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元スレ怜子「ダメよ恒一くん…私たち家族なのよ…」
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>>294
アニメ版は怜子さんと三神先生のギャップにくらくらする
アニメ版は怜子さんと三神先生のギャップにくらくらする
杉浦「2人も行ったし、雨が降り出さないうちにさっさと旧校舎入っちゃいま――
見崎「話は聞かせてもらったわ」ドヤァ
赤沢「なっ、いつの間に……」
見崎「こんな入り口で立ち話してたら嫌でも目に付くでしょう」
赤沢「ぐぬぬ」
見崎「他言したりはしない、約束する」
「私も一緒に行って構わない?」
杉浦「……どうする?」
恒一「はあ……仕方ない」
見崎「話は聞かせてもらったわ」ドヤァ
赤沢「なっ、いつの間に……」
見崎「こんな入り口で立ち話してたら嫌でも目に付くでしょう」
赤沢「ぐぬぬ」
見崎「他言したりはしない、約束する」
「私も一緒に行って構わない?」
杉浦「……どうする?」
恒一「はあ……仕方ない」
~旧3年3組~
見崎「……見つけた」
恒一「これは……」
赤沢「カセットテープ?」
杉浦「みたいね」
赤沢「放送室なら機材があるはずよ、行きましょう」
・
・
・
~放送室~
恒一「勝手に使っていいのかなあ」
赤沢「緊急事態よ、見つからなければ問題ないわ」
見崎「レコーダー見つけた」
恒一「それじゃあ聴いてみるとしようか」
カチッ…キュルキュル……ザ…ザ……
見崎「……見つけた」
恒一「これは……」
赤沢「カセットテープ?」
杉浦「みたいね」
赤沢「放送室なら機材があるはずよ、行きましょう」
・
・
・
~放送室~
恒一「勝手に使っていいのかなあ」
赤沢「緊急事態よ、見つからなければ問題ないわ」
見崎「レコーダー見つけた」
恒一「それじゃあ聴いてみるとしようか」
カチッ…キュルキュル……ザ…ザ……
松永『……えっと、オレの、オレの名前は……松永克己……』ザザザ…
恒一「!」
赤沢「ビンゴね!」
杉浦「しっ、静かに」
赤沢「……」ショボン
松永『オレがこんなテープを残そうと決めたのには、ふたつの意味があるんだ……』
『一つはオレの……オレ自身の罪の告白……』
『もう一つの意味は……後輩であるキミたちに、アドバイスを伝えたい……』
・
・
・
松永『肝心なのはその後だ……それは……それっていうのは……』
一同「……」ゴクリ
恒一「!」
赤沢「ビンゴね!」
杉浦「しっ、静かに」
赤沢「……」ショボン
松永『オレがこんなテープを残そうと決めたのには、ふたつの意味があるんだ……』
『一つはオレの……オレ自身の罪の告白……』
『もう一つの意味は……後輩であるキミたちに、アドバイスを伝えたい……』
・
・
・
松永『肝心なのはその後だ……それは……それっていうのは……』
一同「……」ゴクリ
同日同刻
~小椋家、兄自室~
小椋兄「……」カチカチ
「妹がオカルトに突如目覚めた件について、と」カタカタ、ターン
「ふぅ」
ザ――――…シトシト……
小椋兄「はぁ……こんなお守り押し付けやがって、きょーびオカルト少女なんて流行んねーっつーの」
「普段バカ兄貴、とか言ってるくせにさ」
「……この家でオレにぶつかって向き合って、心配までしてくれるのは由美くらいかもな」
「……そういやアイツ、傘忘れてったんだっけ」
「ま、たまには良い兄貴してやるか」スクッ
スタスタスタ ガチャ―――ドォォォォォォォォン!!!!
小椋兄「な、なんだあ!?って今出てきたばかりの俺の部屋がああああ!?」
小椋「あ、あにきぃいいいいいいいいいいいいい!!」
~小椋家、兄自室~
小椋兄「……」カチカチ
「妹がオカルトに突如目覚めた件について、と」カタカタ、ターン
「ふぅ」
ザ――――…シトシト……
小椋兄「はぁ……こんなお守り押し付けやがって、きょーびオカルト少女なんて流行んねーっつーの」
「普段バカ兄貴、とか言ってるくせにさ」
「……この家でオレにぶつかって向き合って、心配までしてくれるのは由美くらいかもな」
「……そういやアイツ、傘忘れてったんだっけ」
「ま、たまには良い兄貴してやるか」スクッ
スタスタスタ ガチャ―――ドォォォォォォォォン!!!!
小椋兄「な、なんだあ!?って今出てきたばかりの俺の部屋がああああ!?」
小椋「あ、あにきぃいいいいいいいいいいいいい!!」
~夜、自宅リビング~
怜子「――えぇっ!?」
「赤沢さんがテープ引きちぎったぁ!?」
恒一「ワザとじゃないんだけどね……」
「巡回の先生の足音が聞こえて、それで焦ってテープ引き抜いたら……」
怜子「はぁ……もー頭イタイ……」
恒一「あはは、安心してください」ナデナデ
怜子「んー……?」クテン
恒一「なんと杉浦さんが直せるらしくって、合宿に持って来るように頼んであるんです」
怜子「なんだ、そうだったんだ」ホッ
「じゃあ、合宿当日を待つのみだね」
恒一「うん、それまではのんびり過ごしましょうね」ナデナデ
怜子「――えぇっ!?」
「赤沢さんがテープ引きちぎったぁ!?」
恒一「ワザとじゃないんだけどね……」
「巡回の先生の足音が聞こえて、それで焦ってテープ引き抜いたら……」
怜子「はぁ……もー頭イタイ……」
恒一「あはは、安心してください」ナデナデ
怜子「んー……?」クテン
恒一「なんと杉浦さんが直せるらしくって、合宿に持って来るように頼んであるんです」
怜子「なんだ、そうだったんだ」ホッ
「じゃあ、合宿当日を待つのみだね」
恒一「うん、それまではのんびり過ごしましょうね」ナデナデ
これで赤沢さんがてっしーと同レベルだということが証明されたな
8月8日
~昼、合宿所ゲート~
赤沢「多佳子、テープは?」コソリ
杉浦「持ってきたわよ」コソリ
赤沢「もう聴いてみた……?」コソリ
杉浦「ううん、泉美と一緒に聴こうと思って」フルフル
恒一(結局今年は今のところ1人も死人は出ていない)
(けど先日小椋の家にショベルカーが突っ込んだ1件がクラスに動揺を与えたみたいだ)
(次は死人が出るかもしれない、もしかしたらそれが自分かも――)
(藁にもすがる思いなのかな、合宿の欠席者は1人もいなかった)
カナカナカナカナ――……
~昼、合宿所ゲート~
赤沢「多佳子、テープは?」コソリ
杉浦「持ってきたわよ」コソリ
赤沢「もう聴いてみた……?」コソリ
杉浦「ううん、泉美と一緒に聴こうと思って」フルフル
恒一(結局今年は今のところ1人も死人は出ていない)
(けど先日小椋の家にショベルカーが突っ込んだ1件がクラスに動揺を与えたみたいだ)
(次は死人が出るかもしれない、もしかしたらそれが自分かも――)
(藁にもすがる思いなのかな、合宿の欠席者は1人もいなかった)
カナカナカナカナ――……
というかナチュラルにスキンシップとってんじゃねーよ
読み直したらすごいイチャついてやがる…
読み直したらすごいイチャついてやがる…
望月「みんな、写真撮ろうよ」
「せっかく中学最後の合宿なんだから、記念に、ね!」
スタスタスタ……
トコトコトコ……
望月「そうそう、先生も入ってくださいねー」
「はい、撮りますよー」
「……榊原くんと三神先生、もうちょっと離れてください」
――カシャ!
「せっかく中学最後の合宿なんだから、記念に、ね!」
スタスタスタ……
トコトコトコ……
望月「そうそう、先生も入ってくださいねー」
「はい、撮りますよー」
「……榊原くんと三神先生、もうちょっと離れてください」
――カシャ!
勅使河原「望月、お前も入れ!撮ってやるよ」ヘヘ
タタタ……
勅使河原「撮るぞぉー?」
「おい望月、千曳先生にもっと寄れよー」
「サカキと三神先生は近すぎだ」
「風見は……どうでもいい」
「はい、チーズ!」
――カシャ!
タタタ……
勅使河原「撮るぞぉー?」
「おい望月、千曳先生にもっと寄れよー」
「サカキと三神先生は近すぎだ」
「風見は……どうでもいい」
「はい、チーズ!」
――カシャ!
>>274
このaaってもしかして赤沢さんが鳥になるやつか?wwww
このaaってもしかして赤沢さんが鳥になるやつか?wwww
~合宿所エントランス~
怜子「明日はみんなで神社にお参りをして、クラスの無事を祈りましょう」
一同「「はいっ」」
恒一(ああ、テープ聴けば解決法が分かるって知ってるのは僕と怜子さんと対策係だけだもんな)
(一応建前はそういうことだったんだっけ)
「……それにしても立派な合宿所ですね?」
千曳「地元の企業が使っていた保養所を寄付してくれてね」
「正直な所、学校では持て余しているようだがね」
管理人「あらあら、ようこそいらっしゃいました!」ニコニコ
怜子「高林くんのお祖母さんですよね、これから3日間よろしくおねがいします」ペコリ
管理人「はいこちらこそ!」ニコニコ
怜子「明日はみんなで神社にお参りをして、クラスの無事を祈りましょう」
一同「「はいっ」」
恒一(ああ、テープ聴けば解決法が分かるって知ってるのは僕と怜子さんと対策係だけだもんな)
(一応建前はそういうことだったんだっけ)
「……それにしても立派な合宿所ですね?」
千曳「地元の企業が使っていた保養所を寄付してくれてね」
「正直な所、学校では持て余しているようだがね」
管理人「あらあら、ようこそいらっしゃいました!」ニコニコ
怜子「高林くんのお祖母さんですよね、これから3日間よろしくおねがいします」ペコリ
管理人「はいこちらこそ!」ニコニコ
高森くんたぶん生きてるし大丈夫なんだろうけれど
管理人さんのニコニコがこわい
管理人さんのニコニコがこわい
~合宿所、怜子の客室~
――ガチャリ
怜子「……一応鍵はかけたわ」
赤沢「それじゃあ、再生するわね……」
杉浦「……」コクリ
見崎「……」
恒一「……ああ、はじめてくれ」
カチリ…キュルルル…キュル……
・
・
・
松永『――死者を死に還すんだ』
『それが始まってしまった災厄を止める方法だ』カチッ…
――ガチャリ
怜子「……一応鍵はかけたわ」
赤沢「それじゃあ、再生するわね……」
杉浦「……」コクリ
見崎「……」
恒一「……ああ、はじめてくれ」
カチリ…キュルルル…キュル……
・
・
・
松永『――死者を死に還すんだ』
『それが始まってしまった災厄を止める方法だ』カチッ…
恒一「死者を死に……って」
赤沢「それってつまり……」
見崎「殺せ、ってことだね」
怜子「……っ」
杉浦「けどこれ、信用できるの?」
恒一「……死者の名前が改竄されて分からなくなってた」
「それが、本物の証拠だと思う」
一同「……」
赤沢「それってつまり……」
見崎「殺せ、ってことだね」
怜子「……っ」
杉浦「けどこれ、信用できるの?」
恒一「……死者の名前が改竄されて分からなくなってた」
「それが、本物の証拠だと思う」
一同「……」
災厄は始まった(と思われてる?)のに死人は出てない、いない物ごっこ終了
それで災厄を止めるためにお参り?
まあいいや支援
それで災厄を止めるためにお参り?
まあいいや支援
怜子「死者を見分けるにはどうしたら……」
赤沢「見分ける方法は今までのところ発見されていないわ」
「本人にすら自覚がない……それが死者ですから」
杉浦「……この合宿に来てるはずよね、もう1人」
「全員が参加してるんだから、かならず死者がいる……」
赤沢「あとは見分ける方法さえ分かれば……」
怜子「ちょっと待って、見つけてどうする気なの?」
「クラスメイトなのよ、そんな、手をかける気なの……?」
赤沢「それは……」
杉浦「……」
恒一「僕は――」
見崎「まって」
赤沢「見分ける方法は今までのところ発見されていないわ」
「本人にすら自覚がない……それが死者ですから」
杉浦「……この合宿に来てるはずよね、もう1人」
「全員が参加してるんだから、かならず死者がいる……」
赤沢「あとは見分ける方法さえ分かれば……」
怜子「ちょっと待って、見つけてどうする気なの?」
「クラスメイトなのよ、そんな、手をかける気なの……?」
赤沢「それは……」
杉浦「……」
恒一「僕は――」
見崎「まって」
そう言うのは気にしない、無い年の対策とかどうやってたかあまり明言されてないと思うし
見崎「死者の見分け方が分かるまで、この件で話し合うのは不毛だと思う」
赤沢「そう、ね」
「まずはそちらから知恵を絞りましょう」
「悩むのはそれからでも間に合うわ」
杉浦「確かにそうね」
怜子「……千曳先生と引率者同士の話し合いがあるからそろそろ行くわ」
「鍵はそのままで構わないから」
「それじゃみんな、夕食でね」
――バタン
恒一「……」
赤沢「そう、ね」
「まずはそちらから知恵を絞りましょう」
「悩むのはそれからでも間に合うわ」
杉浦「確かにそうね」
怜子「……千曳先生と引率者同士の話し合いがあるからそろそろ行くわ」
「鍵はそのままで構わないから」
「それじゃみんな、夕食でね」
――バタン
恒一「……」
恒一が鳴ちゃんに接触したから災厄が始まった?→恒一もいない者に
先生ご乱心を見ていない者を増やしても無駄だとわかった→解除
先生ご乱心を見ていない者を増やしても無駄だとわかった→解除
~夕食後、合宿所食堂~
恒一(豪華な料理だったけど、結局味がわからなかった)
(死者を死に還せ、か)
(みんなは躊躇っていたみたいだけど)
(僕は、怜子さんのためならクラスメイトだって殺してみせる)
(じゃなきゃいつ災厄が愛する人に降りかかるか分からないんだ)
(怜子さんを失いたくない)
(そんな思いが一種の強迫観念みたいに僕を攻め立ててくる)
恒一(豪華な料理だったけど、結局味がわからなかった)
(死者を死に還せ、か)
(みんなは躊躇っていたみたいだけど)
(僕は、怜子さんのためならクラスメイトだって殺してみせる)
(じゃなきゃいつ災厄が愛する人に降りかかるか分からないんだ)
(怜子さんを失いたくない)
(そんな思いが一種の強迫観念みたいに僕を攻め立ててくる)
見崎「榊原くん、ちょっと良い?」
恒一「なんだ、見崎か……どうしたの?」
見崎「耳、貸して」チョイチョイ
「……死者の見分け方、分かるって言ったらどうする?」コソリ
恒一「!」
見崎「もし知りたかったら、誰にも見られないように消灯後私の部屋にきて」
「そこで今まで黙ってたことも含めて、教えてあげる」
恒一「……」
怜子「……」
恒一「なんだ、見崎か……どうしたの?」
見崎「耳、貸して」チョイチョイ
「……死者の見分け方、分かるって言ったらどうする?」コソリ
恒一「!」
見崎「もし知りたかったら、誰にも見られないように消灯後私の部屋にきて」
「そこで今まで黙ってたことも含めて、教えてあげる」
恒一「……」
怜子「……」
岬が高1にネタバレして発狂虐殺エンドで結局死人がアニメと帳尻合うに10ペリカ
~食後自由時間、怜子の客室~
――コンコン
恒一『――三神先生、僕です』
怜子「……」
恒一『――もしもし、三神先生?』
怜子「……三神先生はお留守でーす」
恒一『――ちょ、いるじゃないですか開けてくださいよ』
怜子「こちらは他の女の子の部屋に行く前のついでに立ち寄るような、軽いお部屋じゃございませーん」
「お部屋をお間違えではないでしょーか、どうぞお引取りくださいー」
恒一『――あ……ちょ、それは誤解ですってー!』
怜子「……」
恒一『――怜子さぁーん……』
――コンコン
恒一『――三神先生、僕です』
怜子「……」
恒一『――もしもし、三神先生?』
怜子「……三神先生はお留守でーす」
恒一『――ちょ、いるじゃないですか開けてくださいよ』
怜子「こちらは他の女の子の部屋に行く前のついでに立ち寄るような、軽いお部屋じゃございませーん」
「お部屋をお間違えではないでしょーか、どうぞお引取りくださいー」
恒一『――あ……ちょ、それは誤解ですってー!』
怜子「……」
恒一『――怜子さぁーん……』
ガチャ――
恒一「あ……」
怜子「もう、他の人の迷惑になるから早く入っちゃいなさい」
恒一「はい……」
――バタン
怜子「……」ムスー
恒一「あ、あのですね怜子さん……」
怜子「……」ムッスー
恒一「その、ほんとに誤解なんです……」
「見崎の部屋に行くうんぬんというのは、その、災厄に関することで」オロオロ
「彼女が何かヒントを持っていて、それを教えてくれるみたいなんです……」アセアセ
怜子「……」
恒一「あ……」
怜子「もう、他の人の迷惑になるから早く入っちゃいなさい」
恒一「はい……」
――バタン
怜子「……」ムスー
恒一「あ、あのですね怜子さん……」
怜子「……」ムッスー
恒一「その、ほんとに誤解なんです……」
「見崎の部屋に行くうんぬんというのは、その、災厄に関することで」オロオロ
「彼女が何かヒントを持っていて、それを教えてくれるみたいなんです……」アセアセ
怜子「……」
怜子「……うん、分かった」
恒一「良かった……」ホッ
怜子「そんな必死な顔されたら信じないわけにはいかないよ」クス
恒一「そこまで必死な顔してました?」
怜子「うん、この世の終わりみたいな」フフ
恒一「実際怜子さんに嫌われたら生きていけませんよ」ハハ…
怜子「じゃあずっと好きでいたら?」
恒一「そしたら不老不死目指して頑張るしかないですね」
怜子「それは頑張りすぎだよ」クスクス
恒一「良かった……」ホッ
怜子「そんな必死な顔されたら信じないわけにはいかないよ」クス
恒一「そこまで必死な顔してました?」
怜子「うん、この世の終わりみたいな」フフ
恒一「実際怜子さんに嫌われたら生きていけませんよ」ハハ…
怜子「じゃあずっと好きでいたら?」
恒一「そしたら不老不死目指して頑張るしかないですね」
怜子「それは頑張りすぎだよ」クスクス
・
・
・
恒一「名残惜しいですけど、そろそろ部屋に戻ります」
「明日の参拝のための準備とかありますし、同室の勅使河原にイヤミ言われますから」ハハ
怜子「そうね、なんかもう今更って気もするけど」フフ
恒一「公私の別はきっちりと、でしたっけ」
怜子「えっと、そんなこと言ったの誰だっけ?」
恒一「うわーずるいなあ」
「……それじゃ、おやすみなさい怜子さん」
怜子「うん、おやすみなさい恒一くん、また明日」
「あ、見崎さんにヘンなことしちゃダメだからね?」
恒一「し、しませんってば!もう……」
怜子「冗談よ冗談、信じてるから」クス
・
・
恒一「名残惜しいですけど、そろそろ部屋に戻ります」
「明日の参拝のための準備とかありますし、同室の勅使河原にイヤミ言われますから」ハハ
怜子「そうね、なんかもう今更って気もするけど」フフ
恒一「公私の別はきっちりと、でしたっけ」
怜子「えっと、そんなこと言ったの誰だっけ?」
恒一「うわーずるいなあ」
「……それじゃ、おやすみなさい怜子さん」
怜子「うん、おやすみなさい恒一くん、また明日」
「あ、見崎さんにヘンなことしちゃダメだからね?」
恒一「し、しませんってば!もう……」
怜子「冗談よ冗談、信じてるから」クス
~消灯後、見崎の客室~
――コンコン
見崎「開いてるから入って」
恒一「じゃあ、お邪魔します……」
見崎「適当に腰掛けて」
「それじゃあ、早速だけどまずはこれから見せるね」
――シュル…パサ……
見崎「榊原くんに見せるのは初めてだっけ」
恒一「うん、それは……義眼?」
見崎「そう、4歳の頃に病気で」
「普通の義眼は可愛くないからって霧果が……お母さんが特別に作ってくれたの」
恒一「うんすごく綺麗だと思うよ、普段も隠さなくてもいいのに」
見崎「……」
――コンコン
見崎「開いてるから入って」
恒一「じゃあ、お邪魔します……」
見崎「適当に腰掛けて」
「それじゃあ、早速だけどまずはこれから見せるね」
――シュル…パサ……
見崎「榊原くんに見せるのは初めてだっけ」
恒一「うん、それは……義眼?」
見崎「そう、4歳の頃に病気で」
「普通の義眼は可愛くないからって霧果が……お母さんが特別に作ってくれたの」
恒一「うんすごく綺麗だと思うよ、普段も隠さなくてもいいのに」
見崎「……」
見崎「さっき食堂で、黙ってたことも教えるって言ったでしょう?」
恒一「うん」
見崎「それは……4月の時点で最初の犠牲者が出てたっていうこと」
恒一「……え?」
見崎「榊原くんと初めて会ったのは夜の病院だったよね」
「あれは霊安室で横たわる妹の未咲に会いに行っていたの」
恒一「けど、そんなこと、先生たちは一言も……」
見崎「私は物心付く前に養子に出されたから、戸籍上は2人の関係は従妹」
「だから先生たちも気付けなかった」
「……これが黙っていた、秘密」
恒一「うん」
見崎「それは……4月の時点で最初の犠牲者が出てたっていうこと」
恒一「……え?」
見崎「榊原くんと初めて会ったのは夜の病院だったよね」
「あれは霊安室で横たわる妹の未咲に会いに行っていたの」
恒一「けど、そんなこと、先生たちは一言も……」
見崎「私は物心付く前に養子に出されたから、戸籍上は2人の関係は従妹」
「だから先生たちも気付けなかった」
「……これが黙っていた、秘密」
恒一「……そっか」
「ひとまず4月の時点ですでに災厄が始まっていたなら僕が死者ってことはないわけだね」
「死者の見分け方って、もしかしてそういうこと?」
「けどそれじゃあ転校生の僕くらいしか――
見崎「ううん、違う」フルフル
恒一「それじゃあ……?」
見崎「……あのね」スッ
「この人形の目は、見えなくていいものを見せてしまうの」
「それは――死の色」
「死のそばにあるものの、色」
恒一「……」ゴクリ
「ひとまず4月の時点ですでに災厄が始まっていたなら僕が死者ってことはないわけだね」
「死者の見分け方って、もしかしてそういうこと?」
「けどそれじゃあ転校生の僕くらいしか――
見崎「ううん、違う」フルフル
恒一「それじゃあ……?」
見崎「……あのね」スッ
「この人形の目は、見えなくていいものを見せてしまうの」
「それは――死の色」
「死のそばにあるものの、色」
恒一「……」ゴクリ
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