私的良スレ書庫
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恭介復学から数日後
夜
上条宅
恭介「~♪」(ヴァイオリン練習中)
恭介「…ふう。今日の練習はこれくらいにしておこうかな」
恭介「左手…」ジー
恭介「本当に治ったんだ…!」サスサス
恭介「これからもっと練習して、ブランクを早く取り戻さないと!」
コンコン
恭介「ん?」
夜
上条宅
恭介「~♪」(ヴァイオリン練習中)
恭介「…ふう。今日の練習はこれくらいにしておこうかな」
恭介「左手…」ジー
恭介「本当に治ったんだ…!」サスサス
恭介「これからもっと練習して、ブランクを早く取り戻さないと!」
コンコン
恭介「ん?」
コンコン
恭介「窓?」
恭介(なんだろう。虫か何かでも当たっているのかな…?)
恭介「ま、まさか泥棒とかじゃないよな…?」
恭介「それにこの部屋は2階だし…」
「…けて……」コンコン
恭介「人の声…?」
「あけ………うす…」コンコンコン
恭介「うわ!だ、誰だ!?」ガタンッ
恭介(カーテンで誰かは見えないけれど…人影が…!)
「ねえ」コンコン
恭介(家族が全員1階で寝ているはず。大声をあげて…!)
「開けてよ。恭介…」
恭介「!」
恭介「窓?」
恭介(なんだろう。虫か何かでも当たっているのかな…?)
恭介「ま、まさか泥棒とかじゃないよな…?」
恭介「それにこの部屋は2階だし…」
「…けて……」コンコン
恭介「人の声…?」
「あけ………うす…」コンコンコン
恭介「うわ!だ、誰だ!?」ガタンッ
恭介(カーテンで誰かは見えないけれど…人影が…!)
「ねえ」コンコン
恭介(家族が全員1階で寝ているはず。大声をあげて…!)
「開けてよ。恭介…」
恭介「!」
恭介「この声!まさか、さやか!?」ガラッ
さやか(魔法少女姿)「ああ、良かった。開けてくれてありがとう、恭介」
恭介「さやか…?その格好は…」
さやか「えへへへ。ねえ、入ってもいいかな?…靴は脱ぐね」
恭介「あ、ああ…」
さやか(魔法少女姿)「ああ、良かった。開けてくれてありがとう、恭介」
恭介「さやか…?その格好は…」
さやか「えへへへ。ねえ、入ってもいいかな?…靴は脱ぐね」
恭介「あ、ああ…」
さやか「えへへ。おじゃまします…」
恭介「いらっしゃい。ところで、どうしたんだい?さやか。こんな夜更けにやって来るなんて。
それに、ここは2階だよ?どうやってベランダまで登ってきたんだ?第一、その格好は一体…」
さやか「ちょっと待ってよ、もう。そんなに一遍に質問されなくても、答えるから」
恭介「…あ、ああ。すまない」
さやか「まったく。急かす男子は女の子にもてないぞ?」
恭介「なんだよそれ…」
さやか「あは。先輩の受け売り」
恭介「…ふふっ」
さやか「アハハハハハハ」
恭介「いらっしゃい。ところで、どうしたんだい?さやか。こんな夜更けにやって来るなんて。
それに、ここは2階だよ?どうやってベランダまで登ってきたんだ?第一、その格好は一体…」
さやか「ちょっと待ってよ、もう。そんなに一遍に質問されなくても、答えるから」
恭介「…あ、ああ。すまない」
さやか「まったく。急かす男子は女の子にもてないぞ?」
恭介「なんだよそれ…」
さやか「あは。先輩の受け売り」
恭介「…ふふっ」
さやか「アハハハハハハ」
恭介(こうして何のわだかまりも無くさやかと話せるのも、腕が治ったお陰なんだろうか…)
恭介「そういえば、僕が復学してから、こうしてちゃんと話をするのは初めてだったっけ?」
さやか「そうだよ!恭介ったら、中沢とか、クラスの男連中とばっか話して、こんなに可愛い幼馴染の事、無視してくれちゃって!」
恭介「ごめんごめん。さやかはよくお見舞いに来てくれてたけど、みんなとは随分久しぶりだから…」
さやか「なにさ!じゃあ私もお見舞いに行かなかったら良かったっての!?」
恭介「とんでもない!僕が入院中、どれだけ君の元気に救われてきた事か!」
さやか「…!」
恭介「けれど、他の友達の事だって大事だしね?さやかは病院でも良く会っていたから、確かに優先順位を下げていたのかもしれない。
すまなかったね。決して無視していたとか、そういう訳じゃないんだ」
さやか「ん…」
恭介「でも、これからはいくらでも時間があるんだし。また今までどおり、よろしく頼むよ」
恭介「そういえば、僕が復学してから、こうしてちゃんと話をするのは初めてだったっけ?」
さやか「そうだよ!恭介ったら、中沢とか、クラスの男連中とばっか話して、こんなに可愛い幼馴染の事、無視してくれちゃって!」
恭介「ごめんごめん。さやかはよくお見舞いに来てくれてたけど、みんなとは随分久しぶりだから…」
さやか「なにさ!じゃあ私もお見舞いに行かなかったら良かったっての!?」
恭介「とんでもない!僕が入院中、どれだけ君の元気に救われてきた事か!」
さやか「…!」
恭介「けれど、他の友達の事だって大事だしね?さやかは病院でも良く会っていたから、確かに優先順位を下げていたのかもしれない。
すまなかったね。決して無視していたとか、そういう訳じゃないんだ」
さやか「ん…」
恭介「でも、これからはいくらでも時間があるんだし。また今までどおり、よろしく頼むよ」
さやか「……もう遅いんだけどね……」ボソ
恭介「ん?」
さやか「…」
恭介「…で、どうしたんだい?こんな夜更けに…」
さやか「…その前に、他の質問から答えるのでもいいかな?」
恭介「?別にいいけど…」
さやか「じゃあ、この格好の事と、なんで2階のベランダに登れたのかって事の答えから」
恭介「うん」
さやか「実はさ…」
さやか「私ね、魔法少女になっちゃったんだ」
恭介「ん?」
さやか「…」
恭介「…で、どうしたんだい?こんな夜更けに…」
さやか「…その前に、他の質問から答えるのでもいいかな?」
恭介「?別にいいけど…」
さやか「じゃあ、この格好の事と、なんで2階のベランダに登れたのかって事の答えから」
恭介「うん」
さやか「実はさ…」
さやか「私ね、魔法少女になっちゃったんだ」
恭介「は?」
さやか「聞こえなかった?じゃあもう一回言うね。私、魔法少女になったの。だから、2階のベランダくらい、ジャンプでポーンって、ひとっ跳び」
恭介「…ふざけているのかい?ははは。衣装まで作って、手の込んだ悪戯だね…」
さやか「ううん。ふざけてなんかいないよ?これは本当の事」
恭介「…魔法少女って、あのテレビでやってる小さい女の子用アニメの?」
さやか「まあ、現実はもうちょっとシビアなもんだけどね。命がけだし」
恭介「…いやいや。そんな馬鹿な。さやかはちょっと疲れているのかな?今日のところは…」
さやか「…」スッ
恭介(何も無いところから剣が!?)
さやか「…」ブンッ
恭介「うわ!」
チッ
恭介(左手に掠った…)
恭介「…」
恭介「…血だ……」
さやか「聞こえなかった?じゃあもう一回言うね。私、魔法少女になったの。だから、2階のベランダくらい、ジャンプでポーンって、ひとっ跳び」
恭介「…ふざけているのかい?ははは。衣装まで作って、手の込んだ悪戯だね…」
さやか「ううん。ふざけてなんかいないよ?これは本当の事」
恭介「…魔法少女って、あのテレビでやってる小さい女の子用アニメの?」
さやか「まあ、現実はもうちょっとシビアなもんだけどね。命がけだし」
恭介「…いやいや。そんな馬鹿な。さやかはちょっと疲れているのかな?今日のところは…」
さやか「…」スッ
恭介(何も無いところから剣が!?)
さやか「…」ブンッ
恭介「うわ!」
チッ
恭介(左手に掠った…)
恭介「…」
恭介「…血だ……」
さやか「…信じた?」
恭介「…!な、なにするんだよさやか!?危ないじゃないか!」
さやか「…信じたよね?」ズイ
恭介「あ。ああ…信じたよ」コクリ
さやか「ごめんね。こうすんのが信じて貰うには一番手っ取り早いって思ったから」
恭介「それにしてもやり方ってものが…」
さやか「左手…血が付いちゃったね?」スッ
言って恭介の左手を取るさやか
さやか「血、もったいないな…チロ…」
恭介「…!?」ゾワッ
恭介「…!な、なにするんだよさやか!?危ないじゃないか!」
さやか「…信じたよね?」ズイ
恭介「あ。ああ…信じたよ」コクリ
さやか「ごめんね。こうすんのが信じて貰うには一番手っ取り早いって思ったから」
恭介「それにしてもやり方ってものが…」
さやか「左手…血が付いちゃったね?」スッ
言って恭介の左手を取るさやか
さやか「血、もったいないな…チロ…」
恭介「…!?」ゾワッ
恭介「ちょ、さやか!?」
さやか「んぅ…チロ…チロ…」
恭介(さ、さやかが僕の左手の血を舐めている…!?)
恭介「な、何してるんだよ、さやか…」
さやか「んぐ。チュパ…ジュル…」
恭介(熱くてぬるぬるして、変な感触…って、や、止めさせないと!)
恭介「離してよ、さやか!」
さやか「…」チラリ
さやか「……んあーーーー…レロォー」
恭介「ひゃっ!?」ゾワゾワ
さやか「クスクス…」
恭介(なんなんだよいったい!!)
さやか「んぅ…チロ…チロ…」
恭介(さ、さやかが僕の左手の血を舐めている…!?)
恭介「な、何してるんだよ、さやか…」
さやか「んぐ。チュパ…ジュル…」
恭介(熱くてぬるぬるして、変な感触…って、や、止めさせないと!)
恭介「離してよ、さやか!」
さやか「…」チラリ
さやか「……んあーーーー…レロォー」
恭介「ひゃっ!?」ゾワゾワ
さやか「クスクス…」
恭介(なんなんだよいったい!!)
さやか「チュパチュパ」
恭介(なんか変な気分だ…)
恭介「さやかぁ…」
さやか「…ふう。綺麗になった。何?」
恭介「あ…」
さやか「何?まだして欲しい?」クスクス
恭介「い、いや!そういうんじゃなくて!」
恭介(なんか変な気分だ…)
恭介「さやかぁ…」
さやか「…ふう。綺麗になった。何?」
恭介「あ…」
さやか「何?まだして欲しい?」クスクス
恭介「い、いや!そういうんじゃなくて!」
さやか「…左手の怪我さ、治って良かったね?」
恭介「あ…う、うん」
さやか「お医者さんには、絶望的って言われてたのに」
恭介「本当に、突然治ってしまったよね。…ねえ、さやか?」
さやか「ん?」
恭介「いつだったか、君が言ってたよね?奇跡も魔法もあるって…」
さやか「…」
恭介「あの時は何を馬鹿な事をって思っていたけれど…こうして僕の腕は奇跡的に治り、君が魔法使いになって…本当に君の言うとおりになったんだね」
さやか「…」
恭介「あの時は、色々とごめんね…気が動転していて」
さやか「…いいんだよ。もう、いいんだ…」
恭介「あ…う、うん」
さやか「お医者さんには、絶望的って言われてたのに」
恭介「本当に、突然治ってしまったよね。…ねえ、さやか?」
さやか「ん?」
恭介「いつだったか、君が言ってたよね?奇跡も魔法もあるって…」
さやか「…」
恭介「あの時は何を馬鹿な事をって思っていたけれど…こうして僕の腕は奇跡的に治り、君が魔法使いになって…本当に君の言うとおりになったんだね」
さやか「…」
恭介「あの時は、色々とごめんね…気が動転していて」
さやか「…いいんだよ。もう、いいんだ…」
さやか「ねえ、恭介…」
さやか「その左腕も、私が治したんだって言ったら、信じる?」
恭介「え?」
さやか「魔法少女はね。なる条件として、代わりに一つだけ、何でも願いを叶えられるんだ」
恭介「…」
さやか「だから、私は恭介の腕の怪我の回復を願った」
恭介「…」
さやか「いやぁ、『左腕を治して』って願ったら、本当に左腕だけ治っちゃって、流石においおいそりゃ無いぜ!って思ったけどさ!アハハハ!」
恭介「さやか…」
さやか「…ねえ、本当だと思う?…こんな馬鹿みたいな話…信じられる?」
恭介「…いや、信じるよ。急に僕の腕が治った理由。何も無いところから急に奇跡が起こっただなんて言われるより、ずっと納得がいった」
さやか「ありがとう」
恭介「こちらこそ、ありがとうさやか。僕の腕を治してくれて…」
さやか「その左腕も、私が治したんだって言ったら、信じる?」
恭介「え?」
さやか「魔法少女はね。なる条件として、代わりに一つだけ、何でも願いを叶えられるんだ」
恭介「…」
さやか「だから、私は恭介の腕の怪我の回復を願った」
恭介「…」
さやか「いやぁ、『左腕を治して』って願ったら、本当に左腕だけ治っちゃって、流石においおいそりゃ無いぜ!って思ったけどさ!アハハハ!」
恭介「さやか…」
さやか「…ねえ、本当だと思う?…こんな馬鹿みたいな話…信じられる?」
恭介「…いや、信じるよ。急に僕の腕が治った理由。何も無いところから急に奇跡が起こっただなんて言われるより、ずっと納得がいった」
さやか「ありがとう」
恭介「こちらこそ、ありがとうさやか。僕の腕を治してくれて…」
さやか「…お礼は言わなくていいよ」
恭介「そんな訳にはいかないよ。さやかだって知っているだろう?ヴァイオリンは僕にとって人生そのものだったんだ」
さやか「…私は恭介の左手を治したけどさ?それは、私自身のためでもあったの。魔法少女になってやりたい事もあったし…
だから、怪我が治ったのは、私がそうしたいからそうしたってだけ。恭介が感謝する必要はない」
恭介「なら、なおさらお礼を言わなくちゃ。そこまで僕のヴァイオリンを好きでいてくれてありがとう。さやかは僕にとって最高の親友だよ」
恭介「そんな訳にはいかないよ。さやかだって知っているだろう?ヴァイオリンは僕にとって人生そのものだったんだ」
さやか「…私は恭介の左手を治したけどさ?それは、私自身のためでもあったの。魔法少女になってやりたい事もあったし…
だから、怪我が治ったのは、私がそうしたいからそうしたってだけ。恭介が感謝する必要はない」
恭介「なら、なおさらお礼を言わなくちゃ。そこまで僕のヴァイオリンを好きでいてくれてありがとう。さやかは僕にとって最高の親友だよ」
さやか「クス」
恭介「…さやか?」
さやか「クスクス…やっぱり…」ボソッ
恭介「ど、どうしたんだい…?」
さやか「クスクスクス。本当にお礼は言わなくていいのに」
恭介「くどいよ?さやか…だから…」
さやか「だって、ねえ?恭介」
さやか「クスクスクス…」
さやか「クスクスクスクスクス…」
さやか「クスクスクスクスクスクスクス…」
恭介「さや、か…?」
さやか「私は確かに恭介の左手を治したけど…」
さやか「同時に呪いにもかけたんだから…」
恭介「え?」
さやか「私は確かに恭介の左手を治したけど…」
さやか「同時に呪いにもかけたんだから…」
恭介「え?」
恭介「…さやか、それはいったいどういう意味だい…?」
さやか「さっき説明したよね?私の願い事は、『恭介の左腕が治して』だったって」
恭介「あ、ああ…」
さやか「おかげで恭介の左腕はすぐに治った。ここまではいいよね?」
恭介「あ、ああ…」
さやか「けどさ、私は、その願いに条件を付けたんだ」
恭介「条件…?」
さやか「一日一回、恭介は私の身体に触れないといけないの。
朝、日が昇ってから、日が沈んで…また夜が明けて太陽が昇るまでの時間に、恭介が私の身体に触れなくてはいけない。
もしこの約束が果たされる事がなかったら…」
さやか「恭介の左腕は、また動かなくなって、もう二度と動く事は無い」
恭介「!?」
さやか「さっき説明したよね?私の願い事は、『恭介の左腕が治して』だったって」
恭介「あ、ああ…」
さやか「おかげで恭介の左腕はすぐに治った。ここまではいいよね?」
恭介「あ、ああ…」
さやか「けどさ、私は、その願いに条件を付けたんだ」
恭介「条件…?」
さやか「一日一回、恭介は私の身体に触れないといけないの。
朝、日が昇ってから、日が沈んで…また夜が明けて太陽が昇るまでの時間に、恭介が私の身体に触れなくてはいけない。
もしこの約束が果たされる事がなかったら…」
さやか「恭介の左腕は、また動かなくなって、もう二度と動く事は無い」
恭介「!?」
恭介「え…でも、今までは…」
さやか「退院後すぐはバタバタしてて、会えない日も出てくると思ってたんだ。私も魔法少女に成り立てで、余裕なんて無いかもしれないし」
さやか「だから、呪いの発動条件も指定した。私が恭介の血を口にした瞬間から、発動するように」
恭介「!じゃあ、さっきのは…」
さやか「これからは、毎晩来るからさ。私に触って…?恭介……クスクス」
恭介「な、なんだってこんな事を…」
さやか「だって、好きだったんだもん」
恭介「!?」
さやか「退院後すぐはバタバタしてて、会えない日も出てくると思ってたんだ。私も魔法少女に成り立てで、余裕なんて無いかもしれないし」
さやか「だから、呪いの発動条件も指定した。私が恭介の血を口にした瞬間から、発動するように」
恭介「!じゃあ、さっきのは…」
さやか「これからは、毎晩来るからさ。私に触って…?恭介……クスクス」
恭介「な、なんだってこんな事を…」
さやか「だって、好きだったんだもん」
恭介「!?」
恭介「そんな、なら、そう言ってくれれば、こんな、呪いなんてかけられなくても…!」
さやか「そうなの?恭介も私の事、好きだったの?」
恭介「いや、好きとか嫌いとかじゃなくて…!さやかは大切な幼馴染で、僕の事をそんな風に見てくれていただなんて考えた事も無くて…」
さやか「つまり、私の事女の子として見た事がなかった?」
恭介「…いや!そのっ!」
さやか「…なら、やっぱり正解だったかな」
さやか「ねえ、恭介?ちょっと不自然な形かもしれないけど、これでアンタは私の事をもう手放せない」
さやか「あとは、ゆっくりと私の魅力に気付いていってくれればいいから…」
恭介「な、なんだよそれ」
さやか「じゃあ、記念すべき一日目は、どこに触れてもらおうかな…」
恭介「…」
さやか「そうなの?恭介も私の事、好きだったの?」
恭介「いや、好きとか嫌いとかじゃなくて…!さやかは大切な幼馴染で、僕の事をそんな風に見てくれていただなんて考えた事も無くて…」
さやか「つまり、私の事女の子として見た事がなかった?」
恭介「…いや!そのっ!」
さやか「…なら、やっぱり正解だったかな」
さやか「ねえ、恭介?ちょっと不自然な形かもしれないけど、これでアンタは私の事をもう手放せない」
さやか「あとは、ゆっくりと私の魅力に気付いていってくれればいいから…」
恭介「な、なんだよそれ」
さやか「じゃあ、記念すべき一日目は、どこに触れてもらおうかな…」
恭介「…」
さやか「…ねえ恭介。頭、撫でて?」
恭介「え?」
さやか「…頭撫でてくれたら、それでいいよ。出来たら撫でながら、『頑張ったね』って…」
恭介「…さやか?」
さやか「…今日もね?私、魔女と戦ってきたんだよ?一人ぼっちで、傷だらけになりながら、剣を振り回して」
恭介「魔女…?」
さやか「凄く怖かった…」
さやか「凄く怖かったんだよ!!?」
さやか「けど、街のみんなを守るためには、戦うしかなくて…」
さやか「うぅ…グスッ」
恭介「え?」
さやか「…頭撫でてくれたら、それでいいよ。出来たら撫でながら、『頑張ったね』って…」
恭介「…さやか?」
さやか「…今日もね?私、魔女と戦ってきたんだよ?一人ぼっちで、傷だらけになりながら、剣を振り回して」
恭介「魔女…?」
さやか「凄く怖かった…」
さやか「凄く怖かったんだよ!!?」
さやか「けど、街のみんなを守るためには、戦うしかなくて…」
さやか「うぅ…グスッ」
恭介「…わかったよ、さやか。頭を撫でればいいんだよね?」
さやか「…」コクリ
さやか「お願い」
恭介「…」ナデナデ
さやか「…えへへ」
恭介(このさやかの不安定さは、一体なんなんだ?)
さやか「…」ジワ…
恭介「…頑張ったね、さやか。僕たちを守ってくれてありがとう。傷だらけになりながら戦ってくれてありがとう」ナデナデ
さやか「うん…グスッ」
さやか「…」コクリ
さやか「お願い」
恭介「…」ナデナデ
さやか「…えへへ」
恭介(このさやかの不安定さは、一体なんなんだ?)
さやか「…」ジワ…
恭介「…頑張ったね、さやか。僕たちを守ってくれてありがとう。傷だらけになりながら戦ってくれてありがとう」ナデナデ
さやか「うん…グスッ」
恭介「…僕の腕を治してくれて、ありがとう」ナデナデ
さやか「…ヒグッ…」
恭介(さやか…君に何があったんだ…?)
さやか「うう…」ガタガタ
恭介(今の僕には、何もわからないけれど…)
さやか「…ううううう…」ガタガタガタ
恭介(こんなに震えている君を、放って置けるわけ無いじゃないか…)
さやか「うーーーーっ!!」ガタガタガタ
恭介「…いつも傍で笑っていてくれてありがとう…僕に元気を分けてくれて、ありがとう」ナデナデ
さやか「うわぁああああああん!!」ギュッ
さやか「…ヒグッ…」
恭介(さやか…君に何があったんだ…?)
さやか「うう…」ガタガタ
恭介(今の僕には、何もわからないけれど…)
さやか「…ううううう…」ガタガタガタ
恭介(こんなに震えている君を、放って置けるわけ無いじゃないか…)
さやか「うーーーーっ!!」ガタガタガタ
恭介「…いつも傍で笑っていてくれてありがとう…僕に元気を分けてくれて、ありがとう」ナデナデ
さやか「うわぁああああああん!!」ギュッ
さやか「…」
恭介「夜明けだ」
さやか「…じゃあ、私は行くね」
恭介「…ああ」
さやか「次は学校でね」
恭介「…ああ」
さやか「…ありがとう、恭介」
恭介「…どういたしまして……」
さやか「…」フワッ
恭介「!!」
恭介「…行ってしまった。躊躇無く二階から飛び降りるなんて」
恭介「さやか、君は一体…」
恭介「…」
恭介「…!?」
恭介「さっきさやかに付けられた傷が…治ってる…?」
朝
通学路
恭介「…」スタスタ
タタタタ
ドン!
恭介「うわ!?」
さやか「へっへーん、隙だらけだぞ恭介ー」
恭介「さやかか…」
さやか「おはよ!」
恭介「…ああ。おはよう」
さやか「なんだー?元気ないぞー?恭介ー!」
恭介「さやか、君は…「待ってー!」」
まどか「はあはあ。もう!いきなり走り出すなんて酷いよさやかちゃん!…あ、おはよう、上条君!」
仁美「おはようございます」
さやか「二人とも遅いぞー?」
通学路
恭介「…」スタスタ
タタタタ
ドン!
恭介「うわ!?」
さやか「へっへーん、隙だらけだぞ恭介ー」
恭介「さやかか…」
さやか「おはよ!」
恭介「…ああ。おはよう」
さやか「なんだー?元気ないぞー?恭介ー!」
恭介「さやか、君は…「待ってー!」」
まどか「はあはあ。もう!いきなり走り出すなんて酷いよさやかちゃん!…あ、おはよう、上条君!」
仁美「おはようございます」
さやか「二人とも遅いぞー?」
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