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元スレさやか「いい旅、夢気分」
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>>49
えっ^^;
えっ^^;
>>54
せやな
せやな
>>55
せやな
せやな
>>54
卓球か
卓球か
浴衣で卓球はいいものだ
あとなぜか置いてあるクレーンゲームにハマる
あとなぜか置いてあるクレーンゲームにハマる
マミ「もう一枚引いた結果……『右隣の人にセクハラされる(334秒)』になったわ」
杏子「ムダに長いな!」
ほむら「右隣って……えっ、私……」
さやか「優しく……してね」
ほむら「ええええええええっ!? 急にしおらしくならないで!」
まどか「見たーい、見たーい。ほむらちゃんが頑張るところ見たーい」
マミ「はい、よーいスタート」
ほむら「(くぅぅぅぅぅぅぅぅっ!)」
さやか「……」
ほむら「……」
杏子「さ、あたしたちは何も見なかった。な、そうだよな?」
まどか「う、うん」
マミ「さ、お菓子でも食べながら、到着までゆったり過ごしましょ」
さやか「……何も無かったよね。これっていろいろとノーカウントだよね」
ほむら「ええ……」
――――・・・色々あったけど到着
さやか「やっと着いたああああ!」
マミ「雪がちらついてるわ……風情があっていいわね」
杏子「なんつーか、硫黄の臭いが凄いな。寒いし」
ほむら「夜はそこかしこにある灯篭に、明かりが灯るらしいわよ」
まどか「それって、とっても綺麗だろうなぁ。夜になったら見に行こうよ」
ほむら「それは名案ね」
さやか「みんなー、ちょっと歩くからねー」
――旅館【しゃるろって】――
さやか「えーっと、地図を見ると、ここっぽいんだけどさ」
マミ「はぇ~、すっごい大きい」
ほむら「中々年季の入った建物ね」
杏子「外に居ても寒ぃし、とっとと中に入っちまおうよ」
――――・・・
杏子「おー、やっぱ中はあったかいな」
『ようこそおいでませ。旅館【しゃるろって】へ』
まどか「ど、どうも……」
さやか「あのー、予約しておいた美樹さやか、という者ですけどー……」
『ああ、左様でございますか。記帳が済み次第、お部屋にご案内させていただきます』
――【ちぃずの間】――
マミ「窓から景色が一望できるのね。絶景だわ」
さやか「畳かぁ。いやー、和の心って言うのは素晴らしいですなぁ~」
まどか「うぇひひひひ、さやかちゃんってば、早速ごろごろしてるし」
マミ「お湯も沸いてる事だし、一服しましょうか」
ほむら「賛成。私も少し疲れたわ」
杏子「なー、お茶飲んだらどっかメシ食いにでよーぜ。おなか空いたー」
さやか「食い気しかないんかいあんたには……」
杏子「おう!」
マミ「雪景色を眺めながらのお茶って言うのも、オツなモノよね」
まどか「そうですね~。お茶が一層おいしいです」
マミ「暁美さん、お代わりはいかがかしら」
ほむら「ありがとう。頂くわ」
さやか「へぇー、温泉街だけあって足湯がたくさんあるんだ」
マミ「どれもそれぞれ効能が違うって書いてあるわね」
さやか「全部入っちゃおっかなー。目指せ足美人!」
ほむら「足美人(笑)」
さやか「ごめんあたしが悪かった」
――外――
さやか「やっぱり外は寒いっすねー。くぅ~」
まどか「傘借りてきて良かったね。雪が強くなってきたし」
さやか「壊れたりしないよね?」
ほむら「番傘って、意外と丈夫なのよ」
さやか「そりゃ知らなかった。ほむらは物知りだね」
ほむら「お褒めに預かり光栄だわ」
杏子「結構人が多いな。はぐれるなよー」
マミ「了解。不安な人は他の人の袖を掴むといいわよ」
まどか「マミさん、いきなりだけど袖かしてくれませんか」
マミ「構わないわ。しっかり掴んでてね」
杏子「そういえば、ここの名物ってなんなんだ、さやか?」
さやか「確か、おソバってパンフレットに書いてたような」
杏子「ソバか。楽しみだー」
さやか「もうすぐお店につくから、ちょっとの我慢かも」
杏子「ここまで来たらとことん待ってやるさ」
まどか「あのお店じゃないかな。それっぽい看板も見えるよ」
杏子「おー、待ってました!」
さやか「ここだ。ここ」
ほむら「いかにも老舗って感じがするわ」
マミ「あ、ここ雑誌で見たことあるわよ。つゆが絶品らしいわ」
まどか「ソバのいい匂いもするね」
杏子「もう我慢できない! あたしはいくぞっ!」
さやか「あっ、こら」
ほむら「ホントせっかちなんだから」
杏子「せっかちは悪い事じゃねぇだろ」
さやか「天ソバ1つ!」
まどか「私はとろろそばにしようかなぁ。うずらの卵も乗っけてくれるみたいだし」
さやか「精力をつけて何をするおつもりですかなー? まどかさん」
まどか「なんにもしないよ!」
ほむら「……私も、まどかと同じものにするわ」
マミ「あえての月見ソバにしようかしら」
杏子「あたしは、きつねソバと天ぷらソバだぜ」
さやか「そんなに食べて、お腹壊しても知らないよ」
杏子「大丈夫だって、平気平気」
さやか「いただきまーす」
杏子「むむむっ、うめぇな! 天ぷらもサックサクだぞ!」
まどか「うぇひひっ、おいしいね、ほむらちゃん」
ほむら「ええ。本当に美味しいわ」
さやか「マミさーん、そこの七味取ってください」
マミ「はいはい」
マミ「(あぁ、よく考えてみると、みんなでこうしていられるのって、本当に幸せね)」
まどか「……マミさーん、おソバ、冷めちゃいますよ」
マミ「……ありがと。ちょっと、ぼーっとしてたみたい」
マミ「さて、冷めないうちに食べないとね」
杏子「ごちそうさーん」
まどか「そば、おいしかったねー」
杏子「ああ。そうだな」
ほむら「これからどうするの? 旅館に戻る?」
さやか「いやいや、時間もあるから、観光と洒落込もうかなー、なんて」
さやか「お土産屋も近いし、他にもいろいろあるみたいだからさ」
ほむら「意外と考えてるのね。やるじゃない」
さやか「素直に褒めてくださいってばー、頼むよー」
――土産物屋――
ほむら「温泉街の土産物屋で買うものと言ったら、やっぱり木刀よね」
さやか「修学旅行か!」
まどか「ほむらちゃん……」
さやか「ほほぅ、まどかはたくさん買い込んでますなぁ」
まどか「みんなにお土産買わないとねっ! こっちはママで、あっちの黒くてテカテカしたのが仁美ちゃん」
まどか「喜んでくれるとこっちも嬉しくなるから、ちゃんと選ばないと」
さやか「(パパさんにはしゃもじなのか……。ま、まどからしいっちゃあまどからしいけど……)」
さやか「んー、私も何か買おっかなー」
ほむら「三角ペナントなんてどう?」
さやか「いや、そのセンスは無いわ……」
まどか「いっぱい買っちゃったよ、うぇひひひ。ちょっと重たいなあ」
さやか「まどか、今は発送サービスってのがちゃんとあるんだよ。ほら、あっちのカウンター行ってきなって」
まどか「そうなんだぁ。ありがと、さやかちゃん! 行ってくるね!」
ほむら「……」
さやか「ほむらは何を選んでるのかなー」
ほむら「……キーホルダーよ」
さやか「ふぅ~ん、ほむらって意外とこういうカワイイキーホルダー、好きなんだ」
ほむら「悪い?」
さやか「全然。あたしも好きだから」
ほむら「……そう」
さやか「じゃあ、お揃いの買おうよ」
ほむら「……どうして?」
さやか「深い意味なんてないってば。記念だよ、記念」
ほむら「……」
さやか「後さ、これはあたしの勘だけどさ。アンタ、あたしの事、好きじゃ無かったっしょ」
ほむら「……」
さやか「いや、そこは『大好きだったわ』とか言って欲しいな……なんて」
ほむら「無理な注文ね」
さやか「……傍から見たら、あたしって、ホント考え無しだったもん。無理ないよね」
さやか「残当ってやつですよ」
ほむら「……けど、今は違うわ。それに……ふふ、悪くないわね。あなたと『お揃い』というのも」
さやか「一言多いぞー」
さやか「……そんで、月並みだけど……これからもよろしく」
ほむら「こちらこそ」
まどか「ごめんねー、二人とも遅れちゃったよ」
まどか「……あれ? どうしたの、二人とも何だか嬉しそうだね」
さやか「なんでもないってば」
ほむら「……そうよ。ほら、、向こうで杏子たちも待ってるわ」
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