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    元スレ女「不幸の手紙きたんだけど」男「レアじゃね」

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    1 :

    一日目 朝 教室

    「今時それってすげえ珍しいと思う」

    「そうかもしれないけどさ。不気味なんだよ。実物見る?」ゴソゴソ

    「あるのか?見る見る」

    「『この手紙は幸運の手紙です。七不思議の証明は済みましたか?一週間以内に完了しなければ、あなたに不幸が訪れます』って」

    「なんつーか、汚い字だな。頭おかしいやつが書いたんじゃねえのか?赤ペンのインク滲んでるし」

    「消印無かったから、家に直接入れたんだと思うんだけど・・・。昨日帰ったら入ってて」

    「手の込んだいたずらだな。しかし『七不思議』ってなんのこった?」

    「全然・・・。思いつくのは『学校の七不思議』くらいかな」

    「・・・まあ気にしても仕方ないだろ。いたずらだ。それも捨てちまえよ」

    「・・・そうだね。破いて捨てちゃうよ」ビリビリ・・・

    2 :

    ↓上条さんが

    4 = 1 :

    同 休み時間

    「・・・ねえ」

    「あ?」

    「何でこういうイタズラするわけ?」

    「は?」

    「どうしてこういうことするのって聞いてるの!」

    「おいまて、何の話だよ」

    「とぼけないでよ!あの手紙の話知ってるの、あんただけなんだから!」

    「手紙・・・?ああ、あのいたずらの。それがどうしたんだよ」

    「メールしたでしょ!あたしに!!」

    「め、メール?ちょっと待てよ何の話だかまったく分からない」

    5 :

    ほう

    6 :

    俺だってシネとかメールできてたし!! ボッチじゃないな!!!

    7 = 1 :

    「はあ!?ふざけないでよ、あたし本気で悩んでるのに!!」

    「だから落ち着けっての!」

    委員長「・・・二人ともそこまで。喧嘩はダメ」

    「委員長・・・」

    「喧嘩じゃないって。こいつがワケわかんないことを・・・」

    委員長「・・・女、少し落ち着いて。男が混乱してる」

    「・・・ごめん。でもこういういたずらはやめてほしい・・・」

    「だからそれがわからない。メールって何の話だ」

    「これ、送ってきたのあんたでしょ」

    「・・・?」

    女 携帯画面『このt紙は 幸う です。『七不s議』の証明はsましたか? アト 七日』

    「なんだこれ・・・」

    8 = 1 :

    「・・・つまり話をまとめると、お前は俺以外に手紙の話をしなかった」

    「だが登録されてないアドレスからあの手紙そっくりの文面のメールが来た」

    委員長「・・・不気味」

    「じゃ、じゃあ男が送ったわけじゃないの・・・?」

    「送信履歴を見せてもいいが、俺じゃない」

    「それじゃ、このメールは何・・・?」

    委員長「・・・男、手紙の原文は」

    「さっき女が破って捨てちまった。教室のゴミ箱にまだあるとは思うけど」

    委員長「・・・」すっ

    「あ、委員長・・・?」

    委員長「・・・」ゴソゴソ

    「お、おい。何をしてんだ」

    委員長「・・・ない」

    「え?」

    委員長「・・・ここに捨てたのは間違いない?」

    9 = 1 :

    「う、うん。捨てたよ、絶対」

    委員長「・・・ごみ捨ては掃除の時間。今中身が入れ替わることは考えられない」

    「でも、こいつあれ捨てたぞ・・・。俺も見てたし。角ばった字で、赤ペンで書かれてるやつだ」

    「・・・ねぇ、どういう、こと?」

    「・・・分からない」
     鐘の音 キーンコーンカーンコーン・・・

    委員長「・・・ひとまず授業。この話は昼休みに」

    「・・・」

    「・・・」

    10 :

    よいぞ

    11 = 1 :

    同 昼休み
    「・・・」

    「大丈夫か、お前」

    「うん・・・」

    委員長「・・・あれからメールは」

    「ないよ。ねえこれって何?どういうことなの?」

    「俺にもわかんねえって」

    委員長「・・・いたずらにしては、手が込んでる」

    「・・・確かに」

    委員長「・・・『アト七日』、『七不思議』。覚えは?」

    「・・・」(首を横に振る)

    「もしかしてストーカー、とかじゃねえのか・・・?」

    委員長「・・・女のアドレスを知っている理由にはなりえる」

    「例の手紙は女の自宅に入ってたらしい。消印なしで」

    委員長「・・・可能性があがった」

    12 = 1 :

    「す、ストーカー・・・!?」

    委員長「・・・つけられてたり、そういうのはない?」

    「ううん・・・全然ないよ。あたしが気がついてないだけかもしれないけど」

    「ストーカーなら、警察に行くしかないよな」

    委員長「・・・まだ目に見える被害は受けていない。これじゃ警察は動けない」

    「そんな・・・」

    委員長「・・・逆に、分からないこともある」

    「?」

    委員長「・・・『七不思議』。女に覚えがないことを、ストーカーが『証明は済んだか』。意図不明」

    「・・・」

    13 = 1 :

    「とりあえず例のアドレスは着信拒否にして、様子を見るしかない、よな・・・」

    委員長「・・・女はしばらく一人で出歩かないほうが良い。帰路は、私が同行する」

    「委員長が・・・?」

    委員長「・・・不満?」

    「ううん。男より頼もしいかも」

    「てめえこら」

    「ごめん委員長。お願いしてもいいかな」

    委員長「・・・」こくり

    「はぁ・・・。まあいいや。俺ちょっとトイレ行って来るな」

    14 = 1 :

    一階 男トイレ 個室

    (しかし・・・ストーカーか。それならあの気味悪い文体も、分かるような気がする)

    (でも、あの委員長が一緒なら平気だよな。頼もしい限りだ)

    ・・・ぺた・・・ぺた・・・

    (・・・)

    ・・・ばたん

    (隣にも入室者か。さて俺はそろそろ出ようかね・・・)
    ぎいい・・・

    「・・・あれ?誰か隣に入ったように思ったんだが・・・。気のせいだったかな」

    15 = 1 :

    教室
    「あ、おかえり」

    「ああ。着信拒否したか?」

    「したよ。さっきはごめん、怒鳴ったりして・・・」

    「まあ仕方ないだろ。同じ状況だったら俺も怒ってただろうし」

    委員長「・・・男。ちょっといい?提出物の話で、相談がある」

    「え?俺なんか出してなかったっけか?」

    委員長「・・・こっちへ」てくてく

    「あ、おい待てよ委員長!」

    16 = 1 :

    図書室
    委員長「・・・ここなら人がいない」

    「なんだよ、図書室なんか連れてきて。何の提出物の話だ?」

    委員長「・・・アレは嘘。例の『七不思議』の話」

    「?ならなんでこんなところに」

    委員長「・・・この学校に七不思議は、ある。けど、今は一部の先生と私しか知らないはず」

    「え?どういうことだ?」

    委員長「・・・これ」すっ

    「卒業文集?この辺のやつだと、随分古いやつだな」

    委員長「・・・ここで見つけた」

    「1964年・・・?五十年位前じゃんか」

    委員長「・・・ここ。この学校の七不思議について書いていた生徒がいた」

    17 = 1 :

    「1964年にか」

    委員長「・・・学校の七不思議というものは昔はどの学校にもあったもの。時代の中で忘れられてきたけど。この学校にもあった」

    「何でそんなこと知ってるんだ?」

    委員長「・・・生徒会で文集の再編纂をした時に、当時の会長が見つけた。彼は卒業したから、それを知るのは私一人」

    「ふうん・・・で、なんて書いてあるんだ?」

    委員長「・・・『トイレに出る少女』、『十三階段』、『地下倉庫』、『校庭の手』、『こっくりさん』、『くびつり』。七番目は欠番」ぺらぺら・・・

    「いかにもって感じの連中だな・・・」

    委員長「・・・そしてこの七不思議全部にあった人間は、呪われる、と」

    「いかにも昭和的な伝説だよな。今時流行らないのもわかる」

    18 = 1 :

    委員長「・・・手紙の内容がこの『七不思議』を指すのかは分からない。けど、あなたは知っておくべき」

    「な、何でさ」

    委員長「・・・かん」

    「・・・あそう・・・。欠番の七番目は何なんだ?」

    委員長「・・・不明。1964年の時点ですでに失われていたよう」

    「ふーん・・・。しかし妙な話だよな。不気味なストーカーに、不気味な七不思議。不気味のセールスだな、まるで」

    委員長「・・・偶然、」

    「だよな。幽霊なんて馬鹿げてるもんな。そろそろ戻ろうぜ」

    委員長「・・・だと、いいけど」

    20 = 1 :

    同 夕方
    「で、何で俺まで」

    「当たり前でしょ。もしストーカーがいたら、あんたが囮になるんだから」

    「囮って」

    「あたしも委員長も女の子なんだから、そういうのはあんたの仕事なの」

    委員長「・・・適材適所」

    「あーあー、分かった分かった。ったく、家逆方向だってのによ・・・」

    委員長「・・・男、ストーカー警戒」

    「へいへい、ちゃんと後ろも振り返りますよ。だから安心して下せえお嬢様方」

    「苦しゅうないぞ」

    「殴るぞてめえ」

    23 = 1 :

    女 自宅前

    「・・・で何事も無く着いちゃったな」

    「何事もないほうがいいんだけど」

    委員長「・・・一安心」

    「今日はありがとうね委員長。今度スイーツでも奢るからさ」

    委員長「・・・」///

    「・・・意外と甘党なんだな、委員長・・・。で、俺には何かないのかよ」

    「あんたにもそのうち何か奢るから。それじゃ、またね」バタン

    「やれやれ・・・。それじゃ帰ろうか、委員長?」

    委員長「・・・解散」

    「じゃあ、また明日なー」

    委員長「・・・」こくり

    24 :

    ふむふむ

    25 :

    すごく期待している

    27 = 1 :

    同日 夜
    「んあ・・・?もう十二時過ぎか・・・。いかんいかん、明日もあるしもう寝るか・・・」
    男 携帯着信音

    「?メール?こんな時間に?・・・ああ、女からか」

    メール画面 『またメールきた』

    「・・・え?なんだそれ、どういうことだ?あーくそ、メール面どくせえ、電話かけるか・・・」
    コール音

    『・・・も、もしもし・・・』

    「おう俺だ。さっきのメール、あれどういう意味だ?」

    28 = 1 :

    『男・・・っ。ま、またワケわかんないメールがぁ・・・』

    「お、おい泣いてんのかよ。落ち着け、メールが何だって?」

    『ま、またメール来たの・・・。今度は「アト六日」って・・・』

    「あと六日って、またあのメールか!?着信拒否したんじゃ、」

    『だ、誰!?・・・』

    「・・・女?」

    『誰!?た、助けて男っ!誰か、誰かいるよぉっ!!』

    「おい女!?どうしたんだ!?」

    『だ・・・誰な・・・』ブツ、ブツ・・・

    「おいよく聞こえないぞ!?何が起きたんだ女!!」

    『~!!』ブチッ!!ツー、ツー・・・

    29 = 1 :

    「何だったんだ今の・・・。誰かいるって、まさか、ストーカーがあいつの家に・・・!?」

    「くそっ」ダダッ!
    コール音

    委員長『・・・はい』

    「委員長俺だ!今女からワケ分からん電話が入った!!」

    委員長「・・・詳細を」

    「よく分からんがまたメールが来て、しかも室内に誰かいるみたいで、電話が切れた!」

    委員長『・・・。現場急行。私も向かう』

    「わかった!警察に電話した方がいいか!?」

    委員長『・・・不要、私がかける。男は全速力で急行。恐らく私より早く着けるはず』

    「わかった、頼む!!」

    30 = 1 :

    二日目 深夜 女自宅前

    「ハァ、ハァ・・・。つ、着いた・・・っ!!」

    ドンドン!!

    「女!俺だ!!無事かおい!!」

    「くそ、返事がない。・・・?鍵が開いてる・・・?っ、じゃあやっぱり誰かが・・・!」ダダッ

    「女!!どこだオイ!返事しろ!!どこにいる!?」

    ・・・

    「一階に人影なしってことは、二階か・・・!」

    「女ぁ!!」

    「」ガタガタガタ・・・

    「おい無事か!?怪我は!」

    「う・・・うぇぇ・・・お、男ぉ・・・」

    「ストーカーは!?乱暴されなかったか!?」

    「怖い・・・怖いよぅ・・・」

    (・・・ひとまず、怪我したり乱暴された形跡はなさそうだ、な・・・)

    33 = 1 :

    「とりあえず電気つけよう、こう暗くちゃ・・・あれ」パチ、パチ

    「つかない?停電か?」

    「ぅぅ・・・」ガタガタ

    「きつく抱きつきすぎだ、動きにくいから少し緩めろ。大丈夫だ、いなくならねえから」

    「うぇぇぇ・・・」

    「周りの家はついてるから、ブレーカーが落ちたのか?おい、ブレーカーはどこだ?」

    「ぐず・・・。一階の、廊下ぁ・・・」

    「了解だ、一緒に行くぞ」

    「・・・」

    一階 廊下

    「ああ、やっぱブレーカー落ちてる。これで・・・」

    電気 点灯

    「これでひとまずは・・・」

    34 :

    キニ速さんいつの見てます
    レインボーで

    35 = 1 :

    同 台所
    「ほら、水飲め」

    「ぐす・・・。あり、がと・・・」

    「落ち着くまで座ってろ。ああ、何か武器になるものあるか?バットとか」

    「・・・」フルフル

    「そうか・・・。じゃあもしストーカーがまた来たら、素手でぼこぼこにしてやる」

    「・・・」

    (チャイム) ピンポーン

    「!」ビクリ

    「・・・。女はそこにいろ」

    36 = 1 :

    「・・・どちら様でしょう」

    「・・・。男、私」

    「ふぅぅぅ・・・。委員長か。今開ける」

    がちゃ

    委員長「・・・女は」

    「台所にいる。怪我はないみたいだけど、落ち着くまで座らせてる」

    委員長「・・・委細承知」
    ・・・
    「委員長・・・」

    委員長「・・・平気?」

    「・・・ありがとう。落ち着いてきた」

    37 = 1 :

    ・・・
    「だいぶ落ち着いたか?」

    「うん・・・。ごめん二人とも。こんな時間に。迷惑だったよね」

    「あー、気にすんな。あとで両親には説明するから」

    委員長「・・・両親とも就寝済み。ばれない」

    「それで、だ。そろそろ話してもらえるか?何があったんだ」

    「・・・まず、これ」ごそごそ

    委員長「・・・またメール?」

    「・・・うん、内容はほとんど同じなんだけど、最後の部分が『アト六日』になってる・・・」

    39 = 1 :

    女 携帯画面
    「дのt紙は貴 幸う です。『七不s議』n証明は螺ましたか? アト 六日」

    「文字化けか?前のより読みにくくなってるな」

    委員長「・・・明確なのは、最後の部分。『アト六日』。送信時間が、今日の十二時ちょうど」

    「本当だ。念の入ったストーカーだな。・・・それで女、部屋に入ってきたやつの顔は見てないのか?」

    「・・・それが。あたし昨日の今日だからと思って、家中の窓とかドアに鍵かけたんだけど・・・。誰かがゆっくりと階段上る音がして・・・」

    「鍵をかけた・・・?」

    委員長「・・・それで」

    「誰、って怒鳴ったら、その、声がして」

    40 :

    こええよ

    41 = 1 :

    「声?」

    「小さく笑ったみたいな、声。そしたら、足音が急に激しくなって、電話も切れちゃうし・・・」

    「・・・ごくり」

    「そしたら、今度は電気が消えて・・・。そのすぐ後、部屋のドアを誰かがドンドンって叩くんだけど、あたしもう怖くて、耳ふさいでたの」

    委員長「・・・」

    「しばらくして、音が止んだなあと思ったら男が走りこんできた・・・」

    「・・・」

    委員長「・・・」

    「ねえ、これって何?何なの?」

    42 = 3 :

    俺だよ

    43 = 1 :

    委員長「・・・女。その笑い声は、男性?それとも女性?」

    「・・・多分女の人、だったと思う、けど・・・」

    「なあ、お前さっき家の鍵は全部閉めたっていったよな?」

    「え?うん。だから気味悪いんだけど・・・」

    「・・・俺が来た時、鍵開いてたぞ、玄関」

    「!?そんな、玄関はチェーンまで閉めてたのに・・・!」

    委員長「・・・女、家の人たちは」

    「お父さんは出張で、お母さんは夜勤・・・」

    委員長「・・・そう。女、そこのソファーで横になるといい。今日は朝まで私たちがいる」

    「え?で、でも」

    「このまま帰るってわけにもいかない、よなあ・・・。心配で寝れそうにないし」

    45 :

    ホワホワホワホワ花子さーん

    46 = 1 :

    十分後
    「すぅ・・・」

    「寝ちまったか。まあ当然だわな、あんだけ泣いてれば疲れる」

    委員長「・・・男。話がある」

    「なに?」

    委員長「・・・これ、ただのストーカーに思える?」

    「正直わからん。他のストーカー知らないからな。けど、妙だと思う」

    委員長「・・・女に女のストーカー(少し分かりにくくてスマン)。しかも、どうやってチェーンを外した?」

    「なあ委員長。これ相当妙だぜ?まるで、まるでお化けみたいじゃんか」

    委員長「・・・怪現象、謎のメール、『七不思議』。はっきり非現実的」

    「だよなあ・・・。ああくそ、何がどうなってるんだか・・・」

    47 = 45 :

    女に女性のストーカー
    にすればよかったな
    後お化けだったらチェーン外れてたのなお不思議じゃね?

    48 = 1 :

    委員長「・・・男、あなたは幽霊を信じる?」

    「信じてない。性質の悪いストーカーの方がよっぽどマシだ」

    委員長「・・・開いたチェーン、消えた電気、笑い声、ドアへのノック。要素はそろってる」

    「だからって幽霊なんてのはどうだよ。ナンセンスだろ」

    委員長「・・・なら、これはなに?」

    「っ・・・。それは、わかんねえけど・・・」

    委員長「・・・アト六日」

    「え?」

    委員長「・・・アト六日以内に『七不思議の証明』をしないとこういうことが起きる。それがあの手紙の意味では」

    「『七不思議の証明』って・・・。あの文集に書かれてた七不思議をってことか?」

    委員長「・・・偶然にしては出来すぎてる。何かあると見るのが普通」

    49 = 1 :

    「仮にだ、仮に幽霊だったとして!チェーン外すなんて聞いたことないぞ、そんなことしなくても壁とか突き抜けるだろうが!」

    委員長「・・・先入観。幽霊が物理的干渉ができないなんて誰にも証明出来ないし、そういう力があるなら、女の部屋にノックだけで入ろうとしなかったのも不自然」

    「それは屁理屈だぜ・・・」

    委員長「・・・他に考えられない。仮定した上で、女を助けるのが先決」

    「じゃあ七不思議を証明って、どうすればいいんだよ」

    委員長「・・・言葉通りなら、あの欠番の一つを除いて六つの伝説を検証すること」

    「検証って」

    委員長「・・・つまり、この手紙の送り主は、私たちを夜の学校に集めたがっている」

    「夜の学校・・・?」

    委員長「・・・『こっくりさん』以外は、すべて夜中の伝説」

    「じゃあ、忍び込むしかないってことか!?冗談じゃない、そんなのに付き合ってられるか」

    50 :

    「冗談じゃない!そんな検証のために夜の学校になんか言ってられるか!俺は帰らせてもらうからな!」


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