元スレさやか「いい旅、夢気分」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
1 :
代理
2 :
――マミホーム――
さやか「今日も今日とてマミさーん、来ましたよー」
まどか「うぇひひひ、お邪魔します」
マミ「二人ともいらっしゃい。今お茶でも淹れて来るから向こうで待ってて」
さやか「お、ありがとうございますゥー!」
まどか「外はとっても寒かったんで、嬉しいです。マミさん」
マミ「あらあら。……そうだ。確か、この前買ったクッキーもあるから、一緒に持っていくわね」
さやか「何と! 甘いものまで……。いやー、あたしってば幸せものですな」
マミ「さ、廊下で話してても寒いだけよ。入って、どうぞ」
4 = 2 :
――――・・・
まどか「マミさん、もしかしてですけど……お茶っ葉、変えましたか?」
マミ「よく気付いたわね、鹿目さん。実は偶然いいリーフを見つけてね、ちょっと奮発しちゃったの」
まどか「はぇ、そうなんですかー」
さやか「まどかって意外と鋭いよねー。あたしなんて全然分からなかったよ」
マミ「美樹さんは、『飲めれば何でもいい』って考えの人だったりするのかしら?」
さやか「もぉーっ! マミさん! イジワル言わないで下さいってばー」
マミ「ごめんなさい、冗談よ」
5 :
パンツ履いた
6 = 5 :
そして勢いよく脱いだ
7 = 2 :
まどか「そういえばさやかちゃん、何か私たちに話したい事があるとか言ってなかった?」
さやか「……あ! そうだった!」
マミ「……(話したい事……一体何かしらね)」
さやか「あー、どこやったかなー。確かカバンに入れたはずなんだけど」ガサガサ
まどか「さやかちゃん、カバンの中身は整理した方が良いよ……」
さやか「気が向いたらやるって。……あっ、見つかった」
マミ「よかったわね」
8 :
旅行モノはあんまり見たこと無いな
9 = 2 :
マミ「パンフレット……?」
さやか「そうです。実は懸賞で、その……」
さやか「『温泉旅行』! 当てちゃいました!」
マミ「……!!」
まどか「うそーっ、すごいねさやかちゃん!」
マミ「美樹さん、おめでとう」
さやか「やーやー、それほどでもー」
10 = 2 :
さやか「それで、ここからが本題なんですけど」
さやか「マミさん、まどか……私と一緒に旅行に行きませんか」
まどか「……うーん、ママに聞いてからになると思うけど、たぶん大丈夫」
マミ「誘ってくれて嬉しい、美樹さん。是非ご一緒させてもらうわ」
さやか「やりぃ! 断られたらどうしようかと思ったけど、上手く行ってよかったー」
マミ「でも、美樹さん」
さやか「何ですか?」
11 :
マミさんにこんなイベントが訪れるなんて…何かおかしい
12 = 2 :
マミ「あなたの親御さんの方は大丈夫なの?」
マミ「私がいう事じゃ無いかもしれないけど、本来なら家族で使うべきものでしょう」
さやか「それが、パパもママも忙しくて、実は、友達を誘えって言ったのは二人なんです」
マミ「……そう。それなら、何の問題も無いわね」
まどか「ねぇさやかちゃん、3人で旅行に行くの?」
さやか「パンフには5名様って書いてあるんだけど、もう仁美には断られちゃってるんだよね」
まどか「あ、そうなんだ」
さやか「何でも、昇段審査がどうのこうのって。いやー、お嬢様は大変だなぁ」
まどか「お土産だけでも買って帰ってあげようね」
13 = 2 :
まどか「それなら、杏子ちゃんとほむらちゃんを誘おうよ!」
まどか「付き合いは長くなったけど、まだ一緒に遊びに行ったことはないなー……って」
さやか「んー……ま、いっか。丁度5人になるし」
まどか「やったぁ!」
マミ「美樹さん、その旅行はいつなのかしら」
さやか「えーっと、来週の連休になってます。懸賞の旅行って日時が固定されてるんですよ」
マミ「あら、随分急な」
まどか「ほむらちゃんには私が電話するから、杏子ちゃんの方はさやかちゃん、よろしくね」
さやか「がってんしょうちのすけ!」
14 = 3 :
ほのぼの物は少ないからもっとやれ
15 = 1 :
俺得の予感
16 = 2 :
――――・・・
――マミホーム――
さやか「見事に集まったわね」
杏子「いや、さやかが呼んだんだろ」
ほむら「まどかに呼ばれたとあっては、集まらないわけにはいかないわ」
さやか「そう……」
まどか「旅行のプランの説明だっけ?」
さやか「うん。マミさんが戻ってきたら説明するから」
杏子「まどかー、そのアメちゃん一つくれよ」
まどか「はい、どうぞ」
杏子「サンキュ」
マミ「みんなごめん、お茶入ったから飲んで、どうぞ」
18 = 2 :
さやか「と、いう訳で今週末を利用して、遊びに行くことになったわけなんだけど」
杏子「メシがウマいといいな」
さやか「大丈夫。ぬかりはない」
ほむら「混浴とか……じゃないわよね?」
さやか「当たり前でしょ! それはあたしだってお断り」
ほむら「旅費とかは?」
さやか「えーっと、予算は自由。お小遣いだけもって来てくれたらいいからさ」
まどか「そういえば、温泉旅行としか聞いてないんだけど」
マミ「行き先はどこなのかしら」
さやか「えーと、今回は『ミステリーツアー』って事で」
19 = 2 :
まどか「ミステリーツアー?」
ほむら「9時から11時のお約束よ、まどか」
さやか「それは単なるミステリーだろ! いい加減にしろ!」
ほむら「ジョークよ」
さやか「えっそれは……」
マミ「ミステリーツアーって言うのは、行先不明の旅行ってことね」
杏子「要するに着いてからのお楽しみってワケか」
20 = 3 :
旅行って目的地を決めるのが楽しいんだよなぁ
21 = 2 :
さやか「集合場所は近くの駅。そんで、電車で行くから遅刻厳禁ね」
まどか「はーい」
さやか「杏子、あんたは朝寝坊とかしそうなイメージあるから、特に気を付けてよ」
杏子「ったくよぉ、わかってるって」
マミ「私が起こしに行ってあげるわ」
杏子「うげ! それだけはやだっ!」
マミ「そんな事を言う悪い子には、お仕置きしてあげる……」
杏子「ちょっ! やめロッテ! あたし脇腹弱いんだからさー!」
まどか「てぃひひひひ、わたしも混ぜてよー!」
ほむら「何やってるのあなた達、私も仲間にいれて頂戴」
まどか「え、ほむらちゃん!? どさくさに紛れてどこ触って……ひぁ!」
さやか「……じゃあ、今日の所は解散だから」
さやか「……」
さやか「うりゃーっ! さやかちゃんも加勢するぞーっ!」
22 = 1 :
かわいいなあもう
23 = 2 :
――――・・・旅行当日
ほむら「おはよう」
まどか「おはよーっ」
杏子「意外と遅かったじゃん、ぼんくらー」
ほむら「あなたは意外に早かったわね」ファサァ
杏子「それがさ、マミさん、マジで起こしに来やがったんだ」
マミ「佐倉さんったら、私が来たときには案の定ぐっすり寝てたわ。よだれまでたらしちゃって、うふ」
杏子「あーあーあーあー何も聞こえなーい!」
24 :
>マミ「さ、廊下で話してても寒いだけよ。入って、どうぞ」
あのさぁ・・・
25 = 2 :
マミ「私がほっぺたを突っつくと、くすぐったそうにするのがもう可愛くて」
杏子「それ言うな! もう言うなっての!」
マミ「ふふふふ、はいはい」
まどか「見たかったな、杏子ちゃんの寝顔」
ほむら「あら、可愛らしい(棒読み)」
杏子「うっせーよ! あああああうぜぇうぜぇ!」
ほむら「顔真っ赤にして何言ってるの」
26 = 3 :
いいぞいいぞ
27 = 1 :
頼むから完走してくれよ
この手の良作は途中で消えることが大杉
28 = 2 :
ほむら「それはそうと、美樹さやかは?」
まどか「さやかちゃんならまだだよ」
杏子「アイツ……自分が寝坊してどうすんだ」
さやか「ごっめーん! みんなぁ、遅れちゃったー!」
杏子「あ、来た」
まどか「さやかちゃーん! こっちこっち!」
さやか「ぜぇ……ぜぇ……」
29 :
どこ行くんだろ
30 = 2 :
さやか「まだ、大丈夫……はぁ、だよね?」
マミ「時間はまだあるけど……」
杏子「何だその荷物!?」
さやか「重たい……」
ほむら「ほら、きびきび動く。あと美樹さやか、少し荷物を貸しなさい」
杏子「なんか待ってたら腹へったなぁ。肉まんでも買ってくるか」
まどか「わたしもー」
31 = 2 :
『三番線から~、電車が発車いたします~』
杏子「おい、急ぐぞ!」
まどか「あわわわわわわ!」
さやか「ドアが閉まる! 閉まるって!」
プシューッ
さやか「ふぅ、何とか乗れたね」
マミ「ひぃ……みんな、足早過ぎ……」
32 = 1 :
やっぱりデブさんやでぇ
33 = 2 :
――ボックス席――
さやか「あ、今ちらっと学校が見えた!」
まどか「えー、どこどこ?」
さやか「ほら、あっちの高くて白い……あー、見えなくなった」
ほむら「他の乗客が居ないとはいえ、騒ぐのはみっともないわよ」
マミ「楽しみにしてた旅行よ。騒ぐのも無理ないわ」
ほむら「むぅ。それもそうね」
さやか「だが、この時、私たちは予想だにしていなかった。まさか、あたしたちがあんな事件に巻き込まれるなんて――――」
杏子「やめロッテ」ポカッ
さやか「いて」
35 = 2 :
さやか「しかーし! 杏子の考えは甘いと思うのだー!」
杏子「急にどうしたんだよ……」
さやか「冬、電車、温泉といえばもう、サスペンスだよね! うん!」
杏子「は?」
マミ「普通は、『素敵な旅の思い出』とかじゃないかしら」
まどか「一般的には、そっちですよね」
さやか「もー、マミさんにまどかまで!」
36 = 3 :
サスペンスホラー……やめてくれよ……(絶望)
37 = 5 :
滅茶苦茶千葉ロッテって言いたい
言いたいよぉ!!
38 = 2 :
さやか「そうだ。ババ抜きやらない? あたしトランプ持ってきてるんだ」
まどか「やるやるー」
杏子「ババ抜きか、懐かしいなぁ」
マミ「カード配るわよー」
さやか「ねぇねぇ、ただのババ抜きっていうのもアレだしさ、負けたら罰ゲームって言うのはどう?」
ほむら「また下らない事を……」
杏子「あたしはそれでもいいぞ。負けねーし」
さやか「むっふっふ、その強気な面を絶望に歪ませてくれるわ!」
まどか「さやかちゃんがおかしい……」
39 = 5 :
なにマミさん平然と参加してんの
ババ抜きなんだから辞退しなきゃ
40 = 1 :
>>39
屋上
41 = 2 :
ほむら「……はい、2が揃ったわ。アガリね」ファサァ
まどか「ほむらちゃんもうアガリ? 強いね」
さやか「(右引け……右を引くんだマミさん!)」
マミ「よし、私もアガリよ」
さやか「うがああああああああ!」
杏子「次はあたしの番か。……っと、ちっ、まだアガレないねぇ」
まどか「うぇひひひ。残念、わたしもまだっぽいや」
42 = 3 :
順調に旅行やってるな
羨ましいな
43 :
1位はビリに命令出来るんだよな?
44 = 2 :
さやか「よしっ、これでアガリだあああああああ! ああああああああああああ!」
まどか「アガれなかったんだ……」
杏子「くっそ! まだアガれないってどういうことだよオイ!」
ほむら「カードに嫌われてるのね」
杏子「その口だけでにやりと上げるのやめろっつの! なんか腹立つ!」
まどか「やったー! 私も抜けるよ!」
さやか「あああああああ↑ああああああああああ!」
まどか「さやかちゃん! 病室に戻ろう!」
45 = 2 :
さやか「ま、何にせよ……」
杏子「一騎打ちってワケか」
さやか「よーし、まずはこれ引いて……またペアが揃わなーい!」
さやか「 ババめ! 出て行けよぉぉぉおお! さやかちゃんショック!」
ほむら「(いや、ババがあるって口に出したらダメでしょ……)」
杏子「そしてあたしのターン! ぃよしっ! アガリー!」
さやか「え、何それは……」
マミ「罰ゲームは美樹さんね。はい、この箱から一枚紙引いて?」
ほむら「(あの箱、いつ用意したんだろう……?)」
さやか「精神の新陳代謝、性欲とは神が与えし大罪。逃れられぬカルマ……」ブツブツ
まどか「あぁっ! さやかちゃんの精神がボロボロだよぉ!」
46 :
排泄行為に過ぎない支援
47 = 2 :
さやか「嘘ぉ!? キュゥべぇに告白?」
杏子「うげ、誰が得するんだよ……」
マミ「でも、キュゥべぇったら、仕事がなんちゃらって言ったきり帰って来てないわ」
まどか「そうなんですか?」
ほむら「ノルマでも溜まってるんじゃない?」
まどか「うぇひっ、仕事に追われるキュゥべぇなんてイメージできないよ」
さやか「それじゃあ、さやかちゃんの告白タイムはまたの機会に……」
杏子「しょうがないなぁ」
マミ「けど、何も無いってのも寂しいわねぇ」
さやか「マミさん、笑顔が黒いですよ……」
48 = 1 :
マジで誰が得するんだ……
49 = 3 :
もう俺にコクれよ
50 :
あのさぁ…
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