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元スレやすな「ベイベープリーズキルミー!」ソーニャ「いいのか?殺して」
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ソーニャ「……こいつも違う。一体どいつなんだ……」ブツブツ
やすな「ソーニャちゃーん!」トン
ソーニャ「!?」ビクッ
ヒュパッ
やすな「うわっ!」ササッ
やすな「ちょっと突然ナイフなんて振り回さないでよ! 危ないじゃん!!」
ソーニャ「だから後ろから触るなと言っただろ。というかよく避けたな」
やすな「それはそうですけどー。ソーニャちゃんもいい加減慣れるべきだと思います」
やすな「ソーニャちゃーん!」トン
ソーニャ「!?」ビクッ
ヒュパッ
やすな「うわっ!」ササッ
やすな「ちょっと突然ナイフなんて振り回さないでよ! 危ないじゃん!!」
ソーニャ「だから後ろから触るなと言っただろ。というかよく避けたな」
やすな「それはそうですけどー。ソーニャちゃんもいい加減慣れるべきだと思います」
ソーニャ「今の私は特に気が張っているんだ……。」
ソーニャ「死にたくなければしばらくは私に軽率な行動を取るのをやめろ」
やすな「どうしたのそんな怖い顔しちゃって。いつもだけど。」
やすな「ていうかいつもは首絞めるか手首外すかだったのに、さっき完全に殺しに来なかった?」
ソーニャ「こっちの話だ。お前には関係ない」
ソーニャ「死にたくなければしばらくは私に軽率な行動を取るのをやめろ」
やすな「どうしたのそんな怖い顔しちゃって。いつもだけど。」
やすな「ていうかいつもは首絞めるか手首外すかだったのに、さっき完全に殺しに来なかった?」
ソーニャ「こっちの話だ。お前には関係ない」
やすな「えーっ、気になるよぉ」
ソーニャ「うるさいな、首を突っ込んでくるな。教えないものは教えない!」
やすな「えー……。いいよ! 教えてくれるまでつきまとってやるー!」
ソーニャ「……お前、私がなんの仕事してるか知ってるだろ?」
やすな「え、知らない」
ソーニャ「うるさいな、首を突っ込んでくるな。教えないものは教えない!」
やすな「えー……。いいよ! 教えてくれるまでつきまとってやるー!」
ソーニャ「……お前、私がなんの仕事してるか知ってるだろ?」
やすな「え、知らない」
ソーニャ「…………。」グギギギギギ
やすな「いだだだだだだ! 思い出しました殺し屋ですいだたっだったた!
こ、高校生で殺し屋なんてかっくいー! It's so クォゥール! だからはなしてぇええ!!」
ソーニャ「ふん」パッ
やすな「いたた……。ソーニャちゃんのお仕事と秘密に何の関係があるの??」
ソーニャ「職業柄、一般人に言えないことも多いってことだよ」
やすな「まさか、また人を殺すの!? だめだよソーニャちゃん、そんなの!!」
ソーニャ「ダメもなにも、私は殺し屋だぞ?」
やすな「いだだだだだだ! 思い出しました殺し屋ですいだたっだったた!
こ、高校生で殺し屋なんてかっくいー! It's so クォゥール! だからはなしてぇええ!!」
ソーニャ「ふん」パッ
やすな「いたた……。ソーニャちゃんのお仕事と秘密に何の関係があるの??」
ソーニャ「職業柄、一般人に言えないことも多いってことだよ」
やすな「まさか、また人を殺すの!? だめだよソーニャちゃん、そんなの!!」
ソーニャ「ダメもなにも、私は殺し屋だぞ?」
やすな「でもダメ! 人を殺したらその人がかわいそうだし、ソーニャちゃんのためにもならないよ!」
ソーニャ「……なんで?」
やすな「け、健康に悪い……」
ソーニャ「それは前に聞いた。どんだけ見え透いた嘘なんだよ」
やすな「ぜ、前科持ちとかで就職するとき不利になったりとか!」
ソーニャ「お、今度は割と正論だな」
ソーニャ「……なんで?」
やすな「け、健康に悪い……」
ソーニャ「それは前に聞いた。どんだけ見え透いた嘘なんだよ」
やすな「ぜ、前科持ちとかで就職するとき不利になったりとか!」
ソーニャ「お、今度は割と正論だな」
ソーニャ「といっても、私は既に殺し屋という職業に属しているわけだが。
ソーニャ「しかも、計画的な殺人は前科とかのまえに、ほぼ死刑判決だぞ」
やすな「だったらなおさらダメだよ!」
ソーニャ「いや、見つかるようなヘマはしないし」
やすな「でもダメ! 友達として見過ごせないよ!!」
ソーニャ「友達なら私の仕事の邪魔をしないでくれ」
ソーニャ「しかも、計画的な殺人は前科とかのまえに、ほぼ死刑判決だぞ」
やすな「だったらなおさらダメだよ!」
ソーニャ「いや、見つかるようなヘマはしないし」
やすな「でもダメ! 友達として見過ごせないよ!!」
ソーニャ「友達なら私の仕事の邪魔をしないでくれ」
やすな「ぐぬぬぬぬ。ええい、ならば実力行使だ! ヘイ、ベイベー!
プリーズキルミー!! その人を殺す前に私の屍を越えてゆけっ!」ピョーン
ソーニャ「ぬーーーーーん!!」ドゴォッ
やすな「うっひゃーーーーい!」ドサッ
ソーニャ「……いいのか? 殺して」パキポキ
やすな「あ、いえ、そっとどかせるくらいでお願いします……」
プリーズキルミー!! その人を殺す前に私の屍を越えてゆけっ!」ピョーン
ソーニャ「ぬーーーーーん!!」ドゴォッ
やすな「うっひゃーーーーい!」ドサッ
ソーニャ「……いいのか? 殺して」パキポキ
やすな「あ、いえ、そっとどかせるくらいでお願いします……」
ソーニャ「はぁ……。あのな? 私も仕事なんだよ」
やすな「そんな自分のためにならない仕事やめちゃいなさい!!」
ソーニャ「やめるって。組織を裏切るような真似して、ただで済むはずないだろ」
ソーニャ「組織を脱退する意思を伝えた時点で、用済みとして消されるだろうな」
やすな「えーっ! ソーニャちゃん消えちゃうの!?」
ソーニャ「消えねーよ! やめる気ないんだから」
やすな「そんな自分のためにならない仕事やめちゃいなさい!!」
ソーニャ「やめるって。組織を裏切るような真似して、ただで済むはずないだろ」
ソーニャ「組織を脱退する意思を伝えた時点で、用済みとして消されるだろうな」
やすな「えーっ! ソーニャちゃん消えちゃうの!?」
ソーニャ「消えねーよ! やめる気ないんだから」
やすな「むー、殺し屋はやめて欲しいけどソーニャちゃんに死んで欲しくない」
ソーニャ「無理な相談だ。さて、私は用事があるからこれで……」ヒラッ
やすな「あ、なにか落としたよ」ヒョイ
ソーニャ「ん……? あっ、こら返せっ!」
やすな「チョー? あっ、まさかこの人が今回のターゲット!?」
ソーニャ「無理な相談だ。さて、私は用事があるからこれで……」ヒラッ
やすな「あ、なにか落としたよ」ヒョイ
ソーニャ「ん……? あっ、こら返せっ!」
やすな「チョー? あっ、まさかこの人が今回のターゲット!?」
ソーニャ「あまり大きな声で言うな。聞かれたら困る」ボソッ
やすな「素顔で変装もせず本名で堂々と高校に通ってる
ソーニャちゃんが今さら何を怖がってるんだか」
ソーニャ「……今となっては後悔している。今回ばかりは部が悪い」
やすな「ソーニャちゃん?」
やすな「素顔で変装もせず本名で堂々と高校に通ってる
ソーニャちゃんが今さら何を怖がってるんだか」
ソーニャ「……今となっては後悔している。今回ばかりは部が悪い」
やすな「ソーニャちゃん?」
ソーニャ「そいつはな。この学校の生徒なんだ」
やすな「えっ!?」
ソーニャ「私と違い、チョーという本名を隠し変装して、
目立たぬように行動しているヤツのようなんだ」
やすな「え、なんで? ソーニャちゃんは殺し屋だからそうする必要が
あるかもしれないけど、そのチョーさんはただの生徒なんでしょ?」
やすな「えっ!?」
ソーニャ「私と違い、チョーという本名を隠し変装して、
目立たぬように行動しているヤツのようなんだ」
やすな「え、なんで? ソーニャちゃんは殺し屋だからそうする必要が
あるかもしれないけど、そのチョーさんはただの生徒なんでしょ?」
ソーニャ「いや、コイツはどうやら私を殺すために入学してきた刺客らしい」
やすな「えええーっ!? でもそれじゃあ、どうして今まで手を出してこなかったの?」
ソーニャ「わからないが予想はつく。相手側の組織に殺す時期を指定されているんだろう。
他にも相手がフリーの殺し屋であれば。クライアントの意志である可能性がある」
やすな「ん、んんー? よくわかんないけど、今のところは安心なんだね!」
やすな「えええーっ!? でもそれじゃあ、どうして今まで手を出してこなかったの?」
ソーニャ「わからないが予想はつく。相手側の組織に殺す時期を指定されているんだろう。
他にも相手がフリーの殺し屋であれば。クライアントの意志である可能性がある」
やすな「ん、んんー? よくわかんないけど、今のところは安心なんだね!」
ソーニャ「そうは言ってられん……。その時期というのがいつかもわからないし」
ソーニャ「何より、組織が気づいて連絡してくるまでは、その存在に全く気づけなかった相手だ……」
やすな「割と強そうに聞こえるんだけど、今まで見てきた刺客さんが
バカばっかりだったからどうしても危機感がわかない……」
ソーニャ「お前にバカ呼ばわりされるだなんて。ヤツらに同情するよ……」
ソーニャ「何より、組織が気づいて連絡してくるまでは、その存在に全く気づけなかった相手だ……」
やすな「割と強そうに聞こえるんだけど、今まで見てきた刺客さんが
バカばっかりだったからどうしても危機感がわかない……」
ソーニャ「お前にバカ呼ばわりされるだなんて。ヤツらに同情するよ……」
ソーニャ「今回は敵対組織の戦力を潰す仕事でもあり、私の保身のための活動でもあるんだ。
悪いがやすな、いつものように邪魔をして欲しくはない。引き下がってくれ」
やすな「……わかったよぅ。今回だけだからね!! 人を殺すのはいけないことなんだよ!」タタタッ
ソーニャ「やらなきゃ生きていけないんだから仕方ないだろう……」
ソーニャ「……さて。この学校の生徒内からチョーと思われるヤツらを絞り出さないとな」
悪いがやすな、いつものように邪魔をして欲しくはない。引き下がってくれ」
やすな「……わかったよぅ。今回だけだからね!! 人を殺すのはいけないことなんだよ!」タタタッ
ソーニャ「やらなきゃ生きていけないんだから仕方ないだろう……」
ソーニャ「……さて。この学校の生徒内からチョーと思われるヤツらを絞り出さないとな」
ソーニャ(まず、あぎりはありえない。あいつは私と同じ組織に属してるからな)
ソーニャ(そしてやすなもありえない。調べてみたが、折部やすなは本名だった。
……しかもあれが変装だったらとっくにボロがでているはずだからな)
ソーニャ(自分の変装を看破されにくく、尚且つ私をいつでも殺せる状態なはずだ。
あのバカみたく私に近すぎることなく、だからといって遠すぎることもなく……)
ソーニャ(そうすると、クラスメイトの誰かが怪しいわけだが……)
???「うおおおおおおおおッ!!」ダダダダダッ
ソーニャ「!?」ビクッ
没キャラ「今日こそはお前を倒して出番を手に入れてやるぞ!!」ザッ
ソーニャ「だ、だれだお前! まさか、チョーか!?」
没キャラ「なにぃ!? そんな新キャラが増えたのか! 私をさしおいて! くそぉ~~ッ!!」
ソーニャ「……よくわからんが、そらっ!!」シュパパッ
没キャラ「今日こそはお前を倒して出番を手に入れてやるぞ!!」ザッ
ソーニャ「だ、だれだお前! まさか、チョーか!?」
没キャラ「なにぃ!? そんな新キャラが増えたのか! 私をさしおいて! くそぉ~~ッ!!」
ソーニャ「……よくわからんが、そらっ!!」シュパパッ
没キャラ「へんっ、ナイフなんて投げたところであたらないよ!」ヒョイ ヒョイ ピョンッ
ソーニャ「あ、そっち窓……」
没キャラ「え」パリーン
没キャラ「そんなああああああああ」ヒュウゥゥウウウウ……
ソーニャ「あ、そっち窓……」
没キャラ「え」パリーン
没キャラ「そんなああああああああ」ヒュウゥゥウウウウ……
ソーニャ(何だったんだ……? 突然現れて、自分で窓から落ちていった?)
ソーニャ(チョーというわけではなさそうだが……。でもあいつは要注意人物だな)
ソーニャ(とにかく、チョーが誰かを特定して早いところ始末しよう。)
ソーニャ(組織はターゲットの排除に対する時間は特に指定していないが……)
ソーニャ(敵が身近いるとなるとやっぱり少しな)
ソーニャ(それにやすな……じゃない、無関係の人物を巻き込みたくはない)
ソーニャ(私以外の生徒に被害が出る前に、さっさと見つけ出さないとな)
ソーニャ(チョーというわけではなさそうだが……。でもあいつは要注意人物だな)
ソーニャ(とにかく、チョーが誰かを特定して早いところ始末しよう。)
ソーニャ(組織はターゲットの排除に対する時間は特に指定していないが……)
ソーニャ(敵が身近いるとなるとやっぱり少しな)
ソーニャ(それにやすな……じゃない、無関係の人物を巻き込みたくはない)
ソーニャ(私以外の生徒に被害が出る前に、さっさと見つけ出さないとな)
あさり「何かお困りですか~?」
ソーニャ「!!」シュパッ
あさり「きゃっ」ドスドスッ
ソーニャ「……あっ、あぎり!?」
あさり「ソ、ソーニャ……どうして……?」ドサッ
ソーニャ「そんな、あぎり!! すまん、すまん! お前だとは思わなかった!!」
ソーニャ「!!」シュパッ
あさり「きゃっ」ドスドスッ
ソーニャ「……あっ、あぎり!?」
あさり「ソ、ソーニャ……どうして……?」ドサッ
ソーニャ「そんな、あぎり!! すまん、すまん! お前だとは思わなかった!!」
ソーニャ「ていうかお前なら避けれただろっ ……って、え?」
あさり『…………』パカッ
ソーニャ「あさりかよッッ!!」
あぎり「変わり身の術ですよー」ガララッ
あさり『恐縮です』
あさり『…………』パカッ
ソーニャ「あさりかよッッ!!」
あぎり「変わり身の術ですよー」ガララッ
あさり『恐縮です』
ソーニャ「貝とお前を見間違えた自分の眼を疑うよ……」
あぎり「そういう忍術ですから~」
ソーニャ「あぎりとあさりって…… 特に面白くもないし」
あぎり「ご満足いただけない? 私は面白いと思ったんですが~。」
あぎり「……それにしても~、そんなに切羽詰ってどうしたんですか~?」
ソーニャ「それが…………」
あぎり「そういう忍術ですから~」
ソーニャ「あぎりとあさりって…… 特に面白くもないし」
あぎり「ご満足いただけない? 私は面白いと思ったんですが~。」
あぎり「……それにしても~、そんなに切羽詰ってどうしたんですか~?」
ソーニャ「それが…………」
あぎり「チョー? ……私は本部から何の連絡も受けてないですけどねぇ~」
ソーニャ「何言ってるんだ。この学校に潜んでる敵戦力だぞ?」
ソーニャ「排除命令は私だけじゃなくあぎりにもいくはずじゃないか」
あぎり「もしかして~、本部はそのターゲットをソーニャに倒して欲しいのかも」
ソーニャ「……どういうことだ?」
あぎり「ソーニャは技術はすごいんだけど~、殺し屋としての自覚が足りないから……」
あぎり「きっと本部はこれをきっかけに、ソーニャに成長して欲しいんじゃない~?」
ソーニャ「自覚?」
ソーニャ「何言ってるんだ。この学校に潜んでる敵戦力だぞ?」
ソーニャ「排除命令は私だけじゃなくあぎりにもいくはずじゃないか」
あぎり「もしかして~、本部はそのターゲットをソーニャに倒して欲しいのかも」
ソーニャ「……どういうことだ?」
あぎり「ソーニャは技術はすごいんだけど~、殺し屋としての自覚が足りないから……」
あぎり「きっと本部はこれをきっかけに、ソーニャに成長して欲しいんじゃない~?」
ソーニャ「自覚?」
あぎり「ソーニャが殺し屋だってこと、割と知られちゃってるみたいじゃない」
ソーニャ「そりゃまあそうだが。大体の奴が信じちゃいないぞ」
あぎり「そうよね~、ここまで無防備な殺し屋なんているはずないし」
あぎり「私が言えたことじゃないけど、殺し屋が普通に高校に通ってるはずないしね」
ソーニャ「コソコソしなくても私はやっていけるからな」
ソーニャ「そりゃまあそうだが。大体の奴が信じちゃいないぞ」
あぎり「そうよね~、ここまで無防備な殺し屋なんているはずないし」
あぎり「私が言えたことじゃないけど、殺し屋が普通に高校に通ってるはずないしね」
ソーニャ「コソコソしなくても私はやっていけるからな」
あぎり「でも組織はそれをよく思ってないんじゃないかしら~」
ソーニャ「そうなのか……?」
あぎり「わからないけどね~」
あぎり「けど、ソーニャの情報が一方的に相手に知られている時点で、ソーニャは不利よね~」
ソーニャ「まぁな」
あぎり「この不利な状況を作り出したのもソーニャなわけで」
ソーニャ「確かにそうだ。反省はしている」
ソーニャ「そうなのか……?」
あぎり「わからないけどね~」
あぎり「けど、ソーニャの情報が一方的に相手に知られている時点で、ソーニャは不利よね~」
ソーニャ「まぁな」
あぎり「この不利な状況を作り出したのもソーニャなわけで」
ソーニャ「確かにそうだ。反省はしている」
あぎり「だから今回の件をソーニャ自身で解決できたなら~、
そのスタイルでも十分やっていける証明になるじゃない?」
ソーニャ「つまるところ、私のスタイルでもやっていけると証明してみろ、と」
あぎり「じゃあないかしら~? 私も昔同じようなことがあった気がするし」
ソーニャ「そうか……。いいぞ、受けて立つ! すぐに見つけ出して殺してやる」
あぎり「ええ~、殺しちゃうの~?」
ソーニャ「本部からそう通達が来てる。『必ず殺せ』とな」
そのスタイルでも十分やっていける証明になるじゃない?」
ソーニャ「つまるところ、私のスタイルでもやっていけると証明してみろ、と」
あぎり「じゃあないかしら~? 私も昔同じようなことがあった気がするし」
ソーニャ「そうか……。いいぞ、受けて立つ! すぐに見つけ出して殺してやる」
あぎり「ええ~、殺しちゃうの~?」
ソーニャ「本部からそう通達が来てる。『必ず殺せ』とな」
あぎり「……珍しいわね~。私たちに来る任務はたいてい刺客の排除とはいっても、
組織がターゲットを円滑に回収しやすくするだけで、直接殺しまではしないのに」
あぎり「そういえばソーニャって、直接人を殺したことって数えるほどあったかしら?」
ソーニャ「ほとんどないな。……私がまだ高校生だからって組織側が配慮してくれてるのか?
余計なお世話だな全く。確かに直接殺るのに全く抵抗がないと言えば嘘になるが……」
あぎり「そういう意味での成長も望んでいるのかもしれないですね~」
組織がターゲットを円滑に回収しやすくするだけで、直接殺しまではしないのに」
あぎり「そういえばソーニャって、直接人を殺したことって数えるほどあったかしら?」
ソーニャ「ほとんどないな。……私がまだ高校生だからって組織側が配慮してくれてるのか?
余計なお世話だな全く。確かに直接殺るのに全く抵抗がないと言えば嘘になるが……」
あぎり「そういう意味での成長も望んでいるのかもしれないですね~」
ソーニャ「昔はかなり抵抗あったけど、今はそこまででもないんだけどなぁ」
あぎり「じゃあ、殺せますか?」
ソーニャ「なんだよ、誰を?」
あぎり「あなたのクラスメイトを」
ソーニャ「そう言われると……。ほとんど付き合いのないやつばかりだが」
ソーニャ「面識のあるヤツを殺すとなると確かに抵抗があるな……」
あぎり「じゃあ、殺せますか?」
ソーニャ「なんだよ、誰を?」
あぎり「あなたのクラスメイトを」
ソーニャ「そう言われると……。ほとんど付き合いのないやつばかりだが」
ソーニャ「面識のあるヤツを殺すとなると確かに抵抗があるな……」
あぎり「ふむ。やっぱり今回の任務はソーニャにとってなかなか鬼門かもしれないわね~」
ソーニャ「そ、そんなことはない! 私はやる。やるぞ……」
あぎり「手を貸したいのは山々だけど、組織の意を汲み取るに、それはやめたほうが良さそうね~」
あぎり「頑張ってね~、ソーニャ。さすがにもしものことがあったら助けますよ~」
ソーニャ「余計なお世話だといいたいが、この不利的状況だしな
そう言ってくれるだけでも助かるよ。それじゃあ、またな」
ソーニャ「そ、そんなことはない! 私はやる。やるぞ……」
あぎり「手を貸したいのは山々だけど、組織の意を汲み取るに、それはやめたほうが良さそうね~」
あぎり「頑張ってね~、ソーニャ。さすがにもしものことがあったら助けますよ~」
ソーニャ「余計なお世話だといいたいが、この不利的状況だしな
そう言ってくれるだけでも助かるよ。それじゃあ、またな」
Prrrrr... Prrrrr...
あぎり「……少々、残酷過ぎだと思いますが?」
あぎり「……はい。わかっています」
あぎり「ですが、それでも……」
あぎり「もしものことがあれば。はい」
あぎり「私がソーニャたちを……」
あぎり「はい。それでは」ピッ
老人「…………zzz」
ソーニャ(あれから一週間か……)
ソーニャ(クラスメイト全員の本名、戸籍やその他の情報をできる限り調べ上げたが)
ソーニャ(残念ながらこれといって有力な情報は見つからなかった)
ソーニャ(ただ一つ、気がかりなのが……)
老人「はっ、寝とった」
ソーニャ(あの爺さんの通り名がチョーってところだな)
ソーニャ(あれから一週間か……)
ソーニャ(クラスメイト全員の本名、戸籍やその他の情報をできる限り調べ上げたが)
ソーニャ(残念ながらこれといって有力な情報は見つからなかった)
ソーニャ(ただ一つ、気がかりなのが……)
老人「はっ、寝とった」
ソーニャ(あの爺さんの通り名がチョーってところだな)
ソーニャ(わりとよく遭遇するし、刺客は生徒に紛れていると見せかけて実は――)
ソーニャ(なんていうのもありそうだな)
ソーニャ(だがただのあだ名程度で確定はできないし、あの老人弱そうだし)
ソーニャ(まだまだ気は抜けないな……)
やすな「ぞおおおにゃぢゃあああああああん」ドロロロロ
ソーニャ「いぎゃああああああ!?」ビクゥッ
ソーニャ(なんていうのもありそうだな)
ソーニャ(だがただのあだ名程度で確定はできないし、あの老人弱そうだし)
ソーニャ(まだまだ気は抜けないな……)
やすな「ぞおおおにゃぢゃあああああああん」ドロロロロ
ソーニャ「いぎゃああああああ!?」ビクゥッ
やすな「ぷははははは! ソーニャちゃん変な顔ー!」ケラケラ
ソーニャ「……殺す!!」ビュンッ
やすな「危なっ」ヒョイッ ズバッ
やすな「あー、私のお化け仮面が真っ二つにー!」
ソーニャ「次はお前の顔を真っ二つにしてやろうか?」
ソーニャ「……殺す!!」ビュンッ
やすな「危なっ」ヒョイッ ズバッ
やすな「あー、私のお化け仮面が真っ二つにー!」
ソーニャ「次はお前の顔を真っ二つにしてやろうか?」
やすな「ま、まってよー! 私はソーニャちゃんが最近元気ないから元気づけようと……」
ソーニャ「やり方を考えろやり方を!」
やすな「それにしてもなんで私への反撃がナイフ主体になったの?」
ソーニャ「え?そうか?」
やすな「そうだよー。いつもなら殴るか関節技極めるタイミングなのに」
ソーニャ「……すまん。どうも最近、居心地が悪くてな」
ソーニャ「やり方を考えろやり方を!」
やすな「それにしてもなんで私への反撃がナイフ主体になったの?」
ソーニャ「え?そうか?」
やすな「そうだよー。いつもなら殴るか関節技極めるタイミングなのに」
ソーニャ「……すまん。どうも最近、居心地が悪くてな」
やすな「もしかして、まだチョーさん見つかってないの?」
ソーニャ「ああ。だから無意識に警戒してしまってるらしい」
やすな「どこまで絞り込めたの?」
ソーニャ「クラスメイトの誰かとは思うんだが、有力な情報がなくてな」
やすな「そうなんだー」
ソーニャ「ああ。だから無意識に警戒してしまってるらしい」
やすな「どこまで絞り込めたの?」
ソーニャ「クラスメイトの誰かとは思うんだが、有力な情報がなくてな」
やすな「そうなんだー」
ソーニャ「なにかヤツを絞り込む方法はないものか……」
やすな「うーん、変装だったら激しい運動をする体育とかには参加できないよね」
ソーニャ「チョーは写真によると白髪だし、カツラを被ってるとしたらボロがでるだろうしな」
やすな「変装マスクとかも、水泳授業とかに参加するとマズいだろうし」
ソーニャ「……なんだやすな、お前バカのわりにはなかなか頭回るじゃないか」
ソーニャ(つまるところ、水泳や他の体育にあまり参加してない生徒を睨めということか……)
やすな「うーん、変装だったら激しい運動をする体育とかには参加できないよね」
ソーニャ「チョーは写真によると白髪だし、カツラを被ってるとしたらボロがでるだろうしな」
やすな「変装マスクとかも、水泳授業とかに参加するとマズいだろうし」
ソーニャ「……なんだやすな、お前バカのわりにはなかなか頭回るじゃないか」
ソーニャ(つまるところ、水泳や他の体育にあまり参加してない生徒を睨めということか……)
やすな「まあウチのクラス、体育に参加してない子一人もいないんだけどね」
ソーニャ「……………………」ドゴッ バキッ バシッ
やすな「あん、無言はやめて! 怖いから無言で淡々と殴らないで!」
ソーニャ「お前に期待した私がバカだったよ……」
ソーニャ「……………………」ドゴッ バキッ バシッ
やすな「あん、無言はやめて! 怖いから無言で淡々と殴らないで!」
ソーニャ「お前に期待した私がバカだったよ……」
やすな「でもでも、これって逆に考えたら
"このクラスに変装している子はいない"ってことになるよね」
ソーニャ「……まさか、チョーはクラスメイトじゃない?」
やすな「わかんないけど……ねぇ、あの写真って本物なの?」
ソーニャ「なんだ? ウチの組織のデータベースにケチつけようっていうのか」
やすな「そうじゃなくて……なんで殺し屋の本名と写真が出回ってるのかなって」
"このクラスに変装している子はいない"ってことになるよね」
ソーニャ「……まさか、チョーはクラスメイトじゃない?」
やすな「わかんないけど……ねぇ、あの写真って本物なの?」
ソーニャ「なんだ? ウチの組織のデータベースにケチつけようっていうのか」
やすな「そうじゃなくて……なんで殺し屋の本名と写真が出回ってるのかなって」
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