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元スレ江藤「おはよう榊原君!」 恒一「あ、おはよう江藤さん」
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江藤「ねぇ榊原君!」
恒一「……何?」
江藤「今日の放課後なんだけどさ!」
恒一「?」
―――――
―――
恒一「……何?」
江藤「今日の放課後なんだけどさ!」
恒一「?」
―――――
―――
放課後・下足箱
江藤「ごめんね榊原君、無理言っちゃってさ」
恒一「構わないけど……なんで二人していきなり、僕の家に行きたい、なんて言い出したの?」
江藤「まあまあ細かいことは気にしない。男の子なら素直に喜ぶもんだよ? 女の子二人も家に招待できるんだからさ」
恒一「うーん……」
江藤「ほらほら! 早く榊原君の家、行こ?」
恒一「……分かったよ」
恒一「でも見崎がいないようだけど?」
江藤「見崎さんはクラブで一時間ほど遅れるから『先に行ってて』だって」
恒一「ていうか江藤さんは水泳部どうしたの?」
江藤「今日は水泳部はお休み。また明日から猛特訓だけどね」
恒一「そうなんだ。じゃあ行こうか」
江藤「うん!」
江藤「ここが榊原君の家かぁ」
恒一「さ、上がって。部屋まで案内するよ」
江藤「あ、はーい。お邪魔しまーす」
恒一「にしても江藤さんが自分の家に来ることになるなんて、思ってもみなかったよ」
江藤「それは私も同じ。世の中分からないもんだね」
恒一「今日はお祖父ちゃんもお祖母ちゃんも、老人ホームの交流会で出かけてるから楽にしてくれていいよ」
江藤「りょーかい」
江藤「あ」ピタッ
恒一「どうかした?」
江藤「ここ、仏間だよね?」
恒一「そうだけど」
江藤「もし良かったら、線香上げていいかな?」
恒一「え? あ……」チラッ
恒一「もちろん。そうしてもらえると嬉しいよ」
恒一「さ、上がって。部屋まで案内するよ」
江藤「あ、はーい。お邪魔しまーす」
恒一「にしても江藤さんが自分の家に来ることになるなんて、思ってもみなかったよ」
江藤「それは私も同じ。世の中分からないもんだね」
恒一「今日はお祖父ちゃんもお祖母ちゃんも、老人ホームの交流会で出かけてるから楽にしてくれていいよ」
江藤「りょーかい」
江藤「あ」ピタッ
恒一「どうかした?」
江藤「ここ、仏間だよね?」
恒一「そうだけど」
江藤「もし良かったら、線香上げていいかな?」
恒一「え? あ……」チラッ
恒一「もちろん。そうしてもらえると嬉しいよ」
チーンチーン
江藤「……………………」
恒一「………………」
江藤「……はい、済んだよ」
恒一「わざわざありがとうね」
江藤「ううん。これぐらいはね」
恒一「それじゃあ、僕の部屋はこっちだから」
江藤「うん」
恒一「着いたよ。ここが僕の部屋だ」ガラッ
江藤「おーなんか意外とさっぱりしてる」
恒一「つまらない部屋だけど、適当にくつろいで」
江藤「ありがとー。ではお言葉に甘えて、適当にくつろいどきます」スッ
江藤「…………」キョロキョロ
江藤「ここが榊原君の部屋か……」
江藤(なんだか榊原君の匂いがする……)
江藤「………………、、、」
江藤(……ていうか男の子の部屋、入ったの初めてなんだけど)
江藤(やっぱり女の子の部屋とは根本的に違うんだなー)
江藤(って! ちょっと待ってよ。よく考えたら私……榊原君の部屋で榊原君と二人きり!?)チラッ
恒一「?」
江藤(うわ、何気にすごいシチュエーションじゃん)
江藤(……どうしよう、こんなの慣れてないよ)ソワソワ
江藤(はっ!!)
――藤巻『決まってるじゃない。上手いこと悠を言いくるめて襲うためさ』――
江藤(な、なんでこんな時に奈緒美の言葉が!?)
江藤「ここが榊原君の部屋か……」
江藤(なんだか榊原君の匂いがする……)
江藤「………………、、、」
江藤(……ていうか男の子の部屋、入ったの初めてなんだけど)
江藤(やっぱり女の子の部屋とは根本的に違うんだなー)
江藤(って! ちょっと待ってよ。よく考えたら私……榊原君の部屋で榊原君と二人きり!?)チラッ
恒一「?」
江藤(うわ、何気にすごいシチュエーションじゃん)
江藤(……どうしよう、こんなの慣れてないよ)ソワソワ
江藤(はっ!!)
――藤巻『決まってるじゃない。上手いこと悠を言いくるめて襲うためさ』――
江藤(な、なんでこんな時に奈緒美の言葉が!?)
――藤巻『そしてそのまま悠の幼い体をペロリンチョ♪ と頂いちゃう腹積もりなんだよ!』――
江藤(ないないない! 絶対ないから!! そもそも私から榊原君の家に行きたい、って言ったんだし!)
――藤巻『いやいやこういう普段は澄ましてる男ほど性欲は凄まじいんだって』――
江藤(そんな……そんなの……榊原君に限って……)チラッ
恒一「?」
江藤(わーわーわー!!//// どうしよう奈緒美!? 私そんなの無理だよ!! 心の準備もできてないのに……っ////)
恒一「江藤さん?」
江藤「!!!!!!」ビクゥッ
江藤「い、言っとくけど指一本触らせないからね……っ!!//////」
恒一「え? 何が?」
江藤「へ?」
江藤「あ」
江藤「//////」カァァァ
江藤(あああああああああ!!!! 私のバカ! アホ! カス!! 何一人で暴走してんのよおおおおおおおおお)
恒一「…………」
江藤(うううう……)
恒一「……………………」
江藤「………………、、、」
恒一「江藤さん」
江藤「…………なんでしょうか?」
恒一「飲み物持ってこようか?」
江藤「……お願いします」ズーン
恒一「え? 何が?」
江藤「へ?」
江藤「あ」
江藤「//////」カァァァ
江藤(あああああああああ!!!! 私のバカ! アホ! カス!! 何一人で暴走してんのよおおおおおおおおお)
恒一「…………」
江藤(うううう……)
恒一「……………………」
江藤「………………、、、」
恒一「江藤さん」
江藤「…………なんでしょうか?」
恒一「飲み物持ってこようか?」
江藤「……お願いします」ズーン
江藤「…………」ゴクゴクゴク
江藤「……フゥ」
恒一「少しは落ち着いた?」
江藤「さ、最初から落ち着いてます……っ」
恒一「そう? さっき一人で怪人二十面相してたようだけど」
江藤「あ、あれは……っ! そんなんじゃなくて……っ!」
恒一「だけど僕、表情豊かな江藤さんも好きだけどな」
江藤「……え?」
恒一「なんか嘘偽りない、ありのままの江藤さんを見れるからかな? 仲良くなる前は江藤さん、クールな印象があったし」
恒一「それに江藤さんと話してると不思議と元気が沸いてくるんだよね」
江藤「榊原君……」
恒一「僕、江藤さんと友達になれて嬉しいよ。君みたいな子と一緒にいると人生楽しいんだろうな」
江藤「!」トクン
恒一「こんなことならもっと早く江藤さんと友達になっておけば良かったね」
江藤(なんだろう……この胸が熱くなる感じ……。それに、榊原君と話すようになってから日に日に増していくこの感覚……)
江藤「……フゥ」
恒一「少しは落ち着いた?」
江藤「さ、最初から落ち着いてます……っ」
恒一「そう? さっき一人で怪人二十面相してたようだけど」
江藤「あ、あれは……っ! そんなんじゃなくて……っ!」
恒一「だけど僕、表情豊かな江藤さんも好きだけどな」
江藤「……え?」
恒一「なんか嘘偽りない、ありのままの江藤さんを見れるからかな? 仲良くなる前は江藤さん、クールな印象があったし」
恒一「それに江藤さんと話してると不思議と元気が沸いてくるんだよね」
江藤「榊原君……」
恒一「僕、江藤さんと友達になれて嬉しいよ。君みたいな子と一緒にいると人生楽しいんだろうな」
江藤「!」トクン
恒一「こんなことならもっと早く江藤さんと友達になっておけば良かったね」
江藤(なんだろう……この胸が熱くなる感じ……。それに、榊原君と話すようになってから日に日に増していくこの感覚……)
恒一「江藤さんもそう思わない?」ニコッ
江藤「………………、、、」
江藤「わ、私も……もちろん、そうだけど……」
江藤(彼のそばにいると、不思議と胸が心地良い……)ギュッ
プルルルルルルル
江藤「!!!!!!」
恒一「あ、電話だ。出ていいかな?」
江藤「……ど、どうぞ」
恒一「もしもし? 見崎?」
江藤(……相手は見崎さんか)
恒一「え? うん。そうだよ。江藤さんも一緒にいるよ」
江藤「……………………」
恒一「そっか分かった。もうそろそろ着くんだね?」
江藤(あ、見崎さん、もう来ちゃうんだ……)
江藤「………………、、、」
江藤「わ、私も……もちろん、そうだけど……」
江藤(彼のそばにいると、不思議と胸が心地良い……)ギュッ
プルルルルルルル
江藤「!!!!!!」
恒一「あ、電話だ。出ていいかな?」
江藤「……ど、どうぞ」
恒一「もしもし? 見崎?」
江藤(……相手は見崎さんか)
恒一「え? うん。そうだよ。江藤さんも一緒にいるよ」
江藤「……………………」
恒一「そっか分かった。もうそろそろ着くんだね?」
江藤(あ、見崎さん、もう来ちゃうんだ……)
恒一「玄関開いてるし、勝手に入ってくれていいからね。僕の部屋、前に来たことあるから分かるでしょ?」
江藤(ふーん……見崎さん、前に榊原君の部屋来たことあるんだ。ま、当然だよね。以前から仲良かったんだから)
恒一「ははは、そうだね」
江藤(……榊原君、相手が見崎さんだとあんなに嬉しそうに……)ズキン
恒一「うん、うん。いいよそれぐらいなら。ふふ、分かってるって」
江藤(いつまで話してるんだろ? なんかつまんないなぁ……)チラッ
江藤(ん? あれ? なんだろあの布団の下からはみ出てるやつ)ゴソゴソ
江藤(え……こ、これってまさか////)
恒一「じゃあ待ってるからね。また後で」ピッ
恒一「ふぅ……」
江藤「さ・か・き・ば・ら・くん」
恒一「なんだい江藤さ……!?」
江藤「この本は何かなぁ~?」ニヤニヤ
恒一「ど、どこでそれを!?」
江藤「布団の下からはみ出してたよ~。ダメだぞ、大切なものはちゃんと隠しておかないと♪」
江藤(ふーん……見崎さん、前に榊原君の部屋来たことあるんだ。ま、当然だよね。以前から仲良かったんだから)
恒一「ははは、そうだね」
江藤(……榊原君、相手が見崎さんだとあんなに嬉しそうに……)ズキン
恒一「うん、うん。いいよそれぐらいなら。ふふ、分かってるって」
江藤(いつまで話してるんだろ? なんかつまんないなぁ……)チラッ
江藤(ん? あれ? なんだろあの布団の下からはみ出てるやつ)ゴソゴソ
江藤(え……こ、これってまさか////)
恒一「じゃあ待ってるからね。また後で」ピッ
恒一「ふぅ……」
江藤「さ・か・き・ば・ら・くん」
恒一「なんだい江藤さ……!?」
江藤「この本は何かなぁ~?」ニヤニヤ
恒一「ど、どこでそれを!?」
江藤「布団の下からはみ出してたよ~。ダメだぞ、大切なものはちゃんと隠しておかないと♪」
イケメンで天然タラシなんて落ちない方がおかしいじゃないですかー
恒一「……っ!」
江藤「榊原君もやっぱり男の子だね。こんな本持ってるなんて」
恒一「ち、違うんだ! それは勅使河原が無理やり僕にくれたやつで……っ!」
江藤「へぇ、そうなんだぁ?」
恒一「お願いだから返してくれないかな?」アセアセ
江藤「ふむふむ。この表紙を見る限り、榊原君は胸が大きくて眼鏡をかけた年上の看護婦さんが好きなんだね? うわぁ榊原君ってばムッツリ~」
恒一「あうう……////」
江藤「見崎さんが来たら言いつけちゃおっかな?」
恒一「そ、それだけはやめてくれ!!」
江藤「え~どうしよっかな~?」ニヤニヤ
恒一「この通りです!! どうか、どうかそれを返してください江藤様!!」
江藤「ふふ、だ~め」
恒一「くっ……」
江藤「榊原君もやっぱり男の子だね。こんな本持ってるなんて」
恒一「ち、違うんだ! それは勅使河原が無理やり僕にくれたやつで……っ!」
江藤「へぇ、そうなんだぁ?」
恒一「お願いだから返してくれないかな?」アセアセ
江藤「ふむふむ。この表紙を見る限り、榊原君は胸が大きくて眼鏡をかけた年上の看護婦さんが好きなんだね? うわぁ榊原君ってばムッツリ~」
恒一「あうう……////」
江藤「見崎さんが来たら言いつけちゃおっかな?」
恒一「そ、それだけはやめてくれ!!」
江藤「え~どうしよっかな~?」ニヤニヤ
恒一「この通りです!! どうか、どうかそれを返してください江藤様!!」
江藤「ふふ、だ~め」
恒一「くっ……」
恒一「こうなれば仕方がない。実力行使だ」
恒一「とうっ!!」バッ
江藤「はいはい、ご苦労さん」シュバッ
恒一「ぬおおおおお」バッ
江藤「取れるものなら取ってみなさい」シュババッ
恒一「くぅ~……おりゃあああああああああ!!!!」
江藤「え? ちょっ」
江藤「きゃっ」
ズダーン!
恒一「よし! 取り返したぞ!!」
恒一「って、あ……」
江藤「!」
※恒一君が江藤さんを押し倒した状態です
恒一「……あ……その……ごめん……」ドキドキ
江藤「……う、うん……」ドキドキ
恒一「とうっ!!」バッ
江藤「はいはい、ご苦労さん」シュバッ
恒一「ぬおおおおお」バッ
江藤「取れるものなら取ってみなさい」シュババッ
恒一「くぅ~……おりゃあああああああああ!!!!」
江藤「え? ちょっ」
江藤「きゃっ」
ズダーン!
恒一「よし! 取り返したぞ!!」
恒一「って、あ……」
江藤「!」
※恒一君が江藤さんを押し倒した状態です
恒一「……あ……その……ごめん……」ドキドキ
江藤「……う、うん……」ドキドキ
恒一「………………、、、」
江藤「………………、、、」
ガラッ
鳴「榊原君、入るよ」
恒一「え?」
江藤「え?」
鳴「!?」
恒一「…………………………」
江藤「…………………………」
鳴「…………………………」
鳴「……ふぅん。榊原君と江藤さんって、そういう関係だったんだ」
恒一「ち、違うんだ見崎! これはただの事故なんだ!!」ババッ
江藤「そ、そう! 事故なの事故!!」ババッ
江藤「………………、、、」
ガラッ
鳴「榊原君、入るよ」
恒一「え?」
江藤「え?」
鳴「!?」
恒一「…………………………」
江藤「…………………………」
鳴「…………………………」
鳴「……ふぅん。榊原君と江藤さんって、そういう関係だったんだ」
恒一「ち、違うんだ見崎! これはただの事故なんだ!!」ババッ
江藤「そ、そう! 事故なの事故!!」ババッ
鳴「気にしなくていいよ。お邪魔そうだし、私、帰るから」
恒一「だーかーらー違うんだよ! ちょっとした弾みであんな態勢になっただけなんだ!! ねぇ江藤さん?」
江藤「うんうん! 私が悪ふざけで取った榊原君のエッチな本を榊原君が取り返そうとした末にああなっただけで……」
鳴「エッチな本?」
恒一「げ」
江藤「あ」
鳴「へぇ、榊原君ってそんなの持ってたんだ」
恒一「江藤さん!」
江藤「ご、ごめんなさい。つい……本当はバラすつもりじゃなかったんだけど、あはは……」
恒一「トホホ……」
恒一「だーかーらー違うんだよ! ちょっとした弾みであんな態勢になっただけなんだ!! ねぇ江藤さん?」
江藤「うんうん! 私が悪ふざけで取った榊原君のエッチな本を榊原君が取り返そうとした末にああなっただけで……」
鳴「エッチな本?」
恒一「げ」
江藤「あ」
鳴「へぇ、榊原君ってそんなの持ってたんだ」
恒一「江藤さん!」
江藤「ご、ごめんなさい。つい……本当はバラすつもりじゃなかったんだけど、あはは……」
恒一「トホホ……」
鳴「なるほど。そういうことだったのね」
江藤「そういうことだったんです。別に襲われてたわけじゃないから、榊原君を信じてあげて」
恒一「いや、その言い方なんかフェアじゃないよね?」
鳴「でも榊原君がエッチな本を隠し持ってたのは言い逃れのできない事実」
恒一「う……」
鳴「でしょ?」
恒一「そうだけど……別にエロ本の一冊持っててもいいだろ? 僕だってこれでも立派な男子中学生なんだ!!」ドン
江藤「そういうことだったんです。別に襲われてたわけじゃないから、榊原君を信じてあげて」
恒一「いや、その言い方なんかフェアじゃないよね?」
鳴「でも榊原君がエッチな本を隠し持ってたのは言い逃れのできない事実」
恒一「う……」
鳴「でしょ?」
恒一「そうだけど……別にエロ本の一冊持っててもいいだろ? 僕だってこれでも立派な男子中学生なんだ!!」ドン
江藤「私も最初は驚いたけど年頃の男の子だしね……そこまで責めることじゃないかも」
鳴「確かに言われてみれば……」チラッ
エッチな本『メガトン級おっぱい大特集! ビッグサイズは男のロマン』
鳴「やっぱり許さない」
恒一「なんでだよ!?」
江藤「まあその表紙見るとやっぱりそうなるよね」
恒一「どっちなの江藤さん!?」
鳴「ということでこのいかがわしい本は没収決定」
江藤「決定~♪」
恒一「チクショオオオオオオオオ!!」
鳴「うるさい」
恒一「……はい」ショボーン
鳴「確かに言われてみれば……」チラッ
エッチな本『メガトン級おっぱい大特集! ビッグサイズは男のロマン』
鳴「やっぱり許さない」
恒一「なんでだよ!?」
江藤「まあその表紙見るとやっぱりそうなるよね」
恒一「どっちなの江藤さん!?」
鳴「ということでこのいかがわしい本は没収決定」
江藤「決定~♪」
恒一「チクショオオオオオオオオ!!」
鳴「うるさい」
恒一「……はい」ショボーン
鳴「江藤さん、買ってきたよ」ガサゴソ
江藤「お、ありがとー。ごめんね? 一人で行かせちゃって」
鳴「ううん。これぐらいはやっておきたかったから」
恒一「何やってるの二人で? ていうかその買い物袋は何?」
江藤「それなんだけどさ榊原君、ちょっとキッチン貸してくれる?」
恒一「キッチン? 別にいいけど、なんでまた……?」
恒一「あ、もしかして料理作るの!? それなら僕も――」
鳴「ダメだよ」
恒一「へ?」
鳴「今回は榊原君には作らせません」
恒一「え? え?」
恒一「どういうこと?」
江藤「お、ありがとー。ごめんね? 一人で行かせちゃって」
鳴「ううん。これぐらいはやっておきたかったから」
恒一「何やってるの二人で? ていうかその買い物袋は何?」
江藤「それなんだけどさ榊原君、ちょっとキッチン貸してくれる?」
恒一「キッチン? 別にいいけど、なんでまた……?」
恒一「あ、もしかして料理作るの!? それなら僕も――」
鳴「ダメだよ」
恒一「へ?」
鳴「今回は榊原君には作らせません」
恒一「え? え?」
恒一「どういうこと?」
恒一「ねぇ、僕なら色々と料理教えられるよ? 本当にダメなの?」
江藤「はいはい。榊原君はキッチンから退散する」グイグイ
恒一「えー僕の家なのにぃ。ていうか見崎って料理できないでしょ? 大丈夫なの?」
鳴「うるさい(怒)」グイグイ
江藤「榊原君に手伝ってもらうと意味ないんだよね。ごめんねぇ」
恒一「意味がない?」
江藤「じゃ、呼ぶまで待っててね」ピシャッ
恒一「あぁん」
江藤「はいはい。榊原君はキッチンから退散する」グイグイ
恒一「えー僕の家なのにぃ。ていうか見崎って料理できないでしょ? 大丈夫なの?」
鳴「うるさい(怒)」グイグイ
江藤「榊原君に手伝ってもらうと意味ないんだよね。ごめんねぇ」
恒一「意味がない?」
江藤「じゃ、呼ぶまで待っててね」ピシャッ
恒一「あぁん」
江藤「そんなに榊原君、料理一緒に作りたかったのかな?」
鳴「元料理研究部の血が騒ぐのかも」
江藤「残念だけど、榊原君の手料理は次の機会ってことで。じゃあ始めようか?」
鳴「……本当にするの?」
江藤「一応キッチンの使用許可はもらったし、食材も見崎さんが買ってきてくれたからね」
鳴「……そうじゃなくて。榊原君も言ってたけど、私、料理なんてできないし……」
江藤「関係ないよ。私だって料理の腕なら榊原君の足元にも及ばないだろうしね。大切なのは料理に篭める気持ちじゃない?」
江藤「って、あはは。ちょっと臭かったかな?」
鳴「ううん。そんなことないよ。少し自信出たし。早く始めよう」
江藤「オッケー♪」
鳴「元料理研究部の血が騒ぐのかも」
江藤「残念だけど、榊原君の手料理は次の機会ってことで。じゃあ始めようか?」
鳴「……本当にするの?」
江藤「一応キッチンの使用許可はもらったし、食材も見崎さんが買ってきてくれたからね」
鳴「……そうじゃなくて。榊原君も言ってたけど、私、料理なんてできないし……」
江藤「関係ないよ。私だって料理の腕なら榊原君の足元にも及ばないだろうしね。大切なのは料理に篭める気持ちじゃない?」
江藤「って、あはは。ちょっと臭かったかな?」
鳴「ううん。そんなことないよ。少し自信出たし。早く始めよう」
江藤「オッケー♪」
恒一「なんだよあの二人。料理なら僕の方が得意なのに……」
恒一「あー僕も作りたい。二人に真の料理っていうものを教えてあげたい」
恒一「そもそも江藤さんはともかく、見崎は料理からっきしじゃないか」
恒一「食べるものもいつもサンドイッチやおにぎりばかり。栄養が足りてない」
恒一「飲み物だって紅茶以外ほとんど飲まないし」
恒一「……そういえばなんで見崎は紅茶しか飲まないんだろ?」
恒一「いつも紅茶だよなぁ。コーヒーとか嫌いなのかな?」
恒一「コーヒーも美味しいんだけどなぁ。特にハワイコナ・エクストラ・ファン――」
恒一「…………………………」
恒一「……昨日の夢、思い出しちゃった……」
恒一「……なんだよ、白けるなぁ……」
恒一「……………………」
恒一「あー僕も作りたい。二人に真の料理っていうものを教えてあげたい」
恒一「そもそも江藤さんはともかく、見崎は料理からっきしじゃないか」
恒一「食べるものもいつもサンドイッチやおにぎりばかり。栄養が足りてない」
恒一「飲み物だって紅茶以外ほとんど飲まないし」
恒一「……そういえばなんで見崎は紅茶しか飲まないんだろ?」
恒一「いつも紅茶だよなぁ。コーヒーとか嫌いなのかな?」
恒一「コーヒーも美味しいんだけどなぁ。特にハワイコナ・エクストラ・ファン――」
恒一「…………………………」
恒一「……昨日の夢、思い出しちゃった……」
恒一「……なんだよ、白けるなぁ……」
恒一「……………………」
トントングツグツジュワァ
鳴「榊原君、喜んでくれるかな?」
江藤「大丈夫大丈夫。料理ってコツさえ掴めば意外と上手く作れるもんだよ」
鳴「そうかな? どっちにしろ江藤さんの方が私より美味しく作れそうだけど」
江藤「さぁー? 私の場合、他人に評価してもらったことあまりないからね。分かんないよ」
鳴「それでも江藤さんは料理だけでなく家事もできそうだし、全般的なスキルでは私はきっと敵わない」
江藤「それは褒めすぎ。正直、女の子の魅力としては私は見崎さんに負けてると思うな」
鳴「江藤さんが……? まさか」
江藤「私が普段、珊や和江からどう評価されてるか知ってる? 『色気がない』『ボーイッシュ』『この前、悠と間違えて望月君に挨拶しちゃった』だよ。失礼しちゃうよねぇ?」
江藤「そりゃ珊や和江は外見も内面も大人っぽいからそう見えても仕方がないけど、こっちだって成長しないものは成長しないんじゃチクショウめ!」プンスコ
鳴「……その気持ち、良く分かる」
江藤「あと、『ボーイッシュ』って言われるのも多分髪の短さのせいなんだろうけど、水泳をやってる身としてはこれ以上伸ばしたくないんだよね。それにこの髪型、結構気に入ってるし」
鳴「ロングは手入れが大変だから、ショートカットが一番いいよ」
江藤「だよねだよね。珊なんかはロング、似合うんだろうけどさ」
江藤「なーんて、愚痴ばっかり言ってるからいけないのかな? ま、所詮『クラブが恋人』の女の実態なんてこんなもんです」
鳴「江藤さんは今まで、男の人と付き合ったことはあるの?」
江藤「ないね。ていうかそんなこと興味なかったし、考える余裕もなかったからね」
鳴「ふーん」
江藤「って、こういう態度がやっぱりいけないんだろうな。やっぱり男の子って、もっと女の子らしい女の子の方が好きなのかな……?」
江藤「だとしたら私じゃ全然ダメ、だよね……」
鳴「…………………………」
江藤「あ、しまった! 見崎さん、火、止めて! 焦げちゃう焦げちゃう」
鳴「え? あ、うん!」
鳴「ロングは手入れが大変だから、ショートカットが一番いいよ」
江藤「だよねだよね。珊なんかはロング、似合うんだろうけどさ」
江藤「なーんて、愚痴ばっかり言ってるからいけないのかな? ま、所詮『クラブが恋人』の女の実態なんてこんなもんです」
鳴「江藤さんは今まで、男の人と付き合ったことはあるの?」
江藤「ないね。ていうかそんなこと興味なかったし、考える余裕もなかったからね」
鳴「ふーん」
江藤「って、こういう態度がやっぱりいけないんだろうな。やっぱり男の子って、もっと女の子らしい女の子の方が好きなのかな……?」
江藤「だとしたら私じゃ全然ダメ、だよね……」
鳴「…………………………」
江藤「あ、しまった! 見崎さん、火、止めて! 焦げちゃう焦げちゃう」
鳴「え? あ、うん!」
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