私的良スレ書庫
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元スレほむら「最近物忘れがひどいの」
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◆◇◆◇
―― 巴マミの部屋 ――
マミ「佐倉さんは昔から結構忘れ物が多かったような気がするけれど」
ほむら「ここのとこ異常よ」
マミ「そんなに?」
ほむら「ミルクをレンジで温めたことを忘れて、
暖めなおすという行動を3回連続でやっていたわ……」
マミ(それ…… 私も勉強中にやっちゃったことあるけど)
ほむら「この前だって――」
私は差し出されたケーキを突付きながら愚痴を垂れる
厭な顔一つせずに、巴マミは話を聞き続けてくれる
ほむら「戦闘中の合図すらど忘れして……
フォローが遅れれば、私が魔獣にやられていたかもしれないわ」
ほむら「全く、戦うことだけが取り柄みたいなものなのに――」
―― 巴マミの部屋 ――
マミ「佐倉さんは昔から結構忘れ物が多かったような気がするけれど」
ほむら「ここのとこ異常よ」
マミ「そんなに?」
ほむら「ミルクをレンジで温めたことを忘れて、
暖めなおすという行動を3回連続でやっていたわ……」
マミ(それ…… 私も勉強中にやっちゃったことあるけど)
ほむら「この前だって――」
私は差し出されたケーキを突付きながら愚痴を垂れる
厭な顔一つせずに、巴マミは話を聞き続けてくれる
ほむら「戦闘中の合図すらど忘れして……
フォローが遅れれば、私が魔獣にやられていたかもしれないわ」
ほむら「全く、戦うことだけが取り柄みたいなものなのに――」
ほむら「ごめんなさい、今日は愚痴ばっかりになって……」
マミ「別に構わないわよ それで、暁美さんはスっきりしたのかしら?」
ほむら「すこしは……」
マミ「ならよし」
胸の前で両手を叩き、ぽんっと小気味良い音が鳴る
これでこの話は終わりという意味らしい
マミ「杏子のこと、頼んだわよ」
ほむら「どうして私が……」
マミ「友達…でしょ?」
ほむら「……友達? まさか、ただの利害関係の一致よ」
マミ「別に構わないわよ それで、暁美さんはスっきりしたのかしら?」
ほむら「すこしは……」
マミ「ならよし」
胸の前で両手を叩き、ぽんっと小気味良い音が鳴る
これでこの話は終わりという意味らしい
マミ「杏子のこと、頼んだわよ」
ほむら「どうして私が……」
マミ「友達…でしょ?」
ほむら「……友達? まさか、ただの利害関係の一致よ」
―― ほむらのマンション ――
ほむら「……貴女は扉の前に座って何をしているのかしら」
杏子「鍵、忘れた」
ほむら「今日は巴さんの所に行くって言っておいたでしょ」
杏子「……」
ほむら「何か言ったらどうなの?」
杏子「うっせーな…… 外は寒いからとっとと開けてくれよ」
ほむら「……はぁ」ガチャ
ドアの前で真っ赤なマフラーに顔埋めている杏子を退くように促し、鍵を開ける
杏子「やっと部屋に入れるぜ」
ほむら「……杏子」
杏子「なんだよ?」
ほむら「帰ったらまずは手を洗いなさい」
ほむら「……貴女は扉の前に座って何をしているのかしら」
杏子「鍵、忘れた」
ほむら「今日は巴さんの所に行くって言っておいたでしょ」
杏子「……」
ほむら「何か言ったらどうなの?」
杏子「うっせーな…… 外は寒いからとっとと開けてくれよ」
ほむら「……はぁ」ガチャ
ドアの前で真っ赤なマフラーに顔埋めている杏子を退くように促し、鍵を開ける
杏子「やっと部屋に入れるぜ」
ほむら「……杏子」
杏子「なんだよ?」
ほむら「帰ったらまずは手を洗いなさい」
私どうしてこんなリボン付けてるのかしら…とかそういうアレはやめてね
やめてね
やめてね
>>6
桃黒青黄赤の黒の子(公式のイメージカラーは紫だけど)
桃黒青黄赤の黒の子(公式のイメージカラーは紫だけど)
杏子「なぁ、飯は?」
ほむら「適当に出前でも頼んでいいわよ」
杏子「今日は作らねーのか?」
ほむら「もう食材がないわ」
杏子「そっか」
ほむら「……」
杏子「……」チラッ
ほむら「もしかして、私の料理が食べたいの?」
少し考えたふうな仕草をしたあと、
何か良い悪戯を思いついた子供のような顔で杏子は答える
杏子「アタシは好きだよ、ほむらの味」
ほむら「適当に出前でも頼んでいいわよ」
杏子「今日は作らねーのか?」
ほむら「もう食材がないわ」
杏子「そっか」
ほむら「……」
杏子「……」チラッ
ほむら「もしかして、私の料理が食べたいの?」
少し考えたふうな仕草をしたあと、
何か良い悪戯を思いついた子供のような顔で杏子は答える
杏子「アタシは好きだよ、ほむらの味」
ほむら「……本当に出来合いのものしか作れないわよ」
杏子「いいよ」
ほむら「少し待っていなさい」
杏子の菓子が所狭しと詰まった冷蔵庫から食材を探り当てる
ほむら(どうして私が杏子のご飯を作ってるのかしら)
頭の内で悪態を吐きながらも、てきぱきと調理を開始する
ほむら(どうせならまどかのために料理を作りたかっ――)トントン
ほむら「痛ッ――」ザクッ
杏子「おい、大丈夫か?」
ほむら「少し手許が狂っただけよ これくらいの傷なら魔力で簡単に癒せるから」
杏子「いいよ」
ほむら「少し待っていなさい」
杏子の菓子が所狭しと詰まった冷蔵庫から食材を探り当てる
ほむら(どうして私が杏子のご飯を作ってるのかしら)
頭の内で悪態を吐きながらも、てきぱきと調理を開始する
ほむら(どうせならまどかのために料理を作りたかっ――)トントン
ほむら「痛ッ――」ザクッ
杏子「おい、大丈夫か?」
ほむら「少し手許が狂っただけよ これくらいの傷なら魔力で簡単に癒せるから」
杏子「んっ」
ほむら「ちょっと、何するのよ」
血が滴る指を杏子が咥える
波打つ鼓動に合わせて疼く傷口に、杏子の舌が絡みつく
杏子「んー」ペロッ
ほむら「止めてっ」バッ
杏子「なんだよ 突き放すことないじゃん」
ほむら「どういうつもり」
杏子「傷の手当て」
ほむら「だから魔法を使えば――」
杏子「お前の味、好きだって言ったろ」
ほむら「ッ……馬鹿言ってないで部屋で待っていなさい」
額に手を当てて天井を仰ぐ――
指先が先ほどにも増して疼いていて痛い……
ほむら「ちょっと、何するのよ」
血が滴る指を杏子が咥える
波打つ鼓動に合わせて疼く傷口に、杏子の舌が絡みつく
杏子「んー」ペロッ
ほむら「止めてっ」バッ
杏子「なんだよ 突き放すことないじゃん」
ほむら「どういうつもり」
杏子「傷の手当て」
ほむら「だから魔法を使えば――」
杏子「お前の味、好きだって言ったろ」
ほむら「ッ……馬鹿言ってないで部屋で待っていなさい」
額に手を当てて天井を仰ぐ――
指先が先ほどにも増して疼いていて痛い……
ほむら「できたわよ」
背の低いテーブルに向かい合わせに座る二人
杏子は食事の前のお祈りを丁寧に唱えている
杏子「いい匂い…… ん、髪のところにゴミがついてるぞ」
ほむら「どこかしら?」
「とってやるから」そう言って近づいてくる杏子
髪に手を伸ばすと見せかけて――
ほむら「――あっ」ドサッ
杏子「ほむら」
ほむら「押し倒したりして、どうするつもり?」
杏子「……」ジリッ
ほむら「何か言いいなさいよ」
背の低いテーブルに向かい合わせに座る二人
杏子は食事の前のお祈りを丁寧に唱えている
杏子「いい匂い…… ん、髪のところにゴミがついてるぞ」
ほむら「どこかしら?」
「とってやるから」そう言って近づいてくる杏子
髪に手を伸ばすと見せかけて――
ほむら「――あっ」ドサッ
杏子「ほむら」
ほむら「押し倒したりして、どうするつもり?」
杏子「……」ジリッ
ほむら「何か言いいなさいよ」
杏子「……」
ほむら「重いんだけど…… 退いてくれないかしら」
杏子「ごめん……」
体を起こすと杏子は既に定位置に戻っていた
視線を合わせないよう、自分の茶碗を見つめている様だ
杏子「……」パクパク
ほむら「それが賢明な判断ね」
ほむら「あのまま続けていたら、折角作った夕飯が冷めていたもの」
杏子「……」
ほむら「いただきます」
杏子「……美味しい」モグモグ
ほむら「……そう」モグモグ
ほむら「重いんだけど…… 退いてくれないかしら」
杏子「ごめん……」
体を起こすと杏子は既に定位置に戻っていた
視線を合わせないよう、自分の茶碗を見つめている様だ
杏子「……」パクパク
ほむら「それが賢明な判断ね」
ほむら「あのまま続けていたら、折角作った夕飯が冷めていたもの」
杏子「……」
ほむら「いただきます」
杏子「……美味しい」モグモグ
ほむら「……そう」モグモグ
――――
杏子「洗い物終わったよ」
ほむら「ありがと お風呂、先に入っていいわよ」
杏子「うん」
ほむら「……」
杏子が浴室に入るの見届けてから、テーブルを部屋の隅に片付ける
二人分の布団を押入れから取り出して床に並べて敷く
ほむら「ああもう、上着を脱ぎ散らかして…… 皺になるじゃ――」ポロッ
ほむら「ん――?」
ポケットの中から、杏子に渡した部屋のスペアキーが転がり落ちる
ほむら「忘れたんじゃ…… ないじゃない」
杏子「洗い物終わったよ」
ほむら「ありがと お風呂、先に入っていいわよ」
杏子「うん」
ほむら「……」
杏子が浴室に入るの見届けてから、テーブルを部屋の隅に片付ける
二人分の布団を押入れから取り出して床に並べて敷く
ほむら「ああもう、上着を脱ぎ散らかして…… 皺になるじゃ――」ポロッ
ほむら「ん――?」
ポケットの中から、杏子に渡した部屋のスペアキーが転がり落ちる
ほむら「忘れたんじゃ…… ないじゃない」
杏子「さっきはごめん」
布団に入り、電気を消してから直ぐにそう呟いた
ほむら「別に、怒ってないから」
杏子「うん」
ほむら「ちゃんと魔獣退治に協力してくれればいいわ」
杏子「……」
ほむら「それだけでいいの 私と貴女との関係はそれ以上でも以下でもない」
杏子「うん」
ほむら「分かったのなら早く寝なさい」
杏子「……おやすみ、ほむら」
ほむら「おやすみなさい」
杏子「……」
布団に入り、電気を消してから直ぐにそう呟いた
ほむら「別に、怒ってないから」
杏子「うん」
ほむら「ちゃんと魔獣退治に協力してくれればいいわ」
杏子「……」
ほむら「それだけでいいの 私と貴女との関係はそれ以上でも以下でもない」
杏子「うん」
ほむら「分かったのなら早く寝なさい」
杏子「……おやすみ、ほむら」
ほむら「おやすみなさい」
杏子「……」
――― 回想 ―――――――――――――――――――――――
ほむら「美樹さやかのことは残念だったわ」
杏子「……」
ほむら「彼女は精一杯やったと思う」
杏子「折角友達になれたと思ったのに……」
ほむら「そうね」
杏子「なぁ、あのとき言ってたまどかって誰だよ」
ほむら「貴女には関係ないことよ」
杏子「関係ない……か」
ほむら「私は友達ごっこをするために貴女と一緒にいるわけじゃないのよ」
杏子「あたしは、ほむらのこと――」
ほむら「私は友達なんていないし、必要ともしていないわ」
杏子「……」
ほむら「美樹さやかのことは残念だったわ」
杏子「……」
ほむら「彼女は精一杯やったと思う」
杏子「折角友達になれたと思ったのに……」
ほむら「そうね」
杏子「なぁ、あのとき言ってたまどかって誰だよ」
ほむら「貴女には関係ないことよ」
杏子「関係ない……か」
ほむら「私は友達ごっこをするために貴女と一緒にいるわけじゃないのよ」
杏子「あたしは、ほむらのこと――」
ほむら「私は友達なんていないし、必要ともしていないわ」
杏子「……」
ほむら「これからどうするつもり」
杏子「何を?」
ほむら「もう愛しのさやかはこの街にはいないわ」
杏子「……なんだよ愛しのって」
ほむら「貴女がこの街にとどまる理由はないでしょう」
杏子「出て行けってか?」
ほむら「そういう意味で言ったわけではないわ」
杏子「この街は居心地がいいんだ しばらくはここに居座るつもり」
ほむら「そう」
杏子「でも、この部屋を出て行けっていうなら今すぐにでも――」
ほむら「こんな狭い部屋でよければご自由にどうぞ」
ほむら「ただし、これからも私の魔獣退治に協力すること」
杏子「何を?」
ほむら「もう愛しのさやかはこの街にはいないわ」
杏子「……なんだよ愛しのって」
ほむら「貴女がこの街にとどまる理由はないでしょう」
杏子「出て行けってか?」
ほむら「そういう意味で言ったわけではないわ」
杏子「この街は居心地がいいんだ しばらくはここに居座るつもり」
ほむら「そう」
杏子「でも、この部屋を出て行けっていうなら今すぐにでも――」
ほむら「こんな狭い部屋でよければご自由にどうぞ」
ほむら「ただし、これからも私の魔獣退治に協力すること」
ほむら「利害の一致というわけ」
杏子「うん」
ほむら「馴れ合うつもりはない」
杏子「ああ……」
ほむら「ただ、どうしても……」
ほむら「一人ぼっちが寂しいというのなら」
ほむら「その所為で、魔獣と戦うのがおろそかになるというのなら――」
杏子「……?」
ほむら「私が――」チュッ
杏子「お前、な、何して……」
ほむら「嫌?」
杏子「……」
ほむら「沈黙ってことは、拒否する気がないってことかしら」
杏子「……」コクッ
杏子「うん」
ほむら「馴れ合うつもりはない」
杏子「ああ……」
ほむら「ただ、どうしても……」
ほむら「一人ぼっちが寂しいというのなら」
ほむら「その所為で、魔獣と戦うのがおろそかになるというのなら――」
杏子「……?」
ほむら「私が――」チュッ
杏子「お前、な、何して……」
ほむら「嫌?」
杏子「……」
ほむら「沈黙ってことは、拒否する気がないってことかしら」
杏子「……」コクッ
柔らかい唇、弾力のある胸、艶やかな声
頭に血が上り、眩暈がする―― 私は手を止めなかった
杏子「んっ…ほむら……」
ほむら「ちゅ……」
寂しかったのは私のほうだった
まどかのいない世界で、ただひとり生きていこうと決めていたのに
ほむら(私……何をしてるの……)チュ
杏子「ぁ……ん……」
ほむら(まどか…… まどかッ……)
舌が触れ、唾を飲み込む音が聞こえた
その感覚が私の理性を飲み込んでいく
――――――
―――
―
頭に血が上り、眩暈がする―― 私は手を止めなかった
杏子「んっ…ほむら……」
ほむら「ちゅ……」
寂しかったのは私のほうだった
まどかのいない世界で、ただひとり生きていこうと決めていたのに
ほむら(私……何をしてるの……)チュ
杏子「ぁ……ん……」
ほむら(まどか…… まどかッ……)
舌が触れ、唾を飲み込む音が聞こえた
その感覚が私の理性を飲み込んでいく
――――――
―――
―
ほむら「ごめんなさい」
杏子「あたしが拒まなかったから――」
ほむら「それでも、ごめんなさい」
杏子「……」
ほむら「こんなこと、するつもりじゃなかった」
杏子「卑怯だよ…… 謝るなんて」
ほむら「……」ポロポロ
ほむら「ごめ…ん…な……さい」グスッ
杏子「なんで、なんでほむらが泣いてるのさ……」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
杏子「あたしが拒まなかったから――」
ほむら「それでも、ごめんなさい」
杏子「……」
ほむら「こんなこと、するつもりじゃなかった」
杏子「卑怯だよ…… 謝るなんて」
ほむら「……」ポロポロ
ほむら「ごめ…ん…な……さい」グスッ
杏子「なんで、なんでほむらが泣いてるのさ……」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
痴呆になった上で魔女になったらそれはそれは恐ろしいものが出来上がりそうだな
――――
ほむら「何してるの」
杏子「なんだ、起きちゃったか」
ほむら「それ、大事なものだって知っているでしょ?」
杏子の手にはまどかから渡されたリボンが握られている
杏子「似合うかな」
ほむら「ふざけないで」
杏子「んだよ、そんなに怒らなくても――」
ほむら「いい加減しなさい」
杏子「……ごめん」
ほむら「何してるの」
杏子「なんだ、起きちゃったか」
ほむら「それ、大事なものだって知っているでしょ?」
杏子の手にはまどかから渡されたリボンが握られている
杏子「似合うかな」
ほむら「ふざけないで」
杏子「んだよ、そんなに怒らなくても――」
ほむら「いい加減しなさい」
杏子「……ごめん」
QB「暁美ほむら」
ほむら「キュゥべえ、どうかしたの?」
QB「巴マミが呼んでる」
ほむら「分かった、直ぐに向かうって伝えておいて」
杏子「……」
ほむら「貴女も一緒に行く?」
杏子「いいよ あたしは魔獣でも狩って来るさ」
ほむら「そう、いってらっしゃい」
杏子「ああ、行って来る」
ほむら「キュゥべえ、どうかしたの?」
QB「巴マミが呼んでる」
ほむら「分かった、直ぐに向かうって伝えておいて」
杏子「……」
ほむら「貴女も一緒に行く?」
杏子「いいよ あたしは魔獣でも狩って来るさ」
ほむら「そう、いってらっしゃい」
杏子「ああ、行って来る」
―― 巴マミの部屋 ――
ほむら「態々呼び出したりして何の用ですか?」
マミ「ちょっとね、急いで伝えないといけないことがあって……」
ほむら「それは重要なこと?」
マミ「この街を離れることになったの」
ほむら「それは……急…ですね」
マミ「他所でベテランの魔法少女が不足していて――」
ほむら「伝えたいことはそれだけですか?」
マミ「え、ええ、それだけだけど」
ほむら「だったら私はこれで……」
マミ「素っ気ないのね」
ほむら「……」
ほむら「態々呼び出したりして何の用ですか?」
マミ「ちょっとね、急いで伝えないといけないことがあって……」
ほむら「それは重要なこと?」
マミ「この街を離れることになったの」
ほむら「それは……急…ですね」
マミ「他所でベテランの魔法少女が不足していて――」
ほむら「伝えたいことはそれだけですか?」
マミ「え、ええ、それだけだけど」
ほむら「だったら私はこれで……」
マミ「素っ気ないのね」
ほむら「……」
ほむら「巴さんにはいろいろ助けてもらって感謝してます」
ほむら「この街で一緒に戦えなくなることは残念だけど、
貴女の考えに水を差すようなするつもりはありません」
マミ「少しは引き止めてくれたほうが嬉しいだけどなぁ」
ほむら「……どうせ決意は変わらないんでしょ?」
マミ「冷たいわね」
ほむら「そういう性格なんです」
マミ「……」
マミ「貴女はそれでいいの?」
ほむら「突然なんですか 話が見えません」
マミ「そんな荒んだ生き方で満足できるの?」
ほむら「生きてさえいれば、それで十分です」
ほむら「この街で一緒に戦えなくなることは残念だけど、
貴女の考えに水を差すようなするつもりはありません」
マミ「少しは引き止めてくれたほうが嬉しいだけどなぁ」
ほむら「……どうせ決意は変わらないんでしょ?」
マミ「冷たいわね」
ほむら「そういう性格なんです」
マミ「……」
マミ「貴女はそれでいいの?」
ほむら「突然なんですか 話が見えません」
マミ「そんな荒んだ生き方で満足できるの?」
ほむら「生きてさえいれば、それで十分です」
マミ「毎日毎日、寝て起きて魔獣を倒すだけの繰り返しで空しくならない?」
ほむら「私には……何もないから――」
マミ「そのリボン以外?」
ほむら「ええ」
マミ「まどか……ね」
ほむら「……」
マミ「その人が今の貴女をみたらどう思うかしらね」
ほむら「そんなことを考えても不毛です」
マミ「……」
ほむら「私には……これしかないから」
ほむら「この世界と供に生きていくだけなんです」
ほむら「私には……何もないから――」
マミ「そのリボン以外?」
ほむら「ええ」
マミ「まどか……ね」
ほむら「……」
マミ「その人が今の貴女をみたらどう思うかしらね」
ほむら「そんなことを考えても不毛です」
マミ「……」
ほむら「私には……これしかないから」
ほむら「この世界と供に生きていくだけなんです」
ほむら「他に話がないのなら、もう行きます」
マミ「ええ、それじゃ……」
マミ「佐倉さんのこと、頼んだわよ」
ほむら「……」
マミ「あの子、貴女に懐いているみたいだし」
ほむら「正直、迷惑――」
マミ「そんなふうには見えないけどな 貴方たち二人は
なんだかんだいって、仲良くやっていると思うわ」
ほむら「……」
マミ「本当にどうして貴女なのかしらね……
私のほうが付き合いも長いし、これでも師弟関係だったこともあったのに」
マミ「少し、嫉妬しちゃうなぁ」
マミ「ええ、それじゃ……」
マミ「佐倉さんのこと、頼んだわよ」
ほむら「……」
マミ「あの子、貴女に懐いているみたいだし」
ほむら「正直、迷惑――」
マミ「そんなふうには見えないけどな 貴方たち二人は
なんだかんだいって、仲良くやっていると思うわ」
ほむら「……」
マミ「本当にどうして貴女なのかしらね……
私のほうが付き合いも長いし、これでも師弟関係だったこともあったのに」
マミ「少し、嫉妬しちゃうなぁ」
マミ「貴女にとってまどかって娘が大切だってことは分かったわ」
マミ「でも、他に大切なもの持ってはいけない理由はなんなの?
貴女を見ていると、なんだか自分を追い詰めているように思えるわ」
ほむら「私には、まどかしかいないの」
マミ「強情ね……」
ほむら「……私、そろそろ行きます さようなら、巴さん」
マミ「ねぇ、暁美さん……」
ほむら「……さよなら」バタン
――――
これは私自身が科した使命だ
まどかの世界を見届ける…… どんなことがあっても
私の願いの結末が、この世界を作り出してしまった
まどかに神になるなんていう業を背負わせてしまったんだから
一人で戦い続けなければならないんだ
それなのに、それなのに私は――
マミ「でも、他に大切なもの持ってはいけない理由はなんなの?
貴女を見ていると、なんだか自分を追い詰めているように思えるわ」
ほむら「私には、まどかしかいないの」
マミ「強情ね……」
ほむら「……私、そろそろ行きます さようなら、巴さん」
マミ「ねぇ、暁美さん……」
ほむら「……さよなら」バタン
――――
これは私自身が科した使命だ
まどかの世界を見届ける…… どんなことがあっても
私の願いの結末が、この世界を作り出してしまった
まどかに神になるなんていう業を背負わせてしまったんだから
一人で戦い続けなければならないんだ
それなのに、それなのに私は――
マミ「だめね…… もっと上手く話せると思ったのに」
QB「お節介焼きもここまで来ると大したもんだよ」
マミ「これだけは言っておかないとだめだと思ってね」
マミ「でも、だめだったみたいだけど……」
QB「暁美ほむらは頑固な性格だからね」
マミ「あんな風に自分を責め立てて生きていたら……長くは持たないわ」
QB「だろうね」
マミ「キュゥべえからも何か言ってよ」
QB「無茶だよ 何故か知らないけれど、ボクは嫌われているみたいだからね」
マミ「……そう」
QB「お節介焼きもここまで来ると大したもんだよ」
マミ「これだけは言っておかないとだめだと思ってね」
マミ「でも、だめだったみたいだけど……」
QB「暁美ほむらは頑固な性格だからね」
マミ「あんな風に自分を責め立てて生きていたら……長くは持たないわ」
QB「だろうね」
マミ「キュゥべえからも何か言ってよ」
QB「無茶だよ 何故か知らないけれど、ボクは嫌われているみたいだからね」
マミ「……そう」
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