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    元スレほむら「仲間になってくれる魔法少女が……」

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    みんなの評価 : ★★
    タグ : - 巴マミ両親生存ルート + - 魔法少女まどか☆マギカ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :

    生徒1「ねぇねぇ暁美さんって、前はどんな学校に通ってたの?」

    生徒2「部活とかやってた?運動系?文科系?」

    ほむら「…………」

    生徒3「えっと、暁美さん?」

    ほむら「あ……何かしら。少し、ボーっとしてしまって……」

    中沢「……なぁ、今あの子こっち見てなかったか?
       もしかして気があったりして……っと、お前にゃ美樹が居るから関係ねーか」

    恭介「もう、からかわないでくれよ。さやかはそんなんじゃないって」

    ほむら「…………」

    どういうこと……。
    どうしてこの時期に、上条恭介が……?

    2 :

    かみじょーさん

    3 = 1 :

    ほむら「……ごめんなさい。緊張しすぎたみたいで、気分が……。
        保健室に行かせてもらえるかしら」

    まどか「……へっ?」

    ほむら「保健係の鹿目まどかさん。連れて行ってくれる?保健室」

    まどか「え、っと……う、うん」

    本当はここでまどかに忠告するつもりだったけれど……
    まず訊かなければいけないことができてしまったわね。

    まどか「…………」

    ほむら「…………」

    まどか「…………」

    ほむら「……鹿目さん」

    まどか「!な、なに?」

    ほむら「上条恭介くんは、いつ退院したの?」

    4 :

    いきなり不審すぎる質問である

    5 = 1 :

    まどか「え?」

    ほむら「彼の左手と足は、もう治ったの?」

    まどか「左手と、足……?え、っと、ごめんね。
        上条くんって、昔入院してたこと、あったのかな……?」

    ほむら「え……?」

    まさか、この時間軸は……。
    上条恭介が事故に遭わなかった時間軸……!?

    まどか「少なくともわたしが知り合ってからはそんなこと、なかったはずだけど……」

    ほむら「そう……。ごめんなさい、ちょっと、勘違いしてしまったみたい。
        私が入院していた病院に、似た人が居たから……」

    6 :

    早くも駄作の臭いがしてまいりました

    7 = 1 :

    上条恭介が事故に遭わなかった時間軸……。

    確かに今までの時間軸も、全てが同じだったわけじゃない。
    毎回少しずつ違っていたし、イレギュラーもあった。
    でも、彼が事故に遭わないなんて、そんなの……。

    いえ、パラレルワールドは無限にあるんだもの。
    中にはそんな時間軸があっても、不思議なことじゃないのかも知れない……。

    ……それなら、確認を取っておくべきことがあるわね。




    放課後

    さやか「それじゃ、バイバイ。まどか!」

    まどか「うん、バイバイさやかちゃん。また明日ね!」

    8 = 1 :

    さやか「さてと…………ん?あんた、転校生の……」

    ほむら「……こんにちは」

    さやか「どーしたの、そんなところで突っ立っちゃって。あ、もしかして道に迷っちゃったとか?」

    ほむら「そういうわけではないけど……少し訊きたいことがあるの。
        付き合ってもらえるかしら。歩きながらで良いから」

    さやか「ほほう、既にこのさやかちゃんは転校生に頼られる程の風格を持ち合わせていたと。
        良かろう、なんでも訊いてくれたまえ!
        何?学校のこと?町のこと?美味しい喫茶店とかなら……」

    ほむら「上条恭介くんのことなんだけど」

    さやか「はい?」

    9 = 1 :

    ほむら「彼は、今までに大きな事故で入院したりしたことは、あった?」

    さやか「?いや、別にないと思うけど……なんで?」

    ほむら「それじゃあ、上条くんは今、何か楽器をやってる?ヴァイオリンか何か……」

    さやか「あぁ、うん。ヴァイオリンやってるよ。っていうか、やっぱ恭介結構有名なんだ?
        転校してきたばっかの子まで知ってるだなんてさ。
        あんま実感なかったけど、やっぱすごいんだね、あいつ」

    ほむら「そう……」

    さやか「で、なんでこんな質問を……」

    ほむら「それじゃあ、次の質問だけど」

    さやか「って、まだ続くのか」

    ほむら「これで最後よ。……上条くん、今誰かと付き合ってるの?」

    さやか「でっ!?」

    10 :

    そっかCDショップも行かなくて良いのか

    11 :

    ほう、続けて

    12 = 1 :

    さやか「な、なんでそんなこと……」

    ほむら「別に、ただの興味本位よ。それで、どうなの?」

    さやか「べっ、別に誰とも付き合ったりはしてないんじゃないかなぁー。
        あたし結構一緒に居るけど、そういう話聞かないし……」

    ほむら「そう……。それじゃあ、あなたとも?」

    さやか「はっ、はいぃ!? あたしと恭介が!?
        い、いやぁー、よくそう言われるんだけどさぁー……。
        別に恭介とはそんなんじゃないっていうか?ただの幼馴染っていうか?」

    ほむら「…………」

    さやか「ま、まぁ確かに?恭介とはだいぶ仲良いし、2人で遊んだり出かけたりとかもよくするから、
        付き合ってるとか思われるのも無理はないと思うけど?
        で、でも別にそんなの意識してるわけじゃないし?
        っていうか恭介は友達だし?別に好きとかそんなんじゃないし?」

    13 = 1 :

    ほむら「……相変わらずね」

    さやか「は、はい?」

    ほむら「まぁ良いわ。質問に答えてくれてありがとう。それじゃ、さようなら」

    さやか「あ、う、うん。じゃあね、ばいばい……」

    これで確定した。
    上条恭介は、この時間軸では事故に遭っていない。
    ということは……美樹さやかが契約する危険性は、この時間軸ではかなり低いと言える。
    2人の関係もかなり良好なようだし。

    イレギュラーだけど、喜ぶべきでしょうね。
    余計なことに気を回さず、まどかだけを守れるわ。

    ただ……今日までずっと、キュゥべえがまどか達に接触する気配がまるでないのが気になる。
    それはそれで良いことのはずだけど……。

    15 = 1 :

    翌日

    生徒「あれ。あなた、2年生の子?どうしたの?」

    ほむら「はい。少し、用事があって。巴マミさんを呼んでいただけますか?」

    生徒「あぁうん、良いよ。ちょっと待っててね」

    ほむら「…………」

    早めに巴マミに会い、そして、協力を得る。
    こちらから会いに行けば、少なくとも話くらいは聞いてくれるはず。
    変に敵対しようとしてこなければ良いんだけど……。

    生徒「マミちゃーん!2年生の子が呼んでるよー!」

    マミ「?2年生の子?誰かしら」

    17 :


    その頃、きゅうべえは・・・

    マツコデラックス「え?アタシが魔法少女に?いやよそんなの!」

    きゅうべえ「君は、史上最強の魔法少女になれる素質を持っている」


    18 = 1 :

    生徒A「おー、流石マミ!部活もやってないのに後輩にも慕われてるんだねぇ!」

    マミ「うーん、心当たりはないんだけど……」

    生徒B「マミの隠れファンとかじゃないの?あはは!」

    生徒C「あり得るから困るよ、マミの場合!」

    マミ「もう、みんなして……。それじゃ、ごめんね。ちょっと行って来るね」

    ほむら「…………」

    巴マミ……意外と友達が居たのね。
    知らなかったわ。

    19 = 1 :

    マミ「ごめんなさい、お待たせ。それで、私に用事ってなぁに?」

    ほむら「……これを見てもらえれば、大体の予想はつくと思うわ」

    マミ「これは……宝石?」

    ほむら「え?」

    マミ「とても綺麗だとは思うけど……でも、これがどうしたの?」

    ほむら「あなた、これが何かわからないの……!?」

    マミ「えっと……ごめんなさい。ちょっと見覚えがないわね……」

    ほむら「そんな……!」

    マミ「……?」

    20 :

    ふむ

    21 = 14 :

    パラレルワールドって自覚はほむらにはないんじゃなかったか

    22 = 1 :

    ソウルジェムを、知らない……?
    まさか、この時間軸の巴マミは……!

    マミ「……あの、もう戻っても良いかしら?私、友達を待たせちゃってるから……」

    ほむら「っ……えぇ。ごめんなさい、おかしなことを訊いて……。私の、勘違いだったみたい」

    マミ「そう……?それじゃあ、失礼するわね」

    生徒1「おっ、帰ってきた。何の用だったの?」

    マミ「それが、なんだか勘違いだったみたい」

    生徒2「あはは、なんだそりゃ。それよりさ、放課後の話の続きだよ!」

    生徒3「そうそう、新作パフェ、みんなで食べに行くんでしょ?すっごく楽しみー!」

    マミ「ふふっ、でも最近ちょっと遊びに行きすぎて、
       お小遣いが危ないかも。お母さんに怒られちゃうわ」

    23 :

    しあわせまみまみ

    25 = 1 :

    ほむら「……!」

    “お母さん”……。
    やっぱり、そうとしか考えられない。
    この時間軸の巴マミは、事故で両親を失っていないんだ……。

    事故に遭っていないから当然契約もしていないし、
    魔女退治に時間を割かないから友人も多く居る。
    こんな可能性も、あるのね……。

    巴マミが、魔法少女じゃない。
    だとすると、ワルプルギスの夜に対抗するための戦力が……。

    ……それなら、あの子は……。

    26 :

    ソウルジェムもほんとにただの宝石で
    これまでの全てがほむほむの妄想とかじゃないよな

    27 :

    ひぐらしの賽殺し的な

    28 = 1 :

    風見野

    ほむら「…………」

    まさか杏子に会いにわざわざ隣町まで来ることになるなんて。

    確か、あの子の教会はこの辺りにあったはず……。

    ほむら「……え」

    確かに、記憶の通りに教会はあった。
    場所は私の知ってるところと変わらなかった。
    でも、その見た目は……。

    杏子「あのー、何か用ですか?」

    ほむら「っ!」

    30 = 14 :

    単独ワルプル戦か…

    31 = 1 :

    ほむら「……佐倉、杏子?」

    杏子「えっ?あ、うん、そうですけど……。えっと、信者の人?」

    ほむら「……私は……」

    モモ「あっ、お姉ちゃんお帰りー!」

    ほむら「!」

    杏子「モモ!ただいま」

    ほむら「……あなたの、妹?」

    杏子「うん。ほらモモ、挨拶して」

    モモ「こんにちは、佐倉モモです!」

    32 :

    同年代の仲間なら

    植木耕助
    高嶺清麿
    日向夏美
    高町なのは
    南夏奈

    こいつらでいいだろ

    33 = 10 :

    未契約あんこちゃん言葉遣いが良いね

    34 = 1 :

    ほむら「え、っと、それじゃあ、あなたのご両親は……?」

    杏子「あっ、父さんと母さんに用事?だったら、今呼んで来ましょうか?」

    ほむら「……その必要はないわ。私が用があるのは、あなただから」

    杏子「へっ?あたし?」

    ほむら「ごめんなさい、あなたのお姉さんと話がしたいから、2人にしてもらえるかしら」

    モモ「はーい。じゃあ先に戻ってるね、お姉ちゃん。おやつ準備してるから、早くねー!」

    ほむら「…………」

    杏子「えっと……あたしに話って?」

    ほむら「あなた、家族は元気なの?」

    杏子「?あぁ、うん。元気だけど……」

    35 :

    ひぐらしの何編だっけ似たようなの

    36 = 1 :

    ほむら「昔、貧しかったことは……?」

    杏子「……うん、昔は、ちょっと。
       一時期、父さんの話を信者の人たちが全然話聞いてくれなかった時があって……」

    ほむら「!だったら……」

    杏子「でも、1人だけ聞いてくれた人が居たんだ。たった1人、父さんの話に耳を傾けてくれた。
       そしたら分かってくれたよ。父さんの言ってることは正しいんだって。
       怪しい新興宗教なんかじゃ、絶対ないんだって」

    ほむら「…………」

    杏子「それからちょっとずつ、ちょっとずつ、父さんの話を聞いてくれる人が増えて……。
       希望を持っていればいつかは救われるんだって、父さんの言ってた通りだったんだ」

    37 = 23 :

    きょこきょこ

    38 :

    あれ、契約してねぇのかよ。…てか、この世界のQBどこ?

    39 = 1 :

    ほむら「……この宝石に、見覚えは……?」

    杏子「ん?へえ、すっごい綺麗じゃん。高そうだねコレ」

    ほむら「……見覚え、ないのね」

    杏子「うん。初めて見たよ、こんな宝石」

    ほむら「そう……」

    杏子「ん……なんか、悪いね。困ってるみたいだけど、あたしじゃ役に立てそうにないよ……。
       あ、もし良かったら、父さんの話だけでも聞いていかない?
       それだけでもちょっとは楽になるかも知れないし……」

    ほむら「いいえ、遠慮しておくわ。それじゃあ、私はもう行くわね」

    40 = 14 :

    外伝組の出番ですねわかります

    41 = 1 :

    杏子「え、あ、うん……」

    ほむら「そうだわ。一応忠告しておくけど、これから先……。
        もしあなたに奇跡を約束して取り入ろうとするものが現れたなら、よく考えることね」

    杏子「え……?」

    ほむら「さもなければ、あなたは今の幸せな暮らしも、大切な家族も、すべて失うことになるから。
        それじゃあ、さようなら。佐倉杏子」

    杏子「ちょ、ちょっと待って!」

    ほむら「……?何かしら」

    杏子「あ、あんたまさか、何か知ってるの……?
       け、契約のこととか、魔法、少女のこととか……」

    42 :

    44 = 24 :

    続けて

    45 = 26 :

    俺は楽しく読んでるぜ

    46 = 1 :

    ほむら「ッ!?あなた、どうして……!?」

    杏子「うわっ!お、落ち着きなよ!そんな急に……!」

    ほむら「っ……ごめんなさい。その……確認するけど、あなたはまだ、契約はしていないのよね?」

    杏子「う、うん。あんた、やっぱ知ってるんだね……」

    ほむら「……あいつが、現れたのね。あなたのもとに……キュゥべえが」

    杏子「うん……その通りだよ。初めて会ったのはずいぶん昔の話だけどね」

    杏子は既に、キュゥべえと接触していた……。
    だったら、巴マミは?
    まさか、私が勝手に無関係だと思い込んでいただけで、本当は巴マミも……?

    47 :

    QBが営業はしてるけど実を結んでない世界か
    ざまあ

    48 :

    あんこは厨二病

    49 = 1 :

    考えてみれば、ソウルジェムを知らないから魔法少女とは何の関係もないというわけじゃない。
    キュゥべえと接触していてもソウルジェムを見たことがなければ、
    彼女のあの反応も納得がいく……。

    杏子「で、断り続けたらぱったり出なくなったんだけど、最近また出始めて……」

    QB「出るだとか出ないだとか、そんな言い方はないんじゃないかな」

    杏子「うわ!出た!」

    ほむら「キュゥべえ……!」

    QB「やぁ、杏子。契約のこと、考えてくれたか……あれ?」

    ほむら「ッ……」

    QB「君は……もしかして、魔法少女かい?」

    50 = 14 :

    実はまどかが既に契約済みとかそんな展開は勘弁してくれよ


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