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    元スレほむら「仲間になってくれる魔法少女が……」

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    みんなの評価 : ★★
    タグ : - 巴マミ両親生存ルート + - 魔法少女まどか☆マギカ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    151 = 138 :

    さやかwww

    152 = 135 :

    さやか「ほ、本当?」

    まどか「……?さやかちゃん?」

    さやか「えっ?あ、あー、ごめん。なんでもないよ!
        えーっと、2人とも用事って言うんなら、仁美どうする?
        あたしたちだけで喫茶店寄っちゃう?」

    仁美「あ、その……私も今日はお稽古事がありますの。
       ですから、せっかく行ってもすぐに帰らないと……」

    さやか「あらら。なーんだ、じゃ仕方ないね。今日はみんなで仲良く直帰しますかー!」

    ほむら「……えぇそうね。そうしましょう」

    153 :

    展開予想はよそう

    154 = 135 :




    キリカ「まだかな。恩人まだかなー」

    織莉子「見滝原中学も下校時刻はもう過ぎてるはずだから、きっともうすぐ来るわ。
        それにしても、ずいぶん楽しそうに待つのね。そんなにまどかさんが気に入ったのかしら?」

    キリカ「?織莉子もしかして嫉妬してるの?私が恩人と仲良くしたそうだから?」

    織莉子「ふふっ、私だってまどかさんを大切に思ってるわ。
        だって彼女は、キリカを守ってくれたんだもの。
        それはつまり、私たちの救世の道を守ってくれたということに他ならないわ。
        でも……そうね。貴方があんまりまどかさんと仲良くすると、嫉妬してしまうかも知れないわね」

    キリカ「なーんだ。そんなの心配いらないよ!私の一番はいつだって織莉子だ。
        私が恩人を大切に思ってるのは、一番大切なきみとの世界を守ってくれたからだよ!」

    155 = 135 :

    キリカ「だから私は、全てにおいて恩人より織莉子を優先するよ!わかってるくせに!」

    織莉子「ッ……!」

    キリカ「えっ。えぇ!ヤダヤダ、どうして怖い顔をするの!
        私は何か変なこと言っちゃったの!?
        嫌いになっちゃイヤだよ!きみに嫌われたら私は腐って果てるよ!」

    織莉子「キリカ、行くわよ」

    キリカ「?行くって……もしかして、魔女?」

    織莉子「私たちの恩人が、危ないわ」

    キリカ「え!?」

    156 = 135 :




    まどか「えーっと、ここを曲がって……あれ?」

    お、おかしいな。
    もしかして、道、間違えちゃった?
    そんなぁ……。
    地図も貰ったし、そんなに難しい道でもないから迷うことなんてないと思ったんだけど……。

    まどか「……ま、待って。変だよ、おかしいよ……。こんなの、地図に載ってない……」

    ……ううん、それだけじゃない。
    道が、どんどん変わってる……!?

    使い魔「ケケケケケケ!」

    まどか「ひっ!?な、なに?何なの!?な、何か居る……!?」

    157 :

    >>153
    なんかいった?

    158 = 135 :

    使い魔「ケケケケケケ!」

    まどか「や、やだっ!来ないで!誰か、誰か助け……」

    キリカ「恩人、伏せて!」

    使い魔「グギャァ!」

    まどか「えっ……?」

    織莉子「良かった……間に合ったわね」

    まどか「お、織莉子さん、キリカさん!?」

    キリカ「使い魔まで私たちの礼の邪魔してくれちゃってさ!さっさとやっちゃうよ!
        そして恩人に織莉子のお茶をご馳走する!」

    織莉子「えぇ……。早く片付けてしまいましょう」

    159 :

    拗れそうですな

    160 :

    おもしろい。しえん

    161 = 149 :

    ほむらどこいった

    162 = 135 :




    使い魔「ギャァアアアアアアア……!」

    織莉子「今ので、最後だったみたいね」

    キリカ「あははッ!使い魔が何匹居ようと余裕余裕!」

    まどか「あ、あの、えっと……」

    織莉子「大丈夫だったかしら、まどかさん。怪我はない?」

    まどか「は、はい。え、っと……さ、さっきのは……」

    織莉子「少し、長い話になってしまうわね。
         場所を移しましょう。せっかくお茶の準備もしているんだもの」

    163 = 160 :

    質問なんだが、いろんな町を探して魔法少女いなかったのに、いきなりオリコとかをほむらは疑いだしたの?名前がいきなり出た感じがしたんだが…

    165 :


    魔法少女狩りの話になったからだろ
    以前の時間軸でもそういう話があったって事だろうよ

    166 = 135 :




    まどか「ま、魔女に、魔法少女……」

    織莉子「黙ってるつもりはなかったのだけど、わざわざ言うようなことでもないから……」

    まどか「その……怖くないんですか?あんなのと戦ってて……」

    キリカ「怖い?怖いだって!あはははは!そんなはずないよ!あんなののどこか怖いもんか。
        私が怖いのは、織莉子が怒ることと、織莉子が悲しむことと、織莉子に嫌われることと、
        織莉子との愛が死んじゃうことと、織莉子との世界が終わっちゃうことと……」

    織莉子「もう、キリカったら。でも、そうね。私たちには魔女なんかを恐れている暇はないわ。
        だって、魔女を殺すことなんかより、もっと大きな……救世を成し遂げる使命があるから」

    まどか「……!」

    織莉子「あ……ごめんなさい。少し怖い顔になってしまったかしら」

    167 :

    いい展開だ

    168 = 135 :

    まどか「あ、いえ……。ちょっと、びっくりしちゃっただけです、すみません……。
        でもなんていうか……かっこいいですね!
        魔法少女になって、悪い魔女を倒して、世界を救うために頑張ってるなんて!
        そういうのって、わたし、ちょっと憧れ……」

    キリカ「駄目」

    まどか「えっ……?」

    キリカ「だめだめだめだめ。絶対だめ。恩人は魔法少女になんかなっちゃだめ。
        キミは恩人なんだからだめ。恩人はだめ。契約なんかしちゃだめ。
        魔法少女になっちゃだめ。あいつに騙されちゃだめ。魔女になんかなっ……」

    織莉子「ストップ、キリカ。それ以上は言うべきでないわ」

    169 :

    おりこの面子って魔法少女システム知ってんのか
    1巻しか読んでないわ

    170 = 135 :

    まどか「あ、あの……」

    織莉子「まどかさん……私から1つ、お願いがあるわ」

    まどか「は、はい」

    織莉子「まず訊くけれど……貴方は今、幸せかしら?」

    まどか「え、っと……はい。たぶん、幸せなんだと思います」

    織莉子「そう……だったら、絶対に魔法少女になんてなっては駄目。
         魔法少女になった者は、みな例外なく、辛く苦しい運命を背負うことになるわ。
         そうなれば、今のあなたの幸せな生活をすべて失うことになる」

    まどか「っ……!」

    171 = 135 :

    織莉子「あなたを魔法少女にしようとするものが現れても、
         決してそいつの言いなりになってはいけないわ。
         自分の人生が大切なら、魔法少女になんて絶対にならないで。
         あなたは、私たちの恩人。私たちにとっても、大切な人。
         だから、お願い。あなたは決して、魔法少女になんてならないで」

    まどか「……は、はい。わかりました……」

    織莉子「もし何かあったら、少しでも奇跡に頼りたいなんて思ってしまったら……。
         まず私たちに相談して欲しいの。きっと力になれるわ」

    キリカ「そうだよ!あいつなんかに頼らないで、私たちを頼ってよ!」

    まどか「あ、ありがとうございます」

    織莉子「ふふっ……それじゃ、堅苦しい話はこのくらいにして、お喋りを楽しみましょう?」

    172 :

    すっかり仲よさげだけど後々のことを考えると…

    173 :

    おりキリは恩人だろうが友人だろうが容赦なくコロすからなぁ…

    174 :

    キリカちゃんかわいいよキリカちゃん

    175 = 135 :




    まどか「あの、今日はありがとうございました。
        助けてもらった上に、お茶とお菓子までご馳走になって……」

    キリカ「それもこれも全部礼だよ。これでわかったくれた?
        キミが守ったものが私たちにとってどれだけ大切なものだったか、わかってくれた?」

    まどか「あ、はい!とってもよくわかりました!」

    キリカ「よろしい、恩人は合格だね!」

    織莉子「私たちも、とても楽しかったわ。お客様を招いてお茶会なんて、本当に久し振りだったから。
        ぜひまたやりましょう?」

    まどか「はい!わたしも先輩とこんなにお話することなんてあんまりなかったから、
        とっても楽しかったです!ぜひまたお願いしますっ」

    織莉子「えぇ。それじゃあ、気を付けて帰ってね」

    176 = 164 :

    177 = 135 :




    織莉子「まどかさん、やっぱりとても良い子だったわね。
         最初は緊張してたみたいだけど、途中からはぎこちなさも取れて。
         楽しそうにしてくれて良かったわ」

    キリカ「ちぇっ。なんだい織莉子ったら。
        私に嫉妬しちゃうなんて言って、織莉子のが楽しそうだったじゃないか。
        私が嫉妬しちゃっても織莉子は良いの?」

    織莉子「あらあら、ごめんなさい。
         貴方以外に名前で呼んでくれる子が居て、つい嬉しくなってしまったみたいね」

    キリカ「名前で呼ばれるのか嬉しいなら何回だって呼んであげるよ!
        織莉子織莉子織莉子織莉子!
        ほらほら私の方が恩人よりたくさん名前で呼んでるよ!」

    178 = 135 :

    織莉子「もう、またそんな子どもみたいなことを言って」

    キリカ「なんだいなんだい!きみはすぐそうやって私を子ども扱いするんだ!
        子どもって言うなら、恩人の方がずっと子どもっぽいじゃないか」

    織莉子「あら、まどかさんは見た目が少し幼いだけで中身はしっかりした子だわ」

    キリカ「アァ!織莉子はやっぱり恩人のことが好きなんだ!
        ふんだ!織莉子なんか織莉子なんか!」

    織莉子「嫌い?」

    キリカ「だいっ好き!」

    織莉子「そう、良かった」

    179 = 174 :

    キリカわいい

    180 = 135 :




    まどか「えへへ……先輩と一緒にお茶会って、なんだか良いな」

    キリカさんは元気で面白いし、織莉子さんはおしとやかで優しいし。
    2人ともとっても良い先輩。

    そうだ、今度みんなも連れてきて良いか訊いてみよう!
    さやかちゃんに、仁美ちゃんに、ほむらちゃん。
    みんなで一緒にお茶が飲めたら、それはとっても嬉しいな、って……ん?
    あれ、もしかして……。

    まどか「ほむらちゃん?こんなところで偶然だね!」

    ほむら「鹿目さん……!あなた、家に帰ったんじゃ……」

    181 = 167 :

    おりキリ救済期待

    182 = 135 :

    まどか「うん。実は、先輩と一緒にお茶会してたんだ!
        ほむらちゃんこそ、こんなとこでどうしたの?」

    ほむら「私も、この近くに用事があって。それより、先輩とお茶会って……」

    まさか、巴マミ?
    この時間軸でも、私の知らないところで2人は接触を……?
    でも巴マミの家はこの辺りとは全然……。

    まどか「えーっと、多分ほむらちゃんは知らない人じゃないかなぁ。
        1人は見滝原中の人だけど、もう1人は違う学校の人だし。
        確か白女の人だったかなぁ?あ、白女っていうのはね、すごいお嬢様学校で……」

    白女、ですって?
    それって確か……。
    いえ、まさか。
    そんな偶然、あるはずが……。

    ほむら「……その先輩の、名前は?」

    まどか「うん、美国織莉子さんって言うの。それから、見滝原中の人は呉キリカさん」

    183 = 149 :

    ほむらの態度次第でまずいことに

    184 = 135 :

    ほむら「ッ……!?」

    まどかと美国織莉子が、既に接触を!?
    そんな……!

    いえ、でも……不幸中の幸いかもしれない。
    もし美国織莉子がまどかの結末を知っていたなら、
    きっともうとっくにこの子は殺されていたはずなのだから。

    ……むしろ、これはチャンス。
    美国織莉子がまどかに好意を抱いているのだとすれば……。

    まどか「ほむらちゃん……?」

    ほむら「……もうすぐ日が暮れるわ。あなたは早く帰りなさい。ご家族が心配するわよ」

    まどか「えっ?う、うん、でもほむらちゃんは……」

    ほむら「私はこれから用事があるから。それじゃ、気をつけて帰ってね。さようなら」

    186 = 159 :

    さるか?

    187 = 135 :




    ほむら「…………」

    “美国”……この家で間違いないわね。
    もう覚悟は決まった。
    最悪の事態に備えて、グリーフシードも準備している。

    ……出来れば戦いは避けたい。
    このグリーフシードを使わないことを祈るわ。

    インターホンを押す。
    数秒待ち、住人がインターホン超し……ではなく、直接出てきた。

    キリカ「あははッ!忘れ物なんて、やっぱり恩人は子どもだね!」

    ほむら「……!」

    188 = 135 :

    呉キリカ……!
    そうだ、覚えてる。
    以前もこの子は、美国織莉子と一緒に居た……!

    キリカ「ん?あれ?んー……。キミ、織莉子に用事のお客?」

    ほむら「……えぇ、そうよ。美国織莉子さんを呼んでもらえるかしら」

    キリカ「わかった。ちょっと待ってて」

    ……呉キリカは、私のことを知らないようね。
    でもきっと、美国織莉子はそうでないはず。
    あの光景を視たのだとすれば、私のこともきっと……。

    織莉子「ごめんなさい、お待たせしました。私に何かご用……ッ!」

    ほむら「……こんにちは。美国織莉子さん」

    189 :

    しえん

    190 = 135 :

    キリカ「?織莉子?」

    織莉子「貴方は……あの時あの場所に居た……」

    キリカ「あの時あの場所にって……まさか!」

    ほむら「…………」

    織莉子「その様子……。私のことを、知っているのね?」

    ほむら「……えぇ」

    織莉子「私たちの目的も、これから為そうとしていることも、全て?」

    ほむら「えぇ。そこまでわかっているのなら、私がここに来た理由もわかるわね」

    織莉子「わからないわ。貴方はここに、話をしに来たの?戦いに来たの?」

    191 = 135 :

    キリカ「織莉子、下がって」

    織莉子「キリカ……」

    キリカ「よく分からないけど、この女は危険だ。
        織莉子に危険を及ぼす可能性が少しでもあれば、私は躊躇しない。
        すぐに排除するよ」

    ほむら「私は争いに来たんじゃない。お願いをしに来たの」

    織莉子「お願い……?」

    キリカ「こんな奴の言うこと聞く必要なんてないよ!
        そうだ、こいつもあいつの目を逸らすために利用……」

    ほむら「鹿目まどかを助けたい。それが私の願い」

    キリカ「っ!?」

    192 = 189 :

    しえん

    193 = 149 :

    しえん

    194 = 135 :

    キリカ「どうして恩人の名前を?恩人と知り合いなの?」

    ほむら「あの子は私の……たった1人の、大切な友達なの」

    織莉子「まどかさんを助けたい……それは、あれを止めるということ?
         世界の終末という運命を変えるということ?
         貴方が私たちに協力してくれるということかしら」

    ほむら「そうであるとも、ないとも言えるわ」

    織莉子「…………」

    ほむら「私の言っていることが分からないのなら……鹿目まどかの運命を視てみなさい」

    織莉子「なんですって?」

    ほむら「どうせいつかは至るのなら……今ここで視なさい。そして、私の話を聞いて欲しい」

    織莉子「まどかさんの、未来、を…………ぇ……?」

    キリカ「……織莉子?」

    織莉子「…………ぁ……ぁあ……そんな、そんな……!」

    196 = 135 :

    キリカ「織莉子!顔が真っ青だ!大丈夫!?織莉子!」

    織莉子「……まどかさんが、あれだった……」

    キリカ「えっ……」

    織莉子「世界を滅ぼす魔女……その正体が、まどかさんだった……!」

    キリカ「え。え? 恩人が?恩人があれ?そんな。
       恩人が、あれだって。あれが恩人だって。そんな……」

    ほむら「あなた達は……まどかを殺すつもりだったわね。
        そうやって魔女化を阻止し、世界を救うつもりだった。
        でも、私の目的は違う。私の目的は、まどかを絶対に魔女になんてさせないこと。
        契約なんてさせないこと。まどかに、普通の女の子として生き続けてもらうこと」

    織莉子「っ……」

    ほむら「私の目的は、あなた達と同じであり正反対。だから……私はあなた達にお願いに来たの」

    織莉子「……鹿目まどかを殺すな。そういうこと?」

    197 = 189 :

    しえん

    198 = 149 :

    おりきりは普通に共闘出来ると思うんだ

    199 = 135 :

    ほむら「……そうよ」

    雰囲気が変わった……。
    美国織莉子、やっぱり簡単に説得されてはくれないみたいね。

    織莉子「つまり貴方は、この世界を滅ぼすつもりかしら?」
        
    ほむら「…………」

    織莉子「私はもう知っているわ。もう視ているもの。貴方の方法では世界を救うことはできない」

    ほむら「……そうね。私は今まで何度も何度も失敗してきた。
        色々な方法で、同じ方法で、何度も繰り返し挑んでは、失敗してきた」


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