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    元スレ咲 「この本なんだろ……。『まーじゃん部昔話』?」

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    401 = 138 :


    「……うぅ」 キョロキョロ

    「おや、あれは……赤ずきんちゃん?」

    (って、なんでまた狼なんだ……まあ、いい)

    そんな迷子の様子の赤ずきんちゃんを見つけたのは、オオカミでした。
    赤ずきんちゃんの困っている様子を見かねて、オオカミは声をかけます

    「赤ずきんちゃん、どうしたの?」

    「オオカミさん!実は迷子になっちゃって……」

    赤ずきんちゃんは、これからおばあちゃんの家に行くことを話します。

    402 = 388 :

    これアカンやつや

    403 = 148 :

    まあ照がオオカミなのは仕方ない

    404 = 138 :


    「そうなんだ。じゃあ、私と一緒に行こうか」

    「ほんとっ!? 森の住人のオオカミさんと一緒なら、安心だねっ!」パァッ!

    (赤ずきんちゃんかわいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!)

    「オオカミさん、鼻血でてるよ。大丈夫?」

    「だ、大丈夫。じゃあ、一緒に行こうか!」

    「うん!」

    赤ずきんとオオカミは元気よく出発します。




    「迷ったよぅ……。ここ、どこ……」 エグッ

    「うええええええん! おかーさーん!」 ボロボロ

    そして、結局森の中で迷子になりました。

    405 :

    京太郎なんていなかったんや…

    406 :

    >>405
    猟師役がある
    はず

    408 = 157 :

    これもう辿りつけねえな…

    409 = 138 :


    夜もだいぶ遅くなった頃、迷子になった赤ずきんとオオカミをお母さんが見つけました。

    「赤ずきん! 無事だった!?」

    「お、おかーさん……。怖かったよぅ……」 エグッ

    「なにがあったの……? 怒らないから、言ってみなさい」

    「森の中で迷って、オオカミさんに会って、オオカミさんについていったらまた迷ったの」 グズッ

    「ごめんなざい……うええええええええええん!」 ボロボロ

    「もう、だからオオカミに気をつけなさいって言ったでしょ」

    「えっ」

    410 = 138 :


    「でも、赤ずきんが無事で良かったわ」

    「うん!」

    「ふぇぇ……」 エグッ

    「じゃあ、一緒に帰りましょうか!」

    「うん!」

    「うえええええええん!」 ボロボロ

    森の中に、オオカミさんの大きな泣き声が木霊しました。




    ――おばあさんの家

    京太郎 「きませんね……赤ずきんちゃん」

    トシ 「そうだね」

    『赤ずきん』 了

    411 = 138 :


    『走れメロス』

    メロスは激怒した。必ず、かの邪智暴虐な王を除かなければならぬと決意した。
    メロスには手に豆ができぬ。メロスは、麻雀打ちである。日々、麻雀を打ち、楽しく暮らしてきた。

    けれでも、にわかに対しては人一倍に敏感であった。

    メロスは気晴らしに町へと出ていた。
    猿に似た少女があんぱんを買うのを眺めながら、ぶらぶらと大路を歩いた。

    メロスには竹馬の友があった。ハツセンティウスである。
    その友を、これから訪ねてみるつもりなのである。

    しかしメロスは歩いているうちに、町の様子を怪しく思った。
    町全体の雰囲気が暗いのである。メロスは若い衆を捕まえて、なにがあったのか訪ねました。

    美幸 「王様は、ドラを集めます」

    やえ 「なぜ集めるのだ」

    412 :

    もーちゃん!

    413 = 168 :

     

    414 = 138 :


    美幸 「カンドラが乗っている、というのですが、誰もそんなに、カンなどしませぬ」

    やえ 「たくさんのドラを集めたのか」

    美幸 「はい、はじめはツモドラ6を。それから、ノベタン片上がりで三色ドラ6を」

    やえ 「驚いた。王様はにわかか」

    美幸 「いいえ、にわかではございませぬ。ドラしか信ずることができぬ、というのです、もー」

    聞いて、メロスは激怒した。

    やえ 「呆れた王だ。仕方が無い、私が見せてやろう……」

    やえ 「王者のうち筋を!」

    メロスは単純な男であった。そのまま、のそのそと王城に入っていった。
    たちまち彼は捕縛された。調べられて、メロスの手には豆が出来ていなかったので、騒ぎが大きくなってしまった。
    そうして、メロスは王の前に引き出された。

    415 :

    >メロスには手に豆ができぬ。

    ワロタ

    416 = 146 :

    小走りせんぱあああああい!!

    417 = 146 :

    男!?

    419 = 148 :

    >メロスの手には豆が出来ていなかったので、騒ぎが大きくなってしまった。

    関係ねーだろうそこwwwww

    420 :

    小走先輩が男ならホモに目覚めてもかまわん

    421 = 168 :

    >>419
    いやいや大きくなるだろ、知らんけど

    422 = 138 :


    「なにをしにきたのですか?」

    暴君クロニスは静かに、けれども威厳を以もって問いつめた。

    やえ 「ドラをにわかの手から救うのだ」

    「何故ですか?」

    やえ 「ドラを集めるのは、最も嫌われる打ち筋だ。王は、民の赤ドラでさえ疑って居られる」

    「むぅ~……」

    王の打ち筋を批判したメロスは、王の命令によって磔とされてしまった。
    王は怒り心頭で、すぐにでもメロスを刑に処すつもりであった。

    423 :

    メロスって最後全裸だよな・・・

    424 = 146 :

    >>420
    うむ!

    425 = 138 :


    「詫びたって、もう許しませんからね!」

    やえ 「ああ、王はにわかだ。自惚れているがよい」

    やえ 「私は、ちゃんと死ぬる覚悟で居るのに。命乞いなど決してしない。ただ、――」

    メロスは視線を落とします。そして少しばかり躊躇い、こう言いました。

    やえ 「ただ、私に情をかけたいつもりなら、処刑までに三日間の日限を与えて下さい」

    やえ 「今度、麻雀の県大会があるのです。三日のうちに、私は母校を全国へ導き、必ず、ここへ帰って来ます」

    メロスの言葉に、王様はくすくすと笑いました。
    そんなことは、とうてい信じられぬ、といわんばかりの顔です。

    426 = 412 :

    クロニス様かわいい

    427 = 138 :


    やえ 「私は必ず、帰ってくるのです。約束は守ります」

    やえ 「私の友人に、ハツセンティウスがいます。無二の友人だ」

    やえ 「あれを、人質としてここに置いて行こう。私がここに帰って来なかったら……」

    やえ 「あの友人を絞め殺して下さい。たのむ、そうして下さい」

    「願いはききました。身代わりを呼びなさい」

    「……少し遅れてくるといいですよ、そしたら、あなたの罪は永遠に許されます」

    やえ 「なんとにわかなことを……!」

    メロスは口惜しく、地団駄を踏んだ。ものも言いたくなくなった。

    428 = 138 :


    竹馬の友、ハツセンティウスは、深夜、王城に召された。
    暴君クロニスの面前で、二人の友は二年ぶりに再開した。
    メロスが友に一切の事情を語ると、ハツセンティウスは無言で首肯うなずき、メロスをひしと抱きしめた。

    初瀬 「メロス先輩、私は一度友に裏切られています」

    初瀬 「一緒の学び舎に進もうと誓った友は、黙って違う学び舎に進みました」

    やえ 「なんと、にわかな奴よ」

    初瀬 「それでも私は、メロス先輩を信じています」

    初瀬 「先輩、頑張ってください!」

    やえ 「……ありがとう」

    メロスはハツセンティウスに背を向け、左手をスッと挙げる。
    友と友の間は、それでよかった。そしてハツセンティウスは、縄打たれた。

    それを見たメロスは、すぐに出発した。
    小走りで。

    429 :

    小走れメロス

    430 = 168 :

    小走りでじゃねえよ

    431 = 166 :

    > 小走りで。

    ワロタ

    432 = 157 :

    くっそww

    433 :

    >小走りで。
    くそっ、こんなんでwwww

    434 = 146 :

    くっそwwwwww

    435 = 138 :


    結果からいうと、メロスの罪は許された。
    小走りで走り続けた結果、三日で町まで戻ってくることはできなかったのだ。

    さらに言えば、麻雀の県大会では初戦敗退であった。
    初見のドラ麻雀相手に、メロスは大幅なリードを許してしまったのだ。
    ちなみに、こちらの罪は某所でも未だに許されてない。

    そして、一週間ほどして、メロスは町へと戻ってきた。
    ハツセンティウスは王より哀れみをうけ、彼は磔から免れていた。

    メロスが町に姿を現すと、群集はどよめいた。
    にっわっか、にっわっか、と口々にわめいた。

    やえ 「ハツセンティウス。私を殴れ、力いっぱい殴れ」

    初瀬 「はい」

    竹馬の友、ハツセンティウスは躊躇うことなく、メロスの頬を殴りつけた。

    436 = 286 :

    ひでぇよにわか先輩

    437 = 216 :

    ガチクズにしか見えん

    438 = 148 :

    帰ってくるの遅すぎワロタ

    439 = 146 :

    某スレのにわか先輩とはだいぶ違うな

    440 = 429 :

    それだけ遅れてよく帰ってこれた
    そこだけは評価してやる

    441 = 334 :

    なんだこの完成度ww

    442 = 138 :


    それを見た群集は、歓声をあげた。
    群集は次々と、メロスに王者の言霊を浴びせ続けた。

    「ありゃ相当打ってる(笑)」

    「見せてやろう……王者のうち筋を(笑)」

    「私は小3の頃から、マメすらできてない(笑)」

    「ニワカは相手にならんよ(笑)」

    やえ 「……」 プルプル

    髪を逆立てた少女が、壁をドンと拳で叩いた。メロスは、まごついた。
    佳き友は、気をきかせて教えてやった。

    初瀬 「メロス先輩、あなたやっぱりにわかじゃないですか」

    初瀬 「尊敬していた先輩の醜態を、中継で皆に見られるのが、私はたまらなく口惜しいです」

    にわかは、ひどく赤面した。

    『走れメロス』 了

    444 = 168 :

    カワイイ

    445 = 162 :

    小走先輩の扱い酷すぎワロタwwww

    446 = 138 :


    『一寸法師』

    むかしむかしあるところに、おじいさんとおばあさんがいました。
    二人には子どもがいませんでした。なので、二人は神さまにお願いしました。

    「神さま! 親指くらいの小さい子どもでもいいから、どうか子どもをさずけてください!」

    白望 「あんまり小さすぎてもダルい……」

    すると願いが通じたのか、本当に小さな子どもが生まれました。

    胡桃 「おぎゃー!」

    ちょうど、おじいさんの親指くらいの男の子です。
    あまりに小さいので、二人は一寸法師と名づけました。

    447 :

    愛されてんな

    448 = 139 :

    長距離走るには、小走りの方が理に適ってるんだがなwww

    449 = 138 :


    二人は一寸法師を大層可愛がりました。

    白望 「ほら、こっちおいで……」

    胡桃 「ゎー!」 ピョンピョン

    「可愛いねー……って、あれ!? 見失った!」

    白望 「……」

    「一寸法師、どこーっ!?」 プチッ

    胡桃 「ぎゃー!」

    「あ」

    あまりに小さいため、ときには潰してしまうこともありましたが。

    450 = 167 :

    いきなりスプラッタ


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