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元スレ勇者「勇者ポイントシステム?」天使「そですよ」
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勇者「いきなり目の前に光の玉が現れた件について」
天使「光の玉ではなく 私は天使です 後光が光ってるんです」エッヘン
勇者「それで日々の税を払うのにやっとな農民の俺になに? 勇者ポイント?」
天使「そうです 将来勇者になるであろうあなたに素敵なポイントシステムを私がプレゼント!!」
勇者「確かに 王様が魔王討伐に勇者候補を呼び出して送り出してるけど」
勇者「それは魔法が使える奴とか剣術に精通している奴とか そんな奴で農民の俺には関係ないよ」
天使「今日あたり迎えに来ますよ 王宮から使者が」
勇者「ねーよ」
王様「良くぞ参ったな 新たなる勇者よ」
勇者「そんなことなかった」
勇者「農民の俺に一体なんの……」
王様「お主も魔界の そして魔王のことは知っておるだろう」
勇者「魔物と魔族の頂点に立っているのが魔王なんですよね」
王様「この国でも毎年 勇者を送り出していることは?」
勇者「俺の幼馴染も行きましたから知ってますけど」
王様「何人送り出そうとも 魔界に行って帰って来たものはおらん」フゥ
勇者「…………」
王様「それでお主も勇者として魔界に行ってもらいたいのだが」
勇者「それでが前の話と全然繋がってないんですけど」
王様「お主の幼馴染が存外に活躍しておるようでな」
王様「幼馴染と同じ歳の奴は全員素質があるのではないかとな のぅ大臣」
大臣「おっしゃるとおりです」
勇者「」アゼン
こんな低レベルならSS速報でやれよ
むこうならブヒブヒ言って読んでもらえるから
むこうならブヒブヒ言って読んでもらえるから
>>1の心の強度次第だな
勇者「あのちょっと待ってください 俺はただの農民ですけど」
王様「それが?」
勇者「旅に出て魔族と戦うなんてとても……」
王様「鍬も剣も同じようなものじゃろう のぅ大臣」
大臣「仰るとおりです」
勇者「……俺には畑があるんですが」
王様「勇者となったものは 最低2年は国に帰って来ることを許さぬ」
王様「その間 キサマの財産・土地はすべて没収させてもらう」
勇者「なにそれこわい」
王様「なに 魔物を倒して素材を狩れば金になるし」
王様「他の街・国に行けばその場所から援助金が出る」
大臣「それではこれが支度金です 1週間以内に国から出てくださいね」
勇者は50Gをてにいれた
勇者「毎年勇者税ならぬアホな税金掛ける国だと思ったら」
勇者「トップからあの有様か」
天使「これはどうするべきですかね」フヨフヨ
勇者「まずは酒場に行って仲間を集めないと」
天使「今のままだと確実に死にますからねぇ……」
天使「はい! そこで勇者ポイントです!!」
勇者「なにさいきなり」
天使「あなたには勇者として必要な特技を覚えるのにポイントが必要になってきます」
天使「ポイントの入手方法はレベル上げが主ですが それ以外でも道具だとかクエストだとか色々あります」
天使「まずはあなたが今現在持っている2ポイントで手に入れられる能力を見てみましょう
口から火を出す 1ポイント
口から回復薬 1ポイント
口と道具袋を繋げる2ポイント
勇者「1つ聞いていい?」
天使「1つと言わず一杯聞いていいですよ」
勇者「どうして覚えられる特技が全部口関係なの?」
天使「口から火を出すとか竜っぽくて格好良くないですか?」
勇者「大道芸人っぽいよ!! 普通に手から出したり出来ないの!?」
天使「あぁ~ それには10ポイント必要ですね」アリャリャ
勇者「多いよ!!」
天使「ちなみに独断で上記2つにポイントを使っておきました」
勇者「使わないで!!」
天使「今後あなたの涎を傷口に塗ると傷が回復します」
天使「なんか臭そうですよね」
勇者「今日一日だけでこの仕打ち 泣きたくなってきた」
酒場
店員「はい ここが仲間との出会いを求める酒場です!!」
勇者「今日は仲間を探しに来たんですけど……」
店員「それでは下の希望欄に欲しい職の人を書いて提出してください」
勇者「とりあえず回復役として僧侶がほし――」
僧侶 100G
武道家 80G
魔法使い 80G
盗賊 70G
商人 50G
遊び人 40G
戦士 30G
勇者「お金を取るんですか?」
酒場「紹介料です!!」
店員「ちなみに今出ている飲み物は別料金で20G頂きます」
勇者「ボッタクリワロタ もう戦士しか紹介してもらえない」
勇者「ところでどうして戦士はこんなに値段が低いんですか?」
店員「すばやさ÷2=みのまもりなので」
勇者「はい?」
店員「すばやさ÷2=みのまもりなので」
勇者「はいそうですか(意味わからん)」
店員「それではこちらが酒場に登録されている戦士さんたちのプロフです」
勇者「どうも……」ペラペラ
勇者「1つ聞いていいですか?」
店員「どうぞ」
勇者「1人だけ戦士の欄の上から僧侶に書き直している人がいるんですけど」
店員「」
勇者「どうしましたか」
店員「遂にそれに気付いてしまいましたか」
遊び人より安いって相当だ
戦士は武器振るだけで遊び人は何か芸が出来たりするからか
戦士は武器振るだけで遊び人は何か芸が出来たりするからか
>>17
遊び人は将来有望だからな
遊び人は将来有望だからな
店員「その人は実は回復魔法も使える戦士なんです」
勇者「えっと それってかなり凄いですよね」
店員「そうです あなたは当たりを引いたんですよ!!」
天使「やったね勇者ちゃん!!」
勇者「ところで……」
店員「それではこちらで手続きは進めるので……」
勇者「どうしてそんな凄そうな人がこんな所に?」
店員「」ギクリ
勇者「紹介料とかも特別高く取るものだと思ってたんだけど」
店員「気にしないでください」ズイッ
勇者「えっ?」
店員「気にしては勇者は勤まりません 勇者は度胸です!!」
勇者「……はい」
>>18
DQ3のシステムが周知されている世界なんだな
DQ3のシステムが周知されている世界なんだな
店員「それではあちらの部屋にいらっしゃるので」
勇者「そういえば貰った金は50Gだけなんだけど」
勇者「みんな最初は戦士を仲間に選ぶのかな」
天使「そんなわけないじゃないですか 勇者税が年幾らか知ってるでしょ」
勇者「全体の税の半分?」
天使「そうです 優秀な奴には沢山お金をあげて無能そうな奴には少量で送り出す」
天使「残ったお金は国庫に入って幸せ理論発動なんですよ」
勇者「腐ってるね ホントに」
天使「勇者に暗黒勇者フラグ立ちましたー」
勇者「ちなみに幼馴染はどれぐらい貰ったんだろうか」
天使「1万Gですよ」
勇者「」
天使「おや あれが僧侶じゃないですか」
僧侶「」ゴゴゴゴゴ
勇者「とりあえず俺の中での僧侶のイメージ語っていい?」
勇者「教会の中で祈りながらさ 世界の平和を祈ってるのが僧侶」
天使「足を机に乗せながら煙草吹かしてますよね」
勇者「私頑張ります!! とか言って健気に頑張る癒し系なのが僧侶」
天使「昼間からお酒煽りながら回りにガン飛ばしてる卑しい系ですね」
勇者「青い修道服着て 背中に後光が射してるのが僧侶」
天使「服装は理想通りで 背中からドス黒いオーラが見えますよ」
勇者「帰っていい?」
天使「帰ったら1人旅ですよ 魔物に食われますよ」
勇者「引くも地獄 進むも地獄」ゴクリ
勇者「あの……ちょっとお話いいですか?」ビクビク
僧侶「なんだ 何か用かよ」ギロリ
勇者「着いてきて欲しいなーって」
僧侶「なんだ喧嘩か 表でやろうぜ」グイッ
勇者「けんっ!? 違います! 俺はあなたに仲間になって欲しくて」
僧侶「アタシに?」
勇者「あなたに……」
僧侶「それなら早く言えよ!!」バンバン
勇者「い 痛い」
僧侶「アタシの名前は僧侶 見ての通り僧侶をやってんだ」
勇者「見ての通りだと 良くて戦士 悪くて盗賊にしかみえ――げほっ!?」
僧侶「なにか言ったか?」ニコッ
勇者「僧侶様はどこからどう見ても素敵な僧侶です」プルプル
僧侶「前までは色んな奴がPTを組んでくれって誘いがあったんだが」
僧侶「最近は僧侶も増えて需要と供給が追いつかなくなってるのか 声がかからなくてな」
勇者「そりゃ戦士として登録されてれば声もかからないよね」ボソボソ
僧侶「なにか言ったか?」
勇者「いいえなにも」
僧侶「ところで お前はどんな武器使ってるんだよ」
勇者「家から鍬を1本……」
僧侶「なんだよ アタシの武器を見てみろよ」
僧侶「竹の槍の先端に銅の剣を括り付けた銅の槍だ」
勇者「恐ろしい発想をする上に僧侶の武器じゃないですよね それ絶対に」
僧侶「戦えりゃ問題ねーだろ まあアタシに回復任せてれば問題ねーよ」ギャハハハハ
勇者「どうすりゃいいのさ」
天使「さあ?」
勇者「街の外に出てきたわけだけど……」
僧侶「この地方は魔物のレベルも低いからな 定番の”アレ”が出てくるぜ」
勇者「お約束の……」
ガサガサ
僧侶「出た!!」
のヮの
僧侶「野生ののヮのだ!!」
勇者「なにそれこわい」
勇者「あの これが魔物?」
僧侶「そうだ 凶悪な面をしてるだろ」
勇者「どちらかというと好感が持てそうな面じゃあ……」
のヮの``
勇者「わっほい! なにか吐いてきた!?」
僧侶「馬鹿! そいつは毒を吐くんだよ!!」
勇者「それを始めに言って」ビクンビクン
勇者「毒……ヤバイ……」ビクンビクン
僧侶「まあ毒ぐらい気にすんな」
勇者「意識が段々なくなって」
僧侶「まずはこいつを倒さないとなぁ アタシの必殺魔法で倒してやるよ」
のヮの
僧侶「ザメハ!!」ドゴッ
のヮのをたおした 勇者はレベルアップ
僧侶「よーし! 倒したぞー!!」
勇者「」ビクンビクン
僧侶「ふぅ……解毒魔法」ズドンッ
勇者「げほっ!?」ガバッ
僧侶「なんとか生き返ったな」アハハ
勇者「鳩尾痛い」プルプル
勇者「ところでさっきの必殺魔法ってなに?」
僧侶「ザメハか? 強いだろ」
勇者「確かザメハって睡眠から起こすための魔法じゃあ……」
僧侶「”ハ”の所で気合を入れるのがポイントだな」
勇者「いや ただ思い切り槍で突き刺したようにしかみえな――」
僧侶「なんだ まだ起きてなかったのか」ブンブン
勇者「素敵な魔法を使える僧侶さんが仲間で本当に良かったなぁ」
僧侶「だろ? よくわかってんなぁ」バンバン
勇者「」ゲッソリ
天使「勇者さん勇者さん!!」
勇者「……なに?」
天使「勇者が辟易している所を見ると胸がドキドキするんですが」ドキドキ
勇者「君って本当に天使なの?」
僧侶「なにさっきから独り言喋ってんだ 次行くぞ次」
勇者「もしかしてさ 天使って他の人には見えない設定なの?」
天使「そうですけど」シラッ
勇者「先に言ってよ!! 街中で普通に話しちゃったでしょ!!」
天使「まあ道行く人たちは苦笑いでしたけど」
勇者「もう物理的にもあの国に帰れないよ!!」
天使「背水の陣ですね」ケラケラ
勇者「笑い事じゃないから――ごほっ!?」
僧侶「早く行くって言ってんだろ」ギリギリ
勇者「はいわかりました」
>>28
あ?
あ?
スライムが現れた
僧侶「今度はスライムか……」
勇者「スライムってプヨプヨしてるよね」
スラ「」プヨプヨ
僧侶「ザメハーーーっ!!」ブォン
勇者「あぶな――げほっ!?」ベチンッ
僧侶「なんで魔物庇ってるんだよお前は!!」
勇者「だってプヨプヨしてますし!!」
僧侶「あぁん!?」
勇者「」プヨプヨ
スラ「」プヨプヨ
スライムがなかまになりたそうにこちらをみている
天使「それではポイントを使って仲間にしちゃいましょう」ポチッ
ニアスライムを仲間にする 1ポイント
僧侶「全く 魔物を仲間にするなんてなに考えてんだか」チラチラ
勇者「だってプヨプヨしてるし」
スラ「」プヨプヨ
僧侶「魔物は倒すべき敵なんだぞ」チラチラ
勇者「もしかして僧侶さん 触りたいの?」
僧侶「んなわけねーだろ」プイッ
勇者「……僧侶さん お願いですので触ってください」ペコリ
僧侶「し 仕方ねーなー」ヤレヤレ
天使「面倒な女ですね」
僧侶「どれどれ」
スラ「ピギーーーッ」ダッ
スライムはにげだした
僧侶「」プルプル
勇者「」ガクガクガク
勇者「スライムも帰ってきて良かった」ボロボロ
天使「変わりに勇者は殴られましたけど」
天使「こんな時こそ口から回復薬を出す特技の出番です!!」
勇者「そんな設定あったね」
天使「とりあえず僧侶は水浴びに行ってるし試してみたらどうですか?」
勇者「涎で傷を舐めると……痛みがなくなった!?」
天使「これがあなたの勇者としての能力です!!」
勇者「悲しくなってきたけどこれは役に立つ」ペロペロ
僧侶「」
翌日
僧侶「なあ 悩み事があるなら相談に乗るからよ」ポンポン
勇者「なぜか僧侶さんが優しくなったんだけど」
村人「ここは一番目の村だよ」
勇者「とりあえず隣の村についたね」
僧侶「勇者は別の街や村につくと補助金が貰えるんだろ」
勇者「そっか 貰いに行ってくるからプヨちゃん任せたよ!!」ダッ
スラ「」プヨプヨ
僧侶「」ソーッ
スラ「」プルプルプル
僧侶「こわくないよー 武器もってないだろ」
スラ「」プヨプヨ
僧侶「そーっと」プヨン
僧侶「プヨプヨしてんなお前」
スラ「」プヨプヨ
勇者「見なかったことにしよう」
>>41
すげえDQだ
すげえDQだ
僧侶「それで次の街に行くには東にある洞窟を通るんだろ」
勇者「なんか洞窟の中には強い魔物がいるみたいだね」
僧侶「あっちの地方はこことは魔物のレベルが違うって聞くしな」
勇者「二人で果たして超えられるのかどうか」
僧侶「いけるだろ アタシ一度通ってきたし」
勇者「そうなの?」
僧侶「前のPTにいた時にな 二人いればなんとかなるだろ」
僧侶「いや 今は二人と一匹か」プヨプヨ
スラ「」プヨプヨ
勇者「戦闘になったらプヨちゃんが戦えるかどうか」
僧侶「少なくともお前よりは役に立つと思うけど」
勇者「」
勇者「天使さん天使さん!!」
天使「どうしましたか」
勇者「なんかレベルは上がってるけど 俺全然強くなった実感ないよ」
天使「そりゃそうですよ ポイントをステに振ってないですから」
勇者「おい」
天使「あなたはポイントシステムの代わりに ステータスの成長もポイントで行われますから」
勇者「つまりどういうこと?」
天使「特技を覚える代わりに あなたは強くなるチャンスを捨ててたんですよ」
勇者「だったら今度からちからとか上げるよ!!」
天使「特技ばかり使える勇者でいいじゃないですか」
勇者「口から限定な特技なんていらないよ!!」
勇者「今は口と道具袋が繋がってるしね!!」
天使「大道芸人として生きていけますよ」
勇者「やっぱりこの特技 勇者のじゃないでしょ」
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