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元スレさやか「いい旅、夢気分」
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杏子「♪~♪~」
マミ「佐倉さん、それ全部買うつもり?」
杏子「うん。どれもこれも美味しそうで結構迷うんだよなぁ」
マミ「これ全部、一人で食べるつもり?」
杏子「なワケねぇだろ。欲しいなら、その、分けてやる」
マミ「……そう」
杏子「あ、何笑ってんだ!」
マミ「笑ってないわよ……ふふっ」
杏子「いーやっ、絶対笑ってるって!」
マミ「(佐倉さんが、一緒にいる)」
マミ「(私と袂を分かった時には、到底考えられなかった)」
マミ「(まさか、こんな日が来るなんて)」
杏子「さっきから笑いやがって、ったく。もうお菓子分けてやらねーぞ」
マミ「そんなご無体なー」
杏子「おい、棒読みじゃん」
マミ「……」
マミ「ほらほら、しっかり持たないとお土産落としちゃうわよ」
杏子「お、すまねぇ」
――――・・・
杏子「饅頭うめー」
さやか「食べるの早過ぎィ!」
杏子「うめぇんだからしょうがないじゃん。一つ食うかい?」
さやか「ん。ちょーだい」
杏子「ほむらも食うかー?」
ほむら「いや、私はいいわ。お腹一杯だから」
まどか「あれ、足湯じゃない?」
マミ「暖まっていく?」
まどか「はい。そうしたいです」
まどか「わぁ、貸切だ」
ほむら「足からじんわりと暖まるわね。気持ちいい」
杏子「なー、このお湯に卵入れとけば温泉卵になるのかー?」
ほむら「理論上はそうかもしれないけど……」
まどか「……どうだろうね」
さやか「何でも良いけど、宿で試すのだけはやめてよね」
杏子「!!」ギクッ
さやか「(試すつもりだったのか……)」
マミ「へぇ、そうなんだ……」
まどか「マミさん、何読んでるんですか?」
マミ「この足湯の効能よ。肌のハリとツヤを保つ効果があるそうだわ」
杏子「腹は太らないのか、残念だよ」
まどか「むしろそんな効能があったら恐ろしいんだけど……」
さやか「今のあたしたちには関係のない話だって。まだ中学生だし」
ほむら「……そうやってまだ高校生、まだ大学生、まだ20代……ふと気づいたら暖炉のそばで編み物をしているのよ」
さやか「やめて! 怖すぎるからやめて!」
――――・・・
まどか「お散歩するだけでも楽しいね」
ほむら「……ええ、そうね」
杏子「甘栗うめーなおい」
まどか「何だかわたしも甘栗食べたくなってきたな。買っとけばよかったよぉ……」
杏子「時すでに遅しってか。一個やるよ」
まどか「ありがと、杏子ちゃんは優しいね」
杏子「栗一個でそこまで言うか。……ホント、調子狂うよなぁ」
――旅館【しゃるろって】 【ちぃずの間】――
マミ「やっぱり、冬と言えば暖かいお茶よねぇ」
まどか「ですねー。お茶菓子が怖いです」
さやか「でもさ、雪、強くなってきてない?」
ほむら「これは外に出るのは難しいわね」
まどか「楽しみにしてたのに……」
杏子「明日の夜は晴れらしいぞー。天気予報で言ってた」
まどか「……ほんと!? やったぁ」
マミ「鹿目さん、良かったわね」
まどか「はいっ!」
さやか「まどかが元気出したところで、お風呂いこっか」
――女湯――
さやか「うわー、広いなぁ」
マミ「美樹さん、響くから静かにしなさい」
まどか「誰も居なくて良かったですね」
杏子「突撃だー!」
さやか「前を隠せ――――ッ! 恥じらいってもんはないのか!?」
杏子「はぁ? そんくらいあるに決まってるだろ」
さやか「説得力の欠けらも無いお言葉をどうも」
杏子「くっそー、そんなに見たけりゃ見せてやるよ! あたしだって……マンガで読んだことくらいあるんだぞ!」
杏子「って……わっ! あー……痛てて。転んじまった」
まどか「大丈夫? 怪我とか無い?」
杏子「おお……ってお前ら見てんじゃねーよ」
ほむら「しなを作るのが予想以上にあざとい、893点」
マミ「タオルからちらちら見えるいろんな部分が綺麗な色をしていた、114514点」
さやか「……採 点 不 可 能」
杏子「わざとじゃないっつーの! 勝手に採点すんな!」
さやか「あっ、お湯かけたな! こいつー!」
マミ「あらら、始まっちゃった」
まどか「二人一緒だとすぐこうなりますよね」
マミ「もう止める気も失せるわよ」
ほむら「(分かってはいたことだけど……)」
ほむら「(どうして私、私だけが絶壁なの)」
杏子「ほむらー、一人で考え込んでどうしたんだ」
ほむら「あ、いや、いい気持ちね」
杏子「あんまりつかり過ぎてのぼせんなよなー」
ほむら「分かっているわ」
ほむら「(杏子も無い方とは言え、私よりはある)」
まどか「わあああああっ! さやかちゃんくすぐったいよー!」
さやか「おおおおぉぉぉーっ! 待てえええ!」
ほむら「(まどかは年相応には発達しているわ、うん)」
さやか「まどかー、その白きヴェールに包まれた、宝石のような肢体をあたしの前に開放するのだー!」
ほむら「(美樹さやかは同じ学年とは思えない体つき……はっきりいって羨ましい)」
マミ「こらっ。二人ともそんなにはしゃがないの!」
ほむら「(……同じステージには立てないわね)」ペタペタ
ほむら「(大丈夫よ私! まだまだこれから!)」
ほむら「(……だといいな)」
――――・・・
さやか「うひゃっ! さむむむむむっ!」
ほむら「お風呂までが意外と遠いわね……」
さやか「まあ、こんなもんだって。急げ急げー!」
ほむら「あんまり走ると転ぶわよ。寒いけど慎重に、慎重に……」
さやか「無理無理無理無理、あああああ、寒いさm――――」
まどか「さやかちゃん!」
さやか「……え?」ツルッ
ほむら「……ほら、言ったじゃないの。走ると転ぶわよ、って」
ほむら「私が抱きとめなかったら、危なかったわね」
さやか「……ありがと」
さやか「でも、後ろから抱きとめられたのに、なんというか、やわらかい感触がしなかった……」
ほむら「……言ってはならないことを言ってしまったわね」
さやか「だーいじょうぶだって。そのちっぱいもいつかぜっtいたたたたたたたた!」
ほむら「本当に、あなたは……!!」
さやか「ほっぺちゅへらふぁいふぇえええええ(ほっぺつねらないでえええええ!)」
さやか「『A』か? これが『A』なのかー?」
ほむら「……」プチッ
さやか「ぐっ、極まってる……げぇ」
まどか「さやかちゃんの顔が真っ青に!」
ほむら「これが、全部これが悪いのよ!」バインバイン
さやか「……」グッタリ
まどか「ダメだって! おっぱいパンチはやめてー!」
マミ「いい景色ね」
杏子「あったけー」
まどか「うん。来てよかったなあ」
杏子「うー、そろそろほてってきたか。髪洗って出るわ」
杏子「いーち、にー、さーん」
まどか「杏子ちゃんって、10秒数えるんだね」
杏子「ああ。昔からの癖だからな」
杏子「きゅーう、じゅう、っと。じゃあ、お先ー」
まどか「あっ、私も行くよ!」
まどか「いーち、にー」
さやか「まどかもまだやってるんだ……」
――――・・・
さやか「みんなって、どんなシャンプー使ってるの?」
まどか「えーっとね、確か、CMでやってたぶん」
さやか「あーアレか。評判いいよね」
ほむら「私は違うのを使っているわ。まどかのはどうも私の髪に合わなかったみたい」
杏子「シャンプーなんてどれ使っても一緒だろ」
マミ「それがね、結構違うのよ。自分の髪質に合ったものを探してみるといいわ」
さやか「そうだ。今度一緒に見に行こうよ」
マミ「私も付き合うわ」
杏子「……勝手にしろよな」
――大広間――
杏子「ここで食うのかー」
ほむら「いぐさの香りがなんとも言えないわ」
まどか「うわぁ、すごいごちそう!」
ほむら「和食メインなのね。私の好みだわ」
杏子「ウマそうだなおい!」
まどか「でも、真ん中の火にかけられてる壺って何だろう」
マミ「これはチーズフォンデュね。名前くらいは聞いたことあるでしょう」
まどか「はい。初めて生で見ました」
ほむら「(和食にチーズフォンデュ……)」
ほむら「いただきます」
まどか「さっそく、チーズフォンデュを食べてみよっかなぁ」
杏子「この野菜をつけて食べるのか。いただきまーす!」
マミ「待って! 白ワインが使われているから、いっぱい食べると酔っぱらう事もあるわよ」
まどか「えっ?」ピタッ
杏子「あん?」ガツガツガツガツ
マミ「佐倉さん……」
さやか「欲望に忠実なヤツ……」
マミ「この鰤の焼き物、とっても美味しいわ。何か美味しく作るコツでもあるのかしら」
さやか「普通のお吸い物かと思ったら全然そんなことなかった」
まどか「このお刺身もとろとろでおいしいよ」
ほむら「茶わん蒸しも絶品ね」
杏子「……あれ? う~ん、ちょっぴりふらふらする……」
さやか「言わんこっちゃない」
マミ「酔っぱらっちゃったのね」
杏子「体が熱いぞ……」
さやか「ここで脱ぐな――――っ!」
――【ちぃずの間】――
ほむら「杏子ちゃん、はい、お水」
杏子「ぷはーっ、一気にラクになったな」
マミ「だからあれほど言ったのに」
杏子「わりーわりー」
さやか「まだ寝るには早いぞー」
ほむら「そういえば、フロントで卓球の道具が借りられるらしいわよ」
さやか「いいね。卓球で勝負よ!」
マミ「それはいいわね。私も乗ったわ」
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