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元スレやよい「私のあしながプロデューサー」
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やよい「…今までお世話になりました」
春香「やよい…いままでお疲れ様」
亜美「やよいっち~…」グスッ
真美「辞めちゃやだよ~……」グスッ
律子「…よしなさい、二人とも」
やよい「ごめんね。でももう決めたことだから」
あずさ「やよいちゃんがいなくなっちゃうと……寂しいわ…」
真「寂しいけど…仕方ないよ」
雪歩「…元気でね……うぅ…」グスッ
P「……………」
春香「やよい…いままでお疲れ様」
亜美「やよいっち~…」グスッ
真美「辞めちゃやだよ~……」グスッ
律子「…よしなさい、二人とも」
やよい「ごめんね。でももう決めたことだから」
あずさ「やよいちゃんがいなくなっちゃうと……寂しいわ…」
真「寂しいけど…仕方ないよ」
雪歩「…元気でね……うぅ…」グスッ
P「……………」
千早「そうよ。いつでも歓迎するわ」
伊織「………やよい、あんたに会えてよかったわ。…またね」
小鳥「……っ………」グスッ
響「メールしてね……やよい…」グスッ
貴音「お体には気をつけて下さい」
やよい「…はい。皆さんもお元気で!」
バタン
伊織「………やよい、あんたに会えてよかったわ。…またね」
小鳥「……っ………」グスッ
響「メールしてね……やよい…」グスッ
貴音「お体には気をつけて下さい」
やよい「…はい。皆さんもお元気で!」
バタン
P「……やよい」
やよい「プロデューサー…」
P「………ごめんな」
やよい「……プロデューサーのせいじゃありません」
やよい「今まで…私のこと、プロデュースしてくれて………」
やよい「………グスッ……ぁりがとうございましたっ………!」
P「………こちらこそありがとう」
やよい「プロデューサー…」
P「………ごめんな」
やよい「……プロデューサーのせいじゃありません」
やよい「今まで…私のこと、プロデュースしてくれて………」
やよい「………グスッ……ぁりがとうございましたっ………!」
P「………こちらこそありがとう」
──2年後──
小鳥「プロデューサーさん、お茶が入りました。……それ、何ですか?」
P「どうも。……いえ、ちょっと興味がありまして」
小鳥「……親のいない子供に、奨学金を……」
P「あはは…なんと言いますか……ほら、俺ってもう20代後半なのに、まだ身を固められてないじゃないですか」
小鳥「ぎくっ」
P「それに、給料はそこそこ良くなった割に相変わらず暇は少ないんで、お金が余っちゃってしょうがないんですよ……だから」
P「ちょっと、人の役に立つことでもしてみようかなって」
小鳥「……へ、へぇ~。い、いい心がけですね」
P「昔、親父もこれをやってたみたいで……ちょっと思い出して、調べてみたんです」
小鳥「そうだったんですかぁー……頑張ってくださいねぇ………」スタスタ
P「え?は、はい……どうしたんだろう」
小鳥「プロデューサーさん、お茶が入りました。……それ、何ですか?」
P「どうも。……いえ、ちょっと興味がありまして」
小鳥「……親のいない子供に、奨学金を……」
P「あはは…なんと言いますか……ほら、俺ってもう20代後半なのに、まだ身を固められてないじゃないですか」
小鳥「ぎくっ」
P「それに、給料はそこそこ良くなった割に相変わらず暇は少ないんで、お金が余っちゃってしょうがないんですよ……だから」
P「ちょっと、人の役に立つことでもしてみようかなって」
小鳥「……へ、へぇ~。い、いい心がけですね」
P「昔、親父もこれをやってたみたいで……ちょっと思い出して、調べてみたんです」
小鳥「そうだったんですかぁー……頑張ってくださいねぇ………」スタスタ
P「え?は、はい……どうしたんだろう」
──────
役員「ようこそいらっしゃいました」
P「こんにちは」
役員「あなたのような心優しいお方に来ていただいて、大変光栄です」
P「いえ、そんな」
役員「我々は震災やその他交通事故、自死などにより親御さんを失ってしまった子供たちに対し──」
役員「一定額無利子で支援を行うことを目的としています」
P「なるほど」
役員「なので、受け取る子供たちには申し訳ありませんが、それ相応の審査を要するのです」
P「条件を満たしていても支援を受け取れない子がいると?」
役員「……たまにあります。最近だとこんな子から申請が」ペラッ
役員「17歳の高校生、姉弟が全部で6人、両親が行方不明……」
P「だめなんですか?随分大変そうですけど」
役員「ようこそいらっしゃいました」
P「こんにちは」
役員「あなたのような心優しいお方に来ていただいて、大変光栄です」
P「いえ、そんな」
役員「我々は震災やその他交通事故、自死などにより親御さんを失ってしまった子供たちに対し──」
役員「一定額無利子で支援を行うことを目的としています」
P「なるほど」
役員「なので、受け取る子供たちには申し訳ありませんが、それ相応の審査を要するのです」
P「条件を満たしていても支援を受け取れない子がいると?」
役員「……たまにあります。最近だとこんな子から申請が」ペラッ
役員「17歳の高校生、姉弟が全部で6人、両親が行方不明……」
P「だめなんですか?随分大変そうですけど」
役員「公的な失踪届等がないことには……口頭による申告だけではどうにも難しいんです」
P「へぇ…」
役員「……お?"元アイドル"なんて書いてますね」
P「……アイドル?」
役員「……んー、こんな名前の子は知らないけど…昔はそこそこ有名だったようですね」
役員「まあ、これはウチの誰かが書き足したものでしょうが」
P「………アイドル……17歳……高3………6人姉弟………」
役員「………どうかなさいました?」
P「あの…その子の名前、教えてもらえますか」
P「へぇ…」
役員「……お?"元アイドル"なんて書いてますね」
P「……アイドル?」
役員「……んー、こんな名前の子は知らないけど…昔はそこそこ有名だったようですね」
役員「まあ、これはウチの誰かが書き足したものでしょうが」
P「………アイドル……17歳……高3………6人姉弟………」
役員「………どうかなさいました?」
P「あの…その子の名前、教えてもらえますか」
──────
P「まさか………こんな偶然があるとは思わなかった」
P「ここがやよいの高校か………見たところは普通の公立高校って感じだな」
P「…今年大学受験、か」
P「………もしかして、ウチをやめたあと…色々困っていたのかもしれないな」
P「……………」
P「…会うのは何だか気が引けるな…こっそり覗く程度にしておこう」
やよい「じゃあ、また明日ねー」
P「………おっと、出てきた………隠れないと」ソソクサ
やよい「えーと、このあとは…いつもどおりスーパーで買い物」
やよい「あと、そうだ!申請の結果がそろそろ届くはず……」
やよい「………なんとかなればいいけど………」ハァ
P「まさか………こんな偶然があるとは思わなかった」
P「ここがやよいの高校か………見たところは普通の公立高校って感じだな」
P「…今年大学受験、か」
P「………もしかして、ウチをやめたあと…色々困っていたのかもしれないな」
P「……………」
P「…会うのは何だか気が引けるな…こっそり覗く程度にしておこう」
やよい「じゃあ、また明日ねー」
P「………おっと、出てきた………隠れないと」ソソクサ
やよい「えーと、このあとは…いつもどおりスーパーで買い物」
やよい「あと、そうだ!申請の結果がそろそろ届くはず……」
やよい「………なんとかなればいいけど………」ハァ
P「………ずいぶん大人っぽくなったんだな………」
P「……やべっ、こっちくる……!」ダダッ
やよい「……?誰かいるんですかー?」
やよい「……もう行っちゃったのかな」
やよい「影しか見えなかったから、誰だったのか分からないけど」
やよい「……………」
やよい「この時間だし、なんだかとっても足の長い影だったなぁ。えへへ」
P「ふぅ……あぶなかった」ハァハァ
P「……やべっ、こっちくる……!」ダダッ
やよい「……?誰かいるんですかー?」
やよい「……もう行っちゃったのかな」
やよい「影しか見えなかったから、誰だったのか分からないけど」
やよい「……………」
やよい「この時間だし、なんだかとっても足の長い影だったなぁ。えへへ」
P「ふぅ……あぶなかった」ハァハァ
──────
役員「残念ながら……あの子は支援の対象外です」
P「そんな……あの子は姉弟が多くて、どれだけ苦労してることか………!」
役員「そうおっしゃられましても………これは我々全体で決定したことなので」
役員「……お知り合いの方ということで、そういうお気持ちも分かりますが………」
P「…………くそっ…!」
役員「………申し訳ありません」
P「……………」
役員「……………あの」
P「……はい?」
役員「本来なら、こういう形はめったに取らないんですが………」
役員「………特例として」
P「…え?」
役員「上のものに相談を持ちかけることが出来ます」
役員「残念ながら……あの子は支援の対象外です」
P「そんな……あの子は姉弟が多くて、どれだけ苦労してることか………!」
役員「そうおっしゃられましても………これは我々全体で決定したことなので」
役員「……お知り合いの方ということで、そういうお気持ちも分かりますが………」
P「…………くそっ…!」
役員「………申し訳ありません」
P「……………」
役員「……………あの」
P「……はい?」
役員「本来なら、こういう形はめったに取らないんですが………」
役員「………特例として」
P「…え?」
役員「上のものに相談を持ちかけることが出来ます」
すまぬ
やよい「うっうー!お金くれるおじさん大好きですーっ!」
続編というか補完ストーリーってことで
やよい「うっうー!お金くれるおじさん大好きですーっ!」
続編というか補完ストーリーってことで
P「………それって、どういう」
役員「そのためには、貴方には通常以上のご協力をお願いすることになりますよ」
P「………教えてください」
役員「ええ。まずは……………」
P「………分かりました。やらせていただきます」
役員「そのためには、貴方には通常以上のご協力をお願いすることになりますよ」
P「………教えてください」
役員「ええ。まずは……………」
P「………分かりました。やらせていただきます」
──────
『これは公には明かせない援助形式です』
『われわれは子供と貴方の仲介だけを執り行い』
『その後は、完全に貴方の個人援助となります』
『条件はたった2つ。月に1度、その子から学業の状況に関する手紙を受け取ること』
『そしてもう一つは……決して正体を明かしてはならないこと』
『それさえ守っていただければ、我々は貴方を『あしながおじさん』として歓迎いたします』
P「………やってやろうじゃないか」
P「決して……これで罪滅ぼしになるとは思わないけど」
P「『元』だろうが何だろうが、ウチの仲間であることに変わりはない」
P「困ってるなら、助けるのが当然です!」
P「……って、春香あたりが言いそうな台詞だな。ははっ」
『これは公には明かせない援助形式です』
『われわれは子供と貴方の仲介だけを執り行い』
『その後は、完全に貴方の個人援助となります』
『条件はたった2つ。月に1度、その子から学業の状況に関する手紙を受け取ること』
『そしてもう一つは……決して正体を明かしてはならないこと』
『それさえ守っていただければ、我々は貴方を『あしながおじさん』として歓迎いたします』
P「………やってやろうじゃないか」
P「決して……これで罪滅ぼしになるとは思わないけど」
P「『元』だろうが何だろうが、ウチの仲間であることに変わりはない」
P「困ってるなら、助けるのが当然です!」
P「……って、春香あたりが言いそうな台詞だな。ははっ」
──────
あしながおじさんへ
はじめまして、高槻やよいといいます。
本当なら申請が通らなかったはずなんですが、特例で認められることになったと言われました。
おじさんのおかげだっていうことも聞きました。本当にありがとうございます。
えっと、学業の状況を報告しないといけないんでしたよね。
私は今年高校3年生になりました。
この前までは受験も諦めてましたけど、先生が私の成績なら問題ないから頑張ってみろと言ってくれたので
まだ実際に受けるかは分かりませんが、とりあえず受験勉強を始めてみようと思います。
…こんな感じでいいんでしょうか?
これからよろしくお願いします。
よかったらお返事くださいね。
高槻やよい
──────
P「……………やよいから手紙が……きた……」
P「やばい嬉しい泣きそう……」グスッ
P「何とか元気でやってるみたいでよかった……」
P「………返事ください、か」
P「何て返してやろうかな……」
あしながおじさんへ
はじめまして、高槻やよいといいます。
本当なら申請が通らなかったはずなんですが、特例で認められることになったと言われました。
おじさんのおかげだっていうことも聞きました。本当にありがとうございます。
えっと、学業の状況を報告しないといけないんでしたよね。
私は今年高校3年生になりました。
この前までは受験も諦めてましたけど、先生が私の成績なら問題ないから頑張ってみろと言ってくれたので
まだ実際に受けるかは分かりませんが、とりあえず受験勉強を始めてみようと思います。
…こんな感じでいいんでしょうか?
これからよろしくお願いします。
よかったらお返事くださいね。
高槻やよい
──────
P「……………やよいから手紙が……きた……」
P「やばい嬉しい泣きそう……」グスッ
P「何とか元気でやってるみたいでよかった……」
P「………返事ください、か」
P「何て返してやろうかな……」
真「おはようございまーす!」
P「!…おぉ、真おはよう」コソコソ
真「?…プロデューサー、どうかしたんですか?」
P「いや、何でもない」
真「…?」
P「…いよっし!真ぉ!!」
真「はっ!?はい!!」
P「今日はお前と響のオーディションだろ!俺がついていってやる!」
真「…おお!プロデューサー、今日は元気一杯じゃないですか!!」
P「当たり前だ!さあ響が来たら準備を始めよう!!」
真「了解です!!」
律子「プロデューサー、もう少し静かに」
P「!…おぉ、真おはよう」コソコソ
真「?…プロデューサー、どうかしたんですか?」
P「いや、何でもない」
真「…?」
P「…いよっし!真ぉ!!」
真「はっ!?はい!!」
P「今日はお前と響のオーディションだろ!俺がついていってやる!」
真「…おお!プロデューサー、今日は元気一杯じゃないですか!!」
P「当たり前だ!さあ響が来たら準備を始めよう!!」
真「了解です!!」
律子「プロデューサー、もう少し静かに」
──────
あしながおじさんへ
おじさんのこと、もっと知りたくてちょっと早くお返事書いちゃいました。
これを書いている今はゴールデンウィーク中です。おじさんはどこかに出かけたりしましたか?
私はせっかくなんで、兄弟みんなでお散歩に出かけました。
お弁当をいつもよりたくさん作らないといけなかったんですけど、皆美味しそうに食べてくれてよかったです。
ホントならもっと楽しいところに連れて行ってあげたかったけれど………仕方ないですね。
学校も、新しいお友達がたくさん出来ました。
昔の私のことを気にせず接してくれる、いい人たちばかりでよかったです。
受験の話なんですけど、実は1つ下の弟も高校受験なんです。
今は私が何とか教えられるんですけど…やっぱり塾に生かせてあげたほうがいいんでしょうか?
お返事待ってますね。
高槻やよい
──────
P「雪歩ー。……雪歩ー!」
雪歩「プロデューサー…どうかしましたか?」
P「新しい仕事なんだけどな……ちょっと確認しておきたいことが」
雪歩「はぃ…何でしょう?」
P「バラエティ番組なんだが……男芸人ばっかり集まってる」
雪歩「……!」
あしながおじさんへ
おじさんのこと、もっと知りたくてちょっと早くお返事書いちゃいました。
これを書いている今はゴールデンウィーク中です。おじさんはどこかに出かけたりしましたか?
私はせっかくなんで、兄弟みんなでお散歩に出かけました。
お弁当をいつもよりたくさん作らないといけなかったんですけど、皆美味しそうに食べてくれてよかったです。
ホントならもっと楽しいところに連れて行ってあげたかったけれど………仕方ないですね。
学校も、新しいお友達がたくさん出来ました。
昔の私のことを気にせず接してくれる、いい人たちばかりでよかったです。
受験の話なんですけど、実は1つ下の弟も高校受験なんです。
今は私が何とか教えられるんですけど…やっぱり塾に生かせてあげたほうがいいんでしょうか?
お返事待ってますね。
高槻やよい
──────
P「雪歩ー。……雪歩ー!」
雪歩「プロデューサー…どうかしましたか?」
P「新しい仕事なんだけどな……ちょっと確認しておきたいことが」
雪歩「はぃ…何でしょう?」
P「バラエティ番組なんだが……男芸人ばっかり集まってる」
雪歩「……!」
P「お前が無理なら断っておこうかと思うんだけど…どうする?」
雪歩「……いぇ、頑張ります……せっかくプロデューサーが取ってきてくれた仕事なんですもん」
P「……そうか。よかった」
貴音「雪歩、成長しましたね」
雪歩「あ、四条さん……」
貴音「初めて貴女と会ったときは、今よりも自分に自信がなかったようですが」
貴音「私、貴女と共に活動できてまこと嬉しく思います」
雪歩「…ぁ、ありがとうございますぅ……えへへ」
P「よかったな」
雪歩「……いぇ、頑張ります……せっかくプロデューサーが取ってきてくれた仕事なんですもん」
P「……そうか。よかった」
貴音「雪歩、成長しましたね」
雪歩「あ、四条さん……」
貴音「初めて貴女と会ったときは、今よりも自分に自信がなかったようですが」
貴音「私、貴女と共に活動できてまこと嬉しく思います」
雪歩「…ぁ、ありがとうございますぅ……えへへ」
P「よかったな」
──────
あしながおじさんへ
お元気ですか?いつもありがとうございます。
もうすっかり梅雨で、毎日じめじめしてますけど元気でやっていきましょう!
この前クラスにいる運動部の男の子が、部活動引退第一号になったんですけど、
後輩と泣きながらお別れをしている様子をたまたま見かけて、なんだか羨ましくなっちゃいました。
私も部活動とかやってたら、可愛い後輩とか出来てたのかな?
それと、友達もそろそろ受験勉強始めないといけないって話をしてました。
私もそうなんですけれど、何から始めればいいのかなーって。
とりあえず、今度先生に相談してみます。
昔の私っていうのは、つまり……何を隠そう、私は元アイドルだったんです!
もしかして知ってましたか?
一応、テレビにも結構出たことあるんで、無名ではないと思うんですけど……
あ、でも、インターネットとかで調べちゃめっ、ですよ!
何だか恥ずかしいんで……
ではまた。
高槻やよい
──────
P「お疲れ、千早………話がある」
千早「お疲れ様です。なんでしょう?」
P「……お前に、ある事務所から移籍のオファーが来てるんだ」
千早「移籍?……引き抜き、ってことですか」
あしながおじさんへ
お元気ですか?いつもありがとうございます。
もうすっかり梅雨で、毎日じめじめしてますけど元気でやっていきましょう!
この前クラスにいる運動部の男の子が、部活動引退第一号になったんですけど、
後輩と泣きながらお別れをしている様子をたまたま見かけて、なんだか羨ましくなっちゃいました。
私も部活動とかやってたら、可愛い後輩とか出来てたのかな?
それと、友達もそろそろ受験勉強始めないといけないって話をしてました。
私もそうなんですけれど、何から始めればいいのかなーって。
とりあえず、今度先生に相談してみます。
昔の私っていうのは、つまり……何を隠そう、私は元アイドルだったんです!
もしかして知ってましたか?
一応、テレビにも結構出たことあるんで、無名ではないと思うんですけど……
あ、でも、インターネットとかで調べちゃめっ、ですよ!
何だか恥ずかしいんで……
ではまた。
高槻やよい
──────
P「お疲れ、千早………話がある」
千早「お疲れ様です。なんでしょう?」
P「……お前に、ある事務所から移籍のオファーが来てるんだ」
千早「移籍?……引き抜き、ってことですか」
P「………そこのプロデューサーが大物らしくてな。お前のライブ映像を見て一目ぼれしたと」
P「来てくれれば歌手としての活動に専念させてやる、とのことだ」
千早「…………」
P「………お前を止める権利は俺にはない」
P「……夢だったんだろ?」
千早「ですが………そんな急に、確かに嬉しいです、でも……」
P「………不満か?」
千早「………つまり、ここを去れということ…ですよね」
P「……まあ、そうなるな」
千早「………!」
P「来てくれれば歌手としての活動に専念させてやる、とのことだ」
千早「…………」
P「………お前を止める権利は俺にはない」
P「……夢だったんだろ?」
千早「ですが………そんな急に、確かに嬉しいです、でも……」
P「………不満か?」
千早「………つまり、ここを去れということ…ですよね」
P「……まあ、そうなるな」
千早「………!」
P「…………千早」
P「俺は……お前が向こうへ行ったとして」
P「そこで輝いてるお前を、ここから眺めることが…」
P「プロデューサーとしての最大の喜びだと信じてる」
千早「…………」
P「迷ってるのか?」
P「………なら、行くんだ」
千早「……………」
千早「………ぁりがとう、ございます………」
P「…………それでいい」
P「俺は……お前が向こうへ行ったとして」
P「そこで輝いてるお前を、ここから眺めることが…」
P「プロデューサーとしての最大の喜びだと信じてる」
千早「…………」
P「迷ってるのか?」
P「………なら、行くんだ」
千早「……………」
千早「………ぁりがとう、ございます………」
P「…………それでいい」
──────
あしながおじさんへ
暑くなってきましたね。体調には気をつけましょう!
ちょっとずつですが、勉強も頑張ってます。
家では弟の勉強ばっかり見てる気がしますけど……
んー、なんだか今月は平和に過ぎたような気がします。
勉強ばっかりしてたからかな?
短くてごめんなさい。お返事待ってますね。
高槻やよい
──────
千早「……お世話になりました」
律子「千早、向こうでも頑張ってね。…応援してる」
美希「千早さん…ホントはいっちゃヤだけど、千早さんにはもっとキラキラしてて欲しいから、我慢するの」
千早「ありがとう。美希も頑張って」
亜美「千早お姉ちゃん、これ……」
千早「…これは?」
真美「みんなで書いた寄せ書きだよ」
千早「………ありがとう。大事にするわ」
あしながおじさんへ
暑くなってきましたね。体調には気をつけましょう!
ちょっとずつですが、勉強も頑張ってます。
家では弟の勉強ばっかり見てる気がしますけど……
んー、なんだか今月は平和に過ぎたような気がします。
勉強ばっかりしてたからかな?
短くてごめんなさい。お返事待ってますね。
高槻やよい
──────
千早「……お世話になりました」
律子「千早、向こうでも頑張ってね。…応援してる」
美希「千早さん…ホントはいっちゃヤだけど、千早さんにはもっとキラキラしてて欲しいから、我慢するの」
千早「ありがとう。美希も頑張って」
亜美「千早お姉ちゃん、これ……」
千早「…これは?」
真美「みんなで書いた寄せ書きだよ」
千早「………ありがとう。大事にするわ」
春香「………千早ちゃん………私、メールするから……返事ちょうだいね……」グスッ
千早「ええ。今までありがとう、春香」
響「元気でな…千早…」
貴音「私も、影ながら応援いたします」
伊織「あんたならなんとかやっていけるわよ、きっと」
千早「ありがとう」
あずさ「たまには遊びに来てね~」
千早「ええ。機会があれば是非」
P「……まだまだ大勢いるのに、急に事務所が広く感じるなぁ」
小鳥「……ですね」
千早「ええ。今までありがとう、春香」
響「元気でな…千早…」
貴音「私も、影ながら応援いたします」
伊織「あんたならなんとかやっていけるわよ、きっと」
千早「ありがとう」
あずさ「たまには遊びに来てね~」
千早「ええ。機会があれば是非」
P「……まだまだ大勢いるのに、急に事務所が広く感じるなぁ」
小鳥「……ですね」
──────
あしながおじさんへ
すっかり秋ですね。気持ちいい天気になってきました。
学校は楽しいです。楽しいんですけど…
最近、なんだか何人かの視線が気になります。
怒らせるようなことをした覚えはないんですけど……なんだか、会うたびに睨まれてるような気がして………
気のせいでしょうか?
勉強のほうは順調です。模試の成績も伸びてます。
私より弟のほうがちょっぴり心配です……気にしすぎなんですかね。
お返事待ってます
高槻やよい
──────
P「………?どういうことだ?」
P「やよいは人を怒らせるようなことはしない子なのに………」
P「………くそぅ、月に一通しか来ないのがもどかしい………」
あしながおじさんへ
すっかり秋ですね。気持ちいい天気になってきました。
学校は楽しいです。楽しいんですけど…
最近、なんだか何人かの視線が気になります。
怒らせるようなことをした覚えはないんですけど……なんだか、会うたびに睨まれてるような気がして………
気のせいでしょうか?
勉強のほうは順調です。模試の成績も伸びてます。
私より弟のほうがちょっぴり心配です……気にしすぎなんですかね。
お返事待ってます
高槻やよい
──────
P「………?どういうことだ?」
P「やよいは人を怒らせるようなことはしない子なのに………」
P「………くそぅ、月に一通しか来ないのがもどかしい………」
──────
あしながおじさんへ
いつもありがとうございます。
勉強はいつもどおり頑張っています。
弟も成績を伸ばしているみたいで、
この間の面談では「志望校も夢ではない」と中学の先生に言われたようです。
一安心しました。
そろそろ紅葉が始まりますね。
楽しみです。
またお返事ください。
高槻やよい
──────
P「……あれ?学校の話は無しなのか……」
ガチャリ
P「お、響と真か。お疲れ」
真「お疲れ様です!」
響「プロデューサー!自分と真、今日のオーディションバッチリだったぞ!」
P「聞いたよ。おめでとう」
あしながおじさんへ
いつもありがとうございます。
勉強はいつもどおり頑張っています。
弟も成績を伸ばしているみたいで、
この間の面談では「志望校も夢ではない」と中学の先生に言われたようです。
一安心しました。
そろそろ紅葉が始まりますね。
楽しみです。
またお返事ください。
高槻やよい
──────
P「……あれ?学校の話は無しなのか……」
ガチャリ
P「お、響と真か。お疲れ」
真「お疲れ様です!」
響「プロデューサー!自分と真、今日のオーディションバッチリだったぞ!」
P「聞いたよ。おめでとう」
響「もう、そうじゃなくて!」
響「なんで見に来てくれなかったのって言ってるんさー!」
P「ごめんな、忙しくて」
真「手紙を読んでて忙しかったんですか?」
P「いや、そうじゃなくて…」
響「誰からのか知らないけど、自分たちのこともちゃんと面倒見て欲しいんだよーっ!」
P「わかったわかった。次は見に行くよ」
真「…響、言いたいことは終わった?」
響「今日はこのくらいにしといてあげる。約束破ったら承知しないからな!」
P「分かったよ。お疲れ」
バタン
響「なんで見に来てくれなかったのって言ってるんさー!」
P「ごめんな、忙しくて」
真「手紙を読んでて忙しかったんですか?」
P「いや、そうじゃなくて…」
響「誰からのか知らないけど、自分たちのこともちゃんと面倒見て欲しいんだよーっ!」
P「わかったわかった。次は見に行くよ」
真「…響、言いたいことは終わった?」
響「今日はこのくらいにしといてあげる。約束破ったら承知しないからな!」
P「分かったよ。お疲れ」
バタン
──────
あしながおじさんへ
お返事が遅くなってごめんなさい
ちょっと最近、辛いことがあって……
でももう大丈夫です
この時期に落ち込んでられませんから
学校じゃなくても勉強できるところ、ありませんかね?
ごめんなさい……暗い話はおじさんにしたくなかったけれど
どうしても……
またお手紙送ります
高槻やよい
──────
P「やっぱり………!」
P「学校で何かあったんだ………!」
あしながおじさんへ
お返事が遅くなってごめんなさい
ちょっと最近、辛いことがあって……
でももう大丈夫です
この時期に落ち込んでられませんから
学校じゃなくても勉強できるところ、ありませんかね?
ごめんなさい……暗い話はおじさんにしたくなかったけれど
どうしても……
またお手紙送ります
高槻やよい
──────
P「やっぱり………!」
P「学校で何かあったんだ………!」
──────
P「……………」ソワソワ
P「……………」ソワソワ
春香「最近プロデューサーさん、ずっとあんな調子だね」
真美「なんかあったのかな→?」
亜美「兄ちゃん、どうかした?」
P「……え?」
亜美「なんかずっと貧乏ゆすりばっか」
P「………あぁ、そうか……」
春香「プロデューサーさん、何か悩み事ですか?」
P「……いや、なんでもない。心配かけてすまん」
真美「しっかり頼むよー?兄ちゃんがそんな顔してちゃ事務所の空気もズーンだよー」
P「……気をつけるよ」
P「…………よし」
P「……………」ソワソワ
P「……………」ソワソワ
春香「最近プロデューサーさん、ずっとあんな調子だね」
真美「なんかあったのかな→?」
亜美「兄ちゃん、どうかした?」
P「……え?」
亜美「なんかずっと貧乏ゆすりばっか」
P「………あぁ、そうか……」
春香「プロデューサーさん、何か悩み事ですか?」
P「……いや、なんでもない。心配かけてすまん」
真美「しっかり頼むよー?兄ちゃんがそんな顔してちゃ事務所の空気もズーンだよー」
P「……気をつけるよ」
P「…………よし」
──────
P「高校に何度も侵入して、つかまったらただ事じゃないな……」コソコソ
P「部活中だからか、人が少なくて助かる」
P「えっと、3年のフロアは………ん……」
やよい「…………」グスッ
P「………やよい……一人で何を…………」
P「…………紙くずを集めてる」
やよい「………おじさん…ごめんなさい…」
P「!」
P「高校に何度も侵入して、つかまったらただ事じゃないな……」コソコソ
P「部活中だからか、人が少なくて助かる」
P「えっと、3年のフロアは………ん……」
やよい「…………」グスッ
P「………やよい……一人で何を…………」
P「…………紙くずを集めてる」
やよい「………おじさん…ごめんなさい…」
P「!」
やよい「手紙………破られちゃいました…………」
P「……………」
やよい「………学校に持ってきたからダメだったのかな……でも」
やよい「いつもお返事くれるのが嬉しくて………いつでも読んでたいから……」
やよい「………ばかだなぁ……私」
やよい「奨学金のこともばれて……」
やよい「お家が貧乏だから、こんな嫌がらせされるのかな…………」グスッ
P「……………!!」
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