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    元スレほむら「仲間になってくれる魔法少女が……」

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    みんなの評価 : ★★
    タグ : - 巴マミ両親生存ルート + - 魔法少女まどか☆マギカ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    251 = 135 :

    ほむら「今日話しておくべきことはこのくらいね。
        ワルプルギスの夜対策については、また後日、私の家で話し合いましょう」

    キリカ「ワルプルギスの夜対策ぅ?そんなのするのー?」

    ほむら「あいつの強さは、私が一番よく知ってる。
        いくらあなたが強いと言っても、何の対策もなしに勝てるほど甘い相手じゃないわ」

    織莉子「貴方がそう言うのなら、そうなのでしょうね」

    ほむら「理解が早くて助かるわ」

    キリカ「ふーん……ま、私は織莉子に従うよ。その対策ってのやれば良いんでしょ?
        でも魔法少女狩りの方もあるからね。あんまり時間は取れないよ」

    ほむら「えぇ……わかってるわ。それじゃあ、また後日、私の家で」

    252 = 135 :




    キリカ「ねえ、織莉子。ホントに暁美ほむらのこと信用しても良いの?
        今日暁美ほむらが見せた顔。織莉子も見たよね?あれはかなり危ないよ」

    織莉子「確かにあれは……私たちのことを本気で憎んでいる表情だった。
         でも、彼女は私たちを裏切ることはないわ」

    キリカ「どうして?」

    織莉子「それほど憎んでいる相手に協力を願い出るということは、相当の覚悟が要るはず。
         彼女の意志が揺らがない限り、裏切ろうなんてしない。
         それに、私の魔法を知っている以上、下手なことはできないはずでしょう?」

    キリカ「……だったら良いんだけどさ」

    織莉子「貴方も、変に彼女に敵対意識を持ったりしては駄目よ。
         私たちの世界を守るためですもの。
         手を組んだ相手のことは信用して、精一杯協力しないと」

    キリカ「うん……。織莉子がそう言うなら」

    織莉子「良い子ね、キリカ」

    254 = 135 :

    翌朝

    今のところは、順調に行っている。
    美国織莉子も呉キリカも、一応は私を信じてくれているようだ。
    問題は、ワルプルギスの夜への対策を3人でどの程度立てられるかと言うことね。
    魔法少女狩りをまだ続けるというのであれば、日時も臨機応変に設定しないと……。

    まどか「おはよう、ほむらちゃん」

    仁美「おはようございます」

    ほむら「おはよう。……美樹さんは、まだ来てないの?」

    まどか「あ、えっとね。さやかちゃん、今日はちょっと遅れるから先に行ってて、だって」

    ほむら「……そう」

    255 = 219 :

    寿司

    257 = 135 :

    学校に着いて、しばらく経った。

    美樹さやか……この時間軸では大丈夫のはずだけど、やっぱり少し気になってしまう。
    ただ寝坊して遅れているだけの可能性だって……むしろ、そう考えるのが普通なのに。
    イレギュラー続きの時間軸で、少し神経質になりすぎているのかしら……。

    さやか「おはよー、みんな!」

    まどか「!さやかちゃんだ。おはよう、さやかちゃん!」

    良かった、登校はしてきたようだ。
    安心し、声の方を向く。
    すると……

    恭介「みんな、おはよう」

    中沢「おっ?今日は夫婦揃って登校かよ!見せ付けてくれるじゃねーか、おい!」

    恭介「あはは、からかわないでくれよ」

    さやか「ふ、夫婦って、もう!気が早いって!」

    258 = 219 :

    ほむ・・・

    259 = 235 :

    気が早いなんて台詞が出るということは、これは告白して成功したか?

    260 = 135 :

    まどか「あれ……?さやかちゃん、いつもは“そんなんじゃない”って否定するのに……」

    仁美「…………」

    さやか「いやー、ごめんねみんな、遅れちゃって」

    まどか「先に行ってて、って……もしかして、上条くんと一緒に登校するためだったの?」

    さやか「えへへ……うん、まぁね」

    ほむら「……美樹さん」

    さやか「!ほむら……。あのさ、昼休み、ちょっと時間良いかな」

    ほむら「えぇ……構わないわ。ちょうど私も、あなたに話を聞きたいと思っていたの」

    261 = 135 :

    昼休み

    ほむら「それで、あなたの用件は何?」

    さやか「うん……その、ほむらにはなんて言ったら良いのか。実はまだ、考えがまとまってないんだ」

    ほむら「……私に、何か言うことがあるの?」

    さやか「えっと……あたしさ。恭介と、ちゃんと、正式に付き合うことになったんだよ」

    ほむら「……!やっぱり、そうだと思ったわ。良かったじゃない、おめでとう」

    さやか「え、あぁ、うん……ありがとう」

    ほむら「でも、どうしてそれをわざわざ私1人に?
        さっき、みんなの居るところで話せば良かったのに」

    264 :

    これはいいまどかSS

    265 = 135 :

    さやか「いや、それは……だって、ほむらがああ言ってくれたから、あたしは……。
        ほむらさ、言ってくれたでしょ?“早く告白した方が良い”って」

    ほむら「言ったわね」

    さやか「えっと、さ。だから、その……お、お礼を言うべきなのか、
        謝るべきなのか……ちょっと、わかんなくて」

    ほむら「謝る?」

    さやか「す、好きだったんだよね?恭介のこと……」

    ほむら「……誰が?」

    さやか「えっ?だからさ、ほむらも恭介のこと、好きだったんでしょ?」

    ほむら「え?」

    267 = 235 :

    あぁ、そう受け取れるような会話でもあったな

    268 = 135 :

    さやか「自分も恭介のこと好きなのに、あたしに発破かけてくれて……。
        その、本当にほむらには、なんて言ったら良いか……」

    ほむら「待って。何を勘違いしてるの?私は別に上条くんのことはなんとも思っていないわ」

    さやか「へっ?い、いや、だって。“誰かに取られたくなければ早く告白しろ”って……」

    ほむら「“誰か”とは言ったけど、私だなんて一言も言ってないじゃない。
        それに、転校してきたばかりで上条くんとは初対面なのよ」

    さやか「で、でもあれはどう考えても……」

    ほむら「…………」

    さやか「ほ、本当に?本当に、ほむらは恭介のことなんとも思ってないの?」

    ほむら「だからそう言ってるじゃない」

    さやか「じ、じゃあ、あたしの、勘違い……?は、恥ずかしいなぁ!もう!
        いくら美人だからって転校生なんかに取られてたまるかーって、すごく焦っちゃったんだよ!
        それなのに全部勘違いかよ!バカ!あたしって、ほんとバカ!恥ずかしい!」

    270 = 135 :

    放課後

    まどか「わっ!やっぱりそうだったんだぁ!おめでとう、さやかちゃん!」

    仁美「本当に……おめでとうございますわ」

    ほむら「…………」

    さやか「えへへへ……ありがと」

    仁美「それにしても、お2人は付き合ってはいなかったですのね。
        口では否定していても、本当は付き合っているものとばかり……」

    まどか「そう言えば、みんな“やっぱり付き合ってたんだ”って言ってたような……。
        確かに、ずーっと噂されてたもんね。
        “本人たちは否定してるけど付き合ってるようにしか見えない”って」

    さやか「えっ、マジで?な、なんか恥ずかしいなぁ……。
        で、でも本当に、昨日までは付き合ってなかったんだよ!」

    仁美「……そうと知っていれば……」

    271 = 235 :

    ワカメ…

    272 :

    授業中に少女マンガ読んで悶えちゃうキリカちゃんかわいい

    273 = 135 :

    さやか「……へ?なに、仁美。何か言った?」

    仁美「……ふふっ。なんでもありませんわ。……さやかさん」

    さやか「ん、何?」

    仁美「私、心から祝福いたしますわ。幸せに、なってくださいね」

    さやか「いやぁー、あはは……て、照れるなぁ。でもありがとう、仁美!」

    まどか「ねぇねぇさやかちゃん!どうやって付き合うようになったのか教えてよ!」

    さやか「ウェッ!?」

    274 = 135 :

    まどか「なんて言って、告白したの?」

    さやか「や、やだよ!言わないよ!恥ずかしいもん!」

    仁美「そうですわね、私も知りたいですわ。
       さやかさんが上条くんのハートをどのように射止めたのか、ぜひ!」

    さやか「い、いいい良いってそんなの!」

    ほむら「…………」

    美樹さやかが上条恭介と付き合って、
    志筑仁美がどう反応するか少し気になっていたけれど……。
    思ったより普通で安心したわ。
    やっぱり、元々あの2人が仲が良かった分、志筑仁美も諦めやすかったということかしら。

    276 = 135 :

    仁美「あら、もうこんな時間……。ごめんなさい、お先に失礼しますわ」

    まどか「あれ、今日もお稽古?」

    仁美「えぇ、今日はピアノですの」

    ほむら「私も、そろそろ帰らないと」

    さやか「なんかほむらも結構忙しいねぇ。やっぱ、転校したばっかだから色々あるわけ?」

    ほむら「えぇ、まぁ」

    さやか「そんじゃ、バイバイ2人とも!」

    まどか「また明日ね!」

    277 = 235 :

    278 :

    さやさや

    279 = 135 :

    ほむホーム

    ほむら「今日は大丈夫なの?」

    織莉子「えぇ。“魔法少女狩り”が印象付いた以上、何も毎日事件を起こす必要はないわ。
         それに、この子にあまり負担をかけたくないもの」

    キリカ「私は全然なんてことないよ!」

    織莉子「もちろんそれだけじゃないわ。
         何か起きた時にすぐ対処できるよう、あまり見滝原を離れない方が良いでしょう?」

    キリカ「あ。そっか、確かに」

    ほむら「考えあってのことなら良いの。それじゃあ、早速対策会議を始めましょう」

    280 = 135 :




    ほむら「それから、この魔女は……聞いてるの?」

    キリカ「んあっ?あー。大丈夫大丈夫、聞いてたよ」

    織莉子「ごめんなさい。この子、最近頑張りすぎて寝不足気味で……」

    ほむら「だからと言って居眠りはやめて欲しいわ」

    キリカ「だから聞いてたって!寝てなんかない!ただちょっとウトウトとしてただけじゃないか!」

    ほむら「それを居眠りと言うのよ。子どもみたいな言い訳はやめなさい」

    キリカ「!だ、れ、が、こっここ、子どもだァ!!」

    ほむら「そうやってすぐ感情に任せて行動するところよ」

    キリカ「この!このこのこのこの!私が感情ならキミは体型だ!
        体型が子どもだ!子ども体型のくせに!子ども体型のくせして!」

    ほむら「なんですって……?」

    281 = 235 :

    反論できないな

    282 = 219 :

    衣?

    283 = 135 :

    織莉子「2人とも、落ち着きなさい」

    ほむら「私は落ち着いているわ。落ち着きがないのはそこの子どもだけよ」

    キリカ「あァア!また言った!織莉子!私は暁美ほむらのことが嫌いだ!」

    織莉子「もう、昨日言ったでしょう?暁美さんのこと信用して、協力しないと駄目だって」

    キリカ「織莉子が言ったから信用はする!協力もする!でも嫌いだ!」

    ほむら「別に好きになってもらう必要はないわ。信用と協力さえ得られれば、私はそれで構わない」

    キリカ「そういうところが嫌いだ!このッ……」

    織莉子「2人とも!黙って!」

    キリカ「えっ。やだやだ!怒っちゃ嫌だよ!謝るよ!だから怒らないで!」

    織莉子「今すぐ廃工場に向かって!急いで!」

    ほむら「廃工場……?まさか!」

    284 = 135 :




    まどか「さやかちゃんと2人で寄り道なんて、久し振りじゃない?」

    さやか「あー、そういやそうだね。ほむらが転校してきてから、2人でってのはあんまり……あれ?」

    まどか「さやかちゃん?どうしたの?」

    さやか「あそこ歩いてるの、ほら。仁美じゃない?」

    まどか「えっ?あ、ほんとだ。お稽古どうしたのかな?」

    さやか「さては……サボりですな!優等生の仁美もついにワルの道へと走り出しちゃいましたか!
        なんてね。おーい、仁美ー!何やってんのー?」

    仁美「……?」

    まどか「仁美ちゃん、今日お稽古じゃなかったの?」

    さやか「ひっひっひ!サボりとはお主もワルよのぉ!」

    仁美「あらぁ……?鹿目さん、美樹さん、ごきげんよう……!」

    285 = 219 :

    286 :

    287 = 135 :

    さやか「?仁美……?」

    まどか「仁美ちゃ……あっ、ま、待って!どこに行くの?」

    仁美「どこって……ここよりもずーっと素晴らしい場所、ですわぁ……」

    まどか「ひ、仁美ちゃん……?」

    さやか「なんだかわかんないけどさ……や、やめといた方が良いんじゃない?仁美……。
        素晴らしい場所って、あんまり良い予感がしないって言うか。
        お稽古サボるくらいなら良いと思うけどさ、そういうのはあんまり……」

    仁美「あぁ、そうですわ……お2人もぜひ、ご一緒に……。
       えぇそうですわ、それが素晴らしいですわぁ……!」

    さやか「ちょ、ちょっと、待ちなって……!」

    まどか「ひ、仁美ちゃん、どうしちゃったの?ねぇ、仁美ちゃん!」

    288 = 235 :

    二人いるから腹パンも二発かな

    289 = 135 :




    「こんな工場ひとつ、満足に切り盛りできなかった……。俺はもう、駄目なんだ……」

    「…………」

    まどか「えっ……あの人が持ってるの、あれって……」

    さやか「あの洗剤……や、やばいやつじゃん!やめさせなきゃ……うわっ!?」

    仁美「邪魔をしてはいけません、あれは神聖な儀式ですのよ?」

    まどか「な、何言って……」

    さやか「っ……離せ!!」

    まどか「あっ、さやかちゃん!?」

    290 :

    さる

    291 = 135 :

    さやか「お、りゃぁあああ!!」

    さやかちゃんは仁美ちゃんの制止を振り切って、バケツのところまで走って行って、
    そのままバケツを投げ捨てた。
    良かった、これで……

    まどか「……!?」

    な、何?
    みんな、さやかちゃんの方を見て……。

    さやか「っ……く、来るな!来るなぁ!」

    わたしなんか無視して、さやかちゃんの方に……!

    まどか「や、やめて……!逃げて、さやかちゃあん!!」

    292 = 219 :

    眠い

    294 = 135 :

    まどか「ど、どうしよう、どうしよう……!」

    さやかちゃんは、たまたま開いてた部屋の1つになんとか逃げ込んだ。
    わたしはただ、部屋に群がる人たちを遠くから眺めていることしかできていない……。

    駄目、早く、なんとかしなきゃ、あんなたくさんの人……いつ扉が壊されちゃうか……!

    だ、誰か……警察、警察に、電話を……!

    まどか「……そんな……!」

    繋がらない、どうして……!?
    走って誰か呼びに行っても、そんなの……。
    このままじゃ、さやかちゃんが、さやかちゃんが……!

     「彼女を助けたいかい?それなら、僕が力になってあげられるよ」

    295 = 135 :

    まどか「えっ……?」

    QB「初めまして、僕の名前はキュゥべえ!
       今あそこに居る人たちは、魔女の呪いを受けておかしくなってしまっているんだ」

    まどか「ま、魔女!?そんな……」

    QB「おや……君は魔女を知っているのかい?だったら話は早い。
       あの人たちを、そして君の友達を救えるのは、魔法少女だけだ」

    まどか「魔法少女、だけ……」

    QB「そして君には、そのための力が備わっているんだよ。
       人々を魔女の呪いから救い出すための力がね」

    まどか「っ!わ、わたしに、助けられるの?さやかちゃんを、仁美ちゃんを、助けられるの!?」

    QB「もちろんさ!だから僕と契約して、魔法少女に……」

    ほむら「その必要はないわ……!」

    297 = 235 :

    営業失敗

    298 = 135 :

    QB「!暁美ほむら……」

    まどか「ほむらちゃん……!た、大変なの、さやかちゃんが、仁美ちゃんが、魔女に!
        は、早く助けてあげないと……!」

    ほむら「心配しないで、鹿目さん。あの子たちなら大丈夫だから」

    まどか「えっ……?」

    さやか「ま、まどかぁ!」

    まどか「さやかちゃん!だ、大丈夫だった?なんともなかった!?」

    さやか「う、うん。変なおばけが出てきて、周りの景色が変わって、
        もう駄目だと思ったら、この人たちが……」

    まどか「お、織莉子さん、キリカさん!あの、ありがとうございます!」

    キリカ「礼には及ばないよ。それより……」

    織莉子「……キュゥべえ……」

    299 :

    おりマギはもうちょっと洗練されたら面白く読みやすくなりそうなのにね

    300 = 135 :

    QB「まさか君たちとほむらが手を組んでいたなんてね。意外だったよ」

    織莉子「あら、そうかしら?魔法少女同士でチームを組むのはいけないこと?」

    QB「そうは言ってないさ。ただ、あまり多いケースでもないからね。
       それより、僕から1つ提案があるんだけど」

    ほむら「…………」

    QB「チームを組むということは、仲間を欲しているということだろう?
      それなら、ここに居る2人が仲間になってくれるかも知れないよ。鹿目まどかと、美樹さやかがね」

    キリカ「必要ない。3人も居れば十分だ。十分すぎる」

    QB「そうかい?まぁ、チームを組むかどうかと、まどかとさやかが契約するかどうかはまた別の問題だけどね」

    ほむら「……言いたいことは分かったわ。もう行って良いわよ」

    QB「2人に魔法少女について説明くらいはしておきたいんだけど」

    ほむら「説明なら私たちでしておくわ。だからもう、消えなさい」

    QB「やれやれ、わかったよ」


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