私的良スレ書庫
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元スレほむら「最近物忘れがひどいの」
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杏子「……」ゴホゴホッ
ほむら「……もういい、傷の手当てをして帰りましょう」
杏子「どう…し……て」
ほむら「何?」
杏子(雑魚一匹に苦戦するあたしに、どうして優しくするんだよ)ボソッ
ほむら「聞き取れない声でつぶやかれても分からないわ」
杏子「分からないんだ」
ほむら「言いたいことがあるならはっきり言いなさい」
杏子「……」
ほむら「だんまり?」
杏子「そっちこそ」
杏子「ちゃんと口に出して言ってくれないと――」
杏子「あたし、馬鹿だからわからないよ」ポロポロ
ほむら「……もういい、傷の手当てをして帰りましょう」
杏子「どう…し……て」
ほむら「何?」
杏子(雑魚一匹に苦戦するあたしに、どうして優しくするんだよ)ボソッ
ほむら「聞き取れない声でつぶやかれても分からないわ」
杏子「分からないんだ」
ほむら「言いたいことがあるならはっきり言いなさい」
杏子「……」
ほむら「だんまり?」
杏子「そっちこそ」
杏子「ちゃんと口に出して言ってくれないと――」
杏子「あたし、馬鹿だからわからないよ」ポロポロ
―――― ほむらの部屋 ――――
ほむら「……キューブ、ここにある分は全て使っていいから」
杏子「いいよ、このままで」
ほむら「そんなこといったって、片手だけじゃ――」
杏子「いいからっ!」
ほむら「……」ビクッ
杏子「いいんだよ、このままで…… 疲れたし、もう寝るよ」
ほむら「……うん」
杏子「……」
ほむら「おやすみ、杏子」
ほむら「……キューブ、ここにある分は全て使っていいから」
杏子「いいよ、このままで」
ほむら「そんなこといったって、片手だけじゃ――」
杏子「いいからっ!」
ほむら「……」ビクッ
杏子「いいんだよ、このままで…… 疲れたし、もう寝るよ」
ほむら「……うん」
杏子「……」
ほむら「おやすみ、杏子」
――――
ほむら「……」スースー
杏子(うん、よく寝てる)
杏子(ばいばい、ほむら)
豆電球一つの暗闇の中、杏子はゆっくりと立ち上がって歩き出そうとしたが、
足が縺れてバランスを崩してしまい勢い良く床に転んでしまった
杏子(痛ッ―― 起こしてないよな……)
ほむら「……猫って死ぬときは飼い主の前からいなくなるの、知ってた?」
杏子「その話は眉唾物だけどな」
杏子(もしかして最初から起きてのかな……)
ほむら「貴女もペットみたいなものだから、どこかに行っちゃうのかと思った」
ほむら「……」スースー
杏子(うん、よく寝てる)
杏子(ばいばい、ほむら)
豆電球一つの暗闇の中、杏子はゆっくりと立ち上がって歩き出そうとしたが、
足が縺れてバランスを崩してしまい勢い良く床に転んでしまった
杏子(痛ッ―― 起こしてないよな……)
ほむら「……猫って死ぬときは飼い主の前からいなくなるの、知ってた?」
杏子「その話は眉唾物だけどな」
杏子(もしかして最初から起きてのかな……)
ほむら「貴女もペットみたいなものだから、どこかに行っちゃうのかと思った」
杏子「また人を犬かなにかみたいに言ってくれてさ」
ほむら「私が拾った犬みたいなものでしょ それで、その犬はどこに行くつもりなのかしら」
杏子「ここじゃないどこか」
ほむら「貴女の家はここでしょ」
杏子「違うよ」
杏子「もう…… あたしの居てもいい場所じゃなくなったんだ」
ほむら「どうして」
杏子「分からないわけないだろ?
ほむら「私が拾った犬みたいなものでしょ それで、その犬はどこに行くつもりなのかしら」
杏子「ここじゃないどこか」
ほむら「貴女の家はここでしょ」
杏子「違うよ」
杏子「もう…… あたしの居てもいい場所じゃなくなったんだ」
ほむら「どうして」
杏子「分からないわけないだろ?
杏子「魔力が上手く練られない」
杏子「まともに変身も出来なかった」
杏子「ほむらが居なければ死んでいた」
杏子「もうあたしがここにいられる理由がなくなっちまったんだよ」
ほむら「……」
杏子「共闘関係は破綻したんだ もうお終いだ」ポロポロ
杏子「さよなら 今までありがとう 楽しかったよ」グスッ
杏子は瞳に涙を湛えたまま、必死に笑顔を作って私に微笑みかけた
杏子「まともに変身も出来なかった」
杏子「ほむらが居なければ死んでいた」
杏子「もうあたしがここにいられる理由がなくなっちまったんだよ」
ほむら「……」
杏子「共闘関係は破綻したんだ もうお終いだ」ポロポロ
杏子「さよなら 今までありがとう 楽しかったよ」グスッ
杏子は瞳に涙を湛えたまま、必死に笑顔を作って私に微笑みかけた
ほむら「待って――」
杏子「馴れ合うつもりはないし、友達も必要ないんだろ?」
ほむら「……」
ほむら「ごめん……」
杏子「……」
ほむら「行かないで!」
杏子「どうして――」
ほむら「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい」ポロポロ
私だって仲良く出来たらって思ってたけど
それじゃあ私だけ幸せになったらまどかに対して申し訳なくって
杏子が優しくしてくれるからつい甘えたくなって……
でもその行為に甘えてしまったら、私はもう一人でやっていけなくなる――
あの日、杏子に酷いことしてしまって 何度も何度も何度も後悔したの……
私は一人で魔獣だけを狩っていればよかったのに――
杏子「馴れ合うつもりはないし、友達も必要ないんだろ?」
ほむら「……」
ほむら「ごめん……」
杏子「……」
ほむら「行かないで!」
杏子「どうして――」
ほむら「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい」ポロポロ
私だって仲良く出来たらって思ってたけど
それじゃあ私だけ幸せになったらまどかに対して申し訳なくって
杏子が優しくしてくれるからつい甘えたくなって……
でもその行為に甘えてしまったら、私はもう一人でやっていけなくなる――
あの日、杏子に酷いことしてしまって 何度も何度も何度も後悔したの……
私は一人で魔獣だけを狩っていればよかったのに――
ほむら「私のことなんて放っておいてくれればよかったのに」
ほむら「ワルプルギスの夜と戦ったときだって、貴女はまどかを庇って倒れるし、
悪ぶった風を装って、人一倍仲間想いだし……」
杏子「おい、いきなりそんなに捲し立てられても……
それにワルプルギスってなんだよ――」
ほむら「一人ぼっちは寂しいの」ガバッ
杏子の上に覆いかぶさるように跨る
ほむら「今更遅すぎるよね…… 私が悪かったのに……
ごめんね、杏子の気持ちに甘えてた……それなのに冷たく当たって」ポロポロ
感情が昂ぶり、自分でも何を言えばいいのか分からなくなってしまう
伝えなきゃいけないこと、謝らないとダメなことはたくさんあるはずなのに――
ほむら「うぅ……ひっく……ごめんね 私、酷い子だよね」グスッ
ダメだ、これじゃ杏子に嫌われても当然だ……
涙がとめどなく溢れてくる 涙は私の頬を伝い、杏子の額に零れ落ちた
ほむら「ワルプルギスの夜と戦ったときだって、貴女はまどかを庇って倒れるし、
悪ぶった風を装って、人一倍仲間想いだし……」
杏子「おい、いきなりそんなに捲し立てられても……
それにワルプルギスってなんだよ――」
ほむら「一人ぼっちは寂しいの」ガバッ
杏子の上に覆いかぶさるように跨る
ほむら「今更遅すぎるよね…… 私が悪かったのに……
ごめんね、杏子の気持ちに甘えてた……それなのに冷たく当たって」ポロポロ
感情が昂ぶり、自分でも何を言えばいいのか分からなくなってしまう
伝えなきゃいけないこと、謝らないとダメなことはたくさんあるはずなのに――
ほむら「うぅ……ひっく……ごめんね 私、酷い子だよね」グスッ
ダメだ、これじゃ杏子に嫌われても当然だ……
涙がとめどなく溢れてくる 涙は私の頬を伝い、杏子の額に零れ落ちた
杏子「……」
ほむら「謝って赦されるなんて思ってない…… でも、でも……
ごめんなさい、ごめんなさい…… 私が私が――」ポロポロ
杏子「泣きすぎだよ、ほむら」
杏子の手が頬に触れる 見慣れた微笑みを浮かべながら――
ほむら「だって……」
杏子「辛かったんだよな……ごめんな、力になってやれなくて」
ほむら「どうして杏子が謝るのよ 悪いの全部私なのに」グスッ
杏子「……うん、遅いよ」
杏子「もっと早く話しくれたら――
って、それができたらこんなに思い詰めたりはしないか」
杏子が私の頭を柔らかく撫でる
ほむら「う゛うっ…ひっ……ぐすっ あ゛あああぁああ」
杏子「……」ナデナデ
ほむら「謝って赦されるなんて思ってない…… でも、でも……
ごめんなさい、ごめんなさい…… 私が私が――」ポロポロ
杏子「泣きすぎだよ、ほむら」
杏子の手が頬に触れる 見慣れた微笑みを浮かべながら――
ほむら「だって……」
杏子「辛かったんだよな……ごめんな、力になってやれなくて」
ほむら「どうして杏子が謝るのよ 悪いの全部私なのに」グスッ
杏子「……うん、遅いよ」
杏子「もっと早く話しくれたら――
って、それができたらこんなに思い詰めたりはしないか」
杏子が私の頭を柔らかく撫でる
ほむら「う゛うっ…ひっ……ぐすっ あ゛あああぁああ」
杏子「……」ナデナデ
杏子「落ち着いたか?」
ほむら「うん」グスッ
杏子「そろそろ退いてほしいんだけど」
ほむら「嫌」
杏子「いやってお前――」
ほむら「ここを退いたら出て行くつもりでしょ」
杏子「あたしは役に立てないよ」
ほむら「ううん、傍にいてくれるだけでいい」
杏子「……」
ほむら「ダメ?」
ほむら「うん」グスッ
杏子「そろそろ退いてほしいんだけど」
ほむら「嫌」
杏子「いやってお前――」
ほむら「ここを退いたら出て行くつもりでしょ」
杏子「あたしは役に立てないよ」
ほむら「ううん、傍にいてくれるだけでいい」
杏子「……」
ほむら「ダメ?」
杏子「ダメ…じゃないよ……」
ほむら「いいの?」グスッ
杏子「いいって言ってるのに、また泣く……」
ほむら「嬉しいから」
杏子「そっか」
ほむら「……」
杏子「やっとだ」
ほむら「……何?」
杏子「やっと、ほむらと友達になれた」
ほむら「友……達?」
杏子「違う?」
ほむら「私…友達とか良く分からないから」
杏子「あたしだってそうさ よく知らないよ でもさ――」
ほむら「いいの?」グスッ
杏子「いいって言ってるのに、また泣く……」
ほむら「嬉しいから」
杏子「そっか」
ほむら「……」
杏子「やっとだ」
ほむら「……何?」
杏子「やっと、ほむらと友達になれた」
ほむら「友……達?」
杏子「違う?」
ほむら「私…友達とか良く分からないから」
杏子「あたしだってそうさ よく知らないよ でもさ――」
杏子「あたしは、ほむらのこと好きだよ」
ほむら「な…な……このタイミングで直球ね」カァァ
杏子「初恋なんてしたことないから分からないけど、
父さんや母さん、妹と同じ位ほむらのことが大切に想ってる」
ほむら「聞いてるこっちが恥ずかしくなってきた……」
杏子「ほむらはどうなんだよ」
ほむら「そんなこと……聞かなくても分かるはずだわ」
杏子「直接ほむらの口から聞きたいんだよ」
ほむら「あ……うぅ……す…す…きらいじゃないわ」
杏子「はっきりしないなぁ」
ほむら「す……好きです……」
杏子「ありがとう、あたしも大好きだよ」ニコッ
ほむら「す…少しは……照れたりしたらどうなの?」
杏子「ここで動揺しないのがあたしなんだ」
ほむら「ずるいわ……」
ほむら「な…な……このタイミングで直球ね」カァァ
杏子「初恋なんてしたことないから分からないけど、
父さんや母さん、妹と同じ位ほむらのことが大切に想ってる」
ほむら「聞いてるこっちが恥ずかしくなってきた……」
杏子「ほむらはどうなんだよ」
ほむら「そんなこと……聞かなくても分かるはずだわ」
杏子「直接ほむらの口から聞きたいんだよ」
ほむら「あ……うぅ……す…す…きらいじゃないわ」
杏子「はっきりしないなぁ」
ほむら「す……好きです……」
杏子「ありがとう、あたしも大好きだよ」ニコッ
ほむら「す…少しは……照れたりしたらどうなの?」
杏子「ここで動揺しないのがあたしなんだ」
ほむら「ずるいわ……」
杏子「ところでさ、いつまでマウントポジションなわけ?」
ほむら「ご、ごめんなさい」
慌てて杏子から飛び退こうとしたときだった
杏子「その前に――」
私の頭を撫でていた手に力が入り、杏子の方へと引き寄せられる
杏子「……」チュッ
洋画などでよく見かけるようなキス―― 柔らかな唇が頬に触れた
完全に不意打ちだ……頭の中が真っ白になる……
杏子「仲のいい友達ってのは、キスしたりするもんなんだぜ?」ニヤッ
杏子(昔読んだ本に書いてあった知識だけどな……)
ほむら「な……な……」プシュー
杏子「それに、もっと凄いことをあたしにしたくせに……
コレくらいで焦ってるなんて ほむら、かわいい」
ほむら「う……あ……あのときは本当に――」
杏子「もう赦したよ」
ほむら「ご、ごめんなさい」
慌てて杏子から飛び退こうとしたときだった
杏子「その前に――」
私の頭を撫でていた手に力が入り、杏子の方へと引き寄せられる
杏子「……」チュッ
洋画などでよく見かけるようなキス―― 柔らかな唇が頬に触れた
完全に不意打ちだ……頭の中が真っ白になる……
杏子「仲のいい友達ってのは、キスしたりするもんなんだぜ?」ニヤッ
杏子(昔読んだ本に書いてあった知識だけどな……)
ほむら「な……な……」プシュー
杏子「それに、もっと凄いことをあたしにしたくせに……
コレくらいで焦ってるなんて ほむら、かわいい」
ほむら「う……あ……あのときは本当に――」
杏子「もう赦したよ」
ほむら「……な…」
杏子「ほむらは自分のことを簡単に赦せるような性格じゃないし
あたしはが赦してやらないとな…… 精神的に辛かったんだろ?」
ほむら「その……えと……」
杏子「でも、流石に口付けされながら他人の名前を呼ばれるのは嫌だけどさ」
杏子「声出てたし…… まどかってさ」
ほむら「あう……あ……」
杏子「全部聞かせてよ ほむらが何を見てきたのか――」
ほむら「……うん」
ほむら「全部……話す」
二人して一つの布団に潜り込み、互いの過去について語り合った
辛かったことも、苦しかったことも、全部を曝け出して……
今まで一人で背負い込んできたもの全てを話すことによって、
体が軽くなったような…… 気持ちが晴れたような気がした
その日、私たちはようやく友達になれたのだ
杏子「ほむらは自分のことを簡単に赦せるような性格じゃないし
あたしはが赦してやらないとな…… 精神的に辛かったんだろ?」
ほむら「その……えと……」
杏子「でも、流石に口付けされながら他人の名前を呼ばれるのは嫌だけどさ」
杏子「声出てたし…… まどかってさ」
ほむら「あう……あ……」
杏子「全部聞かせてよ ほむらが何を見てきたのか――」
ほむら「……うん」
ほむら「全部……話す」
二人して一つの布団に潜り込み、互いの過去について語り合った
辛かったことも、苦しかったことも、全部を曝け出して……
今まで一人で背負い込んできたもの全てを話すことによって、
体が軽くなったような…… 気持ちが晴れたような気がした
その日、私たちはようやく友達になれたのだ
―― 数日後 ――
杏子「ほむら遅いなぁ」
ほむらは魔獣狩りに出かけている
あたしは今日も一人で留守番だ 休んでいるのに体調が一向に良くなる気配は無い
杏子「左腕もほむらの魔力で元通りになったし、
ソウルジェムも酷く穢れを溜めているって感じはないのに……」
QB「やぁ、杏子」
杏子「キュゥべえか…… 話し相手には丁度いいや」
QB「そうだね、ボクもちょっと聞きたいことがあったし」
杏子「なんだよ聞きたいことって」
QB「どうして君はまだ生きていられるんだい?」
杏子「……?」
QB「寿命は当に過ぎているはずだ
普通の魔法少女なら、これほど魔力が衰える前に理へと還るはずなのに」
杏子「言っている意味が――」
杏子「ほむら遅いなぁ」
ほむらは魔獣狩りに出かけている
あたしは今日も一人で留守番だ 休んでいるのに体調が一向に良くなる気配は無い
杏子「左腕もほむらの魔力で元通りになったし、
ソウルジェムも酷く穢れを溜めているって感じはないのに……」
QB「やぁ、杏子」
杏子「キュゥべえか…… 話し相手には丁度いいや」
QB「そうだね、ボクもちょっと聞きたいことがあったし」
杏子「なんだよ聞きたいことって」
QB「どうして君はまだ生きていられるんだい?」
杏子「……?」
QB「寿命は当に過ぎているはずだ
普通の魔法少女なら、これほど魔力が衰える前に理へと還るはずなのに」
杏子「言っている意味が――」
QB「暁美ほむらの存在が君に影響を与えているとしか思えない」
杏子「……キュゥべえ、さっきから何の話を」
「ただいま」と玄関からほむらの声が聞こえた
ほむら「あら、キュゥべえ、何か用なの?」
QB「ちょっと杏子と話をしていただけだよ」
ほむら「何の話をしていたの」
QB「言っても無駄さ、君たちには把握できない」
ほむら「杏子、キュゥべえと何を話したの?」
杏子「ああ…… えっと、なん……だっけかな……」
QB「ほらね」
ほむら「寿命の話ね…… キュゥべえが記憶できないといっていた――」
QB「……!?」
QB「暁美ほむら…… 君は憶えているのかい?」
ほむら「当然よ」
杏子「……キュゥべえ、さっきから何の話を」
「ただいま」と玄関からほむらの声が聞こえた
ほむら「あら、キュゥべえ、何か用なの?」
QB「ちょっと杏子と話をしていただけだよ」
ほむら「何の話をしていたの」
QB「言っても無駄さ、君たちには把握できない」
ほむら「杏子、キュゥべえと何を話したの?」
杏子「ああ…… えっと、なん……だっけかな……」
QB「ほらね」
ほむら「寿命の話ね…… キュゥべえが記憶できないといっていた――」
QB「……!?」
QB「暁美ほむら…… 君は憶えているのかい?」
ほむら「当然よ」
QB「イレギュラー…… 興味深いよ」
ほむら「……」
QB「もしかして君は本当にこの世界が
終わりを迎えるまで戦い続けることができるのかい?」
ほむら「そのつもりよ」
QB「……面白い…面白いよ、暁美ほむら」
ほむら「……」
QB「君には期待してるよ」スッ
杏子「あいつ……何しに来たんだよ」
ほむら「……」
杏子「って、ほむら……いつの間に帰ってきたんだ?」
ほむら「ついさっきね」
ほむら(さっきの会話……やっぱり記憶に残らないみたいね……)
ほむら「……」
QB「もしかして君は本当にこの世界が
終わりを迎えるまで戦い続けることができるのかい?」
ほむら「そのつもりよ」
QB「……面白い…面白いよ、暁美ほむら」
ほむら「……」
QB「君には期待してるよ」スッ
杏子「あいつ……何しに来たんだよ」
ほむら「……」
杏子「って、ほむら……いつの間に帰ってきたんだ?」
ほむら「ついさっきね」
ほむら(さっきの会話……やっぱり記憶に残らないみたいね……)
ほむら「今日は収穫が多かったわ」
杏子「へぇ……結構な数のキューブだな」
ほむら「この街には今、私たちだけしか魔法少女がいないから
必然的に一人で狩る得物の数も増えるわ」
杏子「無理すんなよ」
ほむら「ええ、分かってる」
ほむら「帰りを待っている人がいるからね」
杏子「うん……」
杏子「言って少し恥ずかしくない?」
ほむら「凄く……ね」
杏子「へぇ……結構な数のキューブだな」
ほむら「この街には今、私たちだけしか魔法少女がいないから
必然的に一人で狩る得物の数も増えるわ」
杏子「無理すんなよ」
ほむら「ええ、分かってる」
ほむら「帰りを待っている人がいるからね」
杏子「うん……」
杏子「言って少し恥ずかしくない?」
ほむら「凄く……ね」
杏子「でも、あたしも早く復帰しないとなぁ」
杏子「ずっとこの街を二人だけで守ってきたんだし」
ほむら「二人だけ……?」
杏子「この街には昔からあたしたち二人だけだろ?」
ほむら(ここのところ記憶の混濁は収まっていたのに)」
杏子「一日中家にいると退屈で仕方がないよ
あーあ、どっか二人で遊びにいきたいなぁ」
ほむら「そうね……」
杏子「じゃ、そろそろ家に帰らないと」
ほむら「貴女の家は――」
杏子「きっと父さんが心配してるしさ」
杏子「ずっとこの街を二人だけで守ってきたんだし」
ほむら「二人だけ……?」
杏子「この街には昔からあたしたち二人だけだろ?」
ほむら(ここのところ記憶の混濁は収まっていたのに)」
杏子「一日中家にいると退屈で仕方がないよ
あーあ、どっか二人で遊びにいきたいなぁ」
ほむら「そうね……」
杏子「じゃ、そろそろ家に帰らないと」
ほむら「貴女の家は――」
杏子「きっと父さんが心配してるしさ」
ほむら「杏子……?」
杏子「……? えっと何話してたっけ」
ほむら「今度二人で遊びに行こうって話しよ」
杏子「そうだっけ……」
ほむら「……」
杏子「ところであなたはだれ?」
ほむら「――!?」
杏子「モモ……どこいるの?」
杏子「お姉ちゃんを置いていかないで!」
ほむら「杏子……しっかりして!」ユサユサ
杏子「……ん」
ほむら「大丈夫?」
杏子「うーん……あ…… おはよう……ございます?」
杏子「……? えっと何話してたっけ」
ほむら「今度二人で遊びに行こうって話しよ」
杏子「そうだっけ……」
ほむら「……」
杏子「ところであなたはだれ?」
ほむら「――!?」
杏子「モモ……どこいるの?」
杏子「お姉ちゃんを置いていかないで!」
ほむら「杏子……しっかりして!」ユサユサ
杏子「……ん」
ほむら「大丈夫?」
杏子「うーん……あ…… おはよう……ございます?」
――――
ほむら「夕飯できたわよ」
杏子「いい匂い―― いただきます」ポロリ
杏子「……?」
ほむら「杏子?」
杏子の箸を持つ手がぎこちない
杏子「あれ…なんでだろ……上手くつかめないや」ポロッ
ほむら「……食べさせてあげる」
杏子「ごめん、頼むよ……」
杏子(どうしちゃったんだ……あたし……)
ほむら「夕飯できたわよ」
杏子「いい匂い―― いただきます」ポロリ
杏子「……?」
ほむら「杏子?」
杏子の箸を持つ手がぎこちない
杏子「あれ…なんでだろ……上手くつかめないや」ポロッ
ほむら「……食べさせてあげる」
杏子「ごめん、頼むよ……」
杏子(どうしちゃったんだ……あたし……)
――――
ほむら「今日も敷くのは一つだけいいかしら」
杏子「うん、同衾させていただきます」
ほむら「同衾って……添い寝でしょう?」
杏子「食べるから同衾でいいんだよ」
ほむら「杏子……?」
杏子「前にも言ったろ? ほむらの味好きだって」
向かい合った形で杏子が私の首筋に顔埋める
杏子「いただきます」ガブッ
ほむら「痛ッ」
鋭い歯が皮膚を突き破る感触――
痛みから察するに、甘噛みといった強さではないようだ
ほむら「な、なにするの」
血が滴り落ちて、シーツに真っ赤な染みを作る
杏子「ん、美味しい」
ほむら「今日も敷くのは一つだけいいかしら」
杏子「うん、同衾させていただきます」
ほむら「同衾って……添い寝でしょう?」
杏子「食べるから同衾でいいんだよ」
ほむら「杏子……?」
杏子「前にも言ったろ? ほむらの味好きだって」
向かい合った形で杏子が私の首筋に顔埋める
杏子「いただきます」ガブッ
ほむら「痛ッ」
鋭い歯が皮膚を突き破る感触――
痛みから察するに、甘噛みといった強さではないようだ
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血が滴り落ちて、シーツに真っ赤な染みを作る
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