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元スレP「安価でアイドルプロデュースしてIA優勝を目指す」
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P「反省している。中学生の女の子にするような態度じゃなかった……本当、調子に乗りました」
美希「えーっと……」
P「どうか、この通り!」ズサッ
美希「ちょ、ちょっと! こんなところでドゲザはやめて欲しいって思うな」
P「いいや! 星井さんが許してくれるまでは、この俺、一生顔を上げませんっ!」
美希「もー……あ! それじゃあ~、ミキの言うこと、なんでも聞いてくれる?」
P「はい、俺に出来ることなら、なんでも……」
美希「あはっ! それじゃあまず、コンビニへゴーなの!」
―――
モグモグ
美希「~♪ しあ~せなのぉ~……♪」
P「……こんなことでよかったのか? コンビニのスイーツ一個と、おにぎり一個買ってやるだけで……」
美希「うんっ! キミ、けっこー優しいんだね!」
P「キミはよしてくれ……俺、一応星井さんよりは年上だぞ」
美希「ほんしょはね~……ミキ的には、もっとたくさん……モグモグ……食べたいんだけど~……」
P(聞いちゃいない)
美希「けぷ。……真君がダメって言うから、ここはひとつガマンなの!」
P「真か……」
美希「あれ? 真君のこと、知ってるの?」
P「もちろんさ。紹介が遅れたが、なんせ俺は……」
1 765プロのプロデューサーだからな
2 真のお兄ちゃんだからな
3 その他
>>708
P「俺は、765プロのプロデューサーだからな」
美希「えっ!? ぷ、プロデューサー!?」
P「ああ。ほら、これが名刺さ」
美希「ホントだ……ちゃんとカードに、プロデューサーって書いてある……」
P「というか、本当に知らなかったのか? ロッソストラーダのこと聞いてきたから、俺はてっきり……」
美希「さっき、キミ……じゃなくて、プロデューサーに話しかけたのは、完全に当てずっぽなの」
P「そ、そうすか」
美希「でも~……そっか~……んふふ♪」
P「……?」
美希「ねえプロデューサー! さっきのお願い、もいっこ、増やしちゃダメ?」
P「え? ああ、別に構わないけど……なんだ、今度はジュースでも欲しいのか?」
美希「ううん! ミキが欲しいのはね~……」
美希「プロデューサーなの!」ビシッ
P「……」
P「えええええぇえええ!!?」
美希「ねえねえ~、ダメ?」
P「だ、ダメも何も……」
P(プロデューサーが欲しい? そ、それってどういう意味だ?)
P(と、とにかくここは……こう言おう!)
1 は? それってヤバイ意味じゃないだろうな?
2 あ、愛してる的なことか?
3 その他
>>717
P「は? それってヤバイ意味じゃないだろうな?」
美希「ヤバイ? んー、別にやばくはないと思うけど~……」
P(この子の考えていることが、いまいちわからない……)
美希「とにかくミキは、プロデューサーが欲しいの!」
P「そうは言っても、はいあげます! って簡単にあげられるもんじゃ……俺も人間だからな」
美希「え~、けちけち! プロデューサーがいてくれれば、ミキもっともーっと頑張れるのに!」
P「こ、この短時間で、そこまで気に入ってもらえたのは光栄だけど……」
美希「? 気に入る? 何言ってるの?」
P「えっ」
美希「ミキはね、ゼノグラシアにプロデューサーが――
??「……ちょっと待って!」
これは誰?
>>723
P「ま、真美?」
真美「ミキミキ! その話はちょっと待った~! だよっ!」
美希「むぅ、出たな~、双子ちゃん!」
真美「双子ちゃんじゃなくて真・美! 亜美はいま関係ないっしょ~!」
美希「んっふっふ~! 口答えするような真美には~……コショコショしちゃうのっ!」
コチョコチョ…
真美「あっひゃっひゃあひゃあはあはああっはっは! や、やめて~!」
P(こいつなんで出てきたんだ……)
―――
美希「どーだ、参ったか! なの!」
真美「ひぃ……ひぃ……と、とにかくっ!」
真美「兄ちゃんはね、真美の兄ちゃんなんだから、ミキミキにはあげないかんねっ!」
美希「まだ言うの~?」ワキワキ
真美「! 兄ちゃんバリアーっ!」ササッ
P「お、おい……?」
美希「バリア無効なの~!」サササ
真美「うあうあ~! 兄ちゃん、くすぐり怪人ミキミキが襲ってくるよ~! お助け~!」
ギャー ギャー
P「……」
P(収拾がつかないな……よし、ここは)
1 今のうちに俺だけ帰ろう
2 ふたりにお仕置きしてやろう
3 その他
>>730
P「ほいっ」
パシンッ
美希「あたっ」
P「ほいほいっ!」
パシンッ パパシンッ
真美「いたっ、いたたっ! えっ、二回!?」
P「……お前ら、少しは落ち着くんだ」
美希「いきなりデコピンするなんて、ヒドイって思うな……」
P「お仕置きだよ。勝手にギャーギャーして俺のことをおいてけぼりにした、お仕置きさ」
真美「ねえねえっ! なんで真美だけ二回デコピンなの!? ねえ!」
―――
P(その後、落ち着きを取り戻した星井さんから、少しずつ事情を聞くことができた)
P(なんでも、セルフプロデュースに限界を感じているらしく……)
P(プロデューサーがいれば、もっと仕事の幅が広がると思ったんだそうだ)
P(それで、プロデューサーが欲しい、と……)
P(あずささんに会いたかったのは、単に星井さんがあずささんに懐いているから、だそうだ)
P(今日の勝負の相手だとか、そういうことは関係なく……)
P(普段あまり会えない、星井さんにとってのお姉さんのような存在であるあずささんに、甘えたかっただけらしい)
P(そして最後に……雪歩のこと)
P(これが一番奇妙だったのだが……星井さんはいま、雪歩のことをなんとも思っていないらしい)
P(正確には、なんとも思っていないというか……今でも、以前のような友達であると、本人は信じきっている)
P(真君をめぐるライバルなの! と言っていたけど、まぁそれは関係ないだろうな)
真美「ミキミキ、まったね~」
美希「バイバーイ!」
P(話すだけ話したあと、星井さんはレッスンの時間だから、ということで帰っていった)
P(あずささんに甘えるのは、また今度にする、とのことだ)
―――
P「……はぁ」
真美「兄ちゃん、どったの? タメ息つくと幸せが逃げちゃうんだよ?」
P「いやな……女の子って、難しいんだな~、と思ってさ」
真美「んっふっふ~! 兄ちゃんもよーやく、乙女ゴコロの福神漬けに気付いたようだねっ!」
P「複雑さ、な……」
P(実際に接してみて、わかった。俺は先入観でいっぱいになっていただけだったのだ)
P(星井美希は、多少ストイックなところがあるが……決して、他人を切り捨てるような冷たい子ではない)
P(雪歩の目から入った情報が、雪歩の頭の中でごちゃごちゃに変換されて、俺に伝わってきていただけだったのだ)
P(……女心は、難しい。俺は、雪歩を中心にして回りすぎていたのかもしれないな……)
【夜、765プロ事務所】
P「……」
P(……雪歩……)
高木「おお、帰っていたのかね……ううむ、今日は残念だったな」
高木「私も悪かったよ。急にフェスに参加しろ、ということで、彼女たちも本調子ではなかっただろうからね」
P「社長……いえ、いいんです。あの子たちが負けてしまったのは、体調とは別のところにありますから」
P(負けたのは、きっと……他でもない、俺の実力不足が原因だ……)
高木「そうか……それで、女の子たちは?」
P「今日はそのまま、現地解散させました。色々思うところがあるでしょうし、疲れも相当のはずですから……」
高木「……君も随分、疲れているように見えるな。あまり無理をしないでくれたまえよ」
P「はは……肝に銘じておきます」
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