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元スレP「かまいたちっぽい夜」
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さっさと部屋を出た。
階段に向かって一歩踏み出すとポケットから軽い金属音がする。
P「いっけね」
鍵を閉め忘れていたことに気がついた。
カチンと掛け金を降ろして、ドアノブを二、三度確かめるように回す。
固い手ごたえに満足すると振り返って下へ向かった。
身内しかいないのであまり意味はないけど、こういうのはマナーだからな。
階段に向かって一歩踏み出すとポケットから軽い金属音がする。
P「いっけね」
鍵を閉め忘れていたことに気がついた。
カチンと掛け金を降ろして、ドアノブを二、三度確かめるように回す。
固い手ごたえに満足すると振り返って下へ向かった。
身内しかいないのであまり意味はないけど、こういうのはマナーだからな。
階段の下では談笑に花が咲いている。
手摺り越しに覗き込むと楽しげに少女達が集っていた。
目やにがついてないか顔を擦りながら階段を下りていると、真に心配された。
真「プロデューサーもしかして寝てました?」
P「あっはっはっはっは」
笑って誤魔化してみた。
真「普段からもっと運動したほうがいいですよ?」
P「なかなか時間が取れなくてさ……」
言い訳をしながらちょうど一人分空いていたソファーに座った。
ほんのりと温かく先ほどまで誰かが座っていたのがわかった。
手摺り越しに覗き込むと楽しげに少女達が集っていた。
目やにがついてないか顔を擦りながら階段を下りていると、真に心配された。
真「プロデューサーもしかして寝てました?」
P「あっはっはっはっは」
笑って誤魔化してみた。
真「普段からもっと運動したほうがいいですよ?」
P「なかなか時間が取れなくてさ……」
言い訳をしながらちょうど一人分空いていたソファーに座った。
ほんのりと温かく先ほどまで誰かが座っていたのがわかった。
背もたれに背中を押し付けながらぼんやりしていると、雪歩がコーヒーを持ってきてくれた。
P「ありがと。……もう全員いる?」
雪歩「んと……。あ、来ました」
千早が本を片手に談話室に入ってきた。
P「よーし、注目してくれ」
立ち上がりながら声をかける。
22の瞳が集まった。
教壇に立ったらこんな感じなんだろうか。
P「明日は10時にここをでう」
亜美「でう」
P「出るから!」
噛んだ。教師は大変そうだな、と思った。
P「ありがと。……もう全員いる?」
雪歩「んと……。あ、来ました」
千早が本を片手に談話室に入ってきた。
P「よーし、注目してくれ」
立ち上がりながら声をかける。
22の瞳が集まった。
教壇に立ったらこんな感じなんだろうか。
P「明日は10時にここをでう」
亜美「でう」
P「出るから!」
噛んだ。教師は大変そうだな、と思った。
寝こけた美希の世話を律子に頼んで一度解散。
人の移動で空気が対流した。
ふと思い出して、カップを片付けている雪歩に声をかける。
P「そういやさっき起こしてくれたのって誰?」
雪歩「え?」
P「俺寝ちゃっててさ。ノックで起きたんだけど」
雪歩「んと、ちょっとわからないですぅ。ごめんなさい」
P「そっか。ありがと」
俺は……
A 厨房に行った
B 食堂に行った
C 談話室に残った
D 部屋へ戻った
>>+5
人の移動で空気が対流した。
ふと思い出して、カップを片付けている雪歩に声をかける。
P「そういやさっき起こしてくれたのって誰?」
雪歩「え?」
P「俺寝ちゃっててさ。ノックで起きたんだけど」
雪歩「んと、ちょっとわからないですぅ。ごめんなさい」
P「そっか。ありがと」
俺は……
A 厨房に行った
B 食堂に行った
C 談話室に残った
D 部屋へ戻った
>>+5
鳩時計を見ると6時になろうかというところだった。
全体にアンティークなこのペンションは、一つ一つが高価そうな調度品を揃えている。
持ち手の細い白い電話は実用に耐えうるのか少々疑問だ。
携帯電話を見るとしっかり圏外だったりするから、頼らざるを得ないのだが。
談話室にはまだ数人が残っていた。
貴音はぼんやりとソファーに腰掛けて天井を見ている。
疲れたのだろうか。
滑ってはいないと聞いていたのだがもしかしたら乗り物酔いをしているのかもしれない。
小鳥さんは物珍しそうに二重ドアをチェックしている。
間に挟まってなにやら楽しげだ。
俺も興味がないではないが、あそこまで童心に帰れるかというと自信はない。
正直感心した。
全体にアンティークなこのペンションは、一つ一つが高価そうな調度品を揃えている。
持ち手の細い白い電話は実用に耐えうるのか少々疑問だ。
携帯電話を見るとしっかり圏外だったりするから、頼らざるを得ないのだが。
談話室にはまだ数人が残っていた。
貴音はぼんやりとソファーに腰掛けて天井を見ている。
疲れたのだろうか。
滑ってはいないと聞いていたのだがもしかしたら乗り物酔いをしているのかもしれない。
小鳥さんは物珍しそうに二重ドアをチェックしている。
間に挟まってなにやら楽しげだ。
俺も興味がないではないが、あそこまで童心に帰れるかというと自信はない。
正直感心した。
千早はさっきから熱心に文庫本を読みふけっている。
何を読んでいるのだろうか。
目は文章に釘付けで、先ほどの話をちゃんと聞いていたのか疑問に思うほどだ。
そこまで夢中になって読んでいる本が少し気になった。
律子はボールペンを唇に当てながら手帳を見ている。
仕事熱心なことだ。
せっかくの休暇なのに楽しめているのだろうか?
少し力を抜いたほうがいいと思うのだが……。
四人は思い思いに時間を過ごしていた。
静かな談話室は落ち着いた雰囲気で、ここが旅先なのだと強く実感できた。
俺は……
A 貴音の隣に座った。
B 小鳥さんと一緒に挟まってみた。
C 千早に質問してみた。
D 律子に声をかけた。 >>+5
何を読んでいるのだろうか。
目は文章に釘付けで、先ほどの話をちゃんと聞いていたのか疑問に思うほどだ。
そこまで夢中になって読んでいる本が少し気になった。
律子はボールペンを唇に当てながら手帳を見ている。
仕事熱心なことだ。
せっかくの休暇なのに楽しめているのだろうか?
少し力を抜いたほうがいいと思うのだが……。
四人は思い思いに時間を過ごしていた。
静かな談話室は落ち着いた雰囲気で、ここが旅先なのだと強く実感できた。
俺は……
A 貴音の隣に座った。
B 小鳥さんと一緒に挟まってみた。
C 千早に質問してみた。
D 律子に声をかけた。 >>+5
目の前に立っても貴音は気がついてないようだ。
珍しいこともある。
いつもの紫を基調とした服ではなく、全体的に白っぽいヒラヒラした服を着ていた。
静かなその佇まいと相まって、深窓の令嬢じみてなんだか気後れしてしまう。
そんなことを考えていたら声をかけるタイミングを逃してしまった。
貴音「どうかされましたか?」
P「あ、うん」
どう切り出そうか迷いながら隣に腰掛けた。
顔を見なければ少し話しやすくなるだろう。
並んで座りながら同じように天井を眺めてみると、このペンションによくあった照明がまぶしかった。
小林さんは俺と趣味が合いそうだ。
貴音「?」
P「おっとっと……。貴音さっきからボケーっとしてたけど体調でも悪いのか?」
直截に切り出す。
珍しいこともある。
いつもの紫を基調とした服ではなく、全体的に白っぽいヒラヒラした服を着ていた。
静かなその佇まいと相まって、深窓の令嬢じみてなんだか気後れしてしまう。
そんなことを考えていたら声をかけるタイミングを逃してしまった。
貴音「どうかされましたか?」
P「あ、うん」
どう切り出そうか迷いながら隣に腰掛けた。
顔を見なければ少し話しやすくなるだろう。
並んで座りながら同じように天井を眺めてみると、このペンションによくあった照明がまぶしかった。
小林さんは俺と趣味が合いそうだ。
貴音「?」
P「おっとっと……。貴音さっきからボケーっとしてたけど体調でも悪いのか?」
直截に切り出す。
貴音「いえ、別にそういうわけではありません」
P「そう? ならいいんだけど」
別段目的があったわけではないので、そう切り返されると会話が続かない。
そのまま二人で花のような釣り下がった照明を眺めていると
P「へっくしょい!」
貴音「くしゅん」
同時にくしゃみが出た。
顔を見合わせてクスクスと笑いあう。
その後に貴音の腹がなってメシ時だとわかった。
貴音「旅先では妙にお腹が空くのですね」
P「そうなんだ」
健啖家の彼女が普段よりも腹を空かせている。
吹雪が続いて閉じ込められたら……。
ぞっとしない想像だった。
P「そう? ならいいんだけど」
別段目的があったわけではないので、そう切り返されると会話が続かない。
そのまま二人で花のような釣り下がった照明を眺めていると
P「へっくしょい!」
貴音「くしゅん」
同時にくしゃみが出た。
顔を見合わせてクスクスと笑いあう。
その後に貴音の腹がなってメシ時だとわかった。
貴音「旅先では妙にお腹が空くのですね」
P「そうなんだ」
健啖家の彼女が普段よりも腹を空かせている。
吹雪が続いて閉じ込められたら……。
ぞっとしない想像だった。
あずささんがのんびりと夕飯の支度が出来たことを告げた。
鳩時計が7度鳴いた。
律子が二階へ知らせに上がり、千早が本を小脇に食堂へ、小鳥さんはいつの間にかいなくなっていた。
P「それじゃあ行きましょうか」
立ち上がって手を差し出すと
貴音「はい」
白魚のようなほっそりした手で掴まってきた。
食堂はまだ若い木材でできたフローリングで、壁はログハウスのような作りになっていた。
細めの丸太が幾重にも詰まれて雰囲気がいい。
使いづらそうなテーブルにはすでに何人かが着席して飢えた表情をしていた。
響「おーい! こっち空いてるぞー!」
ぶんぶんと手を振り回す響の元へ連れ立って行く。
すでにスープが来ていた。
鳩時計が7度鳴いた。
律子が二階へ知らせに上がり、千早が本を小脇に食堂へ、小鳥さんはいつの間にかいなくなっていた。
P「それじゃあ行きましょうか」
立ち上がって手を差し出すと
貴音「はい」
白魚のようなほっそりした手で掴まってきた。
食堂はまだ若い木材でできたフローリングで、壁はログハウスのような作りになっていた。
細めの丸太が幾重にも詰まれて雰囲気がいい。
使いづらそうなテーブルにはすでに何人かが着席して飢えた表情をしていた。
響「おーい! こっち空いてるぞー!」
ぶんぶんと手を振り回す響の元へ連れ立って行く。
すでにスープが来ていた。
最後に大あくびをしながら美希が入ってきて全員揃った。
特に合図もなく食事が始まった。
貴音「これは素晴らしい」
響「こっちのサラダは自分が作ったんだぞ」
得意げな響にうなずきを返しながら貴音が一心にフォークを動かす。
P「うん、うん」
俺も同じだ。
P「響って料理上手なんだ。知らなかった」
響「へへーん、自分カンペキだからな。和・洋・中となんでも出来るぞ」
決め台詞を交えて胸を張る。
貴音「なんと!」
P「へぇ、そりゃあすごいな」
貴音「響、結婚しましょう」
P・響「…………」
ツッコミは入らなかった。ボウル一杯のサラダ(このテーブル専用)はすでに底が見えていた。
特に合図もなく食事が始まった。
貴音「これは素晴らしい」
響「こっちのサラダは自分が作ったんだぞ」
得意げな響にうなずきを返しながら貴音が一心にフォークを動かす。
P「うん、うん」
俺も同じだ。
P「響って料理上手なんだ。知らなかった」
響「へへーん、自分カンペキだからな。和・洋・中となんでも出来るぞ」
決め台詞を交えて胸を張る。
貴音「なんと!」
P「へぇ、そりゃあすごいな」
貴音「響、結婚しましょう」
P・響「…………」
ツッコミは入らなかった。ボウル一杯のサラダ(このテーブル専用)はすでに底が見えていた。
デザートはイチゴのクレープだった。
これは春香の担当だろうな、と思った。
酸味の利いたイチゴのソースが満腹の胃袋を楽にする。
熱いコーヒーをすすりながら溜息が漏れた。
P・響「「お腹一杯」」
貴音「お代わりはありますか?」
フードファイト復活しねえかなぁ。
胃が満たされると眠くなってきた。
食堂には時計がないので正確な時刻はわからないが、今は21時くらいだろう。
寝るには少し早い気もするが……
A 部屋に戻った
B もう少し食堂にいよう
C 後片付けを手伝うことにした
>>+5
これは春香の担当だろうな、と思った。
酸味の利いたイチゴのソースが満腹の胃袋を楽にする。
熱いコーヒーをすすりながら溜息が漏れた。
P・響「「お腹一杯」」
貴音「お代わりはありますか?」
フードファイト復活しねえかなぁ。
胃が満たされると眠くなってきた。
食堂には時計がないので正確な時刻はわからないが、今は21時くらいだろう。
寝るには少し早い気もするが……
A 部屋に戻った
B もう少し食堂にいよう
C 後片付けを手伝うことにした
>>+5
心行くまで食事を堪能した俺は、まだ食事を続ける貴音に手を振って談話室に移動した。
P「んー……」
体がぽかぽかと温まって、美希じゃないけど眠ってしまいそうだ。
腕をグッと伸ばして関節を鳴らしていると、鳩時計が9時を鳴いた。
分厚い二重構造の窓を見れば、外は荒れ狂う風雪で黒と白しか見えない。
P「明日帰れるのかな」
ちょっと不安になった。
予定は一泊二日で、明日の昼にはスキー場を出ているはずだ。
伊織「なにしてんの?」
窓ガラスに伊織が映った。
P「すごい風だなーって」
そのまま鏡像の伊織に話しかける。
伊織「中にいれば平気でしょ。いい大人が怖がってるんじゃないわよ」
むむ。 少しばかりカチーンときて、言い返そうと思ったときだった。
P「んー……」
体がぽかぽかと温まって、美希じゃないけど眠ってしまいそうだ。
腕をグッと伸ばして関節を鳴らしていると、鳩時計が9時を鳴いた。
分厚い二重構造の窓を見れば、外は荒れ狂う風雪で黒と白しか見えない。
P「明日帰れるのかな」
ちょっと不安になった。
予定は一泊二日で、明日の昼にはスキー場を出ているはずだ。
伊織「なにしてんの?」
窓ガラスに伊織が映った。
P「すごい風だなーって」
そのまま鏡像の伊織に話しかける。
伊織「中にいれば平気でしょ。いい大人が怖がってるんじゃないわよ」
むむ。 少しばかりカチーンときて、言い返そうと思ったときだった。
激しくガラスの割れる独特の音が二階から聞こえた。
その場にいる全員が音源を探るように視線を飛ばす。
先ほどまでのさざめきが嘘のように止まっていた。
P「聞こえたよな?」
当たり前のことを確認すると何人かがうなずき返した。
律子「参ったわね……、みんなちょっと確認してきてくれる?」
まずは千早とあずささんが立ち上がり、それに続いて居合わせた全員がノロノロと動き出した。
二人並べば一杯の階段を、無言で並ぶ姿は通夜の参列を思わせてなんだか陰気だ。
冗談の一つも飛ばそうかと思ったけど、そういう雰囲気でもないので止めておいた。
その場にいる全員が音源を探るように視線を飛ばす。
先ほどまでのさざめきが嘘のように止まっていた。
P「聞こえたよな?」
当たり前のことを確認すると何人かがうなずき返した。
律子「参ったわね……、みんなちょっと確認してきてくれる?」
まずは千早とあずささんが立ち上がり、それに続いて居合わせた全員がノロノロと動き出した。
二人並べば一杯の階段を、無言で並ぶ姿は通夜の参列を思わせてなんだか陰気だ。
冗談の一つも飛ばそうかと思ったけど、そういう雰囲気でもないので止めておいた。
階段をのぼるとすでに何人かが部屋から出てきていた。
何も言わないところを見ると彼女達の部屋ではないのだろう。
俺は手持ちの鍵を差し込んで右に捻った。
カチリと歯車が回って開錠する。
ドアノブを回すと中から力強く押された。
P「うわっ……」
隙間から冷気が吹き荒れる。
笛のような強い風の音が聞こえた。
腕で顔を覆って踏み入ると、窓ガラスが綺麗になくなっていた。
春香「プロデューサーさん! 大丈夫ですか!? 」
手を振って答えながらガラスを踏まないように気を付けて奥へ進む。
何も言わないところを見ると彼女達の部屋ではないのだろう。
俺は手持ちの鍵を差し込んで右に捻った。
カチリと歯車が回って開錠する。
ドアノブを回すと中から力強く押された。
P「うわっ……」
隙間から冷気が吹き荒れる。
笛のような強い風の音が聞こえた。
腕で顔を覆って踏み入ると、窓ガラスが綺麗になくなっていた。
春香「プロデューサーさん! 大丈夫ですか!? 」
手を振って答えながらガラスを踏まないように気を付けて奥へ進む。
部屋の半ばまでいくと原因がわかった。
俺の腕よりも太い枝がベッドで寝ていたのだ。
P「こりゃあひどいな」
部屋は白く塗り込められて外と大差ない気温まで下がっていた。
全身に大粒の雪が体当たりしてきて、目を開くのにも苦労する。
クローゼットから荷物を取り出して、慌てながら廊下に退避した。
1,2分の出来事なのに、特に被害の多かった上半身は雪まみれになっていた。
律子「プロデューサー殿でしたか。どうなってました?」
俺の姿を見て察したのか律子が心配そうに聞いてきた。
P「枝が折れて飛び込んできたみたい。ちょっとあそこで寝るのは無理だな」
困ったものだ。
俺の腕よりも太い枝がベッドで寝ていたのだ。
P「こりゃあひどいな」
部屋は白く塗り込められて外と大差ない気温まで下がっていた。
全身に大粒の雪が体当たりしてきて、目を開くのにも苦労する。
クローゼットから荷物を取り出して、慌てながら廊下に退避した。
1,2分の出来事なのに、特に被害の多かった上半身は雪まみれになっていた。
律子「プロデューサー殿でしたか。どうなってました?」
俺の姿を見て察したのか律子が心配そうに聞いてきた。
P「枝が折れて飛び込んできたみたい。ちょっとあそこで寝るのは無理だな」
困ったものだ。
荷物を抱えて呆然としていると、部屋の確認を終えた子が心配そうな顔で近づいてきた。
P「まいったね」
雪を払うと廊下に落ちる前に溶けた。
指先についた滴をさりげなく壁に擦りつける。
苦笑いしながら大したことじゃないと両腕を広げてアピールした。
しかしどうしたものだろうか?
惨状は凄惨でこの部屋で一夜を明かすのは自殺行為に等しい。
困っていると、
A 千早が声をかけてきた
B 響が声をかけてきた
C 小鳥さんが声をかけてきた
>>+5
P「まいったね」
雪を払うと廊下に落ちる前に溶けた。
指先についた滴をさりげなく壁に擦りつける。
苦笑いしながら大したことじゃないと両腕を広げてアピールした。
しかしどうしたものだろうか?
惨状は凄惨でこの部屋で一夜を明かすのは自殺行為に等しい。
困っていると、
A 千早が声をかけてきた
B 響が声をかけてきた
C 小鳥さんが声をかけてきた
>>+5
小鳥「プロデューサーさん、お部屋ダメなんれすかぁ?」
P「うぉ……」
背中に柔らかいものが当たった。
振り向くと小鳥さんが真っ赤な顔で腕を回している。
P「というか臭っ! 酒くさっ!」
小鳥「そんなに飲んでないれふよぉ」
あずささんと大声で盛り上がっていたのは知っていたが、まさかここまで出来上がってるだなんて……。
P「うぉ……」
背中に柔らかいものが当たった。
振り向くと小鳥さんが真っ赤な顔で腕を回している。
P「というか臭っ! 酒くさっ!」
小鳥「そんなに飲んでないれふよぉ」
あずささんと大声で盛り上がっていたのは知っていたが、まさかここまで出来上がってるだなんて……。
P「まさか!」
小鳥さんをぶら下げたままあずささんを探すと
あずさ「飲むぞオラー!」
一升瓶を両手にぶら下げた酒神がおわしました。
P「待って! 誰か助けて!」
気の毒そうな顔をしながら次々に人が消えていく。
律子「あの、これ使ってください」
ウコンの力だった。
俺は二人の酔っ払いに部屋に引きずり込まれた。
絨毯には引きずられた後が残っていた。
P「うわああああああああん」
おしまい
小鳥さんをぶら下げたままあずささんを探すと
あずさ「飲むぞオラー!」
一升瓶を両手にぶら下げた酒神がおわしました。
P「待って! 誰か助けて!」
気の毒そうな顔をしながら次々に人が消えていく。
律子「あの、これ使ってください」
ウコンの力だった。
俺は二人の酔っ払いに部屋に引きずり込まれた。
絨毯には引きずられた後が残っていた。
P「うわああああああああん」
おしまい
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