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元スレP「安価でアイドルプロデュースしてIA優勝を目指す」
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P「さっそく、俺がアイドルデビューだっ!」
雪歩「えっ」
P「さっき俺は、君をプロデュースすると言ったな。しかしすまない、それだけじゃ説明不足だった」
雪歩「説明不足……」
雪歩(っていうか、本当にこの人プロデューサーだったんだ……)
雪歩(女装してる男の子がプロデューサーだなんて……悪夢ですぅ……)
P「正確に言えばな……」
P「君をリーダーとした新アイドルユニットの一員が、この俺なんだよ!」
雪歩「えええええええ!!?」
P「この格好も、アイドルとしてデビューするぞという意識の表れさ。プロデューサー兼アイドルなんて、新しいだろう?」
雪歩「全然新しくありません律子さんもたまにアイドルしてます悪夢ですぅ!」
雪歩「い、いやですっ! わ、わわ私が男の人と一緒に、アイドル活動なんて……!」
P「そんな……まいったな……もう決まったことなんだが……」
雪歩「いやぁ……どうか、どうか夢から覚めてぇ……」
P「萩原さん……」
P(随分思いつめた顔をしている……一体何が原因なんだ?)
P(とにかく、ここはプロデューサー兼アイドルとしての腕の見せ所だ! でも何をしたら……)
1 ぜんぶ冗談だよ。君の警戒心をほぐそうとしたのさ
2 他のメンバーもユニットに入れて、もううやむやにして先に進もう
3 その他
>>58
雪歩「うぅ……」
P「……」
P(うなだれて、足元を見ている……)
キュン
P(あれ? なんだろうこの気持ち)
P(落ち込んでいる彼女を見ると、こう……)
キュンキュン
P(ムラムラしてきた)
P「ハァ、ハァ……」
雪歩「……えぐっ、ひっく……」
P(ついに泣き出してしまった……んほお! よよよおし、ここはひとつ!)
P(おさわりして、緊張を解いてやろう!)ニタァ
雪歩「うぇえぇん……」ポロポロ
P「さあて……」
【タッチしてください】
P(しかしどこをおさわりする?)
P(ここは重要だぞ。下手したらこれで、彼女の心がどうにかなってしまうかもしれない)
【5、4、3……】
P(急がなくては! よし、ここは……)
1 胸だ!
2 頭だ!
3 手だ!
>>65
P「……」
ぽん
雪歩「ふぇっ……? あ、頭……」
P「ごめんな……ぜんぶ、冗談だよ」
ぽんぽん
雪歩「あ、あうぅ……じょ、冗談って、何が冗談なんですかぁ……」
P「全部さ。俺がアイドルデビューすることも、この女装のことも」
雪歩「……」
P「すべて、君の緊張をほぐそうとした行動だったんだが……裏目に出てしまったみたいだな」
雪歩「えっ……」
P「すまなかった。俺も、女性に対してどう接したらいいかよくわからなくて……君を泣かせるつもりはなかったんだよ」
雪歩(真剣な目をしている……)
P「女装をすれば、少しでも君に近づけると思ったんだ。君は男性恐怖症と聞いていたから」
雪歩「……その格好は、趣味とかじゃないんですか? その、ビヨンドザスターズ……スカートは」
P「そんなわけないだろう。こんな格好をして喜ぶ変態大人が、この世にいるわけない」
雪歩「そ、そうですか……」
P「……しかし、こうなってしまってはもう……、信頼関係を築くのは難しいだろうな……」
雪歩「……」
P「本当にごめん。俺はもう、この事務所を去ることにするよ」
雪歩「……っ……」
雪歩(この人は……ううん、プロデューサーは……)
雪歩(本当は、いやでいやで仕方がないのに……私なんかのために、女装までしてくれたんだ)
雪歩(ぜんぶ、私の警戒心を解くために……)
雪歩「あっ、あの! えっと……」
P「どうした? 俺はもう、社長のところに辞表を出しにいかなきゃ……」
雪歩「ちょっと待ってください! その……ぷ、ぷぷ、プロデューサー!」
P「……初めて、俺のことをプロデューサーと呼んでくれたな」
雪歩「……プロデューサー……あなたがプロデューサーだということも、冗談だったんですか?」
P「それは……」
雪歩「私を選んでくれたことも、ぜんぶ……」
P「……そんなことはない。俺がプロデューサーだということは事実だし……」
P「一番最初に萩原さんを選んだのも、俺が君に可能性を感じたからさ」
雪歩「……」
P(効いてる効いてる)
雪歩「その……萩原さん、っていうの、やめてくださぁい……」
P「え?」
雪歩「私には、ちゃんと名前があります。私は路地裏に降る、だれも見ていないような雪だけど……」
雪歩「それでも、お父さんとお母さんがつけてくれた、大切な名前があるんです」
P「……」
雪歩「こ、これから……一緒にがんばるなら! 萩原さん、なんて呼び方……、私はいやですぅ!」
P「……俺を、プロデューサーだと認めてくれるのか?」
雪歩「はい……男の人は苦手だけど、あなたが一緒なら……」
雪歩「きっと私……前よりちょっと、がんばれる、って思うんです……えへへ」
P(……彼女が笑っている姿は初めて見た。ずっと落ち込んだり、泣いている顔しか見られなかったが……)
P(なんて儚げで、美しい笑顔なんだ)
P「……ありがとう! それじゃあ、これから俺は君のことを……」
1 雪歩って呼ばせてもらうよ!
2 ゆきぽって呼ばせてもらうよ!
3 その他(呼称)
>>80
>>84ガッ
P「雪歩って、呼ばせてもらうよ!」
雪歩「はい! えへへ……」
P「これから一緒に、トップアイドル目指してがんばろうな」
雪歩「うぅ……私なんかが、そんな大それたこと……」
P「ははは……ちょっとマイナス思考なのは、相変わらずか」
P(その後、俺と萩原さん……いや、雪歩は。少し遠回りをしてしまったが、ようやくお互いの自己紹介を果たした)
P(雪歩の話すペースはゆっくりで、声は今にも消えてしまいそうなほど小さかったが……)
P(それでも、俺と雪歩の間に、もう涙はなかった)
P(時折見せる笑顔が、眩しく輝いていて……俺はそれを見て、この子を選んだことは正解だったと思ったものだ)
P(よし! なんやかんやあったが、これから雪歩と一緒に頑張っていこう!)
【一日目 おわり】
【一日目の総評】
高木「素晴らしいね! 萩原君とこれだけの短時間で、ここまで喋れるようになるとは」
高木「ただ少し、奇妙な行動が目立ったか……ウォッホン! しかし、終わりよければなんとやらだねぇ」
高木「評価をするとすれば、グッドコミュニケーションと言ったところか。実に幸先が良い!」
高木「これからも頑張ってくれたまえよ、君ぃ!」
P「はい!」
高木「帰る前に、メイクを落としていくのも忘れずにな」
P「ははは……」
【二日目、765プロ、朝コミュ】
P(よし、今日も元気にアイドルプロデュースだ! えっと、雪歩は……)
雪歩「~♪」
P「雪歩、おはよう。何をしているんだ?」
雪歩「あっ、プロデューサー、おはようございますぅ」
雪歩「今、お茶を淹れているんです」
P「これは……」
P(昨日俺が買ってきた、ちょーゴージャスセレブお茶だな。すっかり忘れてた)
雪歩「えへへ、とっても良い香りがしますぅ。よかったら、プロデューサーもどうですか?」
P「ああ! それじゃ、遠慮なく……」
1 飲ませてもらおう!
2 淹れたての熱いお茶を頭にドバーしてやろう
3 その他
>>93
P「それじゃあ遠慮なく、飲ませてもらうよ」
雪歩「はい♪ どうぞ……」
P「ごく、ごく……」
P(……実にうまい! お茶のことはよくわからないが、やはりいつも飲んでいるのとは違うということがわかるな)
P「……美味しいよ! きっと、高級なだけでなく、雪歩の淹れ方が上手なんだろうな」
雪歩「えへへ……そ、そんなことないですよぉ……」
P(良い表情をしている。どうやら俺の行動は正解だったようだ)
P(一瞬よからぬことが思いつきそうになったが、それをしなくてよかったな)
ガチャ
小鳥「おはようございまーす」
P「ああ、音無さん。おはようございます」
P(彼女の名前は音無小鳥さん。765プロの事務員さんだ)
P(とても綺麗な人だが……年齢は不詳である)
小鳥「プロデューサーさん、社長から言伝です。今日のうちに、残りのメンバーを決めておくように、って」
P「そうですか、了解しました。わざわざありがとうございます!」
雪歩「残りのメンバー……ですかぁ?」
P「そうだよ、昨日もちょっと言いかけたが……俺がプロデュースするのは雪歩だけではないんだ」
雪歩「ええっ、そ、そうだったんですか!?」
P「俺は、トリオユニットをプロデュースすることになるんだよ」
雪歩「……なーんだ、そうだったんだ……」ボソ
P「え?」
雪歩「なんでもないですぅ」プイ
P「? ま、まあとにかく、雪歩はそのリーダーになる」
P「あとのふたりのメンバーも、実は昨日のうちに考えてきた。それは……」
>>104
>>108
※被ったら安価下
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