元スレ勇者「惚れた」魔王♀「えっ」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
101 = 13 :
勇者「それじゃあ行こうか。いつまでも立ち話ってのは…」
魔王「…お、お待ちなさい」
勇者「ん?なんだ、魔王?」
魔王「この剣は…お返ししますわ」
勇者「…しかし…」
側近「………」
魔王「いくら勇者が武力を放棄し、そ、側近と良い仲となったとしても…他の魔族は簡単には人間を受け入れはしないでしょう」
勇者「ふむ…」
魔王「…貴方を失うわけには行かないのです。側近のため…いえ、わ、わたくしのために……も」
勇者「側近ちゃんはわかるが…魔王も?」
魔王「それはその…そ、そう!政治的なものですわ!」
側近「…魔王様、それは…」
102 = 17 :
非常に良い
103 = 13 :
魔王「…さぁ、お受け取りなさいな」
勇者「………」
魔王「もし、貴方が心変わりしようとも…魔族の王たるわたくしが…う、受け止めて差し上げますわ」
勇者「…わかった」
魔王「えぇ、それでよいのです…」チャキ…
勇者「魔王」
魔王「な、なんでしょう?」
勇者「俺はお前のことを勘違いしていたのかもしれない…」
魔王「まぁ…!」
勇者「魔王ってあんがい"良い人"なんだな!」
魔王「えっ…」
勇者「側近のことや人間と魔族のこともしっかり考えてるみたいだし…これから"良い友人"としてやっていける気がするよ!」
魔王「ほ、ほほほ…そ、そう…ですか……そう…」
側近「ま、魔王様…」
勇者「よーし!それじゃあ俺の嫁と新たな友人との出会いを祝して、みんな一緒にお食事会といこうか!」
104 = 73 :
大変素晴らしい
105 = 13 :
ここまでだな
後は夕方に…
107 = 91 :
ほ
108 :
そして保守が始まった
110 = 73 :
ほ
113 :
ほ
115 :
さ
116 = 113 :
ぴ
117 :
え
119 :
魔王が青肌娘なら俺得
120 = 25 :
そ
121 :
VIPなかなか落ちなくなってんだな
ほす
123 = 31 :
ほっほ
124 :
じゃあ俺がばばあもらってくよ
126 = 13 :
勇者「今日はありがとう、側近ちゃん。…無理を言って連れ出しちゃってごめんね?」
側近「いえ…こちらこそありがとうございました」
勇者「そう言ってくれると嬉しいよ。…魔王もありがとう。事情があるとはいえ、わざわざ出向かせてしまって…すまない」
魔王「そ、そんなことはありませんわ!」
勇者「そうか…それじゃまた機会があったらよろしく頼む」
魔王「え?え、えぇ!もちろんですわ…!「
側近「…勇者様、では我々はこの辺で…」
勇者「ああ、城まで送るよ。ここまで来たんだし…魔王城まではあと少しでしょ?」
側近「しかし…」チラッ…
魔王「お、お願いしませんか…?」
側近「…では、城門までよろしくお願いします」
勇者「うん!」
・
・
・
128 :
魔王の見た目はシロナさんだな
歳も同じくらいだし
129 = 13 :
―魔王城 魔王のへや♪(入るときはノックを!)―
魔王「指輪よ…在るべき姿へ戻したまえ」パァア…
魔王「さ、お手入れ、お手入れ…」ゴソゴソ…
魔王「それにしても今日は素敵な一日でしたわ…男日照りだったわたくしが殿方とあんなにもお話できるなん…」ポフポ…
勇者『はははっ!ほんと、側近ちゃんは可愛いなぁ…』
側近『…ご冗談を』
魔王「…はぁ」
コンコン…
魔王「どなたです?」
召使『…魔王様、いつものモノをお持ちしました』
魔王「…入りなさい」
召使『失礼します』
・
・
・
召使「…失礼しました。他にご用があれば御呼び立てくださいませ」
魔王「ええ、ありがとう」
131 = 113 :
魔王が行きおくれのBBAから恋する乙女になりつつあるな
132 = 13 :
魔王「………」ごそ…
【週刊 淫魔、愛の調べ 第23号】
魔王「ふんふふん♪…質問コーナー、質問コーナー♪」
~淫魔の恋☆愛指南コーナー~
Q1.「私には気になる人がいます。そこで友人に頼み、彼が私のことをどう考えているのか聞いてみた所、良い友人とのことでした。
これって脈はありますか?百戦練磨の淫魔さん!どうか教えてください!」
A1.「んー。はっきり言って厳しいかもぉ…。友人ってことはつまり、貴方は恋愛対象として見られてないってわけぇん。
でも友人経由っていう点にちょっと可能性はあるかなぁ…。種族にもよるけど、恥ずかしがってつい、"良い友人"なんて答えちゃうシャイボーイもいるにはいるわぁん。
まずは自分からアピールしてみることぉ。でなきゃちゃんとした気持ちはわからないものよぉん?
彼の本心を知るのは怖いかもしれないけれど、成功するにしても、失敗するにしても、先に進むには避けては通れない・み・ち(はぁと)
勇気を持ってぇん!貴方にはこの私がついてるんだからぁ!当たって砕けろぉ!男なんて星の数ほどいるのよぉん?」
Q2.「最近、彼が相手をしてくれません…マンネリという言葉が頭をちらつくのですが、どのように……」
魔王「………」
魔王「…タイムリー過ぎますわ…!うっうっ…わ、わたくしなんて直接…うぅ…」
魔王「…はぁ…いっそ監禁でもしちゃおうかしら…でもぉ…それじゃ愛なんて…うぅ…」
133 = 13 :
―魔王城 魔王のへや♪(傷心中…ほっといて…)―
側近「プレートが変わっている…傷心中?」
コンコン…
側近「魔王様、側近でございます」
側近「…魔王様?」
『…ほっといて…』
側近「はっ…しかし…」
『…ほっといて…』
側近「は、はあ?」
『………』
側近「…お邪魔だったようで…申し訳ありません。…失礼いたしました」
134 = 119 :
きてたわ
135 :
俺が建てたスレまだ残っててワロタ
ほしゅ
136 = 13 :
―魔王城 側近の部屋(執務中。触れる可からず)―
コンコン…
側近「…誰だ?扉に執務中と…」
『わたくしです。…側近、少しお話がしたいのですが、時間はありますか?…』
側近「ま、魔王様!?これは失礼を…すぐに開けますので少々、お待ちくださいませ!」バタバタ…
・
・
・
側近「先程は申し訳ございませんでした。…しかし、魔王様が私の部屋まで足を運ばれるとは…どのようなご用件でしょう?」
魔王「側近…」
側近「ははっ!」
魔王「貴女はこれをどう思います?」
側近「は?」
【週刊 淫魔、愛の調べ 第23号】
側近「は、はあ?」
137 = 13 :
魔王「これはわたくしが秘密裏に購読している雑誌なのですが…」
側近「は、はあ…?」
魔王「…このページを見てごらんなさい」
・
・
・
魔王「わたくしに…脈はないのでしょうか?」
側近「…わ、私に相談されましても…」
魔王「ならば誰に相談をしろというのです?…同期はもうほとんど結婚していますし…」
魔王「…いまさら恋愛ついて相談などしたら、はぁあ…1600年も何やってたの?馬鹿なの?もう手遅れなの、ご愁傷様、愛を捨てたキャリアウーマン…とか言われるに決まっていますわ」
側近「さすがにそこまでは…」
魔王「断言できますか?…早い者はもう何人か老衰で無くなっているのですよ?」
側近「………」
138 = 13 :
ちょっと早いがお風呂
139 = 135 :
いてら
140 = 113 :
いい感じ保守
141 = 135 :
ほ
142 :
まず、何でこういうSSは魔王戦で側近がそばにいるのかが分からない
戦闘できないなら近くにいるはず無いし
できるなら魔王の近くで戦うはずもないし、魔王に戦闘任せるなんておかしいし
143 = 13 :
魔王「側近、他に候補でもおりますか?」
側近「は、ははっ!…しかし、恋愛相談となりますと…」
側近「…恋愛…?」
サキュバス『側近様もまだまだ子供よねぇ…あたしなんか今、15人と付き合ってるのよぉ?うふふ♪…なんなら1人あげる?』
側近「…思い当たりませんね」
魔王「そうでしょう?」
側近「…はい。申し訳ありませんでした…」
144 = 135 :
>できるなら魔王の近くで戦うはずもないし、魔王に戦闘任せるなんておかしいし
……?
147 = 13 :
魔王「もうわたくしにはこのまま干からびてゆく魔生しかないのでしょうか…」
側近「お言葉ですが…」
魔王「…なんです?」
側近「魔王様と勇者の関係をそのままその雑誌の記事に当て嵌めるとはいかがなものかと…」
魔王「どういうことです?」
側近「そもそもお二人つい数日まで敵同士だったはずではありませんか?」
魔王「それは…そうですわね…」
側近「さらに言えばその記述の対象は魔族と魔族の恋愛でございます。…これらの点からして内容を鵜呑みには出来ないのでは?」
魔王「…なるほど」
148 = 135 :
ほ
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