元スレやすな「ベイベープリーズキルミー!」ソーニャ「いいのか?殺して」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
401 :
キマ
402 = 1 :
それから私とやすなは唇を重ねた。
私も、そしてやすなもキスのやり方なんてわからない。
つつき合うような、触れ合うような、そんなキスを何度も何度も。
淡く、切なく、儚い。愛を確かめ合う行為とはとても思えないほど哀しかった。
それでも、私たちの心は満たされていく。
403 = 163 :
これは斜め上だった
404 = 1 :
そして私はやすなに包まれるように重なる。
やすなの小さくても暖かいその体を感じ、やすなもそれを感じてくれていた。
やすなの胸の高鳴りが、こちらに伝わってくる。
同じく、やすなも私の鼓動を感じてくれているのだろう。
目が合うと、私たちはまたキスをした。
405 :
あらら
406 = 1 :
やすな「あはは……友達っていうか、恋人みたいだね。好きってもしかしてそっちの意味だった?」
ソーニャ「バカ、最近は女同士でこういう遊びくらいするもんなんだよ」
やすな「そうなの?」
ソーニャ「知らんけどな」
やすな「適当いっちゃって」クスッ
407 = 1 :
そう、これは遊び。じゃれあいなのだ。
愛し合う恋人達がその結晶を作るために行う行為でもなく、
ましてや快感を求め、欲望をぶつけ合う行為でもない。
ただただ、友達と調子に乗って変な遊びを始めてしまった。
そういうことなのだ。
408 = 383 :
ひゅーひゅー
409 = 1 :
そして、これが一番ちょうどいい。
きっとやすなもそれはわかっていた。
だから、やすなは『これ以上』を求めないし、私もそうしない。
恋人として結ばれてしまえば、目の前にある別れを受け入れられなくなる。
410 = 1 :
仲のよかった友達とちょっと行き過ぎてしまって、
思春期相応の遊びを一緒にやってしまった。
それはきっと、甘酸っぱい思い出として一生忘れず残る。
やすなとの時間が、記憶が、忘れることなく残ってくれる。
私はこの友情が本物であったという証明が、これから先崩れることなくできるだろう。
411 = 1 :
私たちの共にいた時間を確かめ合うように、また唇を交わす。
互いの歯が当たり、全く気持ちよくなんてなれない。
それでも、私たちは慣れないキスを続け、互いの体に手を伸ばす。
やすなのブルマの下に手を伸ばし、そこを触る。
体を、髪を、唇を、瞳を、全てを、体と脳裏に焼き付けていく。
412 = 1 :
やすな「はぁ……あ、あんっ……」
ソーニャ「ふぅっ……あっ、あぅ……」
やすな「ソーニャちゃん……ありがとう……」
やすな「私……死ぬ前にソーニャちゃんと重なれて、本当に嬉しい」
ソーニャ「やすな……」
413 = 29 :
うむ
414 = 1 :
やすな「私ね……生きてて良かった。最後まで、誰にも愛されない人生を送るんだと思ってた」
やすな「だからね、ソーニャちゃんが私を好きって言ってくれた時、本当に嬉しかったよ」
やすな「それでね、今もこうやって、ソーニャちゃんから……」
やすな「ありがとう。本当に嬉しかった。もう、十分だよ。十分すぎるくらいに」
415 = 1 :
やすな「だから、ね? 私を殺して? ソーニャちゃん」
ソーニャ「…………あぁ」サッ
やすな「せめて、一瞬で死ねるところを刺してね。私の苦しむ姿、みせたくないから」
ソーニャ「……そうだな。できるかぎり、急所を狙うよ」
やすな「ありがとう、それじゃあ」
ヒュッ……
やすな「バイバイ」
TURE END
416 = 383 :
ええええええええええええ!?
417 = 1 :
長くなりましたがこのSSはこれで終わりです。
ここまで支援、保守をしてくれた方々本当にありがとうごさいま した!
パート化に至らずこのスレで完結できたのは皆さんのおかげです(正直ぎりぎりでした(汗)
今読み返すと、中盤での伏線引きやエロシーンにおける表現等、これまでの自分の作品の中では一番の出来だったと感じていま す。
皆さんがこのSSを読み何を思い、何を考え、どのような感情に浸 れたのか、それは人それぞれだと思います。 少しでもこのSSを読んで「自分もがんばろう!」という気持ちに なってくれた方がいれば嬉しいです。
長編となりましたが、ここまでお付き合い頂き本当に本当にありがとうございました。
またいつかスレを立てることがあれば、その時はまたよろしくお願いします! ではこれにて。
418 = 49 :
なぁ勿論ハッピーエンドも用意してあるよな?
419 = 169 :
TUREだもんな!ホントのハッピーエンドはここからなんだろ!な!な!!!
420 = 62 :
>>417
おい
おい
421 = 383 :
乙。正直心中がくると思っていた
422 :
一緒に逃げるエンドもあるよな!な!
423 = 163 :
自分でそれ貼るやつも珍しいなw
乙
425 :
まだ半分以上残ってるぞおおお
何が言いたいかはわかるなああ
426 = 1 :
カキンッ
やすな「……?」
ソーニャ「やっぱ無理かー……。急所のど真ん中を狙ったのに」
427 :
>>417
おつおつ!こんなに切なくて温かい話久々に読めてよかった、やすなかわいいよやすな
またSS楽しみにしてる!
429 = 383 :
釣りかよおい!
430 :
なんだ釣りか
431 = 1 :
あぎり「……急所もなにも、弾かれたら意味はないですよ」
あぎり「ていうかまず」
あぎり「ナ イ フ ぶ っ 刺 す 相 手 間 違 え て ま せ ん ?」ギロリ
ソーニャ「お前こそ、人の情事を覗き見たぁいい度胸じゃねえか」キッ
432 = 62 :
まだあったか
435 = 169 :
>>426
お前ならやってくれると信じてた
436 = 1 :
ソーニャ「最後の最後で気がついたよ」
ソーニャ「殺しに関してはあぎり、お前が組織でトップだったなぁ」
あぎり「そうですが、何か?」
ソーニャ「ならお前を倒せば、私以上の人材はウチの組織にはいない」
ソーニャ「そうすると、裏切り者の私を殺すことなんて、組織にはできはしないよな?」ニヤッ
437 = 49 :
ひぁぁだぁぁぁ
438 :
あぎりさんのキレた顔なんてなまじ想像できない分やばいくらい怖いな…
439 = 152 :
見事に釣られてしまった
441 = 163 :
>>426
いやーあれで終わりとかないわー俺最初からわかってたわー
442 = 1 :
あぎり「気でも狂いましたかソーニャ。私に勝てる可能性なんて1%もないでしょう」
やすな「そ、そうだよソーニャちゃん! 気持ちは嬉しいけど、やめて!」
やすな「これじゃあ、ソーニャちゃんまで死んじゃう! そんなの私、嫌だ!」
ソーニャ「……今さら気づいたよ。」
ソーニャ「私に託された2つの選択肢は、私が殺すかやすなが殺すかだったと思っていた」
ソーニャ「けどそれは違ったみたいだ」
443 = 49 :
あぎりBADENDきたぁぁぁぁぁ
444 = 62 :
あぎりさん逃げて超逃げて
445 = 67 :
ここにきて
あぎる
446 = 1 :
ソーニャ「やすなと共に生きるか、やすなと共に死ぬかの2つだったんだなッ!」シュバババッ
あぎり「ッ!!」キキキキンッ
ソーニャ「認めるよあぎり! 私一人じゃお前には勝てない!」
ソーニャ「けどやすながいればどうかな!?」
やすな「えっ!?」
ソーニャ「あぎりと戦うぞ、やすな! 私らにはもうこれしか残ってない!!」
447 = 163 :
でもこの二人あぎりも殺せない予感
もう3人でちゅっちゅしたらいいと思う
449 = 1 :
あぎり「せっかく儚くも美しいビターなトゥルーエンドを迎えられるはずだったのに」
あぎり「残念ながらここからは、ただただ残酷なデッドエンドですねえ?」
ソーニャ「ふん、やすなと共に戦えて、それで散るなら本望だ」
やすな「ソーニャちゃん……。わかったよ、私も戦う!」
あぎり「……標的をやすなから、やすな及び裏切り者のソーニャに変更。排除します」
450 = 1 :
あぎり「二人の決意だなんて熱い展開を繰り広げているところ申し訳ありませんが」
あぎり「展開もクソもない。……殺し屋はね、ただ粛々と殺す。それだけなんですよ」
あぎり「なので、一切の遊びもなくさっさと殺させてもらいます」パチッ
あぎりが指を鳴らしたと同時に、私たちは宙に浮いた。
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