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    元スレまどか「フードファイター?」

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    タグ : - フードファイト + - 魔法少女まどか☆マギカ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    251 = 25 :

    さやか「あーれえ? どこに行ったのかなーと思ってたんだけど、戻ってきたんだ?」

    仁美「あれが本当に……さやかさんですの……?」

    さやか「あー! あんた!」

    仁美「!?」ビクッ

    さやか「……誰だっけ? まあ誰でもいいや、でもむかつく顔!」

    さやか「決めた、あんたから料理の材料にしてやるんだから……!」

    杏子「もう記憶が曖昧になってやがる……」

    仁美「……っ」ブルブル

    「サヤカ!」「サヤカ!」「さやか!」「サヤカ!」

    ほむら「上条恭介はうまく潜り込んだようね」

    252 = 165 :

    スーパーさやかちゃんは物忘れがひどい可愛い

    253 = 25 :

    さやか「それじゃあ、誰かあたしに挑戦するの? それとも大人しく料理になる?」

    杏子「そうだ……ボウヤの料理を食わすにしても、誰かが挑まなきゃなんねーのか……!」

    ほむら「でも、こっちには戦えるフードファイターがいないわ」

    杏子「く、あたしが何とか……」

    まどか「私が相手だよ、さやかちゃん!」

    杏ほむ「まどか!?」

    254 :

    さやか「……んん? あんたもどっかで見たような」

    まどか「さやかちゃん……」

    さやか「あー……思い出した! まどかだ、まどか」

    さやか「へえ? フードファイターでもないのにさやかちゃんに勝てるつもりでいるんだ?」

    さやか「よっぽどあたしに食べてほしいんだね……さすがあたしの嫁だ。あはっ」

    255 :

    早く抜けよおっさん

    256 = 254 :

    ほむら「駄目よ、まどか! 考え直して!」

    杏子「そうだぞ、まどか! ここはフードファイターのあたしが」

    まどか「杏子ちゃん、まだ食べられないんでしょ?」

    杏子「う……」

    まどか「だったら、今ここで一番食べられるのは私」

    まどか「今度は私がさやかちゃんを助ける番なの……だから、お願い」

    ほむら「まどか……」

    258 = 254 :

    さやか「お別れはすんだ?」

    まどか「お別れなんてしてないよ……絶対に、さやかちゃんを連れて帰るから!」

    さやか「あっは……いいねえ、その意気だよ!」

    さやか「勝負食はまだ決めてないからね、シェフの気まぐれメニュー……30分で多く食べた方の勝ちね」

    まどか「受けて立つよ!」

    「サヤカ!」「サヤカ!」「……さやか!」


    恭介(さあ……この中で手早く、さやかを正気に戻させるような料理をし続けなきゃならない)

    恭介(これは骨が折れそうだ……!)

    259 :

    キンタマ

    261 = 254 :

    恭介「まずはこれ、持っていって!」

    「サヤカ!」コトッ

    まどか「ほうれん草の胡麻和え……」パクッ

    まどか「っ!?」

    まどか(すごっ……茎はシャクシャク、葉は柔らかくって! 甘辛の胡麻ダレが合う……全然しつこくない!)

    まどか(これだけでも、さやかちゃんだって)チラッ

    まどか「!?」

    さやか「あー……」ゴクッ ゴクゴク


    杏子「あんな食いやすそうな料理なのに、水と一緒に流し込んでやがる……」

    ほむら「勝つためにやっているというより、邪道喰いをすること自体が目的になってるわね」

    262 = 254 :

    恭介「……!?」

    恭介(あんな食べ方をするのが、僕の知ってるさやかなのか……!?)

    恭介(……いや、動揺してる場合か恭介! すぐに次を用意しないと……!)サッサッ


    「サヤカ!」

    まどか「コロッケ……!」

    ほむら「あの短時間で揚げ物を……!?」

    杏子「衣とコロッケ自体を薄くして揚げ時間を短縮してるな……やるじゃねーか、あのボウヤ」

    まどか「んっ……熱……っ!」サクッ

    まどか(中身はほとんどジャガイモだけなのに、ホクホクして……)

    ジュパア!!

    さやか「あー、揚げ物は熱い熱い! こうやって食べやすくしないとねえ!」

    杏子「あいつ、また……!」

    263 = 165 :

    さやさや

    264 = 254 :

    恭介(……駄目だ。うちのメニューで僕の作れる料理じゃ、あんな食べ方されると別物になってしまう)

    恭介(もっと食べやすく……水をかけられたり、冷まされたりしても平気な料理を……!)

    恭介(くっ……手も時間も足りない!)

    恭介「お前ら! 僕の指示通りに動け!」ガバッ!!

    「サヤカ!?」「サヤカ!?」「サヤカ!?」

    恭介「厨房では料理人の言うことが絶対だ! 早く!」クワッ

    「サ、サヤカ!」「サ、サヤカ!」「サ、サヤカ!」

    265 = 144 :

    やだ…この上条君カッコいい///

    266 = 254 :

    恭介「よし、三つのグループに分ける! 君の班は向こうで餡の仕込み! そっちの班は魚の焼き物!」

    恭介「君たちは僕のサポート! ご飯を蒸して!」

    「サヤカ!」「サヤカ!」「サヤカ!」

    恭介(自分一人で何でもできると思うな、店を回すなら人を信用して任せろ……だったね、父さん)

    恭介(さあ、考えろ恭介! どうやったら、さやかに『僕の料理』を食べてもらえる!?)

    恭介(『上条』のダシをベースにした薄い味付けじゃ水に負ける……いや、何だってあんなふうに水をぶっかけられたら……)

    恭介「水を……かける……?」

    恭介「そうか……!」

    267 = 53 :

    なんだこの恭介
    ちょっとかっこいい

    268 = 254 :

    20分経過

    まどか6品完食 さやか11品完食


    まどか「はあっ……んぐ……!」

    さやか「あは……まどかぁ、勝負にならないよ? 倍近く差がついちゃって、本当にあたしに勝つつもり?」

    まどか「ま……まだまだこれからだよ、さやかちゃん……!」


    ほむら「無理よ……まどかはよく頑張ったけど、もうついていけてない!」

    杏子「あと10分……あの汗のかき方、まどかのやつ保たねえ……!」

    ほむら「止めなきゃ……まどかが壊れちゃう!」ダッ

    269 = 254 :

    仁美「……!」ガバッ

    ほむら「志筑仁美! 離して! まどかが!」

    仁美「だ、駄目です……!」

    仁美「私、さやかさんの気持ちも考えられなかった……駄目な友達ですけど」

    仁美「でも……それでも! 二人の友達ですもの!」

    仁美「まどかさんが、止めないでって言ってるのがわかります……! さやかさんが本当はあんな食べ方したくないのも、表情でわかる……!」

    ほむら「あなた、こんなに震えて……」

    仁美「こ、恐いですけど……私には、信じて逃げずにいることしかっ……!」

    ほむら「……」

    ほむら「……わかった、わかったわ」

    270 = 254 :

    さやか「さーて、次の料理はっと!」

    「サヤカ!」コトッ

    さやか「ふーん、混ぜご飯かあ。湯気がたってていかにも熱そう」

    さやか「でもジャーッ!」ジャバアッ

    さやか「こうすれば熱くないもんね! あー、食べやすいって素敵!」ズズ

    さやか「……んっ!?」


    杏子「さやかの動きが、止まった……?」

    271 = 254 :

    さやか「……」ズズ ジュルッ モグ…

    さやか(何、これ?)

    さやか(あたしはWFF……勝つために、料理を台無しにしてるはずだよ?)

    さやか(これだって、せっかくのホカホカご飯に氷水ぶっかけてさ)

    さやか(なのに……なんで、こんなに美味しいの?)

    さやか(香ばしい味噌と、柔らかい魚の身の味がする……胡麻が香ばしくって、キュウリの歯応えが楽しくて)

    さやか(飲み込みたくない……もっと、ちゃんと味わいたい……)

    さやか「……!」ハッ

    さやか「あ……あたし、何やってんだろ……!? 早く食べないと……!」

    272 = 53 :

    腹が減るスレだぜまったく…

    273 = 254 :

    恭介(手応え、あったみたいだ……!)

    恭介(夏バテに効く冷たいぶっかけご飯、冷や汁をヒントにした料理)

    恭介(こんなに簡単なことだったんだ……僕は今まで、自分の料理を食べさせることを考えてた)

    恭介(違うんだ。料理は食べてもらうもの)

    恭介(さやかが水をかけて食べるっていうんなら、それに合わせた料理を作ればよかったんだ!)

    274 = 150 :

    この上条なら安心してワカメを任せられる。

    275 = 254 :

    さやか「……」ゼエゼエ

    さやか(おかしいよ……料理の味なんて、簡単に消せるはずだったじゃない)

    さやか(熱さなんて、簡単に消せるはずだったじゃない……!)

    さやか(何で、胸の辺りが熱いの……?)


    「サヤカ!」

    さやか「……!」ハッ

    さやか「何これ、デザート? 喉の渇きそうな和菓子!」

    さやか「わ、がし……」

    276 = 165 :

    恭介さんまじイケメン

    277 = 254 :

    ――ザザッ――

    さやか『甘いものだったら、もしかしたら恭介も味がわかるんじゃないかな……』

    さやか『和菓子作りもやってみてるって前に言ってたし』

    さやか『うん……これに決めた!』

    さやか『恭介、喜んでくれたらいいな……』

    278 = 254 :

    さやか「……」

    さやか「うあ……し、知らない! そんなのあたしは知らない!」

    さやか「何さ! ちょっとピンク色の花びらみたいな細工が可愛いからって、たかがお菓子で!」

    さやか「こんな喉に張り付きそうな和菓子、こうして水かけて崩しちゃえば」バシャアッ カッカッカッ

    さやか「え……」

    さやか(何なのこれ、中から出てきた餡がサッて広がって……これじゃ、冷製のお汁粉じゃない)

    さやか「……」ズ… ズズ…

    さやか「……」

    ピシッ

    279 :

    どんなに遠く離れたって~僕らは~

    280 = 254 :

    さやか『きょーすけっ! 約束通り来たよ!』

    恭介『いらっしゃい……って、そっちの二人は?』

    さやか『あは……入学式で仲良くなっちゃって! こっちがまどかで、こっちは仁美!』

    まどか『えっと、は、初めまして!』

    仁美『志筑仁美と申します。よろしくお願いいたします』

    さやか『恭介のこと話したら、二人もお店に行ってみたいっていうからさー』

    恭介『はは……まだ修行中だし、お客さんに出せるようなものは作れないんだけどね』

    さやか『またまたー、あたしは恭介の料理が一番好きだよ!』

    まどか『さやかちゃんったら……』

    仁美『あらあら、ご馳走様です』

    281 :

    中華一番思い出した

    282 = 254 :

    さやか『ほら恭介! ご馳走してくれるんでしょ?』

    恭介『ああ、うん……あんまり上手くできてないかもしれないけど、いいかな?』

    仁美『ええ、構いませんわ』

    まどか『さやかちゃんがあんまり褒めるから……期待しちゃってるかな!』

    恭介『あはは……父さんから習いたてだから、上手くいったかわからないけど……はい』コトッ

    まどか『わあ……!』

    仁美『これは……』

    さやか『お汁粉だ! あたし大好き!』

    283 = 218 :

    回想シーンは涙を誘うねぇ

    284 = 254 :

    恭介『入学したてだからね……甘めのお汁粉に桜の花びらの塩漬けを添えてみたんだ。どうかな?』

    まどか『んんー! すっごく美味しい!』

    仁美『これは……いい小豆をお使いですね』

    さやか『おいし……熱っ!』

    恭介『さやか!?』

    さやか『うええ……舌が……』

    恭介『あーあ……ただでさえお汁粉は冷めにくいのに、がっついて食べるから』

    285 = 279 :

    まどかと出会ったのはってのは言わない約束な

    286 = 254 :

    仁美『焼けどしてしまいましたか?』

    まどか『さやかちゃん、はいお水』

    さやか『うう……』ゴク グスッ

    恭介『泣くほど痛かったのかい? 薬持ってこなきゃ……』

    さやか『うう、お汁粉が冷める……でも熱々が食べたいのにぃ』

    恭介『そっちか』

    287 = 53 :

    288 = 218 :

    289 = 122 :

    駄目だ、またさるがとけなくなってしまった…これは20時まで書き込めないか。
    他のスレにも書き込んでるんだけどなあ

    291 = 224 :

    292 = 122 :

    恭介『うーん……じゃあ、ちょっと待ってて』スッ

    さやか『ああっ! あたしのお汁粉! まださやかちゃんが食べてる途中でしょうが!』ガタッ

    まどか『さやかちゃん落ち着いて……』

    ザーッ シャカシャカ サッ サッ

    恭介『はい、お待たせ』

    さやか『え……これ、何?』

    恭介『去年の夏のメニューに冷製のお汁粉があってね。見よう見真似のアレンジだけど、どうかな?』

    さやか『ど、どれどれ』ズズ

    さやか『おおっ! 後味がさっぱりして美味しい!』

    恭介『ふう……上手くいってよかった』

    まどか『さやかちゃんいいなー』

    仁美『ふふ、妬けちゃいますわね』

    293 :

    フードファイター再放送しないかなぁ

    294 = 122 :

    ビシッ

    さやか「あ……」

    まどか「んぷ……さやかちゃん?」

    仁美「……さやかさん?」

    恭介「……?」


    さやか「あ、頭、痛……胸が、熱っ……!」

    さやか「ま、どか……ひ……とみ?」

    さやか「きょうすけ……!」

    ビシッ パキイイインッ

    295 = 53 :

    しえん

    296 = 122 :

    ほむら「グリーフシードが、割れた……?」

    杏子「いや、あれは……!」

    まどか「中から、ソウルジェムが……!」


    ゴオッ


    仁美「結界が、崩れていきますわ……」


    「……ヤカ」「サヤ……」「……ヤ……」スー…

    恭介「……お疲れ様。今日の料理は、君たちのおかげだよ」

    297 = 122 :

    まどか「さやかちゃ……うっ」

    ほむら「まどか! 無理して動かないで、顔色がひどいわ……!」


    杏子「本当に、元のさやかなのか?」

    仁美「さやかさん……?」


    さやか「……」

    さやか(あれ? ここ、どこだろ……あたし、お気に入りのお店でお腹いっぱい食べてたような)

    さやか(でも……なんだか、ひどいことをしてたような気がする……)

    299 = 122 :

    「さやか……」


    さやか(あ……)

    さやか(そっか……あたしWFFに入ってたんだっけ)

    さやか(使い魔がまだいる……じゃあ、やっぱりここは結界の)


    恭介「さやか!」ガシッ


    さやか「痛っ……え? 使い魔じゃなくて、本当の恭介……?」

    300 = 122 :

    仁美「さやかさん……よかった……!」

    杏子「さやか! ごめんっ、任せっきりにして本当にごめん……!」

    さやか「仁美に、杏子? どういう組み合わせなの、これ?」


    まどか「なんとかなってよかったよ……てぃひ、うっぷ……」

    ほむら「まどか、ほらゆっくり歩いて!」

    さやか「まどかに転校生まで……」


    恭介「さやか、みんながわかるかい?」

    さやか「恭介……そっか、あたし助けてもらったんだね……」


    さやか「……みんな、ありがと」

    さやか「ただいま……!」


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