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元スレ江藤「おはよう榊原君!」 恒一「あ、おはよう江藤さん」
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警官「お前がそうなのか? ふん、お前の悪事もここまでだな。ほら立て」
男「クソッ……」
前島「驚いたな。あいつが例の通り魔だったのか」
米村「まったくだよ」
水野「まさかこんな形で通り魔事件の犯人が終わるなんてな」
恒一「うん、終わったんだよ」
水野「あん?」
恒一「……これで本当に、すべてが終わったんだ」
恒一「ね? 江藤さん」
江藤「うん。そうだね……」
江藤「後は……」
―――――
―――
――
男「クソッ……」
前島「驚いたな。あいつが例の通り魔だったのか」
米村「まったくだよ」
水野「まさかこんな形で通り魔事件の犯人が終わるなんてな」
恒一「うん、終わったんだよ」
水野「あん?」
恒一「……これで本当に、すべてが終わったんだ」
恒一「ね? 江藤さん」
江藤「うん。そうだね……」
江藤「後は……」
―――――
―――
――
――
―――
―――――
それから一週間後・市内の市民プール
恒一「えーっと……」キョロキョロ
鳴「榊原君。こっちよ、こっち」
恒一「あ、見崎!」タッタッタ
鳴「遅いわよ。どこか行ってたの?」
恒一「うん。ちょっと、お墓参りにね」
鳴「お墓参り?」
恒一「ああ」
鳴「……なんでまた?」
恒一「良い機会だと思ってさ。今までずっと負い目があって行くのを避けてたんだけどね……」
恒一「謝罪して、あと江藤さんが大会で頑張れるよう見守ってほしいって頼んでおいたよ」
鳴「そう……」
―――
―――――
それから一週間後・市内の市民プール
恒一「えーっと……」キョロキョロ
鳴「榊原君。こっちよ、こっち」
恒一「あ、見崎!」タッタッタ
鳴「遅いわよ。どこか行ってたの?」
恒一「うん。ちょっと、お墓参りにね」
鳴「お墓参り?」
恒一「ああ」
鳴「……なんでまた?」
恒一「良い機会だと思ってさ。今までずっと負い目があって行くのを避けてたんだけどね……」
恒一「謝罪して、あと江藤さんが大会で頑張れるよう見守ってほしいって頼んでおいたよ」
鳴「そう……」
恒一「だからもう大丈夫。江藤さんなら……やり遂げられるはず」
『ただ今より、女子自由形100m決勝を行います』
鳴「あ、来たみたいよ。ほら、江藤さんもあそこに」
恒一「江藤さん……!」
『位置について、用意!』
恒一「……」ゴクリ
パン!!!
『各選手、スタートしました! おおっと、5番レーンの江藤選手出だしから早い!!』
恒一「行け」
『しかし、後から2番の山田、続いて4番の田中追い上げてくる! これは接戦です!!』
恒一「行け!」
『ただ今より、女子自由形100m決勝を行います』
鳴「あ、来たみたいよ。ほら、江藤さんもあそこに」
恒一「江藤さん……!」
『位置について、用意!』
恒一「……」ゴクリ
パン!!!
『各選手、スタートしました! おおっと、5番レーンの江藤選手出だしから早い!!』
恒一「行け」
『しかし、後から2番の山田、続いて4番の田中追い上げてくる! これは接戦です!!』
恒一「行け!」
『あーっと、江藤選手抜かれました! しかし勢いは衰えてない!』
恒一「頑張れ!」
『2番、4番、5番、50mを超えて横一列に並びました!』
恒一「君ならできる江藤さん!」
『ここで4番、引き離されました! 2番の山田選手と5番の江藤選手、両者一歩も譲りません!』
見崎「………………」
『ゴール直前! 果たして優勝はどちらでしょうか?』
恒一「江藤さん!!」
『ゴオオオオオル!!!! 優勝は江藤選手です!!!」
恒一「やったああああああああああ!!!!」ガタッ
恒一「頑張れ!」
『2番、4番、5番、50mを超えて横一列に並びました!』
恒一「君ならできる江藤さん!」
『ここで4番、引き離されました! 2番の山田選手と5番の江藤選手、両者一歩も譲りません!』
見崎「………………」
『ゴール直前! 果たして優勝はどちらでしょうか?』
恒一「江藤さん!!」
『ゴオオオオオル!!!! 優勝は江藤選手です!!!」
恒一「やったああああああああああ!!!!」ガタッ
見崎「やったわね、江藤さん」
『優勝おめでとうございます、江藤選手! 一言お願いします!』
江藤『ハァ……ゼェ……』
江藤『じゃあ……ハァ……応援してくれた友達に……ハァ』
江藤『ありがとう!』ニコッ
恒一「江藤さん……」
見崎「……」フッ
恒一「おめでとう……」グスッ
鳴「あらあら。男の子が泣いちゃって」
恒一「な、泣いてないよ! 見崎の意地悪!」グスッ
鳴「ふふ」
『優勝おめでとうございます、江藤選手! 一言お願いします!』
江藤『ハァ……ゼェ……』
江藤『じゃあ……ハァ……応援してくれた友達に……ハァ』
江藤『ありがとう!』ニコッ
恒一「江藤さん……」
見崎「……」フッ
恒一「おめでとう……」グスッ
鳴「あらあら。男の子が泣いちゃって」
恒一「な、泣いてないよ! 見崎の意地悪!」グスッ
鳴「ふふ」
―――
―――――
恒一「今日はよく頑張ったね、江藤さん」
鳴「お疲れ様」
江藤「えへへ、2人ともありがとう」
鳴「練習の成果が出て良かったわね」
江藤「うん。本当は……また溺れたりするんじゃないか、って不安も少しあったんだけど、どうやら完全に克服できたみたい」
恒一「じゃあもう、心配する必要もなさそうだね。これでまた好きに泳げるね」
江藤「うん楽しみ! って言いたいところなんだけど、その前に受験があるんだよねぇ」
鳴「あ、そっか。受験あるの忘れてた」
恒一「おいおい」
江藤「もういっそのこと受験諦めて、残りの半年遊びまくっちゃおうかな?」
鳴「それ名案かも」
恒一「ちょっと2人とも! 何言ってるの!? 将来がかかってるんだよ!?」
―――――
恒一「今日はよく頑張ったね、江藤さん」
鳴「お疲れ様」
江藤「えへへ、2人ともありがとう」
鳴「練習の成果が出て良かったわね」
江藤「うん。本当は……また溺れたりするんじゃないか、って不安も少しあったんだけど、どうやら完全に克服できたみたい」
恒一「じゃあもう、心配する必要もなさそうだね。これでまた好きに泳げるね」
江藤「うん楽しみ! って言いたいところなんだけど、その前に受験があるんだよねぇ」
鳴「あ、そっか。受験あるの忘れてた」
恒一「おいおい」
江藤「もういっそのこと受験諦めて、残りの半年遊びまくっちゃおうかな?」
鳴「それ名案かも」
恒一「ちょっと2人とも! 何言ってるの!? 将来がかかってるんだよ!?」
江藤「じゃあさ!」ガシッ
恒一「うおっ」
江藤「マンツーマンで勉強教えてよ? この前約束したよね? 一緒の高校行こって」チラッ
鳴「!」
恒一「あ、ああ、もちろんいいけど……(急に腕組まれてビックリした)」
鳴「…………」
鳴「私も」ギュッ
恒一「え? どわっ!?」
鳴「私も榊原君と同じ高校行くつもりだし、もっと勉強時間増やしてほしいな?」
恒一「そ、それも別に構わないけど……(急に手を握られてビックリした)」
恒一(ていうか僕今、何気に両手に花状態?)
恒一「うおっ」
江藤「マンツーマンで勉強教えてよ? この前約束したよね? 一緒の高校行こって」チラッ
鳴「!」
恒一「あ、ああ、もちろんいいけど……(急に腕組まれてビックリした)」
鳴「…………」
鳴「私も」ギュッ
恒一「え? どわっ!?」
鳴「私も榊原君と同じ高校行くつもりだし、もっと勉強時間増やしてほしいな?」
恒一「そ、それも別に構わないけど……(急に手を握られてビックリした)」
恒一(ていうか僕今、何気に両手に花状態?)
鳴「ただ、江藤さんは頭良さそうだし、一人で勉強した方が捗るんじゃないかな?」
江藤「そういう見崎さんこそ、独学の方が伸びるタイプだと思うけど」
見崎・江藤「ぐぬぬ」
恒一「ちょっ、よく分からないけど睨み合うのはやめなよ。見崎も江藤さんもなんで僕と2人だけで勉強したがるの? 3人一緒の方が楽しいじゃない」
見崎・江藤「でも……」
恒一「そう思わない?」
鳴「ま、榊原君がそう言うなら……」
江藤「仕方ないかな?」
恒一「うんうん、分かればいいんだ。それが一番だよ」
恒一(にしても二人とも、いつまで僕にくっついてんだろ? なんか恥ずかしいんだけど////)
江藤「そういう見崎さんこそ、独学の方が伸びるタイプだと思うけど」
見崎・江藤「ぐぬぬ」
恒一「ちょっ、よく分からないけど睨み合うのはやめなよ。見崎も江藤さんもなんで僕と2人だけで勉強したがるの? 3人一緒の方が楽しいじゃない」
見崎・江藤「でも……」
恒一「そう思わない?」
鳴「ま、榊原君がそう言うなら……」
江藤「仕方ないかな?」
恒一「うんうん、分かればいいんだ。それが一番だよ」
恒一(にしても二人とも、いつまで僕にくっついてんだろ? なんか恥ずかしいんだけど////)
江藤「見崎さん」
鳴「?」
江藤「貴女とはこれから色んな意味で張り合うことになりそうだし、先に忠告しておくね」
鳴「……へぇ? 何かしら?」
江藤「トラウマを乗り越えた江藤悠は絶対無敵。勉強にしても恋にしても――」
江藤「私、絶対負けないからね!」
終わり
鳴「?」
江藤「貴女とはこれから色んな意味で張り合うことになりそうだし、先に忠告しておくね」
鳴「……へぇ? 何かしら?」
江藤「トラウマを乗り越えた江藤悠は絶対無敵。勉強にしても恋にしても――」
江藤「私、絶対負けないからね!」
終わり
無駄に長くなってしまったけど、ここまで付き合ってくれた人ありがとう。
合宿不参加組のモブキャラとはいえ、江藤ちゃんも意外と魅力的な部分いっぱい
あるので今後何かと気にかけてくれると嬉しいです。
つまり何が言いたいかっていうと、江藤ちゃん可愛い。
合宿不参加組のモブキャラとはいえ、江藤ちゃんも意外と魅力的な部分いっぱい
あるので今後何かと気にかけてくれると嬉しいです。
つまり何が言いたいかっていうと、江藤ちゃん可愛い。
乙。見崎と女子のクラスメイトが仲良くなるSSって意外と少ないから、そういう面でも良かった。
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