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元スレ勇者「勇者ポイントシステム?」天使「そですよ」
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僧侶「いやぁ 臨時収入もあって良かったな」ホクホク
神官「……」
僧侶「どうしたんだ?」
神官「凄いです! 女性なのにあんなに強いなんて!!」ズイッ
僧侶「ちょっと近い……」
神官「お姉様って呼んでもいいですか!?」
僧侶「いやそれはちょっと……」
神官「じゃあ僧侶様で……素敵です!!」
僧侶「アタシこいつ苦手」ハァ
勇者「ちょっと黒服の人たちに囲まれてきた」ボロボロ
僧侶「だろうな」
神官「次はどこに行くんですか?」
勇者「聞いてきたんだけど 次は魔界との国境にある武の街かな」
僧侶「……」
勇者「僧侶さんどうかした?」
僧侶「別になんでもねーよ 行くぞ」
天使「なんか怪しい臭いがしますね」クンクン
のヮの
勇者「僧侶さん僧侶さん! またのヮのですよ!!」
僧侶「今度はのヮのコングだな」
勇者「やっぱり他ののヮのとの違いがわからない!!」
僧侶「なんかあっさり倒せたな」
勇者「改心の一撃が怖かったけどそれだけだったね」
スラ「」プヨプヨ
神官「ところで次に行く武の街ってどんな所ですか?」
僧侶「その名の通り 武に名のある人間が集まってるんだよ」
僧侶「魔界探索にも一番力を入れてるからな」
勇者「なんか詳しいね」
僧侶「そうでもねーよ」
村人「ここは武の街だよ 更に北に行くと魔界の門がある武の国だ」
勇者「へぇ 初めて見たけど魔界との国境にある壁はデカイね」
僧侶「あれのお陰で魔族はこっちに入ってこられないからな」
神官「でも前の吸血鬼は……」
僧侶「だからおかしいんだろ 武の国でなにかあったのかもな」
勇者「武の街って言われるだけあって 武器も結構いいものが揃ってるね」
僧侶「国の方が色々揃ってるから そっちで買ったほうがいいかもな」
勇者「ところで 次はその国に行くの?」
神官「その前に行ってみたいところがあるんですけど」
勇者「行ってみたいところ?」
神官「大神官様が頼れって言った人がいる街がこの近くにあるって」
勇者「そうなんだ じゃあ聞き込みをしないとね その街の名前は?」
神官「辺境街っていうらしいんですけど」
村人「辺境街? あそこならここから南にあったよ」
勇者「あった?」
村人「魔族との戦争で1000年ぐらい前になくなったんじゃないかな」
勇者「どうしよう」
僧侶「どうしようじゃねーよ ジジイが幾ら耄碌してたからってそこまで馬鹿じゃないだろ」
僧侶「なにかその場所にあるんじゃねーか」
神官「流石僧侶様! 素晴らしい慧眼ですね!!」キラキラ
勇者「うん なんか僧侶さんの方が勇者っぽいよね」ハァ
スラ「」プヨプヨ
勇者「プヨ……プヨ……」
僧侶「落ち込んでる馬鹿は放っておいて 食料買い込んで南にいくぞ!!」
僧侶「道がない場所を進むってのが一番面倒だな」バサバサ
勇者「しかも森の中を突っ切るって」
神官「お二人とも大丈夫ですか?」
僧侶「問題ねーから 背後には気を付けろよ」
ウゥー
のヮの「」ブォオオオオ
勇者「僧侶さん僧侶さん!! 新しいのヮのですよ!!」
僧侶「あれはヒートのヮのだ 火を吐いてくる」
勇者「相も変わらず違いがわからない!! でも戦ってるのは……」
オオカミ「グルルルルルル」
勇者「モフだ! モフが戦ってる!!」
僧侶「お前はもう黙れ」
神官「でもあののヮのとオオカミはどうして戦っているんでしょうか」
僧侶「縄張り争いなんじゃねーか」
オオカミ「ぐぉんっ!!」ガブッ
のヮの彡
勇者「のヮのに勝っちゃった」
オオカミ「」フラフラ
勇者「ってあのオオカミ氏にそうだよ!!」ダッ
オオカミ「」ダッ
勇者「待てー!!」
僧侶「あいつは全く!!」ダッ
神官「待ってくださーい!!」ダッ
オオカミ「」バタリ
勇者「怪我してるんだからそんなに走っちゃ駄目だって」
神官「私が治しますね 中級回復呪文」パァァ
オオカミ「グゥルルルルル」
神官「これで治ったんですけど」
僧侶「警戒されてるな」
???「仕方ないであろう その者は人間に家族を殺されたものだ」
勇者「誰!?」
???「妾の街に用があったのではないのかの?」クスクス
神官「それではあなたが……」
村長「辺境町の村長だ ようこそ辺境街へ」
僧侶「ようこそって ここには街なんてなにもないじゃねーか」
村長「目の前に見えるものだけを真実と思うのが人間の悪い癖だの」
村長「地上にあるなどと誰がいった?」
勇者「……つまりどういうこと?」
村長「辺境町は今 地下にある ついておいで」
僧侶「どうする?」
神官「行くしかないですよね」
勇者「だね ほらお前もおいで」
オオカミ「」トコトコ
天使「」
神官「どうして街が地下にあるんですか?」
僧侶「話では1000年前までは地上にあったんだろ」
村長「それは街を見てみればわかるよ」
ガラッ
勇者「うわあ 地下にこんな街が……」
村長「1000年前に妾の魔力で地下に移動させての」
鬼「村長様 お客さんですか?」
僧侶「魔族じゃねーか!!」ジャキ
村長「無闇に武器を向けるのは止めんか 街の中を良く見てみろ」
人「」ザワザワ
魔族「」ザワザワ
神官「人と魔族が一緒に生活をしている?」
村長「この大陸で唯一 人と魔族が共に暮らす街だからの」
村長「1000年前まで 人間と魔族は手を取り合う仲だった」
勇者「それは初耳」
村長「それが魔族側からの一方的な条約破棄で今はあんな壁まで出来る始末」
村長「魔族が追い立てられる中で この街だけは地下へと街を移し 今まであったのだ」
神官「あの……大神官様もこの街の存在を?」
村長「懐かしい名だの この街は魔王を倒せるような可能性のある人間にしか見つからんようになっておる」
村長「その辺りの話も含めて 妾の屋敷で話を聞こう」
神官「そういうことがあって……」
村長「そうか あの坊主も逝ってしまったか」フゥ
勇者「大神官さんはあなたなら何か手伝いをしてくれるって言ってたんですけど」
村長「そうだの 妾は簡単な予言ぐらいしか出来ん」
僧侶「それは十分に凄いと思うんだが」
>>167
そういやポイント振り分けどうなってんだ今
そういやポイント振り分けどうなってんだ今
村長「神官……はこのまま進めばおのずと道は開かれるだろ」
神官「えっと……はい」
村長「そして僧侶」
僧侶「どうしてアタシの名前を知ってるんだよ」
村長「妾凄いからの お主は魔界に行く前に実家に寄って悩みを解決するべきだ」
僧侶「……チッ」
村長「そして勇者だが……」
勇者「」ゴクリ
村長「特になしだの」
勇者「なんで!?」
村長「お主の行く先々は困難しか待ち受けておらん 言うだけ無駄だからの」
勇者「止めて! 今だけで十分に困難なのに!!」
村長「取りあえずは魔王を倒すための武器を集めるのだ」
神官「武器?」
村長「勇者のスプーンに魔王の短刀 竜王の槍に淫魔の靴 鬼王の金棒に魔の錬金術書」
村長「スプーン短刀金棒はこの街の勇者が持っていったから残りは3つ 恐らくすべて魔界にある」
勇者「なければ魔王には勝てない……」ゴクリ
村長「別に勝てると思うが……」
勇者「」ズコー
村長「ただなくて困るものではないのでな」
村長「それとそこのオオカミ お主のこやつらに着いていくのだよ」
オオカミ「グゥルルルルル」
勇者「えっなに? アマガミされてるけど懐いたの?」
村長「ところでお主ら魔界に行くのだよな?」
僧侶「なにか悪いのかよ」
村長「いや 門は四人以上のPTではないと開けてもらえんぞ」
みんな「「」」
勇者「後で酒場に行けばいるよね 着いて来てくれる人」
僧侶「まあ武の国なら良い人材もいるしな」
村長「あー 相談しておる所悪いが 実は1人推薦したい奴がいるのだが」
勇者「えっ! この街に着いて来てくれそうな人がいるの?」
村長「なんというか 性格が非常に面倒な奴での ゆえにこの街の勇者にも置いていかれたんだが」
僧侶「解散! 次の街行くぞ!!」
村長「待て待て!! 見てから決めよ!! 実力はあるから!!」
僧侶「変人はもう十分だよ」ハァ
勇者「変人って誰のことさ」
神官「全くです!!」
スラ「」プヨプヨ
オオカミ「」モフモフ
僧侶「」
???「なんでござるか村長殿」
村長「侍 お主勇者に置いていかれただろ だから――」
侍「そうでござる! なぜあのお方は拙者を置いていかれた!!」ジワァ
村長「げっ!」
侍「小生のような役立たずでは駄目だと仰るのだな ならば切腹を――」チャキ
村長「止めるのだ馬鹿!!」
侍「馬鹿……そう拙者は馬鹿だから切腹するのでござるよ」フハハハハハ!!
村長「お主らも見ておらんで止めんか!!」
勇者「いやだってねえ?」
僧侶「また濃いキャラが……」
神官「はわわわわわ」
村長「落ち着いたところで こやつを連れて行って欲しいのだが」ゲッソリ
僧侶「いや普通に嫌だろ」
つーかこの侍のところに連れてきた時点で村長の勝ちじゃねえかwww
連れてくの嫌っつったらまた切腹に乗り出すぞこいつwww
連れてくの嫌っつったらまた切腹に乗り出すぞこいつwww
侍「拙者は見ず知らずの人にまで拒否られるとは」ジワァ
侍「連れて行って貰えぬのなら切腹しかないでござるな!!」ジャキ
村長「だからやめいゆうに!!」
勇者「もう本当に!!」
勇者「それで着いて行くことになりました」
侍「まだまだ未熟な身でござるが よろしくお願いするでござるよ」
侍「未熟 未熟だからあのお方にも……」ジワァ
僧侶「おい馬鹿 お前切腹禁止な」
侍「それは無理でござるよ」ジャキ
神官「ほら 親から貰った体は1つなんだから大切にしないと駄目ですよ」
勇者「そうだよ 俺たちは別に迷惑してないからさ」
侍「うむ ありがとうでござるよ」グスッ
村長(案外面白いPTになるかもしれんの)
村長「それと侍 お主は鬼族の魔族だとバレないように」
勇者「侍ちゃんって魔族だったの? 全然そうは見えないけど」
侍「髪の毛で角が隠れているので」
勇者「ホントだ ゴツゴツしてる」サワサワ
侍「ひゃっ!?」ビクッ
勇者「ごめん 嫌だった?」
侍「」ジャキ
勇者「黙って切腹しようとするの止めて!!」バッ
村長「のぅ あれは天然でやっておるのか?」
僧侶「計算で出来るほど頭良くねーだろ」
神官「アハハ」
勇者(魔物使い)
僧侶(戦士)
神官(僧侶)
侍(メンヘラ)
バランスが良いんだか悪いんだか
僧侶(戦士)
神官(僧侶)
侍(メンヘラ)
バランスが良いんだか悪いんだか
>>183
おまえはプリンの方が似合う
おまえはプリンの方が似合う
勇者「じゃあ次は武の国に行こうか」
侍「武の国とは なんとも心が躍る名でござるな」
神官「また面白いものがあるといいですね」
僧侶「アタシは気が進まないけどな」
村長(あの者たちを見ておると この街がまだ村であった頃を思い出すの)
侍「それでは村長殿 小生は皆と共に旅に行って来るでござる」
村長「そうか 魔界であの子らに出会ったらよろしくの」
侍「御意」
バタン
村長「勇者か……あの者が関わることでどう変わるかの」
村長「のぅ 錬金術師よ」
天使「久しぶりですね勇者!!」クルクル
勇者「そういえば久しぶりに見たね」
天使「私は天使ゆえ 地下には潜れないんです」
勇者「本当に面倒な設定だよね」
天使「そういうわけで久しぶりにポイント清算!!」
勇者「実は忘れてたでしょ」
天使「今回も私が独断でポイント配分を行いました!!」
口から解毒薬を出す
口から冷気を出す
口から岩を出す
オオカミを仲間にする
勇者「安定の口率」
天使「です
まぁ口から出すのは魔物使いの伏線だったのかも知れんが
それにしたって出すモノおかしいだろwww
それにしたって出すモノおかしいだろwww
のヮの
勇者「久しぶりののヮのですよ僧侶さん!!」
僧侶「あれは人喰いのヮのだ!!」
勇者「よし! 相変わらず違いがわからないぞ!!」
侍「それでは拙者にお任せを!!」ジャキ
侍「吸血流抜刀術 三段花!!」バチバチ
のヮのをたおした
神官「凄いです! 剣が三本ぐらいに別れました!!」
侍「あれぐらい普通でござるよ」テレテレ
僧侶「サンダガ?」
勇者「それは言わない約束です」
武の国
勇者「ようやく着いたけど……」
神官「魔界との門を管理するだけあって 門も城も大きいですね」
侍「拙者も楽しみでござるよ ここには強者が沢山いる」
僧侶「」
勇者「どうかしたの僧侶さん」
僧侶「今だから言うけどさ ここアタシの故郷なんだ」
神官「そうだったんですか」
勇者「でもなにか落ち着かないよね 家出でもしたの?」
僧侶「それが……」
衛兵「姫! 僧侶姫ではありませんか!!」
僧侶「げっ!?」
勇者「要約すると僧侶さんはこの国の姫で」
神官「許婚と結婚するのが嫌で家出したんですか」
侍「それで今 王宮にいるのにも納得でござるな」
スラ「」プヨプヨ
オオカミ「ワンワン」
僧侶「黙ってて悪かったな」ケッ
勇者「でも僧侶さんが姫か……」
勇者「全然柄じゃないねー」
神官「どちらかというと狂戦士の類では?」
侍「まあ人は見掛けによらぬと言うが……予想外でござるな」
武王「それを父の私の前で言うか」
勇者「はい調子に乗りました」
武王「婚約が嫌ならなぜ言わなかった」
僧侶「言ってどうにかなる問題かよ」
勇者「あの 話に割り込むようで悪いんですけど 武王様は婚約を強制しているわけでは……」
武王「別にない したくないのならしなければいいのだからな」
勇者「だったら僧侶さんはなにが不満なの?」
僧侶「許婚との婚約解消には新しい許婚が必要なんだよ」
武王「しかも前の許婚と決闘で勝たなくてはならん」
勇者「それはそれは」
侍「武の国らしい決まりでござるな」
僧侶「とにかく! アタシはこいつらと魔界に行くって決めたんだ!!」
武王「ならん 今の隣国の王子が直ぐに結婚を決めたいと言っている」
武王「王子を倒し新しい許婚を立てるまで出て行くことは許さん」
僧侶「だったらこいつがアタシの婚約者な!!」ギュッ
勇者「えっ!? なにそれこわい」
初期ステータスで口から火と冷気と岩とヒーリング物質を出す男に
決闘で勝てというのかwww
決闘で勝てというのかwww
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