元スレ伊織「アンタたちは夢と魔法の国をナメすぎよ!」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
301 = 279 :
まこりんがモフモフしたダッフィー
302 = 50 :
『ヴァレンティナーズ・スウィート』
お店の壁には、ミッキーやミニー、ドナルドとデイジーなど、
ディズニーの恋人たちが描かれた絵画が飾られ、とってもロマンティック!
キャンディーやチョコレート、クッキーなどのお菓子がいっぱいのこのショップでは、
毎日がヴァレンタインデー。
大好きなあの人へ、甘~い愛を贈りませんか?
伊織「この二つの店を中心にして、近辺も含めればだいたいのお土産は揃うわね」
貴音「それぞれのお店を伺う、ということですね」
伊織「そうよ。バラバラだと連絡取りづらいから……2人1組で行動しましょ」
響「うぅ~ん、イヌ美たちに食べさせられるお菓子ってなんだろうなぁ……」
伊織「……普通に止めときなさい。ペット用品はエンポーリオにもあるから」
貴音「真、この帽子はどうでしょうか?」
真「プ……た、貴音にスティッチは似合わないよぉ……ククク……」
貴音「はて、そうでしょうか。とても良いと思ったのですが……」
303 = 50 :
伊織「ほら、チケットもこういうパスケースに入れれば……」
響「うわ可愛い!そっかぁ……こういうの買うのもいいのかぁ」
伊織「チケット入れなら、また来た時にも使えるもの。いいと思うわよ」
響「ま、また、か……そうだな!」
響「自分、今日はすっごくすっごく楽しかった!また来たいから……これ買うよ!」
伊織「……柄はそれでいいの?」
響「え?……ちょ、ちょっと待ってくれよ……うーん、こっちもいいなぁ……」
伊織「……♪」
貴音「……真」
真「なんだい?」
貴音「今まで遊園地という娯楽施設、ましてやでぃずにーという作品たち」
貴音「どちらとも、わたくしには必要のないものだと思っていました」
真「…………」
貴音「ですが、今日という日を体験して……その考えを改める必要が出てきたようですね」
304 :
皆が凄く楽しそうでイイネ
支援
305 = 50 :
晩飯食って来ます
すいません何でも(ry
307 = 304 :
>>305
ココまで着たら完結たのむぜww
308 = 50 :
自分ほ
309 = 50 :
真「……そっか」
貴音「はい。……心踊り、気持ちが軽やかになる」
貴音「ひょっとすると、皆でこういうことをするのが初めてだから……」
貴音「『でぃずにーらんど』でなくとも、この気持ちは味わえたのかもしれません」
真「……うん」
貴音「しかしわたくしは、みっきー殿や、数々の仕掛けたち」
貴音「それら全てに、心奪われてしまいました」
貴音「このような気持ちにさせてくれたこと……」
貴音「そして、このような時間をともに過ごせたこと……たいへん嬉しく思います」
真「……へへっ」
真「それだったら、ボクなんかよりも響や伊織に言ってあげなよ」
真「怖がる貴音にずっとついてあげたのは響だし、ボクたちを導いてくれたのは伊織なんだ」
真「それに……ボクだって、貴音たちと一緒に遊べて、すごく楽しかった。こっちからもありがとう」
貴音「……ふふ、真らしいお言葉ですね」
310 = 304 :
>>309
キターーーー
311 = 50 :
―――
19:20、メディテレーニアンハーバー・中央
真「も~、どうしたんだよ二人とも。遅いよ」
響「ご、ごめん。思ったよりも混んでて……」
伊織「……いいのよ響。真にはあげないってだけの話だもの」
真「なにが?」
貴音「……!」ピクッ
貴音「この香り……何を持っているのですか?響、伊織!」
伊織「……あんたイヌじゃないんだから」
伊織「これよ……私たちの晩ごはん」
真「うわ、たくさん……これってパン?」
響「へっへ~、そうだぞぉ!伊織と一緒に、晩ごはん買ってきたんだ!」
貴音「ああ……鼻をくすぐる芳しい香りが……」
伊織「……ちゃんとあげるから、袋から顔を離しなさい」
312 :
ランドは年パス持ってた時期あったなあ。
313 = 50 :
―――
『マンマ・ビスコッティーズ・ベーカリー』
村人たちから“お母さん(マンマ)”と呼ばれて親しまれている、
ビスコッティー夫人が営むパン屋さん。
香り豊かな焼きたてのパンは、朝早くから働く村人たちの元気のもとです。
さまざまな種類の手づくりパンやペイストリーを、
いれたてのコーヒーと一緒に心地よいオープンエアの席でどうぞ。
伊織「……モグモグ……席は混んでたから、テイクアウトにしたわ」
真「…………」
貴音「……これは……モグモグ……みっきー殿の形をしたパンですか……モグモグ」
伊織「人気だから無くなる直前だったわね……モグモグ」
真「…………」
響「モグモグ……ま、真……」
真「伊織さぁ……」
伊織「どうしたの?」
真「さっきあんなこと言ってたけどさぁ……本当にくれないとは思わないじゃないか!」
伊織「にひひっ、冗談冗談よ、ほら」スッ
315 :
真ぇ
316 = 50 :
真「もうっ……モグモグ」
伊織「お土産もかさばらなかったし……ロッカーは使わなくて済みそうね」
ガサガサ
響「そもそもどこにあったんだ?ロッカーって」
伊織「エントランスの近くにあるわよ」
貴音「……入り口近くで土産を買って、それらを仕舞いつつ錠をする」
貴音「そして身を軽くして楽しみつつ、帰る際に必ず通るから、そこで土産を回収する」
貴音「……非常に無駄のない、洗練された配置なのですね」
伊織「そりゃあそういうことだけど……そこまで難しく考えてどうするのよ」
貴音「……ふふ」
貴音「次回の参考に……と」ニッコリ
伊織「……ふーん、あんたもその気アリ……なわけね」ニヤリ
貴音「ええ」キラーン
伊織「じゃあ……次来るときは……タワー・オブ・テラーに2回は乗ってもらうわよ?」ニヤリ
貴音「……!ぜ……善処致します……」
317 = 50 :
―――
19:40、アラビアンコースト
『マジック・ランプ・シアター』
ここは、宮殿の中庭に張られたテントの中。
自称“世界で一番偉大なマジシャン”シャバーンによる、
初めてのワンマンショーが始まります。
コンビを組んでいるはずのランプの魔人、ジーニーの姿が見えないけれど…。
もしかして、意地悪なシャバーンのしわざ?
真「いよいよ最後かぁ……」
響「なんか名残惜しいなあ……」
伊織「始まる前からそんなしんみりしてどーすんのよ!」
貴音「……そう、でしたね。……最後まで楽しまなければなりませんね」
伊織「……アンタも無駄に使命感帯びすぎよ」
―――
貴音「この眼鏡はまだ使わないのですか」
伊織「途中で指示が出るわ。それまではいらないわよ」
318 = 272 :
319 :
まだ続いてたとはwwwww
支援
320 = 50 :
―――
響「シャバーン悪いヤツじゃないか!」
真「ホントだよジーニーを閉じ込めるなんて!それにアシームも助手とは言え可哀想だよ」
貴音「……伊織、じーにー殿は大丈夫なのでしょうか」
伊織「……ま、物語に任せなさい」
―――
アシーム『みんな、鍵はない?席の下を調べてみて!』
響「え?え?え?」
ガサゴソガサゴソ
響「ま、真あったか!?」
真「いや、こっちもないよ」
貴音「わたくしの席も……見当たりませんでした」
伊織「私もないわね」
響「あぁ、アシームが困ってるのに……」
321 :
まんまと行ってみたくなってしまった
くやしい
322 = 50 :
―――
シャバーン『偉大なるマジシャン、シャバーーーンのマジックショーへようこそぉ!』
シャバーン『これから行われるマジックは大変危険を伴いますぅ』
シャバーン『お座席のシートベルトをしっかり締めてくださいねぇ!』
響「……」
スカッ
響「……ん?」
真「……あ、あれ?」
貴音「…………」キョロキョロ
伊織「……♪」
シャバーン『ありませんよぉそんなもの!』
シャバーン『ぬははははは!』
323 :
ディズニーってこんなに楽しめるのか
324 = 129 :
今週にでも行こうかな
325 = 50 :
響「く、悔しいぃ……」
真「……ふ、ふふ…………」
貴音「……まんまと一杯食わされましたね」
伊織「……♪」
―――
ジーニー『イヤァン』
ジーニー『……なぁに見てんのよぉ!』
真「やっぱりジーニーはこうでなくちゃなぁ」
貴音「……ここまで常識破りな方だったのですか」
伊織「そりゃあ精霊に常識は通用しないでしょ……」
―――
ジーニー『いい!?3つ数えたら立ち上がって~?』
『いち』
『にぃ』
…………!
326 = 279 :
どんがら
327 :
ディズニー行きたくなった。
一緒に行く人いない
328 = 312 :
>>327
大丈夫、一人でも楽しめる。
というか、一人で月何回も行く奴だっている。
329 = 50 :
―――
20:05、マジック・ランプ・シアター前
響「ジーニーが飛び出してたし、最後もすごかったなぁ……これもまた見たいな」
真「そうだね、また今度見に来よう」
貴音「……見世物がもう始まっているようですね」
真「あっという間だったなぁ……。……なあ伊織!」
伊織「……?どうしたの?」
真「今日はすっごく楽しかったよ、ありがとう!……また来ようよ!」
響「ああ!自分も、今まで行ったどの遊園地よりも楽しかったし、また来たいって思ったぞ!」
貴音「……わたくしがわたくしで無くなるのではないか……と思うほどに羽目を外してしまいました」
貴音「伊織……改めて、ありがとうございました」ペコリ
伊織「……ふんっ」
伊織「アンタたちが初めてのディズニーで失敗しないように、勝手に気を回してあげただけよ」
伊織「私のわがままなんだから……感謝される覚えはないわ!」
331 = 289 :
これはいい伊織
332 = 50 :
真「……へぇ~」ニヤリ
響「ふ~ん……」ニヤニヤ
貴音「そうでしたか。……それは失礼致しました」ペコリ
伊織「……ムキ~~!」
伊織「なんなのよその顔はぁ!何か言いたいならはっきり言いなさいよ!」
伊織「もう新堂も迎えに来てるけど……乗せてあげないわよ!?」
真「え~!?それはズルいよぉ!」
響「自分、もう帰りの電車賃もないくらい使っちゃったんだぞぉ!?」
伊織「それはアンタの責任でしょうが!」
響「いいじゃないか乗せてくれたってー」
真「ケチ!ケチ!」
伊織「ムッカー!この伊織ちゃんをケチ呼ばわりとはいい度胸じゃないの」
貴音「……ふふふ」
~~~
334 :
いいものだ
いいものだ
335 = 50 :
ガチャ!
P「おっすおはよーございまーす」
小鳥「おはようございますプロデューサーさん」
P「……あ、ディズニーランドのクッキーだ」
P「また春香と千早が行ってきたんですか?」
小鳥「……ふふ、違いますよ」
P「ん?じゃ誰です?」
小鳥「伊織ちゃんですよ」
P「ああ伊織かぁ。……てことはやよいもですよね?」
小鳥「いいえぇ?違いますよ」
P「え!?じゃあ誰です?」
小鳥「うふふふ……」
337 = 279 :
ピヨちゃんキモカワ
338 = 129 :
ほ
339 = 50 :
―――
雪歩「……わぁ。四条さん、スティッチのボールペンなんて使うんですか?」
貴音「はい。……何か、不都合な点でもありましたでしょうか?」
雪歩「い!?いいいいえいえいえいえ、……四条さんって、そういうキャラクターものとか、使わないと思ってたから……」
貴音「ふむ、成程……」
雪歩「……?」
貴音「いえ……なんでもありません。……皆が集まれる日が来れば、そのときに……」ニコリ
雪歩「へ?……は、はいぃ……」
―――
真「ランドだったら……プーさんのハニーハントかなぁ」
響「うーん……モンスターズインクのアトラクションも乗ってみたいなぁ」
やよい「……!お二人とも、ディズニーランドの話ですかぁ!?」
真「あ、やよい」
響「そうだぞ!ランドでどこに行ってみたいかって、話してたんだ」
340 :
美ッ希ー「アハッ☆」
341 = 50 :
やよい「ランドは私、行ったことありますよ!ハニーハントも乗りました!」
真「へぇー……じゃあ、色々教えてもらおうかな」
やよい「あ……で、でも、モンスターズインクはすっごく人がいて……」
響「別に気にしなくていいさぁ。やよいの知ってること、教えてくれよ!」
やよい「……は、はい!」
―――
律子「伊織、お疲れ様」
伊織「はいはい、律子もお疲れ様」
律子「フゥー……何とか終わったわねー」
律子「今日は伊織の調子が良くて助かったわ、本当に」
伊織「そうかしら?」
律子「ええ、この前までが普段どおりの……80%くらいだとすると……」
律子「今日は140%くらい!それくらいキレキレだったわよ」
伊織「ふーん……」
343 = 50 :
律子「つれないわねぇ。何かあったなら教えてくれてもいいじゃない」
伊織「…………」
伊織「……そう、ねぇ」
伊織「じゃあ、私が元気になった所に、律子も一緒に行きましょうよ」
律子「……ん?どっか行けばいいの?」
伊織「ええ」
伊織「なんなら、竜宮小町のみんなで行くのもいいわね」
律子「へぇ~、行くと元気になれる……パワースポットみたいね」
伊織「律子と二人でも面白そうだけど……みんなで行ったほうがもっと楽しいわ」
律子「ふーん……まぁ、来週は丁度オフの日もあるけど……どこに行けばいいわけ?」
伊織「……にひひっ」
伊織「ディズニーランドに行きましょう!」
おわり
344 :
ためになるな
345 :
面白かった。
346 :
おつおつ。面白かった
347 = 334 :
乙
ためになった。よかったよー!
348 :
おつかれー!これはいいシーステマSSだった
349 = 261 :
>>1は優秀な社員
350 = 59 :
これは大変よろしいステマ
みんなの評価 : ★
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