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元スレ咲 「この本なんだろ……。『まーじゃん部昔話』?」
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>>299
核燃料でもやっとけばいいよ
核燃料でもやっとけばいいよ
舞踏会はクライマックスを迎えます。
いよいよ、王子が会場の中から、一緒に踊る女性を一人選ぶのです。
久 (あんまり可愛い子がいないわねー……見つけたっ!)
美穂子 「……」 ドキドキ
久 「お嬢さん、良ろしければ私と一緒に踊ってくれませんか?」
美穂子 「……は、はいっ!」
幾人もの女性の中から、なんとシンデレラが選ばれました。
会場の注目を浴びながら、シンデレラは王子と夢のような時間を過ごします。
久 「あなたの目……綺麗ね」
美穂子 「……ありがとうございます///」
しかし、夢のような時間にも終わりはおとずれます。
時計の針は、間もなく12時を指そうとしていました。
久 「お嬢さん、この後もしよろしければ……」
美穂子 「あ、あのっ! 私帰らないと!」
久 「えっ、まだ12時よ?」
美穂子 「帰らないと、延滞料金が……ごめんなさい!」
シンデレラはそれだけ言うと、会場から走って飛び出していきました。
会場は騒然とし、王子様はその後姿を全速力で追いかけます。
しかし、結局シンデレラを捕まえることはできず、そこには小さなガラスの靴が残るだけでした。
王子様はその靴を優しく拾うと、こう言いました。
久 「明日……町に彼女を探しにいきましょう」
翌日、町の娘たちは大騒ぎでした。
王子様が結婚相手を探しにきている。ガラスの靴がぴったり履ければ、王子様と結婚できる、と。
王子様は順番に町の娘にガラスの靴を履かせようとしますが、
あまりに小さく、誰一人として履ける人はいませんでした。
そして、そろそろシンデレラたちの番です。
星夏 「履ければ、リーチッ……!」
久 「履けないな……次だ」
星夏 (王子様――!!!)
シンデラレの番は次の次です。
もし次の人が履けなければシンデレラだと、ばれてしまう――
純代 「……フンッ!」 バキィッ!
久 「えっ」
美穂子 「えっ」
――はずでしたが、なんと、ガラスの靴は、粉々に砕けてしまいました。
純代 「ずいぶん壊れやすい靴ですね」
純代 「まあ、でも壊れたものは仕方がないのですし」
純代 「恐らく私は履けたので、私と結婚しますか」
久 「えっ」
美穂子 (こんなのおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしい
あの靴を履けるのは、私なのに私なのに私なのに私なのに
王子様王子様王子様王子様王子様王子様王子様王子様)
純代 「それじゃあ、よろしく」
久 「えっ」
というわけで、王子様はシンデレラのお姉さんと結婚して、めでたしめでたし。
と、おもいましたが、おうじさまはさいわいなことにしんでれらのかおをおぼえていたみたいです。
すてきなおうじさまと、わt……しんでれらは、すえながく、しあわせにくらしたそうですよ。
『シンデレラ』 了
『三年峠』
あるところに、「三年峠」と呼ばれる美しい峠がありました。
しかし、そこにはこんな言い伝えがありました。
霞 「三年峠で転んではだめよ。そこで転んだら、三年しか生きられないから」
村人たちはこの言い伝えを恐れ、三年峠にさしかかると注意深く歩くようにしていました。
そんなある日のことでした。四人の少女が三年峠を歩いていました。
初美 「とうとう三年峠まできちゃいましたー」
春 「気をつけて歩く……」
巴 「特に姫様、気をつけてくださいよ」
小蒔 「大丈夫ですよっ!」
小蒔 「細心の注意を払って歩……き……ますか……ぐぅ」
初美・巴 「あっ」
少女は急に眠りに落ちると、そのまま崩れ落ち、三年峠で転んでしまったのでした。
>>320
単発さんこんにちは
単発さんこんにちは
>>323
原作読め、もしくはググれ
原作読め、もしくはググれ
小蒔 「うぅ……三年峠で転んでしまいました」
小蒔 「私はもうすぐ死んでしまうのでしょうか……」
少女は心配のあまり寝込んでしまいました。
不安で不安で、大好きなおやつも喉を通りません。
すると、その様子を憂慮した「ハルル」という少女がこう言いました。
春 「姫様、もう一度三年峠へ」
春 「一度転ぶと、三年生きることができる」
春 「それなら、二度、三度転べば、六年、九年」
春 「たくさん転べば、それだけ長生きできる」
それを聞いた少女は、もう一度三年峠にいきました。
そして何度もころん、ころん、と転び、すっかり元気を取り戻しました。
霞 「長生きねぇ……ふんふむ」
舞台は現代へと移ります。
20XX年、麻雀が空前のブームとなり、麻雀人口は一億人を突破しました。
恒子 「さあ、全国大会二回戦の大将戦がはじまります!」
恒子 「シードの永水女子、大将はもちろん、この人です!」
恒子 「永遠の17歳・石戸霞選手だーっ!」
霞 「よろしくお願いしますね」
恒子 「石戸選手は高校生とは思えない大人っぽさがありますね?」
健夜 「ええ……。石戸さんはこれで、37年連続の出場になりますね」
健夜 「私が高校三年生のときも、彼女と同卓になったことがあります」
恒子 「ということは、すこやんは今年で55歳だーっ!」
健夜 「37年前にあたったわけじゃないよ!?」
恒子 「さて、石戸選手の若さの秘訣はなんでしょうっ!?」
健夜 「三年峠がなんだか、とインタビューで読んだことはありますが……」
霞 「さて、また三年峠で転ぶ作業が始まるわ」 ニコッ
『三年峠』 了
『白雪姫』
むかし、ある城に女王が住んでいました。
女王は魔女であり、そして伝説(レジェンド)でもあります。
女王は今日も、魔法の鏡に向かってこう言います。
晴絵 「鏡よ鏡よ鏡さん、この世で一番美しいのは誰だ?」 ドキドキ
すると、魔法の鏡はこう答えます。
灼 「阿知賀の伝説(レジェンド)・晴ちゃんです!」
それを聞くと、女王は満足そうに頷くのです。
またある日、女王はいつものように、魔法の鏡に向かってこう言います。
晴絵 「鏡よ鏡よ鏡さん、この世で一番美しいのは誰だ?」 ワクワク
灼 「……」
晴絵 「……ん?」
すると次の瞬間、魔法の鏡は一人の可愛らしい少女を映します。
そして、鏡の中の少女はいたずら顔でこう言いました。
灼 「憧『晴絵だと思った? 残念! 阿知賀のアイドル・憧ちゃんでした~』」
晴絵 「……」
灼 「……はっ」
晴絵 「……」 グスッ
灼 「は、晴ちゃん!これは、ち、違うの!」
晴絵 「……鏡よ鏡よ鏡さん、この世で一番私服がダサいのは誰だ?」
灼 「憧 『ねぇ、シズ……。灼の服、ちょっとダサくない?』」
灼 「や、やめてええええええええええ!」
女王と魔法の鏡はお互い傷つけあいましたが、
やがて怒りの矛先は、阿知賀のアイドル・憧ちゃんへと向かいました。
女王は家来に阿知賀のアイドル・憧ちゃんを殺すように命令します。
しかし、阿知賀のアイドル・憧ちゃんを可哀想に思った家来は、
阿知賀のアイドル・憧ちゃんを殺すことができず、森の中に置いてきたのでした。
阿知賀のアイドル・憧ちゃんは、見知らぬ森の中をとぼとぼとさ迷います。
すっかり暗くなり、流石の阿知賀のアイドル・憧ちゃんも、森の中に一人でいるのは心細くなってきました。
憧 「も~、いきなりなんなのよ、最悪」
憧 「あ、家発見。事情を話して泊めてもらおう」
憧 「優しい人だといいな~」
運よく家をみつけた阿知賀のアイドル・憧ちゃんは、玄関をノックします。
しかし、返事はありません。仕方ないので、扉を開けて中に入ると、そこには7つの小さなベッドが置いてありました。
憧 「ちょっと小さいけど……寝させてもらおう……」 グー
阿知賀のアイドル・憧ちゃんは眠りへと落ちていきました。
>>334
アライグマじゃなかったか?
アライグマじゃなかったか?
すると、しばらくして陽気な歌声が聞こえてきました。
楽しげに歌うのは、七人のこびと達です。
衣 「ハイテー、ハイテー♪ 親番が好きー♪」
衣 「ペーポン、ペーポン、ペーポン、ペーポン♪」
衣 「ハイテー、ハイテー♪」
胡桃 「勝手に歌詞を変えない!」
マホ 「ハイテー、ハイテー♪」
胡桃 「そこ、真似しない!」
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