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    元スレ女「不幸の手紙きたんだけど」男「レアじゃね」

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    みんなの評価 : ★★
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    51 = 1 :

    「今すべきなのは、こいつを警察に連れてくことだろ」

    委員長「・・・1964年、あの文集を書いた卒業生。その翌年に、意味不明の遺書を残して変死した」

    「・・・なんだって?」

    委員長「・・・去年卒業した生徒会長。今年の頭に、自分で自分の腹を割いて自殺している」

    「変死?自殺?」

    委員長「・・・あの学校の七不思議に関わった生徒は、なぜか全員死んでいる。だから教師陣は知っている。生徒が七不思議を掘り返さないように」

    「おい、ちょっとまてよ、それじゃ、」

    委員長「・・・七不思議の最後のひとつ。『七不思議に関わった生徒は、死ぬ』」

    「・・・!?」

    委員長「・・・私も、あなたも、女も。このままじゃ、確実に死ぬ」

    52 = 21 :

    ひえー

    53 = 1 :

    「・・・信じられると思うか」

    委員長「・・・女にこの手紙が来たわけは分からない。けど、あの学校で七不思議に関わることそのものがタブーだった。そして、女の下で怪現象が起きてしまった」

    「・・・」

    委員長「・・・信じないならそれでもいい。けど私は女を見捨てられないし、死にたくもない。だから、一人でも行く」

    「・・・っだーっ!!ああーもうわかったよ!俺だって死にたくないし女も委員長も死んでほしくないわ!行くよ行きます!付いて行くから!」

    「・・・あたしもいく」

    委員長「・・・!」

    「おま、起きてたのか!?」

    「・・・これがただのストーカーじゃないってことくらい、あたしが一番わかってるよ。こんなわけ分からないことで死にたくないもの」

    委員長「・・・把握」

    「ああ・・・。くそ、幽霊なんかあり得ないはずなんだが・・・」

    54 = 1 :

    委員長「・・・本能的危機察知」

    「・・・うん。そうだと思う。あの時、ほんとに怖くて、それで『死にたくない』っておもったから」

    「けど、相手がもしも幽霊だとして、どうやって戦うんだよ、俺たちは」

    「戦う?」

    「またさっきみたいなことにならないとも限らないだろ」

    委員長「・・・全力で逃走」

    「逃げるってことか?」

    委員長「・・・相手は人外、未知。逃走が賢明」

    「お札とか、心霊探偵の知り合いとか、そういうのはないのか?」

    委員長「・・・?一切無し。自力で切り抜ける」

    55 = 1 :

    二日目 朝
    「結局あんまり寝れなかったね」

    委員長「・・・不可抗力」

    「で、実際どうすんだ、今後の予定は」

    委員長「・・・今夜侵入、証明開始」

    「でも、どうやって忍び込むの?鍵閉まってるだろうし」

    委員長「・・・アテがある。そこから侵入する」

    「なんでそんなアテがあるんだか・・・」

    56 :

    はわわ

    57 = 1 :

    同 学校
    「ところで、その七不思議だけど。確か全部を見たら呪われるんじゃなかったか?」

    委員長「・・・すでに呪われたようなもの。気にする必要もない」

    「・・・なるほどね」

    「で、その七不思議の内容ってどういうのなの?」

    委員長「・・・おおまかに説明する」

    トイレの少女・・・夜の学校のトイレには少女が住んでいる
    十三階段・・・階段の段数が一つ多い時がある。その時は振り返らないで逃げないといけない
    地下倉庫・・・夜の地下倉庫に入ってはいけない
    校庭の手・・・夜に屋上から校庭を見下ろすと・・・
    こっくりさん・・・この学校でこっくりさんをしてはいけない
    くびつり・・・理科室で「くびつり」と三回以上言ってはいけない

    委員長「・・・こんなところ」

    58 :

    まさか冬にこんなのを見れるとは

    59 = 1 :

    委員長「・・・これらが本当なのか、嘘なのか。それを証明することが恐らくあの手紙の意図」

    「な、何かいかにもって感じだね・・・」

    「けどまあ、これで済むっていうならいいんじゃないか?全部嘘だって証明できればいいんだろ、要は」

    委員長「・・・まず今日の昼休み、こっくりさんを実践する。あそこなら人影がない」

    「昼間で出来る唯一の証明か・・・。それをやったからどうなるって話はないのか?」

    委員長「・・・不明。現実的に考えるなら、『当時ブームだったこっくりさんを禁止する校則』がいつしか七不思議と化した可能性も」

    「・・・なんにせよ、やるしかねえか・・・」

    60 :

    委員長は厳格なのか長門なのか

    61 = 1 :

    同日 昼休み 図書室
    「で、どうやるんだこっくりさんって」

    委員長「・・・五十音表と、十円玉。五十音表は『はい、いいえ、鳥居、男性、女性』を記入したものを使う」

    「えと、確かこっくりさん、こっくりさん、てやるんだよね」

    委員長「・・・詳細は授業中に検索しておいた。・・・準備がよければ、始める」

    「俺はいいぞ。たしか十円玉に人差し指を置くんだよな」す・・・

    「あたしも、いいよ・・・」すっ

    委員長「・・・始める」す

    「こっくりさん、こっくりさん。おいでください」

    ・・・

    「・・・こ、これでいいのか?」

    委員長「・・・指を離してはダメ」

    62 = 1 :

    委員長「・・・おいでですか、こっくりさん」

    「・・・」

    「・・・!」

    「おっ・・・!?う、動いた!?」

    委員長「・・・」

    『はい』

    「・・・力入れてたか?」

    「ううん」

    委員長「・・・こっくりさん、あなたは『七不思議』についてご存知ですか」

    『し』

    「し・・・?知ってるのか、知らないのか分からないな」

    63 = 1 :

    「ねえこっくりさん、あなたは、」

    「まて、また動き出した」

    『び』『よ』『う』『い』『ん』

    「病院・・・?」

    委員長「・・・何の話ですか」

    『さ』『か』『う』『え』

    「坂上病院って、廃院になった、あの大きな病院・・・?」

    「・・・もう動かないな」

    委員長「・・・こっくりさん、ありがとうございました、お離れください」

    『』

    委員長「・・・もう離して大丈夫」

    65 = 1 :

    「坂上病院がなんだっていうんだ・・・?というか、本当にお前ら力いれてないんだろうな」

    「全然いれてないよ」

    委員長「・・・脱力」

    「坂上病院と七不思議と、何の関係があるんだ?」

    委員長「・・・不明。けど、坂上病院というのにはひっかかりを覚える」

    「・・・確かに偶然とは思えないかもしれん」

    「?なんで?」

    「あそこが封鎖になった原因、知らないのか?」

    「え?財政難だったからじゃないの?」

    委員長「・・・それは表向き」

    66 = 60 :

    こっくりさん「『し』『ら』『ん』『が』『な』」

    67 = 44 :

    221 名前: 名無し職人 sage 投稿日: 07/01/10(水) 23:21:05

    小学校の頃、こっくりさんが流行った頃に私も参加したことがあるのだが
    子1「○○君には好きな人がいますか?」

     み・そ・ら・あ・め・ん

    子2「××君は私のことをどう思ってますか?」

     ぱ・い・な・つ・ぷ・る

    子3「私は△△君の彼女になれますか?」

     よ・が・ふ・れ・い・む

    どういうわけか私が参加するとこっくりさんがバグるので
    その後はまったく入れてもらえなかった

    68 = 1 :

    「噂なんだがな、あの病院、裏ではかなりやばいことしてたらしいんだ」

    「やばいこと?」

    委員長「・・・人体実験、及び違法解剖」

    「え・・・?」

    「噂なんだけどな。そういう違法なことしてたから潰れたとか、何とか」

    「それってつまり・・・」

    委員長「・・・曰くつきの廃病院」

    「偶然じゃあねえだろうなあ」

    69 :


    良作の予感に付き支援

    71 = 1 :

    委員長「・・・ともかく、こっくりさんの証明はできた。多少妙だったけど、終わり」

    「あと五つか・・・」

    委員長「・・・残りは夜にするしかない。今日の夜、実行する」

    「き、緊張するね・・・」

    「見つからないことを祈るしかないな。出入り口の方は?」

    委員長「・・・問題ない。あそこなら大丈夫」

    「おっけ、任せたよ。じゃ、俺先に行くわ。職員室に用あるし」

    「あ、あたしもいく。委員長は?」

    委員長「・・・これらを処理する。一人でいい」

    「分かった、じゃあまた後でな」
    ・・・
    委員長「・・・?『し』の文字が、かすれてる・・・?」

    72 :

    >>1って前もこんな感じのSS書いたことある?
    なんか見覚えがある気がする

    73 :

    コレは良スレ!私怨!

    74 = 1 :

    同日 放課後 教室
    委員長「・・・準備完了」

    「こっちもだ。理科室から懐中電灯を借りてきたぜ」

    委員長「・・・許可がでたの?」

    「あー、事後承認、というか、無許可というか」

    委員長「・・・仕方ない。緊急事態」

    「それで、この後は?」

    委員長「・・・女の家に待機、しかる後再登校」

    「なるほど。確かに女の家なら親御さんもいないし、三人固まってられるな」

    「そうだね、じゃあそうし、」

    (女 携帯着信音)

    75 :

    眠れなくなった
    どうしてくれる

    76 :

    眠い
    朝まで残ってるといいな

    77 = 1 :

    「!」

    委員長「・・・例のメール?」

    「・・・多分そう」

    「開けるか?」

    「・・・うん」

    女 携帯画面
    『                    』

    「なんだこれ。空メか?」

    委員長「・・・送信ミス?」

    「わかんないけど・・・。もしかしたら誰かからのミスメールかもしれないね」

    78 = 1 :

    同日 夜 学校前
    「・・・すごい、雰囲気あるな」

    「だね・・・。これだけで怖いかも」

    委員長「・・・正門を乗り越える。監視カメラはダミーだから気にしないで」

    「詳しいんだな委員長・・・。先に上って、手を貸すよ」よじよじ・・・

    「ほれ、捕まれ」

    「うわ、とと・・・」

    委員長「・・・」

    「敷地内への侵入は完了、かな」

    委員長「・・・問題はここから」

    79 = 1 :

    委員長「・・・この窓の鍵を開けておいた」カラカラカラ・・・

    「開いてたね」

    「ああ、一安心だ。ここはどこになるんだ?」

    委員長「・・・美術準備室。普段から人の出入りがほとんどないから、誤魔化せた」

    一階 美術準備室

    「さて、最初はどこに行く?」

    委員長「・・・場所的に、地下倉庫かトイレが近い」

    「うう・・・どっちも怖いよ・・・」

    「よし、じゃあまずはトイレに行こう。懐中電灯はつくか?」

    委員長「・・・つく」ぱちり

    「うう・・・。委員長、掴まらせてえ・・・」

    委員長「・・・なら私は男に掴まればいい?」

    「そうじゃないだろ」

    80 :

    なんや可愛いな

    81 = 1 :

    一階 廊下
    「・・・これは、またずいぶん雰囲気あるな・・・」

    委員長「・・・不気味」

    「うぅ・・・。すでに半泣きです・・・」

    「トイレは、こっちだな。廊下って、こんなに足音響くものだったんだな」カツ、カツ・・・

    委員長「・・・女、少しきつい」

    「だってえ・・・。怖すぎだよこんなの・・・」

    委員長「・・・気持ちは分かるけど」

    「うぅぅ・・・」

    委員長「・・・?男は?」

    「・・・え?」

    82 = 1 :

    「ええと、ああ、ここだここ。ついたぞ二人とも、って、あれ?」キョロキョロ

    「ついてきてない・・・?はぐれたのか?」

    「ああ、くそ、戻らないと・・・」

    ・・・ゴウン、ジャァァァァァァ・・・

    「!?」

    (今の音は、トイレを流す音、だよな・・・?まさか俺たち以外にも人がいるんじゃ・・・?)

    「・・・ごくり・・・」・・・カツ、カツ・・・

    一階 トイレ

    「音は、女子トイレからか・・・?」

    84 :

    デビルサバイバーのラプラスメールみたいで不気味

    85 = 1 :

    「えと、失礼します・・・」

    キィィィ・・・

    (女子トイレはいるの初めてだが・・・。個室が並んでるんだな。音がしたのはこの中のどれかだと思うんだが・・・)

    (さて何番目に入ろうか・・・)

    同じ頃

    委員長「・・・はぐれた」

    「え!?嘘でしょ!?」

    委員長「・・・トイレはすぐそこ。追いつける」

    「あ、そうかそうだよね。暗いとどうも勝手が違うからさ・・・」

    ・・・ガタン・・・

    委員長「!」

    86 :

    委員長がはんにん

    87 = 1 :

    「今の音、上から・・・?」

    委員長「・・・少し遠かったから、真上ではないけれど。何かの音だった」

    「何かって、ここにいるのってあたしと委員長、それに男だけじゃないの・・・?」

    委員長「・・・男が何らかの理由で上のトイレに行った可能性もある」

    「あ、そうか・・・。でも何で?」

    委員長「・・・不明。何かあったのかも」

    「じゃ、じゃあ急がないとだよ」

    ・・・ぺた・・・

    委員長「!!」ばっ!

    「な、何?どうしたの急に、廊下の先なんて照らして」

    委員長「・・・男はちゃんと上靴に履き替えていた、よね」

    「?う、うん、私たちと同じで、履き替えてたよ?」

    88 :

    ちょっと適当な物みて寝ようおもてたのに眠れんくなってまったがや

    支援

    89 = 75 :

    確かに委員長も怪しいな

    90 = 1 :

    ・・・ひた・・・

    委員長「・・・足音がする。それも、裸足の」

    「は、裸足?なんで?男は上靴だったよ?裸足だったよね・・・!?」

    委員長「・・・逃げる。ここはまずい」ぐい

    「え、ちょ、委員長!?そっちは男と逆だよ!?」ダダダダダ・・・

    同じ頃

    「・・・こういうのって、ノックした方がいいのだろうか。まあいい、この六個の個室、どれを開けるべきだろうか・・・」

    「・・・まずは手前だな」

    キィィ・・・

    「・・・何もいない。当然か。次」

    キィィ・・・

    91 = 88 :

    だめだ。続きがきになる

    92 :

    支援せざるをえない

    93 = 1 :

    東校舎二階 廊下
    委員長「・・・足音が消えた。女、平気?」

    「び、びっくりしたよ・・・。ここ、どこらへんかな・・・」

    委員長「・・・東校舎の二階。図書室の辺り」

    「男は下にいるのかな・・・?」

    委員長「・・・恐らくは」

    「合流しないとだよ。あ、そうだ携帯電話使えばいいんだよね」

    委員長「・・・失念していた」

    (コール音)
    ブツッ
    『ザザ・・・ザザザ・・・ザザザザザ・・・ザザザザザ』

    「あれ、だめだ、繋がらない・・・。電波はいいはずなのに」

    94 :

    男なら少女の幽霊をれいぷ汁

    95 = 1 :

    同じ頃 校舎中央 一階トイレ
    「三つ目でもない、か。のこるは半分・・・。確かトイレには少女が住んでるんだったな・・・」

    「四つ目、開けるか・・・」

    キィィィ・・・

    「ん・・・?特に何もないか。ここも外れみたいだ、」

    『―――――――――――』

    「!!?」バッ!!

    (・・・。気の、せいか?今誰か後ろにいたような気がしたんだが・・・)

    「そんなはずない、よな」

    『――――――――――――ふふっ――――――』

    97 = 1 :

    東校舎 二階 ろうか

    委員長「・・・ダメ。ノイズが入って繋がらない」

    「男、何してるんだろ。やっぱり下のトイレ行ってみようよ」

    委員長「・・・」こくり

    ・・・ガタン!・・・

    委員長「!」

    「今の音・・・!?」

    委員長「・・・西校舎の方から。多分同じ二階」

    「西校舎二階って・・・」

    委員長「・・・理科室」

    98 :

    まいったな
    怖いぞ

    99 = 88 :

    すんごい続ききになるよね?

    100 = 1 :

    「理科室で物音って、おかしいよね・・・?」

    委員長「・・・男が行く理由もない。なら、ただの偶然か誰かいるのか、あるいは・・・」

    「ど、どうするの委員長。やっぱり男と合流しないとだよ」

    委員長「・・・確かに。男を捜す、」

    フッ・・・

    「キャッ!?あ、あれ、懐中電灯が・・・!?」

    委員長「・・・電池切れ・・・?二人同時に?」

    「こ、怖いよ委員長!!」

    委員長「・・・女、携帯電話のライトを使うしかない」

    「あ、ああそうか、さすが委員長。まってて、今照らすから・・・」

    ピカッ

    「」

    カミノナガイシロショウゾクノオンナ「」

    「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!?????」ダッ!!

    委員長「!?お、女そっちは理科室・・・!」


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