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元スレ狐娘「今宵旦那様の床のお相手をさせて戴きます」

みんなの評価 : ★★
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男「狐…、?……!?」
狐娘「…男様?」
男「これは、」
狐娘「…申し訳ありません、醜い体で」
男「誰にこんな酷い傷を…」
狐娘「私は化け物ですから、仕方の無いことです」
男「客か…?」
狐娘「私が化け物であるが故です。」
男「妖怪だからと非人道的に犯されていたというのか…?」
狐娘「…男様?」
男「これは、」
狐娘「…申し訳ありません、醜い体で」
男「誰にこんな酷い傷を…」
狐娘「私は化け物ですから、仕方の無いことです」
男「客か…?」
狐娘「私が化け物であるが故です。」
男「妖怪だからと非人道的に犯されていたというのか…?」
狐娘「如何なさいました?木戸様」ニコ
男「どうしたもこうしたも…」
狐娘「お好きに犯してください。お好きに使ってください。私には、狐娘にはそれしか生きる道はありませぬ」ニコニコ
男「お前は、人が温かいということを知らないのでは、なく」
男「だから愛することを知らないのではなく」
男「妖怪だから、と乱暴にされ、それを当然として受け入れていたのか…?」
狐娘「……木戸様、如何なさったのですか」
男「如何って…」
狐娘「泣きそうです」
男「(泣きそう?)」
男「(俺が?)」
男「(本当に泣きたいのは俺ではないだろう)」
男「(泣きたいのに泣くことすら許されないなんて)」
男「(もしも、こいつの身体に気づかなかったら)」
男「(俺は、他の男と同じように好き勝手にこいつを犯していたのだ。)」
男「(一人善がりで、こいつの傷を更に増やすところだったのだ。)」
男「…すまない」
狐娘「何が、です?」
男「無理矢理、抱こうとした」
狐「いいえ、それが私の存在意義です」
男「そんなことない!」
男「お前が、お前の存在意義がわからないなら、それが必要なら、俺が見つけてやる!」
狐娘「…?」キョトン
男「…、また来るぜ。だから今日は口づけまでだ」
狐娘「…?良いのですか?」
男「俺を他の野郎と一緒にするな。性に溺れちゃいねえ」
狐娘「…」
男「正直女郎屋もあまり好きじゃあない。だが、お前にはもう一度会いたい」
男「見ていろ、お前の存在意義を見つけてみせるから」
狐娘「…お待ちしております。」ニコ
・
・
・
・
男「(とは言ったものの)」
男「(職人見習いもどきの俺に女郎屋に頻繁に通う金などあるはずもない)」
男「(見世が開く前に裏に回りこんで窓からこっそりにただ話をするだけ)」
男「(…普通に考えれば最低の客だ)」
男「(それなのにあいつは、いつも笑って俺の話を聞いてくれる)」
男「…あいつの存在意義を見つけるどころか、俺があいつに会いたいと思っていては世話もないな……っと、ここか」
男「おい、狐娘。居るか」コンコン
・
・
・
男「(とは言ったものの)」
男「(職人見習いもどきの俺に女郎屋に頻繁に通う金などあるはずもない)」
男「(見世が開く前に裏に回りこんで窓からこっそりにただ話をするだけ)」
男「(…普通に考えれば最低の客だ)」
男「(それなのにあいつは、いつも笑って俺の話を聞いてくれる)」
男「…あいつの存在意義を見つけるどころか、俺があいつに会いたいと思っていては世話もないな……っと、ここか」
男「おい、狐娘。居るか」コンコン
>>20
迷いまして キミの胸に激しくオーバーラン
迷いまして キミの胸に激しくオーバーラン
スッ…
狐娘「いらっしゃいませ、男様」
男「おう、お前いつも居るな。外にはでないのか?」
狐娘「私の容貌では目立ちすぎますゆえ」
男「ああ、以前にも外に出るときは目隠しをしなければならないと言っていたな」
狐娘「はい」
男「でも、勿体無いな」
狐娘「何がですか?」
男「外は美しいもので溢れているのに、お前はそれを見ることが出来ない」
狐娘「しかし木戸様が来てくださりますので寂しいことなどありませぬ」
男「……嬉しいことを言うな、お前は」
男「(けれど、やはりどこか…寂しそうだ。どうすればもっと楽しげに笑ってくれるのだろう)」
狐娘「いらっしゃいませ、男様」
男「おう、お前いつも居るな。外にはでないのか?」
狐娘「私の容貌では目立ちすぎますゆえ」
男「ああ、以前にも外に出るときは目隠しをしなければならないと言っていたな」
狐娘「はい」
男「でも、勿体無いな」
狐娘「何がですか?」
男「外は美しいもので溢れているのに、お前はそれを見ることが出来ない」
狐娘「しかし木戸様が来てくださりますので寂しいことなどありませぬ」
男「……嬉しいことを言うな、お前は」
男「(けれど、やはりどこか…寂しそうだ。どうすればもっと楽しげに笑ってくれるのだろう)」
男「…そうだ良いことを思いついた。今度お前にも、外の物を持ってきてやる。」
狐娘「外の物ですか?」
男「おう、町に溢れる美しい物の中から更に選び、飛びきり美しいものを見せてやろう」
狐娘「本当ですか?…嬉しい」
男「楽しみにしていろ。春は美しいものに溢れているから」
狐娘「はい。…男様、今日は何時まで居られるのですか?」
男「ああ、あまり長くは居られねえ。親方の目を盗んで抜け出してきてんだ。バレたらやばいからな」
狐娘「そんな、無理をしてまで会いに来てくれなくとも良いのですよ、十分幸せです」
男「いいんだ、俺が会いたいから来ているだけだ」
狐娘「…ありがとうございます」
男「…そういえばお前は、他の遊女とは髪型が違うのだな。遊女とは幾つものきらびやかな簪を刺しているものだろう」
狐娘「ああ…、みっともないでしょう?私には髪結いがいないのです。自分では上手く結えなくて、結局この髪型になってしまったのです」
男「そうなのか…、いやしかしせめて額だけでも出したらどうだ?」
狐娘「…」
男「(また、その顔…)」ズキ
男「…すまない」
狐娘「何も謝ることなんてございませんよ、男様は本当にお優しい方」
男「(こいつの目を見て最初に過ったのは確かに桜だった)」
男「(しかし寂しげで冷たい雰囲気は桜よりも雪に近い気もする)」
男「…冬は、すきか」
狐娘「冬…、はあまり好きではありません。」
男「そうなのか、雪がきれいなのに」
狐娘「ええ、雪は美しいと思います。…寒いのが苦手なのです。」
男「お前にはきっと白い雪がよく似合うよ」
狐娘「寒さに耐え忍ぶ切なさや、温もりのない寒空に投げ出されることが怖いのです」
男「…桜」
狐娘「?」
男「いや…、まるで桜のようだと思ってな」
狐娘「冬…、はあまり好きではありません。」
男「そうなのか、雪がきれいなのに」
狐娘「ええ、雪は美しいと思います。…寒いのが苦手なのです。」
男「お前にはきっと白い雪がよく似合うよ」
狐娘「寒さに耐え忍ぶ切なさや、温もりのない寒空に投げ出されることが怖いのです」
男「…桜」
狐娘「?」
男「いや…、まるで桜のようだと思ってな」
狐娘「桜?私がですか?」
男「ああ、孤独に怯え暖かい春を待つだなんてまるで桜だ」
狐娘「桜は孤独なのですか?」
男「いや、俺の今暮らしている村のはずれに、大きな桜の木が立っているんだ。」
男「そこは冬になるととても雪が深くなる。村人達は誰も近寄らないんだ」
狐娘「それは、寂しいですね。」
男「その桜は、春に雪を降らす」
狐娘「……雪を?」
男「純白の花をつけるんだ」
狐「桜は淡い薄紅と聞いておりましたが…白い花弁だなんて」
男「俺達はその桜を“雪桜”と呼んでいる。冬に耐え、暖かい雪を降らす姿は強く、美しい」
狐娘「あたたかい、雪…」
男「それから、その桜にはちょっとした伝説があってだな」
狐娘「伝説?」
男「その桜の樹齢は、もう千年以上になる。」
狐娘「…」
男「雪桜は、今まで見てきた、その人“千年分の悲しみ”を呑み込む変わりにその人へ自分の持つ“千年分の幸せ”を与えるそうだ。」
男「俺達はその桜を“雪桜”と呼んでいる。冬に耐え、暖かい雪を降らす姿は強く、美しい」
狐娘「あたたかい、雪…」
男「それから、その桜にはちょっとした伝説があってだな」
狐娘「伝説?」
男「その桜の樹齢は、もう千年以上になる。」
狐娘「…」
男「雪桜は、今まで見てきた、その人“千年分の悲しみ”を呑み込む変わりにその人へ自分の持つ“千年分の幸せ”を与えるそうだ。」
狐娘「…素敵ですね」
男「まあ伝説だからな、信憑性には欠けるだろう。」
狐娘「そうでしょうか、素敵ではないですか。千年分の幸せだなんて。」クスクス
男「“千年分の幸せ”を信じるか?」
狐娘「ええ、もし本当なら素敵だと思います」
男「…なら今度持ってきてやる」
狐娘「ふふ、ありがとうございます。ですが大樹を持ってくるだなんて無理でございます。」
男「流石に俺はも其処まではできねえよ。枝を持ってくる。もうすぐ剪定のはずだ。その時に」
狐娘「……本当ですか?」
男「約束する」ニカッ
狐娘「楽しみにしています」フワッ
・
・
・
狐娘「(最近、少し風変わりな客が付いた。)」
狐娘「(初めて訪れた時は強引に触れられた。)」
狐娘「(いつもの様に、乱暴に抱かれるのだろうと思った。)」
狐娘「(しかし彼はあたしの身体を見た途端に動きを止め、言葉を詰まらせて目には涙を溜めた。)」
狐娘「(とても変わったひとだ)」
――男『美しい目だな』
狐娘「(あたしを褒めて優しい口付けをくれる。)」
狐娘「(まるで宝物に触れるように優しくあたしに触れてくれる。)」
・
・
狐娘「(最近、少し風変わりな客が付いた。)」
狐娘「(初めて訪れた時は強引に触れられた。)」
狐娘「(いつもの様に、乱暴に抱かれるのだろうと思った。)」
狐娘「(しかし彼はあたしの身体を見た途端に動きを止め、言葉を詰まらせて目には涙を溜めた。)」
狐娘「(とても変わったひとだ)」
――男『美しい目だな』
狐娘「(あたしを褒めて優しい口付けをくれる。)」
狐娘「(まるで宝物に触れるように優しくあたしに触れてくれる。)」
狐娘「(彼は、優しくて、とても温かい。)』
狐娘「(彼の話を聞くのがとても好きだ。)」
狐娘「(話を聞きながらその目を見る事が好きだ。)」
狐娘「(真っ黒なのに奥の方は何処か青みを帯びていて、まるで夜空の様だ。)」
狐娘「(真っ直ぐで、優しい方。)」
狐娘「(けれど、時にとても虚しくなる。)」
狐娘「(彼が余りにも優しくて、綺麗で、真っ直ぐで、自分の醜さを思い知らされる様で。)」
「狐娘、居る?」
狐娘「姐さん」
姐女郎「また座敷に籠っているのかい。たまには日に当たらないとだめだよ、気も滅入ってしまうじゃないか」
狐娘「ありがとうございます、でも私が座敷から出れば他の遊女達が嫌な思いをします」
姐女郎「そんなこと言わしゃしないよ、あんたも私の大事な妹分じゃないの」
狐娘「ふふ、私は妖怪ですから…」
姐女郎「…馬鹿ね、あんたはこんなに優しいのに、他の娘たちは気づいちゃいないんだ」
狐娘「優しいのは、姐さんのほうですよ。まるで天女だ」
狐娘「姐さん」
姐女郎「また座敷に籠っているのかい。たまには日に当たらないとだめだよ、気も滅入ってしまうじゃないか」
狐娘「ありがとうございます、でも私が座敷から出れば他の遊女達が嫌な思いをします」
姐女郎「そんなこと言わしゃしないよ、あんたも私の大事な妹分じゃないの」
狐娘「ふふ、私は妖怪ですから…」
姐女郎「…馬鹿ね、あんたはこんなに優しいのに、他の娘たちは気づいちゃいないんだ」
狐娘「優しいのは、姐さんのほうですよ。まるで天女だ」
姐女郎「またそうやって…まあいいよ、桜餅を買ったんだ。お茶にしよう」
狐娘「え…でも」
「姐さん」
狐娘「禿。どうしたんだい?」
禿「あの、亡八が呼んでいたよ」ビクビク
姐女郎「ええ?もう、これからお茶飲もうっていうのに!」
禿「姐さん…早く…」ビクビク
狐娘「…」チラ
禿「ひっ…」ビクッ
姐女郎「……仕方ないね。狐娘、桜餅食べていいよ。」ニッ
狐娘「ありがとうございます。」
姐女郎「もう、あんたはいつまでたってもまるで客に話すみたいに私にも話すね。淋しいよ」
狐娘「…申し訳ありません」
姐女郎「……とっても美味しいんだから、味わって食べな」
スッ パタパタ…
狐娘「寂しい、なんてそんなこと言われたって」
狐娘「ここは遊廓で、あたしは股を開く化け物。」
狐娘「ただ気味悪いだけの存在じゃないか。」
狐娘「こんなことを言えば、優しい姐さんは怒るかな」
狐娘「…ごめんなさい」
コツコツ
男「俺だ、開けてくれ」
狐娘「はい、ただいま」
ス…
狐娘「寂しい、なんてそんなこと言われたって」
狐娘「ここは遊廓で、あたしは股を開く化け物。」
狐娘「ただ気味悪いだけの存在じゃないか。」
狐娘「こんなことを言えば、優しい姐さんは怒るかな」
狐娘「…ごめんなさい」
コツコツ
男「俺だ、開けてくれ」
狐娘「はい、ただいま」
ス…
狐娘「いらっしゃいませ、男様」
男「今、平気か?」ニカ
狐娘「ええ、まだ見世の始まるまで時間があります」
男「よかった。はい、これ」
狐娘「……花?」
男「それが、先日言っていた雪桜だ。」
狐娘「あ…っ」
男「よく似合うよ」
狐娘「でも、この枝」
男「心配するな、今朝剪定があって、地に落ちていたものを拾ってきたんだ」
狐娘「そう…凄い、桜だなんて初めて見た」
男「よろこんでくれてよかった」
狐娘「ありがとうございます。部屋の坪に飾りますね」
男「いつか大樹でも見せてやりたいな」
狐娘「いえ、これで十分でございます、とても綺麗」
男「いや…、いつか見せてやる。楽しみにしてろ」
狐娘「ふふ…楽しみにしていますね」
男「ああ。じゃあ、またな」
狐娘「もう行ってしまうのですか?」
男「ああ。親方に掃除しとけって言われてたんだ」
狐娘「…無理して今日来てくださらなくても良かったのですよ?」
男「違う違う、早くお前に見せてやりたかったんだ。じゃあな」
ザッザッ…
…ス
「ふふ…、桜餅の色とは全然違う。」クスクス
・
・
狐娘「んぅ、ふ…」
細身の客「歯など立てたら、どうなるかわかっているな?」ハァハァ
狐娘「…ん、ん」
細身の客「うっ…」ドピュ
狐娘「んんッ!ぅ…」ゴクン…
細身の男「枝のような体だな、すぐに折れてしまいそうだ」ナデナデ
狐娘「ああ、旦那様…ッ」フルフル
細身の男「感じているのか、妖怪」ガリッ
狐娘「いたっ、ふぁっ、あぁ…やめ、」
細身の男「は…ッ、黙れ気色悪い。人間の女の様な声をあげるな」ニヤニヤ
狐娘「ん…っそれ、やあ…」
細身の男「これが良いのか?ん?」
狐娘「あッ、ああ、旦那様、旦那様ッ」
細身の男「ふっ…私が憎いか化け物」
狐娘「やッ…、そんなこと、あ、あぁッ」
細身の男「ふ、本当にお前は気持ち悪いな」ガブッ
狐娘「いた、やめ…っあぁ…」
細身の男「“やめろ”?笑わせてくれる。化け物風情が人間に逆らうな、そんなに悦がっている癖に」
狐娘「あっ」
細身の男「…本当に気味の悪い目だ。」
狐娘「あぁ、あ、ぃや、ん」
狐娘「(身体の中で暴れる細くて短い指。)」
狐娘「ああっ、やあ、ああ…、ぁあっ」
細身の男「ふっ、…淫獣め」
狐娘「あああぁっ!や、あぁあッ!」ビクン
――――男『よろこんでくれてよかった』
狐娘「…っ!」
――――男『お前は本当に美しいのに』
狐娘「(…桜)」
狐娘「(きれい…)」
狐娘「(男様…)」
狐娘「…こ、さま…」ポロポロ
狐娘「(……いたい…)」ポロポロ
狐娘「ああっ、やあ、ああ…、ぁあっ」
細身の男「ふっ、…淫獣め」
狐娘「あああぁっ!や、あぁあッ!」ビクン
――――男『よろこんでくれてよかった』
狐娘「…っ!」
――――男『お前は本当に美しいのに』
狐娘「(…桜)」
狐娘「(きれい…)」
狐娘「(男様…)」
狐娘「…こ、さま…」ポロポロ
狐娘「(……いたい…)」ポロポロ
・
・
・
男「ううん…やはり簪よりも髪紐のほうが似合いそうだが…」
男「…いまいち、これといったもんがないな」
男「…」ハア
友「どれも気に入りませんか?」
男「ああ…」
友「ならば作ってみてはいかがです?」
男「作る?」
・
・
男「ううん…やはり簪よりも髪紐のほうが似合いそうだが…」
男「…いまいち、これといったもんがないな」
男「…」ハア
友「どれも気に入りませんか?」
男「ああ…」
友「ならば作ってみてはいかがです?」
男「作る?」
友「ええ、その娘に似合いそうな髪紐を貴方が作ればいいではありませんか」
男「でも…」
友「縫製の手伝いくらいならしますよ。」
男「それはありがたいが…」
友「一度やってみなさい。売りに出すわけではないのですから」
男「それもそうだな…」
・
・
男「白い浴衣、白い浴衣…あ、あった」
男「…」パチン
男「…」シュルシュル
男「…」チョキチョキ
男「やはり、桜の柄にしたいな」チョキチョキ
男「書けるのか、この手で…」ハァ
・
男「白い浴衣、白い浴衣…あ、あった」
男「…」パチン
男「…」シュルシュル
男「…」チョキチョキ
男「やはり、桜の柄にしたいな」チョキチョキ
男「書けるのか、この手で…」ハァ
・
・
・
男「…できたのか?」
友「ええ、どうぞ」
男「おお、流石友だな。とても綺麗に仕上がってる。…でも」
友「何です?」
男「やはり絵は酷いな…」
友「…よくやったほうでしょう。その手なら」
男「…」
友「そんな顔をするんじゃありません。きっと喜んでくれますよ」
男「だといいが…」
・
・
男「…できたのか?」
友「ええ、どうぞ」
男「おお、流石友だな。とても綺麗に仕上がってる。…でも」
友「何です?」
男「やはり絵は酷いな…」
友「…よくやったほうでしょう。その手なら」
男「…」
友「そんな顔をするんじゃありません。きっと喜んでくれますよ」
男「だといいが…」
友「素敵ではありませんか、桜柄の髪紐だなんて」
男「…」
友「早く渡してきなさい。そろそろ時間でしょう」
男「…ああ」ギュ
友「…あれは、母子でしょうか。ほほえましいですね」
男「手なんて暫く繋いでいないな」
友「?…あの二人、何故目隠しを…?」
男「さあ…?」
・
・
男「おい、狐娘はいるか」
客引きの少年「あれま、旦那お久しぶりでございやすな。狐娘でいいんですかい?」ヘラヘラ
男「ん、案内してくれ。」
客引きの少年「はいはい、此方へどうぞ」ヘラヘラ
男「…お前の笑顔は不気味だな」
客引きの少年「ええ、そうですかい?初めていわれやしたよ。今日は親方様は一緒ではないんですねえ」ヘラヘラ
男「ああ、今日は一人だ。何か問題あるか?」
客引きの少年「いいええ、滅相もない」ヘラヘラ
・
男「おい、狐娘はいるか」
客引きの少年「あれま、旦那お久しぶりでございやすな。狐娘でいいんですかい?」ヘラヘラ
男「ん、案内してくれ。」
客引きの少年「はいはい、此方へどうぞ」ヘラヘラ
男「…お前の笑顔は不気味だな」
客引きの少年「ええ、そうですかい?初めていわれやしたよ。今日は親方様は一緒ではないんですねえ」ヘラヘラ
男「ああ、今日は一人だ。何か問題あるか?」
客引きの少年「いいええ、滅相もない」ヘラヘラ
ヒタヒタ…ヒタヒタ… …ヒタ
客引き「此方になります。どうぞごゆるりと…」ヘラヘラ
シュルシュル… ギシッ
狐娘「今宵、旦那様の床のお相手をさせていただきます、狐娘と申し―――」
男「狐娘」
狐娘「男様!…いらっしゃいませ」フワリ
男「こっちから会うのは久しぶりだな」
狐娘「もう座敷へは来て下さらないのかと思いましたよ」
男「金が無かったんだ。仕方ないだろう」
狐娘「ふふ」クスクス
男「…」カァ
狐娘「男様?」
男「(…いつ渡そう)」
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