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    元スレ咲 「この本なんだろ……。『まーじゃん部昔話』?」

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    401 : 以下、名無しにか - 2012/07/31(火) 21:24:42.37 ID:hP3SVRyM0 (+50,+30,-109)

    「……うぅ」 キョロキョロ

    「おや、あれは……赤ずきんちゃん?」

    (って、なんでまた狼なんだ……まあ、いい)

    そんな迷子の様子の赤ずきんちゃんを見つけたのは、オオカミでした。
    赤ずきんちゃんの困っている様子を見かねて、オオカミは声をかけます

    「赤ずきんちゃん、どうしたの?」

    「オオカミさん!実は迷子になっちゃって……」

    赤ずきんちゃんは、これからおばあちゃんの家に行くことを話します。
    402 : 以下、名無しにか - 2012/07/31(火) 21:27:03.37 ID:NHAzQRnW0 (+22,+29,-1)
    これアカンやつや
    403 : 以下、名無しにか - 2012/07/31(火) 21:27:38.51 ID:fx0p8Y/Z0 (+24,+29,-14)
    まあ照がオオカミなのは仕方ない
    404 : 以下、名無しにか - 2012/07/31(火) 21:27:54.42 ID:hP3SVRyM0 (+50,+30,-152)

    「そうなんだ。じゃあ、私と一緒に行こうか」

    「ほんとっ!? 森の住人のオオカミさんと一緒なら、安心だねっ!」パァッ!

    (赤ずきんちゃんかわいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!)

    「オオカミさん、鼻血でてるよ。大丈夫?」

    「だ、大丈夫。じゃあ、一緒に行こうか!」

    「うん!」

    赤ずきんとオオカミは元気よく出発します。




    「迷ったよぅ……。ここ、どこ……」 エグッ

    「うええええええん! おかーさーん!」 ボロボロ

    そして、結局森の中で迷子になりました。
    405 : 以下、名無しにか - 2012/07/31(火) 21:28:34.24 ID:2C1vb1f4i (+24,+29,-1)
    京太郎なんていなかったんや…
    406 : 忍法帖【Lv= - 2012/07/31(火) 21:29:51.61 ID:kP5k2nHF0 (+26,+29,-12)
    >>405
    猟師役がある
    はず
    407 : 以下、名無しにか - 2012/07/31(火) 21:32:12.07 ID:NuyA9VRlO (-19,-9,-1)
    支援
    408 : 以下、名無しにか - 2012/07/31(火) 21:32:33.85 ID:h2py7YZC0 (+24,+29,-5)
    これもう辿りつけねえな…
    409 : 以下、名無しにか - 2012/07/31(火) 21:33:02.18 ID:hP3SVRyM0 (+50,+30,-142)

    夜もだいぶ遅くなった頃、迷子になった赤ずきんとオオカミをお母さんが見つけました。

    「赤ずきん! 無事だった!?」

    「お、おかーさん……。怖かったよぅ……」 エグッ

    「なにがあったの……? 怒らないから、言ってみなさい」

    「森の中で迷って、オオカミさんに会って、オオカミさんについていったらまた迷ったの」 グズッ

    「ごめんなざい……うええええええええええん!」 ボロボロ

    「もう、だからオオカミに気をつけなさいって言ったでしょ」

    「えっ」
    410 : 以下、名無しにか - 2012/07/31(火) 21:36:04.64 ID:hP3SVRyM0 (+50,+30,-115)

    「でも、赤ずきんが無事で良かったわ」

    「うん!」

    「ふぇぇ……」 エグッ

    「じゃあ、一緒に帰りましょうか!」

    「うん!」

    「うえええええええん!」 ボロボロ

    森の中に、オオカミさんの大きな泣き声が木霊しました。




    ――おばあさんの家

    京太郎 「きませんね……赤ずきんちゃん」

    トシ 「そうだね」

    『赤ずきん』 了
    411 : 以下、名無しにか - 2012/07/31(火) 21:40:17.10 ID:hP3SVRyM0 (+50,+30,-194)

    『走れメロス』

    メロスは激怒した。必ず、かの邪智暴虐な王を除かなければならぬと決意した。
    メロスには手に豆ができぬ。メロスは、麻雀打ちである。日々、麻雀を打ち、楽しく暮らしてきた。

    けれでも、にわかに対しては人一倍に敏感であった。

    メロスは気晴らしに町へと出ていた。
    猿に似た少女があんぱんを買うのを眺めながら、ぶらぶらと大路を歩いた。

    メロスには竹馬の友があった。ハツセンティウスである。
    その友を、これから訪ねてみるつもりなのである。

    しかしメロスは歩いているうちに、町の様子を怪しく思った。
    町全体の雰囲気が暗いのである。メロスは若い衆を捕まえて、なにがあったのか訪ねました。

    美幸 「王様は、ドラを集めます」

    やえ 「なぜ集めるのだ」
    412 : 以下、名無しにか - 2012/07/31(火) 21:41:49.47 ID:qGsHwgwy0 (+15,+27,+0)
    もーちゃん!
    413 : 以下、名無しにか - 2012/07/31(火) 21:42:57.68 ID:ei8Eiogs0 (+20,+30,+0)
     
    414 : 以下、名無しにか - 2012/07/31(火) 21:43:26.35 ID:hP3SVRyM0 (+50,+30,-139)

    美幸 「カンドラが乗っている、というのですが、誰もそんなに、カンなどしませぬ」

    やえ 「たくさんのドラを集めたのか」

    美幸 「はい、はじめはツモドラ6を。それから、ノベタン片上がりで三色ドラ6を」

    やえ 「驚いた。王様はにわかか」

    美幸 「いいえ、にわかではございませぬ。ドラしか信ずることができぬ、というのです、もー」

    聞いて、メロスは激怒した。

    やえ 「呆れた王だ。仕方が無い、私が見せてやろう……」

    やえ 「王者のうち筋を!」

    メロスは単純な男であった。そのまま、のそのそと王城に入っていった。
    たちまち彼は捕縛された。調べられて、メロスの手には豆が出来ていなかったので、騒ぎが大きくなってしまった。
    そうして、メロスは王の前に引き出された。
    415 : 以下、名無しにか - 2012/07/31(火) 21:43:37.66 ID:hhwJcQVy0 (+24,+29,-3)
    >メロスには手に豆ができぬ。

    ワロタ
    416 : 以下、名無しにか - 2012/07/31(火) 21:43:49.45 ID:c+pYb1kW0 (+24,+29,-5)
    小走りせんぱあああああい!!
    417 : 以下、名無しにか - 2012/07/31(火) 21:44:34.35 ID:c+pYb1kW0 (+19,+29,-1)
    男!?
    418 : 以下、名無しにか - 2012/07/31(火) 21:44:41.09 ID:qGsHwgwy0 (-7,+29,-7)
    えってことはこのニワカ先輩ちんこはえてんの?
    419 : 以下、名無しにか - 2012/07/31(火) 21:44:53.51 ID:fx0p8Y/Z0 (+35,+29,-10)
    >メロスの手には豆が出来ていなかったので、騒ぎが大きくなってしまった。

    関係ねーだろうそこwwwww
    420 : 以下、名無しにか - 2012/07/31(火) 21:45:17.81 ID:ZiQX7pDO0 (+29,+29,-5)
    小走先輩が男ならホモに目覚めてもかまわん
    421 : 以下、名無しにか - 2012/07/31(火) 21:45:34.93 ID:ei8Eiogs0 (+34,+29,+0)
    >>419
    いやいや大きくなるだろ、知らんけど
    422 : 以下、名無しにか - 2012/07/31(火) 21:46:18.58 ID:hP3SVRyM0 (+50,+30,-93)

    「なにをしにきたのですか?」

    暴君クロニスは静かに、けれども威厳を以もって問いつめた。

    やえ 「ドラをにわかの手から救うのだ」

    「何故ですか?」

    やえ 「ドラを集めるのは、最も嫌われる打ち筋だ。王は、民の赤ドラでさえ疑って居られる」

    「むぅ~……」

    王の打ち筋を批判したメロスは、王の命令によって磔とされてしまった。
    王は怒り心頭で、すぐにでもメロスを刑に処すつもりであった。
    423 : 以下、名無しにか - 2012/07/31(火) 21:47:34.66 ID:z3r8qyaI0 (+19,+29,-3)
    メロスって最後全裸だよな・・・
    424 : 以下、名無しにか - 2012/07/31(火) 21:48:27.54 ID:c+pYb1kW0 (+24,+25,+0)
    >>420
    うむ!
    425 : 以下、名無しにか - 2012/07/31(火) 21:48:55.02 ID:hP3SVRyM0 (+50,+30,-121)

    「詫びたって、もう許しませんからね!」

    やえ 「ああ、王はにわかだ。自惚れているがよい」

    やえ 「私は、ちゃんと死ぬる覚悟で居るのに。命乞いなど決してしない。ただ、――」

    メロスは視線を落とします。そして少しばかり躊躇い、こう言いました。

    やえ 「ただ、私に情をかけたいつもりなら、処刑までに三日間の日限を与えて下さい」

    やえ 「今度、麻雀の県大会があるのです。三日のうちに、私は母校を全国へ導き、必ず、ここへ帰って来ます」

    メロスの言葉に、王様はくすくすと笑いました。
    そんなことは、とうてい信じられぬ、といわんばかりの顔です。
    426 : 以下、名無しにか - 2012/07/31(火) 21:49:06.00 ID:qGsHwgwy0 (+22,+29,+0)
    クロニス様かわいい
    427 : 以下、名無しにか - 2012/07/31(火) 21:51:27.12 ID:hP3SVRyM0 (+50,+30,-143)

    やえ 「私は必ず、帰ってくるのです。約束は守ります」

    やえ 「私の友人に、ハツセンティウスがいます。無二の友人だ」

    やえ 「あれを、人質としてここに置いて行こう。私がここに帰って来なかったら……」

    やえ 「あの友人を絞め殺して下さい。たのむ、そうして下さい」

    「願いはききました。身代わりを呼びなさい」

    「……少し遅れてくるといいですよ、そしたら、あなたの罪は永遠に許されます」

    やえ 「なんとにわかなことを……!」

    メロスは口惜しく、地団駄を踏んだ。ものも言いたくなくなった。
    428 : 以下、名無しにか - 2012/07/31(火) 21:54:20.02 ID:hP3SVRyM0 (+50,+30,-253)

    竹馬の友、ハツセンティウスは、深夜、王城に召された。
    暴君クロニスの面前で、二人の友は二年ぶりに再開した。
    メロスが友に一切の事情を語ると、ハツセンティウスは無言で首肯うなずき、メロスをひしと抱きしめた。

    初瀬 「メロス先輩、私は一度友に裏切られています」

    初瀬 「一緒の学び舎に進もうと誓った友は、黙って違う学び舎に進みました」

    やえ 「なんと、にわかな奴よ」

    初瀬 「それでも私は、メロス先輩を信じています」

    初瀬 「先輩、頑張ってください!」

    やえ 「……ありがとう」

    メロスはハツセンティウスに背を向け、左手をスッと挙げる。
    友と友の間は、それでよかった。そしてハツセンティウスは、縄打たれた。

    それを見たメロスは、すぐに出発した。
    小走りで。
    429 : 以下、名無しにか - 2012/07/31(火) 21:55:32.82 ID:U5oWAUHy0 (+17,+29,-1)
    小走れメロス
    430 : 以下、名無しにか - 2012/07/31(火) 21:55:46.16 ID:ei8Eiogs0 (+24,+29,+0)
    小走りでじゃねえよ
    431 : 以下、名無しにか - 2012/07/31(火) 21:56:37.02 ID:NuyA9VRlO (+0,+5,+0)
    > 小走りで。

    ワロタ
    432 : 以下、名無しにか - 2012/07/31(火) 21:56:50.06 ID:h2py7YZC0 (+17,+27,-1)
    くっそww
    433 : 以下、名無しにか - 2012/07/31(火) 21:57:29.05 ID:VmkHybDD0 (+24,+29,-1)
    >小走りで。
    くそっ、こんなんでwwww
    434 : 以下、名無しにか - 2012/07/31(火) 21:58:47.01 ID:c+pYb1kW0 (+16,+26,-1)
    くっそwwwwww
    435 : 以下、名無しにか - 2012/07/31(火) 21:59:15.29 ID:hP3SVRyM0 (+50,+30,-215)

    結果からいうと、メロスの罪は許された。
    小走りで走り続けた結果、三日で町まで戻ってくることはできなかったのだ。

    さらに言えば、麻雀の県大会では初戦敗退であった。
    初見のドラ麻雀相手に、メロスは大幅なリードを許してしまったのだ。
    ちなみに、こちらの罪は某所でも未だに許されてない。

    そして、一週間ほどして、メロスは町へと戻ってきた。
    ハツセンティウスは王より哀れみをうけ、彼は磔から免れていた。

    メロスが町に姿を現すと、群集はどよめいた。
    にっわっか、にっわっか、と口々にわめいた。

    やえ 「ハツセンティウス。私を殴れ、力いっぱい殴れ」

    初瀬 「はい」

    竹馬の友、ハツセンティウスは躊躇うことなく、メロスの頬を殴りつけた。
    436 : 以下、名無しにか - 2012/07/31(火) 22:00:35.55 ID:BFkRys0k0 (+22,+29,-15)
    ひでぇよにわか先輩
    437 : 以下、名無しにか - 2012/07/31(火) 22:00:43.96 ID:AK6Ke3qn0 (+22,+29,-1)
    ガチクズにしか見えん
    438 : 以下、名無しにか - 2012/07/31(火) 22:00:50.08 ID:fx0p8Y/Z0 (+24,+29,+0)
    帰ってくるの遅すぎワロタ
    439 : 以下、名無しにか - 2012/07/31(火) 22:01:16.31 ID:c+pYb1kW0 (+24,+29,-2)
    某スレのにわか先輩とはだいぶ違うな
    440 : 以下、名無しにか - 2012/07/31(火) 22:01:30.55 ID:U5oWAUHy0 (+27,+29,-4)
    それだけ遅れてよく帰ってこれた
    そこだけは評価してやる
    441 : 以下、名無しにか - 2012/07/31(火) 22:02:52.48 ID:iCCDkdUn0 (+20,+27,+0)
    なんだこの完成度ww
    442 : 以下、名無しにか - 2012/07/31(火) 22:05:01.26 ID:hP3SVRyM0 (+50,+30,-117)

    それを見た群集は、歓声をあげた。
    群集は次々と、メロスに王者の言霊を浴びせ続けた。

    「ありゃ相当打ってる(笑)」

    「見せてやろう……王者のうち筋を(笑)」

    「私は小3の頃から、マメすらできてない(笑)」

    「ニワカは相手にならんよ(笑)」

    やえ 「……」 プルプル

    髪を逆立てた少女が、壁をドンと拳で叩いた。メロスは、まごついた。
    佳き友は、気をきかせて教えてやった。

    初瀬 「メロス先輩、あなたやっぱりにわかじゃないですか」

    初瀬 「尊敬していた先輩の醜態を、中継で皆に見られるのが、私はたまらなく口惜しいです」

    にわかは、ひどく赤面した。

    『走れメロス』 了
    443 : 以下、名無しにか - 2012/07/31(火) 22:06:43.58 ID:c+pYb1kW0 (-19,-9,-1)
    支援
    444 : 以下、名無しにか - 2012/07/31(火) 22:06:45.26 ID:ei8Eiogs0 (+17,+27,+0)
    カワイイ
    445 : 以下、名無しにか - 2012/07/31(火) 22:09:29.99 ID:/uXTjDip0 (+24,+29,-1)
    小走先輩の扱い酷すぎワロタwwww
    446 : 以下、名無しにか - 2012/07/31(火) 22:09:39.48 ID:hP3SVRyM0 (+50,+30,-120)

    『一寸法師』

    むかしむかしあるところに、おじいさんとおばあさんがいました。
    二人には子どもがいませんでした。なので、二人は神さまにお願いしました。

    「神さま! 親指くらいの小さい子どもでもいいから、どうか子どもをさずけてください!」

    白望 「あんまり小さすぎてもダルい……」

    すると願いが通じたのか、本当に小さな子どもが生まれました。

    胡桃 「おぎゃー!」

    ちょうど、おじいさんの親指くらいの男の子です。
    あまりに小さいので、二人は一寸法師と名づけました。
    447 : 以下、名無しにか - 2012/07/31(火) 22:09:55.97 ID:It9HSGvX0 (+14,+29,+0)
    愛されてんな
    448 : 以下、名無しにか - 2012/07/31(火) 22:11:32.11 ID:0EAzgxCzO (+29,+29,-21)
    長距離走るには、小走りの方が理に適ってるんだがなwww
    449 : 以下、名無しにか - 2012/07/31(火) 22:11:48.53 ID:hP3SVRyM0 (+50,+30,-85)

    二人は一寸法師を大層可愛がりました。

    白望 「ほら、こっちおいで……」

    胡桃 「ゎー!」 ピョンピョン

    「可愛いねー……って、あれ!? 見失った!」

    白望 「……」

    「一寸法師、どこーっ!?」 プチッ

    胡桃 「ぎゃー!」

    「あ」

    あまりに小さいため、ときには潰してしまうこともありましたが。
    450 : 以下、名無しにか - 2012/07/31(火) 22:12:30.60 ID:y0GNNEjp0 (+24,+29,-13)
    いきなりスプラッタ
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