元スレやすな「ベイベープリーズキルミー!」ソーニャ「いいのか?殺して」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
251 = 1 :
ソーニャ(それにしても、チョーはいったいどいつなんだろうな……)
ソーニャ(もしかして、あぎりなんてことはないよな?)
ソーニャ(私にやすながチョーであると勘違いさせてー、みたいな)
ソーニャ(いやそれもないか。私あいつとはこの学校に入る前から面識あるし)
ソーニャ(やばい、軽く疑心暗鬼になってきた)
252 = 67 :
>>250
ライチュウの進化形だぞ
253 = 1 :
―― べつのひ ――
ソーニャ(あれから5日……。特になにも起きないな)
やすな「あ、電話だー」Prrrrr.... Prrrrr,,,,
ソーニャ(やすなにも不審な動きはないし)
やすな「あれ、あぎりさんから? 私、番号教えたっけ?」ピッ
ソーニャ「あぎりから……。あいつ、まさか!?」
254 = 169 :
チョーはあれだろたんけんぼくのまち
255 = 1 :
やすな「もしもしー、あぎりさん? よく私の番号知ってたね」
やすな「え、登録済み? そうだったっけなあ」
やすな「あれ、でも私の携帯にも『あぎりさん』って表示された気が……」
やすな「あれ、あれぇ?」
やすな「え、あ。はい。わかりましたー。ではまた後で。」ピッ
256 = 1 :
ソーニャ「なんて言ってた」
やすな「二人きりで話したいことがある、だってー」
ソーニャ(あぎりがもし、本気でやすなのことをチョーだと思っているとすれば)
ソーニャ(嫌な予感が……)
257 = 1 :
ソーニャ「い、いくな、やすな!」
やすな「え、なんでー? なんか早く来て欲しいって言ってたし」
ソーニャ「あ、あいつのことだ! どうせ胡散臭い道具を売りたいだけに決まってる」
ソーニャ「そんなことより……そうだ! 数日ぶりにナイフ投げゲームやらないか?」
やすな「えー、あれ危ないし嫌だよ」
258 = 1 :
ソーニャ「おもちゃだから大丈夫だろ!」
やすな「それでも目に入ったりしたら危ないよっ」
ソーニャ「私のコントロールを舐めるなよ、私を信じろ!」
やすな「いや、私が投げる番の時の心配をしてるの。ソーニャちゃんが危ないじゃん」
ソーニャ「ぷ、プロともなればお前の投げるナイフなど一つたりとも当たらん!」
260 = 1 :
やすな「それじゃゲームにならないよ!」
ソーニャ「う、それなら、私に一本でも当てれたらジュースおごってやる!」
やすな「え、ホントー!?」ウキウキ
ソーニャ「ああ、しかも10本だ! 出血大サービスだぞ」
やすな「じゃあ、先にあぎりさんとの用事済ませてくるね!」
ソーニャ「まてまてまてまてまて」
261 = 1 :
やすな「いやだから早く来てってあぎりさんが」
ソーニャ「い、今だけジュース20本だ」
やすな「……なんでそんなに必死なの?」
ソーニャ「いや、その……」
やすな「そんなに買ってもらったらソーニャちゃんに悪いし、いいよ。それじゃ」タタッ
262 = 1 :
ソーニャ「まてっ、待ってくれやすなぁ!」ダキッ
やすな「ひゃあっ!? ちょ、ちょっと今日のソーニャちゃん変だよ!」ドキドキ
ソーニャ「行っちゃダメだ、行っちゃダメなんだ……ッ!!」
ソーニャ「お前、殺されるかも知れないんだぞ!!」
やすな「……!」
263 = 1 :
やすな「ソーニャちゃん、それどういうこと?」
ソーニャ「やすな。チョーについてのことは話したよな」
やすな「うん」
ソーニャ「組織は、チョーの正体がお前だと睨んでいるんだ」
264 = 1 :
やすな「な、なんでー!?」
ソーニャ「いろいろと思い当たる部分が多いんだろう」
やすな「そ、そんな……」
ソーニャ「でも、私は信じてる。お前が私を殺すわけがない」
やすな「あ……ありがとう」
265 = 1 :
ソーニャ「チョーは組織の意向からして私が殺さないといけないんだろうけど……」
ソーニャ「場合によってはあぎりや他の組員が殺すこともあるだろう」
ソーニャ「結局は排除すべき組織の敵であることには変わりないからな」
やすな「つまりチョーと勘違いされている私があぎりさんに呼び出されたってことは」
ソーニャ「……あとは言わなくてもわかるな」
266 = 1 :
やすな「でも、だめだよ! だからこそこの誤解を解かないと!」
ソーニャ「なら私も連れていけ。いざとなったら私が出る」
やすな「だ、大丈夫なの……?」
ソーニャ「正直、大丈夫じゃない。あぎりは殺しに関してはウチの組織のトップだからな」
やすな「ええーっ!? そんな設定初めて知ったよ!」
268 = 1 :
ソーニャ「けど逃げるお前が逃げる時間くらいは稼げるハズだ」
やすな「ソーニャちゃんはどうするの?」
ソーニャ「策はないが、真正面からの戦闘ならギリギリ互角……だったら嬉しい」
やすな「こんな弱気なソーニャちゃん初めて見た」
ソーニャ「あいつああ見えて色々なものがケタ違いなんだよ」
269 = 1 :
やすな「それでも行かないと、私が今後狙われることには変わりはないしなぁ」
ソーニャ「そう言われれば確かにそうだ」
やすな「えっと、いつもあぎりさんがいる空き教室に呼ばれたんだけどね」
ソーニャ「わかった。じゃあ、入口付近に潜んでおく」
270 = 1 :
―― 空き教室 ――
やすな「あぎりさん、呼びましたか?」
あぎり「はい~、呼びましたよぉ」
ソーニャ(よし、ここなら様子も伺えて何を話しているかも聞こえるな)コソコソ
やすな「それで、用事って?」
271 = 209 :
わくわさ
272 = 1 :
あぎり「あーはい。二人きりで話したいことがあってですね……」
やすな「はい、なんですか?」
あぎり「二人きりで、話したいことがあって、ですね……?」
やすな「は、はい。ですからその話って――」
274 = 1 :
あぎり「だれか、いる気が、するんですよねぇ~……?」
275 = 152 :
俺「バレたか…」スッ
276 = 1 :
やすな「き、気のせいじゃないですか!?」
あぎり「そうですね、気のせいですよね」
あぎり「だって、もう誰もいませんもんね」
やすな「え――」
277 = 209 :
うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
278 = 1 :
ソーニャ「……ここはどこだ」
ソーニャ「トイレ……? ここ、トイレじゃないか!」
ソーニャ(なんでだよ!? ついさっきまで空き教室の目の前にいたじゃないか!!)
ソーニャ(あぎりの術か……?)
ソーニャ「……しまった! やすなが危ない!!」タタッ
280 = 1 :
ソーニャ「ここは……体育館のトイレか! クソッ、遠い!!」タタタタッ
ソーニャ「ホント、どういう原理なんだよこの術は! わけがわからん!!」
『だれか、いる気が、するんですよねぇ~……?』
ソーニャ「あの時の殺気、半端じゃなかった……」ゾクッ
281 = 204 :
あぎりぃいい・・・・!
282 = 163 :
中に誰もいませんよ・・・
283 = 1 :
ソーニャ「よしっ! やっと空き教室の前に……! って、やすな!?」
やすな「あっ、ソーニャちゃんおかえり! どこいってたの、もう!」
ソーニャ「あぎりの術で飛ばされたんだよ。それでお前、無事なのか?」
やすな「うん、普通に二人でお話しただけだったよ」
ソーニャ「はぁ……?」
284 = 1 :
やすな「ソーニャちゃんが『殺されるかも知れない』とかいうから怖かったけど」
やすな「特にいつもの会話と変わらなかったかなぁ」
ソーニャ「そ、そうなのか? それならいいんだが……」
やすな「そんなことよりさ、ソーニャちゃん!」
ソーニャ「なんだ、やすな?」
285 = 1 :
その日は、やすなの希望で一緒にクレープ屋に行った。
やすなが私のクレープも食べようとしてきたから止めたが、
『一口だけ』というものだから、仕方なくくれてやった。
『おいしい』と顔を少し赤らめて微笑むやすなをみて、私も微笑んだ。
286 :
フラグたちまくりんご
287 = 1 :
あぎりはやすなを殺さなかった。
やすながチョーではないということに気がついたのだろう。
冷静になれば、わかることだからな。
あぎりは普通にやすなと話すようになったし、
私に対して急かすようなことも何も言わなくなった。
288 = 1 :
そして、一週間が過ぎた。
安心した反動だろうか、私は放課後やすなが毎日どこかに誘ってくるのに対して、断ることはなかった。
一度だけ自分の家に招き入れたこともあった。
やすなは、今まで入れることの無かった私の家に入れたことが
嬉しかったらしく、そのままその日は私の家に泊まっていった。
289 = 1 :
一緒に風呂にも入った。
前に、一緒に銭湯に行ったのが記憶に新しい。
だが、家の狭い浴槽に二人で入るときは、流石に緊張した。
やすなが体を洗ってくれるのがすごく心地よくて、
逆に私がやすなの体を洗う時、変に意識してしまって、ドキドキした。
290 = 204 :
やすな可愛いなぁ
やすな可愛いなぁ
291 = 152 :
エロクルー?
292 = 1 :
こんな日々がずっと続くのだろうと思っていた。
こんな日々をずっと続けるために、早くチョーを探し出そうと思っていた。
こんな日々がずっと続けばいいと思っていた。
あんな日々がずっと続けばよかったのに、と思う。
293 = 1 :
やすな「来てくれたんだね、ソーニャちゃん。」
ソーニャ「え、ええっ? やすな、その格好は一体……。」
夕日の眩しい夕方の空き教室には、体操服姿のやすなが一人。
この学校の指定の体操服はハーフパンツなのだが、
なんとも時代遅れというか二次元的というか、こいつはブルマを履いていた。
294 :
どしたのわさわさ
295 = 286 :
キルミーベイベー
296 = 1 :
やすなの太ももや手が、夕日に照らされて綺麗だ。
少し悲しげな表情で、いつもと違う雰囲気のやすなに、つい色っぽさを感じてしまう。
といっても、こんな状況なら意識してしまうのは仕方がないのだが……。
……私がこの教室に来たのは、やすなからの一通のメールが理由だ。
297 = 204 :
やすなと二人きりで抱き合いたい
298 = 1 :
今日は私の誕生日。高校の部活が終わる夕暮れ、誰もいない校舎。
メールには二人きりでしたいことがあると書いてあり、私はここに来た。
そのメールの文末にはこうも書いてあった。
『誕生日おめでとうソーニャちゃん、大好きだよ』
299 :
おい
BAD臭しかしないんだが
300 = 1 :
ソーニャ「え、えーと、やすなさん?」
やすな「だって、このほうがやりやすいから」
ソーニャ「あ、ああー。そういう趣味をお持ちですか?」
ソーニャ「なんだー、言ってくれればいいのに。私もスク水くらいならもってこれだぞ」
ソーニャ「そっかー、コスプレかー。いや、でもやすな、似合ってるぞ!」
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