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    元スレ狐娘「今宵旦那様の床のお相手をさせて戴きます」

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    みんなの評価 : ★★
    タグ : - 悲しい + - + - 狐娘 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :

    小太りの「ひっ…貴様妖怪か…!」

    狐娘「はい、私は穢れた妖怪、化け物でございます」

    小太りの「気持ちが悪い!化け物め、わたしに近寄るな!」

    狐娘「旦那様」

    小太りの「ひっ」

    狐娘「私は貴方様に決して逆らいませぬ」

    小太りの「…」ピク

    2 :

    嫌いじゃないむしろ好きでもこういうパターンは先を思うとなんとも気の毒な気持ちでうわあああ

    3 :

    >>1
    代行ありがとうございます

    狐娘「どうぞお好きに犯してください、私は貴方様の狗でございます」

    小太りの「決して…とな?」

    狐娘「はい」

    小太りの「…その言葉に嘘偽りはないか?」

    狐娘「ええ、勿論。」

    小太りの「ほう…」

    狐娘「…」ニコリ

    4 = 3 :

    >>2
    ありがとう、がんばる

    小太りの「そうか、“決して”か」ニヤリ

    ダァン!ガッ

    狐娘「ぐっ…」

    小太りの「ほう、逆らわぬとは真実のようだな」ニタニタ

    狐娘「…」ニコ

    小太りの「成る程、よくみれば美しい顔をしている」

    スルスル ハラリ

    小太りの「気味の悪い色の目だ。」

    ガブッ バシッ

    狐娘「…」ニコニコ

    5 :

    狐は羽衣狐様だろ!!!!!!!

    6 :

    誰もいない

    7 = 3 :





    「親方、なんだって女郎屋なんかに?」

    親方「お前だって男ばかりの工房に篭っているよりたまには女に触れたいだろう」

    「…俺は女郎はすきではありません」

    親方「はあ、お前は陰間茶屋のほうが良かったか?女が嫌いだとは知らなかった。」

    「そんなわけないでしょう!俺は女が好きですよ!」

    親方「ならば問題ないだろう、なあに良い女を抱かせてやる」

    「だからそういう問題では…もういいです」

    9 = 3 :

    親方「お前はどういう女が好みだ?」

    「…全て同じ顔に見えます」

    親方「信じられんやつだ」

    「貴様!わしを愚弄するか!」

    「!?」

    10 = 3 :

    さるくらった… ちょっとペースおとす



    客引きの少年「旦那、落ち着いてくだせえ」

    「黙れ!売れっ子でもないのに張り見世にもでられないような妙な女郎を誰が抱くか!」フスー

    客引きの少年「いえ、決してそのようなつもりはございやせん。ただ、お金をあまりお持ちでないとのことでしたので、それならと。お勧めさせて頂いたまで。」ヘラヘラ

    「そのような落ちぶれた女を抱くものか!!」

    客引きの少年「それはそれは、大変失礼致しました。」ヘラヘラ

    「貴様!!」

    ザワザワ…

    11 = 3 :

    「…おいオッサンよ、その辺にしときな」

    「!?黙れ、何だ貴様は!」

    「女の前でみっともなく涎だらだらと垂らすもんじゃねえぞ」

    「黙れ黙れ、若造が!儂に口出しするな!」

    ダンッ

    「うるせえんだよ、老い耄れは畳の上で茶でも啜ってろ」

    「ッ!小僧ッッ!」

    13 = 3 :

    親方「はい、そこまでだ。」

    「邪魔をしないでください、親方!!」

    親方「黙れ」ギロリ

    「…ッ」ビク


    親方「いや、すまんな爺さん。こいつは俺の弟子でな。よく躾とくよ。」

    「餓鬼の躾もできんのか、貴様は!」

    親方「ああ、ようく言っておく。」ギュ

    「?…、…!」

    「わかればいいんだ、わかれば。いいか、ようくだぞ、その餓鬼ようく躾けておけよ。」

    親方「へいへい」

    スタスタ

    14 = 3 :


    「親方、何だって金なんぞ渡したんですか」

    親方「童にゃわからんだろうが、大人にゃ大人のやり方ってモンがある。」

    「んな汚ねぇやり方ッ!」

    親方「いいか、男。あのままこの場で暴れまわったとして、てめぇは構わんかもしれねえが、この見世はどうだ。ここまで言えば頭の悪いお前でも分かるだろう。」

    「…っ」グッ

    親方「わかったなら帰るぞ。女を抱く金なんぞもう持っちゃいねえ。」

    「…はい」

    客引きの少年「ちょいとお待ちを。」

    15 = 2 :

    時代劇好きなのか

    16 = 3 :

    >>15いや、にわか知識ばかりだ。申し訳ない


    ・親方「?」

    客引きの少年「先程はありがとうございました。あっしだけではとても対応できやせんでした」ペコ

    親方「いや、気にすることはねえ。むしろ弟子が迷惑をかけてすまねぇな」

    客引きの少年「とんでもございません。とても助かりました。お礼と言っては何ですが、ウチの見世へ寄っていきやせんか」

    親方「あー…ありがてぇ申し出だが、何ぶん金を持っていないのでな。」

    客引きの少年「いいえ、勿論お礼でございやすんで、代金はこちらで持たせて頂きやす。」

    親方「とは言っても、なあ。」

    「寄っていけば良いじゃないですか。俺は先に戻っています。」

    17 :

    >>8
    お前それ煽ってるつもり?

    18 = 3 :


    客引きの少年「勿論お弟子さんも一緒にどうぞ」

    「いや、俺は…」

    親方「…それにしても、先程は如何したんですか?」

    客引きの少年「ええ、ちぃとばかし"訳有り"をお勧めしたところ、あの旦那の癪に触れてしまいままして。」

    「……訳有り?」

    19 :

    失礼。安価間違えちゃった。

    20 = 3 :


    客引きの少年「ええ。」

    親方「顔が悪いのか」

    客引きの少年「いえ、とても美しい姿をしていやす」

    親方「我が儘なのか」

    客引きの少年「いえいえ、あんな気立ての良いやつぁそうはいやせん」

    親方「……とすれば、病気持ちか」

    客引きの少年「まさか!至って健康でございやす」

    「…?」

    親方「それなのに、訳ありか」

    客引きの少年「ええ。」

    親方「…ふむ」

    「…?親方、どうしたんですか?」

    21 = 3 :


    親方「要は、そいつは見目麗しく、気立てもよくそれでいて健康だが、それ以外に何か問題があるということだ。わかるか?」

    「問題って…」

    親方「それも、金の無い客に勧めるほどだ。相当安い金で買われているのだろう、違うか?」

    22 = 3 :


    客引きの少年「いいえ、旦那のおっしゃる通りで。」

    「…」

    親方「理解できねえって面だな。よくあることだぞ」

    「…」

    親方「お前が帰ると言うなら、今日の所は戻るぞ。」

    客引きの少年「左様でございやすか……」

    「いや、親方。戻らねえ。」

    「その訳有りの女郎に会わせてくれ。」

    23 :

    始めまして キミにあげる最初のオーバーラン
    はっぴぃ にゅう にゃあ

    24 :

    ッたく 世話のやけるヤツだ

    25 = 3 :





    ヒタヒタ… ヒタヒタ… ヒタヒタ…


    親方「それにしても、よく帰らなかったな。お前女郎は嫌いなんじゃないのか」

    「女郎のことは嫌いですよ。ただ」

    親方「なんだ?」

    「自分の体を切り売りして、妥協して媚びへつらってる醜い女の面を拝んでやろうと思いまして。」

    「その根性、俺がたたきなおしてやろうかと」

    26 :

    >>6
    なんだ損しちゃった気分

    >>24
    何言ってるのこいつ

    27 :

    >>12
    いやっほぉおおおおおおお!!!僕にはルイズちゃんがいる!!やったよケティ!!ひとりでできるもん!!!

    28 = 3 :


    親方「…」ゴッ

    「い…っ何するんですか!」

    親方「まったく、お前は、図体ばかりでかくなってこっちの方はまるで童と変わらんな」

    「俺のどこが童だ!」

    親方「図体以外は全てだな。もうお前も二十二だってぇのによ。……その女郎に会ってもてめぇは同じことを言えるか?」

    「は?」

    親方「もし気持ちが揺るがず、自分は間違っちゃいなかったと明日になっても言えりゃ、今のは訂正してやらぁな」

    29 = 3 :


    「……意味わかんね」

    親方「…いいか。師匠には敬語を使え。てめぇはあくまでも俺の弟子だ。そんな簡単なこともできねぇような半端な野郎を傍らに置いておく理由なんぞねえぞ」ギロッ

    「ッ!」ビクッ

    「…わかっています、申しわけありません」

    親方「おう、わかりゃいいんだよ」

    ヒタヒタ…ヒタヒタ… …ピタ

    30 = 3 :


    客引きの少年「では、ここから旦那のことはこの御職付きの禿が案内しやす」

    御職付きの禿「……よろしくお願い致します」

    親方「じゃあ、後でな」

    客引きの「お弟子様はこちらへ。あっしとどうぞ」

    「……随分暗い道だな」

    客引きの少年「そのように怪訝な顔をしないでくだせえ、なんせ普通の女郎ではないもんで、座敷持ちとは言えどその座敷はあまり良いもんではないのですよ。ああ、でも清潔は保っているのでご安心を」

    「……はあ」

    客引きの少年「この中で待っていやす。どうぞ、ごゆるりと」

    31 = 3 :


    シュルシュル… ギシ…

    狐娘「…」ペコリ

    「(…この娘か)」

    狐娘「今宵、貴方様の床のお相手をさせて頂きます、狐娘と申します」

    「(随分耳が白いな…)」

    32 :

    しえん

    33 :

    ふうん

    34 = 3 :


    「……顔をあげてくれ」

    狐娘「はい」スッ

    「!お前、その目……」

    狐娘「…」

    「妖怪か……」

    狐娘「はい。私は穢れた妖にございます。今宵限り、貴方様に触れることをお許しください。」ユラリ

    「(肌も瞳もとても白い)」

    「(まるで)」

    「(桜のようだ)」

    35 :

    面白い

    36 = 6 :

    >>15
    あっそ。だから何?

    37 = 3 :

    狐娘「…」

    「(よくよく見てみればまだ童じゃないか。表情は大人のようだが、目鼻立ちは子どもそのものだ。)」

    「(体も随分と小さい。きちんと飯を食っているのだろうか)」

    「…今、幾つだ?」

    狐娘「はい、十五になります」

    「十五、か…」

    狐娘「…旦那様、如何なさったのですか?」

    「いや…何でもない」

    狐娘「作用でございますか」

    「(細めた瞳は花弁のようだな。)」

    「美しい目だな」

    狐娘「え…」キョトン

    38 = 3 :

    「どうした?」

    狐娘「いえ、…その様なことは久々に言われました。」

    「そうなのか」

    狐娘「はい、皆私の瞳を見ては気色が悪いと笑います」

    「こんなにも美しいのに。まるで桜のようだ」

    狐娘「桜…でございますか?」

    「ああ、桜だ。見たことはあるか?」

    39 = 3 :


    狐娘「いえ…きちんと見たことは、一度も」

    「そうなのか?大門の近くにも咲いていたが」

    狐娘「外に出るときは妖怪だとばれぬよう目隠しをしていますので」

    「目隠しを?…それでは不便だろう」

    狐娘「いいえ、私は狐族ですので大体の位置は匂いで把握できます」

    「…そうか」ス

    狐娘「…旦那、様…」

    40 = 3 :


    「はは、やめてくれ旦那様なんて。まだ俺は見習いの身なんだ。“男”だ。そう呼んでくれ。」

    狐娘「承知しました、男様」

    「うーん……。“様”も敬語もやめてくれないか。なんだがムズ痒くて適わねえ。」

    狐娘「…」

    「どうした?」

    狐娘「…申し訳ありません」ギュ

    「……いや、いい。無理を言って悪かった」

    狐娘「いえ」

    「(無茶を言ったのはこっちだ、何故そんなにも悲しげな顔をする)」

    41 :

    この書き筋

    >>1殿はどこの文学部卒でござるか?

    43 = 3 :

    狐娘「お屠蘇は如何です?ご希望なら三味線なども披露いたします。」

    「…そうだな、じゃあ酒を貰おう」

    狐娘「はい」



    「ふうん…、妖怪なら何か力を持っているのか」

    狐娘「はい、満月の夜にしか使うことはできないような微弱なものではありますが」

    「そうか…お前は妖怪の村の出か?」

    狐娘「はい、最早一族の誰とも会うことは叶いませんが」

    「それは寂しいだろう」

    狐娘「いいえ、こうして男様が来てくださりますもの。寂しくなんてありません」ニッコリ

    「…」グビ

    44 = 3 :

    >>41
    いやいや、妄想が趣味のただの大学生でござる


    狐娘「どうかいたしましたか?」

    「…お前は本当に美しいのに、寂しげだ」

    狐娘「ありがとうございます」ニコ

    「お前を見ていると、数刻前の傲り高ぶった自分を殴り倒してやりたくなる。」

    狐娘「如何してです?」

    「お前に説教をたれにきたつもりだった。説教をするなど、よくもまあ言えたものだ。」

    狐娘「ふふ、説教をしていただいても結構ですよ」

    46 = 3 :


    「(綺麗な目だ)」

    「(粉を塗っているのかもしれないが、襟元から覗く肌もとても白い)」

    「(…触れてみたい)」

    「(着物の中に隠れた白い肌に。)」

    「(赤い花を散らして、熱で浮かせたい。)」

    「(こいつが寂しいと言うのなら、満たしてやりたい。)」

    「(他の奴らはきっと、妖怪であるこいつを気味悪がって、触れることもなく逃げていったのだろう。こいつの美しさに気づかず、脅えていたのだろう。)」

    「(きっと、こいつは、誰かに抱かれるということを知らない。)」

    「(人の体温はとても心地いいということをこいつは知らない。)」

    47 = 3 :


    狐娘「男様、どうなさりました?」コテン

    「ごめん、な」

    狐娘「…?」

    「抱きしめても、いいか?」

    狐娘「え…?」

    「……駄目か?」

    狐娘「……いいえ、私は貴方様の犬。決して逆らいませぬ」

    ギュ…

    「…お前は、細いな」

    48 = 3 :


    狐娘「…ここに来て、こうして抱きしめられるのは初めてでございます」

    「…そうか、なあ狐娘」

    狐娘「はい」

    「人の温もりを知ってくれ。」

    「愛することを知ってくれ。」

    「俺はこの先きっと女郎を抱くことは無いが、愛することを知れば、美しいお前はきっと幸せになれる。」

    「いつか大人になり、良い旦那様と出会い、愛し、抱きしめ、抱かれ、幸せになれる。」

    「寂しさを知るのにお前はまだ子どもすぎる。」

    狐娘「…男様はとてもお優しいのですね」ニコ

    「(また、その顔か)」

    49 = 3 :


    狐娘「男様…」

    「…」チュ…

    狐娘「…」

    「ん…」チュパ、チュ…

    狐娘「ふ、んん…」

    「っは…狐娘…」チュ ペロ レロ…

    狐娘「んぅ…、ん」

    「…、ッ……」ス…

    スルスル…ハラリ

    50 = 32 :

    しえん


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