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    元スレほむら「仲間になってくれる魔法少女が……」

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    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
    タグ : - 巴マミ両親生存ルート + - 魔法少女まどか☆マギカ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    452 = 135 :

    とりあえずおしまい

    別エンドも一応準備してあるから今からそっち行くお

    453 = 149 :

    マミやさやか、杏子の契約原因がなくなった理由の説明は?

    454 :

    できる奴だった

    455 = 361 :

    やはりまどかの魔力が概念レベルになるまで繰り返すしかないのか

    456 = 235 :

    なんだ、先にバッドを持ってきただけなのか

    457 :

    読んでないけどすごいつまんなそう

    458 :

    期待してるよ

    459 :

    >>453
    お前ここまで何読んでたんだよ

    461 = 135 :




    まどか「それにしても……未来予知だなんて、すごいですね」

    織莉子「ありがとう。でも、あまり便利なものでもないわ。意外と簡単に、未来は変わってしまうから」

    そう、未来は些細なことで変わる。
    でも……私が繰り返し視たあの結末だけは、何度視ても変わらない。

    ……今は、どうなっているだろう。
    何か変わっただろうか。
    そろそろ……覚悟を決めなければいけない。

    もう一度だけ視て、そして決めよう。
    これが最後の望み。
    これで、やはり同じ結末であるようなら……

    まどか「……キリカさん、大きな怪我とかしないと良いですけど。
        初めて会った時みたいに、周りが見えなくなったりしてたらと思うとやっぱり心配で……」

    織莉子「え…………ッ!?」

    未来を視ようとしたその時、キリカの名前が耳に入り……そして、何かが視えた。

    462 = 135 :

    はっきりと視えた。
    それは戦いの結末ではなく……キリカの未来。
    ワルプルギスの夜の大きな攻撃がキリカを襲う未来。

    織莉子「……キリカ……!」

    どうする、どうする……!
    このままでは、キリカがあの攻撃を受けてしまう。
    そうなれば、きっとただでは済まない。
    悪くすれば、死んでしまうかもしれない……!

    覚悟はしていたはずだった。
    戦いの結末が絶望である以上、キリカの無事はあり得ない。
    そう覚悟していたはずだった。
    だけど……!

    465 = 136 :

    おお、よかった残ってた
    頑張れ今から読んで来る

    466 = 135 :

    はっきりと視てしまった。
    キリカがおぞましい魔力の塊に飲み込まれてしまうところを……!

    もしかして……この攻撃が原因で、2人はワルプルギスの夜に負ける……?
    あの攻撃はキリカだけじゃない、暁美ほむらも飲み込んでいた……。
    あの攻撃を受けてしまうことで、2人は負ける……?
    それなら、この攻撃さえ凌げば……。
    勝てるかも、知れない……?

    ……いいえ、そんなことは分からない。
    そんな願望に似た推測なんて、する意味がない!
    私には、ここに残って、やるべきことが……!

    467 = 135 :

    ……やるべきこと……?
    それは何?
    まどかさんを殺すこと?

    そうだ、まどかさんを殺す。
    そうすれば、世界を救える。

    キリカを見殺しにして?
    大切な人を、2人も殺すの?

    キリカを殺して、まどかさんを殺す、それが本当に、私の、やるべき……

    まどか「あの、織莉子さん……?“キリカ”って、どうしたんですか……?」

    織莉子「っ……え、っと……」

    まどか「もしかして……キリカさんに、何かあるんですか!?
        何か、視えたんですか!?き、キリカさん、大丈夫なんですか!?」

    この子は……本気でキリカを心配してくれている……。
    じゃあ、私は……?
    キリカを救えるのに、見殺しにしようとして、その上、キリカのお友達を……殺そうと……。

    468 = 361 :

    そういや俺夕方からインキュベーターを抑え込んどく仕事があるんだったわ

    469 = 135 :




    ワルプルギス「ウフフフ……アハハハハハハ……!」

    キリカ「だめだめ当たらないよッ!そんな攻撃、かすったりもするもんか!」

    ほむら「少し、ペースが悪いわ……!グリーフシードもずいぶん消費した。
        もうあまり悠長に戦っている暇はないわよ……!」

    このペースだと、私の時間停止が使えなくなる可能性がある。
    それだけはなんとかして避けないといけないわ……。

    キリカ「ちぇっ……。分かったよ。それなら少しだけでっかい攻撃して、さっさと終わらせ……」

    織莉子「駄目よ、キリカ!!」

    キリカ「え?え、あれ、あれ?え!?織莉子!?」

    ほむら「っ!?あなたどうして……!」

    470 = 219 :

    ほむ・・・

    471 = 135 :

    織莉子「あいつから距離を取って!大きい攻撃が来るわ!その位置では巻き込まれる!!」

    キリカ「あ、え、う、うん!わかった!!」

    織莉子「……来た……!」

    ワルプルギス「アハハハハハハハハハハ!!」

    ほむら「……あんな、広範囲を……!」

    キリカ「っ……もし突っ込んでたら直撃だったね。
       ありがとう、織莉子。でもどうしてここに?恩人は?」

    織莉子「……視えたの。貴方たちが今の攻撃を受ける未来が。
        まどかさんには最後の警告をして、避難所に残ってもらったわ」

    ほむら「……さっきの攻撃さえ凌いでしまえば、ワルプルギスの夜に勝てるということ?」

    織莉子「わからないわ……。この戦いの結末は、もう私にはわからない。
        ……少なくともさっきまでは絶望的だったけれど」

    473 = 135 :

    ほむら「そう……絶望的だったとすれば、それはあなたが居なかったからでしょうね。
        正直、さっきまでかなり危なかったから。あのままだと勝てなかったかも知れない」

    キリカ「つまり織莉子が加わった今!私たちの勝ちは確定したってことだよ!」

    織莉子「……そうね。そういうことにしておきましょうか」

    ワルプルギス「アハハハ……ウフフ……!」

    ほむら「早く片付けましょう。まどかの不安にキュゥべえが付け込む前にね」

    キリカ「さてと。織莉子が増えたけど、作戦の基本は一緒で良いんだね?」

    ほむら「えぇ。美国さんが増えても問題ない作戦にしておいたから、大丈夫」

    織莉子「あら、気が利くのね」

    ……お父様、私は今、新しい救世への一歩を踏み出そうとしています。
    どうか、力をお貸しください……!

    474 :

    ほむ

    475 = 135 :

    避難所

    まどか「…………」

    QB「ようやく話ができるね、まどか」

    まどか「キュゥべえ……話って?」

    QB「君は、一応は僕の話を聞いてくれるから助かるよ。
      さっきまでさやかの所に居たんだけど、あの子はまったく聞く耳を持とうとしない。
      一度思い込むとなかなか聞かない子みたいだね。
      まぁ、君も僕のことを信用してないことには変わりないみたいだけど」

    まどか「…………」

    QB「さて、本題に入ろう。君は本当にあの3人がワルプルギスの夜に勝てると思っているのかい?」

    まどか「思ってるよ」

    QB「へぇ、ずいぶん自身ありげに言い切るね。それは何か根拠があってのことかな?」

    477 = 135 :

    まどか「根拠はないけど……。でも、わたしはみんなを信じることに決めたの」

    QB「その根拠のない信用で、3人が命を落とすとしても?」

    まどか「…………」

    QB「本当は君も不安で仕方ないはずだよ。織莉子の慌てようを見ただろう?
      彼女の魔法が予知だというのは本当だ。
      そして織莉子は、きっと何か恐ろしい光景を視たんだろうね。
      普段あれだけ落ち着いている織莉子があそこまで動揺するんだから」

    まどか「っ……」

    QB「君が魔法少女になれば、ワルプルギスの夜を倒すことなんて造作もない。
      それだけの力が君には備わっているんだ。
      それなのに君は僕を疑うあまり、友達を救うチャンスを自ら放棄しようとしてる。
      そもそも僕を疑う理由も、ただ単に彼女たちにそう言われただけであって、
      根拠のあるものじゃないだろう?」

    479 = 135 :

    まどか「……それでもわたしは、みんなを信じるって決めたの……!」

    QB「やれやれ……。君の考えはまったく論理的じゃない。
      感情に支配されすぎだ。わけがわからないよ」

    さやか「おーい、まどかー!」

    まどか「!さやかちゃん!」

    さやか「あっ……こいつ!やっぱりまどかのとこに居た!」

    QB「僕がまどかと一緒に居たらいけないのかい?」

    さやか「まどかにちょっかい出すんじゃないわよ!
        何企んでるのか知らないけど、あたしたちは魔法少女になんてならないって言ってるでしょ!
        あっち行った!しっしっ!」

    QB「やれやれ……。まぁ契約したくなったらいつでも言ってくれ。
      戦いが終わってからでも間に合うからね。待ってるよ」

    さやか「はぁ?戦いが終わったら契約なんてするわけないじゃん!」

    QB「まぁ、契約する必要の無い結末を迎えることを祈ると良いよ」

    480 :

    さやっ

    481 = 314 :

    さやか!

    482 = 135 :




    織莉子「っ……!また大きいのが来るわ!2人とも下がって……!!」

    キリカ「わかった!」

    ワルプルギス「アハハハハハハハハ……!」

    ほむら「……でも、最初ほどの威力も範囲もない……!
        もうあいつの力もあまり残っていないわ……!」

    織莉子「こっちも……そんなに余裕はないけれどね」

    キリカ「あのさ!そろそろ良いんじゃないの。決めちゃっても!」

    ほむら「そうね……!2人とも、手を!」

     カチッ

    483 = 135 :

    キリカ「へー!すごいね。これが時間停止か」

    織莉子「当たり前だけど本当に何もかも止まっているのね」

    ほむら「驚いている暇はないわ。呉さん、お願い」

    キリカ「はいはい。……速度低下!」

    呉キリカは時間の止まった世界で、自分と美国織莉子以外の速度を落とした。
    もちろん、私の速度も落ちる。
    それはつまり……時間停止の効果時間が延びるということ。

    魔女結界の持続時間を速度低下で延ばしたという話を聞いた時に思い付いた案だけど、
    これなら時間の止まった世界を、いつもよりずっと長く持続させられる。
    ただし私の動きは遅くなっているから、これから攻撃するのは……

    キリカ「片手だけで攻撃するなんて初めてだけど……。
        でも手が1本減った分!“手数”を増やさせてもらうよ!ついでに威力もね!」

    織莉子「暁美さん、私たちの動きはかなり速く感じると思うわ。
         振り切られないよう、しっかり手を握っていてね」

    484 = 361 :

    ほむら「手榴弾と間違えたわ」

    485 = 365 :

    おもしろい

    486 = 365 :

    >>484
    お前にレスしたみたいになっちゃったじゃないか!

    487 = 135 :

    キリカ「あははははははッ!!なかなか新鮮で良いね!動けない相手を攻撃するのもさ!」

    織莉子「キリカったら。趣味が悪いわ」

    ほむら「っ……!」

    動きの速い相手に、手を繋いだまま動き回られるというのは、思ったより大変ね……。
    でも、こんなに長く時間を止めているのに魔力をあまり消費していない。
    速度低下の効果は十分のようね。

    キリカ「ふー……。流石にそろそろ疲れたよ。これ以上は魔女化する」

    ほむら「……さらっと恐ろしいことを言わないでくれるかしら」

    織莉子「でも、かなりの攻撃を加えることができたわ。
         私も予知の必要がないから攻撃に専念できたし」

    ほむら「それじゃあ……少し離れましょう。残りの時間は私が自分で使うわ」

    488 = 361 :

    >>486
    ごめんよ

    489 = 135 :

    ワルプルギスの夜から少し距離を取り……2人から手を離す。
    そして……

    ほむら「喰らいなさい……私の残った、全ての火力を」

    重火器、小火器を問わず、持てる全ての力を。
    今までよりも多くの時間をかけて集めた全ての兵器を。
    時間を止めていられる残りわずかな時間に、全て注ぎ込み、
    そして……時間を動かす。

     カチッ

    ワルプルギス「ッ…………!」

    キリカ「すごい!すごいすごい面白い!見てよ織莉子!あの爆発!」

    織莉子「あの攻撃の全てが一瞬に集約されると、あれほどまでになるのね……」

    爆発が収まり、煙の中から現れたワルプルギスの夜の姿は……

    ワルプルギス「ア……ハ……ア、ハ……」

    490 = 135 :

    織莉子「……驚いたわ。あれだけの攻撃を受けて原形を少しでも保っているなんて……」

    キリカ「でもま、流石に……平気なわけはなかったみたいだね」

    ワルプルギス「……ア……ハ……」

    ほむら「……ワルプルギスの夜が……消えていく……!」

    織莉子「……視たことがない……。この光景は、初めて見るわ……!」

    キリカ「ふー。ま、大したことなかったね。結局あいつの攻撃は全部避けたわけだし。
        魔力は空っぽ、だけど、さ……」

    織莉子「キリカ!!」

    キリカ「あは……ごめん。ちょっと、疲れちゃったみたいだ」

    491 = 361 :

    どうだ

    492 :

    クリームヒルト>イツトリ>ワルプルギス

    宇宙魔女除いた魔女の強さ順ってこんなもんだっけ

    493 = 365 :

    やったか!?

    494 = 135 :

    ほむら「無理もないわ……。戦いの初めから速度低下を使い続けていたのだから。
        このグリーフシードを使いなさい。もうずいぶん穢れを溜め込んでいるから
        気休め程度にしか回復できないけれど、少しはマシになるはず」

    キリカ「ん……ありが、と……すぅ……すぅ……」

    織莉子「寝てしまったわ……。本当に、頑張ってくれたのね。ありがとう、キリカ。
        …………ねぇ、暁美さん?」

    ほむら「何かしら」

    織莉子「私は……運命を変えられたのかしら?世界を、救えたのだと思う……?」

    ほむら「未来の視えるあなたが、どうしてそんな質問を?」

    織莉子「……私の役目は、もう終わったのよね……」

    ほむら「待って。あなた……どこへ行くつもり?」

    織莉子「私は……たくさんの命を奪ったわ」

    495 :

    >>493
    フラグ立てんな!

    496 = 135 :

    織莉子「必要な犠牲だったと自分に言い聞かせてきたけれど、本当は……」

    ほむら「あなた、まさか……」

    織莉子「その犠牲を本当に無駄にしないために、私は今まで生きて、役目を果たそうと努力した。
         そして……見ての通り、ワルプルギスの夜はもう倒した。
         まどかさんが契約に追い込まれる理由は、もうない……。
         私は役目を果たしたわ。だから、最後に私の罪を償わなければならない」

    ほむら「……残された呉さんはどうするの?
        この子は、あなたの居る世界を望んでいたんじゃないの?」

    織莉子「キリカなら、わかってくれるわ。この子は、私のことを心から信じてくれている。
         私と一緒に死んでと言えば、きっと一緒に死んでくれるほどに、信じてくれている。
         でも、この子に罪はない。大勢の命を奪うよう指示したのは、私。すべては私の責任だから。
         それにキリカには、私でなくてももう友達が居るわ。
         まどかさんに……それに、きっと貴方も良い友達になってくれると私は思う」

    ほむら「……本気なの?」

    織莉子「えぇ、もちろん」

    498 = 368 :

    しえん
    見てるからはよ

    499 = 135 :

    ほむら「本気で……死者のために命を捨てるつもり?」

    織莉子「……それが私の責任だから」

    ほむら「死んだ人間のために命を捨てたって、何の意味も持たないわ。
        それこそ、ただ無駄に命を捨てているだけ。無駄な死を1つ増やしただけよ」

    織莉子「なら……どうしろと言うの……?私に死ぬなと言うの……!?
        たくさんの人を殺しておきながら、のうのうと生きろと言うの!?」

    ほむら「そうは言っていないわ。自分の罪を、死を以て償うという考え方は、理解できる。
        だけど……本当に今死ぬの?」

    織莉子「……どういうこと……」

    ほむら「確かにあなたはその命を捧げて罪を償わなければならないかも知れない。
        でもどうせなら死んだ過去の人間にではなく、
        生きている未来の人間に、その命を捧げなさい。
        魔女に殺されるはずの命を1つでも多く救ってから死になさい」

    織莉子「……綺麗事ね……」

    500 = 135 :

    織莉子「貴方の考え方も、きっと正しいわ……。でも、私はもう、生きていることなんて……!」

    ほむら「綺麗事では納得できないかしら。それなら……本音を言うわ」

    織莉子「え……」

    ほむら「私は、まだあなたを許していない。
        私の目の前でまどかの命を奪ったあなたを許していない。
        確かに今までは仲間として協力し、信用もしてきた。
        だけど……心の底から許せていない……」

    織莉子「っ……」

    ほむら「もしあなたが死を選んでも、私は許せない。
        あなたは死ぬことで罪を償うつもりでしょうけど、
        まどかを殺した罪は死では償えない……。私が、許さない……!」


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