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    元スレ咏「わかんねぇ……すべてがわかんねぇ……」

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    みんなの評価 : ★★
    タグ : - うたえり + - + - + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :

    えり「三尋木プロ、急いで下さい!対局始まっちゃいますよ!」

    「ちょ、ちょっと待ってよ~、和服じゃ走れねーしー」

    えり「もう、もっと裾をたくしあげて走ればいいでしょ」

    「そんなはしたないマネ……ふぎゃっ!」ドテッ ゴツン

    えり「み、三尋木プロ!? 大丈夫ですか!」

    「う、うう……」

    3 :

    可愛さが増してやがる・・・!?

    4 = 1 :

    「あいたたたたー……」

    えり「大丈夫ですか……? 思いっきり頭打ってましたけど」

    「ん、あれー……アンタ誰?」

    えり「何をふざけてるんですか……なんともないなら、早く行きますよ」

    「あれっ、ここってどこ?」キョロキョロ

    えり「もう、いつまでやってるんですか……早く立って下さい三尋木プロ」

    「みひろぎ……って、私のこと?」

    えり「何をわかりきったことを」

    「あれっ、そうだっけ……うーん、思いだせねー……」

    えり「えっ……」

    「うーん、わかんねー……すべてがわかんねー」

    えり「も、もしかして本当に忘れちゃったんですか?」

    5 :

    うたえりキタコレ支援

    6 :

    これはなかなか

    8 = 1 :

    えり「まさか、さっき頭ぶつけた衝撃で……?」

    「てゆーか、ここどこなんだよー、帰りたいよー」

    えり「か、帰っちゃダメですよ……これから仕事あるんですから」

    「仕事~? あんた私の仕事仲間なわけ?」

    えり「まあ、そんな感じですね。
      私がアナウンサーで、あなたがプロの雀士です」

    「え、私が? プロ雀士? うっそだー」

    えり「本当ですよ……もしかして麻雀のことも忘れたんですか?」

    「忘れるも何も、麻雀なんてやったこともないよ」

    えり「完全に忘れている……」

    「んで? これから私たちは何の仕事すんの?」

    えり「え、ああそれは……」

    「あっ、針生さんに三尋木さん、こんなところにいたんですか!
     早くしてくださいよ、もう始まっちゃいますよ!」

    えり「あ、はいすぐに行きます! ほら、急ぎますよ!」

    「ほえ?」

    9 :

    かわええのう

    10 :

    >>5
    うたえりってなんかダークサイドに堕ちそうな名前だな

    12 :

    >>10
    ホント馬鹿ー

    15 :

    いいぞ

    17 :

    期待だな

    18 :

    鷺森灼ちゃんとボーリングしたい

    19 = 1 :

    実況席

    えり「ふう、なんとか間に合った……」

    「ここで何すんの? てゆーかそもそもこれ何のイベントなの?」

    えり「ああ、高校生麻雀部の全国大会をやってるんです……で、実況と解説をするんですよ」

    「へえー、そーなんだ。頑張って~」ヒラヒラ

    えり「ちょっと、三尋木プロもここで解説するんですよっ」

    「えっ、いや無理無理! 私麻雀のことなんてわかんねーし」

    えり「大丈夫です、いつもの調子でやってくれれば」

    「いつもの調子ってのがわかんねーんだって」

    えり「とりあえず私が話をふったら、はぐらかしてくれればそれで構いませんので」

    「そんな適当でいいの……?」

    えり「はい、いつもそんな感じなので」

    「どんだけ適当なんだよ私は」

    えり「あ、そろそろ始まりますよ」

    「ええー、なんか緊張するなあ~……」

    20 :

    咲SS多いな
    いやいいことだけど

    21 = 11 :

    おもしろい

    22 :

    >>20
    進んでるのはここ含めて3つぐらいだけどな
    ぜひ>>1には頑張ってほしい

    23 = 7 :

    まともに進行するSSスレは少ないから期待

    24 = 1 :

    えり『おっとここで待ちを変えました……これはどういうことでしょう』

    『うーん、わかんねー』

    えり『点差はほとんど開いておりませんが、
       この4校の中ならどこが一番強いんでしょうねえ』

    『いや知らんし』

    えり『ここで五萬切りですか……ということは、どうなるんでしょう』

    『さっぱりわかんねー』

    えり『おっと、振り込んでしまいましたね。どうでしょう三尋木プロ』

    『うーん、知らん』

    えり『前半戦は特に大きな動きもないまま終わりましたね』

    『そうだねー、知らんけど』

    えり『そろそろ終盤に入って来ましたが、どうでしょう、ここまで見てきて』

    『全然まったく何一つとしてわかんねー!』


    「今日の解説はいつにもまして適当だね……」

    「いっつもこんな感じじゃない?」

    25 :

    ええでええで

    26 :

    そんな裏設定が・・・

    27 :

    いつもどおりだな

    28 :

    なんだ、いつも通りか

    29 = 10 :

    改めてみるとこれは酷いwwwwwwww

    31 :

    通常運転じゃないかwww

    32 :

    酷いと一瞬思ったがいつも通りだわ

    33 = 17 :

    こういうことだったのか
    納得、納得

    34 = 1 :

    えり「はあ~、なんとか終わった……」

    「おっつかれー」

    えり「三尋木プロもお疲れ様です……
       記憶喪失になったのに駆り出しちゃって」

    「てゆーか、ほんとにあんなんで良かったわけ?
      『しらねー』と『わかんねー』しか言ってないけど」

    えり「大丈夫です、いつもどおりなんで」

    「いつもの私が心配になってきたよ……」

    えり「で……まだ記憶は戻ってないんですよね」

    「んー、全然思い出せないや」

    えり「何を忘れて、何を覚えてるんですか?
       自分の名前とか、住所とか、生年月日とか、電話番号とか……」

    「住所とか生年月日……うーん、思いだせねー」

    えり「ベネズエラの大統領の名前は? アルバニアの首都の名前は? ちょうりょうばっこを漢字で書くと?」

    「ウゴ・チャベス。ティラナ。跳梁跋扈」

    えり「なるほど、一般常識は覚えていると」

    「常識かこれ」

    35 :

    小瀬川白望ちゃんをうしろからぎゅっと抱きしめたい

    36 = 11 :

    貴重な咏えり

    37 :

    決闘者は常にデッキとデュエルディスクを持ち歩くこととか宮永咲はわた原村和の嫁とか
    クワトロ大尉=シャアとか刹那=ガンダムとかコナン=新一くらい一般常識だろjk

    38 :

    ののか自重

    39 :

    愛宕洋榎ちゃんのポニテ食べたい

    40 = 1 :

    えり「どうやら自分自身や自分の周りのことと、麻雀に関する記憶が
       綺麗サッパリ抜け落ちてしまってるみたいですね」

    「なるほどねー。困っちゃうねえ」

    えり「こういう時はやっぱり病院でしょうかね……何科かな、精神科?」

    「いや、でももう夜だし……病院あいてなくね?」

    えり「あー……そうかもしれませんね」

    「病院は明日でいいよ。今日はとりあえず帰ろう、なんか疲れちゃったしー」

    えり「帰るって言ったって……自分の家がどこか覚えてるんですか?」

    「……わかんねー、はは」

    えり「笑ってる場合じゃないでしょ……
       住所がわかるものとか、持ってないんですか?」

    「うーん……あ、免許証あった」ゴソゴソ

    えり「ふむ、ここからそう遠くもないですね。
       なんか心配なんで、家まで送っていきますよ」

    「お、マジで? 助かるよ~、記憶ないまま歩きまわるのは不安だしさー。
      いやー、私は優しい友達を持ってるみたいでよかったー」

    えり「べ、別に友達とかでは……」

    41 :

    キマシタカー?

    42 = 17 :

    キソウデスネー

    43 :

    バスガデルデー

    44 :

    バスガキマシタワー

    45 = 11 :

    えりちゃんマジツンデレ

    49 = 3 :

    おぶてらー

    50 = 1 :

    ――
    ―――
    ―――――


    えり「えーと……この辺ですよね、住所によると」

    「マンション松岡……マンション松岡……うーん、どこだろ」

    えり「あのーすみません、マンション松岡ってどこにあるかご存じですか」

    通行人「ああ、それならすぐそこの、あのデカいマンションですよ」

    えり「えっ、あ……あれが!?」

    「うっわー、私あんなでっかいマンション住んでんの? マジで!?」

    えり「す、すごい……」

    「麻雀のプロって儲かるんだねー! 我ながらすげー」

    えり「と、とりあえず……中入りますか」

    「どんな部屋なんだろ~、楽しみ~」

    えり「えーと、601号室ですね……」

    「うっはー!しかも最上階じゃん!」

    えり「まさかこんなすごいお宅にお住みとは……」


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