元スレ勇者「惚れた」魔王♀「えっ」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
151 = 13 :
側近「それに魔王様は一度食事をしただけで、友人と呼ばれるまでになったのです。これほど急速に信頼関係を…」
魔王「お黙りなさい。…貴女なんかファーストコンタクトで婚約までしたではありませんか?それはわたくしに対する嫌みですか?…そうなんですか?」
側近「そ、そのようなつもりは…申し訳ありません…」
魔王「…冗談ですわ」
側近「は?」
魔王「あまりに側近が勇者様に可愛がられているので、意地悪をしたくなっただけです…」
側近「ま、魔王様…!私が人間に可愛がらているなど…そ、そのようなこと…!」
152 = 135 :
側近良い子だなあ
153 = 135 :
ほ
154 = 13 :
魔王「ふふっ…ありがとう。側近の話を聞いて少し楽になりました」
側近「ははっ…」
魔王「そうですよね…勝負はこれからですよね…!」
側近「はい。その意気でございます」
魔王「えぇ!」
・
・
・
側近「…魔王様も女性なのだな…このようなことで弱さをお見せになられるとは…」
側近「…ん?」
【週刊 淫魔、愛の調べ 第23号】
~淫魔の恋☆愛指南コーナー♪~
側近「これは…本をお忘れに?お届けしなけれ…ば…?」
解答著:ペニー・馬田(根男社)
側近「………」
ガタッ!…バタン!
側近『ま、魔王様!これは根本から間違って…魔王様ぁ!!』
155 = 145 :
ほ
156 = 135 :
ほ
157 = 13 :
魔王「勇者様をわたくしの城へ?」
側近「はい。現在、勇者には城下の宿に滞在してもらっておりますが…」
魔王「もしや…何か良い案でも…?」
側近「は?…あ、いえ…これは統治上の問題でして…人間が魔族の街で普通に宿屋で寝泊まりするのはいささか…魔王様?」
魔王「変に期待をさせないでちょうだいと…!」
側近「も、申し訳ございません…」
魔王「…しかし、勇者様を城内にですか」
側近「勇者が牙を剥くことはないと判断致しましたが…何か問題でも?」
魔王「…貴女がいるでしょう?わたくしとて勇者様のお気持ちくらい理解しております…」
側近「…魔王様…」
158 = 13 :
魔王「まるで…そう、まるでワイバーンの前に子羊を差し出すようなものですわ…!」
側近「そ、そこまであの勇者は狂暴ではないかと存じ上げますが…それに私は子羊ではありません。牙もあれば爪も…」
魔王「男性は皆、腹を空かせた竜…淫魔の調べに書いてありましたわ。…強大な竜の前では例え虎とて餌…違いますか?」
側近「…まさか指南コーナーでは…?」
魔王「ち、違います!それとは別のコラムですわ!」
側近「ならば良いのですが…」
160 = 13 :
魔王「それに心配事がもうひとつ…」
側近「もうひとつ…なんでございましょう?」
魔王「…城内の女性達は皆、わたくしより若いということです」
側近「それは種族的な問題でもありますし、我ら魔族が気にするようなことではないと存じますが…」
魔王「確かに魔族ならばそうでしょう。しかし、人間はどう思うと貴女は考えますか?」
側近「…わ、分かりかねます…」
魔王「そうでしょう?ですから不安なのです…おばさんと思われはしないかと」
側近「魔王様は十分若く、美しくあられます!いくら成長の早い人間といえど、お、おばさんなどと…!」
魔王「…というより、種族別の単純な若さ指標でもわたくしは上位に食い込んでしまうのですけれどね…」
側近「………」
魔王「…はぁあ…」
162 = 13 :
側近「…諸事情がありまして、今後、城に滞在中はこのお部屋を使うようにと魔王様からの御達示でございます」
勇者「魔王からか…政治的、というヤツかな?」
側近「はい。…申し訳ございませんが、城下へのお一人での外出もお控えいただきたく…」
勇者「ああ、構わないよ。…君と一緒じゃなきゃ楽しくないからね?」
側近「…城内はご自由に歩かれて構いませんが、私どもにも責務というものがございまして、その点については…」
勇者「大丈夫!迷惑はかけないよ。…それと…」
側近「…何か疑問でもございますか?」
勇者「そんなに堅苦しい話し方じゃなくても平気だよ。もっと楽にしてほしいかな?」
側近「…検討しておきます」
勇者「うん」
163 :
164 :
そろそろ勇者視点からも見てみたい
165 = 73 :
誰だよこのBBA
166 :
>>163
チェンジ
168 = 13 :
―魔王城 魔王のへや♪(入るときはノックを!※勇者は除く)
側近「本当にこんなことをなさるのですか?」
魔王「…わたくしは男性というモノを知らな過ぎると思うのです」
側近「しかし…遠撮の法珠をインテリアに仕込むなど…あまりよろしくないのではありませんか?」
魔王「自分を知り、相手を知る。…それこそが必勝の理なのです…!」
側近「は、はあ?言わんとすることはなんとなく分かりますが…このようなこと本当に良いのでしょうか?」
魔王「しつこいですわよ?事はもはや引けぬ所ま…あ、来ましたわ…!」
側近「は、ははっ!」
ボゥ…
169 = 31 :
>>163
チェンジ
171 = 135 :
ガッ
172 = 13 :
《ああ~素晴らしき、我がー故郷ー…》
側近「…姿が見えませんが…?」
魔王「はて?どうなさったのでしょう?」
ザバッ…
魔王「!」
側近「この音…もしや入浴中だったので…」
魔王「言われずともわかっております!…集中しなさい!」
側近「は、ははっ!」
《ふぃ~…》ペタペタ…
魔王「来ます…来ますわよぉ…!」
側近「………」
173 = 13 :
勇者《パンツどこだっけな?…あれぇ?》ポロリッ…
側近「なっ…!?」
魔王「まぁ!!…あ、あらヤダ…まぁあ…!」バサァ!
側近「ま、魔王様!落ち着きくださいませ!翼が…!魔王様!」
勇者《…無いなぁ…この間、買ったばかりなのに…》
魔王「まぁ…!まぁ…!」バサァ!バサァ!
側近「魔王様ぁ!」
・
・
・
175 = 113 :
おちつくんだww
176 = 13 :
魔王「………」
側近「魔王様、お加減の方はいかがでございましょう?」
魔王「えぇ…だいぶ良くなりました。しかし…」
側近「あの法珠は…」
魔王「危険ですわね…様々な意味で」
側近「はっ…直ちに外し、厳重に封印して参ります」
魔王「…少し残念ですが」
側近「魔王様?なにか…?」
魔王「い、いえ…なんでもありませんわ」
177 = 113 :
ほ
179 = 41 :
魔皇帝
180 = 135 :
ほ
181 = 13 :
カラン…
サキュバス「はぁい。いらっしゃっ…あら?」
『邪魔するよ。…サキュバス、久しぶりだねぇ』
サキュバス「これはこれは…地の四天王様、お久しぶりですわぁ…」
アラクネ「よしとくれよ。今じゃ引退してただの機織り娘さ…」
サキュバス「娘、ですかぁ?」
アラクネ「…なんだい?」
サキュバス「いえ、なんでも…うふふ♪」
アラクネ「相変わらず生意気なガキだねぇ…」
サキュバス「…性分ですから」
アラクネ「まぁ良いよ。…魔王んとこ来るのは久しぶりでね、なんか面白い話はあるかい?」
サキュバス「面白い話ねぇ…あ!あるある…取っておきのが!」
アラクネ「へぇ…?」
183 = 135 :
ほ
184 = 113 :
ほ
185 = 13 :
―魔王城 魔王のへや♪(入るときはノックを!※勇者は除く)―
コンコン…
側近『魔王様、側近でございます』
魔王「…何用ですか?」
側近『…お客様がおいでです』
魔王「お客様ですか?はて?そのような予定は…」
・
・
・
―魔王城 応接間―
魔王「………」
アラクネ「お、来たね。いやー、久しぶりだねぇ…魔王」
魔王「何をしに城まで来たのです?…毒蜘蛛女」
アラクネ「おやおや、友魔に向かってずいぶんじゃないかい?」
186 = 13 :
アラクネ「まぁ、元気そうで安心したよ」
魔王「ならばすぐに帰ってくださいませんこと?…わたくし、貴女に付き合っていられるほど暇ではありませんの」
アラクネ「そう言わずに…それよりさ、聞いたよ?」ニヤニヤ…
魔王「…何をです?」
アラクネ「あんた、側近にまで先を越されたんだってぇ?…あたしゃもう可哀相で可哀相で…居ても立ってもいられず、城に押しかけちまったよ!アハハッ!」
魔王「…くぅう…!!」
188 = 41 :
宮崎駿の作品にでてきそうな会話だねぇ
189 = 113 :
ほ
190 = 135 :
ほ
191 = 91 :
ほ
192 = 135 :
ひょ
193 = 135 :
ほ
195 = 13 :
アラクネ「…で?側近のお相手とやらはどこだい?なんでも珍しい種族だとか…」キョロキョロ…
魔王「…貴女には関係の無いことですわ」
アラクネ「そう言わないでおくれよ?…あの鼻垂れ娘のお婿さんだろぉ?…気になるじゃないのさ」
魔王「蜘蛛が野次"馬"根性とは少々、おかしいのではなくて?…それに側近は優秀な部下ですわ。鼻垂れ娘などと蔑むのはおやめなさい」
アラクネ「すまないね。昔から見知った仲、と言いたかったんだよ。悪気はないんだが…あたしゃこの通り口が悪くてねぇ」
魔王「………」
アラクネ「それにあたしは野次馬ってんじよなく、網に引っ掛かった噂話は美味しく頂くっていうのが蜘蛛の流儀なだけさ」
魔王「相変わらず腐った性格をしてますわね…」
アラクネ「まぁ、性分ってヤツさねぇ…こればっかりはどうにも…」
魔王「………」
196 = 113 :
魔王頑張れ!
198 :
心がいてぇよなんだコレ
200 = 13 :
勇者「あれは?」
側近「あれはアラクネ様ですね。前任の地の四天王様です」
勇者「地の四天王?巨大なモグラだったと思ったんだけど…」
側近「魔族の地位継承は世襲ではありませんから…地にゆかりのある魔族もいろいろといるのです」
勇者「へぇ…」
側近「あの方は大変な噂好きでして…おそらく何かを嗅ぎ付け、この城へやって来たのだと思います」
魔王『…!…!?』
アラクネ『……。………?』
勇者「…魔王とはずいぶん親しい様子だね」
側近「魔王様とは同期生ですので…また、アラクネ様は現魔王様の治世初期において、魔王6柱と呼ばれた方の一人でもあります」
勇者「6柱?…四天王じゃなくて?」
側近「詳しいことは省きますが、2席がぽつりぽつりと空席になってしまい、魔王様はその穴を埋めることがなく、現在の四天王制に至る、といった所です」
勇者「ふーん…」
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