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    元スレスザク「これはナナリーメーカーだ」ルルーシュ「なんだと?」

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    1 :

    ルルーシュ「スザク」

    スザク「どうしたんだい?」

    ルルーシュ「……いや。なんでもない」

    スザク「そうか」

    ルルーシュ(ナナリーは今、牢屋にいる。顔ぐらいは見たいが、俺の立場上それすらもできない)

    ルルーシュ(ゼロ・レクイエムを完遂するまで、俺がナナリーに近づくことは許されない……!! 許されないんだ……!!)

    ルルーシュ「……ふぅ」

    スザク「……」

    C.C.「ピザはまだか。全く、何をやっている」

    スザク「C.C.。少し良いかい?」

    C.C.「何故私がお前の言うことを聞かねばならない?」

    スザク「ルルーシュのことなんだ」

    C.C.「……仕方ないな」

    2 :

    「うっ!このマンコ…すげぇしめつけだっ!」ビクビク

    3 :

    おのれシュナイゼル!

    4 :

    >>2
    扇死ね

    6 = 1 :

    C.C.「元気がない、だと?」

    スザク「ああ」

    C.C.「別に気にするようなことなのか、それは。奴はもうすぐ死ぬ身だ。たとえ不治の病であっても関係などないだろうに」

    スザク「確かにそうだ。けれど、ルルーシュの親友としては見て見ぬ振りはできないというか……」

    C.C.「ふぅん。なら、お前はどうしたいんだ? 元気付けたいのか? 間もなく殺す相手を」

    スザク「……いけないことかい?」

    C.C.「よくわからないな、お前の考えていることは」

    スザク「殺す相手だからこそ、全ての憂いを払拭したいと思ってもいいはずだ」

    C.C.「分かったよ。勝手にしろ」

    スザク「協力してほしい。ルルーシュを元気付けるために」

    C.C.「なんで私がそんなことを……」

    スザク「原因は何だと思う?」

    C.C.「……単純にナナリーと話せないからとかだろ?」

    スザク「そんな簡単な理由なわけがないじゃないか」

    C.C.「なんだと? 私の考えが間違っているとでもいうのか?」

    8 = 1 :

    スザク「今更、その程度のことで落ち込むほど柔な男じゃないと僕は信じている」

    C.C.「貴様の意見など知らない」

    スザク「もっと深い理由があるはずだ……」

    C.C.「本人に訊けばいいだろう」

    スザク「ルルーシュが素直に答えるとは思わない」

    C.C.(面倒だな)

    スザク「そもそもナナリーに会えないのが理由なら、会えば済む話じゃないか」

    C.C.「お前な、今のあいつがナナリーにどんな顔で会えば良いと思っている?」

    スザク「いつもの仏頂面で構わないと思うけど」

    C.C.「できるわけがないだろ。一応、ナナリーは死刑囚なんだからな」

    スザク「立場の問題か」

    C.C.「そうなるな」

    スザク「いや、やっぱり信じられない。ルルーシュがそんなことで悩んでいるなんて」

    C.C.「分かった。なら、これをルルーシュに見せてみろ。それで全てがはっきりする」

    スザク「これは……ナナリーの囚人服姿の生写真……!!!」

    9 = 1 :

    ルルーシュ「はぁ……ナナリー……」

    スザク「ルルーシュ。今、良いかな?」

    ルルーシュ「……どうした?」

    スザク「君に見て欲しいものがあるんだ」

    ルルーシュ「なんだよ」

    スザク「これだ」

    ルルーシュ「これは……!?」

    スザク「今現在のナナリーだ」

    ルルーシュ「……」

    スザク(君が脆弱な人間でないことを僕が証明する)

    ルルーシュ「フ、フフ……」

    スザク「ルルーシュ?」

    ルルーシュ「フフフ、フフハハハ……アーッハッハッハッハッハッハッハ!!!!! 良い様だな!!! ナァナリィ!!! フフハハハハハハ!!!!!!」

    スザク(やはり、ルルーシュが落ち込んでいる原因はナナリーではなかったみたいだ。じゃあ、なんだろうか……)

    ルルーシュ「ヒャーッハッハッハッハッハッハッハ!!!!」

    10 = 1 :

    スザク「C.C.の考えは外れていた」

    C.C.「……馬鹿な」

    スザク「僕なりに想像してみたんだけど、聞いてくれるかい?」

    C.C.「聞くだけならな」

    スザク「ルルーシュは今の生活に疲れているんだと思う」

    C.C.「数ヵ月後には死ぬんだ。我慢してもらえばいい」

    スザク「公務の場合は当然だ。けれど、それ以外、つまり自室では悪虐皇帝にも癒しは必要になるはず」

    C.C.「不必要極まりないだろ」

    スザク「君もピザを食べることで日頃のストレスを発散させているはずだ」

    C.C.「別にそんなことはしていないが」

    スザク「とにかく、今のルルーシュには癒しが必須なんだ」

    C.C.「それで? 私に坊やを癒せというのか? まぁ、私とて無駄に生きてきたわけではないからな。子どもの、いや、男のあやし方は心得ているつもりだ」キリッ

    スザク「ルルーシュにとっての癒し……癒しとなると……やっぱり、ナナリーか……。でも、ルルーシュはナナリーと会いたがらないし……」

    C.C.「おい」

    スザク「うーん……。難しいな……」

    12 = 1 :

    スザク「どうしたらいいだろうか……」

    ジェレミア「どうかしたのか」

    スザク「ジェレミア卿。お疲れ様です」

    ジェレミア「私に疲れはない。これも忠義の成せる技」

    スザク「そうだ。ジェレミア卿、ルルーシュのことで相談が」

    ジェレミア「皆まで言う必要は皆無。……ルルーシュ様のお元気が低下していることだろう」

    スザク「その通りです。気づいていましたか」

    ジェレミア「当然である」

    スザク「自分は今のルルーシュがとても疲れているように思えます。そこでどうにかして癒しを与えてやりたいと考えています」

    ジェレミア「それは良策。私も是非ともその考えに、忠義に賛同させてくれ」

    スザク「はい。ルルーシュにとっての癒しといえば……」

    ジェレミア「妹君であるナナリー様を置いて他になし」

    スザク「でも、そのナナリーにルルーシュは会おうとしない。もう、どうすればいいか……自分にはわかりません……」

    ジェレミア「……私に妙案がある。任せてほしい」

    スザク「は、はい! お願いします!!」

    13 = 1 :

    ジェレミア「――と、いうわけだ」

    藤堂「……」

    千葉「なんだそれは? そんなことを藤堂さんに持ちかけてなんのつもりだ!!」

    ジェレミア「君の意見が聞きたい。藤堂鏡志郎。知将としての顔をも持つ君に」

    千葉「ふざけるな!! 我々はブリタニアに協力などしない!!」

    藤堂「待て、千葉」

    千葉「藤堂さん……」

    藤堂「私たちは既に囚人だ。拒否権などない。働けといわれれば、体を動かすしかあるまい」

    千葉「しかし……!!」

    ジェレミア「話が早くてお助かりました」

    藤堂「ルルーシュは妹であるナナリーからしか癒しを受けない。そういう条件だな?」

    ジェレミア「その通り。しかし、神の悪戯か、ルルーシュ様はナナリー様を観賞することすら叶わず」

    藤堂「では、仮の妹を作ってしまえばいい」

    ジェレミア「仮?」

    藤堂「そうだ。ルルーシュが持つ理想の妹をだ」

    14 :

    恥将・藤堂の出番かよ

    15 = 1 :

    ジェレミア「クローンか」

    藤堂「それは技術的に不可能だろうし、仮にできたとしても今からでは妹が誕生するまでに10年以上かかることになる」

    ジェレミア「なるほど。では、誰かに演じてもらうか」

    藤堂「その通りだ。演者を用意する」

    ジェレミア「だが、問題もある。ルルーシュ様に理想の妹像をお訊ねする必要がある」

    藤堂「そこに遊び心を加えればよい」

    ジェレミア「どのような?」

    藤堂「女性の演者を用意し、ルルーシュが思い思いの育成をする」

    ジェレミア「ふむ」メモメモ

    藤堂「分かりやすく、ステータス表なんかを用意するといいだろう」

    ジェレミア「一理ある」

    藤堂「そこで勉強をさせたり、バイトをさせたりして、格ステータスを上げていき、ルルーシュが思い描く理想の妹を作り上げ、存分に癒しを受ければいい」

    ジェレミア「育成とはこれはまた趣がある。私生活も充実したものになるはず」

    藤堂「肝心のステータスは、そうだな……スタミナ、知力、気力、プライド、モラル、気品、気立て、センス、魅力、武勇、信頼度あたりを用意して……」

    千葉「藤堂さん!!! どうしてしまったんですか!? 藤堂さん!!」

    16 :

    さすがお藤さん!

    17 :

    さすがミラクル

    18 = 1 :

    ジェレミア「できた!! 我が忠義の証!! ルルーシュ様を癒す良策が!!!」

    スザク「本当ですか!?」

    ジェレミア「その名も『ナナリーメーカー』だ」

    スザク「それは一体……?」

    ジェレミア「ルルーシュ様にナナリー様の分身を用意し、与えることは我が忠義に反することであり、またルルーシュ様を貶める行為である」

    スザク「そうですね。ナナリーの代わりはいないですから」

    ジェレミア「なればこそ、ルルーシュ様自身にナナリー様を作って頂く」

    スザク「ルルーシュ……自身に?」

    ジェレミア「はい、その通りでございました」

    スザク「どうやってそんなことを?」

    ジェレミア「まずは演者、つまりナナリーメーカーの素体となる婦女子が必要となる」

    スザク「どんな人が適任ですか?」

    ジェレミア「やはりルルーシュ様の言われたことを即座に実行できる演技力と瞬発力を兼ね備えた者が良い」

    スザク「そうなると……」

    ジェレミア「該当者はいるだろうか」

    19 = 14 :

    その条件じゃカレンか咲世子あたりしか当てはまらなさそうだが…

    20 = 1 :

    C.C.「寝る前はミックスピザに限るな」

    スザク「ここにいたのか、C.C.」

    C.C.「なんだ? あっちへいけ」

    スザク「ジェレミア卿」

    ジェレミア「むむ……。ジェレミア・スキャンを開始する。むむ……C.C.のステータスは以下の通りとなる」

    スタミナ 150
    知力   50
    気力   50
    プライド 200
    モラル  30
    気品   80
    気立て  10
    センス  120
    魅力   190
    武勇   70
    信頼度  200
    性格   非行

    スザク「なるほど。次にいきましょうか」

    ジェレミア「うむ」

    C.C.「おい。まて。この不愉快な表を私に押し付けてなんのつもりだ? おい」

    スザク「詳しい話はまたあとでする。とりあえず今は、そのステータス表を無くさないようにしてほしい」

    21 :

    なぜ藤堂さんは変人キャラにされてしまうのか

    22 = 14 :

    オレンジにスカウター付いてたのか!?

    23 = 1 :

    カレン「すぅ……すぅ……」

    スザク「カレンは眠っているようですね」

    ジェレミア「では、ジェレミア・スキャンを行うとしよう」

    スザク「どうですか?」

    ジェレミア「カレンのステータスはこうなる」

    スタミナ 255
    知力   10
    気力   150
    プライド 80
    モラル  50
    気品   40
    気立て  30
    センス  50
    魅力   70
    武勇   160
    信頼度  255
    性格   犬

    スザク「わかりました。では、最後の人のところへ」

    ジェレミア「ああ。我が忠義の為に!!!」

    カレン「ん……?」

    カレン「なに、この表……? スタミナ……255……? もっと、あるわよ……まったく……すぅ……すぅ……」

    24 = 14 :

    オレンジ「戦闘力たったの5……ゴミか」

    「」

    26 = 1 :

    アーニャ「……」

    スザク「寝ていますか?」

    ジェレミア「脳波の状況を見るに、熟睡しているようだ」

    スザク「では……」

    ジェレミア「ジェレミア・アイ」キュィィン

    スタミナ 40
    知力   120
    気力   40
    プライド 90
    モラル  130
    気品   150
    気立て  80
    センス  100
    魅力   150
    武勇   60
    信頼度  40
    性格   無垢

    ジェレミア「候補は以上となる」

    スザク「では、あとのことはお願いします」

    ジェレミア「任せよ。ジェレミア・ゴッドバルト!! ルルーシュ様の忠義のために!!! 必ず!! 必ず!! 癒しを届けてみせよう!!!! オール・ハイル・ルルーシュ!!!!」

    アーニャ「……うるさい」

    27 = 14 :

    ステータスに随分偏りが見られるが
    これはオレンジの判断か、それとも>>1の嗜好なのか

    28 = 1 :

    ルルーシュ「はぁ……ナナリー……」

    スザク「ルルーシュ。少し見てもらいたいものがある」

    ルルーシュ「なんだ、またか?」

    スザク「この3人のことはよく知っているだろ?」

    ルルーシュ「C.C.にカレンにアーニャか。それがなんだ?」

    スザク「そう。でも、今日からは違うんだ」

    ルルーシュ「何が違う?」

    スザク「この3人は……いや、これはナナリーメーカーだ」

    ルルーシュ「なんだと? どういう意味だ?」

    スザク「ルルーシュ。最近、疲れているだろ?」

    ルルーシュ「ん? まぁ、そうだな」

    スザク「これからプレイベートでは十分に癒されてくれ。君の理想を体現する妹と生活することで」

    ルルーシュ「意味が分からないが?」

    スザク「この3人を理想のナナリーにすればいいんだよ、ルルーシュ」

    ルルーシュ「だから、意味が分からないぞ、スザク」

    29 :

    魅力ってなんだよ

    30 :

    色気はないのか

    31 = 1 :

    ジェレミア「解説は私、執事役を務めさせて頂く、ジェレミア・ゴッドバルトがご説明いたしました」

    ルルーシュ「ジェレミアまで、何の真似だ?」

    ジェレミア「よろしいですか、ルルーシュ様。これからルルーシュ様にはタイプの違う3人の中から1人を選んでもらい、これから1ヵ月間同じ部屋で生活してもらいます」

    ルルーシュ「何故だ?」

    ジェレミア「そこに癒しがあるからです」

    ルルーシュ(なんだこれは……こいつら……俺をどうするつもりだ……!! ここへ来て謀反か……!?)

    ジェレミア「そして1日に1度だけ、ルルーシュ様はナナリーメーカーに指示を出すことができます」

    ルルーシュ「……」

    ジェレミア「その指示した内容によりステータスが変化していくことになります」

    ジェレミア「そして1ヶ月後、ステータスの数値とルルーシュ様が選ばれた妹によって様々なエンディングが用意されております」

    ルルーシュ「エンディングとはなんだ?」

    ジェレミア「ルルーシュ様がお作りになられた妹との生活です」

    ルルーシュ「……おい。スザク」

    スザク「さ、ルルーシュ。選んでくれ。C.C.かい? それともカレンか。あるいはアーニャか。僕のオススメは育てやすいカレンだけど」

    ルルーシュ「だ、だから、どうしてこんなことを企てたんだ? それにこの3人はこの企画に賛成しているのか? 加えて、年頃の男女が同じ部屋というのは……問題が多いだろ」

    32 = 29 :

    育てやすいカレンだけどワロタ

    33 = 1 :

    ジェレミア「レクリエーションの一環と考えていただければ、幸いです」

    ルルーシュ「いや、しかし。俺にこんなことをしている余裕など……」

    スザク「余裕をみせてこその皇帝のはずだ。僕を失望させないでくれ、ルルーシュ」

    ルルーシュ「なに?」

    スザク「こんな遊びにすらかまけている暇もないほどに、心にゆとりがないのか? ルルーシュ、君は変わってしまったようだね。昔の君なら、一笑して「余裕だ」と発言していたよ」

    ルルーシュ「そうか?」

    スザク「そうだ」

    ジェレミア「ルルーシュ様。3人の許可は頂いておりますし、ここはご決断を今すぐに、早急に、とても急いでほしいのです」

    ルルーシュ「し、しかし……口で説明されただけでは……なんとも……」

    スザク「そう言うと思って、レクチャー用のVTRがある」

    ルルーシュ「そんなものまで……」

    ジェレミア「ある方に実践してもらっています。それを見ればどのように妹と毎日を過ごせばいいのか一目瞭然でしょう」

    ルルーシュ「そ、そうなのか……」

    スザク「見てくれ」ピッ

    ルルーシュ(俺を心配してくれていることはわかった。無碍にするわけにもいかないし、ここは付き合うとするか……)

    35 = 14 :

    >>29
    たぶんオレンジから見た魅力(=将来が楽しみ度)だからアーニャぶっちぎりなんだろ

    36 = 30 :

    ある方……奇跡が来るか?

    37 = 1 :

    星刻『……』

    天子『あ、あの……しんくぅー? 今日は……何をすればいいですか……?』モジモジ

    星刻『……』

    天子『あの、指示をしてくれないと……私……困ってしまうのですか……』オロオロ

    星刻『……』

    天子『あ、あまり、みつめないで……しんくぅー……』

    星刻『……』

    天子『な、なにか言ってくれないと、私の知力や魅力が低下するっていわれていて……』

    星刻『……』


    ルルーシュ「……こうして妹を眺めるだけでいいのか?」

    ジェレミア「失礼しました。これは既に七日経過しており、星刻は無我に達してしまったあとでした」

    スザク「こっちが一日目だ」ピッ


    天子『星刻、これからよろしくお願いします。妹の天子です』

    星刻『……』

    38 :

    神楽耶様はでないの?

    39 = 1 :

    星刻『で、では……あの……天子様……着替えから……』

    天子『は、はい』スルッ

    星刻『ぐはっ!!!』

    天子『し、しんくぅー!!!』


    ジェレミア「今ので魅力とセンスが上昇しました」

    ルルーシュ「着替えだけでか?」

    ジェレミア「どんなに些細なことでもステータスの変動に繋がりますので」

    ルルーシュ「中々、シビアなルールだな」

    スザク「どうだろう、ルルーシュ。理解してもらえたかい?」

    ルルーシュ「要するに躾を行うようなものだろ?」

    ジェレミア「流石はルルーシュ様。ご理解がお早い」

    ルルーシュ「選んだ女を俺好みの妹に仕立てあげれば、エンディングとなるわけだな」

    スザク「ああ。で、どうするんだい? やはり初心者はカレンがいいと思うんだけど」

    ルルーシュ「1日、時間をくれ。こういうことはじっくり先を見据えて、戦略を練らなければならない」

    ジェレミア「御意。では、結論は明日に」

    40 = 14 :

    つまり三次元エロゲ?

    41 = 1 :

    ルルーシュ「候補は3人か……。ルール上、途中でナナリーメーカーを替えることはできない」

    ルルーシュ「となると……」

    ルルーシュ「まず除外するのはC.C.だな。こいつは指示を出したところで恐らく言うことなど聞かない。性格も非行とあるしな」

    ルルーシュ「残るは、カレンかアーニャになるわけだが……」

    ルルーシュ(カレンはスザク曰く育てやすく初心者向き。性格が犬というから多分、犬のように従順なのだろうな)

    ルルーシュ(アーニャも無垢と表記されている以上は、やはりそれなりに指示に従ってくれるのだろう)

    ルルーシュ「だが、しかし……。カレンと同じ部屋は……精神衛生上よろしくない……」

    ルルーシュ「アーニャは背格好からナナリーと重ねてしまう……」

    ルルーシュ「いっそのこと神楽耶や咲世子がいれば迷うこともないんだがな」

    ルルーシュ「――ええい!! 悩んでも選択肢が増えることはない!!!」

    ルルーシュ「ここはスザクのオススメを選ぶのが上策のはず」

    ルルーシュ「そうだな、カレンなら「着替えは俺の見えないところでやれ」とか言っていれば問題ないだろうし」

    ルルーシュ「フフフハハハハハ。なんだ、余裕じゃないか!!」

    ルルーシュ「いける……!! 必ず、俺好みの妹にしてやるぞ、カレン!!!」

    ルルーシュ「フハハハハ!!!」

    42 = 14 :

    ただの新婚生活になる予感しかしない

    43 = 1 :

    翌日

    ルルーシュ「ここが俺とカレン……いや、ナナリーメーカーの部屋となるのか」

    ジェレミア「はい。そのとおりでございました」

    スザク「良かったよ。ルルーシュがカレンを選んでくれて。これで心配しなくてすむ」

    ルルーシュ「何の心配だ?」

    スザク「いや。こっちの話だ」

    ルルーシュ「それよりそろそろカレンが来るんだろ? スザクは自室に戻れ」

    スザク「分かっている。それでは、ジェレミア卿」

    ジェレミア「任せよ。この執事、ジェレミア・ゴッドバルトに」

    ルルーシュ(遊戯の一種。そう思えば良い。この二人は俺のストレス負荷を和らげようとしてくれているんだ。感謝しておかないとな)

    ジェレミア「それでは、ルルーシュ様。ナナリーメーカーをここへ召喚いたします」

    ルルーシュ「頼む」

    ジェレミア「いでよ!! 妹の器となるものよ!!」

    カレン「……」

    ルルーシュ「来たか。くくく……。たっぷりと可愛がってやるぞ……」

    44 = 29 :

    しかしこのルルノリノリである

    45 :

    カチカチ

    46 = 1 :

    ジェレミア「では、ルルーシュ様。本日の指示をお願いしたします」

    ルルーシュ「なに? まだいいんじゃないのか?」

    ジェレミア「いえ。公平性を期すために指示は1日が始まるときにお願いします」

    ルルーシュ「このレクリエーションに公平性まで求めるとは……」

    ジェレミア「私、ジェレミア・ゴッドバルトは何事にも全力で、全力で!!! 取り組みます」

    ルルーシュ「流石だ、忠義の男よ」

    ジェレミア「勿体無きお言葉です」

    ルルーシュ(1日の初めに指示を出すのか……。それも一つだけ……。難しいな……。まずはカレンのステータスを確認してみるか)

    カレン「……」

    ルルーシュ(知力が異様に低いのが気になるな。俺のナナリーが馬鹿では困る)

    ルルーシュ「よしカレン。勉強を行え」

    カレン「……」

    ルルーシュ「返事はどうした?」

    カレン「はいはい」

    ジェレミア「ルルーシュ様、算数ドリルは各学年用を取り揃えております。好きなのをお選びください」

    47 :

    ルルーシュとアーニャがカップルになるのって見ないな

    48 = 14 :

    ドリルって小学生かよ

    49 = 1 :

    カレン「馬鹿にしてるの!?」

    ジェレミア「待て、紅月カレン。いや、今はナナリー様か」

    カレン「どっちでもいいけど」

    ジェレミア「説明したはず。君は今、10歳~12歳の設定であると」

    カレン「そういわれても」

    ルルーシュ(こんなに成熟しているのに10歳とはな……。くくく……)

    カレン「まぁ、いいか。はい、お兄ちゃん。ドリル貸してよ」

    ルルーシュ「分かった。では高学年用の解いてもらおうか」

    カレン「はい」

    ルルーシュ「どうしても分からないところがあれば俺に訊いてくれても構わないからな」

    カレン「……」

    ジェレミア「では、ルルーシュ様。また明日」

    ルルーシュ「ああ。ありがとう」

    ジェレミア「いえ」

    カレン「えーと……分数の割り算ってどうやるんだっけ……」

    50 = 34 :

    これはいいものだ


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