私的良スレ書庫
不明な単語は2ch用語を / 要望・削除依頼は掲示板へ。不適切な画像報告もこちらへどうぞ。 / 管理情報はtwitterでログインするとレス評価できます。 登録ユーザには一部の画像が表示されますので、問題のある画像や記述を含むレスに「禁」ボタンを押してください。
VIP以外のSS書庫はSS+をご利用ください。
元スレ女「不幸の手紙きたんだけど」男「レアじゃね」
SS スレッド一覧へ / SS とは? / 携帯版 / dat(gz)で取得 / トップメニューみんなの評価 : ★★
レスフィルター : (試験中)
一日目 朝 教室
男「今時それってすげえ珍しいと思う」
女「そうかもしれないけどさ。不気味なんだよ。実物見る?」ゴソゴソ
男「あるのか?見る見る」
女「『この手紙は幸運の手紙です。七不思議の証明は済みましたか?一週間以内に完了しなければ、あなたに不幸が訪れます』って」
男「なんつーか、汚い字だな。頭おかしいやつが書いたんじゃねえのか?赤ペンのインク滲んでるし」
女「消印無かったから、家に直接入れたんだと思うんだけど・・・。昨日帰ったら入ってて」
男「手の込んだいたずらだな。しかし『七不思議』ってなんのこった?」
女「全然・・・。思いつくのは『学校の七不思議』くらいかな」
男「・・・まあ気にしても仕方ないだろ。いたずらだ。それも捨てちまえよ」
女「・・・そうだね。破いて捨てちゃうよ」ビリビリ・・・
男「今時それってすげえ珍しいと思う」
女「そうかもしれないけどさ。不気味なんだよ。実物見る?」ゴソゴソ
男「あるのか?見る見る」
女「『この手紙は幸運の手紙です。七不思議の証明は済みましたか?一週間以内に完了しなければ、あなたに不幸が訪れます』って」
男「なんつーか、汚い字だな。頭おかしいやつが書いたんじゃねえのか?赤ペンのインク滲んでるし」
女「消印無かったから、家に直接入れたんだと思うんだけど・・・。昨日帰ったら入ってて」
男「手の込んだいたずらだな。しかし『七不思議』ってなんのこった?」
女「全然・・・。思いつくのは『学校の七不思議』くらいかな」
男「・・・まあ気にしても仕方ないだろ。いたずらだ。それも捨てちまえよ」
女「・・・そうだね。破いて捨てちゃうよ」ビリビリ・・・
同 休み時間
女「・・・ねえ」
男「あ?」
女「何でこういうイタズラするわけ?」
男「は?」
女「どうしてこういうことするのって聞いてるの!」
男「おいまて、何の話だよ」
女「とぼけないでよ!あの手紙の話知ってるの、あんただけなんだから!」
男「手紙・・・?ああ、あのいたずらの。それがどうしたんだよ」
女「メールしたでしょ!あたしに!!」
男「め、メール?ちょっと待てよ何の話だかまったく分からない」
女「・・・ねえ」
男「あ?」
女「何でこういうイタズラするわけ?」
男「は?」
女「どうしてこういうことするのって聞いてるの!」
男「おいまて、何の話だよ」
女「とぼけないでよ!あの手紙の話知ってるの、あんただけなんだから!」
男「手紙・・・?ああ、あのいたずらの。それがどうしたんだよ」
女「メールしたでしょ!あたしに!!」
男「め、メール?ちょっと待てよ何の話だかまったく分からない」
女「はあ!?ふざけないでよ、あたし本気で悩んでるのに!!」
男「だから落ち着けっての!」
委員長「・・・二人ともそこまで。喧嘩はダメ」
女「委員長・・・」
男「喧嘩じゃないって。こいつがワケわかんないことを・・・」
委員長「・・・女、少し落ち着いて。男が混乱してる」
女「・・・ごめん。でもこういういたずらはやめてほしい・・・」
男「だからそれがわからない。メールって何の話だ」
女「これ、送ってきたのあんたでしょ」
男「・・・?」
女 携帯画面『このt紙は 幸う です。『七不s議』の証明はsましたか? アト 七日』
男「なんだこれ・・・」
男「だから落ち着けっての!」
委員長「・・・二人ともそこまで。喧嘩はダメ」
女「委員長・・・」
男「喧嘩じゃないって。こいつがワケわかんないことを・・・」
委員長「・・・女、少し落ち着いて。男が混乱してる」
女「・・・ごめん。でもこういういたずらはやめてほしい・・・」
男「だからそれがわからない。メールって何の話だ」
女「これ、送ってきたのあんたでしょ」
男「・・・?」
女 携帯画面『このt紙は 幸う です。『七不s議』の証明はsましたか? アト 七日』
男「なんだこれ・・・」
男「・・・つまり話をまとめると、お前は俺以外に手紙の話をしなかった」
男「だが登録されてないアドレスからあの手紙そっくりの文面のメールが来た」
委員長「・・・不気味」
女「じゃ、じゃあ男が送ったわけじゃないの・・・?」
男「送信履歴を見せてもいいが、俺じゃない」
女「それじゃ、このメールは何・・・?」
委員長「・・・男、手紙の原文は」
男「さっき女が破って捨てちまった。教室のゴミ箱にまだあるとは思うけど」
委員長「・・・」すっ
女「あ、委員長・・・?」
委員長「・・・」ゴソゴソ
男「お、おい。何をしてんだ」
委員長「・・・ない」
女「え?」
委員長「・・・ここに捨てたのは間違いない?」
男「だが登録されてないアドレスからあの手紙そっくりの文面のメールが来た」
委員長「・・・不気味」
女「じゃ、じゃあ男が送ったわけじゃないの・・・?」
男「送信履歴を見せてもいいが、俺じゃない」
女「それじゃ、このメールは何・・・?」
委員長「・・・男、手紙の原文は」
男「さっき女が破って捨てちまった。教室のゴミ箱にまだあるとは思うけど」
委員長「・・・」すっ
女「あ、委員長・・・?」
委員長「・・・」ゴソゴソ
男「お、おい。何をしてんだ」
委員長「・・・ない」
女「え?」
委員長「・・・ここに捨てたのは間違いない?」
女「う、うん。捨てたよ、絶対」
委員長「・・・ごみ捨ては掃除の時間。今中身が入れ替わることは考えられない」
男「でも、こいつあれ捨てたぞ・・・。俺も見てたし。角ばった字で、赤ペンで書かれてるやつだ」
女「・・・ねぇ、どういう、こと?」
男「・・・分からない」
鐘の音 キーンコーンカーンコーン・・・
委員長「・・・ひとまず授業。この話は昼休みに」
男「・・・」
女「・・・」
委員長「・・・ごみ捨ては掃除の時間。今中身が入れ替わることは考えられない」
男「でも、こいつあれ捨てたぞ・・・。俺も見てたし。角ばった字で、赤ペンで書かれてるやつだ」
女「・・・ねぇ、どういう、こと?」
男「・・・分からない」
鐘の音 キーンコーンカーンコーン・・・
委員長「・・・ひとまず授業。この話は昼休みに」
男「・・・」
女「・・・」
同 昼休み
女「・・・」
男「大丈夫か、お前」
女「うん・・・」
委員長「・・・あれからメールは」
女「ないよ。ねえこれって何?どういうことなの?」
男「俺にもわかんねえって」
委員長「・・・いたずらにしては、手が込んでる」
男「・・・確かに」
委員長「・・・『アト七日』、『七不思議』。覚えは?」
女「・・・」(首を横に振る)
男「もしかしてストーカー、とかじゃねえのか・・・?」
委員長「・・・女のアドレスを知っている理由にはなりえる」
男「例の手紙は女の自宅に入ってたらしい。消印なしで」
委員長「・・・可能性があがった」
女「・・・」
男「大丈夫か、お前」
女「うん・・・」
委員長「・・・あれからメールは」
女「ないよ。ねえこれって何?どういうことなの?」
男「俺にもわかんねえって」
委員長「・・・いたずらにしては、手が込んでる」
男「・・・確かに」
委員長「・・・『アト七日』、『七不思議』。覚えは?」
女「・・・」(首を横に振る)
男「もしかしてストーカー、とかじゃねえのか・・・?」
委員長「・・・女のアドレスを知っている理由にはなりえる」
男「例の手紙は女の自宅に入ってたらしい。消印なしで」
委員長「・・・可能性があがった」
女「す、ストーカー・・・!?」
委員長「・・・つけられてたり、そういうのはない?」
女「ううん・・・全然ないよ。あたしが気がついてないだけかもしれないけど」
男「ストーカーなら、警察に行くしかないよな」
委員長「・・・まだ目に見える被害は受けていない。これじゃ警察は動けない」
女「そんな・・・」
委員長「・・・逆に、分からないこともある」
男「?」
委員長「・・・『七不思議』。女に覚えがないことを、ストーカーが『証明は済んだか』。意図不明」
女「・・・」
委員長「・・・つけられてたり、そういうのはない?」
女「ううん・・・全然ないよ。あたしが気がついてないだけかもしれないけど」
男「ストーカーなら、警察に行くしかないよな」
委員長「・・・まだ目に見える被害は受けていない。これじゃ警察は動けない」
女「そんな・・・」
委員長「・・・逆に、分からないこともある」
男「?」
委員長「・・・『七不思議』。女に覚えがないことを、ストーカーが『証明は済んだか』。意図不明」
女「・・・」
男「とりあえず例のアドレスは着信拒否にして、様子を見るしかない、よな・・・」
委員長「・・・女はしばらく一人で出歩かないほうが良い。帰路は、私が同行する」
女「委員長が・・・?」
委員長「・・・不満?」
女「ううん。男より頼もしいかも」
男「てめえこら」
女「ごめん委員長。お願いしてもいいかな」
委員長「・・・」こくり
男「はぁ・・・。まあいいや。俺ちょっとトイレ行って来るな」
委員長「・・・女はしばらく一人で出歩かないほうが良い。帰路は、私が同行する」
女「委員長が・・・?」
委員長「・・・不満?」
女「ううん。男より頼もしいかも」
男「てめえこら」
女「ごめん委員長。お願いしてもいいかな」
委員長「・・・」こくり
男「はぁ・・・。まあいいや。俺ちょっとトイレ行って来るな」
一階 男トイレ 個室
男(しかし・・・ストーカーか。それならあの気味悪い文体も、分かるような気がする)
男(でも、あの委員長が一緒なら平気だよな。頼もしい限りだ)
・・・ぺた・・・ぺた・・・
男(・・・)
・・・ばたん
男(隣にも入室者か。さて俺はそろそろ出ようかね・・・)
ぎいい・・・
男「・・・あれ?誰か隣に入ったように思ったんだが・・・。気のせいだったかな」
男(しかし・・・ストーカーか。それならあの気味悪い文体も、分かるような気がする)
男(でも、あの委員長が一緒なら平気だよな。頼もしい限りだ)
・・・ぺた・・・ぺた・・・
男(・・・)
・・・ばたん
男(隣にも入室者か。さて俺はそろそろ出ようかね・・・)
ぎいい・・・
男「・・・あれ?誰か隣に入ったように思ったんだが・・・。気のせいだったかな」
教室
女「あ、おかえり」
男「ああ。着信拒否したか?」
女「したよ。さっきはごめん、怒鳴ったりして・・・」
男「まあ仕方ないだろ。同じ状況だったら俺も怒ってただろうし」
委員長「・・・男。ちょっといい?提出物の話で、相談がある」
男「え?俺なんか出してなかったっけか?」
委員長「・・・こっちへ」てくてく
男「あ、おい待てよ委員長!」
女「あ、おかえり」
男「ああ。着信拒否したか?」
女「したよ。さっきはごめん、怒鳴ったりして・・・」
男「まあ仕方ないだろ。同じ状況だったら俺も怒ってただろうし」
委員長「・・・男。ちょっといい?提出物の話で、相談がある」
男「え?俺なんか出してなかったっけか?」
委員長「・・・こっちへ」てくてく
男「あ、おい待てよ委員長!」
図書室
委員長「・・・ここなら人がいない」
男「なんだよ、図書室なんか連れてきて。何の提出物の話だ?」
委員長「・・・アレは嘘。例の『七不思議』の話」
男「?ならなんでこんなところに」
委員長「・・・この学校に七不思議は、ある。けど、今は一部の先生と私しか知らないはず」
男「え?どういうことだ?」
委員長「・・・これ」すっ
男「卒業文集?この辺のやつだと、随分古いやつだな」
委員長「・・・ここで見つけた」
男「1964年・・・?五十年位前じゃんか」
委員長「・・・ここ。この学校の七不思議について書いていた生徒がいた」
委員長「・・・ここなら人がいない」
男「なんだよ、図書室なんか連れてきて。何の提出物の話だ?」
委員長「・・・アレは嘘。例の『七不思議』の話」
男「?ならなんでこんなところに」
委員長「・・・この学校に七不思議は、ある。けど、今は一部の先生と私しか知らないはず」
男「え?どういうことだ?」
委員長「・・・これ」すっ
男「卒業文集?この辺のやつだと、随分古いやつだな」
委員長「・・・ここで見つけた」
男「1964年・・・?五十年位前じゃんか」
委員長「・・・ここ。この学校の七不思議について書いていた生徒がいた」
男「1964年にか」
委員長「・・・学校の七不思議というものは昔はどの学校にもあったもの。時代の中で忘れられてきたけど。この学校にもあった」
男「何でそんなこと知ってるんだ?」
委員長「・・・生徒会で文集の再編纂をした時に、当時の会長が見つけた。彼は卒業したから、それを知るのは私一人」
男「ふうん・・・で、なんて書いてあるんだ?」
委員長「・・・『トイレに出る少女』、『十三階段』、『地下倉庫』、『校庭の手』、『こっくりさん』、『くびつり』。七番目は欠番」ぺらぺら・・・
男「いかにもって感じの連中だな・・・」
委員長「・・・そしてこの七不思議全部にあった人間は、呪われる、と」
男「いかにも昭和的な伝説だよな。今時流行らないのもわかる」
委員長「・・・学校の七不思議というものは昔はどの学校にもあったもの。時代の中で忘れられてきたけど。この学校にもあった」
男「何でそんなこと知ってるんだ?」
委員長「・・・生徒会で文集の再編纂をした時に、当時の会長が見つけた。彼は卒業したから、それを知るのは私一人」
男「ふうん・・・で、なんて書いてあるんだ?」
委員長「・・・『トイレに出る少女』、『十三階段』、『地下倉庫』、『校庭の手』、『こっくりさん』、『くびつり』。七番目は欠番」ぺらぺら・・・
男「いかにもって感じの連中だな・・・」
委員長「・・・そしてこの七不思議全部にあった人間は、呪われる、と」
男「いかにも昭和的な伝説だよな。今時流行らないのもわかる」
委員長「・・・手紙の内容がこの『七不思議』を指すのかは分からない。けど、あなたは知っておくべき」
男「な、何でさ」
委員長「・・・かん」
男「・・・あそう・・・。欠番の七番目は何なんだ?」
委員長「・・・不明。1964年の時点ですでに失われていたよう」
男「ふーん・・・。しかし妙な話だよな。不気味なストーカーに、不気味な七不思議。不気味のセールスだな、まるで」
委員長「・・・偶然、」
男「だよな。幽霊なんて馬鹿げてるもんな。そろそろ戻ろうぜ」
委員長「・・・だと、いいけど」
男「な、何でさ」
委員長「・・・かん」
男「・・・あそう・・・。欠番の七番目は何なんだ?」
委員長「・・・不明。1964年の時点ですでに失われていたよう」
男「ふーん・・・。しかし妙な話だよな。不気味なストーカーに、不気味な七不思議。不気味のセールスだな、まるで」
委員長「・・・偶然、」
男「だよな。幽霊なんて馬鹿げてるもんな。そろそろ戻ろうぜ」
委員長「・・・だと、いいけど」
同 夕方
男「で、何で俺まで」
女「当たり前でしょ。もしストーカーがいたら、あんたが囮になるんだから」
男「囮って」
女「あたしも委員長も女の子なんだから、そういうのはあんたの仕事なの」
委員長「・・・適材適所」
男「あーあー、分かった分かった。ったく、家逆方向だってのによ・・・」
委員長「・・・男、ストーカー警戒」
男「へいへい、ちゃんと後ろも振り返りますよ。だから安心して下せえお嬢様方」
女「苦しゅうないぞ」
男「殴るぞてめえ」
男「で、何で俺まで」
女「当たり前でしょ。もしストーカーがいたら、あんたが囮になるんだから」
男「囮って」
女「あたしも委員長も女の子なんだから、そういうのはあんたの仕事なの」
委員長「・・・適材適所」
男「あーあー、分かった分かった。ったく、家逆方向だってのによ・・・」
委員長「・・・男、ストーカー警戒」
男「へいへい、ちゃんと後ろも振り返りますよ。だから安心して下せえお嬢様方」
女「苦しゅうないぞ」
男「殴るぞてめえ」
女 自宅前
男「・・・で何事も無く着いちゃったな」
女「何事もないほうがいいんだけど」
委員長「・・・一安心」
女「今日はありがとうね委員長。今度スイーツでも奢るからさ」
委員長「・・・」///
男「・・・意外と甘党なんだな、委員長・・・。で、俺には何かないのかよ」
女「あんたにもそのうち何か奢るから。それじゃ、またね」バタン
男「やれやれ・・・。それじゃ帰ろうか、委員長?」
委員長「・・・解散」
男「じゃあ、また明日なー」
委員長「・・・」こくり
男「・・・で何事も無く着いちゃったな」
女「何事もないほうがいいんだけど」
委員長「・・・一安心」
女「今日はありがとうね委員長。今度スイーツでも奢るからさ」
委員長「・・・」///
男「・・・意外と甘党なんだな、委員長・・・。で、俺には何かないのかよ」
女「あんたにもそのうち何か奢るから。それじゃ、またね」バタン
男「やれやれ・・・。それじゃ帰ろうか、委員長?」
委員長「・・・解散」
男「じゃあ、また明日なー」
委員長「・・・」こくり
同日 夜
男「んあ・・・?もう十二時過ぎか・・・。いかんいかん、明日もあるしもう寝るか・・・」
男 携帯着信音
男「?メール?こんな時間に?・・・ああ、女からか」
メール画面 『またメールきた』
男「・・・え?なんだそれ、どういうことだ?あーくそ、メール面どくせえ、電話かけるか・・・」
コール音
女『・・・も、もしもし・・・』
男「おう俺だ。さっきのメール、あれどういう意味だ?」
男「んあ・・・?もう十二時過ぎか・・・。いかんいかん、明日もあるしもう寝るか・・・」
男 携帯着信音
男「?メール?こんな時間に?・・・ああ、女からか」
メール画面 『またメールきた』
男「・・・え?なんだそれ、どういうことだ?あーくそ、メール面どくせえ、電話かけるか・・・」
コール音
女『・・・も、もしもし・・・』
男「おう俺だ。さっきのメール、あれどういう意味だ?」
女『男・・・っ。ま、またワケわかんないメールがぁ・・・』
男「お、おい泣いてんのかよ。落ち着け、メールが何だって?」
女『ま、またメール来たの・・・。今度は「アト六日」って・・・』
男「あと六日って、またあのメールか!?着信拒否したんじゃ、」
女『だ、誰!?・・・』
男「・・・女?」
女『誰!?た、助けて男っ!誰か、誰かいるよぉっ!!』
男「おい女!?どうしたんだ!?」
女『だ・・・誰な・・・』ブツ、ブツ・・・
男「おいよく聞こえないぞ!?何が起きたんだ女!!」
女『~!!』ブチッ!!ツー、ツー・・・
男「お、おい泣いてんのかよ。落ち着け、メールが何だって?」
女『ま、またメール来たの・・・。今度は「アト六日」って・・・』
男「あと六日って、またあのメールか!?着信拒否したんじゃ、」
女『だ、誰!?・・・』
男「・・・女?」
女『誰!?た、助けて男っ!誰か、誰かいるよぉっ!!』
男「おい女!?どうしたんだ!?」
女『だ・・・誰な・・・』ブツ、ブツ・・・
男「おいよく聞こえないぞ!?何が起きたんだ女!!」
女『~!!』ブチッ!!ツー、ツー・・・
男「何だったんだ今の・・・。誰かいるって、まさか、ストーカーがあいつの家に・・・!?」
男「くそっ」ダダッ!
コール音
委員長『・・・はい』
男「委員長俺だ!今女からワケ分からん電話が入った!!」
委員長「・・・詳細を」
男「よく分からんがまたメールが来て、しかも室内に誰かいるみたいで、電話が切れた!」
委員長『・・・。現場急行。私も向かう』
男「わかった!警察に電話した方がいいか!?」
委員長『・・・不要、私がかける。男は全速力で急行。恐らく私より早く着けるはず』
男「わかった、頼む!!」
男「くそっ」ダダッ!
コール音
委員長『・・・はい』
男「委員長俺だ!今女からワケ分からん電話が入った!!」
委員長「・・・詳細を」
男「よく分からんがまたメールが来て、しかも室内に誰かいるみたいで、電話が切れた!」
委員長『・・・。現場急行。私も向かう』
男「わかった!警察に電話した方がいいか!?」
委員長『・・・不要、私がかける。男は全速力で急行。恐らく私より早く着けるはず』
男「わかった、頼む!!」
二日目 深夜 女自宅前
男「ハァ、ハァ・・・。つ、着いた・・・っ!!」
ドンドン!!
男「女!俺だ!!無事かおい!!」
男「くそ、返事がない。・・・?鍵が開いてる・・・?っ、じゃあやっぱり誰かが・・・!」ダダッ
男「女!!どこだオイ!返事しろ!!どこにいる!?」
・・・
男「一階に人影なしってことは、二階か・・・!」
男「女ぁ!!」
女「」ガタガタガタ・・・
男「おい無事か!?怪我は!」
女「う・・・うぇぇ・・・お、男ぉ・・・」
男「ストーカーは!?乱暴されなかったか!?」
女「怖い・・・怖いよぅ・・・」
男(・・・ひとまず、怪我したり乱暴された形跡はなさそうだ、な・・・)
男「ハァ、ハァ・・・。つ、着いた・・・っ!!」
ドンドン!!
男「女!俺だ!!無事かおい!!」
男「くそ、返事がない。・・・?鍵が開いてる・・・?っ、じゃあやっぱり誰かが・・・!」ダダッ
男「女!!どこだオイ!返事しろ!!どこにいる!?」
・・・
男「一階に人影なしってことは、二階か・・・!」
男「女ぁ!!」
女「」ガタガタガタ・・・
男「おい無事か!?怪我は!」
女「う・・・うぇぇ・・・お、男ぉ・・・」
男「ストーカーは!?乱暴されなかったか!?」
女「怖い・・・怖いよぅ・・・」
男(・・・ひとまず、怪我したり乱暴された形跡はなさそうだ、な・・・)
男「とりあえず電気つけよう、こう暗くちゃ・・・あれ」パチ、パチ
男「つかない?停電か?」
女「ぅぅ・・・」ガタガタ
男「きつく抱きつきすぎだ、動きにくいから少し緩めろ。大丈夫だ、いなくならねえから」
女「うぇぇぇ・・・」
男「周りの家はついてるから、ブレーカーが落ちたのか?おい、ブレーカーはどこだ?」
女「ぐず・・・。一階の、廊下ぁ・・・」
男「了解だ、一緒に行くぞ」
女「・・・」
一階 廊下
男「ああ、やっぱブレーカー落ちてる。これで・・・」
電気 点灯
男「これでひとまずは・・・」
男「つかない?停電か?」
女「ぅぅ・・・」ガタガタ
男「きつく抱きつきすぎだ、動きにくいから少し緩めろ。大丈夫だ、いなくならねえから」
女「うぇぇぇ・・・」
男「周りの家はついてるから、ブレーカーが落ちたのか?おい、ブレーカーはどこだ?」
女「ぐず・・・。一階の、廊下ぁ・・・」
男「了解だ、一緒に行くぞ」
女「・・・」
一階 廊下
男「ああ、やっぱブレーカー落ちてる。これで・・・」
電気 点灯
男「これでひとまずは・・・」
同 台所
男「ほら、水飲め」
女「ぐす・・・。あり、がと・・・」
男「落ち着くまで座ってろ。ああ、何か武器になるものあるか?バットとか」
女「・・・」フルフル
男「そうか・・・。じゃあもしストーカーがまた来たら、素手でぼこぼこにしてやる」
女「・・・」
(チャイム) ピンポーン
女「!」ビクリ
男「・・・。女はそこにいろ」
男「ほら、水飲め」
女「ぐす・・・。あり、がと・・・」
男「落ち着くまで座ってろ。ああ、何か武器になるものあるか?バットとか」
女「・・・」フルフル
男「そうか・・・。じゃあもしストーカーがまた来たら、素手でぼこぼこにしてやる」
女「・・・」
(チャイム) ピンポーン
女「!」ビクリ
男「・・・。女はそこにいろ」
男「・・・どちら様でしょう」
?「・・・。男、私」
男「ふぅぅぅ・・・。委員長か。今開ける」
がちゃ
委員長「・・・女は」
男「台所にいる。怪我はないみたいだけど、落ち着くまで座らせてる」
委員長「・・・委細承知」
・・・
女「委員長・・・」
委員長「・・・平気?」
女「・・・ありがとう。落ち着いてきた」
?「・・・。男、私」
男「ふぅぅぅ・・・。委員長か。今開ける」
がちゃ
委員長「・・・女は」
男「台所にいる。怪我はないみたいだけど、落ち着くまで座らせてる」
委員長「・・・委細承知」
・・・
女「委員長・・・」
委員長「・・・平気?」
女「・・・ありがとう。落ち着いてきた」
・・・
男「だいぶ落ち着いたか?」
女「うん・・・。ごめん二人とも。こんな時間に。迷惑だったよね」
男「あー、気にすんな。あとで両親には説明するから」
委員長「・・・両親とも就寝済み。ばれない」
男「それで、だ。そろそろ話してもらえるか?何があったんだ」
女「・・・まず、これ」ごそごそ
委員長「・・・またメール?」
女「・・・うん、内容はほとんど同じなんだけど、最後の部分が『アト六日』になってる・・・」
男「だいぶ落ち着いたか?」
女「うん・・・。ごめん二人とも。こんな時間に。迷惑だったよね」
男「あー、気にすんな。あとで両親には説明するから」
委員長「・・・両親とも就寝済み。ばれない」
男「それで、だ。そろそろ話してもらえるか?何があったんだ」
女「・・・まず、これ」ごそごそ
委員長「・・・またメール?」
女「・・・うん、内容はほとんど同じなんだけど、最後の部分が『アト六日』になってる・・・」
女 携帯画面
「дのt紙は貴 幸う です。『七不s議』n証明は螺ましたか? アト 六日」
男「文字化けか?前のより読みにくくなってるな」
委員長「・・・明確なのは、最後の部分。『アト六日』。送信時間が、今日の十二時ちょうど」
男「本当だ。念の入ったストーカーだな。・・・それで女、部屋に入ってきたやつの顔は見てないのか?」
女「・・・それが。あたし昨日の今日だからと思って、家中の窓とかドアに鍵かけたんだけど・・・。誰かがゆっくりと階段上る音がして・・・」
男「鍵をかけた・・・?」
委員長「・・・それで」
女「誰、って怒鳴ったら、その、声がして」
「дのt紙は貴 幸う です。『七不s議』n証明は螺ましたか? アト 六日」
男「文字化けか?前のより読みにくくなってるな」
委員長「・・・明確なのは、最後の部分。『アト六日』。送信時間が、今日の十二時ちょうど」
男「本当だ。念の入ったストーカーだな。・・・それで女、部屋に入ってきたやつの顔は見てないのか?」
女「・・・それが。あたし昨日の今日だからと思って、家中の窓とかドアに鍵かけたんだけど・・・。誰かがゆっくりと階段上る音がして・・・」
男「鍵をかけた・・・?」
委員長「・・・それで」
女「誰、って怒鳴ったら、その、声がして」
男「声?」
女「小さく笑ったみたいな、声。そしたら、足音が急に激しくなって、電話も切れちゃうし・・・」
男「・・・ごくり」
女「そしたら、今度は電気が消えて・・・。そのすぐ後、部屋のドアを誰かがドンドンって叩くんだけど、あたしもう怖くて、耳ふさいでたの」
委員長「・・・」
女「しばらくして、音が止んだなあと思ったら男が走りこんできた・・・」
男「・・・」
委員長「・・・」
女「ねえ、これって何?何なの?」
女「小さく笑ったみたいな、声。そしたら、足音が急に激しくなって、電話も切れちゃうし・・・」
男「・・・ごくり」
女「そしたら、今度は電気が消えて・・・。そのすぐ後、部屋のドアを誰かがドンドンって叩くんだけど、あたしもう怖くて、耳ふさいでたの」
委員長「・・・」
女「しばらくして、音が止んだなあと思ったら男が走りこんできた・・・」
男「・・・」
委員長「・・・」
女「ねえ、これって何?何なの?」
委員長「・・・女。その笑い声は、男性?それとも女性?」
女「・・・多分女の人、だったと思う、けど・・・」
男「なあ、お前さっき家の鍵は全部閉めたっていったよな?」
女「え?うん。だから気味悪いんだけど・・・」
男「・・・俺が来た時、鍵開いてたぞ、玄関」
女「!?そんな、玄関はチェーンまで閉めてたのに・・・!」
委員長「・・・女、家の人たちは」
女「お父さんは出張で、お母さんは夜勤・・・」
委員長「・・・そう。女、そこのソファーで横になるといい。今日は朝まで私たちがいる」
女「え?で、でも」
男「このまま帰るってわけにもいかない、よなあ・・・。心配で寝れそうにないし」
女「・・・多分女の人、だったと思う、けど・・・」
男「なあ、お前さっき家の鍵は全部閉めたっていったよな?」
女「え?うん。だから気味悪いんだけど・・・」
男「・・・俺が来た時、鍵開いてたぞ、玄関」
女「!?そんな、玄関はチェーンまで閉めてたのに・・・!」
委員長「・・・女、家の人たちは」
女「お父さんは出張で、お母さんは夜勤・・・」
委員長「・・・そう。女、そこのソファーで横になるといい。今日は朝まで私たちがいる」
女「え?で、でも」
男「このまま帰るってわけにもいかない、よなあ・・・。心配で寝れそうにないし」
十分後
女「すぅ・・・」
男「寝ちまったか。まあ当然だわな、あんだけ泣いてれば疲れる」
委員長「・・・男。話がある」
男「なに?」
委員長「・・・これ、ただのストーカーに思える?」
男「正直わからん。他のストーカー知らないからな。けど、妙だと思う」
委員長「・・・女に女のストーカー(少し分かりにくくてスマン)。しかも、どうやってチェーンを外した?」
男「なあ委員長。これ相当妙だぜ?まるで、まるでお化けみたいじゃんか」
委員長「・・・怪現象、謎のメール、『七不思議』。はっきり非現実的」
男「だよなあ・・・。ああくそ、何がどうなってるんだか・・・」
女「すぅ・・・」
男「寝ちまったか。まあ当然だわな、あんだけ泣いてれば疲れる」
委員長「・・・男。話がある」
男「なに?」
委員長「・・・これ、ただのストーカーに思える?」
男「正直わからん。他のストーカー知らないからな。けど、妙だと思う」
委員長「・・・女に女のストーカー(少し分かりにくくてスマン)。しかも、どうやってチェーンを外した?」
男「なあ委員長。これ相当妙だぜ?まるで、まるでお化けみたいじゃんか」
委員長「・・・怪現象、謎のメール、『七不思議』。はっきり非現実的」
男「だよなあ・・・。ああくそ、何がどうなってるんだか・・・」
女に女性のストーカー
にすればよかったな
後お化けだったらチェーン外れてたのなお不思議じゃね?
にすればよかったな
後お化けだったらチェーン外れてたのなお不思議じゃね?
委員長「・・・男、あなたは幽霊を信じる?」
男「信じてない。性質の悪いストーカーの方がよっぽどマシだ」
委員長「・・・開いたチェーン、消えた電気、笑い声、ドアへのノック。要素はそろってる」
男「だからって幽霊なんてのはどうだよ。ナンセンスだろ」
委員長「・・・なら、これはなに?」
男「っ・・・。それは、わかんねえけど・・・」
委員長「・・・アト六日」
男「え?」
委員長「・・・アト六日以内に『七不思議の証明』をしないとこういうことが起きる。それがあの手紙の意味では」
男「『七不思議の証明』って・・・。あの文集に書かれてた七不思議をってことか?」
委員長「・・・偶然にしては出来すぎてる。何かあると見るのが普通」
男「信じてない。性質の悪いストーカーの方がよっぽどマシだ」
委員長「・・・開いたチェーン、消えた電気、笑い声、ドアへのノック。要素はそろってる」
男「だからって幽霊なんてのはどうだよ。ナンセンスだろ」
委員長「・・・なら、これはなに?」
男「っ・・・。それは、わかんねえけど・・・」
委員長「・・・アト六日」
男「え?」
委員長「・・・アト六日以内に『七不思議の証明』をしないとこういうことが起きる。それがあの手紙の意味では」
男「『七不思議の証明』って・・・。あの文集に書かれてた七不思議をってことか?」
委員長「・・・偶然にしては出来すぎてる。何かあると見るのが普通」
男「仮にだ、仮に幽霊だったとして!チェーン外すなんて聞いたことないぞ、そんなことしなくても壁とか突き抜けるだろうが!」
委員長「・・・先入観。幽霊が物理的干渉ができないなんて誰にも証明出来ないし、そういう力があるなら、女の部屋にノックだけで入ろうとしなかったのも不自然」
男「それは屁理屈だぜ・・・」
委員長「・・・他に考えられない。仮定した上で、女を助けるのが先決」
男「じゃあ七不思議を証明って、どうすればいいんだよ」
委員長「・・・言葉通りなら、あの欠番の一つを除いて六つの伝説を検証すること」
男「検証って」
委員長「・・・つまり、この手紙の送り主は、私たちを夜の学校に集めたがっている」
男「夜の学校・・・?」
委員長「・・・『こっくりさん』以外は、すべて夜中の伝説」
男「じゃあ、忍び込むしかないってことか!?冗談じゃない、そんなのに付き合ってられるか」
委員長「・・・先入観。幽霊が物理的干渉ができないなんて誰にも証明出来ないし、そういう力があるなら、女の部屋にノックだけで入ろうとしなかったのも不自然」
男「それは屁理屈だぜ・・・」
委員長「・・・他に考えられない。仮定した上で、女を助けるのが先決」
男「じゃあ七不思議を証明って、どうすればいいんだよ」
委員長「・・・言葉通りなら、あの欠番の一つを除いて六つの伝説を検証すること」
男「検証って」
委員長「・・・つまり、この手紙の送り主は、私たちを夜の学校に集めたがっている」
男「夜の学校・・・?」
委員長「・・・『こっくりさん』以外は、すべて夜中の伝説」
男「じゃあ、忍び込むしかないってことか!?冗談じゃない、そんなのに付き合ってられるか」
俺「冗談じゃない!そんな検証のために夜の学校になんか言ってられるか!俺は帰らせてもらうからな!」
類似してるかもしれないスレッド
- 親友「実は俺、女なんだよね」男「マジかよワロタ」 (175) - [50%] - 2011/12/18 6:45 ☆
- 犬「にんげんになりました」男「なんと」 (147) - [49%] - 2012/3/23 5:45 ★
- 咏「恋人になって欲しいんだけど」えり「そうですか」 (312) - [48%] - 2013/8/14 6:00 ☆
- 妹「お兄ちゃんって顔だけはわるくないよね」 (1001) - [48%] - 2011/6/27 9:45 ★★★×9
- 女「少女を買わないかい?」男「なにそれこわい」 (316) - [48%] - 2011/11/3 1:00 ★★
- 幼女「ようじょのおそうじやです」男「・・・・え?」 (181) - [47%] - 2011/8/15 4:31 ★
- マミ「ひとりぼっちだけど、特にこわくない」 (190) - [47%] - 2011/5/14 6:45 ★★
トップメニューへ / →のくす牧場書庫について