元スレP「涼ちん♪」 涼「」

みんなの評価 : ★
351 = 99 :
―――
涼「……プロデューサーさん、すみません」
P「……」
涼「プロデューサーさんが付いていてくれたのに……オーディション、負けちゃいました」
P「……俺のことは、気にすることないよ」
涼「で、でも……」
P「今回は残念だったけど、何もこれでアイドル生活が終わるってわけじゃない。また次が――
涼「次はっ!」
P「っ!」
涼「……次のときは……。プロデューサーさんはもう……いない、んですよね……」
P「……」
涼「……」
P「……少し、外に出ようか。ふたりで話そう」
352 = 275 :
え
354 = 99 :
屋外
P「……」
涼「……プロデューサーさん。詳しく、聞かせてください。さっきのこと……」
P「876プロにいられるのが明日まで、ってことか?」
涼「はい……。どうしてそんなに急に? も、もしかして、私が何か……」
P「……涼ちゃんのせいじゃないよ」
涼「じゃあ、なんで……」
P「これは、誰のせいでもないんだ。ただ、タイミングが悪かった……それだけさ」
涼「タイミング……?」
P「……悪い、って言い方も間違ってるな。これは、喜ぶべきことなんだから」
涼「……」
P「……765プロのアイドル。俺がプロデュースを手がけたアイドルの中にいる……如月千早って、知ってるか?」
涼「は、はい、もちろん! あの人は、スターだから……」
P「その、千早がな……」
356 = 99 :
―――
涼「……ロス、ですか」
P「ああ……。だから、俺もそれに付き添って、日本を発つことになったんだ」
涼「……本当、雲の上の話、みたいです」
P「……」
涼「千早さんは、日本中で知られてるトップアイドル……海外でレコーディングの話もある、本物のボーカリスト」
涼「一方で……同じアイドルなのに、私は……オーディションに負けて、こんなところで座り込んでる」
涼「なんで……こんなにも、違うんでしょうか……」
P「……君のアイドル生活は、まだ始まったばかりだろう。千早だって、アイドルになってすぐ、こんな地位を得たわけじゃないさ」
涼「それでもっ! そ、それでも……!」
P「……」
涼「あなたがついていてくれたのは千早さんと同じなのに! それにも関わらず、私は、少しも結果を出せなかった……!」
涼「そのことが……どうしようもなく、悔しいんです……!」
358 = 99 :
P「……それは、俺の力不足だったんだよ。涼ちんは本来なら、今日のオーディションを勝てるくらいの実力は持っているんだから」
涼「気休めはよしてくださいっ!!」
P「……! 涼ちん……」
涼「…………ごめんなさい……。今の私、少しヘン、みたいです」
P「いや……気が高ぶるのもしかたないことさ。こんな日はな」
涼「……何度も言うけど……765プロの皆さんは、本当にすごいです。プロデューサーさんも……」
P「……決してそんなことは」
涼「そんなこと、あります。皆さん、本物のアイドルで……日本中の人、みんなから愛されてる」
涼「そんな人達を育てた、プロデューサーさんが……すごくないわけ、ありません」
P「……」
涼「……一言、お礼が言いたかったんです」
P「お礼?」
涼「はい……。こんな、ダメダメな私のために……」
涼「今まで、短い間だったけど、時間をくれて……付き合ってくれて。ありがとう……ございました」
359 = 99 :
P「……」
涼「……っ」ジワ
涼(……言っちゃった)
涼(ありがとうございました……この言葉を、言っちゃった)
涼(……これで、おしまいだ。僕と、プロデューサーさんの関係も……)
涼(僕の、アイドル生活も……)
涼「……もうっ、もう『僕』は……ダメなんですっ……!」
P「……。……ダメって、何がだ?」
涼「もうやめたいんですっ、アイドルを……もう、無理なんですっ……!」
P「……」
涼「プロデューサーさんは、前に言ってくれましたよね……」
――……君に笑顔で、アイドルを続けて欲しい……――
涼「って……でも、でももうっ、笑顔なんて、作れないんですっ!!」
360 :
…見入るな、支援
361 = 99 :
涼「知ってしまったから……あなたの優しさを……」
涼「気付いてしまったから……僕が笑顔でいられる理由が、あなたがそばにいてくれるからだ、って……」
涼「だからもう僕は……っ! プロデューサーさんがそばにいないなら、笑顔になんてなれないんですっ!」
涼「もう、気が付いたら、こんなに気持ちは大きくなっていた……」
涼「中途半端な僕が、ただひとつ、確かに持っているものが……この気持ちだったんです……!」
涼「……僕は……!」
涼「あなたのことが、すきなんです……!」
362 :
※男です
363 :
男と男の娘の間には大きな壁がある
365 = 275 :
ほう
366 = 99 :
P「……涼ちゃん……」
涼「……う、ぅう……!」
ポロポロ……
涼「うわぁああ゛あん!!!!」
涼(溢れる感情が、涙の形をもって、僕の目から流れてきた)
涼(……言っちゃった……もう、最後だから……言うしかない、って思ったんだ)
涼(プロデューサーさんに……最後くらい、中途半端じゃない本物の僕自身を、見せたくて……)
367 = 137 :
途中から「僕」になっちゃったな・・・
368 = 123 :
切ないな涼ちん…僕のPも涙ぐんできた
369 = 99 :
涼「知り合っで……まだ、ちょっとしか経ってないげどぉ……!」
涼「それでも……この気持ちは、本物なんでずぅ……!」
ポロポロ……
涼「あなたが頭を撫でてくれて、嬉しかった……可愛いって言ってくれて、飛び上がりそうになった……」
涼「あなたのことを想って、毎晩……」
P「……毎晩?」
涼「……なんでもない、です……」
涼(もう……本当の本当に、おしまい)
涼(言いたいことは言った……日本を発つプロデューサーさんに、僕の本音をぶちまけた)
涼(だからもう……これで、僕とプロデューサーさんのお話は、おしまいなんだ……)
P「……涼ちん!」
涼「……ぇっ……」
涼(……と、思っていた……のに)
370 = 153 :
来たか……!
371 = 99 :
ぎゅっ……
涼「……っ」
P「……」
涼「離して……ください……」
P「いいや、離さない。何を言われたって……!」
涼「そ、そんなことされたら……余計、お別れが……つらくなっちゃうから……」
P「……知ったことか」
涼「……ぐすっ。……プロデューサーさんは、優しいから……そうやって、いつもいつも――」
P「君のためにやっているんじゃない。俺がこうしたいから、抱きしめているんだ」
涼「……」
P「だって、俺は……いや、俺も……!」
涼「……っ」
P「思えば、そうだ……一目見たときから……君のことを……」
P「すきになっていたんだから……!」
373 = 138 :
※男同士
374 = 275 :
ほうほう…
377 :
良い話だ 感動的だな
378 = 99 :
涼「……え……」
P「君はこんなにも可愛い。髪も、笑顔も、仕草も……すべて、俺の心をグラグラにするんだ」
涼「ちょ、ちょっと……ま、まってください……! 言ってる意味が、よく……」
P「わからないか? 俺はな、涼ちゃん……」
涼「……」
P「……いや、涼。君のことを……愛しているんだ」
涼「……!!!!!!」
379 = 123 :
えんだああああああああああああああああああああああ
380 :
えんだぁぁああああまだか
381 :
>>377
ヤンホモライダーは帰れ!
382 :
いやああああああああ
383 = 360 :
ぎゃあああああああああ
384 = 275 :
ぎゃおおおおおおおおおおん
385 = 99 :
涼「あ、あぅ……あうあう……」カァァ
涼「ちょちょちょちょ、待って……!」
P「な、なんだ? もうこれで、相思相愛だろ? だからさ……」
涼(僕、何をされちゃうの? め、目が怖い……!)
バッ
涼「……はぁ、はぁ……」ドキドキ
P「おいおい、離れないでくれよ……」
涼「……んっ……。プロデューサーさん、ほんと……ですか?」
P「当たり前だ……こんなこと、冗談でも言えない」
涼「プロデューサーさんの周りには……たくさんの素敵な女の子がいるのに……」
P「765プロのみんなのことか? 確かに、みんなそれぞれ違う可愛さを持っているし、魅力的だと思う」
P「だけど、俺の心を最初から最後まで掴んで離さなかったのは……涼、ただひとりだ」
涼「……う、うぅううう……」
P「ついでに言うと、涼のことを想って、抜いたこともある」
涼「!?」
387 = 102 :
涼ちんちんぺろぺろ
388 = 99 :
P「……と、いうのは冗談で……」
涼「あ、冗談……そう、ですよね。あはは……」
P「……とにかく、俺の気持ちは本物だ。それだけはわかって欲しい」
涼「……」
ゴクリ
涼「……嬉しい、です……」
涼(プロデューサーさんが、僕のことをすきだと言ってくれた……)
涼(それはとても嬉しいこと、だけど……)
涼「……でも……」
P「……でも?」
涼「……」
涼(……僕にはまだ、プロデューサーさんに、言っていないことがある)
涼(僕が……本当は男の子だっていうことを……)
389 = 362 :
ホモですな
390 = 275 :
男の娘……?
391 = 99 :
涼「……プロデューサーさん、聞いてください」
P「……ああ」
涼「まだ、実は……言っていないことがあるんです」
P「……」
涼「これを聞いたら、きっとあなたは……僕のことを嫌いになると思う」
P「そんなこと、あるわけないだろ……」
涼「いいえ……それくらい大きなこと、なんです……根本から、全部覆しちゃうくらいの……!」
涼「だから……ここであなたと、結ばれるわけには……、いかないんです……!」
P「……言わない、ってことは、できないのか?」
涼「……」
涼「できません。だって、あなたを思うこの気持ちは……本物だから」
涼「あなたには……あなただけには……」
涼「偽者の『私』じゃなくて……」
涼「本物の『僕』をみてほしいから……!」
392 = 99 :
涼「今まで黙っていたけど……」
涼「……僕は……本当は……お、女の子、なんかじゃなくて……!」
ドックン…… ドックン……
涼(……心臓が、高鳴っている)
涼(それは、プロデューサーさんから嫌われるカウントダウンのように聞こえて……)
涼(とてもこわい……でも、この口は、止まらない)
涼(あなたには、僕のすべてを知ってもらいたいから……!)
涼「……男の子、なんです……!」
393 = 362 :
心太はまだか
394 = 99 :
P「……知ってたよ」
395 :
!?
396 :
なんだってーー
397 = 102 :
なにぃ!?
398 = 275 :
ええーーーー(棒
399 = 363 :
ホモォ・・・
400 = 382 :
なんだと…
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