元スレ伊織「アンタは私のことが好きになーる好きになーる」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
1 :
伊織「どうかしら?」
P「zzz」
伊織「…」
伊織「反応無いわね」
伊織「やめた馬鹿らしいもう帰って寝よ」
伊織「じゃあねアホプロデューサー」
2 :
続けたまへ
5 :
まだいけるだろ
7 :
ほ
8 :
桂正和ファンがちょっと通り過ぎますね
9 :
ほ
11 :
P(ようやくいなくなったか……)
P(あんなに近くにこられて心臓がバクバクしちゃったよ)
P(正直抱きしめたかった。だが俺はプロデューサーだ、アイドルとそんな関係になってはいけない)
P(しかしあんなことをするなんて、もしかして伊織は俺のことが……)
P(なわけないか。あんなに魅力的な子が俺なんかにそんな感情を抱くはずがない)
P(イタズラか何かだろう。きっと亜美か真美に吹きこまれたに違いない)
14 = 11 :
P(しかしイタズラされっぱなしってのも癪だなぁ)
P(ちょっと仕返ししてやろう)
P(明日が楽しみだ)ニヤニヤ
小鳥「プロデューサーさん?」
P「お、音無さんっ!? 一体いつからそこに居たんですか?」
小鳥「事務所には今来たばかりですよ。途中で顔を真赤にした伊織ちゃんとすれ違ったんですが……何かあったんですか?」
P「いえ、何も」
小鳥「そうですか。それにしてもプロデューサーさんもついに、妄想でニヤニヤする領域に達しましたか……うふふ」
P「そんなんじゃないですよ。誤解しないでください」
小鳥「ふふ、お姉さんは分かってますからね。男性だったら誰でも妄想しちゃいますよね、女の子だらけの事務所ですし」
P(何言っても無駄だろうな、こりゃ)
15 :
ぴよ
16 :
支援しよう
17 :
伊織スレは正義
18 :
最近伊織スレ多すぎだろ
最高です
19 = 11 :
次の日――
P「おはよう、伊織」
伊織「ちょっと、この伊織ちゃんを待たせるなんてどういうつもり? まったく、困ったプロデューサーね」
P(30分前に来たんだが……伊織が早すぎるんだよ。ま、早く来てくれるのは嬉しいけどな)
P(さて、仕返しをはじめるとしよう)
P「すまない伊織。昨日の夜、伊織の事を考えてたらドキドキしちゃって……なかなか眠りにつけなかったんだ」
伊織「ちょっ……いきなり何言ってるのよあんた!」
P「何か気に障るようなことを言ったかな。すまない、伊織……いや、俺だけのお姫様」
伊織「お、お姫様ぁ? ま、周りにみんないるんだけど!?」
P「つまり、周りに誰もいなければいいってことかな」
伊織「そういう意味じゃないわよ、ばかぁ!」
P(予想以上に面白い反応を返すな。朝だけでやめるつもりだったけど、今日一日に延長するか)
21 = 11 :
P「それじゃ、営業に行くとしようか。今日は午前中が雑誌の表紙撮影、午後からはドラマ撮影だな」
伊織「ひとつ聞きたいんだけど」
P「どうぞ」
伊織「何でさっきからこんなに顔が近いのよ!」
P「できるだけ近くで伊織の顔を見たいからだろ、そりゃ」
伊織「よ、よくもまぁそんな恥ずかしいことを言えるわねぇ」
P「俺は伊織のことが好きだからな」
伊織「!?」
P(伊織の顔が真っ赤になった、かわいい)
伊織「ちょ、ちょっとそこで待ってなさい」
P「ん、いいけど。まだ時間もあるしな」
22 :
我間乱の方かとおもた
23 = 7 :
ほっほっほ
24 = 11 :
――女子トイレ
伊織「はぁ、はぁ……」
伊織は右手を胸にあてて、呼吸を荒くしている。
伊織「ふぅ、ようやく収まったわね。何でこんなに心臓がバクバク言ってんのよ、もう……」
伊織「今日のあいつはどこもかしこもおかしかった」
伊織「まさか、昨日のアレが本当に効いちゃったのかしら?」
伊織「どどどどうすんのよ、もうすぐ仕事だっていうのに。あいつが近くにいるだけで心臓がバクバクしちゃいそうじゃない」
伊織「さっきなんてみんな居る所で好きだなんて言ってくるし……あぁもう、人の気も知らないで」
伊織「って私があんなことしたせいなんだけど」
伊織「好きって言われた時、すっごく嬉しかった……でも、あいつが本当に私のことを好きなわけじゃないのよね」
伊織「何だか、ちょっと虚しいわ」
25 = 11 :
伊織「おまたせ」
P「どこか調子でも悪いのか?」
伊織「別に。さっさと行きましょ」
P「おう。表紙の撮影……伊織の可愛さをばっちりアピールしてくれよ」
伊織「分かってるわ」
P「……?」
P(いつもなら『当然よ! 伊織ちゃんの可愛さで、みんなをメロメロにしてやるんだからっ』とか言うのに)
P(おふざけが過ぎたかな……)
27 = 11 :
カメラマン「いいよ、伊織ちゃん。そのポーズぐっとくる!」
伊織「にひひっ、ありがとうございまーす♪」
P(ちょっと不安だったが、撮影が始まってからの伊織は完璧だ)
伊織「……サー」
P(むしろ、いつもより調子がいいんじゃないか?)
伊織「ちょっと、聞いてるのプロデューサー」
P「お、おっとすまん伊織。どうしたんだ?」
伊織「さっきから飲み物が欲しいって言ってるんだけど」
P「すまん。えーっと飲み物は……しまった、買うの忘れた!」
伊織「何やってんのよあんたは……」
P「すぐに買ってくる!」
伊織「そんな時間ないわよ。だからそれ、ちょうだい」
P「え……?」
31 :
素晴らしい
33 = 11 :
伊織「あんたが手に持ってる、そのお茶をよこしなさいって言ってるの」
P「いやでもこれ、俺が口つけちゃったんだけど」
伊織「あ、あんたは私のことが好きなんでしょ」ボソボソ
P「も、もちろんさ。はい」
伊織「ありがと」
P(伊織ってもしかして、本当に俺が伊織のことを好きになったと思ってるのか……昨日のアレで)
P(女は男より占いとか催眠術とか信じてそうだし……ありえるな)
P(そして私のことが好きなら何でもやれるでしょ!的なノリで行動してるわけか。そのうち無理難題出されそうで怖い)
P(嘘でした、っていつ言えばいいんだ。困ったぞ……)
34 = 11 :
伊織「んっ……」ゴクゴク
P(伊織の口が、俺が口つけたペットボトルに……飲み物を飲んでいるだけなのに、どこかいやらしさがある)
P(ってダメだダメだ。あくまで好きなフリをするだけにしないと)
P(本当に好きなんだっていう気持ちは出しちゃいけない)
伊織「ぷはぁ、まぁまぁね。次からはちゃんと買っておきなさいよ」
P「あぁ、分かってるよ」
伊織「あんた、私がお茶飲んでる時……私の口元じーっと見てたわね。この変態!」
P「あまりにも魅力的な唇でさ、あはは」
伊織「後でおしおき決定ね」
P(こ、これはまずいぞ。身の危険を感じる! ここでバラすしかない!)
P「すまん伊織、実は……」
カメラマン「伊織ちゃーん、そろそろいいかな?」
伊織「はーい、今行きまーす♪」
P(なんてこったい)
35 :
かわいい
37 = 12 :
うむ
38 = 11 :
数時間後――
P(今日の営業は終わった。いよいよ恐怖のおしおきタイムか……お手上げ侍だよ)
伊織「ドラマの撮影、かなり長引いちゃったわね」
P「あの男優さん、何度もダメだし食らってたからなぁ」
P「ん、事務所に鍵かかってる。もうみんな帰ったのかな」ガチャ
伊織「……誰もいないわね、ちょうどいいわ」
P「ちょ、ちょうどいいって?」
伊織「やだプロデューサー、もう忘れたの。後でおしおきするって言ったじゃない」
P(とうとう来てしまった……伊織の顔が怖い、今すぐ逃げ出したい!)
伊織「プロデューサー……私のこと好きよね?」
P「え、えっと……その」
伊織「愛してるわよね?」
P「は、はいっ!」
伊織「それなら……私にキ、キスしなさいっ!」
P「へ?」
39 :
紫煙
40 = 9 :
いおりんは最高だな
41 = 18 :
お手上げ侍ってなんだっけと思ったら
>>36じゃん
42 = 11 :
伊織「へ、じゃないわよ。早く、して」
伊織はそっと目を閉じ、つま先立ちになって顎を少し上げた。
P(キス、したい。でもしてしまったら確実に一線を超えてしまう)
伊織「…………」
P「すまん、それはできない」
伊織「っ……!」
P「実は……伊織をちょっとからかおうと思って、昨日の催眠術みたいなのにかかったフリをしてただけなんだ」
P「ごめんな」
伊織「そんなこと分かってるに決まってるでしょ!」
P「え……そうなの、か? じゃあ何でキスしろだなんて……」
伊織「あんたって本当に乙女心が分かってないわね、本当にバカ。私、なんでこんな奴のことを……」
P「もしかして伊織は、俺のことが好き……なのか」
44 = 11 :
伊織「そうよ、あんたのことが好き……悪い?」
伊織「あんたは私をからかおうとして、今日の朝から催眠術にかかったフリしたんでしょ」
伊織「だから私はそれにのっかったフリをして、普段できないようなことをしようと思ったのよ」
伊織「あんたが口つけたペットボトルをもらうとかね」
伊織「でも、キスはしてくれなかった」
P「それは……」
伊織「別にいいのよ。好きでもないような女と、キスなんてしたくないわよね。たとえおふざけでも」
伊織「ま、一日限りの夢っても悪くなかったわ。それじゃ、お疲れ様」
P(伊織が行ってしまう。いいのか、このまま行かせて)
P(伊織は俺のことを好きだと言ってくれた。それはとても勇気がいることだろう)
P(なら、俺も勇気を出して打ち明けるべきだろ)
P「待ってくれ!」
45 = 18 :
ふむふむ
46 = 11 :
伊織「何?」
P「俺は、伊織のことが好きだ」
伊織に近づく。
伊織「やめて。次にこんなおふざけしたら……ただじゃおかないわよ」
伊織にもう一歩近づく
P「おふざけなんかじゃない」
伊織にさらに一歩、近づく。
伊織「キスもできなかった奴が何言ってんのよ」
P「できるさ」
プロデューサーは高さを合わせるために前のめりになり、伊織の顔の少し上あたりに自分の顔をもってくる。
次に伊織のあごを右手で支え、少し上げる。そして、自分の唇と伊織の唇を重ねた。
伊織「んっ……」
47 = 12 :
いおりんは天使
48 :
えんだあああああああああああああああああああああああああ
49 = 39 :
いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああ
50 :
ぎゃああああああああああ!!
みんなの評価 : ★
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