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元スレ怜子「ダメよ恒一くん…私たち家族なのよ…」

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恒一(僕はそのあと嗚咽を漏らしながらの怜子さんの告白を聞いた)
(彼女が15年前3年3組に在籍していたこと)
(その年の災厄で彼女の姉――僕の母が亡くなってしまったこと)
(彼女はそのことに負い目を感じて今まで過ごしてきたらしい)
(教師となって夜見北に戻ってきたのも、罪悪感と責任感からだという)
(そんな彼女に対して怒りが湧くはずもなかった)
(むしろただひたすらに守りたい、支えたいという気持ちが湧きあがってきた)
(僕は彼女の力になりたい)
(――1人の男として)
(それにしてもなんて柔らかい手だ……今日はもう手を洗わないでおこう)
(彼女が15年前3年3組に在籍していたこと)
(その年の災厄で彼女の姉――僕の母が亡くなってしまったこと)
(彼女はそのことに負い目を感じて今まで過ごしてきたらしい)
(教師となって夜見北に戻ってきたのも、罪悪感と責任感からだという)
(そんな彼女に対して怒りが湧くはずもなかった)
(むしろただひたすらに守りたい、支えたいという気持ちが湧きあがってきた)
(僕は彼女の力になりたい)
(――1人の男として)
(それにしてもなんて柔らかい手だ……今日はもう手を洗わないでおこう)
>>52
さりげなく変態入ってるぞ
さりげなく変態入ってるぞ
怜子「あはは、なんかごめんね」コシコシ
恒一「人間誰だって泣くときはありますよ」
「僕だって気胸の施術でカテーテルを肺に突っ込まれたときは涙が出ました」
怜子「……ありがとう」クス
「けど、今まで隠していてごめんね、その……理津子姉さんのこと」
恒一「それは仕方ないです」
「こんなオカルト染みた話、当事者にでもならなきゃ出来ないですよ」
「むしろ怜子さんにとってつらい過去なのに、こうして話してくれてありがとうございました」
怜子「……もー、恒一くんはホントに優しいなあ」
恒一「別に誰にでも優しいわけじゃないんですよ?」
怜子「私は特別ってこと?ありがとう」クスクス
恒一(本気で特別なんだけどなあ……まあ、笑ってくれたから良いか)ハァ
恒一「人間誰だって泣くときはありますよ」
「僕だって気胸の施術でカテーテルを肺に突っ込まれたときは涙が出ました」
怜子「……ありがとう」クス
「けど、今まで隠していてごめんね、その……理津子姉さんのこと」
恒一「それは仕方ないです」
「こんなオカルト染みた話、当事者にでもならなきゃ出来ないですよ」
「むしろ怜子さんにとってつらい過去なのに、こうして話してくれてありがとうございました」
怜子「……もー、恒一くんはホントに優しいなあ」
恒一「別に誰にでも優しいわけじゃないんですよ?」
怜子「私は特別ってこと?ありがとう」クスクス
恒一(本気で特別なんだけどなあ……まあ、笑ってくれたから良いか)ハァ
怜子「じゃあ、そういうことだから、ね」
「明日からは改めて夜見北の心構えをしっかりお願いね」
恒一「クラスの決め事は守る、ですね。了解です」
怜子「よくできました」
「……それにしても」ハァ
恒一「はい?」
怜子「公私の別ははっきり付けるとは言ったけど、プライベートで泣き顔見られちゃうとはなあ」
「……今日のことは忘れてね?」
恒一「じゃあ忘れられるくらいきりっとカッコイイ三神先生を学校では期待してます」
怜子「む、言ったなー、惚れ直すくらい素敵な三神先生を見せてあげちゃうんだからー」エッヘン
恒一(張られた胸が強調されて……!?)
(これ狙ってやってるんじゃないっていうのがタチ悪いよなあ)
「明日からは改めて夜見北の心構えをしっかりお願いね」
恒一「クラスの決め事は守る、ですね。了解です」
怜子「よくできました」
「……それにしても」ハァ
恒一「はい?」
怜子「公私の別ははっきり付けるとは言ったけど、プライベートで泣き顔見られちゃうとはなあ」
「……今日のことは忘れてね?」
恒一「じゃあ忘れられるくらいきりっとカッコイイ三神先生を学校では期待してます」
怜子「む、言ったなー、惚れ直すくらい素敵な三神先生を見せてあげちゃうんだからー」エッヘン
恒一(張られた胸が強調されて……!?)
(これ狙ってやってるんじゃないっていうのがタチ悪いよなあ)
恒一「ふう……それじゃ、今日のところはもう寝ませんか?」
「怜子さんは明日も早いんででしょう?」
怜子「ん、ありがと」
「じゃあお言葉に甘えちゃおっかな」
恒一「それじゃあ、おやすみなさい怜子さん」
怜子「おやすみ、恒一くん」スタスタ…
「あ」クルッ
「レッドアイ美味しかったよ、それと……」
「手、握ってくれてありがとうね、落ち着いた」テレッ
「じゃ、今度こそおやすみー」パタパタ
恒一「……怜子さんの可愛さは反則だよなあ」
「怜子さんは明日も早いんででしょう?」
怜子「ん、ありがと」
「じゃあお言葉に甘えちゃおっかな」
恒一「それじゃあ、おやすみなさい怜子さん」
怜子「おやすみ、恒一くん」スタスタ…
「あ」クルッ
「レッドアイ美味しかったよ、それと……」
「手、握ってくれてありがとうね、落ち着いた」テレッ
「じゃ、今度こそおやすみー」パタパタ
恒一「……怜子さんの可愛さは反則だよなあ」
~夜、自室~
恒一「さて……寝る前に、と」
「怜子さんの力になるために出来ること、僕もしなきゃ」
「今の時間なら父さんも起きてるかな、よし」
prrrrr…prrrrr…prrrrr…prrrrrr…
恒一「む、なかなか出ないな仕事中かな?」
prrrrr…prrrrr…prrrr…prrガチャッ
陽一『はい、もし…し』ザザッ
恒一「あ、父さん?仕事中だった?」
陽一『も…し…けな……雑音が…くてよく聞こえ…い……が』ザザ…ザ…
恒一「あ、ごめん電波悪いみたい、廊下出るね」
恒一「さて……寝る前に、と」
「怜子さんの力になるために出来ること、僕もしなきゃ」
「今の時間なら父さんも起きてるかな、よし」
prrrrr…prrrrr…prrrrr…prrrrrr…
恒一「む、なかなか出ないな仕事中かな?」
prrrrr…prrrrr…prrrr…prrガチャッ
陽一『はい、もし…し』ザザッ
恒一「あ、父さん?仕事中だった?」
陽一『も…し…けな……雑音が…くてよく聞こえ…い……が』ザザ…ザ…
恒一「あ、ごめん電波悪いみたい、廊下出るね」
――ガラッ ヒタヒタ
恒一「父さん聴こえる?」
陽一『おー恒一か!そっちから電話だなんて初めてじゃないか?』
『いやーインドはあっついぞー!』
恒一「あはは……」
「えっと、ヘンなことで電話して悪いんだけど、インドってお守りみたいなものお土産とかで売ってたりする?」
陽一『なんだー?恒一はオカルトマニアにでもなったのか?』
恒一「そういう訳じゃないんだけど、まあちょっとね」ハハ
陽一『まーこっちはマジナイについては本場みたいなもんだからなー』
『恋愛成就に安産祈願、交通安全なんでもござれだぞー!』ハハハ
恒一「恋愛とかじゃなくって、できれば災厄から身を守れるようなものがいいんだけど」
陽一『ふむ、なにやら事情がありそうだな』
恒一「父さん聴こえる?」
陽一『おー恒一か!そっちから電話だなんて初めてじゃないか?』
『いやーインドはあっついぞー!』
恒一「あはは……」
「えっと、ヘンなことで電話して悪いんだけど、インドってお守りみたいなものお土産とかで売ってたりする?」
陽一『なんだー?恒一はオカルトマニアにでもなったのか?』
恒一「そういう訳じゃないんだけど、まあちょっとね」ハハ
陽一『まーこっちはマジナイについては本場みたいなもんだからなー』
『恋愛成就に安産祈願、交通安全なんでもござれだぞー!』ハハハ
恒一「恋愛とかじゃなくって、できれば災厄から身を守れるようなものがいいんだけど」
陽一『ふむ、なにやら事情がありそうだな』
陽一『……で、いくつくらい必要なんだ?とりあえず10個くらいかー?』
恒一「えっと……クラスの人数分とその家族にもだから、100個ほど……」
陽一『商売でも始める気か!あっはっは、まあ良いまかせとけー!』
『それで、どこに送ればいいんだ?』
恒一「そりゃこっちに居候させてもらってるんだから、父さん実家に決まってるじゃないか」
陽一『あっはっはそうかそうか、いやーインドはあっついぞー!』ブツッ…ツーツー…ツーツー…
恒一「……まあ気休めみたいなものだろうけど、ないよりは……ね」
「さて、僕もそろそろ寝るかな」ゴソゴソ
「……この手、さっきまで怜子さんの手を」
「……」ゴクリ
・
・
・
恒一「えっと……クラスの人数分とその家族にもだから、100個ほど……」
陽一『商売でも始める気か!あっはっは、まあ良いまかせとけー!』
『それで、どこに送ればいいんだ?』
恒一「そりゃこっちに居候させてもらってるんだから、父さん実家に決まってるじゃないか」
陽一『あっはっはそうかそうか、いやーインドはあっついぞー!』ブツッ…ツーツー…ツーツー…
恒一「……まあ気休めみたいなものだろうけど、ないよりは……ね」
「さて、僕もそろそろ寝るかな」ゴソゴソ
「……この手、さっきまで怜子さんの手を」
「……」ゴクリ
・
・
・
5月7日
~美術室~
怜子「なんですか、これは」
恒一「あの、レモンを」
怜子「これが?」
恒一「レモンの涙です」
怜子「……?」
恒一「レモンを眺めていたらインスピレーションが、こう……」
「尖ったようにすっぱいレモン、だけど中身は涙がいっぱい」
「可愛らしいと思って描いてみたんですけど、どうですか?」
怜子「!」
「も、もうっ……」
「昨日のことは忘れてって――」
~美術室~
怜子「なんですか、これは」
恒一「あの、レモンを」
怜子「これが?」
恒一「レモンの涙です」
怜子「……?」
恒一「レモンを眺めていたらインスピレーションが、こう……」
「尖ったようにすっぱいレモン、だけど中身は涙がいっぱい」
「可愛らしいと思って描いてみたんですけど、どうですか?」
怜子「!」
「も、もうっ……」
「昨日のことは忘れてって――」
恒一「なんのことです三神先生?あと公私混同はいけませんよ?」
怜子「むー……」
「勅使河原くん!あなたは何を描いているの!」ポカッ
勅使河原「り、りんごです」サスリ…
怜子「りんごに手足はないわよ!」ポカッ
勅使河原「ぼ、ぼくにはりんごがこう見えるんですぅ!」グスン
怜子「真面目にやりなさい!」ポカポカッ
怜子「むー……」
「勅使河原くん!あなたは何を描いているの!」ポカッ
勅使河原「り、りんごです」サスリ…
怜子「りんごに手足はないわよ!」ポカッ
勅使河原「ぼ、ぼくにはりんごがこう見えるんですぅ!」グスン
怜子「真面目にやりなさい!」ポカポカッ
望月「へえ、榊原くんもそういう絵描くんだね」
恒一「ああそういえばキミ、美術部なんだっけ三神先生狙いの」
望月「ええっ、ち、違うよお」アセアセ
「今年から活動再開したから入ってみたんだ」
桜木「榊原くんは部活動やらないんですか?」
恒一「美術部入ろうかなあ」
望月「え……入るの美術部?」
恒一「悪い?」
望月「だってさ……」チラッ
怜子「まったくもうこのクラスは……」プンプン
恒一「……三神先生が気になる?」
望月「そ、そんなこと……なく、はないけど……榊原くんは三神先生のことどう思う?」
恒一「どうって聞かれても困るよなあ」
望月「え、うん……そうだよね、うん」
恒一「けどそんなに聞きたいなら仕方ない、語りだしたらこの授業中には収まりきらないけど良いよね?」
恒一「ああそういえばキミ、美術部なんだっけ三神先生狙いの」
望月「ええっ、ち、違うよお」アセアセ
「今年から活動再開したから入ってみたんだ」
桜木「榊原くんは部活動やらないんですか?」
恒一「美術部入ろうかなあ」
望月「え……入るの美術部?」
恒一「悪い?」
望月「だってさ……」チラッ
怜子「まったくもうこのクラスは……」プンプン
恒一「……三神先生が気になる?」
望月「そ、そんなこと……なく、はないけど……榊原くんは三神先生のことどう思う?」
恒一「どうって聞かれても困るよなあ」
望月「え、うん……そうだよね、うん」
恒一「けどそんなに聞きたいなら仕方ない、語りだしたらこの授業中には収まりきらないけど良いよね?」
~廊下、移動中~
恒一「――でさあ、家だと髪を束ねてうなじが見えるわけなんだよ」
「じっくり見ると産毛が生えててさ、想像しただけで惹きこまれない?」
望月「産毛か……そうだね」
「けどその話も3回目となると流石に食傷気味だよ……」
恒一「キミの三神先生に対する思いはその程度なの?」
「そう言えばあとは私服姿だとおへそがさ――」
勅使河原「よ、サーカキ!」ポン
「三神先生の話かあ?だったら俺も混ぜろよ!」
望月「軽い気持ちで話しかけたことをきっと後悔することになるよ……」
勅使河原「……なんだよ、後悔って」
「もしかしてアレについての話か……?」
恒一「――でさあ、家だと髪を束ねてうなじが見えるわけなんだよ」
「じっくり見ると産毛が生えててさ、想像しただけで惹きこまれない?」
望月「産毛か……そうだね」
「けどその話も3回目となると流石に食傷気味だよ……」
恒一「キミの三神先生に対する思いはその程度なの?」
「そう言えばあとは私服姿だとおへそがさ――」
勅使河原「よ、サーカキ!」ポン
「三神先生の話かあ?だったら俺も混ぜろよ!」
望月「軽い気持ちで話しかけたことをきっと後悔することになるよ……」
勅使河原「……なんだよ、後悔って」
「もしかしてアレについての話か……?」
恒一「ああ、例のことなら昨晩三神先生から聞いたから安心して」
「決め事は守るよ、いないものの相手はしない」
勅使河原「そ、そうか」ホッ
望月「もう、昨日はヒヤヒヤしたよ……」
恒一「もうじゃないよ、こっちの方こそちゃんと話してくれなきゃ困る」
「クラス全体の問題なんだし、怜子さ……三神先生の負担にもなるんだから」
勅使河原「悪かったって、このとぉーり!」オガミッ
恒一「……はぁ、まあ今回は許してあげるよ」クス
勅使河原「そっか、さんきゅー!みんなで一緒に卒業しような!」
恒一「ああ、そうだね」チラッ
見崎「……」ポツーン
「決め事は守るよ、いないものの相手はしない」
勅使河原「そ、そうか」ホッ
望月「もう、昨日はヒヤヒヤしたよ……」
恒一「もうじゃないよ、こっちの方こそちゃんと話してくれなきゃ困る」
「クラス全体の問題なんだし、怜子さ……三神先生の負担にもなるんだから」
勅使河原「悪かったって、このとぉーり!」オガミッ
恒一「……はぁ、まあ今回は許してあげるよ」クス
勅使河原「そっか、さんきゅー!みんなで一緒に卒業しような!」
恒一「ああ、そうだね」チラッ
見崎「……」ポツーン
~夜、自宅リビング~
怜子「さぁて、プライベートの時間ね?」ニヤリ
恒一「あはは……もしかして美術の時間のこと根に持ってます……?」
怜子「根に持つってほどのことじゃないけどー」
恒一「まあまあ、またカクテル作ってあげますから」
――ガタッ シュワー…トクトクト……
恒一「はい、今日も1日お疲れさま」スッ
怜子「もー、恒一くんは誤魔化すのうまいんだから」クス
「ありがと、許したげる」
恒一「安心しました」ハハ
怜子「さぁて、プライベートの時間ね?」ニヤリ
恒一「あはは……もしかして美術の時間のこと根に持ってます……?」
怜子「根に持つってほどのことじゃないけどー」
恒一「まあまあ、またカクテル作ってあげますから」
――ガタッ シュワー…トクトクト……
恒一「はい、今日も1日お疲れさま」スッ
怜子「もー、恒一くんは誤魔化すのうまいんだから」クス
「ありがと、許したげる」
恒一「安心しました」ハハ
怜子「んくっ……んくっ……ぷはぁっ」
恒一「良い飲みっぷりです」
怜子「恒一くんが作ってくれたから美味しくってつい、ねー」フフ
「そう言えば恒一くん、部活には入らないの?」
恒一「そうですね、そんなことをクライメイトからも言われました」
怜子「美術とかは興味ない?」
恒一「んー、そうですねー」
(むしろ怜子さんそのものへの興味が止まることをしりません)
怜子「恒一くんはむしろ描くより造形とかに興味があるんだっけ?」
恒一「あ、はい……」
「実はこれ話すの怜子さんが初めてなんですけど、造形系の大学に進学したいなって」
「……無謀、でしょうか?」
恒一「良い飲みっぷりです」
怜子「恒一くんが作ってくれたから美味しくってつい、ねー」フフ
「そう言えば恒一くん、部活には入らないの?」
恒一「そうですね、そんなことをクライメイトからも言われました」
怜子「美術とかは興味ない?」
恒一「んー、そうですねー」
(むしろ怜子さんそのものへの興味が止まることをしりません)
怜子「恒一くんはむしろ描くより造形とかに興味があるんだっけ?」
恒一「あ、はい……」
「実はこれ話すの怜子さんが初めてなんですけど、造形系の大学に進学したいなって」
「……無謀、でしょうか?」
怜子「んー、まず間違いなく親は反対するわね」
「けど自分がやりたいことならやってみるのが一番じゃないかな」
「何事もやる前に諦めちゃうのはカッコ悪いと思うんだー」
恒一「かっこ悪い、ですか」
怜子「うん、大事なことでしょ?自分から見てカッコ良いか悪いかって」ニコ
恒一「……」
(確かに、何もせずに諦めるなんてかっこ悪い)
(歳の差や血の繋がりなんてなんだ、自分の気持ちに正直にならなくっちゃ!)
レー「ゲンキダシテ!ゲンキダシテ」
恒一「はい頑張ってみます!」
怜子「うん、その意気その意気」クスクス
「けど自分がやりたいことならやってみるのが一番じゃないかな」
「何事もやる前に諦めちゃうのはカッコ悪いと思うんだー」
恒一「かっこ悪い、ですか」
怜子「うん、大事なことでしょ?自分から見てカッコ良いか悪いかって」ニコ
恒一「……」
(確かに、何もせずに諦めるなんてかっこ悪い)
(歳の差や血の繋がりなんてなんだ、自分の気持ちに正直にならなくっちゃ!)
レー「ゲンキダシテ!ゲンキダシテ」
恒一「はい頑張ってみます!」
怜子「うん、その意気その意気」クスクス
5月8日
~放課後、下駄箱~
桜木「榊原くん、これからお帰りですか?」
赤沢「ちょっといい?」
・
・
・
赤沢「そう……生まれたのは夜見山の病院なんだ」
恒一「すぐ東京に戻ったらしいけどね」
赤沢「それから、ずっと東京?」
恒一「そうだよ」
赤沢「帰省で戻ったりは?」
恒一「母さんは僕を生んですぐ死んじゃったから……あんまりかな」
赤沢「そう……」
~放課後、下駄箱~
桜木「榊原くん、これからお帰りですか?」
赤沢「ちょっといい?」
・
・
・
赤沢「そう……生まれたのは夜見山の病院なんだ」
恒一「すぐ東京に戻ったらしいけどね」
赤沢「それから、ずっと東京?」
恒一「そうだよ」
赤沢「帰省で戻ったりは?」
恒一「母さんは僕を生んですぐ死んじゃったから……あんまりかな」
赤沢「そう……」
恒一「そんな質問攻めして、もしかして僕を死者だって疑ってる?」
赤沢「ううんそうじゃない、どこかで会った気がするのよ、どこかで……」
恒一「人違いじゃない?」
赤沢「それも含めてね、確かめたいの」
「イラつくのよ……」ボソリ
恒一「えっ?」
赤沢「あ、ごめんなさい、あなたのコトじゃないの」
「はっきりと思い出せない自分の不甲斐なさにね……」
恒一「うん、そもそも最初に病院で僕にちゃんと説明しないあたりほんと不甲斐ないよね」
赤沢「な……っ」
恒一「三神先生の手を煩わせるなんて、それでも対策係なの?」
赤沢「……」ワナワナ
赤沢「ううんそうじゃない、どこかで会った気がするのよ、どこかで……」
恒一「人違いじゃない?」
赤沢「それも含めてね、確かめたいの」
「イラつくのよ……」ボソリ
恒一「えっ?」
赤沢「あ、ごめんなさい、あなたのコトじゃないの」
「はっきりと思い出せない自分の不甲斐なさにね……」
恒一「うん、そもそも最初に病院で僕にちゃんと説明しないあたりほんと不甲斐ないよね」
赤沢「な……っ」
恒一「三神先生の手を煩わせるなんて、それでも対策係なの?」
赤沢「……」ワナワナ
恒一「ちなみにいないもの対策以外になにか対策はしてるの?」
赤沢「……」
「……いいえ、今のところは」
恒一「あのさ……やる気、あるの?」
赤沢「……」ビクッ
恒一「聞いたところによると赤沢さんは自分から立候補して対策係になったらしいね」
「みんなやりたがらない厄介な役を自ら買って出るなんて、すごいことだと思う」
「赤沢さんは偉いなあって、今でも思ってるよ」
「でもね、やるからには結果もそうだけど、まず努力しなきゃ」
赤沢「……」ジワッ…
赤沢「……」
「……いいえ、今のところは」
恒一「あのさ……やる気、あるの?」
赤沢「……」ビクッ
恒一「聞いたところによると赤沢さんは自分から立候補して対策係になったらしいね」
「みんなやりたがらない厄介な役を自ら買って出るなんて、すごいことだと思う」
「赤沢さんは偉いなあって、今でも思ってるよ」
「でもね、やるからには結果もそうだけど、まず努力しなきゃ」
赤沢「……」ジワッ…
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