き、日直二人のサインを記さねばならない。
そのため、僕はそう申し出たのだが、彼女は首を振った。
綾波「私も残るわ」
シンジ「どうして?」
綾波「仕事だから」
無理に否定する必要はない。
シンジ「そっか」
綾波「ええ」
綾波「いいえ。半分だけ」
シンジ「残りは僕が書くよ。綾波さんはサインだけ書いて、帰っていいよ」
日誌には、その日の出来事を書き、日直二人のサインを記さねばならない。
そのため、僕はそう申し出たのだが、彼女は首を振った。
綾波「私も残るわ」
シンジ「どうして?」
綾波「仕事だから」
無理に否定する必要はない。
シンジ「そっか」
綾波「ええ」
僕は、日誌を書きすすめる。
彼女は無言のまま、隣に座っている。
シンジ(こういう時って、話しかけた方がいいのかな)
シンジ(出来れば、話したくないけど)
シンジ(でも、綾波に悪い気がする)
シンジ(……それに)
聞きたいことが、あった。
シンジ「綾波、さん」
綾波「なに?」
シンジ「綾波さんの両親は、元気?」
彼女は無言のまま、隣に座っている。
シンジ(こういう時って、話しかけた方がいいのかな)
シンジ(出来れば、話したくないけど)
シンジ(でも、綾波に悪い気がする)
シンジ(……それに)
聞きたいことが、あった。
シンジ「綾波、さん」
綾波「なに?」
シンジ「綾波さんの両親は、元気?」
綾波「私のお父さんとお母さん?」
シンジ「うん」
綾波「二人とも、健康そのものよ」
シンジ「そっか」
思わず、笑みをもらしてしまう。
不思議に思ったのか、彼女が問いかけてくる。
綾波「何故、そんなことを聞いたの?」
シンジ「特に意味はないよ」
綾波「……碇君の両親は」
シンジ「ああ、僕が小さい頃に事故でね」
そういうことになっていた。
だから、そう答えた。
シンジ「うん」
綾波「二人とも、健康そのものよ」
シンジ「そっか」
思わず、笑みをもらしてしまう。
不思議に思ったのか、彼女が問いかけてくる。
綾波「何故、そんなことを聞いたの?」
シンジ「特に意味はないよ」
綾波「……碇君の両親は」
シンジ「ああ、僕が小さい頃に事故でね」
そういうことになっていた。
だから、そう答えた。
しかし、ふと、彼女の顔を見ると、ばつの悪いような顔をしていた。
そして、自分の失態に気付く。
シンジ「あ……ごめん」
綾波「いいえ、私の方こそごめんなさい」
シンジ「謝らないで。話の流れを作ったのは僕だから」
綾波「でも」
シンジ「両親が死んだのは物心つく前だったから、僕にとってはそれが当り前で、本当にいいんだ」
綾波「……」
シンジ「綾波さんに親のことを聞いたのは……ほら、この前の授業参観で、綾波さんの両親は二人揃って来てたでしょ?」
綾波「ええ」
シンジ「それがなんだか微笑ましくて、聞いてみたくなったんだ」
綾波「……そう」
そして、自分の失態に気付く。
シンジ「あ……ごめん」
綾波「いいえ、私の方こそごめんなさい」
シンジ「謝らないで。話の流れを作ったのは僕だから」
綾波「でも」
シンジ「両親が死んだのは物心つく前だったから、僕にとってはそれが当り前で、本当にいいんだ」
綾波「……」
シンジ「綾波さんに親のことを聞いたのは……ほら、この前の授業参観で、綾波さんの両親は二人揃って来てたでしょ?」
綾波「ええ」
シンジ「それがなんだか微笑ましくて、聞いてみたくなったんだ」
綾波「……そう」
これで、ミスは取り消せたはずだ。
恐る恐る彼女の様子を窺う。すると。
綾波「……でも、あれは少し恥ずかしかったわ」
シンジ「どうして?」
綾波「だって、両親二人揃って来ているところなんて、私の家だけだったもの」
そういって、少し困ったような笑みを浮かべた。
恐る恐る彼女の様子を窺う。すると。
綾波「……でも、あれは少し恥ずかしかったわ」
シンジ「どうして?」
綾波「だって、両親二人揃って来ているところなんて、私の家だけだったもの」
そういって、少し困ったような笑みを浮かべた。
日誌を書き終え、彼女に言う。
シンジ「後は先生に届けるだけだから、先に帰っていいよ」
綾波「でも」
シンジ「少しくらいは僕一人でやらないと、綾波さんに申し訳ないんだ」
冗談めかして言うと、納得してくれたようだった。
綾波「それじゃ、碇君」
シンジ「うん、さよなら」
綾波「さようなら」
シンジ「後は先生に届けるだけだから、先に帰っていいよ」
綾波「でも」
シンジ「少しくらいは僕一人でやらないと、綾波さんに申し訳ないんだ」
冗談めかして言うと、納得してくれたようだった。
綾波「それじゃ、碇君」
シンジ「うん、さよなら」
綾波「さようなら」
ようやく一人になり、僕は思う。
シンジ(綾波レイ)
シンジ(普通の女子生徒)
シンジ(普通に友達を作り、普通に生活をして、普通に笑う)
シンジ(少し内向的で、変わったところもあるけれど)
シンジ(それでも、普通の女子生徒の域を出ない程度)
シンジ(綾波の両親は)
シンジ(綾波ユイ)
シンジ(そして)
シンジ(綾波……ゲンドウ)
シンジ(綾波レイ)
シンジ(普通の女子生徒)
シンジ(普通に友達を作り、普通に生活をして、普通に笑う)
シンジ(少し内向的で、変わったところもあるけれど)
シンジ(それでも、普通の女子生徒の域を出ない程度)
シンジ(綾波の両親は)
シンジ(綾波ユイ)
シンジ(そして)
シンジ(綾波……ゲンドウ)
シンジ(仲のいい夫婦)
シンジ(何の問題もない夫婦)
シンジ(……まぁちょっと、過保護すぎるけど)
シンジ(綾波の家族は、一般的な幸せを手にしている)
シンジ(僕は、それが嬉しい)
嬉しいはずなんだけれど。
シンジ(でも、同時に少しだけ……寂しい)
シンジ(こんなこと考える資格は、僕にはないのに)
シンジ(……)
シンジ(何の問題もない夫婦)
シンジ(……まぁちょっと、過保護すぎるけど)
シンジ(綾波の家族は、一般的な幸せを手にしている)
シンジ(僕は、それが嬉しい)
嬉しいはずなんだけれど。
シンジ(でも、同時に少しだけ……寂しい)
シンジ(こんなこと考える資格は、僕にはないのに)
シンジ(……)
帰り道、またしても不良たちに連れ込まれ、暴行を受けた。
今日は金目当てではないらしい。
シンジ「うぐっ……」
不様に横たわる僕に、不良たちは目もくれない。
不良A「あー、スッキリした」
不良B「ゲーセンのパンチングマシーンより、やっぱこれだよな」
不良C「サンドバッグ碇君?」
不良A「点数が良ければ、景品にお財布が貰えますってか」
不良B「そりゃいいわ」
不良C「ギャハハハハハ」
今日は金目当てではないらしい。
シンジ「うぐっ……」
不様に横たわる僕に、不良たちは目もくれない。
不良A「あー、スッキリした」
不良B「ゲーセンのパンチングマシーンより、やっぱこれだよな」
不良C「サンドバッグ碇君?」
不良A「点数が良ければ、景品にお財布が貰えますってか」
不良B「そりゃいいわ」
不良C「ギャハハハハハ」
そうして、不良たちは去って行った。
僕も帰ろうと思ったのだが、うまく足に力が入らない。
シンジ(痛いなぁ)
シンジ(でも、怪我が酷いって訳じゃない)
シンジ(立てないのは、怖いから)
シンジ(怖くて、足が震えているんだ)
拳をぎゅっと握る。
シンジ(暴力は怖い)
シンジ(……)
シンジ(でも、戦いはもっと怖かった)
シンジ(もう二度と、あんなこと)
シンジ(……)
僕も帰ろうと思ったのだが、うまく足に力が入らない。
シンジ(痛いなぁ)
シンジ(でも、怪我が酷いって訳じゃない)
シンジ(立てないのは、怖いから)
シンジ(怖くて、足が震えているんだ)
拳をぎゅっと握る。
シンジ(暴力は怖い)
シンジ(……)
シンジ(でも、戦いはもっと怖かった)
シンジ(もう二度と、あんなこと)
シンジ(……)
足音がした。
近づく人影が語りかける。
カヲル「また、やられていたんだね」
シンジ「渚、君」
カヲル「キミはどうして」
シンジ「え?」
カヲル「いや、その」
シンジ「……?」
カヲル「……」
なにか言いたげに口をもごもごとさせた後、僕の横にしゃがみ込む。
近づく人影が語りかける。
カヲル「また、やられていたんだね」
シンジ「渚、君」
カヲル「キミはどうして」
シンジ「え?」
カヲル「いや、その」
シンジ「……?」
カヲル「……」
なにか言いたげに口をもごもごとさせた後、僕の横にしゃがみ込む。
無言の時間。
やがて、彼が言う。
カヲル「キミは、どうして反抗しないんだ?」
シンジ「反抗?」
カヲル「加害者側の僕がこんなこと聞くの、おかしいのは分かっているけれど」
シンジ「……」
カヲル「どうしても分からなくて。キミの答えが聞きたい」
シンジ「大層な答えは持ち合わせてないよ」
カヲル「それでもかまわない」
やがて、彼が言う。
カヲル「キミは、どうして反抗しないんだ?」
シンジ「反抗?」
カヲル「加害者側の僕がこんなこと聞くの、おかしいのは分かっているけれど」
シンジ「……」
カヲル「どうしても分からなくて。キミの答えが聞きたい」
シンジ「大層な答えは持ち合わせてないよ」
カヲル「それでもかまわない」
シンジ「怖いからだよ」
カヲル「怖い?」
シンジ「暴力を振るうことがね。それに、僕があの人達に敵うわけないし」
カヲル「……いや」
彼は首を振る。
シンジ「えっ?」
カヲル「僕が聞きたいのは、そういうことじゃない」
シンジ「……?」
カヲル「怖い?」
シンジ「暴力を振るうことがね。それに、僕があの人達に敵うわけないし」
カヲル「……いや」
彼は首を振る。
シンジ「えっ?」
カヲル「僕が聞きたいのは、そういうことじゃない」
シンジ「……?」
カヲル「反抗するっていうのは、暴力に暴力で立ち向かうことだけじゃないはずだ」
カヲル「例えば……そうだな、先生や警察に訴えるとか」
カヲル「その先で、なんらかの問題は生じるかもしれないけど、現状でなにもしないよりはマシだろ?」
カヲル「でも、キミはそうしない。しようとも考えていない」
カヲル「まるで、暴力を受けることを享受しているような……そんな様子さえ窺える」
カヲル「そうだね。質問が悪かった。だから、改めて問うよ」
カヲル「どうして、キミは暴力を受けいれているんだい?」
カヲル「例えば……そうだな、先生や警察に訴えるとか」
カヲル「その先で、なんらかの問題は生じるかもしれないけど、現状でなにもしないよりはマシだろ?」
カヲル「でも、キミはそうしない。しようとも考えていない」
カヲル「まるで、暴力を受けることを享受しているような……そんな様子さえ窺える」
カヲル「そうだね。質問が悪かった。だから、改めて問うよ」
カヲル「どうして、キミは暴力を受けいれているんだい?」
シンジ「……」
彼の目には、僕しか映っていない。
その真っ直ぐさは、嘘偽りを禁じているのかもしれない。
しかし、それでも。
シンジ「受け入れてなんかいないよ。本当に怖いだけなんだ」
カヲル「……」
シンジ「怖くて、怖くて……誰かに助けを求めるのも怖い。ただ、それだけ」
カヲル「……そうか」
シンジ「ごめんね、期待させるだけさせておいて」
カヲル「別に。勝手に期待したのは僕の方さ」
彼は立ち上がる。
続いて、僕も。
彼の目には、僕しか映っていない。
その真っ直ぐさは、嘘偽りを禁じているのかもしれない。
しかし、それでも。
シンジ「受け入れてなんかいないよ。本当に怖いだけなんだ」
カヲル「……」
シンジ「怖くて、怖くて……誰かに助けを求めるのも怖い。ただ、それだけ」
カヲル「……そうか」
シンジ「ごめんね、期待させるだけさせておいて」
カヲル「別に。勝手に期待したのは僕の方さ」
彼は立ち上がる。
続いて、僕も。
カヲル「一応、言っておくけど」
シンジ「なに?」
カヲル「僕はキミに味方しない。これまでも、これからも」
シンジ「うん」
カヲル「……最初から分かっている風に振舞われると、こっちの立場がないな」
シンジ「あはは」
カヲル「じゃあ……」
少しだけ歩いた後、振り返る
そして。
カヲル「この前は、ごめん。あれは少し……やり過ぎだった」
それだけ言って、去って行った。
シンジ「なに?」
カヲル「僕はキミに味方しない。これまでも、これからも」
シンジ「うん」
カヲル「……最初から分かっている風に振舞われると、こっちの立場がないな」
シンジ「あはは」
カヲル「じゃあ……」
少しだけ歩いた後、振り返る
そして。
カヲル「この前は、ごめん。あれは少し……やり過ぎだった」
それだけ言って、去って行った。
一人、思う。
シンジ(カヲル君、君はそんなこと、言わなくて良いんだ)
シンジ(今まで通り、僕のことを傷つけてくれていい)
シンジ(君には資格がある)
シンジ(それに)
シンジ(僕は、そうされないといけない)
シンジ(……)
シンジ(……)
シンジ(でも、嬉しかった)
シンジ(ありがとう、カヲル君)
シンジ(カヲル君、君はそんなこと、言わなくて良いんだ)
シンジ(今まで通り、僕のことを傷つけてくれていい)
シンジ(君には資格がある)
シンジ(それに)
シンジ(僕は、そうされないといけない)
シンジ(……)
シンジ(……)
シンジ(でも、嬉しかった)
シンジ(ありがとう、カヲル君)
風が吹く。
少し冷たいその風は、秋の訪れを予感させる。
初めて経験する季節。
シンジ(カヲル君)
シンジ(綾波)
シンジ(アスカ)
シンジ(父さん、母さん)
シンジ(ミサトさん)
シンジ(NERVの人たち)
シンジ(学校のみんな)
シンジ(みんな……僕がまだ会っていない人たちも)
シンジ(幸せに、暮らしてくれているといいな)
シンジ(……)
少し冷たいその風は、秋の訪れを予感させる。
初めて経験する季節。
シンジ(カヲル君)
シンジ(綾波)
シンジ(アスカ)
シンジ(父さん、母さん)
シンジ(ミサトさん)
シンジ(NERVの人たち)
シンジ(学校のみんな)
シンジ(みんな……僕がまだ会っていない人たちも)
シンジ(幸せに、暮らしてくれているといいな)
シンジ(……)
>>88
バカか君は
バカか君は
>>88
お前バカだろ
お前バカだろ
シンジ(きっと、誰もが幸せでいるこの世界)
シンジ(そんな世界は、もしかしたら、都合が良過ぎるのかもしれないけど)
シンジ(……その分の不幸は、僕が背負うから)
シンジ(だから、許して下さい)
シンジ(もう、あんなことは)
シンジ(……)
シンジ「……帰って、ご飯作らないと」
呟き、歩きだす。
シンジ(そんな世界は、もしかしたら、都合が良過ぎるのかもしれないけど)
シンジ(……その分の不幸は、僕が背負うから)
シンジ(だから、許して下さい)
シンジ(もう、あんなことは)
シンジ(……)
シンジ「……帰って、ご飯作らないと」
呟き、歩きだす。
しかし、一つの声が僕を呼びとめた。
『ちょっと』
振り返る。
そこに立っていたのは。
アスカ「いじめられっ子。アンタに話があるんだけど」
シンジ「アス―――」
名前を言いかけて、口を噤む。
何故、彼女がこんなところに。
『ちょっと』
振り返る。
そこに立っていたのは。
アスカ「いじめられっ子。アンタに話があるんだけど」
シンジ「アス―――」
名前を言いかけて、口を噤む。
何故、彼女がこんなところに。
アスカ「話しかけようと思ったら、こんなところに連れ込まれて、不良にボコられて……情けないやつね」
シンジ「……」
アスカ「さっきのやつだけは少し様子が違うみたいだったけど、アイツも不良の仲間なわけ?」
シンジ「渚君は……違うよ」
アスカ「ふぅん? ま、そんなのどうでもいいわ」
一呼吸置いて、アスカは言う。
アスカ「私たち、やっぱりどこかで会ったことあるでしょ?」
シンジ「……っ!」
シンジ「……」
アスカ「さっきのやつだけは少し様子が違うみたいだったけど、アイツも不良の仲間なわけ?」
シンジ「渚君は……違うよ」
アスカ「ふぅん? ま、そんなのどうでもいいわ」
一呼吸置いて、アスカは言う。
アスカ「私たち、やっぱりどこかで会ったことあるでしょ?」
シンジ「……っ!」
シンジ(覚えている……?)
シンジ(いや、そんなはずはないんだ)
シンジ(だって、たしかに)
僕は願って。
だからこそ、この世界があるのだから。
シンジ「……会ってないって、昼も言ったじゃないか」
アスカ「だから、嘘なんでしょ。正直に言いなさいよ」
シンジ「嘘なんて、ついてないよ。惣流さんの思い違いだよ」
アスカ「このアスカ様が思い違いなんてするわけないでしょ」
シンジ「めちゃくちゃだよ……」
シンジ(いや、そんなはずはないんだ)
シンジ(だって、たしかに)
僕は願って。
だからこそ、この世界があるのだから。
シンジ「……会ってないって、昼も言ったじゃないか」
アスカ「だから、嘘なんでしょ。正直に言いなさいよ」
シンジ「嘘なんて、ついてないよ。惣流さんの思い違いだよ」
アスカ「このアスカ様が思い違いなんてするわけないでしょ」
シンジ「めちゃくちゃだよ……」
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