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元スレ江藤「おはよう榊原君!」 恒一「あ、おはよう江藤さん」
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江藤「それにしても屋上でご飯食べるのもいいもんだね。風も気持ちいいし」
恒一「でしょ? また近いうちおいでよ。一緒にお弁当食べよう」
江藤「ありがとう。普段は松子たちか奈緒美と食べてるからあまり来れないかもしれないけど、そうさせてもらうね」
鳴「ごちそうさま」スクッ
恒一・江藤「!」
恒一「あれ? 見崎、戻っちゃうの?」
鳴「そろそろ予鈴鳴りそうだしね」
恒一「もうそんな時間か。会話に夢中で気がつかなかった」
鳴「……じゃ、私、先に行ってるね」
恒一「あ、うん」
鳴「…………」スタスタスタ…
恒一「なんだろ? 今日の見崎、やけに素っ気ないな」
江藤「あ、しまった」
恒一「え?」
恒一「でしょ? また近いうちおいでよ。一緒にお弁当食べよう」
江藤「ありがとう。普段は松子たちか奈緒美と食べてるからあまり来れないかもしれないけど、そうさせてもらうね」
鳴「ごちそうさま」スクッ
恒一・江藤「!」
恒一「あれ? 見崎、戻っちゃうの?」
鳴「そろそろ予鈴鳴りそうだしね」
恒一「もうそんな時間か。会話に夢中で気がつかなかった」
鳴「……じゃ、私、先に行ってるね」
恒一「あ、うん」
鳴「…………」スタスタスタ…
恒一「なんだろ? 今日の見崎、やけに素っ気ないな」
江藤「あ、しまった」
恒一「え?」
江藤「私ってば何やってるんだろ。そもそも見崎さんと仲を深めるために一緒に弁当食べに来たのに、ずっと見崎さんのこと忘れて榊原君とだけ話してた。やっちゃった……」
恒一「あ、そういえば僕も見崎のことすっかり忘れてて……」
江藤「どうしよう。嫌われちゃったかな?」
恒一「まさか。見崎はそんな子じゃないから大丈夫だよ」
江藤「でも彼女の場合、きっとそれだけじゃないと思うんだ」
恒一「……? どういう意味?」
江藤「榊原君、ずっと私と話してたでしょ? だからだよ」
恒一「?」
江藤「……榊原君って、もしかして鈍感?」
恒一「へ?」
江藤「あちゃぁ……こりゃみんな苦労したんだろうなー」
恒一「みんな???」
江藤「……」ヤレヤレ
恒一「あ、そういえば僕も見崎のことすっかり忘れてて……」
江藤「どうしよう。嫌われちゃったかな?」
恒一「まさか。見崎はそんな子じゃないから大丈夫だよ」
江藤「でも彼女の場合、きっとそれだけじゃないと思うんだ」
恒一「……? どういう意味?」
江藤「榊原君、ずっと私と話してたでしょ? だからだよ」
恒一「?」
江藤「……榊原君って、もしかして鈍感?」
恒一「へ?」
江藤「あちゃぁ……こりゃみんな苦労したんだろうなー」
恒一「みんな???」
江藤「……」ヤレヤレ
キーンコーンカーンコーン
放課後
恒一「4時前か……」
恒一「そろそろ江藤さんのクラブ、見学に行こうかな?」
和久井「ゴホゴホッ」
恒一「!」
恒一「和久井君、大丈夫?」
和久井「あ、ごめん。心配しないで。今のはただの咳だから」
恒一「そっか、ならいいんだけど」
和久井「それに、最近は喘息、かなりマシになってきてるんだ」
恒一「本当に? それは良かったね。体大事にしてね」
和久井「うん、ありがとう」
恒一「ところで何読んでるの? 新聞?」
和久井「ああ、保健室の先生に貰ったんだ。喘息の記事が載ってるからって」
恒一「ふーん」チラッ
『また夜見山市で出没! 今月で被害者は○人目』
恒一「これ……また通り魔が出たんだ」
和久井「みたいだね。早く犯人、捕まるといいんだけど」
恒一「うん。確かにね……」
和久井「っと、ごめん。そろそろ帰らなきゃ。かかりつけの病院に行かなきゃならなくてさ」
恒一「そうなんだ。じゃあまた明日ね」
和久井「うん、またね」
恒一「……さて、僕もクラブの見学に行くとするか」
和久井「ああ、保健室の先生に貰ったんだ。喘息の記事が載ってるからって」
恒一「ふーん」チラッ
『また夜見山市で出没! 今月で被害者は○人目』
恒一「これ……また通り魔が出たんだ」
和久井「みたいだね。早く犯人、捕まるといいんだけど」
恒一「うん。確かにね……」
和久井「っと、ごめん。そろそろ帰らなきゃ。かかりつけの病院に行かなきゃならなくてさ」
恒一「そうなんだ。じゃあまた明日ね」
和久井「うん、またね」
恒一「……さて、僕もクラブの見学に行くとするか」
美術室
恒一「お」ガララ
望月「あ」
恒一「望月」
望月「榊原君か。どうしたの?」
恒一「見崎に会いに来たんだけど」
望月「見崎さんなら中で絵を描いてるよ」
恒一「そっか」
望月「………………」
恒一「あ、いたいた」
望月「ねぇ、榊原君」
恒一「何?」
望月「今日、昼休み終わった時、江藤さんと教室に帰ってきてたけど一体どうしたの?」
恒一「ああ、3人で一緒に屋上でご飯食べてたんだよ」
望月「へぇ、珍しい組み合わせだね」
恒一「そうかな?」
望月「でも見崎さん、榊原君たちより先に教室に帰ってきてたよね」
恒一「うん。なんだかご飯食べ終えたら1人だけそそくさと帰っちゃってさ」
望月「ふーん……勅使河原君が3人の関係を色々と勘ぐっちゃうのも無理ないか」
恒一「勘ぐるって? 勅使河原が何か言ってたの?」
望月「あ、ううん。気にしないで。いつもの勅使河原君の冗談だし」
恒一「?」
望月「それじゃあ僕ちょっと教室に用事あるから。またね」
恒一「あ、うん」
望月「へぇ、珍しい組み合わせだね」
恒一「そうかな?」
望月「でも見崎さん、榊原君たちより先に教室に帰ってきてたよね」
恒一「うん。なんだかご飯食べ終えたら1人だけそそくさと帰っちゃってさ」
望月「ふーん……勅使河原君が3人の関係を色々と勘ぐっちゃうのも無理ないか」
恒一「勘ぐるって? 勅使河原が何か言ってたの?」
望月「あ、ううん。気にしないで。いつもの勅使河原君の冗談だし」
恒一「?」
望月「それじゃあ僕ちょっと教室に用事あるから。またね」
恒一「あ、うん」
恒一「見崎!」
鳴「榊原君、どうしたの?」
恒一「江藤さんのクラブ、見学しに行こうよ」
鳴「……そういえばそんなこと約束してたわね」
恒一「行くでしょ?」
鳴「行かないわ」
恒一「え? なんでさ?」
鳴「私は別に江藤さんのクラブ、見学しに行くって約束したわけじゃないし」
恒一「でも……」
鳴「それに私は私で美術部があるんだから。榊原君1人で行ってきていいよ」
恒一「……えっと、見崎、なんか怒ってる?」
鳴「怒ってない」ツーン
恒一「僕、もしかして見崎に悪いことした? 昼休みもなんだか素っ気なかったし……」
鳴「別に素っ気なくない」ツンツン
恒一「…………、、、」
鳴「榊原君、どうしたの?」
恒一「江藤さんのクラブ、見学しに行こうよ」
鳴「……そういえばそんなこと約束してたわね」
恒一「行くでしょ?」
鳴「行かないわ」
恒一「え? なんでさ?」
鳴「私は別に江藤さんのクラブ、見学しに行くって約束したわけじゃないし」
恒一「でも……」
鳴「それに私は私で美術部があるんだから。榊原君1人で行ってきていいよ」
恒一「……えっと、見崎、なんか怒ってる?」
鳴「怒ってない」ツーン
恒一「僕、もしかして見崎に悪いことした? 昼休みもなんだか素っ気なかったし……」
鳴「別に素っ気なくない」ツンツン
恒一「…………、、、」
鳴「それより早く行ってきてあげたら? 江藤さん、待ってるだろうし」
恒一「あ、そ、そうだね。それじゃあそうするよ」
鳴「………………」
恒一「えーっと、プールってどっちだったっけかな?」
鳴「ねぇ、榊原君」
恒一「うん? 何?」クルッ
鳴「江藤さん、ああ見えて災厄のことかなり引き摺ってるようだし、その辺りのこと気をつけてあげた方がいいよ」
恒一「災厄のこと……」
――『なんでこんな目に遭わないといけないの!? 私が何をしたって言うの!? もうやめてよ!! 死にたくない!!』――
恒一「……………………」
鳴「明るく振舞ってるようだけど、彼女のような人ほどトラウマになりやすいからね」
恒一「……分かった。気をつけるよ」
恒一「あ、そ、そうだね。それじゃあそうするよ」
鳴「………………」
恒一「えーっと、プールってどっちだったっけかな?」
鳴「ねぇ、榊原君」
恒一「うん? 何?」クルッ
鳴「江藤さん、ああ見えて災厄のことかなり引き摺ってるようだし、その辺りのこと気をつけてあげた方がいいよ」
恒一「災厄のこと……」
――『なんでこんな目に遭わないといけないの!? 私が何をしたって言うの!? もうやめてよ!! 死にたくない!!』――
恒一「……………………」
鳴「明るく振舞ってるようだけど、彼女のような人ほどトラウマになりやすいからね」
恒一「……分かった。気をつけるよ」
プール
恒一「お、やってるやってる。江藤さんはどこかな?」
部長「あら、どうしたの貴方? 部員じゃないようだけど」
恒一「あ、すいません。江藤さんに誘われて見学に来たんです。少し邪魔させてもらっていいですか?」
部長「江藤さんに? それならいいわよ。悪いけど今忙しいし、適当な所で見ててくれる?」
恒一「分かりました」
恒一「さて、と。江藤さんは……もしかして4番レーンで泳いでるのがそうかな?」
恒一「気持ち良さそうだな。ていうか速いな江藤さん」
江藤「ふぅ……」ザバッ
部長「すごいわね江藤さん、またタイム上がったわよ」
部員「今度の大会では優勝間違いなしですね!」
部員「さすが水泳部のエース!」
江藤「あはは、よしてよくすっぐったい。もう引退間近なんだし」
部長「江藤さん、ちょっと休憩したら? お友達も来てるようだし」
江藤「お友達? あ……」
恒一「お、やってるやってる。江藤さんはどこかな?」
部長「あら、どうしたの貴方? 部員じゃないようだけど」
恒一「あ、すいません。江藤さんに誘われて見学に来たんです。少し邪魔させてもらっていいですか?」
部長「江藤さんに? それならいいわよ。悪いけど今忙しいし、適当な所で見ててくれる?」
恒一「分かりました」
恒一「さて、と。江藤さんは……もしかして4番レーンで泳いでるのがそうかな?」
恒一「気持ち良さそうだな。ていうか速いな江藤さん」
江藤「ふぅ……」ザバッ
部長「すごいわね江藤さん、またタイム上がったわよ」
部員「今度の大会では優勝間違いなしですね!」
部員「さすが水泳部のエース!」
江藤「あはは、よしてよくすっぐったい。もう引退間近なんだし」
部長「江藤さん、ちょっと休憩したら? お友達も来てるようだし」
江藤「お友達? あ……」
恒一「やぁ江藤さん」
江藤「榊原君、本当に来てくれたんだ。嬉しい」
恒一「ふふ、頑張ってるね。にしても……江藤さん、競泳水着も似合ってるね」
江藤「え?」
恒一「…………」ジロジロ
江藤「ちょっと、何をジロジロ見てるの?」
恒一「あ、べ、別にそんなつもりじゃ////」アタフタ
江藤「榊原君って意外とムッツリ?」
恒一「ち、違うよ! なんか無駄がないスタイルでよく引き締まってるなー、って感心しただけで」
江藤「その発言、一歩間違えたらセクハラだよ?」
恒一「…………っ!!」
江藤「それに無駄がないスタイルってつまり、私が貧相な体だって言いたいの?」
恒一「ええっ!? ちがっ、そういう意味じゃなくて……っ!」
江藤「どうせ幼児体型ですよーだ」ベー
恒一「はわわ、ご、ごめん江藤さん……っ」
江藤「榊原君、本当に来てくれたんだ。嬉しい」
恒一「ふふ、頑張ってるね。にしても……江藤さん、競泳水着も似合ってるね」
江藤「え?」
恒一「…………」ジロジロ
江藤「ちょっと、何をジロジロ見てるの?」
恒一「あ、べ、別にそんなつもりじゃ////」アタフタ
江藤「榊原君って意外とムッツリ?」
恒一「ち、違うよ! なんか無駄がないスタイルでよく引き締まってるなー、って感心しただけで」
江藤「その発言、一歩間違えたらセクハラだよ?」
恒一「…………っ!!」
江藤「それに無駄がないスタイルってつまり、私が貧相な体だって言いたいの?」
恒一「ええっ!? ちがっ、そういう意味じゃなくて……っ!」
江藤「どうせ幼児体型ですよーだ」ベー
恒一「はわわ、ご、ごめん江藤さん……っ」
江藤「もし悪いと思ってるなら、数分ほど私との会話に付き合いなさい」
恒一「え?」
江藤「嫌?」
恒一「そ、そんなことないよ! 僕、江藤さんに会いに来たんだし。いいよ、話そう」
江藤「ふふ、よろしい」
江藤「ところで、見崎さんはどうしたの?」キョロキョロ
恒一「見崎は誘ったんだけど、美術部で来れないんだって」
江藤「そっか、残念……。ま、来れない理由は多分クラブだけじゃないんだろうけど……」
恒一「……? どういうこと?」
江藤「さぁ? どういうことだろうね? 乙女心が理解できない榊原君にはちょっと難しいかもね」
恒一「乙女心? ……って?」
江藤「あーもういいや。この手の話題は先に進みそうにないから今はやめとこう」
恒一「えぇ~気になるなぁ」
江藤「そ・れ・よ・り」
恒一「え?」
江藤「嫌?」
恒一「そ、そんなことないよ! 僕、江藤さんに会いに来たんだし。いいよ、話そう」
江藤「ふふ、よろしい」
江藤「ところで、見崎さんはどうしたの?」キョロキョロ
恒一「見崎は誘ったんだけど、美術部で来れないんだって」
江藤「そっか、残念……。ま、来れない理由は多分クラブだけじゃないんだろうけど……」
恒一「……? どういうこと?」
江藤「さぁ? どういうことだろうね? 乙女心が理解できない榊原君にはちょっと難しいかもね」
恒一「乙女心? ……って?」
江藤「あーもういいや。この手の話題は先に進みそうにないから今はやめとこう」
恒一「えぇ~気になるなぁ」
江藤「そ・れ・よ・り」
江藤「見学してみてどうだった? 水泳部も面白そうでしょ?」
恒一「うん、そうだね。なんだか見てるだけで気持ち良さそうだし」
江藤「実際に泳いでみるとかなり気持ちいいんだよね、これが」
恒一「それにさ。江藤さんの水泳のフォーム、とても綺麗で驚いちゃったよ」
江藤「あはは、それはありがとう」
恒一「まるで人魚が泳いでるみたいだった」
江藤「それは褒めすぎ。そんなに大層なものじゃないって」
恒一「そうかな? 僕は感動したんだけどな。正直、目を奪われちゃったよ」
江藤「もう榊原君ってば。そういう口説き方ってどこで覚えるの? もしかして勅使河原君経由?」
恒一「な、そ、口説いてるわけじゃないって! 本当のことを言ったまでだし」
江藤「一応そういうことにしておいてあげますか」
恒一「ちょっ、ちょっとー」
江藤「ふふっ」
恒一「うん、そうだね。なんだか見てるだけで気持ち良さそうだし」
江藤「実際に泳いでみるとかなり気持ちいいんだよね、これが」
恒一「それにさ。江藤さんの水泳のフォーム、とても綺麗で驚いちゃったよ」
江藤「あはは、それはありがとう」
恒一「まるで人魚が泳いでるみたいだった」
江藤「それは褒めすぎ。そんなに大層なものじゃないって」
恒一「そうかな? 僕は感動したんだけどな。正直、目を奪われちゃったよ」
江藤「もう榊原君ってば。そういう口説き方ってどこで覚えるの? もしかして勅使河原君経由?」
恒一「な、そ、口説いてるわけじゃないって! 本当のことを言ったまでだし」
江藤「一応そういうことにしておいてあげますか」
恒一「ちょっ、ちょっとー」
江藤「ふふっ」
誰かanother設定資料集にのってる江藤さんの(白黒の水着のじゃなくて立ち絵の)画像ハラディ
江藤「でも思い切り泳げるようになったのは良かったかな」
恒一「え?」
江藤「一学期は災厄が怖くて、水に近づけないことが多くてさ。たまに部活、休むこともあったし……」
恒一「あ……」
江藤「だけどさ、もう怖がらなくていいんだよね。自由に思い切り泳ぐことができる」
恒一「そうだね」
江藤「後は大会に向けて練習あるのみ。よーし頑張るぞ~!」ガッツポーズ
恒一「頑張って。応援してるからさ」
江藤「うん!」
部長「江藤さーん! そろそろいいかしらー?」
江藤「あ、部長が呼んでる。もう戻らなきゃ。榊原君はまだいる?」
恒一「僕はもうちょっとだけ見学させてもらうよ」
江藤「了解。それじゃあまた泳いでくるね!」ダッ
恒一「え?」
江藤「一学期は災厄が怖くて、水に近づけないことが多くてさ。たまに部活、休むこともあったし……」
恒一「あ……」
江藤「だけどさ、もう怖がらなくていいんだよね。自由に思い切り泳ぐことができる」
恒一「そうだね」
江藤「後は大会に向けて練習あるのみ。よーし頑張るぞ~!」ガッツポーズ
恒一「頑張って。応援してるからさ」
江藤「うん!」
部長「江藤さーん! そろそろいいかしらー?」
江藤「あ、部長が呼んでる。もう戻らなきゃ。榊原君はまだいる?」
恒一「僕はもうちょっとだけ見学させてもらうよ」
江藤「了解。それじゃあまた泳いでくるね!」ダッ
恒一「江藤さん、充実してそうで何よりだな」
プルルルルル
恒一「ん? 電話? 勅使河原か」
恒一「はい、もしもし」
勅使河原『おーサカキ、今大丈夫か?』
恒一「ああうん。何か用事?」
勅使河原『いや、それがな、聞いてくれよ』
プルルルルル
恒一「ん? 電話? 勅使河原か」
恒一「はい、もしもし」
勅使河原『おーサカキ、今大丈夫か?』
恒一「ああうん。何か用事?」
勅使河原『いや、それがな、聞いてくれよ』
部員「よーいスタート!」
ザブーン!
江藤(やっぱり水の中は気持ちいいな)スイー
江藤(にしても榊原君が本当に来てくれるなんて思わなかった)スイー
江藤(応援してくれてるし、大会で結果出せるように頑張らなきゃ)スイー
江藤(榊原君、見てくれてるかな……?)チラッ
江藤(って電話してるし!)スイー
江藤(もう、応援するって言ってくれたくせにぃ)スイー
江藤(とにかく今はたくさん泳いで――)
江藤(!?)
江藤(あ、足が……!)ゴボッ
江藤(足が……吊って……っ!)ガボゴボッ
ザブーン!
江藤(やっぱり水の中は気持ちいいな)スイー
江藤(にしても榊原君が本当に来てくれるなんて思わなかった)スイー
江藤(応援してくれてるし、大会で結果出せるように頑張らなきゃ)スイー
江藤(榊原君、見てくれてるかな……?)チラッ
江藤(って電話してるし!)スイー
江藤(もう、応援するって言ってくれたくせにぃ)スイー
江藤(とにかく今はたくさん泳いで――)
江藤(!?)
江藤(あ、足が……!)ゴボッ
江藤(足が……吊って……っ!)ガボゴボッ
勅使河原『んじゃ明日、学校でな』
恒一「うん、また明日」ピッ
恒一「ったく……勅使河原の奴、なんで電話でエロビデオの感想語ってくるんだよ。どんだけ暇人なんだあいつは」
恒一「そういえば江藤さんはどうしてるんだろ?」
恒一「………………」キョロキョロ
恒一「あれ? おかしいな。江藤さん、どこのレーンにもいな……」
恒一「!!」
江藤「――――っ!!」ガボガボッ
恒一「江藤さん!!」ダッ
恒一「うん、また明日」ピッ
恒一「ったく……勅使河原の奴、なんで電話でエロビデオの感想語ってくるんだよ。どんだけ暇人なんだあいつは」
恒一「そういえば江藤さんはどうしてるんだろ?」
恒一「………………」キョロキョロ
恒一「あれ? おかしいな。江藤さん、どこのレーンにもいな……」
恒一「!!」
江藤「――――っ!!」ガボガボッ
恒一「江藤さん!!」ダッ
部員「だよねーw」ペチャクチャ
部員「あるあるw」ペチャクチャ
部長「ふふふふw」
恒一「おい! 人が溺れてるぞ!」ダダダ
部長「へ?」クルッ
ザブーン!!
恒一「江藤さん!!」
江藤「――っ!!」ガブガブッ
恒一「江藤さん、しっかり!」ガシッ
江藤「ゲホッ! ゲホッ!!」
恒一「今、プールサイドまで連れてくからね」
部員「きゃー!! 江藤先輩が!!」
部長「江藤さん!!」
部員「あるあるw」ペチャクチャ
部長「ふふふふw」
恒一「おい! 人が溺れてるぞ!」ダダダ
部長「へ?」クルッ
ザブーン!!
恒一「江藤さん!!」
江藤「――っ!!」ガブガブッ
恒一「江藤さん、しっかり!」ガシッ
江藤「ゲホッ! ゲホッ!!」
恒一「今、プールサイドまで連れてくからね」
部員「きゃー!! 江藤先輩が!!」
部長「江藤さん!!」
ザワザワ
江藤「ゲホッ! ハァッ……ケホケホッ!」
恒一「江藤さん、大丈夫? 息はできる?」
江藤「ハァ……ハァ……」コクコク
恒一「良かった……」
部長「江藤さん、一体何があったの?」
恒一「多分、足を吊ったんだと思うよ。溺れかけてたし」
江藤「ハァ……ハァ……」
部員「そんな……江藤先輩が溺れかけるなんて」
部員「珍しいこともあるものなんですね」
江藤「……よ」
恒一「え?」
江藤「……災厄よ」
恒一「!」
江藤「……3組の災厄は終わってなかったんだ……きっとそれで私が狙われて……」ガタガタ
部員「災厄?」
部長「って、なんのこと?」
恒一「……っ」
江藤「……きっとまた始まったんだ……死んだ3組のクラスメイトたちが……今度は私たちを狙って……っ」ブルブル
恒一「何を言ってるんだ江藤さん! そんなわけないじゃないか。災厄は終わったんだ」
江藤「終わってない!! じゃないと今の事故も説明がつかない! 嫌だ、嫌だ、嫌だ、死にたくない!! 災厄なんて嫌だ。死にたくない……っ!」ガタガタブルブル
恒一「江藤さん……」
恒一「え?」
江藤「……災厄よ」
恒一「!」
江藤「……3組の災厄は終わってなかったんだ……きっとそれで私が狙われて……」ガタガタ
部員「災厄?」
部長「って、なんのこと?」
恒一「……っ」
江藤「……きっとまた始まったんだ……死んだ3組のクラスメイトたちが……今度は私たちを狙って……っ」ブルブル
恒一「何を言ってるんだ江藤さん! そんなわけないじゃないか。災厄は終わったんだ」
江藤「終わってない!! じゃないと今の事故も説明がつかない! 嫌だ、嫌だ、嫌だ、死にたくない!! 災厄なんて嫌だ。死にたくない……っ!」ガタガタブルブル
恒一「江藤さん……」
―――
―――――
江藤「………………」ボー
恒一「どう? 少しは落ち着いた?」
江藤「………………うん」
恒一「そっか。良かった……」
江藤「…………ごめんね、迷惑かけて。せっかく見学に来てくれたのに」
恒一「ううん。気にしないで。僕は江藤さんの泳ぐ姿見れただけで満足だから」
江藤「…………榊原君は優しいね」
―――――
江藤「………………」ボー
恒一「どう? 少しは落ち着いた?」
江藤「………………うん」
恒一「そっか。良かった……」
江藤「…………ごめんね、迷惑かけて。せっかく見学に来てくれたのに」
恒一「ううん。気にしないで。僕は江藤さんの泳ぐ姿見れただけで満足だから」
江藤「…………榊原君は優しいね」
部長「江藤さん」
江藤「部長……」
部長「気分はどう?」
江藤「……一応大丈夫」
部長「もしまだ続けられるなら続けてもいいけど……。それとも今日は大事を取って帰る?」
江藤「じゃあ帰ろうかな。今日はこれ以上、泳げる気分じゃないから」
部長「分かったわ。気をつけて帰ってね」
江藤「………………」コクン
恒一「あ、僕、送るよ」
江藤「部長……」
部長「気分はどう?」
江藤「……一応大丈夫」
部長「もしまだ続けられるなら続けてもいいけど……。それとも今日は大事を取って帰る?」
江藤「じゃあ帰ろうかな。今日はこれ以上、泳げる気分じゃないから」
部長「分かったわ。気をつけて帰ってね」
江藤「………………」コクン
恒一「あ、僕、送るよ」
下足箱
恒一(江藤さん、まだかな?)
江藤「ごめんね榊原君。ちょっと着替えるのに手間取っちゃった」
恒一「それじゃあ行こうか」
江藤「あの……別にそこまで気を遣わなくていいんだよ? 家なら一人で帰れるし」
恒一「いや、僕には江藤さんを無事に家まで見送る義務がある。無責任に放っておけないよ」
江藤「真面目だね榊原君は。それじゃあ今回は甘えちゃおうかな」
江藤「遅くなったけどありがとうね榊原君。榊原君が助けてくれなかったら私、どうなってたか……」
恒一「礼はいらないよ。当然のことをしたまでさ」
江藤「ったく、かっこいい台詞真顔で言っちゃってくれちゃって」
恒一「僕は至って真剣だよ。もう目の前でクラスメイトが死ぬ姿は見たくないしね……」
江藤「そうだね……」
恒一「………………」
江藤「………………」
恒一(あ、しまった。気まずい空気になっちゃった。話題変えないと)
恒一「そ、そういえばさ」
江藤「ん?」
恒一「江藤さんは普段、家でどんなことしてるの?」
江藤「何それ? 女の子のプライベート聞いて何企んでるの?」クスッ
恒一「ええっ!? な、何も企んでないよ。ただちょっと聞いてみただけで……」
江藤「ふふ、そっかそっか。まあそんな期待するほどのものじゃないけどね。勉強したり、水泳のビデオ見たり、雑誌読んだり、とかが大半かな?」
恒一「へぇ、意外と普通」
恒一「礼はいらないよ。当然のことをしたまでさ」
江藤「ったく、かっこいい台詞真顔で言っちゃってくれちゃって」
恒一「僕は至って真剣だよ。もう目の前でクラスメイトが死ぬ姿は見たくないしね……」
江藤「そうだね……」
恒一「………………」
江藤「………………」
恒一(あ、しまった。気まずい空気になっちゃった。話題変えないと)
恒一「そ、そういえばさ」
江藤「ん?」
恒一「江藤さんは普段、家でどんなことしてるの?」
江藤「何それ? 女の子のプライベート聞いて何企んでるの?」クスッ
恒一「ええっ!? な、何も企んでないよ。ただちょっと聞いてみただけで……」
江藤「ふふ、そっかそっか。まあそんな期待するほどのものじゃないけどね。勉強したり、水泳のビデオ見たり、雑誌読んだり、とかが大半かな?」
恒一「へぇ、意外と普通」
これって合宿後の話?野暮なツッコミだが
それだと恒一・勅使河原・望月が明るすぎない?
3人と鬱になってもおかしくない体験したけど
それだと恒一・勅使河原・望月が明るすぎない?
3人と鬱になってもおかしくない体験したけど
江藤ちゃんはオナニーしてないと思う。
エロ娘は、鳴ちゃん、多々良さん、小椋ちゃん、綾野ちゃんあたりかしら。
エロ娘は、鳴ちゃん、多々良さん、小椋ちゃん、綾野ちゃんあたりかしら。
江藤「残念でした。もしかして編み物とかぬいぐるみを愛でるとか、そういう女の子系の期待してた?」
恒一「うーん、どうだろ?」
江藤「ま、色気のない女の趣味なんてこんなもんです」
恒一「色気がないだなんて……」
江藤「松子や珊に言わせると、女の子オーラがいまひとつ足りないらしいです。ていうか男の榊原君から見ても実際そう思うでしょ?」
恒一「いや、僕は江藤さんは可愛いと思うけどな」
江藤「へ?」
恒一「江藤さん、十分可愛いよ」
江藤「えっと……も、もしかしてからかって言ってる?」
恒一「からかってなんかないよ。本当のこと言ったまでだし。江藤さんって3組の女の子の中じゃかなり可愛い方だと思うけどなぁ」
江藤「なっ、そっ、なぁっ!? ちょ、直球すぎでしょ……っ////」
恒一「直球って?」
恒一「うーん、どうだろ?」
江藤「ま、色気のない女の趣味なんてこんなもんです」
恒一「色気がないだなんて……」
江藤「松子や珊に言わせると、女の子オーラがいまひとつ足りないらしいです。ていうか男の榊原君から見ても実際そう思うでしょ?」
恒一「いや、僕は江藤さんは可愛いと思うけどな」
江藤「へ?」
恒一「江藤さん、十分可愛いよ」
江藤「えっと……も、もしかしてからかって言ってる?」
恒一「からかってなんかないよ。本当のこと言ったまでだし。江藤さんって3組の女の子の中じゃかなり可愛い方だと思うけどなぁ」
江藤「なっ、そっ、なぁっ!? ちょ、直球すぎでしょ……っ////」
恒一「直球って?」
>>96
ホント野暮なツッコミだな
ホント野暮なツッコミだな
江藤「そ、そういうのはもっと段階踏んで褒めるもので、い、いきなりストレートに『可愛い』だなんて言われてもくぁすぇdrftgyふじこlp……っ////」アタフタ
恒一「ごめん、何言ってるのかよく分からない」
江藤「バカぁ!!」ドンッ
恒一「ぷおっ!?」
江藤「……ったく、油断ならないなぁ榊原君は! 心臓に悪いっていうか。そっか、こういう手を使って見崎さんを落としたんだね?」
恒一「なんのこと?」
江藤「もういいです!」
恒一「もしかして江藤さん、まだ体調回復してない?」
江藤「………………」マッタクコノオトコハ…ヤレヤレ
江藤「まあいいや。そもそもこんなんで動じる私じゃないしね」
藤巻「おー悠じゃん。どうしたのこんな所で?」
江藤「い!?」
恒一「ごめん、何言ってるのかよく分からない」
江藤「バカぁ!!」ドンッ
恒一「ぷおっ!?」
江藤「……ったく、油断ならないなぁ榊原君は! 心臓に悪いっていうか。そっか、こういう手を使って見崎さんを落としたんだね?」
恒一「なんのこと?」
江藤「もういいです!」
恒一「もしかして江藤さん、まだ体調回復してない?」
江藤「………………」マッタクコノオトコハ…ヤレヤレ
江藤「まあいいや。そもそもこんなんで動じる私じゃないしね」
藤巻「おー悠じゃん。どうしたのこんな所で?」
江藤「い!?」
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