私的良スレ書庫
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元スレキョン「さて、ゴミを捨てにいくか」
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>>201
コラ!!ヤメタマエ!!
コラ!!ヤメタマエ!!
グググ・・・ グググ・・・
キョン「何をやらせるつもりだ……って、決まってるよなそんなこと」
キョン「やっぱり焼却炉に向かってやがる! こら! やめろ俺!?」
ゴオオオオオオオオオ・・・
キョン「やめろって言ってるだろ! このゴミ袋を捨てたら何もかも終わっちまうんだ!」
キョン「うおおおお! 止まれぇぇぇ! やっぱり止まらんんんん!!」
キョン「ええい! 何で今まで通り無意識にした上で捨てさせない!」
キョン「自分の手で捨てたとハッキリ自覚させて、絶望する顔でも見たいのか! 悪趣味だな!」
ゴオオオオオオオオオ・・・
キョン(やばいやばいやばい! 焼却炉の前まで来ちまった!)
キョン(くそ……捨ててたまるか! SOS団の……大切な記憶を!!)
キョン「うわああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
キョン「何をやらせるつもりだ……って、決まってるよなそんなこと」
キョン「やっぱり焼却炉に向かってやがる! こら! やめろ俺!?」
ゴオオオオオオオオオ・・・
キョン「やめろって言ってるだろ! このゴミ袋を捨てたら何もかも終わっちまうんだ!」
キョン「うおおおお! 止まれぇぇぇ! やっぱり止まらんんんん!!」
キョン「ええい! 何で今まで通り無意識にした上で捨てさせない!」
キョン「自分の手で捨てたとハッキリ自覚させて、絶望する顔でも見たいのか! 悪趣味だな!」
ゴオオオオオオオオオ・・・
キョン(やばいやばいやばい! 焼却炉の前まで来ちまった!)
キョン(くそ……捨ててたまるか! SOS団の……大切な記憶を!!)
キョン「うわああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
――――――――――――――――――――
――――――――――――
――――
キ~ンコ~ンカ~ンコ~ン
教師「よし、今日はここまで」
クラスメイト1「うひゃー、終わった終わった」
クラスメイト2「よう、放課後ゲーセン行かないか?」
クラスメイト3「行く行く」
キョン「……」
クラスメイト4「はぁ、今日部活でレギュラー選抜のテストがあるのよね……」
クラスメイト5「あんたなら大丈夫だって。ほら、気合い入れて!」
キョン「……」
――――――――――――
――――
キ~ンコ~ンカ~ンコ~ン
教師「よし、今日はここまで」
クラスメイト1「うひゃー、終わった終わった」
クラスメイト2「よう、放課後ゲーセン行かないか?」
クラスメイト3「行く行く」
キョン「……」
クラスメイト4「はぁ、今日部活でレギュラー選抜のテストがあるのよね……」
クラスメイト5「あんたなら大丈夫だって。ほら、気合い入れて!」
キョン「……」
キョン(……何か…………何かを忘れているような気がする)
キョン(とてつもなく大切な何かを…………何なんだよ、この強烈な違和感……?)
阪中「おーい、どうしたのキョンくん?」
キョン「……え? あ、え? あれ? みんなは……?」
阪中「とっくに放課後だよ。最近キョンくんボーっとしてること多いね。何か悩み事?」
キョン「ああいや、何でもないんだ。じゃあ俺帰るよ」
~廊下~
キョン(うーん、どうしても違和感が消えない。あああ、何かもどかしいな)
ハルヒ「ちょっとアンタ、待ちなさい」
キョン「ん?」
ハルヒ「アンタに聞きたいことがあるのよ」
キョン(……涼宮? こいつと俺は特に接点はないはずだが、何の用だ?)
キョン(とてつもなく大切な何かを…………何なんだよ、この強烈な違和感……?)
阪中「おーい、どうしたのキョンくん?」
キョン「……え? あ、え? あれ? みんなは……?」
阪中「とっくに放課後だよ。最近キョンくんボーっとしてること多いね。何か悩み事?」
キョン「ああいや、何でもないんだ。じゃあ俺帰るよ」
~廊下~
キョン(うーん、どうしても違和感が消えない。あああ、何かもどかしいな)
ハルヒ「ちょっとアンタ、待ちなさい」
キョン「ん?」
ハルヒ「アンタに聞きたいことがあるのよ」
キョン(……涼宮? こいつと俺は特に接点はないはずだが、何の用だ?)
キョン「……で、聞きたいことって何だ?」
ハルヒ「あたしね、最近アンタを見てると物凄い違和感を感じるのよ」
キョン「……はぁ?」
ハルヒ「何か凄く大事なことを忘れてる気がするのよ。何なのよこれ?」
キョン「いや、何なのよとか言われても……」
ハルヒ「アンタなら何か知ってるかと思って。教えなさい」
キョン「知るか! 用はそれだけか? じゃあ俺は帰るぞ」
ハルヒ「あ! こら待ちなさい!」
キョン(まったく、何かと思えば……違和感を感じてるのは俺のほうだっての)
キョン(ん? ひょっとして俺が感じてる違和感とアイツが感じてる違和感。何か関係があるのか?)
キョン(うーん、どうなんだろうな。まぁ変人で有名な涼宮の言うことだ。気にする必要もないだろう)
キョン(さて、帰るか。あ、帰りにスーパーに寄らないと)
ハルヒ「あたしね、最近アンタを見てると物凄い違和感を感じるのよ」
キョン「……はぁ?」
ハルヒ「何か凄く大事なことを忘れてる気がするのよ。何なのよこれ?」
キョン「いや、何なのよとか言われても……」
ハルヒ「アンタなら何か知ってるかと思って。教えなさい」
キョン「知るか! 用はそれだけか? じゃあ俺は帰るぞ」
ハルヒ「あ! こら待ちなさい!」
キョン(まったく、何かと思えば……違和感を感じてるのは俺のほうだっての)
キョン(ん? ひょっとして俺が感じてる違和感とアイツが感じてる違和感。何か関係があるのか?)
キョン(うーん、どうなんだろうな。まぁ変人で有名な涼宮の言うことだ。気にする必要もないだろう)
キョン(さて、帰るか。あ、帰りにスーパーに寄らないと)
~帰り道~
キョン(何かを忘れてる気がする。その何かはいまだに分からないが……)
キョン(覚えていることもある。最近俺の身に起きている怪奇現象……)
キョン(頭に声が響き……黒いゴミ袋が現れ……それを焼却炉に捨てると、捨てられた人間が消える)
キョン(俺は……それによって家族全員と友人を捨ててしまった……大切な人達を……)
キョン(だが……俺は他にも大事な何かを捨てたような気がする。それが思いだせん)
キョン(何よりも大切なものだった気がするんだが……くそ、やっぱり違和感を感じるな)
~キョン家~
キョン「ただいまー……って、誰もいないんだが」
キョン「このガランとした家にも少しずつ慣れてきたな……」
キョン「……」
キョン「晩飯食うか。今日は半額の生姜焼き弁当だ」
キョン(何かを忘れてる気がする。その何かはいまだに分からないが……)
キョン(覚えていることもある。最近俺の身に起きている怪奇現象……)
キョン(頭に声が響き……黒いゴミ袋が現れ……それを焼却炉に捨てると、捨てられた人間が消える)
キョン(俺は……それによって家族全員と友人を捨ててしまった……大切な人達を……)
キョン(だが……俺は他にも大事な何かを捨てたような気がする。それが思いだせん)
キョン(何よりも大切なものだった気がするんだが……くそ、やっぱり違和感を感じるな)
~キョン家~
キョン「ただいまー……って、誰もいないんだが」
キョン「このガランとした家にも少しずつ慣れてきたな……」
キョン「……」
キョン「晩飯食うか。今日は半額の生姜焼き弁当だ」
キョン「ごちそーさん。はぁ」ゴロン
キョン「こんな生活……いつまでも続けられないよなぁ……」
キョン「…………」
キョン「何とかしなきゃいけない……家族と友人を取り戻さないといけない……」
キョン「それは分かってるんだが……どうすればいいんだよ……」
キョン「こんなこと、話したって誰も信じてくれるわけないし……」
キョン「ただの一般人の俺に、こんな怪奇事件をどうこうできるわけがないしなぁ」
キョン「…………いや、方法はあったはずなんだ……それが何だったのか……」
キョン「駄目だ、やっぱり思い出せない。ここまで出かかってるんだがな」
キョン「はぁ……どうにかしようという気持ちも日に日に薄れてきたな」
キョン「何か……前は『絶対に何とかする』というモチベーションがあったような気もするが……」
キョン「いったい……俺は何を失くしたんだ……?」
キョン「あー……やっぱ答え出ねえや。もう寝よう」
キョン「こんな生活……いつまでも続けられないよなぁ……」
キョン「…………」
キョン「何とかしなきゃいけない……家族と友人を取り戻さないといけない……」
キョン「それは分かってるんだが……どうすればいいんだよ……」
キョン「こんなこと、話したって誰も信じてくれるわけないし……」
キョン「ただの一般人の俺に、こんな怪奇事件をどうこうできるわけがないしなぁ」
キョン「…………いや、方法はあったはずなんだ……それが何だったのか……」
キョン「駄目だ、やっぱり思い出せない。ここまで出かかってるんだがな」
キョン「はぁ……どうにかしようという気持ちも日に日に薄れてきたな」
キョン「何か……前は『絶対に何とかする』というモチベーションがあったような気もするが……」
キョン「いったい……俺は何を失くしたんだ……?」
キョン「あー……やっぱ答え出ねえや。もう寝よう」
~翌日 北高~
キョン「……」ボー・・・
キョン(あーあ、マジで何にもやる気がしないな。この状態、やばくないか?)
キョン(そうは思ってもな……うーむ、だんだん学校に来る意欲も失せてきたな……)
キョン(いや、学校だけじゃないな。生きる意欲が……)
ハルヒ「ちょっとアンタ!」
キョン「うぎゃ! びっくりした!? な、何だ、涼宮か」
ハルヒ「何だじゃないわよ! 昨日はよくも逃げてくれたわね!」
キョン「あー、違和感がどうのとかいう話か?」
ハルヒ「そうよ! アンタ本当に何も知らないの?」
キョン「知らねえって! 昨日もそう言っただろうが!」
ハルヒ「むー……でも、何か納得できないのよね。絶対にアンタは鍵を握ってる!」
キョン「何だよそりゃ……」
キョン(面倒くさい奴だなこいつ……ウザいからもう金輪際関わらないようにしよう)
キョン「……」ボー・・・
キョン(あーあ、マジで何にもやる気がしないな。この状態、やばくないか?)
キョン(そうは思ってもな……うーむ、だんだん学校に来る意欲も失せてきたな……)
キョン(いや、学校だけじゃないな。生きる意欲が……)
ハルヒ「ちょっとアンタ!」
キョン「うぎゃ! びっくりした!? な、何だ、涼宮か」
ハルヒ「何だじゃないわよ! 昨日はよくも逃げてくれたわね!」
キョン「あー、違和感がどうのとかいう話か?」
ハルヒ「そうよ! アンタ本当に何も知らないの?」
キョン「知らねえって! 昨日もそう言っただろうが!」
ハルヒ「むー……でも、何か納得できないのよね。絶対にアンタは鍵を握ってる!」
キョン「何だよそりゃ……」
キョン(面倒くさい奴だなこいつ……ウザいからもう金輪際関わらないようにしよう)
~放課後~
キョン(はぁ……もう放課後か……)
キョン(家に……帰りたくないな……しかし、どこにも行くアテはないし……)
キョン(そういえば……最近は頭の中にあの声が響いてこないな……)
キョン(以前は結構な頻度で聞こえてきてたような……聞こえてきたらそれはそれで困るが)
キョン(結局何だったんだろうな、あの声。ま、俺に知る術なんかあるわけないが)
キョン(…………)
キョン(お、そうだ。せっかくだから、あそこへ行ってみるか)
~焼却炉前~
キョン「着いた着いた。自分の意志でここに来るのはいつ以来だったかな?」
ゴオオオオオオオオオオオ・・・
キョン「……相変わらず、よく燃えてるな」
キョン(はぁ……もう放課後か……)
キョン(家に……帰りたくないな……しかし、どこにも行くアテはないし……)
キョン(そういえば……最近は頭の中にあの声が響いてこないな……)
キョン(以前は結構な頻度で聞こえてきてたような……聞こえてきたらそれはそれで困るが)
キョン(結局何だったんだろうな、あの声。ま、俺に知る術なんかあるわけないが)
キョン(…………)
キョン(お、そうだ。せっかくだから、あそこへ行ってみるか)
~焼却炉前~
キョン「着いた着いた。自分の意志でここに来るのはいつ以来だったかな?」
ゴオオオオオオオオオオオ・・・
キョン「……相変わらず、よく燃えてるな」
キョン「ここに……俺は家族や友達を捨てたんだよな……」
キョン「そして……もっと大切な何かも……」
キョン「…………」
キョン「何だろう……この火を見てると、何かを思い出しそうになるが……」
キョン「以前も……今以上に絶望した気がする……そして、誰かに励まされたような……?」
キョン「俺は……何かを強く決意したはずなんだ……しかし……」
キョン「それが何だったのか……さっぱり思い出せん……」
キョン「…………」
キョン「…………はぁ、もういいか」
キョン「もういい。もうおしまいにしよう」
キョン「おい、聞いてるか? どこかの何者かさんよ」
キョン「もう充分だろ。俺はもう疲れた。だから……」
キョン「俺も……俺自身も、もう捨てちまえよ。みんなと同じようにな」
キョン「そして……もっと大切な何かも……」
キョン「…………」
キョン「何だろう……この火を見てると、何かを思い出しそうになるが……」
キョン「以前も……今以上に絶望した気がする……そして、誰かに励まされたような……?」
キョン「俺は……何かを強く決意したはずなんだ……しかし……」
キョン「それが何だったのか……さっぱり思い出せん……」
キョン「…………」
キョン「…………はぁ、もういいか」
キョン「もういい。もうおしまいにしよう」
キョン「おい、聞いてるか? どこかの何者かさんよ」
キョン「もう充分だろ。俺はもう疲れた。だから……」
キョン「俺も……俺自身も、もう捨てちまえよ。みんなと同じようにな」
>>226
やばいな、終わるまでに面白いレスしないと
やばいな、終わるまでに面白いレスしないと
キョン「…………」
キョン「…………おい、どうした? 何で声が聞こえてこない?」
キョン「早くしろよ。みんなと同じように黒いゴミ袋に詰めて……焼却炉に放り込んでくれよ」
キョン「何だよ……来てほしい時に限って来ないとは、不便な奴だ」
キョン「まあいい。それなら…………自分で飛び込むまでだ」
ゴオオオオオオオオオオ・・・
キョン「……見れば見るほどよく燃えてるな。できればあまり苦しみたくないんだが」
キョン「そういえば……みんなは苦しかったのか……? 痛かったのか……?」
キョン「考えてもしょうがないか……よし、一思いに……」
ビキン!! ビキビキビキビキ・・・
キョン「いっ!! な、何だ!? 頭が! 頭が洒落にならんぐらい痛い!?」
キョン「…………おい、どうした? 何で声が聞こえてこない?」
キョン「早くしろよ。みんなと同じように黒いゴミ袋に詰めて……焼却炉に放り込んでくれよ」
キョン「何だよ……来てほしい時に限って来ないとは、不便な奴だ」
キョン「まあいい。それなら…………自分で飛び込むまでだ」
ゴオオオオオオオオオオ・・・
キョン「……見れば見るほどよく燃えてるな。できればあまり苦しみたくないんだが」
キョン「そういえば……みんなは苦しかったのか……? 痛かったのか……?」
キョン「考えてもしょうがないか……よし、一思いに……」
ビキン!! ビキビキビキビキ・・・
キョン「いっ!! な、何だ!? 頭が! 頭が洒落にならんぐらい痛い!?」
キョン「痛い痛い痛い!? 勘弁してくれ!?」ゴロゴロ
キョン「くそ! これから飛び込もうって時に! 俺をさらに苦しめる気かよ!」
キョン(いや……俺は苦しんで当然だろうな……この手で大事な人たちを捨ててきたんだから)
キョン(家族を……友達を……SOS団のみんなを……この手で……)
キョン(…………ん? SOS団? SOS団……SOS団…………SOS団!?)
キョン「そうだ! 思い出したぞ! SOS団だ!」
キョン「長門! 朝比奈さん! 古泉! みんな……みんな思い出したぞ!」
キョン「そうだよ、俺は……古泉に励まされて奮起して……ハルヒの力で何とかしようとしたんだが」
キョン「ものの見事に返り討ちにあって、SOS団に関する記憶を捨てさせられたってわけか」
キョン「どこまで情けないんだよ俺は……まったく、みんなにあわせる顔がねえな」
キョン「ともかく助かった……あと少しで自殺するところだった……」
キョン「しかし…………何で俺は急に思い出すことができたんだ?」
キョン「くそ! これから飛び込もうって時に! 俺をさらに苦しめる気かよ!」
キョン(いや……俺は苦しんで当然だろうな……この手で大事な人たちを捨ててきたんだから)
キョン(家族を……友達を……SOS団のみんなを……この手で……)
キョン(…………ん? SOS団? SOS団……SOS団…………SOS団!?)
キョン「そうだ! 思い出したぞ! SOS団だ!」
キョン「長門! 朝比奈さん! 古泉! みんな……みんな思い出したぞ!」
キョン「そうだよ、俺は……古泉に励まされて奮起して……ハルヒの力で何とかしようとしたんだが」
キョン「ものの見事に返り討ちにあって、SOS団に関する記憶を捨てさせられたってわけか」
キョン「どこまで情けないんだよ俺は……まったく、みんなにあわせる顔がねえな」
キョン「ともかく助かった……あと少しで自殺するところだった……」
キョン「しかし…………何で俺は急に思い出すことができたんだ?」
キョン「何か急に頭が痛くなって……それから思い出したよな……」
キョン「いったい何で……………………あ」
キョン「…………そっか。そういうことか」
キョン「ハルヒ…………お前なんだな?」
キョン「お前が『思い出すように』と、願ってくれたんだな……」
キョン「…………」
キョン「ありがとなハルヒ……おかげで助かった。紛れもなく恩人だよ、お前は」
キョン「それにしても……古泉といいハルヒといい、俺って誰かに助けられてばかりだな……」
キョン「そのくせすぐに失敗したり諦めたり絶望したり…………情けないことこの上ないな」
キョン「だが…………もうここまでだ。ここからは俺自身が何とかしないとな!」
ビキビキビキビキ・・・
キョン「んん? あだっ!? 頭が! 頭がまだ痛い!? いだだだだ!?」
キョン「思い出したから! もう全部思い出したから! もういいって!?」
キョン「いったい何で……………………あ」
キョン「…………そっか。そういうことか」
キョン「ハルヒ…………お前なんだな?」
キョン「お前が『思い出すように』と、願ってくれたんだな……」
キョン「…………」
キョン「ありがとなハルヒ……おかげで助かった。紛れもなく恩人だよ、お前は」
キョン「それにしても……古泉といいハルヒといい、俺って誰かに助けられてばかりだな……」
キョン「そのくせすぐに失敗したり諦めたり絶望したり…………情けないことこの上ないな」
キョン「だが…………もうここまでだ。ここからは俺自身が何とかしないとな!」
ビキビキビキビキ・・・
キョン「んん? あだっ!? 頭が! 頭がまだ痛い!? いだだだだ!?」
キョン「思い出したから! もう全部思い出したから! もういいって!?」
キョン「ぜえ、ぜえ、や、やっと治まった……まったく……」
キョン「ひょっとして……ハルヒなりに喝を入れてくれたのかね。って、考えすぎか」
キョン「ま、おかげで気合いが入った。絶対に仲間を取り戻すからな。待ってろよ」
キョン「さーってっと。これから何をするべきか」
キョン「…………」
キョン「不思議だな。俺って能力も何もない一般人のはずだろ?」
キョン「なのに……何となくだが分かる。感じることができる」
キョン「さっきのハルヒの能力の影響か? まぁそれはともかく」
キョン「…………いるんだろ、『そこ』に」
キョン「出てこいよ。面を見せてみろよ」
キョン「…………」
キョン「そうかよ。あくまでもダンマリを決め込むつもりか」
キョン「分かった。ならこっちから乗り込むまでだ」
キョン「ひょっとして……ハルヒなりに喝を入れてくれたのかね。って、考えすぎか」
キョン「ま、おかげで気合いが入った。絶対に仲間を取り戻すからな。待ってろよ」
キョン「さーってっと。これから何をするべきか」
キョン「…………」
キョン「不思議だな。俺って能力も何もない一般人のはずだろ?」
キョン「なのに……何となくだが分かる。感じることができる」
キョン「さっきのハルヒの能力の影響か? まぁそれはともかく」
キョン「…………いるんだろ、『そこ』に」
キョン「出てこいよ。面を見せてみろよ」
キョン「…………」
キョン「そうかよ。あくまでもダンマリを決め込むつもりか」
キョン「分かった。ならこっちから乗り込むまでだ」
>>240
(;^Д^)キメェ
(;^Д^)キメェ
ゴオオオオオオオオオオオオ・・・
キョン「乗り込むとは言ったものの、やはりこの燃え盛る炎を見ると躊躇してしまうな……」
キョン「さっき辛うじてここに飛び込むのを踏みとどまったばかりなのに……うーん……」
キョン「もしも俺の感じたことが外れだったら、俺は火達磨になって死ぬ……」
キョン「どうする……やっぱりやめとくべきか……?」
キョン「いや、ここでやめてもどのみち俺の人生は死んだも同然だ! ならば前に進むのみ!」
キョン「ハルヒの所に行こうにも、どうせここに強制的に連れ戻されるだろうからな」
キョン「よーし! 今からそっちに行くからな! 首を洗って待ってろよ!」
ゴオオオオオオオオオオオオ・・・
キョン「……」ゴクリ・・・
キョン「ええい、ままよ!」バッ!!
ゴオオオオオオオオオオオオオオ・・・
キョン「乗り込むとは言ったものの、やはりこの燃え盛る炎を見ると躊躇してしまうな……」
キョン「さっき辛うじてここに飛び込むのを踏みとどまったばかりなのに……うーん……」
キョン「もしも俺の感じたことが外れだったら、俺は火達磨になって死ぬ……」
キョン「どうする……やっぱりやめとくべきか……?」
キョン「いや、ここでやめてもどのみち俺の人生は死んだも同然だ! ならば前に進むのみ!」
キョン「ハルヒの所に行こうにも、どうせここに強制的に連れ戻されるだろうからな」
キョン「よーし! 今からそっちに行くからな! 首を洗って待ってろよ!」
ゴオオオオオオオオオオオオ・・・
キョン「……」ゴクリ・・・
キョン「ええい、ままよ!」バッ!!
ゴオオオオオオオオオオオオオオ・・・
>>244
ままは呼んでません
ままは呼んでません
>>244
帰って下さいお願いします
帰って下さいお願いします
キョン「ぎゃあああああ!! あちゃちゃちゃちゃ! って、あれ? 熱くない?」
キョン「無駄に叫んでしまった……ああ恥ずかしい……」
キョン「とにかく……飛び込んでも無事だったってことは、読みは当たってたようだな」フワフワ
キョン「っと、わっ、わっ!? 何だここ! 無重力空間か?」
キョン「身体がフワフワと……動きにくいったらないな」
キョン「しかも暗くて周りがよく見えないし…………ん?」
キョン「何か……浮かんでるな。何だあれ?」
キョン「よっ! とりゃ! ほっ、よし! 届いた」パシッ
キョン「これは…………CD? 何でこんな所にCDが?」
キョン「んん? これよく見たら……あああ! 俺がなくしたCDじゃないか!」
キョン「確か……そうだ、ハルヒからドッキリを仕掛けられた日になくなったんだっけ」
キョン「どんなに探しても見つからないと思ったら……まさかこんな所にあるとは……」
キョン「……ひょっとして、これも俺が『捨てた』のか? 俺が捨てたのは人や記憶だけじゃなかったのか?」
キョン「無駄に叫んでしまった……ああ恥ずかしい……」
キョン「とにかく……飛び込んでも無事だったってことは、読みは当たってたようだな」フワフワ
キョン「っと、わっ、わっ!? 何だここ! 無重力空間か?」
キョン「身体がフワフワと……動きにくいったらないな」
キョン「しかも暗くて周りがよく見えないし…………ん?」
キョン「何か……浮かんでるな。何だあれ?」
キョン「よっ! とりゃ! ほっ、よし! 届いた」パシッ
キョン「これは…………CD? 何でこんな所にCDが?」
キョン「んん? これよく見たら……あああ! 俺がなくしたCDじゃないか!」
キョン「確か……そうだ、ハルヒからドッキリを仕掛けられた日になくなったんだっけ」
キョン「どんなに探しても見つからないと思ったら……まさかこんな所にあるとは……」
キョン「……ひょっとして、これも俺が『捨てた』のか? 俺が捨てたのは人や記憶だけじゃなかったのか?」
>>242
おいやめろ…
おいやめろ…
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