私的良スレ書庫
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元スレ怜子「ダメよ恒一くん…私たち家族なのよ…」
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恒一「それにしても」
怜子「うん?」
恒一「あれから何も起こりませんね」
「桜木さんのお母さんも順調に快復されてるそうですし」
「やっぱり杞憂だったんでしょうか」
怜子「……そうだと良いんだけどね」
「けど、油断はしちゃいけないと思う」
「気を抜かないようにしようね」
恒一「はい、お互い気をつけましょう」
怜子「……」
恒一「……怜子さん?」
怜子「うん?」
恒一「あれから何も起こりませんね」
「桜木さんのお母さんも順調に快復されてるそうですし」
「やっぱり杞憂だったんでしょうか」
怜子「……そうだと良いんだけどね」
「けど、油断はしちゃいけないと思う」
「気を抜かないようにしようね」
恒一「はい、お互い気をつけましょう」
怜子「……」
恒一「……怜子さん?」
怜子「夜ってさ」
恒一「はい?」
怜子「1人で布団に入ってると、なんだか不安になるときない?」
「最近は特に、なんか天井の隅っことかが気になったりとか」
恒一「あーありますね、フスマの向こう側とか押入れの中とか」
「ベッドの下の都市伝説、なんてのもありますし」
「幸いうちは敷布団ですけど」ハハ
怜子「……じゃあさ」
恒一「はい?」
怜子「一緒に寝たら怖くないかな?」
恒一「」
恒一「はい?」
怜子「1人で布団に入ってると、なんだか不安になるときない?」
「最近は特に、なんか天井の隅っことかが気になったりとか」
恒一「あーありますね、フスマの向こう側とか押入れの中とか」
「ベッドの下の都市伝説、なんてのもありますし」
「幸いうちは敷布団ですけど」ハハ
怜子「……じゃあさ」
恒一「はい?」
怜子「一緒に寝たら怖くないかな?」
恒一「」
濡れ場と見るや否やのおまえらの反応の早さにワロタ
年増可愛い
年増可愛い
恒一「え……と」
怜子「……」
恒一「そ、の……」
怜子「……なーんてね!」
恒一「はい……?」
怜子「冗談冗談!」クスクス
「本気にしちゃってウブなんだからー」ツンツン
恒一「……突っつくのやめてください」ムス
「もう、寝ますっ!」スクッ
――ガララ…ピシャッ!
怜子「はあ……土壇場で怖気づくなんて、私のばか……」
レー「レーチャンゲンキダシテ!」バサバサ
怜子「……」
恒一「そ、の……」
怜子「……なーんてね!」
恒一「はい……?」
怜子「冗談冗談!」クスクス
「本気にしちゃってウブなんだからー」ツンツン
恒一「……突っつくのやめてください」ムス
「もう、寝ますっ!」スクッ
――ガララ…ピシャッ!
怜子「はあ……土壇場で怖気づくなんて、私のばか……」
レー「レーチャンゲンキダシテ!」バサバサ
6月3日
~昼、病院~
水野姉「さーて、休憩時間もそろそろ終わりかあ」
「んー……」ノビノビ
「特にすることも無かったから給湯室で本読みふけっちゃった」
「続きが気になるけど、そろそろ戻ろーっと」ガタッ
トコトコトコ…ガチャ
――ドゴォォォォォォォォン!!!!
水野姉「な、なに!?」ビクッ
~昼、病院~
水野姉「さーて、休憩時間もそろそろ終わりかあ」
「んー……」ノビノビ
「特にすることも無かったから給湯室で本読みふけっちゃった」
「続きが気になるけど、そろそろ戻ろーっと」ガタッ
トコトコトコ…ガチャ
――ドゴォォォォォォォォン!!!!
水野姉「な、なに!?」ビクッ
6月4日
~昼休み、教室~
水野「いやー、マジやばかったって」
「これもやっぱり災厄、なのかな……」
赤沢「その可能性は充分に考えられるわね」
「今までの傾向からいって、対象になるのはクラスの人間の2親等以内だから……」
「水野くんのお姉さんが今回ターゲットになった、というのはあり得る話よ」
勅使河原「けど水野の姉ちゃんの働いてる病院で事故があっただけで、誰も怪我すらしてねーんだろ?」
赤沢「そこなのよね……」
水野「アネキとは普段からあんまクチ聞いてなかったしな」
「クラスの決め事通りに災厄についてなんも話さなかったのが良かったのかも」
杉浦「災厄のことを知ると死に近づく、か……」
赤沢「そうと決め付けるのは早計よ……情報があまりにも少なすぎるわ」
「けどこれはもう、対策を練り直さないといけないかもしれないわね」
~昼休み、教室~
水野「いやー、マジやばかったって」
「これもやっぱり災厄、なのかな……」
赤沢「その可能性は充分に考えられるわね」
「今までの傾向からいって、対象になるのはクラスの人間の2親等以内だから……」
「水野くんのお姉さんが今回ターゲットになった、というのはあり得る話よ」
勅使河原「けど水野の姉ちゃんの働いてる病院で事故があっただけで、誰も怪我すらしてねーんだろ?」
赤沢「そこなのよね……」
水野「アネキとは普段からあんまクチ聞いてなかったしな」
「クラスの決め事通りに災厄についてなんも話さなかったのが良かったのかも」
杉浦「災厄のことを知ると死に近づく、か……」
赤沢「そうと決め付けるのは早計よ……情報があまりにも少なすぎるわ」
「けどこれはもう、対策を練り直さないといけないかもしれないわね」
怜子さん理不尽に命を奪われた挙句復活してもあのザマだから救済したげて
恒一(へー水野さん、危なかったのか……)ボー…
――ツカツカ…ツカ
赤沢「恒一くん」
恒一「ん?なあに?」
赤沢「恒一くんは事情をすべて三神先生から聞いているのよね?」
恒一「ああ、登校日初日に帰ってから聞かされたよ」
赤沢「いないもの対策についても?」
恒一「もちろん」
赤沢「……ああそうよね、あの時さんざん意見してくれたものね」プルプル
「けど、そういうことなら話が早くて助かるわ」
恒一「?」
赤沢「恒一くん、あなたには明日からもう1人のいないものになってもらうわ!」
恒一「え……?」
――ツカツカ…ツカ
赤沢「恒一くん」
恒一「ん?なあに?」
赤沢「恒一くんは事情をすべて三神先生から聞いているのよね?」
恒一「ああ、登校日初日に帰ってから聞かされたよ」
赤沢「いないもの対策についても?」
恒一「もちろん」
赤沢「……ああそうよね、あの時さんざん意見してくれたものね」プルプル
「けど、そういうことなら話が早くて助かるわ」
恒一「?」
赤沢「恒一くん、あなたには明日からもう1人のいないものになってもらうわ!」
恒一「え……?」
赤沢「今のところ人死は出ていないものの、災厄が原因と見られる事故が相次いでいる」
「これは対策係として看過できないわ」
恒一「それと僕をいないものにするのにどういう関係が?」
赤沢「あなたは登校日初日に1度、いないものと会話をしてしまっている」
恒一「あ……」
赤沢「今までの事故もそれが原因で引き起こされたものなのかもしれない」
恒一「……」
赤沢「いないものと接触してしまったあなたもいないものにしてしまえば……」
「ほら、おまじないとして辻褄が一応は合うでしょう?」
「それにいないものが2倍、単純に考えても効果が高まる可能性もある」
「クラスのためなの、ごめんなさい……別に私怨とかじゃないのよ?本当よ?」
「とにかく、明日からあなたはいないものになってもらうわ」
「これは対策係として看過できないわ」
恒一「それと僕をいないものにするのにどういう関係が?」
赤沢「あなたは登校日初日に1度、いないものと会話をしてしまっている」
恒一「あ……」
赤沢「今までの事故もそれが原因で引き起こされたものなのかもしれない」
恒一「……」
赤沢「いないものと接触してしまったあなたもいないものにしてしまえば……」
「ほら、おまじないとして辻褄が一応は合うでしょう?」
「それにいないものが2倍、単純に考えても効果が高まる可能性もある」
「クラスのためなの、ごめんなさい……別に私怨とかじゃないのよ?本当よ?」
「とにかく、明日からあなたはいないものになってもらうわ」
恒一が聞きまわったせいで災厄が広がったとしてもそれは対策係のせいだし…
~夜、自宅リビング~
――ガララッ
怜子「……」
恒一「……おかえりなさい、怜子さん」
怜子「……ごめんなさい」
「私の力じゃどうすることもできなかった……」
恒一「いいんですよ」
「クラスのためです」
「何より、怜子さんのためなんですから」ニコ
怜子「恒一くん……」
――ガララッ
怜子「……」
恒一「……おかえりなさい、怜子さん」
怜子「……ごめんなさい」
「私の力じゃどうすることもできなかった……」
恒一「いいんですよ」
「クラスのためです」
「何より、怜子さんのためなんですから」ニコ
怜子「恒一くん……」
恒一「公私の別をつける、って言ってましたけど」
「家でもやっぱり怜子さんにとってはいないものでいた方がいいんでしょうか?」
怜子「……そうね」
「本来ならクラス内だけの決まりごとで、家に帰ったら普通に生活をして構わないのだけれど……」
「いないものの家族がクラス関係者なんてこと、今までになかったから……」
恒一「わかりました」
「念には念を、危ない橋を渡るのはやめておきましょう」
「ただ……」
怜子「……なに?」
恒一「いないものは明日から、ですよね?」
「だから――」
「家でもやっぱり怜子さんにとってはいないものでいた方がいいんでしょうか?」
怜子「……そうね」
「本来ならクラス内だけの決まりごとで、家に帰ったら普通に生活をして構わないのだけれど……」
「いないものの家族がクラス関係者なんてこと、今までになかったから……」
恒一「わかりました」
「念には念を、危ない橋を渡るのはやめておきましょう」
「ただ……」
怜子「……なに?」
恒一「いないものは明日から、ですよね?」
「だから――」
――ギュ
怜子「あ……」
(抱きしめられ――)
恒一「今日は、こうさせてください」
怜子「こういち、くん……」
恒一「……」
怜子「……」
恒一「……良い匂い、しますね」
怜子「……もう、ばか」キュッ
怜子「あ……」
(抱きしめられ――)
恒一「今日は、こうさせてください」
怜子「こういち、くん……」
恒一「……」
怜子「……」
恒一「……良い匂い、しますね」
怜子「……もう、ばか」キュッ
6月5日
~朝、教室~
キーンコーンカーンコーン……
久保寺「良くない出来事が続きますが、挫けず、諦めず」
「みんなで力を合わせて切り抜けましょう」
「みなさんくれぐれもクラスの決め事は守るように」
「三神先生も難しい立場でありながら『できるだけのことを』と言ってくださいました」
「ですから、よろしいですか?」
恒一(今日からいないもの、か)
(廊下で怜子さんとすれ違ったとき、目も合わせられないのがつらかったな……)
(まあこれで怜子さんの安全も保証されるんなら、甘んじてこの役を引き受けよう)グッ
~朝、教室~
キーンコーンカーンコーン……
久保寺「良くない出来事が続きますが、挫けず、諦めず」
「みんなで力を合わせて切り抜けましょう」
「みなさんくれぐれもクラスの決め事は守るように」
「三神先生も難しい立場でありながら『できるだけのことを』と言ってくださいました」
「ですから、よろしいですか?」
恒一(今日からいないもの、か)
(廊下で怜子さんとすれ違ったとき、目も合わせられないのがつらかったな……)
(まあこれで怜子さんの安全も保証されるんなら、甘んじてこの役を引き受けよう)グッ
~夜、ダイニング~
恒一「ごちそうさま」カチャ…
民江「はいよ、おそまつさま」フフ
恒一「じゃあ僕は部屋に戻るから」
民江「あれ?今日は怜子のこと待たないのかい?珍しいねぇ」
恒一「あはは、たまにはそういう日だってあるよ」ポリポリ
(今顔を合わせてもつらいだけだから、ね……)
民江「それじゃ、おやすみ」
恒一「うん、おやすみなさい」
レー「ゲンキダシテ!レーチャンオハヨウ!」バサバサ
恒一(……うん、頑張ろう!)
恒一「ごちそうさま」カチャ…
民江「はいよ、おそまつさま」フフ
恒一「じゃあ僕は部屋に戻るから」
民江「あれ?今日は怜子のこと待たないのかい?珍しいねぇ」
恒一「あはは、たまにはそういう日だってあるよ」ポリポリ
(今顔を合わせてもつらいだけだから、ね……)
民江「それじゃ、おやすみ」
恒一「うん、おやすみなさい」
レー「ゲンキダシテ!レーチャンオハヨウ!」バサバサ
恒一(……うん、頑張ろう!)
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