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元スレ勇者「魔王様はとても素晴らしいお方です」
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勇者「ううっ……」
兵士「勇者殿!気がつきましたか!」
勇者「ううーん……僧侶……僧侶ちゃんのおっぱいが……」ワキワキッ
兵士「勇者殿、それは自分の胸であります」
勇者「硬い……です……んっ!?」
兵士「勇者殿……///」ポッ
勇者「ぎゃあ!」ゾクッ
兵士「気づきましたか?」
勇者「ここは……?いてて」
兵士「王城です。その怪我ではまだ動くのは……」
勇者「そうだ!王様に伝えないといけないことが!」ガバッ
兵士「勇者殿!気がつきましたか!」
勇者「ううーん……僧侶……僧侶ちゃんのおっぱいが……」ワキワキッ
兵士「勇者殿、それは自分の胸であります」
勇者「硬い……です……んっ!?」
兵士「勇者殿……///」ポッ
勇者「ぎゃあ!」ゾクッ
兵士「気づきましたか?」
勇者「ここは……?いてて」
兵士「王城です。その怪我ではまだ動くのは……」
勇者「そうだ!王様に伝えないといけないことが!」ガバッ
兵士「ちょっ、無理しないでください」
勇者「大丈夫だ……」ズルズルッ
勇者「ふぅ……ふぅ……」
バタンッ
王様「勇者殿!?」
勇者「王様……お伝えすることが……」
王様「伝えたいこと?もしかして魔王のことかの?」
勇者「魔王……」ビクッ
王様「?」
勇者「魔王様はとても素晴らしいお方です」
勇者「大丈夫だ……」ズルズルッ
勇者「ふぅ……ふぅ……」
バタンッ
王様「勇者殿!?」
勇者「王様……お伝えすることが……」
王様「伝えたいこと?もしかして魔王のことかの?」
勇者「魔王……」ビクッ
王様「?」
勇者「魔王様はとても素晴らしいお方です」
魔王様とセックス!セックス!
ロリババア足コキ安定甘えんぼセックス!
ロリババア足コキ安定甘えんぼセックス!
勇者(え?俺今なんていった?)
王様「勇者……殿?」
勇者「あ、あの……」
王様「わしの聞き違いかの?やはり怪我の具合がよくないのではないですかな?」
勇者「いえ、そんなことは……いつつ」ガクッ
王様「傷だらけで倒れておったときは本当にだめかと思ったぞ。休んだ方がいい」
勇者「いえ!ここで報告しないといけないことが!」
王様「その傷、やはり魔王にやられたのか?」
勇者「……」ビクッ
勇者「いえ!魔王様と戦うなどとんでもない!魔王様はとても素晴らしいお方です」
王様「なっ……」
「勇者殿が……」
「まさか……まさかだろ?」
ザワザワ
勇者(ま、また口が勝手に)
王様「勇者……殿?」
勇者「あ、あの……」
王様「わしの聞き違いかの?やはり怪我の具合がよくないのではないですかな?」
勇者「いえ、そんなことは……いつつ」ガクッ
王様「傷だらけで倒れておったときは本当にだめかと思ったぞ。休んだ方がいい」
勇者「いえ!ここで報告しないといけないことが!」
王様「その傷、やはり魔王にやられたのか?」
勇者「……」ビクッ
勇者「いえ!魔王様と戦うなどとんでもない!魔王様はとても素晴らしいお方です」
王様「なっ……」
「勇者殿が……」
「まさか……まさかだろ?」
ザワザワ
勇者(ま、また口が勝手に)
王様「本気で言っておるのか?勇者殿……」
勇者「当然です!」
勇者(また……思ってもないことが)
王様「魔王軍が人類と敵対し、戦争していると知っておるであろう」
勇者「魔王様は戦争なんて望んでいません!我々は魔王様に従うべきです」
王様「……」
勇者(おかしい……なんでこんな言葉が……)
勇者(いつっ……この怪我は魔王にやられたはず)
勇者(えっと……何があったんだったか……)
勇者(確か、魔王の間の前で死亡フラグについてみんなで話をしていて……)
勇者「当然です!」
勇者(また……思ってもないことが)
王様「魔王軍が人類と敵対し、戦争していると知っておるであろう」
勇者「魔王様は戦争なんて望んでいません!我々は魔王様に従うべきです」
王様「……」
勇者(おかしい……なんでこんな言葉が……)
勇者(いつっ……この怪我は魔王にやられたはず)
勇者(えっと……何があったんだったか……)
勇者(確か、魔王の間の前で死亡フラグについてみんなで話をしていて……)
―――数日前 魔王の間前
盗賊「いよいよっすね!勝つっすよ!」
戦士「おう!俺たちならやれる」
僧侶「命にかえても魔王を倒しましょう」
勇者「僧侶……この戦いが終ったら……結婚しよう!」
僧侶「え」
戦士「おい!ずりぃぞ、勇者。抜け駆けすんなよ」
戦士「俺、この戦いが終ったら田舎に帰るんだぜ!」
盗賊「ちょっ!ちょっと!それ死亡フラグっすから!」
勇者「は?いいじゃないか。なぁ僧侶」
僧侶「……」プイッ
盗賊「こんな時やめてくれっす」
盗賊「いよいよっすね!勝つっすよ!」
戦士「おう!俺たちならやれる」
僧侶「命にかえても魔王を倒しましょう」
勇者「僧侶……この戦いが終ったら……結婚しよう!」
僧侶「え」
戦士「おい!ずりぃぞ、勇者。抜け駆けすんなよ」
戦士「俺、この戦いが終ったら田舎に帰るんだぜ!」
盗賊「ちょっ!ちょっと!それ死亡フラグっすから!」
勇者「は?いいじゃないか。なぁ僧侶」
僧侶「……」プイッ
盗賊「こんな時やめてくれっす」
戦士「で、その死亡フラグってのは具体的にどうなるんだ?」
盗賊「死ぬんすよ!縁起でもねーっす」
勇者「そんな迷信信じるなよ。俺たちの力のほうを信じようぜ」
戦士「がはは、そうだな。もっと言ってやれ」
勇者「僧侶、俺に何かあったらお前は逃げろ!」
僧侶「勇者様……///」
戦士「がはははは」
盗賊「ちょっ!マジやめて」
勇者「いいじゃないか、別に」
盗賊「それにこんな魔王の間の目の前で……」
勇者「大丈夫だって!魔王って待ってるものだろ。ジーッと一人で寂しく」
戦士「そうそう、盗賊、お前も言ってやれ言ってやれ」
盗賊「死ぬんすよ!縁起でもねーっす」
勇者「そんな迷信信じるなよ。俺たちの力のほうを信じようぜ」
戦士「がはは、そうだな。もっと言ってやれ」
勇者「僧侶、俺に何かあったらお前は逃げろ!」
僧侶「勇者様……///」
戦士「がはははは」
盗賊「ちょっ!マジやめて」
勇者「いいじゃないか、別に」
盗賊「それにこんな魔王の間の目の前で……」
勇者「大丈夫だって!魔王って待ってるものだろ。ジーッと一人で寂しく」
戦士「そうそう、盗賊、お前も言ってやれ言ってやれ」
盗賊「あー、もうしらないっすよ!」
盗賊「新世界の神に俺はなるっす!」
勇者「おー、なってやれ、なってやれ」
戦士「がははははは」
盗賊「この戦いが終ったら、俺、世界一の盗賊になるっす!」
戦士「いや、それ犯罪」
勇者「ないわ、それはないわ」
僧侶「犯罪はいけないことですよ」
盗賊「……」
盗賊「新世界の神に俺はなるっす!」
勇者「おー、なってやれ、なってやれ」
戦士「がははははは」
盗賊「この戦いが終ったら、俺、世界一の盗賊になるっす!」
戦士「いや、それ犯罪」
勇者「ないわ、それはないわ」
僧侶「犯罪はいけないことですよ」
盗賊「……」
盗賊「あー、もう早くいくっすよ!」グッ
勇者「ちょっ、待てよ」
僧侶「でもいつまでもこうしてられませんし、行きましょうか」
戦士「がはは、開けるぜ!」
バタンッ
魔王「極大爆裂魔法!」
ドギャアアアアアン
勇者「」バタッ
僧侶「」バタッ
戦士「」バタッ
盗賊「」バタッ
魔王「馬鹿が!部屋の中に声が丸聞こえだ!」
勇者「ちょっ、待てよ」
僧侶「でもいつまでもこうしてられませんし、行きましょうか」
戦士「がはは、開けるぜ!」
バタンッ
魔王「極大爆裂魔法!」
ドギャアアアアアン
勇者「」バタッ
僧侶「」バタッ
戦士「」バタッ
盗賊「」バタッ
魔王「馬鹿が!部屋の中に声が丸聞こえだ!」
勇者「卑怯……な……」
僧侶「扉を開けたところを狙い撃ちするなんて……」
戦士「うぐぐっ……」
盗賊「だから言ったっすのに……だから……」
魔王「ふはははは、どうしてくれようか」
勇者「こ、殺すのか……」
僧侶「う、動けないです……」
戦士「お、俺はいいからみんなは助け……」
盗賊「戦士、そ、そういうのもやめて……」
魔王「くくくっ、ここでただ殺してしまうのもつまらんな」
勇者「くっ……」
魔王「そうだ、いいことを教えてやろう。勇者よ」
勇者「なん……だ」
僧侶「扉を開けたところを狙い撃ちするなんて……」
戦士「うぐぐっ……」
盗賊「だから言ったっすのに……だから……」
魔王「ふはははは、どうしてくれようか」
勇者「こ、殺すのか……」
僧侶「う、動けないです……」
戦士「お、俺はいいからみんなは助け……」
盗賊「戦士、そ、そういうのもやめて……」
魔王「くくくっ、ここでただ殺してしまうのもつまらんな」
勇者「くっ……」
魔王「そうだ、いいことを教えてやろう。勇者よ」
勇者「なん……だ」
魔王「私は今度人間達の王に会談を持ちかける」
勇者「突然何を……」
魔王「和平会談だ」
勇者「お前が……和平?」
魔王「その会談の場で……お前たちの王を殺す」
勇者「なっ……」
魔王「ふははは、どうする?」
勇者「なぜ俺にそれを……うぐぐっ……教える」
魔王「はははは、絶望を味わってもらうためだよ」
勇者「絶……望」
魔王「お前たちは生かして返してやろう。その代わり私の呪いを受けてもらおう!」ゴゴゴゴゴゴ
魔王「お前たちの苦しみ、悲しみ、恨み、絶望。それが私の力となろう」
魔王「ふはははははははは」
勇者「突然何を……」
魔王「和平会談だ」
勇者「お前が……和平?」
魔王「その会談の場で……お前たちの王を殺す」
勇者「なっ……」
魔王「ふははは、どうする?」
勇者「なぜ俺にそれを……うぐぐっ……教える」
魔王「はははは、絶望を味わってもらうためだよ」
勇者「絶……望」
魔王「お前たちは生かして返してやろう。その代わり私の呪いを受けてもらおう!」ゴゴゴゴゴゴ
魔王「お前たちの苦しみ、悲しみ、恨み、絶望。それが私の力となろう」
魔王「ふはははははははは」
―――王城
勇者(そうか……これが魔王の呪い)
勇者(魔王に不利なことは言えないのか……)
勇者(僧侶……戦士……盗賊……あいつらも何か別の呪いを受けたはずだ……)
勇者(確か僧侶が犬にされたところまでは覚えているが……戦士と盗賊は……)
勇者(駄目だ、思い出せない)
王様「勇者殿?」
勇者「はい」
王様「本気なのか?」
勇者「当然です!魔王様に従いましょう!決して悪い話ではありません」
王様「おい」
兵「はっ」
王様「兵を集めよ」
兵「御意!」ダダッ
勇者(そうか……これが魔王の呪い)
勇者(魔王に不利なことは言えないのか……)
勇者(僧侶……戦士……盗賊……あいつらも何か別の呪いを受けたはずだ……)
勇者(確か僧侶が犬にされたところまでは覚えているが……戦士と盗賊は……)
勇者(駄目だ、思い出せない)
王様「勇者殿?」
勇者「はい」
王様「本気なのか?」
勇者「当然です!魔王様に従いましょう!決して悪い話ではありません」
王様「おい」
兵「はっ」
王様「兵を集めよ」
兵「御意!」ダダッ
勇者「お、王様?」
王様「残念じゃ……まさか勇者殿が魔王につくとは……」
勇者「王様も魔王様につきましょう!(違う!)」
王様「魔王……そして勇者殿、二人に手を組まれてはどうしようもない」
勇者「だから魔王様と……(違う!)」
王様「ひっとらえよ!」
「はっ」
「動かないでください、勇者殿」グイッ
勇者「ちょっ、やめ……」
王様「それとも操られているのか……少し牢で頭を冷やすが良い」
「さあ、こちらへ」
王様「残念じゃ……まさか勇者殿が魔王につくとは……」
勇者「王様も魔王様につきましょう!(違う!)」
王様「魔王……そして勇者殿、二人に手を組まれてはどうしようもない」
勇者「だから魔王様と……(違う!)」
王様「ひっとらえよ!」
「はっ」
「動かないでください、勇者殿」グイッ
勇者「ちょっ、やめ……」
王様「それとも操られているのか……少し牢で頭を冷やすが良い」
「さあ、こちらへ」
勇者「王様!」グイッ
「あ、こらっ」
勇者「本当のことを言います!」
王様「ん?」
勇者(言え!言うんだ俺!呪いなんて俺の力で……)ゴゴゴゴゴ
勇者(言うぞ……言ってやる!)
勇者「魔王様は!」
王様「……」
勇者「本当に!!」
王様「……」
勇者「素晴らしいお方です!!!」ビシッ
王様「つれていけ!」
勇者「あああああああああ」ズルズル
「あ、こらっ」
勇者「本当のことを言います!」
王様「ん?」
勇者(言え!言うんだ俺!呪いなんて俺の力で……)ゴゴゴゴゴ
勇者(言うぞ……言ってやる!)
勇者「魔王様は!」
王様「……」
勇者「本当に!!」
王様「……」
勇者「素晴らしいお方です!!!」ビシッ
王様「つれていけ!」
勇者「あああああああああ」ズルズル
―――牢
勇者(駄目だった……)
勇者(どうする……どうする俺)
勇者(王様に真実を伝えないと……そうだ……字で書けば……)
勇者(この紙に……)サラサラッ
勇者(……『魔王様はとても素晴らしいお方です』?)
勇者(字まで魔王を称える言葉に……)
勇者(一緒に呪いを受けたあいつらなら……分かってくれるかな?)
勇者(しかし、この牢……しっかり魔力封じまでしてやがる)
勇者(ちょっと壊せないか……)グッグッ
キィ……
勇者「ん!?開いてる?」
勇者「施錠されていたはずだったけど……」
勇者「……」キョロキョロ
勇者「まぁいい!あいつらを探そう」ダッ
勇者(駄目だった……)
勇者(どうする……どうする俺)
勇者(王様に真実を伝えないと……そうだ……字で書けば……)
勇者(この紙に……)サラサラッ
勇者(……『魔王様はとても素晴らしいお方です』?)
勇者(字まで魔王を称える言葉に……)
勇者(一緒に呪いを受けたあいつらなら……分かってくれるかな?)
勇者(しかし、この牢……しっかり魔力封じまでしてやがる)
勇者(ちょっと壊せないか……)グッグッ
キィ……
勇者「ん!?開いてる?」
勇者「施錠されていたはずだったけど……」
勇者「……」キョロキョロ
勇者「まぁいい!あいつらを探そう」ダッ
―――城下町
勇者「よし、出られた」
勇者「……んー、あいつらどこに飛ばされたんだ?」
勇者「待て……あっちも俺を探してるかも知れない」
勇者「っとするとこの町……確か僧侶もこの町出身のはず」
勇者「いるかも……確か犬にされてたんだったな」
勇者「……」キョロキョロ
勇者「よし、出られた」
勇者「……んー、あいつらどこに飛ばされたんだ?」
勇者「待て……あっちも俺を探してるかも知れない」
勇者「っとするとこの町……確か僧侶もこの町出身のはず」
勇者「いるかも……確か犬にされてたんだったな」
勇者「……」キョロキョロ
勇者「手当たり次第に当たっているか」
「わんわんっ」
勇者「よし!あれから!」グイッ
「ちょっ、ちょっとあんた人の犬に何を……」
勇者「んー……オスか。違うな」ポイッ
「わ、私のポッキーがあああああああ!」
勇者「次はあの犬は……」ダッ
勇者「んー、違うかな?おい、お前僧侶か?」
「きゃうんきゃうん」
「ダニーに何をするだー!」
勇者「違うか」
「わんわんっ」
勇者「よし!あれから!」グイッ
「ちょっ、ちょっとあんた人の犬に何を……」
勇者「んー……オスか。違うな」ポイッ
「わ、私のポッキーがあああああああ!」
勇者「次はあの犬は……」ダッ
勇者「んー、違うかな?おい、お前僧侶か?」
「きゃうんきゃうん」
「ダニーに何をするだー!」
勇者「違うか」
勇者「おーい!僧侶ー!どこだー!」
勇者「うーん、これは時間がかかる……」
僧侶「きゅーんきゅーん!」
「あ、こら、暴れるな」
僧侶「わんわんおっ!」ダッ
「逃げるな、おい、追いかけるぞ」
ダダダッ
勇者「ん?」
僧侶「わんわんおっ!わんわんおっ!」フリフリッ
勇者「このしっぽ振ってる犬は……」
「あ、すみません。すぐ片付けますんで。ほらっ、こっち来い!」
僧侶「きゃうん!」
勇者「えっとあなたは?」
「保健所の者です。この辺りもノラ犬が増えちゃって……」
勇者「うーん、これは時間がかかる……」
僧侶「きゅーんきゅーん!」
「あ、こら、暴れるな」
僧侶「わんわんおっ!」ダッ
「逃げるな、おい、追いかけるぞ」
ダダダッ
勇者「ん?」
僧侶「わんわんおっ!わんわんおっ!」フリフリッ
勇者「このしっぽ振ってる犬は……」
「あ、すみません。すぐ片付けますんで。ほらっ、こっち来い!」
僧侶「きゃうん!」
勇者「えっとあなたは?」
「保健所の者です。この辺りもノラ犬が増えちゃって……」
勇者「野良犬?」
「ええ、こいつ!さっさと来い」グイッ
勇者「野良犬はその後どうされるんだ?」
「殺処分ですよ。まったく、犬を飼うなら最後まで面倒見て欲しいですね」
僧侶「わんわんおっ!?」
勇者「野良犬か。あの可愛い僧侶が野良なわけないよな」クルッ
僧侶「わんわんおっ!?」
「ほらっ、行くぞ」グイグイッ
僧侶「わんっ」ガブッ
「いてっ」
ダダダッ
ギャブッ
勇者「ぎゃあああああ!いってえええ!噛みやがった!」
「ええ、こいつ!さっさと来い」グイッ
勇者「野良犬はその後どうされるんだ?」
「殺処分ですよ。まったく、犬を飼うなら最後まで面倒見て欲しいですね」
僧侶「わんわんおっ!?」
勇者「野良犬か。あの可愛い僧侶が野良なわけないよな」クルッ
僧侶「わんわんおっ!?」
「ほらっ、行くぞ」グイグイッ
僧侶「わんっ」ガブッ
「いてっ」
ダダダッ
ギャブッ
勇者「ぎゃあああああ!いってえええ!噛みやがった!」
「こらっ、離せ」グイッ
僧侶「ギャルルルル」ガブガブッ
勇者「や、やめて。千切れる」
パッ
僧侶「わんわんおっ!」
勇者「んっ、何か持ってるな。お前、もしかして……」
「どうもすみません。すぐ連れて行きますんで」
勇者「待て」
「え?」
勇者「よく見たらこれ俺の犬だわ」
「は?」
勇者「わりぃわりぃ、あー、首輪外れちゃったんだなー」
「そうなんですか?」
勇者「そうそう、だから俺が引き取るから」
「わ、わかりました」スタスタ
僧侶「ギャルルルル」ガブガブッ
勇者「や、やめて。千切れる」
パッ
僧侶「わんわんおっ!」
勇者「んっ、何か持ってるな。お前、もしかして……」
「どうもすみません。すぐ連れて行きますんで」
勇者「待て」
「え?」
勇者「よく見たらこれ俺の犬だわ」
「は?」
勇者「わりぃわりぃ、あー、首輪外れちゃったんだなー」
「そうなんですか?」
勇者「そうそう、だから俺が引き取るから」
「わ、わかりました」スタスタ
僧侶「わんわんおっ」
勇者「ちょっとくわえてるそれ見せてみろ」チャランッ
勇者「これは……俺が僧侶にプレゼントしたロザリオ……」
僧侶「わんわんおっ!」フリフリッ
勇者「プレゼントして……そして趣味が悪いとか言われて捨てられたロザリオ……」
僧侶「わんわんお!?」
勇者「話しかけるたびに顔真っ赤にして3日ほど口聞いてくれなかったロザリオ……」
僧侶「……」
勇者「俺のトラウマロザリオをなんでお前が……」
勇者「こんなもの……破壊しつくしてくれる!!」ゴゴゴゴゴゴ
僧侶「がうっ!」ガブッ
勇者「いてぇ!」
チャラ
勇者「なんだよ、お気に入りか?」
勇者「ちょっとくわえてるそれ見せてみろ」チャランッ
勇者「これは……俺が僧侶にプレゼントしたロザリオ……」
僧侶「わんわんおっ!」フリフリッ
勇者「プレゼントして……そして趣味が悪いとか言われて捨てられたロザリオ……」
僧侶「わんわんお!?」
勇者「話しかけるたびに顔真っ赤にして3日ほど口聞いてくれなかったロザリオ……」
僧侶「……」
勇者「俺のトラウマロザリオをなんでお前が……」
勇者「こんなもの……破壊しつくしてくれる!!」ゴゴゴゴゴゴ
僧侶「がうっ!」ガブッ
勇者「いてぇ!」
チャラ
勇者「なんだよ、お気に入りか?」
僧侶「わふわふっ」グイグイッ
勇者「なんだ?引っ張って」
僧侶「うーっ」グイグイッ
勇者「わーったよ。行けばいんだろ?なんか僧侶のこと知ってるのか?」
勇者「ったく、こんな汚い犬よりはやく、僧侶に会いたいぜ」
スタスタ
僧侶「わんわんおっ!」
勇者「ここは……」
勇者「俺と僧侶が初めて会った場所じゃないか」
勇者「まさか……」
僧侶「わんわんおっ!」フリフリッ
勇者「ちょっ、お前見せてみろ」グイッ
勇者「これは……メスだ!」
僧侶「きゃふっ!?///」カー
勇者「なんだ?引っ張って」
僧侶「うーっ」グイグイッ
勇者「わーったよ。行けばいんだろ?なんか僧侶のこと知ってるのか?」
勇者「ったく、こんな汚い犬よりはやく、僧侶に会いたいぜ」
スタスタ
僧侶「わんわんおっ!」
勇者「ここは……」
勇者「俺と僧侶が初めて会った場所じゃないか」
勇者「まさか……」
僧侶「わんわんおっ!」フリフリッ
勇者「ちょっ、お前見せてみろ」グイッ
勇者「これは……メスだ!」
僧侶「きゃふっ!?///」カー
>>1の兵士はホモなのだろうか
勇者「お前僧侶か!?」
ガブリッ
勇者「ぎゃーー!また噛んだ!」
僧侶「がぶがぶっ(どこ見てるんですか!変態!)」
勇者「ほんとにちぎれちゃうからやめて!」
パッ
僧侶「わんわんおっ(もう……勇者は……)」
勇者「ふぅ。なぁ僧侶……だよな?」
僧侶「わんっ!(はい)」
勇者「そうか。なぁ、魔王様って……本当に素晴らしい方だよな?」
僧侶「わふっ!?(え?)」
ガブリッ
勇者「ぎゃーー!また噛んだ!」
僧侶「がぶがぶっ(どこ見てるんですか!変態!)」
勇者「ほんとにちぎれちゃうからやめて!」
パッ
僧侶「わんわんおっ(もう……勇者は……)」
勇者「ふぅ。なぁ僧侶……だよな?」
僧侶「わんっ!(はい)」
勇者「そうか。なぁ、魔王様って……本当に素晴らしい方だよな?」
僧侶「わふっ!?(え?)」
勇者「わ、わりぃ。俺もお前と同じでちょっと変なんだ」
僧侶「わんわんお!?(え?まさか……)」
勇者「言えないんだけどな。よし!僧侶は見つけた。たぶん!」
僧侶「わんわんお!(僧侶です!)」
勇者「次は戦士の村が近いな。行くか!」スタスタ
僧侶「キャインキャイン」
「あー、またこんなところに野良犬が……こっち来い。保健所に行くぞ」
勇者「またか!それ俺の将来のお嫁さんだから!」
「え?犬がお嫁さん……?え?え?そういうプレイ?」
勇者「い、いや、あの……」
「変態だー!」ダダダッ
僧侶「わんわんお!?(え?まさか……)」
勇者「言えないんだけどな。よし!僧侶は見つけた。たぶん!」
僧侶「わんわんお!(僧侶です!)」
勇者「次は戦士の村が近いな。行くか!」スタスタ
僧侶「キャインキャイン」
「あー、またこんなところに野良犬が……こっち来い。保健所に行くぞ」
勇者「またか!それ俺の将来のお嫁さんだから!」
「え?犬がお嫁さん……?え?え?そういうプレイ?」
勇者「い、いや、あの……」
「変態だー!」ダダダッ
勇者「よし!首輪買って来たぞ」
僧侶「わんわんおっ」
勇者「今、着けてやるから。これで保健所に連れてかれたりしないぞ」チャッ
勇者「……」ドキドキ
勇者「お、俺今、裸の僧侶に首輪をつけようとしてる……」ドキドキ
僧侶「わんっ!?」
勇者「裸で四つんばいの僧侶に首輪を……犬だけど」ドキドキ
勇者「いや、想像しろ……想像を加速させるんだ……」
勇者「俺は……裸で四つんばいの僧侶に首輪をつける……」
勇者「見えた!」
僧侶「がぶっ!」
勇者「いてぇ!ちょっ、僧侶!冗談!冗談だって!」
僧侶「わんわんおっ!///」カー
勇者「あ、そういえば僧侶、お前お尻の穴丸見え……」
僧侶「がうっ!」ガブリッ
僧侶「わんわんおっ」
勇者「今、着けてやるから。これで保健所に連れてかれたりしないぞ」チャッ
勇者「……」ドキドキ
勇者「お、俺今、裸の僧侶に首輪をつけようとしてる……」ドキドキ
僧侶「わんっ!?」
勇者「裸で四つんばいの僧侶に首輪を……犬だけど」ドキドキ
勇者「いや、想像しろ……想像を加速させるんだ……」
勇者「俺は……裸で四つんばいの僧侶に首輪をつける……」
勇者「見えた!」
僧侶「がぶっ!」
勇者「いてぇ!ちょっ、僧侶!冗談!冗談だって!」
僧侶「わんわんおっ!///」カー
勇者「あ、そういえば僧侶、お前お尻の穴丸見え……」
僧侶「がうっ!」ガブリッ
勇者「犬用の服買って来ました」ペコペコッ
僧侶「わんわんおっ!」
勇者「ほらっ、履かせてやる」ドキドキ
勇者「でもこんなんしたらトイレの時どうするんだ?」
僧侶「わふっ!?」
勇者「その度に俺が脱がすのか?僧侶の下」
勇者「それもいいけど……」
僧侶「……」タタッ
勇者「あ、いらねーの?服」
僧侶「わんわんおっ!(もういいです!)」
僧侶「わんわんおっ!」
勇者「ほらっ、履かせてやる」ドキドキ
勇者「でもこんなんしたらトイレの時どうするんだ?」
僧侶「わふっ!?」
勇者「その度に俺が脱がすのか?僧侶の下」
勇者「それもいいけど……」
僧侶「……」タタッ
勇者「あ、いらねーの?服」
僧侶「わんわんおっ!(もういいです!)」
―――町
勇者「ふぅ、やっと次の町についたぜ」
勇者「城下町じゃ兵とかに見つかったらやばいしな」
僧侶「わんわんおっ?」
勇者「ここで休んでいこうぜ。体も洗いたいだろ?」
僧侶「わんっ!」フリフリッ
勇者「お前お風呂好きだったもんなー」
勇者「よし、あそこの宿にするか」
ギィ
宿屋「いらっしゃい。1名様……ですか?」ジロジロ
勇者「2名でよろしく」
僧侶「わんわんおっ!」
宿屋「まさか……その犬?」
勇者「ああ、そうだけど」
宿屋「犬はお断りだよ。泊まるんなら犬は外に繋いでおいてくれ」
勇者「ふぅ、やっと次の町についたぜ」
勇者「城下町じゃ兵とかに見つかったらやばいしな」
僧侶「わんわんおっ?」
勇者「ここで休んでいこうぜ。体も洗いたいだろ?」
僧侶「わんっ!」フリフリッ
勇者「お前お風呂好きだったもんなー」
勇者「よし、あそこの宿にするか」
ギィ
宿屋「いらっしゃい。1名様……ですか?」ジロジロ
勇者「2名でよろしく」
僧侶「わんわんおっ!」
宿屋「まさか……その犬?」
勇者「ああ、そうだけど」
宿屋「犬はお断りだよ。泊まるんなら犬は外に繋いでおいてくれ」
勇者「いや、そんなわけにはいかないんだ。お願い!」
宿屋「だめだめ!お兄さんだけなら歓迎するから。犬なんてあっちやって。しっしっ」
僧侶「きゅぅん……」スタスタ
勇者「待て僧侶」
僧侶「?」
勇者「じゃあ俺も泊まらないからいいよ」
宿屋「え?ちょっと、この辺に犬と一緒に泊まれるような宿はないよ?」
勇者「いいんだ」
宿屋「まぁまぁ、お兄さんだけでも泊まっていってよ。サービスするから」
宿屋「こっちは魔王の手下に町を荒らされて不景気でね。一人でもお客さんは逃したくないんだよ」
勇者「……魔王様は素晴らしい」
宿屋「え」
勇者「魔王様の手下のせい!?魔王様の考えは素晴らしい!従わない町が悪いんだ」
宿屋「んだと、こらっ」
宿屋「だめだめ!お兄さんだけなら歓迎するから。犬なんてあっちやって。しっしっ」
僧侶「きゅぅん……」スタスタ
勇者「待て僧侶」
僧侶「?」
勇者「じゃあ俺も泊まらないからいいよ」
宿屋「え?ちょっと、この辺に犬と一緒に泊まれるような宿はないよ?」
勇者「いいんだ」
宿屋「まぁまぁ、お兄さんだけでも泊まっていってよ。サービスするから」
宿屋「こっちは魔王の手下に町を荒らされて不景気でね。一人でもお客さんは逃したくないんだよ」
勇者「……魔王様は素晴らしい」
宿屋「え」
勇者「魔王様の手下のせい!?魔王様の考えは素晴らしい!従わない町が悪いんだ」
宿屋「んだと、こらっ」
勇者(しまった!俺……僧侶もいるのに)
僧侶「わんわんお!?」
宿屋「表に出ろやこらぁ!」ドンッ
勇者「魔王様に従うのが一番だ!」
宿屋「まだ言うか!俺は女房を魔物に殺されてんだよ」ボカッ
勇者「あぐっ……それも魔王様の考えに従わないから……」
宿屋「てめぇ!殺してやる!」
ドガッ バキッ ドスッ
僧侶「わんわんお!?」
宿屋「表に出ろやこらぁ!」ドンッ
勇者「魔王様に従うのが一番だ!」
宿屋「まだ言うか!俺は女房を魔物に殺されてんだよ」ボカッ
勇者「あぐっ……それも魔王様の考えに従わないから……」
宿屋「てめぇ!殺してやる!」
ドガッ バキッ ドスッ
勇者(くっそ、この人殴っちまうわけにもいけねーし……)
宿屋「まだまだ俺の怒りはおさまらねーぞ!おらぁ!」
勇者「くっ」ビクッ
宿屋「ん?誰だ?とめんじゃねーよ」クルッ
宿屋「誰もいない?」
宿屋「オラ!続きだ……だからとめんじゃねーって」クルッ
宿屋「???」
宿屋「き、気味わりぃな。けっ、このへんにしといてやる。消えうせろ!糞ガキが!」ペッ
ベチャァ
勇者「……」
宿屋「まだまだ俺の怒りはおさまらねーぞ!おらぁ!」
勇者「くっ」ビクッ
宿屋「ん?誰だ?とめんじゃねーよ」クルッ
宿屋「誰もいない?」
宿屋「オラ!続きだ……だからとめんじゃねーって」クルッ
宿屋「???」
宿屋「き、気味わりぃな。けっ、このへんにしといてやる。消えうせろ!糞ガキが!」ペッ
ベチャァ
勇者「……」
勇者「はは……悪いな、僧侶。今日は野宿っぽいわ」ボタボタ
僧侶「きゃうん(勇者……血が……それに私のせいで……)」
勇者「よっこいせっと。この辺で寝るか……うぅ……寒いな」
僧侶「……」スタッ
勇者「おわっ、なんだ、乗ってきて」
僧侶「……」ペロペロ
勇者「お前毛皮があるからいいなぁ、暖かい……」ギュッ
勇者「お休み僧侶」
僧侶「わんわんおっ(おやすみなさい。勇者様……」
僧侶「きゃうん(勇者……血が……それに私のせいで……)」
勇者「よっこいせっと。この辺で寝るか……うぅ……寒いな」
僧侶「……」スタッ
勇者「おわっ、なんだ、乗ってきて」
僧侶「……」ペロペロ
勇者「お前毛皮があるからいいなぁ、暖かい……」ギュッ
勇者「お休み僧侶」
僧侶「わんわんおっ(おやすみなさい。勇者様……」
勇者「んーっ朝かー!」コキコキッ
勇者「体いてー!はははっ」グッグッ
勇者「でも僧侶のおかげで凍死せずにすんだな」ギュッ
僧侶「きゃふっ///」
勇者「さて……行くか!」
僧侶「わんわんおっ!」
勇者「あ、そうそう。俺ちょっと思いついたんだけどさ。呪いって教会で解けないかな?」
僧侶「わんっ!」
勇者「だろ?ちょっと行ってみようぜ」
僧侶「わんわんおっ!」
勇者「体いてー!はははっ」グッグッ
勇者「でも僧侶のおかげで凍死せずにすんだな」ギュッ
僧侶「きゃふっ///」
勇者「さて……行くか!」
僧侶「わんわんおっ!」
勇者「あ、そうそう。俺ちょっと思いついたんだけどさ。呪いって教会で解けないかな?」
僧侶「わんっ!」
勇者「だろ?ちょっと行ってみようぜ」
僧侶「わんわんおっ!」
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