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元スレ狐娘「今宵旦那様の床のお相手をさせて戴きます」

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友「…大体わかりましたね?説明した通り、小屋といえるようなものではありませんから覚悟しておきなさい。冬を越えるのは至難の業です」バサッ
男「ああ、覚悟しておく。」
友「父が昔、母に隠れて妾を匿っていたときに使用していたという本当に小さな小屋ですからね。舐めてかかると痛い目にあいますよ」
男「解った」
友「目を瞑っていてもたどり着ける位に通いなさい、最初の一度は付き添ってあげましょう。」
男「助かるよ」
友「それに私の両親が死んだのももう三年も前の話です。それからずっと誰も足を踏み入れていないのですから、ある程度は荒れていることが予想できます。」
男「…本当、すまねえな」
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友「…大体わかりましたね?説明した通り、小屋といえるようなものではありませんから覚悟しておきなさい。冬を越えるのは至難の業です」バサッ
男「ああ、覚悟しておく。」
友「父が昔、母に隠れて妾を匿っていたときに使用していたという本当に小さな小屋ですからね。舐めてかかると痛い目にあいますよ」
男「解った」
友「目を瞑っていてもたどり着ける位に通いなさい、最初の一度は付き添ってあげましょう。」
男「助かるよ」
友「それに私の両親が死んだのももう三年も前の話です。それからずっと誰も足を踏み入れていないのですから、ある程度は荒れていることが予想できます。」
男「…本当、すまねえな」
そのレベルで金持ちなら狐娘どうせ一番安いランクなんだろうから買ってやれよ
友「…私はもう生まれた時に進むべき道が決まっていました。それを辛いとは思っていません、沢山の者の命、生活を私は預かっています。それは誇るべきことだと思っていますから。」
友「……ですが、時々、本当に本当に時々、空しくもなります。」
友「私が誰かに恋慕の念を抱いたとて、それは何の意味もなく、進展もないのだと思うとそこに私の意志は必要ないのだと思い知ってしまいます。」
男「…」
友「少しだけ、あなたが羨ましいのかもしれません。」
男「そうか」
友「まあ私だってたまには少しくらい悪戯してもいいではないですか」ニコ
男「…ありがとう。」
友「いいえ」
友「……ですが、時々、本当に本当に時々、空しくもなります。」
友「私が誰かに恋慕の念を抱いたとて、それは何の意味もなく、進展もないのだと思うとそこに私の意志は必要ないのだと思い知ってしまいます。」
男「…」
友「少しだけ、あなたが羨ましいのかもしれません。」
男「そうか」
友「まあ私だってたまには少しくらい悪戯してもいいではないですか」ニコ
男「…ありがとう。」
友「いいえ」
>>254
地味に性格悪いんじゃね?
地味に性格悪いんじゃね?
男「(それから俺は毎日のように仕事の後山を登った。)
男「(夕の刻に山を登り、降りる頃には朝を迎えることも少なくはなかった。)」
男「(飯を食う暇も惜しみ、山を登り、小屋を直し、山を降り、仕事をしてまた山を登った。)」
男「(小屋は少しずつ修繕した。暖をとれるようにもした。)」
男「(まだ隙間風は吹きこむが、最初よりは随分ましになった。)」
男「(何度も道を見失い遭難しかけた、でも二月が過ぎる頃には月の無い夜でもたどり着けるようになった。)」
男「(そして、約束の新月の夜が訪れた。)」
男「親方、話があります」
親方「…何だ」
男「…あの」
親方「…」
男「…貴方はいつも暖かく、わがままばかりの俺を受け入れ、使い物にならなくなった俺をずっと傍に置いてくれました」
男「貴方は厳しくも優しく、そんな貴方に俺はいつも甘えていました」
男「…何も返すことのできない恩知らずな弟子で、申し訳ありません」
親方「…」
男「お暇を、いただきたいのです」
親方「…」
男「…っ失礼します」
親方「男」
男「…っ」ビクッ
親方「…外は寒いだろう」
男「え…」
親方「持っていけ」
男「…襟巻き?」
男「お暇を、いただきたいのです」
親方「…」
男「…っ失礼します」
親方「男」
男「…っ」ビクッ
親方「…外は寒いだろう」
男「え…」
親方「持っていけ」
男「…襟巻き?」
親方「暖かくしていけ」
男「親方…」
親方「落ちついたらでいいからまた来い」
男「親方っ」
親方「俺には伴侶がいねえからよお、お前のことを息子のように思っていたんだぜ。」
男「親方っ!」
親方「申し訳ねえとか思ってんじゃねえぞ、俺は別にいやいやお前を預かってたんじゃねえ」
男「…これまでお世話になりました!」
男「ありがとうございました!」
親方「元気でな」ニッ
立ち上がり、座敷を出た。
俺はやはり餓鬼のままで、図体だけがでかくなっても頭は餓鬼のままで、上手く礼もできず感謝も伝えられなかった。
けれど不思議と気分は落ち着いていた。
次に親方と会うときは、今よりも礼を上手くできるように。今よりも上手く感謝を告げられるように。
大きく息を吸った。
月が見えない。冬が近づき、桜に近づく者はもう居なくなっていた。
息が真っ白だ。親方が呉れた襟巻きに口を埋め、丘を登る。
裸になった桜の木が堂々と、けれど何処か寂しげに立っている。
木の幹に寄りかかると空気が頬を刺すのがやけに気になった。
そろそろ雪が降るかもしれないと考えていた矢先、冷たいものが触れた。
アドセンスクリックしろ家畜
これはひどい
慣れ合いはよそでやれや
これはひどい
慣れ合いはよそでやれや
男「……雪か、まるで桜みたいだな」
男「って、これじゃあ逆か。」フッ
男「それにしても多いな…今日出発にして良かった。」
男「そういえば、腹が減ったな…暫く飯も碌に食っていなかったからか」
男「眠い…」
男「…静かだな」
男「少女…」
狐娘「暗い…」ザッザッ
狐娘「…寒い」ザッザッ
狐娘「早く会いたい…」ザッザッ
狐娘「大門…ここを、抜けて…から」ザッ
バッ ダァンッ
狐娘「え…え?」
客引きの少年「大門、でちゃいやしたねぇ」グリグリ
狐娘「いた…っ」
客引きの少年「どうしてこんな子どものあっしが不寝番なんてやっているか考えたことなかったんですかい?」ニタニタ
狐娘「…は、なして!」
客引きの少年「僕に勝てるひとが、誰もいなかったからだよ。簡単なことでしょう?」
>>164
おわ、バレちった。テヘヘ
おわ、バレちった。テヘヘ
客引きの少年「馬鹿だね、君も。ちゃあんと忠告してあげたでしょ?“壁に耳あり障子に目あり”って。まあ頭の悪い化け物には解らなかったかなあ」グイッ
狐娘「…!」ゾッ
客引きの少年「足抜けしようなんて、いい度胸じゃないか」
バシッ ダァンッ
狐娘「うぐぅっ…」
客引きの少年「はは、化け物風情が人間の言うことに耳を背けちゃいけないよ。」グィッ
ズル…ズル…
狐娘「(あ…雪…)」
狐娘「…男…」
狐娘「(行かなきゃ…待ってるのに……)」
客引きの少年「これは根雪になるかもしれないねえ」ニタニタ
ズル…ズル…
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>>93
くっせー
くっせー
>>162
お前みたいな戦士がいてくれればいつかN速は復活できる!
お前みたいな戦士がいてくれればいつかN速は復活できる!
狐娘「(どれだけの夜が過ぎただろう)」
狐娘「(男…)」
ガラッ
客引きの少年「やあ、元気ですかい?」ニタニタ
客引きの少年「いやぁいつ来ても汚いとこですねえ、懲罰房は」ニタニタ
狐娘「…」
客引きの少年「今宵は満月ですぜい、化け物。どれだけの夜をお前はここで過ごしたのかねえ。」ニタニタ
狐娘「…今宵は、満月でございますか」
客引きの少年「ええ、もう雪も随分深くなりやした」
狐娘「(男…)」
ガラッ
客引きの少年「やあ、元気ですかい?」ニタニタ
客引きの少年「いやぁいつ来ても汚いとこですねえ、懲罰房は」ニタニタ
狐娘「…」
客引きの少年「今宵は満月ですぜい、化け物。どれだけの夜をお前はここで過ごしたのかねえ。」ニタニタ
狐娘「…今宵は、満月でございますか」
客引きの少年「ええ、もう雪も随分深くなりやした」
狐娘「ああ、やけに感情が高ぶると思えば…満月ですか」
客引きの少年「なんだって?」
狐娘「…ふふ」
客引きの少年「…なんで笑うんだい?ついに気でも違ったか」
狐娘「いいええ、愚かだなあと思いまして」
客引きの少年「なに?」
狐娘「頭が悪いのはどちらでしょうね?」
狐娘「これだけ長い間私のことを縛り付けておいて、私のことを何も知らないんですもの」
客引きの少年「…」
狐娘「まあ興味もなかったのでしょうね。まさか私が火を噴くことができるなんて思いもしなかったでしょう?」
客引きの少年「なん…」
ゴッ…
メラメラ…
狐娘「燃えて、しまえ…」
狐娘「こんな廓、燃えてしまえ!」
狐娘「……」
狐娘「…行かなきゃ」
狐娘「男が…待ってる」
狐娘「燃えて、しまえ…」
狐娘「こんな廓、燃えてしまえ!」
狐娘「……」
狐娘「…行かなきゃ」
狐娘「男が…待ってる」
メラメラ…
カンカンカンカン
ワー キャー キャー
メラメラ…
狐娘「(男…!)」タタタタタ
狐娘「(男…!)」タタタタタタ
カンカンカンカン
ワー キャー キャー
メラメラ…
狐娘「(男…!)」タタタタタ
狐娘「(男…!)」タタタタタタ
―――約束の場所
狐娘「…足跡も、ない」サク…
狐娘「当然だ…」サク…
狐娘「どれだけ、待たせたの…」サク…
狐娘「雪…枝に積もってる…」
狐娘「彼が言ったとおり、桜みたい」サク…
狐娘「深い…」サク…
狐娘「…」サク…
狐娘「…」サク…
狐娘「…」コツン
狐娘「…?」
狐娘「…」ゾクッ
狐娘「いや…まさ、か…、そんな…」
狐娘「…足跡も、ない」サク…
狐娘「当然だ…」サク…
狐娘「どれだけ、待たせたの…」サク…
狐娘「雪…枝に積もってる…」
狐娘「彼が言ったとおり、桜みたい」サク…
狐娘「深い…」サク…
狐娘「…」サク…
狐娘「…」サク…
狐娘「…」コツン
狐娘「…?」
狐娘「…」ゾクッ
狐娘「いや…まさ、か…、そんな…」
足元に転がっていた、それは、あたしが裏切ってしまった、愛しい愛しいあの人
>>1はロミオとジュリエットが大好きとみた
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