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    元スレ勇者「惚れた」魔王♀「えっ」

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    801 = 776 :

    空気読まない単発も居なくて結構だよ

    802 = 485 :

    >>785
    見れないのだが

    803 :

    まぁまぁ
    スルーして楽しもうぜ!

    804 = 795 :

    俺は上手ければ褒めるよ
    上手ければ

    805 = 253 :

    勇者「えっ!?魔王が結婚するの!?」

    側近「そういう内容の書状の返書が溢れかえるほど来ているのです…」

    勇者「そっかぁ…そりゃおめでたいよねぇ…」

    側近「…魔族全体にこんな話が出回ってしまっては…悪戯でした、では済みません…一体、どうすれば…」

    勇者「側近ちゃん…」

    側近「…はい?何か良い案でも…」

    勇者「いつか俺達もこういう手紙…貰えるといいね?」

    側近「…そうではありません!真面目に考えてください!」

    勇者「あ…ご、ごめん…」

    側近「…これが私のこととして出回ったのならまだ救いがあったものを…アラクネ様…貴女はどうしてこう…はぁ…」

    勇者「うん?」

    806 = 704 :

    全部おわってからさらさらすればいいのよ
    はやくつづき

    807 = 734 :

    どうでもいいからスルーしろよ荒らして埋めるなよ
    画像貼るほうもなんで残りちょっとしかないのに燃料投下して埋めさせるようなことすんだよみんな死ねよ人類滅亡しろ

    808 = 783 :

    俺は魔族だから問題ないな

    809 = 720 :

    絵師様は自分のイメージを人に押し付けんなや

    810 = 679 :

    >>808
    魔法使いの間違いでは?

    811 = 490 :


    糞共埋めんのやめろや死ね

    812 = 253 :

    勇者「相手が…俺…?」

    側近「…はい」

    勇者「なんでそんな話になってんの!?」

    側近「それは…この前、アラクネ様がいらした時に、アラクネ様が勝手に魔王印を使った書状を送ってしまったのです…」

    勇者「…あの時か…」

    側近「…私はアラクネ様の暴挙を止めることが出来ず、このようなことに…」

    勇者「そんなもん…どうすりゃいいの…」

    側近「…ですからこうやって相談に…」

    勇者「…初対面ときちゃんと斬っとけばよかった…」

    側近「…私も止めなかった方がよかったかと少し思っています…」

    813 = 257 :

    >>809
    押し付けてないやん
    お前が押し付けられてると思い込んでるだけだろ

    814 = 795 :

    アラクネの糸コキ

    815 = 622 :

    両方うざいから黙れ、埋めるな

    816 = 638 :

    なんで>>1ちゃんが頑張って良いのを書いてるのにくだらない事で揉めるのか?

    817 = 257 :

    >>816
    これ書いてるの>>1じゃなくて別人だからな

    818 :

    勇者「魔王に差し止めて貰うのは?」

    側近「無理です。威信を失ってしまいます。ただでさえ、魔力をコントロール出来なくなり、低級魔族には在位に疑問を持つ声も上がっていると言うのに…」

    側近「…むしろ魔王様が喜々として物事を運びかねません…」ボソッ…

    勇者「替え玉は?」

    側近「この披露宴は公的な行事です。問題の先送りに、さらに重しを乗せるようなものです」

    勇者「出席者に幻術を仕掛けるのは?」

    側近「…一時的には効果があるかもしれませんが、末端までは…」

    勇者「………」

    側近「………」

    819 = 818 :

    勇者「…じゃあ、そのまま俺が婚約者になるとどうなる?」

    側近「一部は問題なく受け入れると思います。勇者という肩書は伊達ではありませんから…」

    側近「しかし、大多数は反対、撤回を求めて今度は抗議の嵐でしょうね」

    勇者「…それが一番マシな気がする」

    側近「私もそれしかない、と考えていました。…それに…」

    勇者「うん?」

    側近「失礼ですが、勇者様には寿命の問題があります。長くとも数十年も経てば…」

    勇者「俺は死んで白紙に戻る、と」

    側近「…はい…」

    勇者「…それで行こう。アラクネの糸に操られてる感は否めないけど、まずはこの騒ぎを乗り切らないと…」

    側近「はい。ではそのように…」

    820 :

    人間だなぁ

    821 :

    まさか俺が一発ネタのつもりで建てたスレがこんなことになるとは

    822 = 818 :

    側近「おかげで決心がつきました。ありがとうございます」

    勇者「いや…」

    側近「………」

    勇者「しかし、魔王の婚約者か…」

    側近「…お嫌ですか?」

    勇者「嫌って感じではないけど…意識なんかしたことなかった相手だからね。急に言われて戸惑ってる感じ…かな?」

    側近「…では本当に結婚してしまうのはお嫌ですか?」

    勇者「…え?」

    側近「………」

    勇者「…側近ちゃん?」

    823 :

    やっと今追い付いたぜ
    しっかし、>>1000までに完結するかねぇ?

    824 = 821 :

    もし完結しなかったら深夜あたりにでも行けばいいさ

    825 = 818 :

    側近「…失言でしたね。申し訳ございません」

    勇者「………」

    側近「では失礼します」

    勇者「あ、ああ…」

    パタン…

    勇者「…魔王と?俺が?」



    ―魔王城 魔王のへや♪(鍵は開いてますわ♪)―

    コンコン…

    側近「魔王様、側近でございます。少々、問題がございまして…」

    魔王『はい、どうぞ。中で聞きますわ』

    側近「ははっ…」

    826 = 821 :

    828 = 818 :

    魔王「そうですか…アラクネはそんなことを…」

    側近「はい。そこで勇者様にも了解を取り、通常通りに披露宴を行う運びとしました」

    魔王「まぁ…!」

    側近「日取りにつきましては後ほど…また反対派のことも考慮し、招待客は上級魔族から小数を…」

    魔王「…あぁ…わたくしが勇者様と…」

    側近「…ま、魔王様?」

    魔王「………」ポー…

    側近「………」

    829 :

    >>825
    魔王の部屋の表札がまるでラッキーマンの背中だな

    830 = 821 :

    831 = 818 :

    ―魔王城 テラス―

    魔王「明日はついにわたくしと勇者様の結婚披露宴…ですか…」

    魔王「………」

    魔王「…ふっ…」

    魔王「うふっ…うふふっ♪やりました…」

    魔王「…やりましたわぁ!アラクネもたまには良いことをするではありませんか!」

    魔王「クラーケンにも!グリフィンにも!…もう行き遅れなどとは言わせません!」

    魔王「あぁ…勇者様との披露宴…待ち遠しいですわぁ…」

    魔王「…その・あ・と・は…」

    魔王「結婚!!」

    魔王「まぁー!まぁー!結婚ですって!結こ…」バッサッ…バッ…

    勇者『結婚してくれ! 側近ちゃん!』

    側近『えっ?』

    魔王「………」

    魔王「…側近は…勇者様のことをどう思っているのでしょうか…」

    833 = 821 :

    834 = 818 :

    ―魔王城 披露宴会場(中庭)―

    ワイワイ…

    クラーケン「ねぇ、これじゃ水が足んないの…持ってきてくれる?」チャプ…

    召使「失礼しました。ただいまお持ちします」

    クラーケン「…あと狭い」チラッ…

    マーメイド「………」ツーン…

    クラーケン「あんたに言ってんだけど?」

    マーメイド「…うるさいですわね。わたくしの尻尾は一つ。貴女は10本…どちらが邪魔かは一目瞭然でしょう?」

    クラーケン「そんでも詰めろって言ってんの」

    マーメイド「なんてわがままな…こんな墨吐き女とは同じ生け簀になど入っていたくありませんわ…」

    クラーケン「あ?」

    マーメイド「水がどす黒く汚れてます…詰めろとは言いません、出て行け」

    クラーケン「魚もどきが何言ってんの?あたしに喰われたいの?」

    マーメイド「…なんです?やるってんですか?」

    グリフィン「ちょっと、止しなよ」

    836 = 818 :

    グリフィン「めでたい席で見苦しい…」

    クラーケン「グリフィン…」

    古竜「そうじゃぞぉ…」プルプル…

    マーメイド「あら?」

    古竜「わしがまだ若い頃はなぁ…マーメイドは尾ビレ一本で砂漠を跳び歩きぃ…クラーケンはその足でもって山を登ったもんじゃぞぉい…」プルプル…

    クラーケン「何が悲しくてんなとこあたしらみたいな種族がいなかくちゃなんないのよ?」

    マーメイド「…ほっときなさいな。朦朧してるのですわ。お年寄りですもの」

    クラーケン「竜族代表だかなんだか知らないけど、朦朧じじぃよこすこたないのに…」

    グリフィン「お、おい…お前ら!」

    クラーケン「なによ?」

    グリフィン「竜族に向かってなんてことを…私は知らんぞ!?」

    マーメイド「え?」

    ズズズ…

    クラーケン「………」

    古竜「貴様らぁ!身の程をわきまえんかぁあああ!!」ゴァ!

    838 = 818 :

    ―控室―

    《…ズズゥン…》

    アラクネ「なんか始まったみたいだねぇ…」

    側近「ならば止めに行ってくださいませ」サッサッ…

    魔王「………」

    側近「私は手が離せませんので」サッサッ…

    アラクネ「…化粧なんか指輪でパァーってやりゃ良いじゃないのさ」

    側近「指輪は使えません。結界を張っていますから。でなければ…」

    《…ズズズゥン…》

    側近「…城が崩れてしまいます」

    アラクネ「あー、なるほどねぇ」

    魔力「…アラクネ」

    アラクネ「…わかったよ、行きゃ良いんだろ?あたしゃvip待遇だってのに…仕方ないねぇ」

    側近「………」

    アラクネ「あ、そうだ」

    840 :

    魔力が喋った!

    841 = 818 :

    魔王「なんです?」

    アラクネ「よく似合ってるよ、そのドレス」

    魔王「…ありがとうございます」

    アラクネ「…まぁ、中身がどんな化け物かは知らないけどねぇ?」

    魔王「…アラクネ、わたくしは術で嘘偽りなく姿を固定していると昔から…」

    アラクネ『はいはい。お綺麗だわねぇ…』

    魔王「アラクネ!?」

    パタン…

    側近「…もう少しで終わりますのでご辛抱を…」

    魔王「あ、ごめんなさい…」

    側近「いえ…」サッサッ…

    魔王「………」

    842 = 818 :

    側近「…こんな所でしょうか」

    魔王「ありがとう。側近」

    側近「アラクネ様は濁されましたが…本当にお綺麗でございますよ、魔王様」

    魔王「………」

    側近「…いかがなされましたか?」

    魔王「…本当に良いのでしょうか…」

    側近「……?」

    魔王「勇者様のお気持ちを無視してこのようなことを…」

    側近「…すぐに婚姻というわけではありません。今回の披露宴は火消し前の下準備のようなものでもございますので…」

    魔王「…それに…」

    側近「はい?」

    魔王「貴女のこともあります…勇者様のお気持ちを貴女はどう思っているのです?」

    側近「………」

    844 = 818 :

    側近「…私のなどことなど気にかけて頂く必要はございません。私の全ては魔王様、ひいては魔族全体の…」

    魔王「側近」

    側近「ははっ…」

    魔王「貴女はわたくしに良く尽くしてくれています」

    側近「ありがたいお言葉…」

    魔王「…ですが心配でもあるのです」

    側近「は?」

    魔王「仕事一筋ではわたくしのように成り兼ねませんよ?…行き遅れになりたいのですか?」

    側近「そ、そのようなことは…微塵も…あ…い、いえ…これは魔王に対する…」

    魔王「ふふっ…」

    側近「ま、魔王様?」

    845 = 818 :

    魔王「…貴女はわたくしにとって妹のような存在でもあるのです」

    側近「………」

    魔王「そんな貴女の気持ちを無視してまでこんなことをするつもりはありません」

    側近「魔王様…」

    魔王「…わたくしとてこの先どうなるかくらいの予想はつきます」

    魔王「今後の人間の動きによっては、なし崩しに婚姻まで事が運ぶことも十分に考えられるでしょう…」

    側近「………」

    魔王「ですからその前に…貴女の気持ちを知っておきたいのです」

    側近「…わかりました…魔王様」

    847 = 818 :

    ―勇者控室―

    召使「それでは失礼します」

    勇者「ああ、ありがとう…」

    召使「………」

    勇者「どうかしたのかな?」

    召使「…勇者様、しっかり魔王様をエスコートしてくださいね…!」グッ!

    勇者「う、うん?」

    召使「あのお方はお優しく、また知力、魔力とも優れた王であるのですが…ちょっと抜けてますから…」

    勇者「ははっ…わかってる」

    召使「ありがとうございます。では…」

    パタン…

    848 :

    ほっ

    849 = 818 :

    勇者「………」

    コンコン…

    勇者「召使?…まだ何か?」

    側近『申し訳ありません。召使ではなく、側近です』

    勇者「側近ちゃんか…どうぞ」



    側近「失礼ます」

    勇者「側近ちゃんが来たってことは魔王の準備が終わったのかな?」

    側近「はい。間もなく披露宴が始まりますのでお迎えに…」

    勇者「そっか…」

    側近「………」

    850 = 818 :

    ―回廊―

    勇者「………」

    側近「魔王様もお綺麗でしたが…」

    勇者「うん?」

    側近「…勇者様もまた凛々しく、颯爽としておられますね」

    勇者「…馬子にも衣装だよ」

    側近「お世辞ではないですよ。本当に…」

    勇者「…ありがと、側近ちゃん」

    側近「はい」

    勇者「………」

    側近「………」


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