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    元スレ勇者「惚れた」魔王♀「えっ」

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    51 = 13 :

    勇者「俺…今まで数えきれないほどの魔族を…そんな俺が旦那になっちゃったら、側近ちゃんが虐められるんじゃないかと…」

    側近「………」

    魔王《…わたくしの目に狂いはありませんでした…人間なのに魔族への配慮を…ああ、素晴らしい男性ですわぁ…》

    勇者「でも…一目惚れでさ…どうしても君が欲しくて堪らなかったんだ…」

    魔王《ゆ、勇者様…!》

    側近「…勇者様、私が話をしたいとここに誘った理由もそこにあります」

    魔族《…あ…そ、そうでした。勇者様が話しているのは側近……側…近…はぁぁ…》

    側近「………」

    勇者「…どういうこと?」

    52 = 13 :

    側近「私達はまだ互いを良く知りません」

    勇者「………」

    側近「…ですからもっとお互いのことを知ってから、一緒になるべきだと私は思うのです」

    勇者「それは…確かにそうかもしれないね…」

    側近「勇者様からの気持ちに応えたことまで否定するようなことではありませんが…」

    勇者「うん?」

    側近「もしかしたら私などより良い相手が見つかるかもしれませんし…焦ることはないかと…」

    勇者「それだけは絶対に無いよ!それだけは!」

    側近「は、はい…」

    魔王《…うぅ…》

    53 = 13 :

    側近「髪の色や型などはやはり私のような風が好みなのですか?」

    勇者「うん!まぁ、側近ちゃんならどんな髪型でも似合うだろうけど…その短めのくせっ毛とクールな雰囲気のギャップが堪らない…」

    側近「は、はあ?…ありがとうございます…」

    勇者「それにね!?その真っ白な肌と髪の黒のコントラストとかもすごく綺麗で…」

    魔王《ふんふん…》カリカリ…

    側近「そんなこと…初めて言われました…」

    勇者「ほんとに?…魔族って見る目ないんだなぁ…」

    側近「…あまり人間に似通った姿は敬遠されますから」

    勇者「でも強い魔族って人型が多いんじゃないの?」

    側近「それは…元々我々も神の子だからです。強い力を持つということは、より完璧な存在、つまり神に近づくということに……」

    魔王《側近…探りはどうしましたの?》

    側近「あ…そ、そんなことより勇者様?」

    勇者「うん?」

    54 = 13 :

    ―魔王城 魔王のへや♪(入るときはノックを!)―

    側近「魔王様、お呼びでしょうか?」

    魔王「本日はご苦労様でした。…楽しそうで何よりでしたわね」

    側近「そ、そのようなことは…」

    魔王「…しかし、勇者様の好みについてだいぶ知ることが出来ましたわ。ありがとう、側近」

    側近「ははっ…」

    魔王「後はこのメモに沿ってイメチェンをするだけですわ…うふふ♪」

    側近「…他にご用は?」

    魔王「特にはありませんが…何か予定でもあるのですか?」

    側近「じ、実は勇者に食事に誘われておりまして…その…」

    魔王「…側近んん…?」

    側近「も、申し訳ございません!どうしてもと頼み込まれまして…!」

    55 = 13 :

    魔王「諜報員が流されてどうしますの!?食事などしたら貴女の株がまた上がってしまうではありませんか!」

    側近「は、ははっ…すぐに断りの伝言を…」

    魔王「…お待ちなさい」

    側近「は?」

    魔王「このまま食事を差し止めれば…わたくしが悪者になるのでは?」

    側近「…悪者でございますか?」

    魔王「だってそうでしょう?側近に仕事を与えるのはわたくししかいませんもの…」

    側近「あ…確かにそうでございますね…」

    魔王「そうでございますね…じゃありませんわ。…最初から貴女が断っていればこんなことには…」

    側近「も、申し訳ございません…」

    魔王「しかし、困りましたわねぇ…」

    56 = 13 :

    もう無理…寝る

    57 :

    えー

    59 = 13 :

    明日頑張る

    60 :

    明日何時ごろの予定?

    61 :

    ほしゅーん

    63 = 13 :

    >>60
    12時過ぎにちょこっと。後は17、8時くらいかな…

    64 = 60 :

    >>63
    ほしゅいる?

    65 = 31 :

    寝る前にほ

    67 :

    ほっほ

    69 :

    セカイ魔王か

    と思ったけど、側近があれじゃなあ

    73 :

    これは素晴らしい

    74 :

    当然ドワーフオチなんだろうな?

    75 = 73 :

    >>74
    しねかす

    76 :

    ドワーフってナルニア読んでから良いイメージしかない

    77 :

    78 :

    >>69
    あれは駄目だろwww

    79 :

    80 = 31 :

    86 :

    魔王が絡むSSってすぐに側近出るなぁ
    しかも大体似たような役回り

    88 = 13 :

    ―城下街 憩いの広場―

    魔族B「ははっ…かもなぁ」

    魔族A「でな?…ん?」

    勇者『………』

    魔族A「…人間?なんで人間がこんなところに?」

    魔族B「さぁ?…まぁ、ほっとおけ。危険な人間ならここにはいない。おそらく誰かの奴隷かペットだろう」

    魔族A「確かにな。ほんと、BBA様々だぜ」

    魔族B「…おい。不敬だぞ?」

    魔族A「いやだって魔王様って3000歳くらいなんだろ?ならもう皺くちゃなBBAだろ…」

    魔族B「お前みたいな低級魔族と一緒にするな。魔王様ほどの種族となればまだまだ若い部類だ」

    魔族A「マジかよ…」

    魔族B「…とはいえ、女盛りという意味ではもうそう長くはない。早くよい相手を見つけて下されば良いのだが…」

    89 = 31 :

    きた!

    92 = 79 :

    94 = 13 :

    魔族A「ふむ…ならちょっと立候補してみるかな」

    魔族B「牛頭の分際で…身の程をわきまえろ」

    魔族A「首無しのお前に言われたかねぇっての。ああ…腋の下にあるんだっけか?」

    魔族B「…おい、貴様…」

    魔族A「冗談だって…そう怒るなよ」

    魔族B「………」

    魔族A「今日は奢るからよ…な?」



    側近「お待たせしました」

    魔王「………」

    勇者「あ、側近ちゃん。ううん!全然待ってないよ!…あれ?」

    魔王「……!」

    勇者「髪型変えたの?」

    側近「え、えぇ…まぁ…」

    魔王「………」

    95 = 13 :

    勇者「カツラ…なのかな?でもセミロングも良く似合ってる!かわいい…」

    側近「はい…あ、ありがとうございます…」

    魔王「………」

    勇者「ぐっと大人っぽくなったね…セクシーで色っぽい」

    側近「そ、そうでしょうか…?」

    勇者「うん!…じゃあ案内してくれる?…あ、ごめんね?誘ったのは俺なのにエスコートできなくて…まだこの街、良く知らないから…」

    側近「いえ、こちらこそ先程は街の案内も出来ず…」

    勇者「いいよ。そのうちデートでもしながらゆっくりと…」

    魔王「…ちょっと!」

    96 = 13 :

    魔王「わたくしを無視しないでくださいませ!…せ、せっかく勇気様好みに…」

    側近「は、ははっ…」

    勇者「…魔王?なんでこんな所に?」

    魔王「そ、それは…」

    側近「勇者様」

    勇者「うん?」

    側近「魔王様は私の身を案じて同伴して下さったのです」

    勇者「…同伴…」

    側近「はい。結婚を誓えど私と勇者様は昨日までは敵同士…お優しい魔王様は私事にも関わらず、万一のことを考えこのようなお心づかいを…」

    魔王「…側近、GJですわ…!」ボソボソ…

    97 = 13 :

    勇者「側近ちゃん…」

    側近「…申し訳ありません。私といたしましても、昨日の今日では拭い去れない不安というものが…」

    勇者「…魔王、これを」チャキ…

    魔王「えっ?…しかしこれは勇者さm…勇者の剣ではありませんこと?」

    勇者「側近」

    側近「は、はい…?」

    勇者「君が不安だというのなら俺は剣を…いや、呪文や神の祝福…君が不安に思うものすべてを手放そう」

    魔王「…ちょっ…」

    側近「………」

    勇者「…これでも…不安かな?」

    側近「勇者様、貴方…本気で…」

    魔王「…うぅ…なんで目の前でこんなラブロマンスを見せつけられなければなりませんの…」

    側近「…あ」

    98 = 13 :

    勇者「…まぁ、信じてもらえないならそれでも構わないよ。そのうちわかってもらえると思ってるから…」

    側近「そのようなことは…」

    魔王「…気合いいれてメイクしてきたのに…こんな扱いって…ぐすっ…」

    側近「…魔王様」

    魔王「なんです?…この幸せ者ぉ…」

    側近「…剣を勇者にお返し下さいませ。…まだすべてが終わったわけではありません」

    魔王「…う?」

    側近「度量と優しさを勇者に見せるのです…私は恋愛のことなどよくわかりませんが、相手を信頼すればこそ真の姿が見え…」

    魔王「………」

    勇者「側近ちゃん?どうかした?」

    側近「い、いえ…なんでもありません。…勇者様のお気持ちはありがたく…」

    勇者「うん!」

    魔王「………」


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