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元スレ怜子「ダメよ恒一くん…私たち家族なのよ…」
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7月17日
~夜、自宅リビング~
――ガララ トテトテトテ
怜子「だだいま、恒一くん」
恒一「お帰りなさい怜子さん」
怜子「今朝のホームルームは急な話で驚いたでしょ?」
恒一「ええ、まあ……」
「けどあえてこの時期に合宿を行う、というのは災厄になにか関係してるんですよね?」
怜子「さすが恒一くんね、するどい」
「千曳先生から聞いた話なんだけど、今までに災厄が止まったのは15年前の1度だけらしくって」
「それでその年には8日から10日にかけて合宿に行って、そこでお参りをしてるの」
「だから今年も同じことをすればもしかしたらって」
~夜、自宅リビング~
――ガララ トテトテトテ
怜子「だだいま、恒一くん」
恒一「お帰りなさい怜子さん」
怜子「今朝のホームルームは急な話で驚いたでしょ?」
恒一「ええ、まあ……」
「けどあえてこの時期に合宿を行う、というのは災厄になにか関係してるんですよね?」
怜子「さすが恒一くんね、するどい」
「千曳先生から聞いた話なんだけど、今までに災厄が止まったのは15年前の1度だけらしくって」
「それでその年には8日から10日にかけて合宿に行って、そこでお参りをしてるの」
「だから今年も同じことをすればもしかしたらって」
恒一「災厄が止まった……?」
「ということはもしかして、その合宿で松永さんが……」
怜子「え?松永って、もしかしてあのマツ?どういうこと?」
恒一「実は僕も今日、災厄を止める手がかりになるかもしれない情報を手に入れたんです」
「長くなるので詳しいいきさつは省きますが……」
「とあるツテからの情報で、怜子さんの元同級生の松永さんが災厄を止める手がかりをどこかに隠した、と」
「しかも松永さん本人が実際にその方法で災厄を止めているらしいんです」
「そこで彼に詳しい話を伺いに行きたいと思ったのですが……」
「怜子さんは松永さんの現住所とか知ってますか?」
怜子「ええ、もちろん」
「それじゃ私からマツに話をつけておくね、話を聞くときは私も行くから」
恒一「それじゃあ、よろしくお願いします」
「ということはもしかして、その合宿で松永さんが……」
怜子「え?松永って、もしかしてあのマツ?どういうこと?」
恒一「実は僕も今日、災厄を止める手がかりになるかもしれない情報を手に入れたんです」
「長くなるので詳しいいきさつは省きますが……」
「とあるツテからの情報で、怜子さんの元同級生の松永さんが災厄を止める手がかりをどこかに隠した、と」
「しかも松永さん本人が実際にその方法で災厄を止めているらしいんです」
「そこで彼に詳しい話を伺いに行きたいと思ったのですが……」
「怜子さんは松永さんの現住所とか知ってますか?」
怜子「ええ、もちろん」
「それじゃ私からマツに話をつけておくね、話を聞くときは私も行くから」
恒一「それじゃあ、よろしくお願いします」
怜子「ちなみに何人で行くの?」
「あんまり大勢で押しかけても向こうの迷惑になっちゃうから……」
恒一「ああ、その点は大丈夫です」
「車での移動なんて危険度が段違いですし、生半可な気持ちで来ようとしてる人には釘を刺しておきました」
「たぶん対策係の赤沢さんと僕、それに怜子さんの3人で行くことになると思います」
怜子「そう、それなら大丈夫そうかな」
「マツにもそう伝えておくね」
恒一「……」
怜子「……恒一くん?どうかした?」
恒一「いや、なんというか、親しげな呼び方だなあと思いまして」
「その、もしかして付き合ってた、とか……?」
「あんまり大勢で押しかけても向こうの迷惑になっちゃうから……」
恒一「ああ、その点は大丈夫です」
「車での移動なんて危険度が段違いですし、生半可な気持ちで来ようとしてる人には釘を刺しておきました」
「たぶん対策係の赤沢さんと僕、それに怜子さんの3人で行くことになると思います」
怜子「そう、それなら大丈夫そうかな」
「マツにもそう伝えておくね」
恒一「……」
怜子「……恒一くん?どうかした?」
恒一「いや、なんというか、親しげな呼び方だなあと思いまして」
「その、もしかして付き合ってた、とか……?」
怜子「ぷっ」
恒一「な、なんで笑うんですかー!」
怜子「いやーマツとだなんてあり得ないもん」ケラケラ
「それに……」
恒一「なんですか?」
怜子「嫉妬してる恒一くんが可愛いなーって」クス
恒一「……」
「えいっ」プス
怜子「きゃっ、ちょ、ごめん悪かったから!」ビクッ
恒一「……」グリグリ
怜子「お、オヘソに指つっこむのは……んっ」ビクンビクン
恒一「な、なんで笑うんですかー!」
怜子「いやーマツとだなんてあり得ないもん」ケラケラ
「それに……」
恒一「なんですか?」
怜子「嫉妬してる恒一くんが可愛いなーって」クス
恒一「……」
「えいっ」プス
怜子「きゃっ、ちょ、ごめん悪かったから!」ビクッ
恒一「……」グリグリ
怜子「お、オヘソに指つっこむのは……んっ」ビクンビクン
恒一「反省しましたか?」
怜子「はい、ごめんなさい……」ハァハァ
恒一「男に可愛いだなんて言っちゃダメですよ」
怜子「だってぇ……」ハァハァ
恒一「む」
怜子「はーい……」
恒一「さて、良い時間になってきましたしそろそろ寝ましょうか」
怜子「うんそうだね、それじゃおやすみ」
恒一「また明日」
怜子「はい、ごめんなさい……」ハァハァ
恒一「男に可愛いだなんて言っちゃダメですよ」
怜子「だってぇ……」ハァハァ
恒一「む」
怜子「はーい……」
恒一「さて、良い時間になってきましたしそろそろ寝ましょうか」
怜子「うんそうだね、それじゃおやすみ」
恒一「また明日」
7月19日
~早朝、中尾家~
――ドッシーン!!
中尾「ぐはぁ!?」
中尾母「ちょっとアンタ大丈夫!?」
「ほんとにもー、トロくさいんだから」
中尾「うっせーなー」サスリサスリ
中尾母「あらアンタ頭ぶつけたの?」
「この前みのさんが頭ぶつけるのは一見大丈夫そうでもマズイことがあるって言ってたわよ」
「アンタ今日どうせ暇でしょ、そのまま病院行ってらっしゃいな」
中尾「はあ……オレも海行きたかったなあ……」トボトボ
~早朝、中尾家~
――ドッシーン!!
中尾「ぐはぁ!?」
中尾母「ちょっとアンタ大丈夫!?」
「ほんとにもー、トロくさいんだから」
中尾「うっせーなー」サスリサスリ
中尾母「あらアンタ頭ぶつけたの?」
「この前みのさんが頭ぶつけるのは一見大丈夫そうでもマズイことがあるって言ってたわよ」
「アンタ今日どうせ暇でしょ、そのまま病院行ってらっしゃいな」
中尾「はあ……オレも海行きたかったなあ……」トボトボ
同日
~狭波町リゾートホテル~
怜子「マツったら急な出迎えが入っちゃったらしくて、しばらく会えそうにないみたい」
恒一「そうなんですか……困りましたね」
赤沢「うーん、そしたら海にでも行って時間つぶすのはどうかしら?」
「せっかくここまで来たんだし、夜見北の外だから災厄の力も及ばないわ」
怜子「確かに魅力的な提案なんだけど……水着とか持ってきてないし……」
恒一「ふふふ、こんなこともあろうかと水着は持ってきてあります」
「もちろん怜子さんの分もです!」
怜子「さっすが恒一くん、ほんとに頼りになるなあ」
赤沢(覚悟のない奴は来るなとか言って勅使河原たちを置いてきたクセに……)
(ていうかさらっと流してるけどその水着、三神先生のタンスを漁ったってことでしょ……)
恒一「さあ、大海原へ漕ぎ出そう!」
~狭波町リゾートホテル~
怜子「マツったら急な出迎えが入っちゃったらしくて、しばらく会えそうにないみたい」
恒一「そうなんですか……困りましたね」
赤沢「うーん、そしたら海にでも行って時間つぶすのはどうかしら?」
「せっかくここまで来たんだし、夜見北の外だから災厄の力も及ばないわ」
怜子「確かに魅力的な提案なんだけど……水着とか持ってきてないし……」
恒一「ふふふ、こんなこともあろうかと水着は持ってきてあります」
「もちろん怜子さんの分もです!」
怜子「さっすが恒一くん、ほんとに頼りになるなあ」
赤沢(覚悟のない奴は来るなとか言って勅使河原たちを置いてきたクセに……)
(ていうかさらっと流してるけどその水着、三神先生のタンスを漁ったってことでしょ……)
恒一「さあ、大海原へ漕ぎ出そう!」
怜子さんが疑問全部初日に解決してくれたから質問→心臓麻痺のコンボにならないんだろ
赤沢(まあ、恒一くんと海なんて絶好の機会)
(最初はいけ好かないヤツだと思ってたけど、対策にかける手腕には脱帽せざるを得ないわ)
(一目置いてあげても良いくらいには、ね)
(それにあんなに真っ直ぐに意見をぶつけてくれる人なんて初めてだったし……)
(というわけで)
(これを機に恒一くんとの関係も対策しちゃうんだから!)
(……って思ったのに)
怜子「もーくすぐったいって恒一くんったら」キャッキャ
恒一「じっとしててください、オイルがうまく塗れないじゃないですか」フフフ
怜子「だってぇー」クスクス
イチャイチャ
ヤイノヤイノ
赤沢「」
(最初はいけ好かないヤツだと思ってたけど、対策にかける手腕には脱帽せざるを得ないわ)
(一目置いてあげても良いくらいには、ね)
(それにあんなに真っ直ぐに意見をぶつけてくれる人なんて初めてだったし……)
(というわけで)
(これを機に恒一くんとの関係も対策しちゃうんだから!)
(……って思ったのに)
怜子「もーくすぐったいって恒一くんったら」キャッキャ
恒一「じっとしててください、オイルがうまく塗れないじゃないですか」フフフ
怜子「だってぇー」クスクス
イチャイチャ
ヤイノヤイノ
赤沢「」
/ l| \
______/ ′ {{ | l| 、 ,
/ ∨く / 〃\ l| l| \ ′
. / ∨:i\ / ll il \ 、 、\ |l |l | |
′ l| ∨:i:i:i∨ ll |l --- \{\ \ \ | |l| |l | |
. l| 廴:_:_l l|从 `丶\{  ̄\ |\ リ| リ リ l| |__
. ,′ l| ||:i:i:l l| { _,、云ニ====ミ` ー‐ \ノ厂}/´j / / リ√`
′ |i ||:i:i:ト、\l|l \ヘ{ _f芸苳斗 ` /云ニ=ミ // //
| | | ||:i:i:| \乂_\  ̄ ̄ 乂~゙气}ノ仏イイ
| l l| | ||:i:i:| \∧ ll「 ̄ ,, -―-、 | l| |
| | il| | l〃⌒V^ヽ∨l| / ヽ.| l| | |\ /\ / | // /
| | ll| | |l| ノ\ | l| ./ /i⌒ヽ、|.| l| | _| \/\/ \/\/ |∧/ ///
| | ll| | |ll /´l | l| / / / .,| l| | \ /
| |l lll| | 込、{l \ | l| ト、.,../ ,ー-、 ...,价l| | ∠ 恒一くんも対策しちゃうんだから >
| |li ilリ | l\ \ー | l| \\‘゚。、` ヽ。、o ../_ _ \
|i l|ll / | l| | \ `ーヘi| lト、: \\゚。、。、o .. ̄ / /∨| /W\ /\|\ .|  ̄
|l l|ll / l| l| | \ l| l|: : : .、: ヽ ヽU o .// |/ \/ \|
. |l ll|l / l| l| | ≫l| l|: : : : : : : : : : : . . . .`ヽU ∴l
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むしろどうして二人の関係につけこめると思ったんだ
これも無能ゆえか…
これも無能ゆえか…
赤沢「あほらし……」
「もうシートの上でのんびり過ごすことにするわ」ハァ
「どっこいしょ……っと」
「海が……綺麗ね……」フッ
――ザッ…ザッ…ザッ…
赤沢(ん?足音……?)クルッ
松永「――れ、れいこ……」ワナワナ
赤沢(怜子……三神先生を知ってるってことは、この人が松永さん?)
「あ、あの……」
「もうシートの上でのんびり過ごすことにするわ」ハァ
「どっこいしょ……っと」
「海が……綺麗ね……」フッ
――ザッ…ザッ…ザッ…
赤沢(ん?足音……?)クルッ
松永「――れ、れいこ……」ワナワナ
赤沢(怜子……三神先生を知ってるってことは、この人が松永さん?)
「あ、あの……」
松永「お、俺が……俺がみんなを救ったんだ……」ワナワナ
「怜子も……だから俺がヒーローなんだ……」ワナワナ
赤沢(この人もしかして三神先生のことが……)
キャッキャッ
モウ コウイチクンッタラ ウフフ
アハハ レイコサーン
赤沢(ああ、折角昔の想い人に呼び出されてウキウキして会いに行ったのに)
(そこにいきなりこの光景を見せつけられたらさぞかしショックでしょうね……)
松永「俺は……俺が……やったんだ……」ブルブル
「だから残したんだ……教室に……なのに……」ガタガタ
赤沢(教室?これは重要なキーワードね……)
「怜子も……だから俺がヒーローなんだ……」ワナワナ
赤沢(この人もしかして三神先生のことが……)
キャッキャッ
モウ コウイチクンッタラ ウフフ
アハハ レイコサーン
赤沢(ああ、折角昔の想い人に呼び出されてウキウキして会いに行ったのに)
(そこにいきなりこの光景を見せつけられたらさぞかしショックでしょうね……)
松永「俺は……俺が……やったんだ……」ブルブル
「だから残したんだ……教室に……なのに……」ガタガタ
赤沢(教室?これは重要なキーワードね……)
~夕暮れの砂浜~
恒一「ふぅ、楽しかった……赤沢さんも泳げば良かったのに」
赤沢「」イラッ
「……あなたたちが遊び惚けてる間に松永さんから話は聞いておいたわ」
「ほとんど何も覚えてなかったみたいだけど、一瞬錯乱状態に陥った彼から気になる言葉が聞けたの」
「教室に何かを残した、そうよ」
恒一「さすが赤沢さん、僕は赤沢さんが有能な対策係だって常々思ってたんだよ」
赤沢「ゆ、有能だなんて……そんな……」キュン
恒一「それじゃ帰りましょうか怜子さん」スタスタ
怜子「そうね、まずは更衣室に行かなきゃ」トテトテ
赤沢「そ、そんなことで誤魔化されないんだから……」モジモジ
「でもまあ?今回は素直にその言葉、受け取って……」テレテレ
「……あれ?」
「2人はどこ?」キョロキョロ
恒一「ふぅ、楽しかった……赤沢さんも泳げば良かったのに」
赤沢「」イラッ
「……あなたたちが遊び惚けてる間に松永さんから話は聞いておいたわ」
「ほとんど何も覚えてなかったみたいだけど、一瞬錯乱状態に陥った彼から気になる言葉が聞けたの」
「教室に何かを残した、そうよ」
恒一「さすが赤沢さん、僕は赤沢さんが有能な対策係だって常々思ってたんだよ」
赤沢「ゆ、有能だなんて……そんな……」キュン
恒一「それじゃ帰りましょうか怜子さん」スタスタ
怜子「そうね、まずは更衣室に行かなきゃ」トテトテ
赤沢「そ、そんなことで誤魔化されないんだから……」モジモジ
「でもまあ?今回は素直にその言葉、受け取って……」テレテレ
「……あれ?」
「2人はどこ?」キョロキョロ
7月25日
~イノヤ~
ガチャ――カララン…
赤沢「こっちよ」
恒一「待たせてごめんね、もう2人とも来てたんだ」ストン
杉浦「大丈夫、こっちもさっき着いたところだから」
「むしろこんな大事な話に同席させてくれてありがとう」
恒一「杉浦さんも対策係だからね、耳に入れないわけにはいかないと思って」
赤沢「まあ当然ね」
「けどここで話して大丈夫なの?智香さんに聞かれたら……」
恒一「自分の弟をわざわざ危険に飛び込ませたい姉なんていると思う?」
杉浦「なるほど……ある意味いちばん安心して話せる場所ねここは」
~イノヤ~
ガチャ――カララン…
赤沢「こっちよ」
恒一「待たせてごめんね、もう2人とも来てたんだ」ストン
杉浦「大丈夫、こっちもさっき着いたところだから」
「むしろこんな大事な話に同席させてくれてありがとう」
恒一「杉浦さんも対策係だからね、耳に入れないわけにはいかないと思って」
赤沢「まあ当然ね」
「けどここで話して大丈夫なの?智香さんに聞かれたら……」
恒一「自分の弟をわざわざ危険に飛び込ませたい姉なんていると思う?」
杉浦「なるほど……ある意味いちばん安心して話せる場所ねここは」
恒一「そういうわけで、さっそく本題に移ろう」
「この間赤沢さんが松永さんから聞きだした情報は――」
赤沢「『教室に何かを残した』よ」ドヤァ
杉浦「ここで言う教室って言うのはもちろん当時彼が使っていたものよね」フム
恒一「うん、旧校舎の3年3組だと考えてまず間違いないと思う」
赤沢「そうと分かれば合宿前にはそれを探しに行きましょう」
杉浦「そうね、上手くいけばそもそも合宿に行く必要がなくなるかもしれない」
恒一(そうだねそれが一番だと思う)
「僕は怜子さんとお泊り行きたいから合宿は中止にならないで欲しいなあ」
杉浦「榊原くん逆よ逆」
「この間赤沢さんが松永さんから聞きだした情報は――」
赤沢「『教室に何かを残した』よ」ドヤァ
杉浦「ここで言う教室って言うのはもちろん当時彼が使っていたものよね」フム
恒一「うん、旧校舎の3年3組だと考えてまず間違いないと思う」
赤沢「そうと分かれば合宿前にはそれを探しに行きましょう」
杉浦「そうね、上手くいけばそもそも合宿に行く必要がなくなるかもしれない」
恒一(そうだねそれが一番だと思う)
「僕は怜子さんとお泊り行きたいから合宿は中止にならないで欲しいなあ」
杉浦「榊原くん逆よ逆」
~夜、自宅リビング~
怜子「そう……今度旧校舎に……」
恒一「はい、良い報告期待しててくださいね」
怜子「本当は私も一緒に行けるといいんだけど……」
恒一「教師の怜子さんが生徒引き連れて立ち入り禁止の旧校舎になんて入っちゃいけませんよ」ハハ
「ここは僕たちに任せておいてください」
怜子「うん……」
「一緒に行くのは対策係の子たちだっけ?」
恒一「はい、赤沢さんと杉浦さんです」
怜子「勅使河原くんとか望月くんあたりは誘わなかったの?」
恒一「ええ、なんとなく現象について深く知るほど近づくほど危険な気がして……」
「それで対策係以外にはまだ秘密にしておこうってことになったんです」
怜子「そう……今度旧校舎に……」
恒一「はい、良い報告期待しててくださいね」
怜子「本当は私も一緒に行けるといいんだけど……」
恒一「教師の怜子さんが生徒引き連れて立ち入り禁止の旧校舎になんて入っちゃいけませんよ」ハハ
「ここは僕たちに任せておいてください」
怜子「うん……」
「一緒に行くのは対策係の子たちだっけ?」
恒一「はい、赤沢さんと杉浦さんです」
怜子「勅使河原くんとか望月くんあたりは誘わなかったの?」
恒一「ええ、なんとなく現象について深く知るほど近づくほど危険な気がして……」
「それで対策係以外にはまだ秘密にしておこうってことになったんです」
怜子「ふぅん……」
恒一「怜子さん?」
怜子「べっつにー」
恒一「その顔は何かある顔でしょう」
怜子「……笑わない?」
恒一「ええ、笑いません」
怜子「……その、ね」
「一緒に行くの女の子だけなんだーって思って……」
恒一「……」
怜子「それで……その……ね?」
恒一「怜子さん?」
怜子「べっつにー」
恒一「その顔は何かある顔でしょう」
怜子「……笑わない?」
恒一「ええ、笑いません」
怜子「……その、ね」
「一緒に行くの女の子だけなんだーって思って……」
恒一「……」
怜子「それで……その……ね?」
怜子「……いい歳したオトナがこんなことでヤキモチとか笑っちゃうよね」エヘヘ…
恒一「怜子さんっ!」ガバッ
怜子「きゃあ!?」
恒一「怜子さんは可愛いですねほんと」ギュー
怜子「もう、そうやってオトナをからかって……」
恒一「本気で言ってるんですよ、怜子さんは可愛いです」ナデナデ
怜子「はぅ……」クテン
恒一「僕には怜子さんだけですから、安心して家で待っててくださいね」
怜子「……うん」
恒一「怜子さんっ!」ガバッ
怜子「きゃあ!?」
恒一「怜子さんは可愛いですねほんと」ギュー
怜子「もう、そうやってオトナをからかって……」
恒一「本気で言ってるんですよ、怜子さんは可愛いです」ナデナデ
怜子「はぅ……」クテン
恒一「僕には怜子さんだけですから、安心して家で待っててくださいね」
怜子「……うん」
7月31日
~学校校門~
綾野「あれ?イズミにタカコにこういっちゃんじゃん」
「なにその組み合わせめっずらしー、両手に花だね!」ケラケラ
小椋「……えと、対策係が2人一緒ってコトはもしかして?」
赤沢「由美は鋭いわね……ええ、そうよ」
「根本的な対策法が見つかるかもしれない」
「ただ詳しいことはまだ話せないし一緒に連れていくことは出来ないけど、そこは分かってね」
小椋「うん、良い報告待ってるコトにする」
綾野「じゃーみんな、また合宿でね!」
トコトコトコ――…
~学校校門~
綾野「あれ?イズミにタカコにこういっちゃんじゃん」
「なにその組み合わせめっずらしー、両手に花だね!」ケラケラ
小椋「……えと、対策係が2人一緒ってコトはもしかして?」
赤沢「由美は鋭いわね……ええ、そうよ」
「根本的な対策法が見つかるかもしれない」
「ただ詳しいことはまだ話せないし一緒に連れていくことは出来ないけど、そこは分かってね」
小椋「うん、良い報告待ってるコトにする」
綾野「じゃーみんな、また合宿でね!」
トコトコトコ――…
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