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元スレP「かまいたちっぽい夜」
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>>542
勝手に下かと思ってたありがとう
勝手に下かと思ってたありがとう
うろ覚えでドアノブを回してみる。
ガチッ
当然のように鍵が掛かっていた。
順番にドアノブを回しながら廊下を巡回する。
ガチッ
次
ガチッ
次
ガチャッ
よしここだ。
開いた部屋は無人で、暗闇が大きく口をあけているようだった。
ガチッ
当然のように鍵が掛かっていた。
順番にドアノブを回しながら廊下を巡回する。
ガチッ
次
ガチッ
次
ガチャッ
よしここだ。
開いた部屋は無人で、暗闇が大きく口をあけているようだった。
真「あの……」
P「え? なに?」
疲れがモロに出てぶっきら棒になってしまった。
こんなことじゃいけないと分かってはいるんだが、もう遅い。
真「いえ……」
P「ごめん、乱暴だったな。反省してる」
雪歩「そのお部屋私たちのなんです」
廊下右手の端はまこゆき組か。
P「う……、悪い。間違えた」
適当に選んで間違えたも糞もないけど謝った。
ずり下がった美希を背負いなおして
A 部屋を出た
B ここに置かしてもらえないか聞いた
>>+5
P「え? なに?」
疲れがモロに出てぶっきら棒になってしまった。
こんなことじゃいけないと分かってはいるんだが、もう遅い。
真「いえ……」
P「ごめん、乱暴だったな。反省してる」
雪歩「そのお部屋私たちのなんです」
廊下右手の端はまこゆき組か。
P「う……、悪い。間違えた」
適当に選んで間違えたも糞もないけど謝った。
ずり下がった美希を背負いなおして
A 部屋を出た
B ここに置かしてもらえないか聞いた
>>+5
背筋が突っ張って痛い。
腰が嫌な音を立てた。
腕の筋は限界まで引っ張られてプルプルしていた。
P「ごめん、ちょっとだけでいいから置かしてくれないかな……?」
真「全然いいですよ!」
雪歩「すぐ片付けますから」
二人がベッドまでの道を作ってくれた。
最後の力を振り絞って美希をゆっくりと寝かせると
P「はぁ~、疲れた……」
座り込んでしまった。
真「大丈夫ですか?」
雪歩「なにか飲みたいものとかあれば……」
P「大丈夫だけど、ちょっとだけ休ませて……」
非常に情けなかった。
腰が嫌な音を立てた。
腕の筋は限界まで引っ張られてプルプルしていた。
P「ごめん、ちょっとだけでいいから置かしてくれないかな……?」
真「全然いいですよ!」
雪歩「すぐ片付けますから」
二人がベッドまでの道を作ってくれた。
最後の力を振り絞って美希をゆっくりと寝かせると
P「はぁ~、疲れた……」
座り込んでしまった。
真「大丈夫ですか?」
雪歩「なにか飲みたいものとかあれば……」
P「大丈夫だけど、ちょっとだけ休ませて……」
非常に情けなかった。
美希の眠りは深く、規則正しく胸が上下していた。
美希「すー……。すー……」
P「ここまで眠ってるのはさすがに珍しいな。よっぽど疲れたのかな」
昼間なんどか見かけた姿を思い出す。
見事なテクニックでゲレンデの注目を集めていた。
真「勝負しようって誘ったんですけど、一人のほうが楽しいって断られちゃったんですよね」
残念そうに真が小声で言った。
雪歩「私はやよいちゃん達と雪だるまとかカマクラを作ってましたから……」
P「帰るときにちゃんと壊さないと怒られるぞ」
わりと真面目にアドバイスした。
段々と強まる風の音に窓を見ると斜面の雪がハッキリと見えた。
固く凍った枝が張り出してこちらに届きそうだ。
首を捻るとゴキリと鳴った。
美希「すー……。すー……」
P「ここまで眠ってるのはさすがに珍しいな。よっぽど疲れたのかな」
昼間なんどか見かけた姿を思い出す。
見事なテクニックでゲレンデの注目を集めていた。
真「勝負しようって誘ったんですけど、一人のほうが楽しいって断られちゃったんですよね」
残念そうに真が小声で言った。
雪歩「私はやよいちゃん達と雪だるまとかカマクラを作ってましたから……」
P「帰るときにちゃんと壊さないと怒られるぞ」
わりと真面目にアドバイスした。
段々と強まる風の音に窓を見ると斜面の雪がハッキリと見えた。
固く凍った枝が張り出してこちらに届きそうだ。
首を捻るとゴキリと鳴った。
起こさないように会話は小声に、そして次第に無言になった。
真「じゃあボクは下に行きますね」
真がバネの利いた体躯を見せ付けるように立ち上がった。
緩急のハッキリした動きが立ち上がるという単純な一挙動にもよく現れていて感心した。
雪歩「私は何かお手伝いすることがないか聞いてきます」
対照的に流れるような動作で雪歩が言った。
日本舞踊の美しさが挙措に出て美々しい。
静々と歩を進めた。
さてどうしようか。
人の部屋で長居する気にはならなかった。
A 真についていった
B 雪歩についていった
>>+5
真「じゃあボクは下に行きますね」
真がバネの利いた体躯を見せ付けるように立ち上がった。
緩急のハッキリした動きが立ち上がるという単純な一挙動にもよく現れていて感心した。
雪歩「私は何かお手伝いすることがないか聞いてきます」
対照的に流れるような動作で雪歩が言った。
日本舞踊の美しさが挙措に出て美々しい。
静々と歩を進めた。
さてどうしようか。
人の部屋で長居する気にはならなかった。
A 真についていった
B 雪歩についていった
>>+5
疲れはあったがそれ以上に空腹だった。
考えてみれば昼間はずっと遊んでいてまともに食事を取っていない。
早めに夕食を取りたくなったので俺も手伝うことにした。
P「俺も手伝いに行くよ」
雪歩「あ、はい」
雪歩の後をつけるような形で歩く。
雪歩をよく見ればスリッパで絨毯の上をすり足で歩いていた。
頭の上下動は0で春香に教えてやって欲しいと思った。
廊下→階段→談話室→厨房と選択式ADVなら煩雑な手順を一気にすっ飛ばして目的地に到着。
P「ん?」
雪歩「あれ?」
厨房を覗き込んでる人影を見つけた。
P「なにしてんの貴音」
貴音「いつのまにかこんなところまで来てしまいました。まこと面妖な」
誤魔化されないぞ。
考えてみれば昼間はずっと遊んでいてまともに食事を取っていない。
早めに夕食を取りたくなったので俺も手伝うことにした。
P「俺も手伝いに行くよ」
雪歩「あ、はい」
雪歩の後をつけるような形で歩く。
雪歩をよく見ればスリッパで絨毯の上をすり足で歩いていた。
頭の上下動は0で春香に教えてやって欲しいと思った。
廊下→階段→談話室→厨房と選択式ADVなら煩雑な手順を一気にすっ飛ばして目的地に到着。
P「ん?」
雪歩「あれ?」
厨房を覗き込んでる人影を見つけた。
P「なにしてんの貴音」
貴音「いつのまにかこんなところまで来てしまいました。まこと面妖な」
誤魔化されないぞ。
繁盛している中華料理店の厨房はきっとこんな感じなんだろう。
そう思わせるほどの活気がここにはあった。
響「亜美! これ運んで!」
亜美「アイアイサー!」
春香「真美、食堂の準備終わってる?」
真美「モチのロンだよ!」
あずさ「やよいちゃん、悪いんだけどそろそろ出来上がるからみんなを呼んできてくれる?」
やよい「はーい!」
むわっとした熱気に押されて雪歩は顔を引っ込めた。
逆に俺は匂いに釣られて首を伸ばす。
真下には貴音の頭があった。
なんか悔しい。
そう思わせるほどの活気がここにはあった。
響「亜美! これ運んで!」
亜美「アイアイサー!」
春香「真美、食堂の準備終わってる?」
真美「モチのロンだよ!」
あずさ「やよいちゃん、悪いんだけどそろそろ出来上がるからみんなを呼んできてくれる?」
やよい「はーい!」
むわっとした熱気に押されて雪歩は顔を引っ込めた。
逆に俺は匂いに釣られて首を伸ばす。
真下には貴音の頭があった。
なんか悔しい。
>>583
ちょっと噴いたわw
ちょっと噴いたわw
ろーでぃんぐろーでぃんぐー♪
長いのイヤだ→
ろーでぃんぐろーでぃんぐー♪
短めきぼう!それっ!
長いのイヤだ→
ろーでぃんぐろーでぃんぐー♪
短めきぼう!それっ!
春香「プロデューサーさん、もうすぐ出来ますからね」
P「はーい」
子供じみた返事で指をくわえた。
貴音の涎がポタポタと垂れて、上下が逆でなくて本当に良かったと思った。
あずさ「これ持ってってもらってもいいですか?……えーと、雪歩ちゃん」
薄切りにされたてんこ盛りの牛肉は、二匹の獣を素通りして安全牌であるところの雪歩に渡った。
P「肉……肉……」
貴音「肉……肉……」
肉々しい怨嗟の声に怯えながら雪歩は食堂へ逃げた。
狩りの時間である。
追跡はツーマンセル。貴音と目配せをして一瞬たりとも目を離さず食堂へ追い詰めた。
雪歩「ひぅ……」
追いかけっこは食堂の隅であっけなく終わった。
肉を抱え込んで獲物が震える。
想像上の牙を伸ばしながら舌なめずりをした。
P「はーい」
子供じみた返事で指をくわえた。
貴音の涎がポタポタと垂れて、上下が逆でなくて本当に良かったと思った。
あずさ「これ持ってってもらってもいいですか?……えーと、雪歩ちゃん」
薄切りにされたてんこ盛りの牛肉は、二匹の獣を素通りして安全牌であるところの雪歩に渡った。
P「肉……肉……」
貴音「肉……肉……」
肉々しい怨嗟の声に怯えながら雪歩は食堂へ逃げた。
狩りの時間である。
追跡はツーマンセル。貴音と目配せをして一瞬たりとも目を離さず食堂へ追い詰めた。
雪歩「ひぅ……」
追いかけっこは食堂の隅であっけなく終わった。
肉を抱え込んで獲物が震える。
想像上の牙を伸ばしながら舌なめずりをした。
律子「なにやってんですか。ほら食べたかったら席に着く!」
P「はーい」
切り上げ時を見失っていたので助かった。
こればっかりは律子か伊織でないと出来ないのだ。
獣のポーズから人類へと華麗に進化すると
貴音「肉……肉……」
本気でやってやがった。
謝りながら席に着くと真がやってきた。
彼女の希望とは裏腹に、快活に席に飛び乗る姿はヤンチャ坊主だった。
真「お腹空きましたねー」
まったく同意だったので「お腹空いたよー」とモノマネをした。
真は膨れて、雪歩は笑った。
P「はーい」
切り上げ時を見失っていたので助かった。
こればっかりは律子か伊織でないと出来ないのだ。
獣のポーズから人類へと華麗に進化すると
貴音「肉……肉……」
本気でやってやがった。
謝りながら席に着くと真がやってきた。
彼女の希望とは裏腹に、快活に席に飛び乗る姿はヤンチャ坊主だった。
真「お腹空きましたねー」
まったく同意だったので「お腹空いたよー」とモノマネをした。
真は膨れて、雪歩は笑った。
食事は落ち着いて優雅に。
そんな紳士の約束事も空白には敵わなかった。
P「うまい! うまい!」
胃に血液が集まって語彙が極端に貧弱になる。
手の届く範囲はすべて俺のものだと行動でアピールした。
真「うわ……、男の人ってやっぱりすごいなぁ」
変な所で感心された。
P「うまい!」
雪歩「は、はい」
違った。
P「そうかな、だってほら……」
人らしく言葉をつむいで指差した方向には
貴音「美味! 美味!」
空の皿を次々に重ねる貴音がいた。
そんな紳士の約束事も空白には敵わなかった。
P「うまい! うまい!」
胃に血液が集まって語彙が極端に貧弱になる。
手の届く範囲はすべて俺のものだと行動でアピールした。
真「うわ……、男の人ってやっぱりすごいなぁ」
変な所で感心された。
P「うまい!」
雪歩「は、はい」
違った。
P「そうかな、だってほら……」
人らしく言葉をつむいで指差した方向には
貴音「美味! 美味!」
空の皿を次々に重ねる貴音がいた。
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